人の肝細胞の体外培養成功…名大の研究グループ
人の肝臓の細胞(肝細胞)を体外で培養し、その主要な機能を維持することに、名古屋大学の小田裕昭准教授らの研究グループが世界で初めて成功した。
肝臓での薬の分解機能は人種によって差が大きい。この方法で日本人由来の肝細胞を培養することによって、日本人に合った安全な新薬開発に役立てられるほか、臓器提供者が足りない肝移植に代わる人工肝臓に道を開く成果として注目されそうだ。米科学誌「J・セルラー・フィジオロジー(細胞生理学誌)」の電子版に29日掲載された。
肝細胞を体外で培養し、機能を維持することは困難だったが、小田准教授らは肝細胞の一つ「FLC―4細胞」に着目。生体内部の環境により近づけるため、シャーレ上で立体的に培養できるよう工夫。その結果、血液の主成分のアルブミンを始め、分解作用のあるたんぱく質を作り出すなど、肝細胞の主要な機能維持が確認できたという。
結構、薬によっては肝臓へダメージが出てしまうものもあります。
あらかじめ調べることで、肝臓への影響をみたりできるようになるんでしょうかね。それ以上に、人工肝臓めちゃくちゃ面白いですね。もともと再生力が高い臓器と言われているのもありますし、期待できそうか。
[消化]の記事一覧
- 肝細胞を体外で培養することに成功。人工肝臓に光か。
- 急性膵炎の原因遺伝子を秋田大学が特定する
- 治癒したと思っていたB型肝炎、新薬治療で劇症化するケース多発
- 肥満になると高血圧になるのは、肝臓からの神経信号が関与している
- 消化管や膣から内視鏡で手術をする、一切皮膚を傷つけない手術法NOTES
- 善玉腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸が生体内エネルギーバランスを調整する
- 肝臓の疾患を一滴の血でスクリーニングすることに成功。
- ねこは食物の栄養バランスを自分で調節していることが判明。
- エンシュアの類似製品を医療扶助の対象にする。
- 安岡力也、ギランバレー症候群と生体肝移植を乗り越える
- 梅干ダイエットで7割が体重減少する。
- エリンギに体脂肪を減らす効果があることが判明する
- 宇都宮の女子高生2人がO-157に感染。
- メタボリックシンドロームは腹囲とはあまり関係がなかった。
- ピロリ菌に加え2種類の酵素が胃潰瘍発症に関係している
- 潰瘍性大腸炎の画期的新治療法を浜松医大が発見。
- 消化管に生息する微生物の全容が明らかにされる
- リンゴを食べれば腸内の善玉菌が増えます。
- 武田薬品工業が脂肪の吸収を阻害する肥満症薬を承認申請へ
- アニサキス症に新治療法。内科的治療だけで完治する。
2011年10月04日
2011年09月18日
急性膵炎の原因遺伝子を秋田大学が特定する
世界初、秋大が急性膵炎遺伝子特定 治療・予防法開発に期待
重症化すると、治療が難しく、致死率が6割に達する急性膵炎の発症に関わる遺伝子を秋田大大学院医学系研究科消化器内科学講座の真嶋浩聡講師、大西洋英教授らの研究チームがマウスを使った実験で特定し、2日付の米医学誌に発表した。大西教授によると、この遺伝子が異常をきたすと急性膵炎を発症するという。原因遺伝子の特定は世界で初めて。
急性膵炎は飲酒が主な原因とされ、重症化した場合、多臓器不全や敗血症を引き起こす。原因遺伝子の特定により、治療法や予防法の開発が期待できそうだ。
研究チームは、免疫機能を調整する遺伝子「インターフェロン抑制因子2」に着目。この遺伝子が欠落したマウスをつくって解析したところ、本来膵臓から外部に分泌される消化酵素が排出されずに膵臓を痛め、初期の急性膵炎と同じ症状になることを突き止めた。
この遺伝子が膵臓だけに作用し、他の臓器に影響がないこともマウスを使った実験で判明。治療に活用した際に副作用の抑制が期待できるという。
大西教授は「急性膵炎に対する効果的な治療法は確立されていない。異常をきたした遺伝子に作用する薬の開発など、新しい治療法が考えられると思う」と話した。
急性膵炎は、繰り返す人は繰り返しますからねぇ。遺伝的要因がわかれば、発症前に予防するための治療というのも出来なくはない気がします。
重症化すると、治療が難しく、致死率が6割に達する急性膵炎の発症に関わる遺伝子を秋田大大学院医学系研究科消化器内科学講座の真嶋浩聡講師、大西洋英教授らの研究チームがマウスを使った実験で特定し、2日付の米医学誌に発表した。大西教授によると、この遺伝子が異常をきたすと急性膵炎を発症するという。原因遺伝子の特定は世界で初めて。
急性膵炎は飲酒が主な原因とされ、重症化した場合、多臓器不全や敗血症を引き起こす。原因遺伝子の特定により、治療法や予防法の開発が期待できそうだ。
研究チームは、免疫機能を調整する遺伝子「インターフェロン抑制因子2」に着目。この遺伝子が欠落したマウスをつくって解析したところ、本来膵臓から外部に分泌される消化酵素が排出されずに膵臓を痛め、初期の急性膵炎と同じ症状になることを突き止めた。
この遺伝子が膵臓だけに作用し、他の臓器に影響がないこともマウスを使った実験で判明。治療に活用した際に副作用の抑制が期待できるという。
大西教授は「急性膵炎に対する効果的な治療法は確立されていない。異常をきたした遺伝子に作用する薬の開発など、新しい治療法が考えられると思う」と話した。
急性膵炎は、繰り返す人は繰り返しますからねぇ。遺伝的要因がわかれば、発症前に予防するための治療というのも出来なくはない気がします。
2011年09月10日
治癒したと思っていたB型肝炎、新薬治療で劇症化するケース多発
治癒B型肝炎、新薬治療で劇症化…18人死亡
いったん完治したと考えられていたB型肝炎が、リウマチや血液がんなどの治療薬で体の免疫が低下したことをきっかけに再発し、劇症肝炎を起こして死亡する例もあることが厚生労働省研究班(研究代表者・持田智埼玉医大教授)などの調査でわかった。
近年、強い免疫抑制作用のある新薬や治療法が相次いで登場し、治療効果を上げているが、想定外の肝炎の再発の危険が明らかになり、ウイルス検査体制の整備が緊急の課題となっている。
B型肝炎ウイルスの感染歴のある人は50歳以上では約2割、全国で1000万人以上とみられる。うち100万〜130万人が血中にウイルス抗原が検出される持続感染者(キャリアー)とされる。問題なのは感染しても自然に治り、自分でも感染したことを知らない人も多いことだ。
だが、治ってもウイルスの遺伝子は体内に潜み続ける。近年、免疫抑制効果の高い薬が相次いで登場し、治療をきっかけに再発する例が出てきた。
研究班が2010年度から、全国約100施設で感染歴のある患者235人を調べたところ、リウマチや血液がんなどの治療中に14人(6%)でウイルスが再活性化していた。
厚労省研究班の劇症肝炎の全国調査では、04年から09年にB型肝炎ウイルスの感染歴がある17人が、悪性リンパ腫や白血病、乳がんなどの治療をきっかけに劇症肝炎を発症していた。これとは別に09年、兵庫県内で感染歴のある70歳代の女性がリウマチの治療後に劇症肝炎を起こしたという報告がある。いずれも通常の劇症肝炎より治療が難しく、全員が死亡した。再活性化の実態調査は、これを受け、急きょ実施された。
これは結構怖いことですよ・・・。意外とB肝の人はいますからね。
血液内科領域、または抗がん剤治療をしている人は既往歴としてちゃんと伝えておくべきでしょう。
いったん完治したと考えられていたB型肝炎が、リウマチや血液がんなどの治療薬で体の免疫が低下したことをきっかけに再発し、劇症肝炎を起こして死亡する例もあることが厚生労働省研究班(研究代表者・持田智埼玉医大教授)などの調査でわかった。
近年、強い免疫抑制作用のある新薬や治療法が相次いで登場し、治療効果を上げているが、想定外の肝炎の再発の危険が明らかになり、ウイルス検査体制の整備が緊急の課題となっている。
B型肝炎ウイルスの感染歴のある人は50歳以上では約2割、全国で1000万人以上とみられる。うち100万〜130万人が血中にウイルス抗原が検出される持続感染者(キャリアー)とされる。問題なのは感染しても自然に治り、自分でも感染したことを知らない人も多いことだ。
だが、治ってもウイルスの遺伝子は体内に潜み続ける。近年、免疫抑制効果の高い薬が相次いで登場し、治療をきっかけに再発する例が出てきた。
研究班が2010年度から、全国約100施設で感染歴のある患者235人を調べたところ、リウマチや血液がんなどの治療中に14人(6%)でウイルスが再活性化していた。
厚労省研究班の劇症肝炎の全国調査では、04年から09年にB型肝炎ウイルスの感染歴がある17人が、悪性リンパ腫や白血病、乳がんなどの治療をきっかけに劇症肝炎を発症していた。これとは別に09年、兵庫県内で感染歴のある70歳代の女性がリウマチの治療後に劇症肝炎を起こしたという報告がある。いずれも通常の劇症肝炎より治療が難しく、全員が死亡した。再活性化の実態調査は、これを受け、急きょ実施された。
これは結構怖いことですよ・・・。意外とB肝の人はいますからね。
血液内科領域、または抗がん剤治療をしている人は既往歴としてちゃんと伝えておくべきでしょう。
2011年08月11日
肥満になると高血圧になるのは、肝臓からの神経信号が関与している
<肥満で高血圧>肝臓の神経信号が関与 東北大グループ解明
肥満になると血圧が高くなるメカニズムを東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(代謝学)らのグループが解明した。肝臓からの神経信号が一定の役割を果たしているとみられ、メタボリックシンドロームの治療につながることが期待される。研究内容は9日付の欧州循環器学会誌電子版で発表された。
グループはこれまでに、肝臓が発する神経信号が交感神経に作用し、基礎代謝を活発にすることを発見。肝臓がカロリー蓄積のセンサーとして働き、基礎代謝を活発にさせて体重を調節するメカニズムを突き止めている。
今回、実験で非肥満マウスに肝臓の脂肪を増やす遺伝子を注入したところ、血圧が上昇することを発見。ところが肝臓が発信する神経信号を遮断すると、血圧は上昇しなかった。肥満のマウスでも、神経信号を遮断すると非肥満のマウスと同様に血圧が上昇しないことを確認。肝臓からの神経信号によって血圧が一定程度上昇することを突き止めた。
片桐教授は「(神経信号を)活性化させ、基礎代謝を上げれば、一時的に血圧が上昇しても、肥満の治療につながる」と話した。
脂肪の燃焼を促進させるポイントとして、肝臓の神経刺激。これは今後はやるかもしれません。
飽食の時代において、人間と肥満との闘いは今後も続くのでしょう。
肥満になると血圧が高くなるメカニズムを東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(代謝学)らのグループが解明した。肝臓からの神経信号が一定の役割を果たしているとみられ、メタボリックシンドロームの治療につながることが期待される。研究内容は9日付の欧州循環器学会誌電子版で発表された。
グループはこれまでに、肝臓が発する神経信号が交感神経に作用し、基礎代謝を活発にすることを発見。肝臓がカロリー蓄積のセンサーとして働き、基礎代謝を活発にさせて体重を調節するメカニズムを突き止めている。
今回、実験で非肥満マウスに肝臓の脂肪を増やす遺伝子を注入したところ、血圧が上昇することを発見。ところが肝臓が発信する神経信号を遮断すると、血圧は上昇しなかった。肥満のマウスでも、神経信号を遮断すると非肥満のマウスと同様に血圧が上昇しないことを確認。肝臓からの神経信号によって血圧が一定程度上昇することを突き止めた。
片桐教授は「(神経信号を)活性化させ、基礎代謝を上げれば、一時的に血圧が上昇しても、肥満の治療につながる」と話した。
脂肪の燃焼を促進させるポイントとして、肝臓の神経刺激。これは今後はやるかもしれません。
飽食の時代において、人間と肥満との闘いは今後も続くのでしょう。
2011年05月12日
消化管や膣から内視鏡で手術をする、一切皮膚を傷つけない手術法NOTES
膣、口から「NOTES」、一般化進む 手技の複雑さ、患者のニーズから慎重な声も
「NOTESは直近の1年で爆発的に普及するようなことはないものの、今後の日本の医療を考えれば、幅広い患者に適応される技術と見るべきだろう」。大分大学第一外科教授の北野正剛氏はこう説明する。日本の腹腔鏡下手術を先進的に導入し、普及に寄与したことでよく知られる北野氏は、NOTESもこれから一般化していくと見る。
NOTESは2004年に開始された内視鏡手術で、世界的に見ても先端の技術だ。内視鏡を膣や口、肛門などの自然孔から入れて、管腔壁を意図的に切開して体腔内に挿入し手術を行う。体表面を一切切開することなく、究極的な低侵襲手術と捉えられている。国際的なNOTESの研究会であるNOSCARによると、2010年7月までに欧州の2625例を筆頭に、世界で約3500例に実施されている。
北野氏のグループは、国内でも先進的にNOTESに取り組む。これまでにNOTESの実施は15例で、2011年にも1例で実施している。
大分大学で実施した15例は、軟性内視鏡のみを利用した手術で「Pure NOTES」と呼ばれる。それに対して、腹腔鏡下手術と組み合わせて実施されるケースは「Hytbrid NOTES」と呼ばれる。
北野氏は、「Pure NOTESは現状では、機器の関係で、腹腔内観察に限り行っている。今はPure NOTESに固執せずに、Hybrid NOTESも行って技術を向上させていくことが大切な時期と考えている。手技の向上や機器の進歩に伴って、適応疾患を増やしていくことになるだろう」と話す。
今のところ中心的な適用症例は、膵臓癌の術前進行度診断。経胃で腹腔に内視鏡を挿入して膵臓の診断を行う。2011年に実施した1例を含めた13例で実施済みだ。11人では遠隔転移がなく標準的な開腹手術を実施。2例では肝臓への転移が認められ、術前迅速病理診断も実施。早期の化学療法の実施に移行した。
そのほかの実施例は、NOTESによる胆嚢摘出術。2004年に北野氏らが初めてNOTESを実施した症例は、60代の女性に対する手術で、経膣による胆嚢摘出術を実施して術中の偶発症や術後の合併症なく成功。手術時間は165分。さらにもう1例の経膣の胆嚢摘出術でも術中偶発症、術後合併症なく成功している。手術時間は181分となった。
北野氏がNOTESが普及していくと見る理由は、実現される利点が大きいと考えるからだ。
そのメリットは「体表面が切開されないという整容性」の面にとどまらない。術後と疼痛の軽減があるほか、術後回復が早く、創ヘルニアや創感染といった創に対する合併症の予防も実現される。北野氏は、「癌の場合は侵襲があれば予後が悪くなる可能性がある。膵臓癌の術前診断のように、NOTESにより侵襲を低くすることは癌の進展を遅くする観点からも重要」と話す。
異なる診療科の医師同士の協力により、NOTESの普及は進むと見る。北野氏は、「低侵襲の治療においては、もはや内科や外科といった旧来の診療科単独で完結しなくなる。消化器内視鏡学における卓越した技術と経験、内視鏡外科学の手術手技を応用していくことが必要」と語る。
そうした前提の下に、今後、対象も広がる可能性はある。「適応される症例の一つは、PEG のレスキュー」と北野氏は例を挙げる。胃瘻の経皮内視鏡的胃瘻造成術(PEG)の器具脱落を元に戻すものだ。NOTESの適用によって、従来必要とされた大掛かりな手術を不要とする。ほかにも、消化管出血、穿孔の治療、胸郭や腹腔鏡内の観察などが考えられる。既に、NOTESの技術を応用した方法としては、アカラシアの治療において、NOTESを応用した形で実用化が進む.
NOTESの手技を支援する機材としては、ロボットのように手術を内視鏡の先端で行う機器、縫合閉鎖のための機器、エネルギーデバイスなどの開発が進む。北野氏は、「NOTESの臨床研究は確実に進んでおり、多施設の前向き研究も進行中。今後発展させるには、機器開発と臨床研究による有用性の評価が重要だ」と話す。
「NOTESが広がるかと言えば、希望する人はいるかもしれないが、なかなか幅広い患者に行われることにならないのではないか」。杏林大学消化器・一般外科講師の阿部展次氏はこう説明する。
阿部氏が課題として考えているのは、誰に対してNOTESを適用することになるか、および誰がNOTESを行うことになるか。
NOTESの大きな利点として、整容性の面で切開創ができないことが挙げられる。その観点で適用を考えた時、絶対に体表面に創が付かないというメリットに対するニーズは、一つには美容目的で創ができては困る職業の人、もう一方ではスポーツの選手といったケースで、切開で体のバランスが崩れる懸念を無視できない場合がある。
また、阿部氏は「豚を使った臨床研究として、NOTESの手技を経験したが、手術時間がどうしても従来法と比較すると長くなる。腹腔鏡を用いれば、短時間で行えるような胆嚢摘出術や虫垂摘出術といった手術を、多くの時間をかけて行う意味は小さいのではないか」と話す。実際、NOTESを行うと、手術時間は腹腔鏡下手術を実施する場合と比較すると、手技の難易度が高いために手術時間が長くなる傾向がある。
誰が行うかにも課題がある。NOTESは軟性内視鏡を用いるので、内科で軟性内視鏡に慣れている医師が行うケースが想定される。しかし、術中に偶発症が起きた場合、開腹手術に移行する必要がある。外科が付き添う必要があるが、どの医療機関でも対応できるとは限らない。一方で外科医が行うケースも想定されるが、軟性内視鏡の扱いに慣れた外科医が少ない。NOTESに対応した医療体制を整えることが至難の業となる。
阿部氏は、「NOTESは低侵襲といっても、胃や膣を意図的に穿孔させるため、孔を閉鎖する必要が出てくる。もう一つの手術が加わることになる。胆嚢摘出術のような良性疾患の手術で、NOTESを行うことで、偶発症や合併症を起こすことは避けたい。NOTESの幅広い症例に適応することには慎重にならざるを得ない」と語る。
課題としては、感染の予防、臓器の把持や切開、止血を確実に行う方法の開発、腹腔内での確実な縫合閉鎖の方法の開発、偶発症例への対応など多岐にわたっている。阿部氏は「今後もごく限定した症例に行う特殊な治療としては重要になる可能性はある。一部の医師が技術を習得する必要もある可能性はある。しかし、一般化していく方向ではないのでは」と話す。
さらに、体表面の切開創を減らす意味では、NOTESではなくても実現できるとも指摘される。腹腔鏡下手術では、腹腔内に挿入する鉗子の数を減らす試みが進んでおり、最近ではへそだけを切開して腹腔鏡下手術を実施する単孔式の方法が普及しつつある。「Reduced Port Surgery」と呼ばれている。阿部氏は、「切開による孔を減らす観点では、NOTESが広まるのではなく、むしろ単孔式が普及していくだろう」と推測する。
漫画だけの世界ではなく実際に広まりかけているんですねぇ。
皮膚を切開しないですむNOTESは、美容面でとても有用です。まあ全員にやるというわけではなくて、例えば人前で肌を露出するようなアイドルのような存在とか、極力侵襲性のない治療を行いたい人などが適用ですかね。正直今の腹腔鏡技術ならばほとんど侵襲性もないですし、術者側からすれば確実に行える分リスクは少ないかなぁと。
いまのところ私だったら腹腔鏡手術を行ってもらいたいですかね。もちろん傷がないにこしたことはないですけど、それ以上に丁寧に内臓をあつかってほしい。笑
「NOTESは直近の1年で爆発的に普及するようなことはないものの、今後の日本の医療を考えれば、幅広い患者に適応される技術と見るべきだろう」。大分大学第一外科教授の北野正剛氏はこう説明する。日本の腹腔鏡下手術を先進的に導入し、普及に寄与したことでよく知られる北野氏は、NOTESもこれから一般化していくと見る。
NOTESは2004年に開始された内視鏡手術で、世界的に見ても先端の技術だ。内視鏡を膣や口、肛門などの自然孔から入れて、管腔壁を意図的に切開して体腔内に挿入し手術を行う。体表面を一切切開することなく、究極的な低侵襲手術と捉えられている。国際的なNOTESの研究会であるNOSCARによると、2010年7月までに欧州の2625例を筆頭に、世界で約3500例に実施されている。
北野氏のグループは、国内でも先進的にNOTESに取り組む。これまでにNOTESの実施は15例で、2011年にも1例で実施している。
大分大学で実施した15例は、軟性内視鏡のみを利用した手術で「Pure NOTES」と呼ばれる。それに対して、腹腔鏡下手術と組み合わせて実施されるケースは「Hytbrid NOTES」と呼ばれる。
北野氏は、「Pure NOTESは現状では、機器の関係で、腹腔内観察に限り行っている。今はPure NOTESに固執せずに、Hybrid NOTESも行って技術を向上させていくことが大切な時期と考えている。手技の向上や機器の進歩に伴って、適応疾患を増やしていくことになるだろう」と話す。
今のところ中心的な適用症例は、膵臓癌の術前進行度診断。経胃で腹腔に内視鏡を挿入して膵臓の診断を行う。2011年に実施した1例を含めた13例で実施済みだ。11人では遠隔転移がなく標準的な開腹手術を実施。2例では肝臓への転移が認められ、術前迅速病理診断も実施。早期の化学療法の実施に移行した。
そのほかの実施例は、NOTESによる胆嚢摘出術。2004年に北野氏らが初めてNOTESを実施した症例は、60代の女性に対する手術で、経膣による胆嚢摘出術を実施して術中の偶発症や術後の合併症なく成功。手術時間は165分。さらにもう1例の経膣の胆嚢摘出術でも術中偶発症、術後合併症なく成功している。手術時間は181分となった。
北野氏がNOTESが普及していくと見る理由は、実現される利点が大きいと考えるからだ。
そのメリットは「体表面が切開されないという整容性」の面にとどまらない。術後と疼痛の軽減があるほか、術後回復が早く、創ヘルニアや創感染といった創に対する合併症の予防も実現される。北野氏は、「癌の場合は侵襲があれば予後が悪くなる可能性がある。膵臓癌の術前診断のように、NOTESにより侵襲を低くすることは癌の進展を遅くする観点からも重要」と話す。
異なる診療科の医師同士の協力により、NOTESの普及は進むと見る。北野氏は、「低侵襲の治療においては、もはや内科や外科といった旧来の診療科単独で完結しなくなる。消化器内視鏡学における卓越した技術と経験、内視鏡外科学の手術手技を応用していくことが必要」と語る。
そうした前提の下に、今後、対象も広がる可能性はある。「適応される症例の一つは、PEG のレスキュー」と北野氏は例を挙げる。胃瘻の経皮内視鏡的胃瘻造成術(PEG)の器具脱落を元に戻すものだ。NOTESの適用によって、従来必要とされた大掛かりな手術を不要とする。ほかにも、消化管出血、穿孔の治療、胸郭や腹腔鏡内の観察などが考えられる。既に、NOTESの技術を応用した方法としては、アカラシアの治療において、NOTESを応用した形で実用化が進む.
NOTESの手技を支援する機材としては、ロボットのように手術を内視鏡の先端で行う機器、縫合閉鎖のための機器、エネルギーデバイスなどの開発が進む。北野氏は、「NOTESの臨床研究は確実に進んでおり、多施設の前向き研究も進行中。今後発展させるには、機器開発と臨床研究による有用性の評価が重要だ」と話す。
「NOTESが広がるかと言えば、希望する人はいるかもしれないが、なかなか幅広い患者に行われることにならないのではないか」。杏林大学消化器・一般外科講師の阿部展次氏はこう説明する。
阿部氏が課題として考えているのは、誰に対してNOTESを適用することになるか、および誰がNOTESを行うことになるか。
NOTESの大きな利点として、整容性の面で切開創ができないことが挙げられる。その観点で適用を考えた時、絶対に体表面に創が付かないというメリットに対するニーズは、一つには美容目的で創ができては困る職業の人、もう一方ではスポーツの選手といったケースで、切開で体のバランスが崩れる懸念を無視できない場合がある。
また、阿部氏は「豚を使った臨床研究として、NOTESの手技を経験したが、手術時間がどうしても従来法と比較すると長くなる。腹腔鏡を用いれば、短時間で行えるような胆嚢摘出術や虫垂摘出術といった手術を、多くの時間をかけて行う意味は小さいのではないか」と話す。実際、NOTESを行うと、手術時間は腹腔鏡下手術を実施する場合と比較すると、手技の難易度が高いために手術時間が長くなる傾向がある。
誰が行うかにも課題がある。NOTESは軟性内視鏡を用いるので、内科で軟性内視鏡に慣れている医師が行うケースが想定される。しかし、術中に偶発症が起きた場合、開腹手術に移行する必要がある。外科が付き添う必要があるが、どの医療機関でも対応できるとは限らない。一方で外科医が行うケースも想定されるが、軟性内視鏡の扱いに慣れた外科医が少ない。NOTESに対応した医療体制を整えることが至難の業となる。
阿部氏は、「NOTESは低侵襲といっても、胃や膣を意図的に穿孔させるため、孔を閉鎖する必要が出てくる。もう一つの手術が加わることになる。胆嚢摘出術のような良性疾患の手術で、NOTESを行うことで、偶発症や合併症を起こすことは避けたい。NOTESの幅広い症例に適応することには慎重にならざるを得ない」と語る。
課題としては、感染の予防、臓器の把持や切開、止血を確実に行う方法の開発、腹腔内での確実な縫合閉鎖の方法の開発、偶発症例への対応など多岐にわたっている。阿部氏は「今後もごく限定した症例に行う特殊な治療としては重要になる可能性はある。一部の医師が技術を習得する必要もある可能性はある。しかし、一般化していく方向ではないのでは」と話す。
さらに、体表面の切開創を減らす意味では、NOTESではなくても実現できるとも指摘される。腹腔鏡下手術では、腹腔内に挿入する鉗子の数を減らす試みが進んでおり、最近ではへそだけを切開して腹腔鏡下手術を実施する単孔式の方法が普及しつつある。「Reduced Port Surgery」と呼ばれている。阿部氏は、「切開による孔を減らす観点では、NOTESが広まるのではなく、むしろ単孔式が普及していくだろう」と推測する。
漫画だけの世界ではなく実際に広まりかけているんですねぇ。
皮膚を切開しないですむNOTESは、美容面でとても有用です。まあ全員にやるというわけではなくて、例えば人前で肌を露出するようなアイドルのような存在とか、極力侵襲性のない治療を行いたい人などが適用ですかね。正直今の腹腔鏡技術ならばほとんど侵襲性もないですし、術者側からすれば確実に行える分リスクは少ないかなぁと。
いまのところ私だったら腹腔鏡手術を行ってもらいたいですかね。もちろん傷がないにこしたことはないですけど、それ以上に丁寧に内臓をあつかってほしい。笑
2011年05月01日
善玉腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸が生体内エネルギーバランスを調整する
善玉腸内菌の役割を京大が解明 体内エネルギーバランスを調節
野菜などに含まれる食物繊維と、ヨーグルトなどの善玉腸内細菌によって作られる「短鎖脂肪酸」が、生体内でのエネルギーのバランスを調節する役割を果たしていることを京都大大学院薬学研究科の辻本豪三教授らの研究グループが突き止め、25日に発表した。肥満や糖尿病の予防・治療につながる成果で、米国科学アカデミー紀要(電子版)に近く論文が掲載される。
研究グループによると、短鎖脂肪酸が交感神経にある「GPR41」という受容体を活性化。摂食後のエネルギー過剰時には、GPR41が交感神経を刺激してエネルギー消費を増大させる。一方、飢餓状態の際はケトン体という物質が肝臓で合成され、ケトン体がGPR41を通じて交感神経を抑制し、エネルギー消費を減少させる。遺伝子改変マウスの実験で調べた。
研究の中心となった京大大学院薬学研究科の木村郁夫助教は「食物繊維の多い野菜、ヨーグルト、乳酸飲料の摂取が体にいいことが一つ証明された。肥満や糖尿病の治療薬などの開発につながる可能性もある」としている。
へえー。善玉菌の役割って腸内細菌をサポートするということだけ知ってましたけど、こういう脂肪酸が関与してたんですねぇ。
ヨーグルト食べることで確実に健康になれる術。
野菜などに含まれる食物繊維と、ヨーグルトなどの善玉腸内細菌によって作られる「短鎖脂肪酸」が、生体内でのエネルギーのバランスを調節する役割を果たしていることを京都大大学院薬学研究科の辻本豪三教授らの研究グループが突き止め、25日に発表した。肥満や糖尿病の予防・治療につながる成果で、米国科学アカデミー紀要(電子版)に近く論文が掲載される。
研究グループによると、短鎖脂肪酸が交感神経にある「GPR41」という受容体を活性化。摂食後のエネルギー過剰時には、GPR41が交感神経を刺激してエネルギー消費を増大させる。一方、飢餓状態の際はケトン体という物質が肝臓で合成され、ケトン体がGPR41を通じて交感神経を抑制し、エネルギー消費を減少させる。遺伝子改変マウスの実験で調べた。
研究の中心となった京大大学院薬学研究科の木村郁夫助教は「食物繊維の多い野菜、ヨーグルト、乳酸飲料の摂取が体にいいことが一つ証明された。肥満や糖尿病の治療薬などの開発につながる可能性もある」としている。
へえー。善玉菌の役割って腸内細菌をサポートするということだけ知ってましたけど、こういう脂肪酸が関与してたんですねぇ。
ヨーグルト食べることで確実に健康になれる術。
2011年04月27日
肝臓の疾患を一滴の血でスクリーニングすることに成功。
肝臓の病気、血液1滴で即判定 肝炎・がんなど9種類
1滴の血液からB型、C型肝炎、肝臓がんなど9種類の肝臓の病気を同時に判定できる――。こんな診断法を、慶応大などのグループが開発した。30分程度でわかるという。肝臓の病気は症状が表に出るまで時間がかかるため、血液検査で早期発見できれば、治療にもつなげられる。今後2〜3年での実用化を目指すという。
人間の血液内には、細胞の活動により生まれる「代謝物」が約3千種類ある。慶応大先端生命科学研究所の曽我朋義教授(分析化学)らは、病気ごとに、この代謝物の種類、濃度が異なることに着目。代謝物の違いなどを測定できる装置を開発した。
その上で、東大と山形大の協力を得て、肝臓の病気を持つ患者ら237人の血液に特徴がないか調べた。この結果、肝臓の病気には、5〜10種類程度の特定の代謝物があることが分かった。また病気ごとに濃度も違った。これらの特徴を比較することで、まだ発症していないB型とC型肝炎、B型とC型の慢性肝炎、薬剤による肝炎、肝硬変、肝細胞がん、脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎の9種類の違いをほぼ正しく見分けることに成功した。
1回の測定に必要な血液量は0.1ミリリットル程度で、費用も2万〜3万円ですむという。すでに特許を申請し、食品会社と契約、製薬企業とも交渉中だ。
現在、肝臓の病気は、複数の検査を組み合わせて診断している。ウイルスの有無や画像診断のほか、肝臓の組織をとって調べる方法などだ。
B型、C型肝炎の感染者は、国内に300万人以上おり、曽我さんは「この検査法なら、ウイルス感染の有無だけでなく、病名もわかる。早期診断が可能になることで、多くの命が救えるはずだ」と話している。
肝臓は大事ですからねぇ・・・。特に肝硬変などはダイレクトに肝細胞癌に直結しますし、そうするとなかなか闘病生活が続いてしまいますしね。ほんのわずかな採血でスクリーニングできるならかなり有用ですね。
1滴の血液からB型、C型肝炎、肝臓がんなど9種類の肝臓の病気を同時に判定できる――。こんな診断法を、慶応大などのグループが開発した。30分程度でわかるという。肝臓の病気は症状が表に出るまで時間がかかるため、血液検査で早期発見できれば、治療にもつなげられる。今後2〜3年での実用化を目指すという。
人間の血液内には、細胞の活動により生まれる「代謝物」が約3千種類ある。慶応大先端生命科学研究所の曽我朋義教授(分析化学)らは、病気ごとに、この代謝物の種類、濃度が異なることに着目。代謝物の違いなどを測定できる装置を開発した。
その上で、東大と山形大の協力を得て、肝臓の病気を持つ患者ら237人の血液に特徴がないか調べた。この結果、肝臓の病気には、5〜10種類程度の特定の代謝物があることが分かった。また病気ごとに濃度も違った。これらの特徴を比較することで、まだ発症していないB型とC型肝炎、B型とC型の慢性肝炎、薬剤による肝炎、肝硬変、肝細胞がん、脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎の9種類の違いをほぼ正しく見分けることに成功した。
1回の測定に必要な血液量は0.1ミリリットル程度で、費用も2万〜3万円ですむという。すでに特許を申請し、食品会社と契約、製薬企業とも交渉中だ。
現在、肝臓の病気は、複数の検査を組み合わせて診断している。ウイルスの有無や画像診断のほか、肝臓の組織をとって調べる方法などだ。
B型、C型肝炎の感染者は、国内に300万人以上おり、曽我さんは「この検査法なら、ウイルス感染の有無だけでなく、病名もわかる。早期診断が可能になることで、多くの命が救えるはずだ」と話している。
肝臓は大事ですからねぇ・・・。特に肝硬変などはダイレクトに肝細胞癌に直結しますし、そうするとなかなか闘病生活が続いてしまいますしね。ほんのわずかな採血でスクリーニングできるならかなり有用ですね。
2011年04月24日
ねこは食物の栄養バランスを自分で調節していることが判明。
ねこ、足るを知った食生活 栄養を自分で調整 英研究
ネコは偏食せず栄養バランスをとってエサを食べることができる、という研究結果を英国の民間研究所がまとめた。いろんなエサを好きなように食べさせると、たんぱく質、脂質、炭水化物の3大栄養素の摂取量を自分で調整していたという。
ペットの栄養や健康などを専門とする「ウォルサム研究所」が、大人のネコ100匹以上を対象に調べた。
ネコに食べたいものを自由に食べさせると、たんぱく質の摂取量は1日あたり26グラム、脂質は9グラム、炭水化物は8グラムだった。この割合は、自然のなかで魚などを食べて暮らすときに近かった。
固形タイプの1種類のエサだけでは、炭水化物が多めでたんぱく質が少ないため、この「摂取目標」を完全に満たすことはできない。含まれる栄養素が異なる3種類のエサを食べる比率を調整することで、自然の状態に近づこうとすることがわかったという。
また、炭水化物の摂取量には1日あたり70キロカロリーという上限があった。肉食のネコは大量の炭水化物を消化しきれないためだとみられ、上限を超えると、それ以上のエサを食べなくなったという。
今後は、妊娠期や授乳期にどんなエサを選ぶのか、イヌはどうなのか、などを調べるという。
猫は人間に飼われても野生さは捨てないんですかねぇ。
どうしたら自分にとって一番いいのか、体で分かるんですかね。なんとも賢い。生物としては当然なのかもしれませんけど(岩塩なめにくるアフリカの動物たちもそうですよね)
ネコは偏食せず栄養バランスをとってエサを食べることができる、という研究結果を英国の民間研究所がまとめた。いろんなエサを好きなように食べさせると、たんぱく質、脂質、炭水化物の3大栄養素の摂取量を自分で調整していたという。
ペットの栄養や健康などを専門とする「ウォルサム研究所」が、大人のネコ100匹以上を対象に調べた。
ネコに食べたいものを自由に食べさせると、たんぱく質の摂取量は1日あたり26グラム、脂質は9グラム、炭水化物は8グラムだった。この割合は、自然のなかで魚などを食べて暮らすときに近かった。
固形タイプの1種類のエサだけでは、炭水化物が多めでたんぱく質が少ないため、この「摂取目標」を完全に満たすことはできない。含まれる栄養素が異なる3種類のエサを食べる比率を調整することで、自然の状態に近づこうとすることがわかったという。
また、炭水化物の摂取量には1日あたり70キロカロリーという上限があった。肉食のネコは大量の炭水化物を消化しきれないためだとみられ、上限を超えると、それ以上のエサを食べなくなったという。
今後は、妊娠期や授乳期にどんなエサを選ぶのか、イヌはどうなのか、などを調べるという。
猫は人間に飼われても野生さは捨てないんですかねぇ。
どうしたら自分にとって一番いいのか、体で分かるんですかね。なんとも賢い。生物としては当然なのかもしれませんけど(岩塩なめにくるアフリカの動物たちもそうですよね)
2011年04月18日
エンシュアの類似製品を医療扶助の対象にする。
エンシュア缶の類似製品も医療扶助の対象に
東日本大震災の影響で経腸栄養剤エンシュア・リキッド缶、同・H缶の供給不足が見込まれる問題で、厚生労働省は4月11日、「医療食」扱いの類似製品について、生活保護を受給している在宅療養患者への医療扶助の対象とすることを各都道府県などの生活保護担当課に事務連絡した。
医療扶助は原則、保険外の療養については対象になっていないが、エンシュア・リキッド缶、同・H缶の供給が不足し、保険が適用されていない「医療食」を代替で使用する可能性があることから、同省は「一時特例的に実施する措置」として認めることにした。
エンシュア・リキッド缶、同・H缶は、製缶工場(宮城県仙台港)の被災により、製造販売元の明治が製造を中断している。このため、4、5月については、現時点での在庫(約1か月分)を含めても、全国的に最大2割程度の供給不足が想定されている。
エンシュアというのは要するに普通の缶ジュースみたいな容器に入っておりまして、中身も「豆乳」みたいなものが入っています。その液体はいわば完全栄養食のようなもので、1缶でカロリー、栄養を取る事ができるというパーフェクト素材。食欲のない人や、液体しか飲めない人が使用します。
それが全国的に不足しているので、このような措置がとられたわけです。普及まであと1月ほど。なんとか凌いでほしいものです。
※私はエンシュアコーヒー味が一番すきです
東日本大震災の影響で経腸栄養剤エンシュア・リキッド缶、同・H缶の供給不足が見込まれる問題で、厚生労働省は4月11日、「医療食」扱いの類似製品について、生活保護を受給している在宅療養患者への医療扶助の対象とすることを各都道府県などの生活保護担当課に事務連絡した。
医療扶助は原則、保険外の療養については対象になっていないが、エンシュア・リキッド缶、同・H缶の供給が不足し、保険が適用されていない「医療食」を代替で使用する可能性があることから、同省は「一時特例的に実施する措置」として認めることにした。
エンシュア・リキッド缶、同・H缶は、製缶工場(宮城県仙台港)の被災により、製造販売元の明治が製造を中断している。このため、4、5月については、現時点での在庫(約1か月分)を含めても、全国的に最大2割程度の供給不足が想定されている。
エンシュアというのは要するに普通の缶ジュースみたいな容器に入っておりまして、中身も「豆乳」みたいなものが入っています。その液体はいわば完全栄養食のようなもので、1缶でカロリー、栄養を取る事ができるというパーフェクト素材。食欲のない人や、液体しか飲めない人が使用します。
それが全国的に不足しているので、このような措置がとられたわけです。普及まであと1月ほど。なんとか凌いでほしいものです。
※私はエンシュアコーヒー味が一番すきです
2010年09月14日
安岡力也、ギランバレー症候群と生体肝移植を乗り越える
安岡力也、生体肝移植…徹夜の大手術
肝のう胞や肝細胞がんと闘っていた俳優・安岡力也(63)が30日、都内の病院で生体肝移植手術を受けた。力也の肝臓を全摘出し、息子の力斗さん(24)の肝臓の一部を移植する大手術。力也は午前8時に手術室に入ったが、手術時間はかなりの長時間になり、手術終了は31日になる見込み。30日夜の時点で、手術は順調に進んでいるという。
今年5月にギランバレー症候群の闘病の末、芸能活動を再開したばかりの力也だが、再び病に倒れ、息子の肝臓を移植する大手術に臨んだ。
関係者によると、力也は肝のう胞、肝硬変が進行、さらに肝細胞がんにも侵された。肝臓の移植手術を受けない限り、生命にも危機が及ぶ状態に陥っていた。そのため、長男・力斗さんが、自らの肝臓の一部を提供することを申し出た。
力也は30日の午前8時に手術室に入った。手術は、力也の肝臓を全摘出し、同時に力斗さんの肝臓の一部を摘出。それを力也に移植する大がかりなもの。30日の夜の時点では、順調に進んでおり、すべてが終了するのは31日午前になるという。病院では、親族が付き添っているという。
力也は05年2月にも多発性肝のう胞症のため都内の病院で肝臓の手術を受けた。その後復帰したが、06年6月に運動神経に障害が起き、四肢に力が入らなくなる10万人に2人という難病「ギランバレー症候群」と診断され、闘病生活を続けていた。
仕事も休養していたが、今年の5月17日に放送されたテレビ朝日・ABC系「徹子の部屋」に出演し、4年ぶりに仕事復帰。28日には、11月6日公開の出演映画「Oh!マイブラザー」の舞台あいさつが都内で行われたが、体調不良のために欠席していた。
手術にはいろいろなものがありますが、時間や侵襲性を考えるとトップに入る手術のうちの1つが、生体肝移植でしょう。かなりハードな手術ですが見事乗り越えたようです。おめでとうございます。
肝のう胞や肝細胞がんと闘っていた俳優・安岡力也(63)が30日、都内の病院で生体肝移植手術を受けた。力也の肝臓を全摘出し、息子の力斗さん(24)の肝臓の一部を移植する大手術。力也は午前8時に手術室に入ったが、手術時間はかなりの長時間になり、手術終了は31日になる見込み。30日夜の時点で、手術は順調に進んでいるという。
今年5月にギランバレー症候群の闘病の末、芸能活動を再開したばかりの力也だが、再び病に倒れ、息子の肝臓を移植する大手術に臨んだ。
関係者によると、力也は肝のう胞、肝硬変が進行、さらに肝細胞がんにも侵された。肝臓の移植手術を受けない限り、生命にも危機が及ぶ状態に陥っていた。そのため、長男・力斗さんが、自らの肝臓の一部を提供することを申し出た。
力也は30日の午前8時に手術室に入った。手術は、力也の肝臓を全摘出し、同時に力斗さんの肝臓の一部を摘出。それを力也に移植する大がかりなもの。30日の夜の時点では、順調に進んでおり、すべてが終了するのは31日午前になるという。病院では、親族が付き添っているという。
力也は05年2月にも多発性肝のう胞症のため都内の病院で肝臓の手術を受けた。その後復帰したが、06年6月に運動神経に障害が起き、四肢に力が入らなくなる10万人に2人という難病「ギランバレー症候群」と診断され、闘病生活を続けていた。
仕事も休養していたが、今年の5月17日に放送されたテレビ朝日・ABC系「徹子の部屋」に出演し、4年ぶりに仕事復帰。28日には、11月6日公開の出演映画「Oh!マイブラザー」の舞台あいさつが都内で行われたが、体調不良のために欠席していた。
手術にはいろいろなものがありますが、時間や侵襲性を考えるとトップに入る手術のうちの1つが、生体肝移植でしょう。かなりハードな手術ですが見事乗り越えたようです。おめでとうございます。
2010年08月29日
梅干ダイエットで7割が体重減少する。
梅干しダイエット:7割が体重減少 大粒2個を50日間食べ
大粒の梅干し2個を50日間食べたモニターのうち7割の体重が減ったと、田辺市の紀州田辺うめ振興協議会(会長、真砂充敏・同市長)が23日、発表した。
伸び悩む梅干しの消費拡大につなげようと、モニター調査を協議会が企画。紀南農協、田辺海上保安部、田辺税務署など地元機関の職員と女性向け雑誌に応募した男女計125人が参加、アンケートには20〜70代の105人(男41人、女64人)が回答した。
体重は73人が「減」、「増」は15人。40代の女性は減量7キロと回答した。腹囲も「減」が64人で、「増」15人、「変化なし」21人だった。体脂肪率は45人が「減」、「増」は5人、「変化なし」7人で、48人は「測定なし」だった。体調変化では疲労回復35人、体調改善29人、体重減25人が上位を占めた。
また、実践後の感想として、継続して食べたい=47人▽和食中心を好むようになった=16人▽便秘解消=13人などの肯定的な声の半面、1日2個は難しい=5人▽梅干しだけでダイエットは困難=1人▽もう少し安ければうれしい=1人−−などもあった。
何が効くんでしょうかね。もし私がやったらコメ消費量が増えて太りそうなもんですけど。
唾液分泌促進でアミラーゼがよく消化してくれるから?
大粒の梅干し2個を50日間食べたモニターのうち7割の体重が減ったと、田辺市の紀州田辺うめ振興協議会(会長、真砂充敏・同市長)が23日、発表した。
伸び悩む梅干しの消費拡大につなげようと、モニター調査を協議会が企画。紀南農協、田辺海上保安部、田辺税務署など地元機関の職員と女性向け雑誌に応募した男女計125人が参加、アンケートには20〜70代の105人(男41人、女64人)が回答した。
体重は73人が「減」、「増」は15人。40代の女性は減量7キロと回答した。腹囲も「減」が64人で、「増」15人、「変化なし」21人だった。体脂肪率は45人が「減」、「増」は5人、「変化なし」7人で、48人は「測定なし」だった。体調変化では疲労回復35人、体調改善29人、体重減25人が上位を占めた。
また、実践後の感想として、継続して食べたい=47人▽和食中心を好むようになった=16人▽便秘解消=13人などの肯定的な声の半面、1日2個は難しい=5人▽梅干しだけでダイエットは困難=1人▽もう少し安ければうれしい=1人−−などもあった。
何が効くんでしょうかね。もし私がやったらコメ消費量が増えて太りそうなもんですけど。
唾液分泌促進でアミラーゼがよく消化してくれるから?
2010年08月22日
エリンギに体脂肪を減らす効果があることが判明する
ホクトなど、エリンギに体脂肪を減らす効果
ホクトと磯子中央病院(横浜市)の研究チームは、エリンギに体脂肪を減らす効果があるとする研究結果をまとめた。エリンギを12週間食べ続けた人ではおなかの脂肪が減り、体重も減ったという。さらにデータを集め作用を検証する。
健康な14人に、生のエリンギ90グラムに相当する乾燥エリンギ9グラムを毎日食べてもらった。12週間後にコンピューター断層撮影装置(CT)で腹部を撮影すると、内臓脂肪や皮下脂肪の面積が減っていたという。エリンギを食べなかった16人では脂肪の面積は変わらなかった。実験中に特別な食事制限はなかった。
エリンギ以外の脂肪分やカロリーは同じなんでしょうか・・・
でもエリンギ毎日沢山食べてたら、確かに痩せそう。おいしいし。
エリンギを大きめに割いて焼いて醤油をかけて食べるだけ。てんこもり。カロリー減。
ホクトと磯子中央病院(横浜市)の研究チームは、エリンギに体脂肪を減らす効果があるとする研究結果をまとめた。エリンギを12週間食べ続けた人ではおなかの脂肪が減り、体重も減ったという。さらにデータを集め作用を検証する。
健康な14人に、生のエリンギ90グラムに相当する乾燥エリンギ9グラムを毎日食べてもらった。12週間後にコンピューター断層撮影装置(CT)で腹部を撮影すると、内臓脂肪や皮下脂肪の面積が減っていたという。エリンギを食べなかった16人では脂肪の面積は変わらなかった。実験中に特別な食事制限はなかった。
エリンギ以外の脂肪分やカロリーは同じなんでしょうか・・・
でもエリンギ毎日沢山食べてたら、確かに痩せそう。おいしいし。
エリンギを大きめに割いて焼いて醤油をかけて食べるだけ。てんこもり。カロリー減。
2010年08月21日
宇都宮の女子高生2人がO-157に感染。
宇都宮で新たにO157感染 高校生2人
宇都宮市は19日、いずれも市内に住む女子高校生2人が腸管出血性大腸菌O157に感染したと発表した。2人とも快方に向かっているが、1人は現在も入院して治療している。
女子生徒はいずれも12日に腹痛や下痢などの症状が出、それぞれ13日と14日に同市内の医療機関を受診、菌が検出された。市は感染経路を調べている。
今年に入って市内でのO157による感染者は6人。
当時日本中を震撼させた腸管出血性大腸菌O-157
もちろんのこと、根絶されたわけではありません。
細菌はすぐ身近にいます。
関連
医学処:O-157集団食中毒の慰霊モニュメント、作ったはいいけど廃棄処分に
医学処:腸内細菌のうち800種類は未知の細菌らしい。
医学処:ペッパーランチのO-157、出荷前の肉が既に汚染されていた。
宇都宮市は19日、いずれも市内に住む女子高校生2人が腸管出血性大腸菌O157に感染したと発表した。2人とも快方に向かっているが、1人は現在も入院して治療している。
女子生徒はいずれも12日に腹痛や下痢などの症状が出、それぞれ13日と14日に同市内の医療機関を受診、菌が検出された。市は感染経路を調べている。
今年に入って市内でのO157による感染者は6人。
当時日本中を震撼させた腸管出血性大腸菌O-157
もちろんのこと、根絶されたわけではありません。
細菌はすぐ身近にいます。
関連
医学処:O-157集団食中毒の慰霊モニュメント、作ったはいいけど廃棄処分に
医学処:腸内細菌のうち800種類は未知の細菌らしい。
医学処:ペッパーランチのO-157、出荷前の肉が既に汚染されていた。
2010年08月02日
メタボリックシンドロームは腹囲とはあまり関係がなかった。
<メタボ>腹囲とやはり無関係? 男性も裏づけ…新潟の病院
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準となる血圧などの検査値の多くは、日本人男性の場合、腹囲(腹部肥満の有無)に関係なく体重が増えれば悪化する傾向が強いことが、立川メディカルセンター(新潟県長岡市)の調査で分かった。3月には厚生労働省研究班の大規模調査で、女性の腹囲と循環器疾患発症の関連性が低いとの傾向も明らかになり、腹囲を必須とする現在の特定健診のあり方も問われそうだ。今月号の米糖尿病学会誌「ダイアベティス・ケア」に発表した。
調査は、同センターの人間ドックを08〜09年に受診し、風邪などをひいていない男性1271人(平均年齢51.6歳)を対象にした。メタボ診断基準の血圧、血糖値、中性脂肪、HDL(善玉)コレステロールと、体重変化との関係を、国内でメタボの主因と位置づける腹部肥満がある群とない群でそれぞれ分析した。
その結果、血圧と血糖値は、腹部肥満の有無に関係なく、体重が増加すれば悪化した。また、HDLコレステロールは、腹部肥満がない群だけが体重増加によって悪化し、いずれも腹部肥満との関係は見いだせなかった。一方、中性脂肪は、腹部肥満がある群で体重増加との関係があった。
世界では、メタボ診断基準作りの中心になってきた国際糖尿病連合などが昨年、腹囲を必須とせず、他の血液検査値などと同列に扱う統一基準を発表した。一方、日本の診断基準は、腹囲が必須条件になっている。
分析にあたった小田栄司・同センターたちかわ総合健診センター長は「腹部肥満がなくても、体重が増えれば検査値が悪化することが分かった。腹部肥満を必須条件に生活指導を実施する現在の特定健診は合理的とは言えず、早急に見直すべきだ」と話す。
日本のメタボ診断基準が腹囲を必須とするのは、腹部に蓄積する内臓脂肪が心筋梗塞などの循環器疾患を引き起こす主因との考え方に基づいてきたからだ。ところが、日本人の循環器疾患発症の傾向を調べた解析によると、内臓脂肪の蓄積だけではなく、血糖値など一部の血液検査値の悪化や食生活によっても危険性が高まる。このため、腹囲を必須とする現在の特定健診は、やせていて循環器疾患の危険性のある人を見落とす恐れがあると指摘されてきた。
男性は40〜50歳代の比較的若い世代で腹部肥満が増えており、現在の健診に意味があるとみられていた。だが、今回の研究成果では、50歳前後の男性も腹部肥満の有無と検査値悪化の明確な関係を見いだせなかった。
これらの調査結果は、内臓脂肪の蓄積が循環器疾患の原因の一つにすぎないことを示しており、それ以外の要因についても等しくチェックする健診体制の検討が求められることになりそうだ。
まぁね・・・冷静に考えれば、腹回りの長さでメタボリックシンドロームの診断基準にするというのはある意味おかしい話ですな。
1つの目安として用いるのは構いませんが、必須の基準になっているというのがいかんのでしょう。まぁメタボの概念が浸透しただけでも大きな意味がありました。今後はより実際の医学に直結した診断基準に変更する必要があります。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準となる血圧などの検査値の多くは、日本人男性の場合、腹囲(腹部肥満の有無)に関係なく体重が増えれば悪化する傾向が強いことが、立川メディカルセンター(新潟県長岡市)の調査で分かった。3月には厚生労働省研究班の大規模調査で、女性の腹囲と循環器疾患発症の関連性が低いとの傾向も明らかになり、腹囲を必須とする現在の特定健診のあり方も問われそうだ。今月号の米糖尿病学会誌「ダイアベティス・ケア」に発表した。
調査は、同センターの人間ドックを08〜09年に受診し、風邪などをひいていない男性1271人(平均年齢51.6歳)を対象にした。メタボ診断基準の血圧、血糖値、中性脂肪、HDL(善玉)コレステロールと、体重変化との関係を、国内でメタボの主因と位置づける腹部肥満がある群とない群でそれぞれ分析した。
その結果、血圧と血糖値は、腹部肥満の有無に関係なく、体重が増加すれば悪化した。また、HDLコレステロールは、腹部肥満がない群だけが体重増加によって悪化し、いずれも腹部肥満との関係は見いだせなかった。一方、中性脂肪は、腹部肥満がある群で体重増加との関係があった。
世界では、メタボ診断基準作りの中心になってきた国際糖尿病連合などが昨年、腹囲を必須とせず、他の血液検査値などと同列に扱う統一基準を発表した。一方、日本の診断基準は、腹囲が必須条件になっている。
分析にあたった小田栄司・同センターたちかわ総合健診センター長は「腹部肥満がなくても、体重が増えれば検査値が悪化することが分かった。腹部肥満を必須条件に生活指導を実施する現在の特定健診は合理的とは言えず、早急に見直すべきだ」と話す。
日本のメタボ診断基準が腹囲を必須とするのは、腹部に蓄積する内臓脂肪が心筋梗塞などの循環器疾患を引き起こす主因との考え方に基づいてきたからだ。ところが、日本人の循環器疾患発症の傾向を調べた解析によると、内臓脂肪の蓄積だけではなく、血糖値など一部の血液検査値の悪化や食生活によっても危険性が高まる。このため、腹囲を必須とする現在の特定健診は、やせていて循環器疾患の危険性のある人を見落とす恐れがあると指摘されてきた。
男性は40〜50歳代の比較的若い世代で腹部肥満が増えており、現在の健診に意味があるとみられていた。だが、今回の研究成果では、50歳前後の男性も腹部肥満の有無と検査値悪化の明確な関係を見いだせなかった。
これらの調査結果は、内臓脂肪の蓄積が循環器疾患の原因の一つにすぎないことを示しており、それ以外の要因についても等しくチェックする健診体制の検討が求められることになりそうだ。
まぁね・・・冷静に考えれば、腹回りの長さでメタボリックシンドロームの診断基準にするというのはある意味おかしい話ですな。
1つの目安として用いるのは構いませんが、必須の基準になっているというのがいかんのでしょう。まぁメタボの概念が浸透しただけでも大きな意味がありました。今後はより実際の医学に直結した診断基準に変更する必要があります。
ピロリ菌に加え2種類の酵素が胃潰瘍発症に関係している
<胃かいよう>酵素が左右 発症しやすさ事前に診断
胃かいようの発症や悪化にかかわる酵素を、反町洋之・東京都臨床医学総合研究所参事研究員らのチームが発見し、29日付の米科学誌プロス・ジェネティクス(電子版)に発表した。酵素を作る遺伝子の特徴を調べることで、胃の弱い人を事前に把握することが可能になるため、予防や治療法開発に道を開くと期待される。
チームは、胃粘膜表面の粘液分泌細胞に多く存在する2種類の酵素に注目。これらの酵素が働かないマウスを作り、ウイスキー程度のアルコール溶液を飲ませると、通常のマウスより胃粘膜の損傷が大きくなることに気付いた。
また、二つの酵素の働きを調べたところ、二つが一体となって胃粘膜を保護し、損傷があると粘液を多めに出したり、新しい細胞を供給する「修復」に携わっていることをうかがわせた。いずれの酵素も、酵素を作る遺伝子の配列の一部が異なると機能が失われた。こうした遺伝子のタイプの人は発症しやすいとみられる。
厚生労働省によると、国内の患者数は約43万5000人。ピロリ菌や抗炎症剤の副作用で粘膜が傷つけられ、ストレスやアルコールといった刺激で発症、悪化するとされる。反町さんは「2種類の酵素がこれらの要因に加え、発症しやすさや、悪化するかどうかの鍵を握っているのではないか」と話す。
将来的には事前にどういう病気になるリスクがあるのか、子供の頃の段階で分かってしまうのかもしれませんね。今もそういう傾向はありますけれども。リスクが分かれば極力病気の発症を抑えられるので、ありといえばありですが、倫理的に難しいのかもしれません。
胃かいようの発症や悪化にかかわる酵素を、反町洋之・東京都臨床医学総合研究所参事研究員らのチームが発見し、29日付の米科学誌プロス・ジェネティクス(電子版)に発表した。酵素を作る遺伝子の特徴を調べることで、胃の弱い人を事前に把握することが可能になるため、予防や治療法開発に道を開くと期待される。
チームは、胃粘膜表面の粘液分泌細胞に多く存在する2種類の酵素に注目。これらの酵素が働かないマウスを作り、ウイスキー程度のアルコール溶液を飲ませると、通常のマウスより胃粘膜の損傷が大きくなることに気付いた。
また、二つの酵素の働きを調べたところ、二つが一体となって胃粘膜を保護し、損傷があると粘液を多めに出したり、新しい細胞を供給する「修復」に携わっていることをうかがわせた。いずれの酵素も、酵素を作る遺伝子の配列の一部が異なると機能が失われた。こうした遺伝子のタイプの人は発症しやすいとみられる。
厚生労働省によると、国内の患者数は約43万5000人。ピロリ菌や抗炎症剤の副作用で粘膜が傷つけられ、ストレスやアルコールといった刺激で発症、悪化するとされる。反町さんは「2種類の酵素がこれらの要因に加え、発症しやすさや、悪化するかどうかの鍵を握っているのではないか」と話す。
将来的には事前にどういう病気になるリスクがあるのか、子供の頃の段階で分かってしまうのかもしれませんね。今もそういう傾向はありますけれども。リスクが分かれば極力病気の発症を抑えられるので、ありといえばありですが、倫理的に難しいのかもしれません。
2010年07月23日
潰瘍性大腸炎の画期的新治療法を浜松医大が発見。
指定難病の潰瘍性大腸炎 新治療法へ道 浜松医大などが共同研究
厚生労働省指定難病(特定疾患)の潰瘍性大腸炎は、免疫細胞が分泌するタンパク質の一つを増やすと大腸の粘膜を保護する物質が作られ、症状を改善できることが、浜松医科大第一内科の杉本健助教(42)と米ハーバード大の共同研究で分かった。杉本助教は炎症部分にだけ、このタンパク質を増やす方法も開発しており、新しい治療法につながると期待される。
杉本助教は、自然に潰瘍性大腸炎を発症するマウスの大腸で、タンパク質のインターロイキン22(IL−22)と結合する受容体が多く存在することを発見。IL−22と大腸炎の関係に注目した。
実験でマウスの大腸のIL−22を増やすと、受容体と結合して細胞内にある情報分子STAT3を活性化した。STAT3は、粘膜を保護する働きがある物質のムチンを作る杯細胞を増加させ、できたムチンによって症状は改善された。逆にIL−22を中和することによりSTAT3を抑制すると、症状は悪化した。
杉本助教はこれらの実験からIL−22、STAT3、ムチンと、症状の関係を解明。IL−22で症状を改善できることを示した。
潰瘍性大腸炎の治療法は現在、抗炎症剤や免疫抑制剤で炎症を抑えるのが主流。これに対し、IL−22の働きを生かし、粘膜を保護することで症状を抑えるのは、まったく新しい考え方だ。
IL−22は、腸以外では別の働きをしており、単に与えただけでは別の臓器に副作用が出る恐れもあるが、炎症部分にだけIL−22遺伝子を導入する方法も開発した。
杉本助教は「ヒトでもマウスと同じであることを確認し、遺伝子導入の倫理的課題を解決した上で、新しい治療法につなげたい」としている。
滋賀医科大大学院の安藤朗教授(消化器免疫学)の話
われわれもIL−22の発現が潰瘍性大腸炎の病変粘膜で増強していることを見いだしていたが、IL−22が何をしているのか分からなかった。この研究はIL−22の機能を明らかにしただけでなく、局所投与による効果を確認し、将来の臨床応用への可能性を示した点が画期的だ。
IL、インターロイキンは多くの種類があり、それぞれに特有の作用があります。今回のようにいまだ作用が分かっていないものもありますが、やはり何らかの働きをしているんでしょうね。IL−22も、今までは何でこんなもんあるのかわかんない、という状態だったようです。
しかし粘膜保護作用があることが分かった、と。すなわち、治療に使えるのではないか、と。こうやって臨床医学は発達していくのです。潰瘍性大腸炎という難病の患者数は、難病の中でもかなり多いほうで、苦しんでいる方は大勢います。彼らが問題なく日常生活を送れるようになるための第一歩となる研究かもしれません。
厚生労働省指定難病(特定疾患)の潰瘍性大腸炎は、免疫細胞が分泌するタンパク質の一つを増やすと大腸の粘膜を保護する物質が作られ、症状を改善できることが、浜松医科大第一内科の杉本健助教(42)と米ハーバード大の共同研究で分かった。杉本助教は炎症部分にだけ、このタンパク質を増やす方法も開発しており、新しい治療法につながると期待される。
杉本助教は、自然に潰瘍性大腸炎を発症するマウスの大腸で、タンパク質のインターロイキン22(IL−22)と結合する受容体が多く存在することを発見。IL−22と大腸炎の関係に注目した。
実験でマウスの大腸のIL−22を増やすと、受容体と結合して細胞内にある情報分子STAT3を活性化した。STAT3は、粘膜を保護する働きがある物質のムチンを作る杯細胞を増加させ、できたムチンによって症状は改善された。逆にIL−22を中和することによりSTAT3を抑制すると、症状は悪化した。
杉本助教はこれらの実験からIL−22、STAT3、ムチンと、症状の関係を解明。IL−22で症状を改善できることを示した。
潰瘍性大腸炎の治療法は現在、抗炎症剤や免疫抑制剤で炎症を抑えるのが主流。これに対し、IL−22の働きを生かし、粘膜を保護することで症状を抑えるのは、まったく新しい考え方だ。
IL−22は、腸以外では別の働きをしており、単に与えただけでは別の臓器に副作用が出る恐れもあるが、炎症部分にだけIL−22遺伝子を導入する方法も開発した。
杉本助教は「ヒトでもマウスと同じであることを確認し、遺伝子導入の倫理的課題を解決した上で、新しい治療法につなげたい」としている。
滋賀医科大大学院の安藤朗教授(消化器免疫学)の話
われわれもIL−22の発現が潰瘍性大腸炎の病変粘膜で増強していることを見いだしていたが、IL−22が何をしているのか分からなかった。この研究はIL−22の機能を明らかにしただけでなく、局所投与による効果を確認し、将来の臨床応用への可能性を示した点が画期的だ。
IL、インターロイキンは多くの種類があり、それぞれに特有の作用があります。今回のようにいまだ作用が分かっていないものもありますが、やはり何らかの働きをしているんでしょうね。IL−22も、今までは何でこんなもんあるのかわかんない、という状態だったようです。
しかし粘膜保護作用があることが分かった、と。すなわち、治療に使えるのではないか、と。こうやって臨床医学は発達していくのです。潰瘍性大腸炎という難病の患者数は、難病の中でもかなり多いほうで、苦しんでいる方は大勢います。彼らが問題なく日常生活を送れるようになるための第一歩となる研究かもしれません。
2010年03月07日
消化管に生息する微生物の全容が明らかにされる
「おなかの病気」治療に光、消化器官内の微生物の全容を解明
ヒトの消化器官に生息する微生物の遺伝子の全容が3日、100人余りの科学者らによる研究で解明され、英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。潰瘍や炎症性腸疾患(IBD)などの疾患治療に利用できる可能性があるという。
デンマークとスペインで、健康体、肥満体、炎症性腸患者などさまざまな成人124人を対象に、腸内検査を実施。最新のDNAの塩基配列決定法を用いて、ヒトゲノムに換算して200人分に相当する遺伝子データを収集、そこから単細胞生物約1000種の遺伝子約330万個を発見した。これは、研究者らの予想の2倍で、事実上すべての微生物に相当するという。
研究に参加したベルギー・ブリュッセル自由大学のイェルン・ラース教授は、「今回の研究は青写真だ。発見された微生物の大半は、これまで知られていないものだった。今後はそれぞれの機能や、疾患にどのように関連するのか調べることができる」と成果について話した。
研究の最大の発見は、食事や住環境の違いにかかわらず、大半の人がその体内の微生物叢について、かなりの最小公分母を共有していたことだ。これまでは、特に異なる地域の人の間では微生物叢に共通点はほとんどないとみられていた。
研究では、各人につき少なくとも160種の微生物が生息していることが分かった。これは遺伝子別に換算して50万個以上に相当し、うち約40%が被験者の約半数に共通していた。また、体内に生息する微生物の個体数は、人間の細胞の約10倍に上り、数兆個が口内、皮膚、肺、そして特に腸内に集中して生息していた。
微生物は健康には欠かせない存在で、消化の悪い食べ物を分解し、免疫システムを活性化させ、ビタミンを生成する。しかし、最近の研究では、肥満や心疾患、IBDなどの腸内疾患に影響を及ぼすことも指摘されている。
今回の研究について、やはり研究に参加したフランス国立農学研究所のスタニスラブデュスコ・エールリッヒ博士は、「研究者の考え方を完全に変えるものだ」と述べた。
どの主要微生物が健康な腸内に生息するのかが分かれば、潰瘍や炎症性腸疾患、IBDの1種で痛みを伴うクローン病などのより正確な診断や予後診断ができるようになる可能性があるとエールリッヒ博士。「将来的には、健康のために微生物叢を『最適化』することもできるだろう。食事による病気予防や、個人の遺伝子や微生物の状態に合わせた治療もできるようになるのではないか」と語っている。
なかなか面白い。
腸内にいる常在している菌の全貌が明らかになり、正常な状態の菌の種類・数が分かったということは、異常を特定しやすくなったということ。つまり常在している菌の状態に近づけてやることで疾患の治療尺度として使えるということです。
ヒトの消化器官に生息する微生物の遺伝子の全容が3日、100人余りの科学者らによる研究で解明され、英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。潰瘍や炎症性腸疾患(IBD)などの疾患治療に利用できる可能性があるという。
デンマークとスペインで、健康体、肥満体、炎症性腸患者などさまざまな成人124人を対象に、腸内検査を実施。最新のDNAの塩基配列決定法を用いて、ヒトゲノムに換算して200人分に相当する遺伝子データを収集、そこから単細胞生物約1000種の遺伝子約330万個を発見した。これは、研究者らの予想の2倍で、事実上すべての微生物に相当するという。
研究に参加したベルギー・ブリュッセル自由大学のイェルン・ラース教授は、「今回の研究は青写真だ。発見された微生物の大半は、これまで知られていないものだった。今後はそれぞれの機能や、疾患にどのように関連するのか調べることができる」と成果について話した。
研究の最大の発見は、食事や住環境の違いにかかわらず、大半の人がその体内の微生物叢について、かなりの最小公分母を共有していたことだ。これまでは、特に異なる地域の人の間では微生物叢に共通点はほとんどないとみられていた。
研究では、各人につき少なくとも160種の微生物が生息していることが分かった。これは遺伝子別に換算して50万個以上に相当し、うち約40%が被験者の約半数に共通していた。また、体内に生息する微生物の個体数は、人間の細胞の約10倍に上り、数兆個が口内、皮膚、肺、そして特に腸内に集中して生息していた。
微生物は健康には欠かせない存在で、消化の悪い食べ物を分解し、免疫システムを活性化させ、ビタミンを生成する。しかし、最近の研究では、肥満や心疾患、IBDなどの腸内疾患に影響を及ぼすことも指摘されている。
今回の研究について、やはり研究に参加したフランス国立農学研究所のスタニスラブデュスコ・エールリッヒ博士は、「研究者の考え方を完全に変えるものだ」と述べた。
どの主要微生物が健康な腸内に生息するのかが分かれば、潰瘍や炎症性腸疾患、IBDの1種で痛みを伴うクローン病などのより正確な診断や予後診断ができるようになる可能性があるとエールリッヒ博士。「将来的には、健康のために微生物叢を『最適化』することもできるだろう。食事による病気予防や、個人の遺伝子や微生物の状態に合わせた治療もできるようになるのではないか」と語っている。
なかなか面白い。
腸内にいる常在している菌の全貌が明らかになり、正常な状態の菌の種類・数が分かったということは、異常を特定しやすくなったということ。つまり常在している菌の状態に近づけてやることで疾患の治療尺度として使えるということです。
2010年01月30日
リンゴを食べれば腸内の善玉菌が増えます。
“リンゴを食べれば医者いらず”のことわざの理由が明らかに
リンゴが健康的な食品であることはすでに常識とされているが、新しい研究で、果物に含まれるペクチンと呼ばれる成分が消化器系の善玉菌を増大させることが明らかにされた。
デンマーク工科大学国立食品研究所(コペンハーゲン)の研究グループは、ラットにリンゴをそのまま、あるいは果汁やピューレなどのリンゴ加工品の形で与えた後、ラットの消化管内の細菌を調べ、リンゴの摂取が善玉菌のレベルに影響を及ぼすかどうかを検討した。
その結果、共著者の1人であるAndrea Wilcks氏によると、リンゴの食物繊維成分であるペクチンを多く摂取したラットでは、腸の健康状態を向上させる細菌の増加が判明したという。長期にわたり定期的にリンゴを摂取すれば、このような善玉菌が産生する短鎖脂肪酸により、有益な微生物バランスを保つのに理想的なpH状態が作られると考えられる。また、善玉菌は腸壁細胞の重要な燃料となるブチレートと呼ばれる物質も産生するという。
ん?要するに果物などに含まれている食物繊維をとれば腸内は安定するよ、ということでしょうか。
なんか当たり前のような気がしますけれど、それを研究で証明したところが進歩なんでしょうね。
となるとリンゴである必要もなくなってくるような気がしますが、一応研究で使われたのがリンゴということですので。
ただリンゴなどの果物は糖も多いですからね、ご注意を。
リンゴが健康的な食品であることはすでに常識とされているが、新しい研究で、果物に含まれるペクチンと呼ばれる成分が消化器系の善玉菌を増大させることが明らかにされた。
デンマーク工科大学国立食品研究所(コペンハーゲン)の研究グループは、ラットにリンゴをそのまま、あるいは果汁やピューレなどのリンゴ加工品の形で与えた後、ラットの消化管内の細菌を調べ、リンゴの摂取が善玉菌のレベルに影響を及ぼすかどうかを検討した。
その結果、共著者の1人であるAndrea Wilcks氏によると、リンゴの食物繊維成分であるペクチンを多く摂取したラットでは、腸の健康状態を向上させる細菌の増加が判明したという。長期にわたり定期的にリンゴを摂取すれば、このような善玉菌が産生する短鎖脂肪酸により、有益な微生物バランスを保つのに理想的なpH状態が作られると考えられる。また、善玉菌は腸壁細胞の重要な燃料となるブチレートと呼ばれる物質も産生するという。
ん?要するに果物などに含まれている食物繊維をとれば腸内は安定するよ、ということでしょうか。
なんか当たり前のような気がしますけれど、それを研究で証明したところが進歩なんでしょうね。
となるとリンゴである必要もなくなってくるような気がしますが、一応研究で使われたのがリンゴということですので。
ただリンゴなどの果物は糖も多いですからね、ご注意を。
2010年01月26日
武田薬品工業が脂肪の吸収を阻害する肥満症薬を承認申請へ
肥満症薬、武田が10年度に承認申請 米では年内に最終治験
武田薬品工業は肥満症を改善する医療用医薬品の開発を日米で進める。2010年度中に厚生労働省へ製造販売承認を申請し、米国では年内に最終段階の臨床試験(治験)に入る。同社は肥満症と関連が深い高血圧や糖尿病の薬を主力製品とする。体重を減らして症状を改善する肥満症薬も加え営業力を高める。
日本で開発している新薬候補は体内で脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の働きを阻害し、食事で取った脂肪を吸収せずに便として排出する効果が期待されている。脂肪の蓄積を防ぎ、体重を減らせるという。オランダの製薬会社ノルジーンから導入した。10年度に申請すれば12年度にも発売できるとみられる。脂肪の吸収を防ぐ日本初の薬となり、数百億円の年間売上高を見込む。
肥満症の患者数に関する明確な統計はないが、高血圧の患者数は国内で4000万人、糖尿病患者は200万人を超えると推定されている。多くは肥満症である可能性が高く、体重を減らせば症状の改善につながる。
米国では少数の患者で薬効を確かめる治験を近く終える。すい臓や脂肪組織から出るホルモンを人工的に作って患者に投与する新薬候補で、過剰な食欲の抑制や代謝改善などを見込む。これまでのデータでは半年で体重を12%減らすことができたという。年内に始める最終段階の治験を経て、数年後には米食品医薬品局(FDA)に販売許可を申請する。米国のデータを応用して欧州でも販売許可を申請する方針だ。
脂肪をそのまんま消化・吸収せずに便に出す薬だそうです。
美味しいものは大体脂肪が入っているもんですからね。肉にせよ魚にせよ。そういう脂肪を味わうだけ味わって、でも体から吸収されないという画期的なもの
ただちょっと怖いのは、脂肪も身体にとって必要だということですかね。もしこの薬を飲んで痩せたとして、その後で薬を中断したら、どうなるんでしょう?脂肪をより吸収するようになってしまうのではないでしょうか。難しいところですけれど、治験に期待です。
武田薬品工業は肥満症を改善する医療用医薬品の開発を日米で進める。2010年度中に厚生労働省へ製造販売承認を申請し、米国では年内に最終段階の臨床試験(治験)に入る。同社は肥満症と関連が深い高血圧や糖尿病の薬を主力製品とする。体重を減らして症状を改善する肥満症薬も加え営業力を高める。
日本で開発している新薬候補は体内で脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の働きを阻害し、食事で取った脂肪を吸収せずに便として排出する効果が期待されている。脂肪の蓄積を防ぎ、体重を減らせるという。オランダの製薬会社ノルジーンから導入した。10年度に申請すれば12年度にも発売できるとみられる。脂肪の吸収を防ぐ日本初の薬となり、数百億円の年間売上高を見込む。
肥満症の患者数に関する明確な統計はないが、高血圧の患者数は国内で4000万人、糖尿病患者は200万人を超えると推定されている。多くは肥満症である可能性が高く、体重を減らせば症状の改善につながる。
米国では少数の患者で薬効を確かめる治験を近く終える。すい臓や脂肪組織から出るホルモンを人工的に作って患者に投与する新薬候補で、過剰な食欲の抑制や代謝改善などを見込む。これまでのデータでは半年で体重を12%減らすことができたという。年内に始める最終段階の治験を経て、数年後には米食品医薬品局(FDA)に販売許可を申請する。米国のデータを応用して欧州でも販売許可を申請する方針だ。
脂肪をそのまんま消化・吸収せずに便に出す薬だそうです。
美味しいものは大体脂肪が入っているもんですからね。肉にせよ魚にせよ。そういう脂肪を味わうだけ味わって、でも体から吸収されないという画期的なもの
ただちょっと怖いのは、脂肪も身体にとって必要だということですかね。もしこの薬を飲んで痩せたとして、その後で薬を中断したら、どうなるんでしょう?脂肪をより吸収するようになってしまうのではないでしょうか。難しいところですけれど、治験に期待です。
2010年01月24日
アニサキス症に新治療法。内科的治療だけで完治する。
アニサキス症に新治療法 気仙沼の医師 来月、学会で発表
宮城県気仙沼市の離島の大島で大島医院を開いている山本馨医師(64)が、アニサキス症の新治療法の研究成果を2月6日、仙台市で開かれる日本消化器病学会東北支部例会で発表する。これまでの内視鏡手術に代わり、内服薬を処方する治療で患者の身体的、経済的負担を減らせる。山本医師は「20年間で200症例の治療を積み上げた。気仙沼方式として全国に発信したい」と話している。
アニサキス症はサンマやサバなどの海水魚を生で食べたとき、アニサキス類の寄生虫を一緒に摂取することで起きる。急激な腹痛、嘔吐などの症状が多く、重い場合はまれに死に至るケースもある。
寄生虫が胃や小腸の粘膜に侵入する時の刺激によって発症するとされる。一般的な治療としては痛みを抑える抗コリン薬、炎症を抑えるステロイドを投与後、内視鏡で虫を摘出する内視鏡手術が採用されている。
山本医師は長年の治療経験から「アニサキス症は虫が出す有毒な分泌物が原因のアレルギー症状」と考え、じんましん治療と同じ抗アレルギー剤をステロイドとともに投与する方法を試みた。
大島医院でも2007年の赴任以来、年間約10人を診察し、虫が患部から消えることを確かめた。この方法で治療した症例は大島赴任以前も含めて200以上に及び、患者はすべて短期間で症状が改善したという。
抗アレルギー剤を投与する方法は体への負担が少ない。外来治療で済み、医療費も従来の10分の1に抑えられる。
この治療を始めたのは20年前に北海道の勤務地で、「アニサキス症はアレルギーのある型」との論文を目にしたのがきっかけ。昔の医師もじんましん療法を行っていたことが分かった。
山本医師は「内科療法でも十分に虫が排出されることを示す」と指摘。新治療法の本格的な研究がアニサキス症予防につながることに期待を寄せている。
へぇー
アニサキスってのはサバとかによくいる寄生虫です。〆サバのように酢で〆てあったり火を通したものは大丈夫なんですけれど、生で食べたりするとアニサキスが体内に入って悪さをします。
普通は内視鏡で消化管に刺さっているアニサキスを取る治療をするんですが、この方法は内科的治療で完了するらしいです。
抗ヒスタミン薬が効くとのことですが、何ででしょうね?寄生虫がいられないような環境になるんでしょうか。
宮城県気仙沼市の離島の大島で大島医院を開いている山本馨医師(64)が、アニサキス症の新治療法の研究成果を2月6日、仙台市で開かれる日本消化器病学会東北支部例会で発表する。これまでの内視鏡手術に代わり、内服薬を処方する治療で患者の身体的、経済的負担を減らせる。山本医師は「20年間で200症例の治療を積み上げた。気仙沼方式として全国に発信したい」と話している。
アニサキス症はサンマやサバなどの海水魚を生で食べたとき、アニサキス類の寄生虫を一緒に摂取することで起きる。急激な腹痛、嘔吐などの症状が多く、重い場合はまれに死に至るケースもある。
寄生虫が胃や小腸の粘膜に侵入する時の刺激によって発症するとされる。一般的な治療としては痛みを抑える抗コリン薬、炎症を抑えるステロイドを投与後、内視鏡で虫を摘出する内視鏡手術が採用されている。
山本医師は長年の治療経験から「アニサキス症は虫が出す有毒な分泌物が原因のアレルギー症状」と考え、じんましん治療と同じ抗アレルギー剤をステロイドとともに投与する方法を試みた。
大島医院でも2007年の赴任以来、年間約10人を診察し、虫が患部から消えることを確かめた。この方法で治療した症例は大島赴任以前も含めて200以上に及び、患者はすべて短期間で症状が改善したという。
抗アレルギー剤を投与する方法は体への負担が少ない。外来治療で済み、医療費も従来の10分の1に抑えられる。
この治療を始めたのは20年前に北海道の勤務地で、「アニサキス症はアレルギーのある型」との論文を目にしたのがきっかけ。昔の医師もじんましん療法を行っていたことが分かった。
山本医師は「内科療法でも十分に虫が排出されることを示す」と指摘。新治療法の本格的な研究がアニサキス症予防につながることに期待を寄せている。
へぇー
アニサキスってのはサバとかによくいる寄生虫です。〆サバのように酢で〆てあったり火を通したものは大丈夫なんですけれど、生で食べたりするとアニサキスが体内に入って悪さをします。
普通は内視鏡で消化管に刺さっているアニサキスを取る治療をするんですが、この方法は内科的治療で完了するらしいです。
抗ヒスタミン薬が効くとのことですが、何ででしょうね?寄生虫がいられないような環境になるんでしょうか。