アジアの貧しい人々に眼科手術、NPOが無償で13年
神埼市神埼町の眼科医、倉富彰秀さん(51)が理事長を務めるNPO法人「POSA」は、東南アジアで白内障患者らに無償の眼科手術を行う「アイキャンプ」を続けている。昨年末までの13年間で、手術した人は1100人を超えた。倉富さんは「必要とされる限り、活動を続けていきたい」と話している。
POSAの設立は、開業した翌年の1995年。「Project Operation Sight for All」の略で、「すべての人に光を」との願いを込めている。倉富さんは子どものころ、米国のテレビドラマの主人公で脳外科医のベン・ケーシーにあこがれ、「開業したら、ケーシーのように弱い立場の人を救いたい」と幼心に決めていたという。
設立から99年まではインド、2000年からは、より困窮しているバングラデシュを年1、2回、訪ねている。必要な器材を日本から持ち込み、メンバーの別の眼科医や看護師、技術士ら計約10人と貧しい村に1週間ほど滞在、地元の医院を借りて診療する。
昨年と一昨年は、手術を希望する人がそれぞれ約1000人に上ったが、両目とも見えない貧しい人を優先し、合わせて約160人に手術を施した。
06年から同行している倉富さんの妻の看護師、亜由美さん(43)は「患者のほとんどは白内障。日本では主として70歳以上に見られる病気だが、バングラデシュでは栄養が不足しているためか、働き盛りの40、50歳代に多い」と話す。
昨年12月23日から31日までのアイキャンプには、06年に続いて倉富さんの2人の娘も同行した。眼科医を目指している長女の東明館高1年、杏理さん(16)はカルテの仕分けなどを手伝ったといい、「地元の人たちに感謝される仕事を誇らしく思った」と、やりがいを感じた様子だった。
手術後の患者さんを病室に連れて行った二女の神埼小6年、菜々さん(12)は「患者さんの肩に手を回すとガリガリで冷たくて、生活が大変なんだと感じた。笑顔で握手してくれて、うれしかった」と話していた。
並大抵の意思がなければ続けられることではありませんね。実際こういったアジアでのボランティアは結構あるようです。
目の前で困っている人を見つけたら助ける、というのは、人間にとって「当たり前」のことかもしれませんが、自ら困っている人のところに赴いて助ける、というのはなかなかできることではありません。
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2008年01月28日
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