ガス風呂釜でCO中毒、21年間に89人死亡
ガス風呂釜による一酸化炭素(CO)中毒による死者が85年から昨年までの21年間で89人に上ることが28日、経済産業省の調査で分かった。パロマ工業製の瞬間湯沸かし器で事故が相次いだことを受け、同省がガス製品を含む製品事故の総点検を実施した結果、明らかになったもので、85〜89年の5年間に43人とほぼ半数が集中している。同省は、いずれも排気筒の取り付け不具合で換気が不十分だったことなどが原因で、製品に問題はなかったとみている。
同省はパロマの事故を受け、「製品安全対策に係る総点検委員会」を省内に設置。これまでに各担当部署などに個別に集まっていた製品事故の報告書などを集計・分析し、コンロなどのガス製品のほかシュレッダーやエアコンなど12品目について過去の同省の対応に問題がなかったかを検証した。
その結果、ガス風呂釜で計89人が死亡していたという。最初の5年間が最も多く、90〜94年は32人、95〜05年の11年間では14人だった。
同省によると、事故は主に自然排気型の風呂釜で起き、換気が不十分だったことが原因とみられる。メーカーは約10社で、特定の会社や機種には偏っていないという。
また、今回の調査で、一連のパロマ製品の事故とは別に、ガス湯沸かし器の排気筒の設置不良などで昨年までの21年間に38人が死亡していたことも明らかになった。
同省は、安全装置つきの機器への買い替えやCO警報機の設置などについて、業者向けに通知を出し、消費者向けの啓発チラシを配布するなどの対策は取ったとし、「その結果として事故は着実に減少した」と説明している。
同省は点検結果を受け、メーカーに対して事故情報の報告を義務化するなどの31項目に上る対策をまとめた。重大な事故があった場合には、事故の公表基準を明確にした上で企業や機種名をホームページなどで速やかに公開。警察や消防には情報交換窓口の設置を要請する。ガス製品などは技術基準を年内に見直す方針だ。
報告の義務化について、二階経産相は今秋に開会する臨時国会に消費生活用製品安全法などの改正案の提出を目指す考えを表明した。ガス製品では現在はガス会社にある事故報告義務を、パロマ工業などの機器メーカーにも課す方針で、ガス事業法などに基づく省令改正に着手する。
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何故一酸化炭素中毒が怖いのかというと、酸素よりも一酸化炭素のほうが、血液中のヘモグロビンとくっつきやすいからなんです。(酸素の200倍から300倍くっつきやすい)
更に恐ろしいことに、一酸化炭素中毒でも、少し吸っただけなら、新鮮な空気を吸えば元に戻るんですが、症状として「眠気」が出てくるところなんですよね。眠気を中毒の症状だと認識しないので、軽度の中毒患者がそのまま眠ってしまい、重度の中毒や死に至るまで、一酸化炭素を吸い続けてしまうんです。
換気はとても重要。特にストーブや、焼き物をするときなどは気をつけて。
参考:一酸化炭素中毒の奇跡(読み物です)
関連;医学処 井戸に落ちたハトを助けようとして5人が死亡
2006年08月30日
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