HIV酵素の全構造解明
エイズウイルス(HIV)の増殖に欠かせない酵素「プロテアーゼ」の全構造を、原子レベルで明らかにすることに成功したと、日本原子力研究開発機構や京都薬科大などの研究チームが、米科学アカデミー紀要電子版に9日付で発表した。
酵素の働きに重要な役割を果たすが、観察が難しかった水素原子の位置も特定できたため、効果的な治療薬の開発に役立つと期待されるという。
チームは、プロテアーゼと、その働きを失わせる阻害剤が結び付いた結晶を作り、茨城県東海村にある原子力機構の研究用原子炉の中性子線を使って分析した。
中性子線は、エックス線では観察するのが難しい、水素原子もとらえることができる。チームは今回、プロテアーゼが阻害剤とどのように結合するのかを詳細に観察することに成功した。
原子力機構の黒木良太ユニット長は「今回の成果を活用すれば、治療薬をより精密に設計できるようになる」と話している。
原始レベルで。細かい箇所まで解明できれば、より効果的な治療薬を作ることができるようになるかもしれません。
HIV治療薬は、エイズの発症を遅らせることができますが、それをより強力なものにし、かつ全世界の人がHIVに関する知識を確実なものにできれば、より根絶に近い形にまでもっていくことができるかもしれませんね。
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2009年03月23日
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