2013年02月02日
感音性難聴にアルツハイマー治療薬を活用する
感音難聴:アルツハイマー薬活用 マウスの細胞再生
音を電気信号に変えて脳に伝えるマウスの「有毛細胞」を、薬剤を使って再生することに世界で初めて成功したと、岡野栄之・慶応大教授と米ハーバード大のチームが発表した。有毛細胞が傷むことが主因となる「感音難聴」は、世界の人口の1割以上とされる。有毛細胞が加齢や騒音などで一度傷むと再生は極めて難しく、成果は新たな治療法につながると期待される。9日付の米科学誌ニューロンに掲載した。
哺乳類では、数万の有毛細胞が内耳のカタツ..
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2012年12月19日
レビー小体型認知症でも脳にアミロイドの蓄積が起こる。
放医研など、アミロイドの蓄積と認知症を伴うレヴィ小体病の関連を確認
放射線医学総合研究所(放医研)は12月6日、PETとMRIを用いた研究により、認知症を伴うレヴィ小体病の脳萎縮にアルツハイマー病(AD)と同じく異常タンパク質「アミロイド」の蓄積が密接に関連することを明らかにしたと発表した。
同成果は、放医研 分子イメージング研究センターの島田斉 研究員らと千葉大学大学院医学研究院の桑原聡 教授らによるもので、「Movement Disorders」オンライン..
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2012年12月01日
アルツハイマー病をより早期に発見できるかもしれない。
アルツハイマー病の兆候、もっと早期に発見できる可能性も
アルツハイマー病の早期発見と予防の方法が模索される中、これまでで最も早期の兆候を発見したとする研究が、6日の英医学専門誌ランセット(The Lancet)に掲載された。
認知症の症例の3分の2を占めるアルツハイマー病。発症率は200人に1人で、高齢化に伴い世界的に患者数が増えている。治療面で大きな問題となっているのが、病気が進行して回復不可能なまでに脳が変化してしまった後でないと症状が現れない点だ。
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2012年01月08日
βアミロイドの蓄積を防ぎアルツハイマー型認知症を予防する食材リスト
認知症を予防する食材 かぼちゃ、もやし、ウコン、納豆など
認知症のうち最多の約6割を占めるのが、アルツハイマー型の認知症だ。アルツハイマー型がどのように発症するかは解明されていないが、最近は、βアミロイドというたんぱく質が脳内に蓄積することで、脳内の神経細胞が衰えて発症する説が有力だ。順天堂大学・加齢制御医学講座教授の白澤卓二さんはこう話す。
「βアミロイドの蓄積を抑えるには、野菜などの抗酸化作用の強い食材を摂ることが最も効果的。というのも、βアミロイドは活性酸..
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2011年09月18日
歯の噛み合わせを良くすると、アルツハイマー病が改善する可能性も。
アルツハイマー病 かみ合わせが原因? 岡山大グループ
歯のかみ合わせが悪いと、アルツハイマー病の原因とされる物質が脳内で大量に増えることを、森田学・岡山大教授(予防歯科)らのグループがラットを使った実験で確認し、15日に発表した。この物質は、かみ合わせを良くすると減るとみられ、森田教授は「人間も歯の治療によってアルツハイマー病が改善する可能性がある」としている。
アルツハイマー病は、たんぱく質の塊「アミロイドβ」が脳内に異常に蓄積することで発症するとされる。
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2011年09月18日
慶應大学、アルツハイマー病の発症の仕組みをiPS細胞で確認する。
アルツハイマー発症の仕組み、iPS細胞で確認 慶応大
慶応大の研究チームがiPS細胞(人工多能性幹細胞)技術を使い、アルツハイマー病が発症する仕組みの確認に成功した。生きたヒトの細胞による薬の効果の確認につながり、新薬開発に役立ちそうだ。論文が7日付英医学誌ヒューマン・モレキュラー・ジェネティクス(電子版)に掲載された。
アルツハイマー病は、ベータアミロイドという毒性の高いたんぱく質が脳にたまり、神経細胞を傷つけて起きるとする「アミロイド仮説」が提唱されている..
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2011年08月28日
ピーナッツの渋皮は脳神経細胞を活性化してアルツハイマー病予防になる
ピーナツでアルツハイマー予防 岐阜薬科大など効果実証
ピーナツの渋皮に脳の神経細胞を活性化する効果があることを、岐阜薬科大(岐阜市)などの研究グループが突き止めた。ポリフェノールが多く含まれており、グループは渋皮を精製した粉末も開発。健康食品などに応用することで、認知機能が低下するアルツハイマー病の予防などが期待できるという。
開発したのは、岐阜薬科大の古川昭栄教授(神経科学)と特殊高機能性化学品メーカー「岐阜セラツク製造所」(岐阜市)の研究グループ。
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2011年08月26日
国内医薬品売り上げトップはアルツハイマー病治療薬アリセプト。
アリセプトが国内売り上げトップ−今年4−6月
医薬品市場調査会社IMSジャパンの今年4-6月の市場統計(薬価ベース)によると、エーザイのアルツハイマー型認知症治療薬アリセプト、サノフィ・アベンティスの抗血小板薬プラビックスの売り上げが、それぞれ前年同期比20%を超える伸びを示し、国内の医療用医薬品の中でアリセプトはトップ、プラビックスは6位となった。
売り上げ上位10製品は、▽アリセプト356億円(前年同期比22.8%増)▽武田薬品工業の高血圧症治療薬ブロプレ..
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2011年08月05日
うつ病治療の電気けいれん療法でアルツハイマー病を治療する。
脳に電流、アルツハイマー病に有効
うつ病などの治療のため脳に電流を流す電気けいれん療法で、アルツハイマー病を引き起こすたんぱく質の働きを抑制できることを、金沢医科大学の加藤伸郎教授らの研究チームがマウスの実験で突き止めた。
3日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」で発表する。
アルツハイマー病の患者は、神経細胞の機能を低下させるたんぱく質「アミロイドβ」(Aβ)の濃度が脳内で高まっている。加藤教授らは、マウスの脳内の情報伝達を担う電気信..
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2011年06月15日
アルツハイマー型認知症に対する貼付剤で理想的薬物濃度を。
「理想的な薬物濃度を保てる」−国内初のアルツハイマー貼付剤で中村祐氏
香川大医学部の中村祐教授(精神神経医学講座)は6月14日、今夏にも発売が見込まれる国内初の貼るタイプのアルツハイマー型認知症治療薬イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ(ノバルティスファーマ/小野薬品工業)について、「緩やかに血中の薬物濃度が上昇し、ほぼ一定の濃度を維持することで、理想的な治療範囲内に保つことができる」と述べた。両社が共催したメディアセミナーでの講演で語った。
このほか中村教授..
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2011年04月28日
成人の難聴はアルツハイマー病のリスクを増大させる。
難聴と認知症の関連性が長期研究で示唆される
難聴(聴力損失)を有する成人はそうでない成人に比べて、認知症リスク、おそらくはアルツハイマー病リスクも高く、難聴が重度であるほどリスクも高いことが、新しい研究によって示唆された。
米国立加齢研究所(NIA)縦断研究部門長/ボルティモア加齢縦断研究責任者のLuigi Ferrucci博士らは、36〜90歳の男女639人を対象に、難聴と認知症との関連性について調べた。1990年の研究開始時に認知症が認められた被験者はいな..
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2011年04月17日
貼るアルツハイマー型認知症治療薬、エクセロンパッチを承認へ
認知症貼り薬、抗凝固薬などの承認了承−薬事分科会
薬事・食品衛生審議会の薬事分科会は3月25日、抗凝固薬(ファクターXa阻害剤)リクシアナ錠(第一三共)の承認の可否を審議し、これを了承した。また、厚生労働省から承認する方針が報告された、貼るタイプのアルツハイマー型認知症治療薬イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ(ノバルティスファーマ/小野薬品工業)や、乳がん治療薬ハラヴェン静注(エーザイ)を含む12品目についても、承認を了承した。4月中にも正式承認される。
こ..
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2010年12月24日
アルツハイマー治療薬ガランタミン(レミニール)を承認へ
アルツハイマー治療薬、2種類目を承認へ 厚労省審議会
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は24日、アルツハイマー型認知症の進行を抑えるヤンセンファーマの「ガランタミン」(商品名・レミニール)について、「承認して差しつかえない」との結論をまとめた。上部組織の薬事分科会への報告を経て、最終的に承認される見込み。
国内で承認されているアルツハイマー型認知症治療薬は「アリセプト」しかないため、海外ではすでに承認されていて実績のあるガランタミンなどについて関連の学..
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2010年12月15日
記憶力を高めるアロマテラピー、集中力を高めるアロマテラピー
アロマの刺激 認知症緩和
認知症の早期診断・治療の研究で知られる鳥取大医学部の浦上克哉教授は、老人保健施設で暮らす認知症の高齢者28人にアロマセラピーを施し、効果を測定する研究を行った。
昼用は、集中力を高め、記憶力を強化するといわれるローズマリーとレモンを、独自の配合でブレンド。夜用は、鎮静効果が期待される真正ラベンダーとスイートオレンジを混ぜて作った。これらの香りに接するセラピーを、昼夜2時間ずつ、約1か月間続け、セラピーを受けた期間の前後で記憶力などを..
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2010年09月01日
J・K・ローリング、多発性硬化症研究施設に13億円寄付
J・K・ローリングさんが難病クリニック設置に13億円を寄付=英
ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズで知られる英作家のJ・K・ローリングさん(写真)が多発性硬化症(MS)の研究・治療クリニック設立のために1000万ポンド(約13億円)を寄付したことが31日、明らかになった。
このクリニックは今年中に英エジンバラ大学内に設置される予定で、ローリングさんの母親の名前を取って「アン・ローリング神経再生クリニック」と命名される。ローリングさんの母はMSのために..
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2010年08月28日
2型糖尿病にアルツハイマー病発症のリスクがある。
インスリン抵抗性を伴った2 型糖尿病にアルツハイマーのリスク、九大研究
インスリン抵抗性を伴った2 型糖尿病患者は、アルツハイマー病の発症に関係があるとされるプラークが形成されるリスクが高いとの論文が、25日の米国神経学会(American Academy of Neurology)の学会誌で発表された。
九州大学(Kyushu University)の研究チームは福岡県久山(Hisayama)町の135人(平均年齢67歳)を対象に研究を行った。対象者に血糖値..
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2010年08月16日
指の触覚の違いで認知症を早期発見する技術。
指の触覚で認知症を早期発見=「くの字」の角度、違い区別−診断実用化期待・岡山大
指で「くの字形」の図形に触れ、角度の違いを区別する方法で認知症の早期発見に成功したと、岡山大工学部の呉景龍教授と医学部の阿部康二教授の共同研究グループが28日、明らかにした。呉教授によると、触覚による認知症の早期発見法は世界で初めてで、早期診断方法としての実用化や国際診断基準への展開が期待されるという。
人間の指先の触覚は繊細で、角度を区別する際には、空間認知や短期記憶、判断など一..
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2010年08月01日
ダウン症の退行現象にアルツハイマー治療薬アリセプトが効く
ダウン症患者にも効果との研究成果 アルツハイマー型認知症の治療薬
先天性の染色体異常疾患「ダウン症候群」(ダウン症)の患者にみられる急激な日常生活能力の低下(退行現象)などの治療に、アルツハイマー型認知症の治療薬「塩酸ドネペジル(アリセプト)」が効果がある、との研究成果を長崎大学病院小児科の森内浩幸教授や諫早市の重症心身障害児(者)施設「みさかえの園むつみの家」の近藤達郎診療部長らの研究グループがまとめた。今年に入り8年間の研究内容を日本小児科学会の雑誌で発表した。
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2010年03月09日
ハンチントン舞踏病の遺伝子治療にマウスで成功する
ハンチントン病の新しい遺伝子治療に、モデルマウスで初めて成功
アデニン (A) 、グアニン (G) 、チミン (T) 、シトシン (C) は、生物の設計図となっている遺伝子を決定する4種類の塩基で、この塩基配列の情報をもとにアミノ酸が作られ、生体の構成要素であるタンパク質を生み出します。例えばアミノ酸の1つ、グルタミンは、CAGの3種が配列して合成されます。
ところが、このグルタミンが、通常20回程度であるところを、40回以上も繰り返して配列し、伸長ポリグル..
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2009年12月26日
ダウン症の合併症は、酵素の過剰分泌が原因だった。
ダウン症、酵素の過剰発現が原因 メカニズム解明へ
先天性疾患のダウン症は、染色体の異常で過剰に作られる酵素によって、細胞の生死や増殖をコントロールする別の酵素が分解されるのが原因との研究結果を北海道大遺伝子病制御研究所の野口昌幸教授(分子生物学)らのグループがまとめ、15日付の米専門誌「デベロップメンタルセル」に発表した。
ダウン症では、若年性アルツハイマー病や白血病などの合併症が高い確率で発生することが知られており、発症メカニズムの解明で、合併症治療に役立つ..
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2009年11月17日
NR2B遺伝子操作で世界一賢いラットを誕生させる。
遺伝子操作で知能向上、人への適用は?
たった1つの遺伝子に手を加えただけで、世界で最も賢いラット“ホビー・J”が誕生したという最新の研究が発表された。同様の遺伝子操作で人間の知能も大幅に向上する可能性があるが、知能が高すぎることが本人のためになるとは限らないと科学者は警告している。
『アルジャーノンに花束を』や『ニムの秘密』など、映画や小説の世界では以前から科学の力によって驚異的な知能を得たネズミが登場するが、この“ホビー・J”はフィクションではない。
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2009年10月31日
エーザイ社長、頼もしい発言。
アリセプトの米特許切れ克服に自信―内藤エーザイ社長
エーザイの内藤晴夫社長は10月30日、今年4―9月期の決算説明会で、自社創製の乳がん治療薬などの開発が順調に進んでいるとした上で、「2010年11月に米国で起こるアルツハイマー型認知症治療剤アリセプトの特許切れを中期的に乗り越える大変力強い新製品群をいよいよ掌中にしつつあるという実感を強めている」と述べた。
国内の医療用医薬品の売り上げは、前年同期比11.4%増の1436億円。アリセプトが457億円(19.6..
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2009年10月30日
熱ショックタンパク「HSP」の役割とは
熱ショックタンパク質損傷で脳疾患 金大・山嶋准教授ら研究
金大大学院医学系研究科・再生脳外科学教室の山嶋哲盛准教授と三重大の共同研究グループは23日までに、ニホンザルの脳を使った実験で、脳梗塞やアルツハイマー病など脳疾患の原因である神経細胞死が、細胞を保護する「熱ショックタンパク質」(HSP)の損傷によって生じることを突き止めた。ヒトの脳疾患にもHSPの保護や補給が有効とみられ、新薬開発や治療への応用が期待される。
山嶋准教授らは、人工的に脳梗塞を起こした..
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2009年10月18日
京都府立医大で認知症脳検診を開始。認知症早期発見へ。
京都府立医科大、認知症の早期発見へ
京都府立医科大(京都市上京区)は14日、認知症の兆候の早期発見を目指す「認知症・脳検診」を始めると発表した。新たにNIRS(近赤外線分光法)装置を使い、前頭葉活動の測定結果も踏まえて総合判定する世界でも例のない検査という。
口頭の質問や筆記で行う認知機能検査(MMSE)に加え、脳の病変を調べるMRI(磁気共鳴画像装置)、血流の状態から脳の活性化を調べるNIRS装置による検査を実施する。認知症につながるような軽度の機能障..
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2009年09月25日
海馬形成に必要な遺伝子「ガーディン」を発見する。
「海馬」形成の遺伝子を特定 神経疾患治療に道
記憶や学習をつかさどる大脳の「海馬」形成に重要な役割を果たす遺伝子を、名古屋大大学院医学系研究科の高橋雅英教授(分子病理学)らが特定、24日付の米科学誌ニューロンに発表した。
高橋教授らは「統合失調症やてんかんなど、海馬の形成異常との関連が疑われる神経・精神疾患の発症メカニズム解明や新たな治療法につなげたい」としている。
高橋教授らは、血管やがんなどの細胞を活発化させる「ガーディン」という遺伝子に着目。この..
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2009年09月09日
アルツハイマーの誘引3遺伝子を英仏チームが発見する。
アルツハイマーの誘因3遺伝子を特定、原因解明に光
アルツハイマー型認知症の誘因と考えられる3つの遺伝子変異を英仏の2つの研究チームが発見し、6日付の科学誌「ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)」にそれぞれ発表した。診断ツールとして、また発症リスクの高い人の生活設計を補助する上で有益とみられる。また、欠陥遺伝子に作用する新薬の開発も期待される。
認知症の最大の原因であるアルツハイマー病には強い遺伝性があると考えられているが、原因遺伝子の詳..
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2009年07月25日
緑内障の早期発見に役立つ遺伝子配列を発見する。
遺伝子配列で緑内障の発症率究明 京都府立医大チーム
失明の原因にもなる緑内障の発症率の高さが遺伝子配列から判別できることを、京都府立医科大学大学院の田代啓教授(分子生物学)と木下茂教授(眼科学)の共同研究チームが初めて突き止め、21日に発表した。緑内障の早期発見はこれまで困難とされてきたが、田代教授は「発症率が簡単に調べられる血液検査システムの構築が期待され、早期発見に役立つ」としている。研究成果は、21日発行の「米国科学アカデミー紀要」に掲載された。
研究チ..
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2009年07月25日
アルツハイマー病に、神経幹細胞の注射で効果があった。
神経幹細胞の注射でアルツハイマー病が改善
米カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の研究チームが7月22日(米国時間)、神経幹細胞を移植することで、アルツハイマー病のマウスの認識力を回復させることに成功したと発表した。
人工的にアルツハイマー病の症状を作り出したマウスの脳に神経幹細胞を注射した。神経幹細胞は、新しいニューロンになったり、アルツハイマー病特有の「斑」(プラーク)や「神経繊維のもつれ」を減らすのではなく、BDNF(Brain-derived ne..
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2009年07月08日
脳や脊髄の神経が切れるのを防ぐ遺伝子を発見する。
神経切断防ぐ遺伝子、アルツハイマー防げる?
脳や脊髄の神経が切れるのを防ぐ遺伝子を東京大学と理化学研究所、九州大学の共同研究チームが発見した。
パーキンソン病などの治療に応用できると期待される。成果は29日付の科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスに掲載される。
人間の脳は、1000億個以上の神経細胞が結びつき、複雑な回路を構成している。赤ちゃんのころはいろいろな細胞同士が結合しているが、情報伝達の効率を上げるため、不要なつながりは切断されていく。
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posted by さじ at 01:34
2009年06月16日
何故サルなどの霊長類ではアルツハイマー病は存在しないのか?
サルがアルツハイマー病にならない理由
ヒトはアルツハイマー病になるが、進化的にヒトに最も近いチンパンジーや他の霊長類はアルツハイマー病にならないという奇妙な現象が以前から知られている。さらに不可解なのは、チンパンジーをはじめとするヒト以外の霊長類の脳にも、ヒトのアルツハイマー病の原因と考えられているアミロイド蛋白が蓄積したアミロイド斑(プラーク)がみられることである。この謎を解く1つの手がかりが得られたとの報告が、医学誌「Neurobiology of Aging..
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2009年06月14日
園芸療法がアルツハイマー型認知症に有効。
園芸療法、認知症に有効/学会発表へ
植物とふれあう作業を高齢者や障害者のリハビリに生かす「園芸療法」の研究を続ける県立淡路景観園芸学校(淡路市)准教授の豊田正博さん(47)が、アルツハイマー型認知症患者の脳の働きを活性化させるのに園芸作業が有効であることを確認。20日に横浜市で開かれる日本老年精神医学会で、研究成果を発表する。
これまでも植物を育てることが患者の気持ちを安らげ、自信回復にもつながると考えられてきた。今回、豊田さんは県内の病院などの協力を得て、注..
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2009年05月12日
カイコが桑の葉に近づくのはジャスミン成分を感知するため
ジャスミン成分がカイコ誘引=桑の葉に微量−東大と京都工繊大
カイコが餌の桑の葉に寄って行くのは、ジャスミンの花にある物質「シスジャスモン」が桑の葉にも微量含まれ、強く誘引されるためと分かった。東京大と京都工芸繊維大の研究チームが8日、米科学誌カレント・バイオロジー電子版に発表した。
東大大学院新領域創成科学研究科の東原和成准教授によると、養蚕で人工飼料にシスジャスモンを微量加えれば、生産性の向上が期待できる。また、同様に単一の物質に誘引される害虫がいた場合、セ..
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2009年04月30日
カフェインがアルツハイマーを予防する。
コーヒー飲みアルツハイマー病予防?…カフェイン効果に期待
コーヒーやお茶などに含まれるカフェインに、アルツハイマー病の予防効果があるとする研究結果を、森隆・埼玉医大准教授と米フロリダアルツハイマー病研究センターなどが動物実験からまとめた。
米国で近く患者らにカフェインを投与する臨床試験に入る。米専門誌に論文が掲載される。
物忘れがひどくなるアルツハイマー病は、脳にたんぱく質のアミロイドベータ(Aβ)が異常に蓄積して、神経細胞が死んでしまう。研究チームは..
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2009年04月20日
アルツハイマー治療薬アリセプトで海馬の神経細胞を再生する。
アルツハイマーの治療薬、「海馬」神経細胞を再生
認知症の一種、アルツハイマー病の代表的な治療薬「アリセプト」が、認知機能をつかさどる脳の「海馬」の神経細胞を再生させることを、名古屋市立大のグループがマウスを使った実験で突き止めた。認知機能の低下を防ぐメカニズムを持つことが分かったことで、発症予防や新薬の開発につながる可能性がある。
同大大学院医学研究科の岡嶋研二教授、原田直明准教授らのグループで、研究成果は米薬理学会誌(電子版)に掲載された。
正常なマ..
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2009年04月14日
カフェインの離脱症状は頭痛、疲労感、眠気、集中力の欠如
その症状、カフェインの離脱症状?
研究によると、カフェインの離脱症状には頭痛、疲労感、眠気、集中力の欠如、風邪のような症状、イライラや憂鬱感などがみられるという。離脱症状は最後にカフェインを摂取してから12〜20時間後に表れ始め、2日後をピークとして最長1週間程度続くこともあるといい、当然ながら摂取量が多いほど離脱症状の程度も大きいとのこと。
カフェインには血管を広げるレセプターをブロックする作用があるため、頭痛の原因となっている場合もあるそうだ。妊娠でカ..
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2009年04月11日
マリファナの有効成分が、がんの増殖を抑制する
マリフアナの成分、がんの増殖を抑制=スペイン研究
マリフアナの有効成分が、がんの増殖を抑制するというスペインの研究結果が、1日発行の医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーションに掲載された。
マリフアナに含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)という成分をがんを発症しているマウスに投与したところ、腫瘍の成長が抑制され、オートファジーというプロセスの中でがん細胞が破壊されたという。
研究に携わったマドリードのコンプルテンス大学のギリェル..
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2009年04月10日
ガードナー国際賞に山中伸弥教授と森和俊教授
ガードナー賞に京大の山中伸弥教授と森和俊教授
基礎医学や臨床医学の研究に多大な業績を上げた研究者に贈られる世界的な医学賞「ガードナー国際賞」の今年の受賞者に、京都大の山中伸弥、森和俊両教授が決まり、京都大が31日、発表した。
受賞者の約4分の1がノーベル賞も受賞しており、日本人ではこれまでに利根川進氏(ノーベル生理学・医学賞)ら6人に授与されている。山中教授は新型万能細胞(iPS細胞)樹立、森教授はたんぱく質の品質を管理する細胞の仕組みを発見した業績が評価さ..
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2009年03月24日
脳活動をみるだけで、何を考えているのかを知ることが出来る
マインドリーディングにまた一歩近付く
海馬は記憶に不可欠な領域であることが広く知られているが、研究者らは、脳のこの領域でイメージがどのように記銘され、想起されるのかだけに着目した。
ウェルカムトラストの研究者らは、4人の被験者を訓練し、いくつかのバーチャルリアリティ空間を認識出来るようにした。Current Biology誌に載った論文によると、(海馬における)脳活動の認識可能なパターンが、彼らがどこにいるかを示していたということだ。
海馬のニューロン..
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2009年03月15日
九州大学、アルツハイマー病の早期発見の人間ドッグを創設
アルツハイマー病早期発見の人間ドック、九大病院が開設へ
九州大病院先進予防医療センター(福岡市東区)は、アルツハイマー病の早期発見を目的とした人間ドック「アルツハイマードック」を設置、16日から受診者の受け付けを開始する。
同センターなどによると、アルツハイマー病は物忘れなどの症状が出る数十年前に進行が始まるとされている。記憶をつかさどる海馬が萎縮する特徴があり、ドックでは記憶力の検査とともに、磁気共鳴画像(MRI)で脳の萎縮を確かめるという。
アルツ..
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2009年03月08日
抑肝散でアルツハイマー病の神経細胞死を抑える
アルツハイマーには漢方!…阪大の研究で効果分かる
幻覚や妄想などアルツハイマー病の周辺症状にも処方される漢方薬「抑肝散(よくかんさん)」に、症状の原因と考えられる脳の神経細胞死を抑える効果があることが、大阪大の遠山正彌教授、松崎伸介助教らの研究でわかった。
漢方薬の効能の仕組みに迫る成果として注目される。
松崎助教らが着目したのは、細胞内のたんぱく質の形を整える小胞体にある遺伝子で、遺伝性のアルツハイマー病患者に変異が多いプレセニリン1(PS1)。PS..
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2009年02月27日
独りぼっちの寂しさは、健康にも害を与える。
孤独の寂しさは健康に被害を与える。
心理学者によると、独りぼっちの寂しさは喫煙や肥満と同じく健康に害があるとのこと。
他人とのつながりの欠如が、我々を不幸にするだけでなく、身体や精神にも悪いことが発見された。拒絶されたという感覚や孤立が、血圧やストレスのレベル、一般的な消耗と同様にアルツハイマー病を発症する確率も引き上げる。また、力や耐久力も減少するため、健康的な生活を送る能力も影響を受けるという。
この研究は、シカゴ大のJohn Cacioppo教授..
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2009年02月21日
大麻を使用すると睾丸がんのリスクが70%増加する。
大麻使用、睾丸がんのリスク高まる可能性=米研究
マリフアナの使用によって、特に悪性の睾丸がんの発症リスクが高まる可能性があることが分かった。米国の研究者らが9日に専門誌「キャンサー」に発表した論文で明らかにした。
シアトルにあるフレッド・ハチンソンがん研究所のスティーブン・シュワルツ氏らは、同地域に住む18―44歳の男性を対象に、睾丸がんを患う369人と、そうでない979人を比較。現在マリフアナを使用している人は、使用していない人に比べ、睾丸がんにかかる確率が..
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2009年02月20日
アルツハイマー病研究、東大の岩坪威教授に医学賞。
米の医学賞に東京大の岩坪教授
アルツハイマー病研究に貢献した研究者に贈られる米国の「メトライフ医学研究賞」の受賞者に、東京大の岩坪威教授(49)が選ばれ、18日、ワシントンで贈呈式が行われた。
教授は、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβをつくる酵素「γセクレターゼ」の働きを解明。治療法の研究に道を開いた。同賞は、米生命保険大手メトライフ社系列の財団が1986年に創設。日本人受賞者は2人目。
岩坪威教授の研究成果については以下。 東京大..
岩坪威教授の研究成果については以下。 東京大..
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2009年01月26日
社会的に活発な人は認知症になるリスクは50%低い。
社交的な生活が認知症のリスクを減らす可能性=研究
付き合いの予定でカレンダーを埋めておくと、認知症にならないかもしれないという研究結果が19日、明らかになった。
社会的に活発な人はストレスにさらされにくく、孤独で悩みがちな人に比べて、認知症になるリスクは50%低いと、専門誌「Neurology」が発表した。
スウェーデンのカロリンスカ・インスティテュートのHui-Xin Wang氏は「穏やかで外交的な性格と社会的に活発な生活の組み合わせで、認知症になる..
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2009年01月22日
コーヒーを飲む中高年はアルツハイマー病発症が極めて低い
適量のコーヒーでアルツハイマー病の発症リスクが低下、研究結果
コーヒーを適度に飲む中高年はアルツハイマー病の発症リスクが極めて低いことが、15日発表されたフィンランドとスウェーデンの合同チームの研究で明らかとなった。
研究を率いたフィンランド・クオピオ大学(University of Kuopio)およびスウェーデン・カロリンスカ研究所(Karolinska Institute)教授のMiia Kivipelto氏によると、コーヒーを1日3−5杯飲む中高年は、..
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2008年12月31日
若いうちから運動をしているとアルツハイマー病になりにくい
脳への血流減少がアルツハイマー病の引き金、研究成果
数年あるいは数十年にわたって脳の血流量が徐々に減少することがアルツハイマー病の主因の可能性があるとの研究が26日、発表された。
アルツハイマー病については脳が損傷を受ける仕組みは良く理解されていたが、その原因はこれまで謎とされていた。今回の研究は、血液が脳に運ぶブドウ糖が少なくなると連鎖的に生化学的な反応が起こり、ニューロンを攻撃するタンパク質が蓄積してアルツハイマー病が発症することを示している。
主..
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2008年12月09日
海馬を切除し、脳研究に協力していた男性が死去。
「海馬」切除後、脳研究に協力 米男性「H・M」氏死去
脳の一部を切除する実験的治療を受けて新たな記憶ができなくなったあと、脳機能の研究に積極的に協力し、学習や記憶の仕組みの解明に多大な貢献をした米国の男性患者が82歳で亡くなった。ニューヨーク・タイムズなど米主要メディアが5日、報じた。
この男性はヘンリー・モレゾンさん。米コネティカット州の老人ホームで2日、呼吸不全のため亡くなった。研究論文などではプライバシー保護のために「H・M」という名前で呼ばれ、脳研究..
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2008年12月05日
神経細胞が必要な物質を的確に選別して運ぶ仕組み
分子モーター:配送のしくみ、東大・広川教授ら解明
最長1メートルに及ぶ神経細胞の末端まで、必要な物質を的確に選別して運ぶ仕組みを、東京大の広川信隆教授(分子生物学)らが解明した。細胞内の運び屋「分子モーター」に、配送票のようなたんぱく質がくっついて「積み荷」をより分け、目的地に着くと、このたんぱく質が分解されて積み荷が降ろされるという。
広川教授らは、エネルギーを生み出すミトコンドリアなどが末端に届く仕組みを調べた。その結果、これに使われる分子モーターは「KI..
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2008年11月07日
岡野栄之教授がiPS細胞を用いマウスの神経難病治療に成功
慶大:iPS細胞使いマウスの神経難病治療に成功
さまざまな細胞や組織に分化する能力を持つ「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を使ってマウスの神経難病を治すことに、慶応大が成功した。岡野栄之・同大医学部教授(再生医学)は「ヒトの治療への応用には時間がかかるが、iPS細胞の効果を確認できた」と話している。
実験に使ったのは「ミエリン形成不全症」という難病を発症させたマウス。神経から腕のように伸びる軸索を覆う「ミエリン」と呼ばれる細胞が生まれつき作れないため、脳からの..
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2008年11月04日
アルツハイマー病は、記憶の形成維持プロセスに依存した疾患
記憶の再固定化のプロセスが加齢に伴う記憶障害に関与
独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、脳の記憶プロセスに関係するタウタンパク質をリン酸化する酵素の1つ「GSK-3β」の活性化が記憶を呼び出し、それを再び固定化するプロセス(記憶の再固定化)に必須であることを発見しました。
理研脳科学総合研究センター(田中啓治センター長代行)アルツハイマー病研究チームの高島明彦チームリーダー、木村哲也専門職研究員らの成果です。
アルツハイマー病は、アミロイド..
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2008年09月10日
適度な運動を行うことで高齢者の記憶力を向上できる。
高齢者の適度な運動は記憶力向上に効果=研究
高齢者にとって定期的に適度な運動をすることは、記憶力の向上や認知症の発症を遅らせるのに効果あることが分かった。オーストラリアでの研究結果が医学誌「ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAA)」で発表された。
同研究では、認知症ではないものの、記憶力に問題を抱える50歳以上の170人を対象に調査を実施。対象者の半分は週3回50分程度のウォーキングなど適度な運動を行っている人で、残りの半分は..
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2008年08月20日
カレーに含まれるターメリックは記憶力を高める。
カレーを食べて記憶力アップ…アルツハイマー予防に期待
武蔵野大は18日、米ソーク研究所との共同研究で、カレーのスパイスの一種ターメリック(ウコン)から作った化合物に記憶力を高める効果があることが動物実験でわかった、と発表した。
アルツハイマー病など脳疾患の予防などに役立つ成果として注目される。
同大薬学部の阿部和穂教授らは、インドでアルツハイマー病の患者が少ないことに着目。その秘密は食生活にあるとして、同国の代表的料理カレーに含まれる様々なスパイスの効..
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2008年07月07日
マリファナの成分「ベータカリオフィレン」が医薬品に
マリファナ等の成分『ベータ・カリオフィレン』が、強力な医薬品に?
マリファナ(大麻)には、「ベータ・カリオフィレン」という驚異の化学物質が含まれている。これまでの詳細な研究により、痛みや炎症、アテローム性動脈硬化症、骨粗しょう症などの治療に、この成分を利用できることがほぼ実証された。
チューリッヒ工科大学のJurg Gertsch博士は、他の3大学の研究者たちと共同で、ベータ・カリオフィレンの天然分子が、「カンナビノイド受容体・タイプ2」(CB2)と呼ばれるタ..
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2008年07月07日
人間ドックや大学病院でも見落とされている「緑内障」
「緑内障」人間ドックの2割で見落とす危険 眼底検査で早期発見を
40歳以上の20人に1人が発症し、中途失明の原因疾患で最多の緑内障。早期発見できれば点眼薬で視野欠損を防止できるが、自覚症状がないため眼底検査が重要だ。
ところが人間ドックの2割は、眼底写真の診断を眼科以外の医師が行っており、見落とされる危険が高いことが患者団体の調査でわかった。
調査したのは患者団体の緑内障フレンド・ネットワーク。昨年10月に無作為抽出した人間ドック425施設から回答を得..
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2008年07月02日
ダウン症候群の治療のためにES細胞を利用する。
ダウン症候群治療にES細胞利用を承認 鳥取大
鳥取大学(能勢隆之学長)は二十三日までに、鳥大大学院医学系研究科機能再生医科学専攻の押村光雄教授らによるヒト胚性幹細胞(ES細胞)を利用したダウン症候群の治療研究計画を承認した。
ES細胞の染色体改変にまで踏み込んだ点で注目され、ダウン症で起こる不整脈やアルツハイマー病の治療につながると期待される。
ダウン症などトリソミー症候群の患者は、通常は一対二本の染色体が一部で一対三本になっており、発達障害や循環器..
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2008年05月06日
アルツハイマー病を、臍帯血細胞で予防する。
アルツハイマー、さい帯血で予防
へその緒の血液(さい帯血)を静脈に注射する手法で、アルツハイマー病の原因物質を脳内で蓄積しにくくすることに、埼玉医科大総合医療センターの森隆准教授と米国・南フロリダ大のチームが成功した。
さい帯血移植は白血病などの治療に広く使われているが、高齢社会で増加しているアルツハイマー病の治療にも有効である可能性がでてきた。成果は、米医学誌「ステム・セルズ・デベロップメント」(電子版)に掲載された。
アルツハイマー病は、脳にアミロ..
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2008年04月10日
武田が米医薬ミレニアム社を88億ドルで買収する。
武田、米医薬ミレニアム社を88億ドルで買収――ナスダック上場
武田薬品工業(4502)は10日、約88億ドル(約8800億円)を投じて米ナスダック上場のバイオ医薬品会社ミレニアム・ファーマスーティカルズ(マサチューセッツ州)を買収すると発表した。同日付でミレニアム社と合意し、今後は5営業日以内にTOB(株式公開買い付け)を実施する。ミレニアムはガンと炎症疾患の遺伝子治療も含めて重点的に研究しており、武田は自社の研究開発能力と補完関係を築けると判断した。同社の買収案件と..
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2008年04月07日
牛の卵子と人の細胞核を融合したハイブリット胚作成に成功
融合胚作成に成功=英大学で3日間生存−BBC
英BBC放送(電子版)は1日、イングランド北部のニューカッスル大学の研究者が、ヒトの細胞核を動物の卵子に注入する「ハイブリッド胚(融合胚)」の作成に同国で初めて成功したと報じた。
BBCによると、ヒトの皮膚から採取した細胞核を、核を除去したウシの卵子に注入して作成した融合胚が、3日間生存したという。
同胚作成をめぐっては、パーキンソン病やアルツハイマー病といった難病治療の研究に役立つことが期待される一方、..
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2008年03月16日
どんな型のウイルスにも効く新しいタイプのワクチン
「万能ワクチン」実現へ道筋、感染研などが新物質開発
国立感染症研究所と日油などは、様々なタイプのインフルエンザウイルスの増殖を抑えるのに有望な新物質を開発した。従来のワクチンとは異なり、ウイルスが感染した細胞を攻撃するのが特徴。動物実験で効果を確かめた。発生が懸念される新型インフルエンザをはじめ、どんなインフルエンザにも効く「万能ワクチン」の実現につながる成果で、引き続き動物で効果と安全性を調べる。
開発したのは感染研、日油、北海道大学、埼玉医科大学のチー..
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2008年02月20日
認知症予防のために、日ごろから脳を刺激しよう
予防できる?認知症: 体操、食事など生活習慣改善
脳の活性化になる、と人気の体操がある。手の動きから「フリフリグッパー」と名付けられた。茨城県利根町の保健センターを中心に、認知症予防策の一つとして始まった。
認知症と生活習慣には関係があるのか。このテーマを研究する筑波大の朝田隆教授から01年、利根町に協力要請があった。受諾した町は同年、65歳以上を対象に44回の講座を開き、記憶力など認知機能のテストも実施。受講者の一部約400人が翌年から、栄養、運動、睡眠のい..
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2008年01月14日
朝鮮人参の成分がアミロイドの生成を防止する。
朝鮮ニンジンにアミロイド線維の形成抑止効果 信大教授確認
信大農学部応用生命科学科の中村宗一郎教授(54)が、朝鮮ニンジンの成分に、「アミロイドーシス」と総称される病気の原因物質「アミロイド線維」の形成を抑制する効果があることを、試験管実験で確認した。アルツハイマー病やクロイツフェルト・ヤコブ病などでも知られるアミロイドーシスには効果的な治療法がない。近く動物実験を始め、予防につながる成分の応用方法がないか研究を進める。
本来は体内で有用な働きをする約20種..
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2007年12月04日
抗酸化作用のあるザクロを色々な料理に使ってみよう
緋色で健康…料理の主役に躍り出たザクロ
秋の赤い果物としてリンゴの脇役だったザクロが主役に躍り出てきた。老化やがん、心臓病、関節炎、果てはアルツハイマーにまで効果があると評判になったからだ。
古代エジプトでは、来世へ安全に渡れるお守りとして墓にザクロを詰め込んだといわれる。中国では、健康な子供の出産を祈って新婚夫婦に食べさせたという。もとより、鮮やかな色と酸っぱさはどんな料理にも合う。
米国では2002年に行われた健康調査で、ザクロには抗酸化物質が多..
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2007年11月26日
国連がクローン人間に対し警告を発する
クローン人間は非合法化または厳しい管理下に置くべき=国連
国連が13日クローン人間に関する研究報告を発表した。その主要な執筆学者は、国際社会はクローン人間の製造を非合法とするか、あるいは速やかに厳しい管理下に置くべきだと主張した。
国連が発表した報告の題名は「クローン人間の複製は避けられないのか。国連管理下における将来の選択」(Is Human Reproductive Cloning Inevitable: Future Options for UN Gov..
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2007年11月13日
経口ワクチンの動物実験に成功する
注射いらずの“飲むワクチン”、動物実験に成功
口から飲んで腸の粘膜から吸収される新型のワクチンを、東京大医科学研究所の清野宏教授(粘膜免疫学)らが開発した。
粘膜にある免疫機構を働かせる「スイッチ」役の細胞に着目。この細胞を標的にするたんぱく質とワクチンを組み合わせてマウスに飲ませたところ、有効性を確認した。注射器が不要で、インフルエンザやエイズウイルス(HIV)の次世代ワクチンへの利用が期待される。
腸や咽頭の粘膜には、M細胞と呼ばれる細胞があり、ウ..
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2007年10月27日
6年以内にアルツハイマーを発症するかどうかが分かる検査法
9割の確率でアルツハイマー発症の可能性を診断、米研究機関が新診断法を確立
9割の確率でアルツハイマーの発症の可能性を診断できるという画期的な診断方法の確立に米スタンフォード大学医学部が成功していたことが10日までに、学術専門誌「Nature Medicine」に掲載された論文により明らかとなった。
スタンフォード大学の研究グループによって開発された診療方法は患者の血液検査を行うことで、将来、アルツハイマーを発症するかが判るというもの。これまでの試験では ..
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2007年10月27日
ローズマリーに含まれるカルノシン酸にアルツハイマー予防効果
ローズマリーにアルツハイマー予防効果 岩手大など発表
西洋料理などで使うハーブのローズマリーに多く含まれるカルノシン酸に、脳の神経細胞が細胞死するのを防ぐ効果があることを岩手大など日米合同研究チームが突き止め、22日発表する。アルツハイマー病やパーキンソン病の予防や治療をする新薬につながる成果だという。
米国では、医薬品への応用に向けたプロジェクトが始まった。成分を使ったサプリメントも製品化される予定だ。
岩手大の佐藤拓己准教授(神経工学)らは、マ..
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2007年10月26日
高学歴のほうが記憶の喪失は速くなる
学歴高いほど記憶喪失も急速=アルツハイマー発症後−米
培った認知力が高いためか、高学歴者の方がアルツハイマー病など認知症の発症は遅めだが、記憶障害が出始めた後は、より速いペースで記憶の喪失が進む傾向が確認された。米アルバート・アインシュタイン医科大学の研究チームが23日発行の神経学会誌ニューロロジー最新号で報告した。
統計的には、認知症発症までの時間は、教育を受けた期間が1年増えるごとに2カ月半遅くなった。逆に、発症後の記憶喪失ペースは、教育が1年増えるごと..
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2007年10月05日
アルツハイマーをワクチンで治す夢
<アルツハイマー>ワクチン飲んで治す 脳の「老人斑」撃退
約20年間、アルツハイマー病の治療、研究に取り組んできた田平武・国立長寿医療センター研究所長は「治療法がここまで進むとは夢にも思わなかった」と、最近のワクチン療法の進歩を語る。
アルツハイマー病患者の脳に共通して見られるのは、シミのような老人斑だ。老人斑の主成分は、神経細胞を殺すアミロイドベータ(Aβ)たんぱく。これが脳に蓄積して塊となると神経細胞が次々と死に、記憶障害などが起きる。治療の焦点は、この老..
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2007年09月29日
押し花で健康維持と老化防止を行う。
押し花、おじさんも夢中 材料探しで楽しく散歩・展示会で仲間ができた・指先使えば老化防止に
“女性の趣味”といったイメージで見られがちな「押し花」に、中高年の男性たちが挑んでいる。興味を持つきっかけはさまざまだが、散歩を兼ねた材料探し、集中して手先を使う細かい作業などは、健康維持や老化防止にもよさそうだ。
男性限定と銘打ち東京都内で開かれた「男の押花講座」。手芸関係の出版事業などを運営する日本ヴォーグ社(東京都新宿区)が主催し、初心者を含む60‐70代の13人が..
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2007年09月08日
科学雑誌「CELL」の表紙に、荒木飛呂彦さん
人気漫画、米科学誌表紙に=日本人研究者論文、イメージ化−「ジョジョ」荒木さん
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦さんのイラストが、7日付の米科学誌「セル」の表紙を飾った。同誌に掲載された日本人研究者の研究内容をイメージ化したもので、医学や生物学の分野で権威のある同誌の表紙を、日本人漫画家が描くのは異例だ。
論文は、神経細胞間のつなぎ目に当たるシナプスで神経伝達の調節に関与するたんぱく質の発見に関するもの。神経伝達の異常はアルツハイマー病や脳梗..
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2007年09月02日
日本人女性から、アルツハイマーのリスクとなる遺伝子を発見
アルツハイマー病発症 日本人女性にリスク遺伝子
日本人女性でアルツハイマー病の発症リスクを大きく左右する遺伝子を新潟大などのグループが見つけ、英専門誌に30日発表した。国内の患者1526人とそうでない人1666人のDNA配列を比較した結果だ。75歳以上では女性の方が男性よりも発症率が高いという報告が内外であるが、その原因の解明につながる可能性がある。
DNA配列には「SNP」(スニップ)と呼ばれるわずかな個人差があり、この個人差と様々な病気との関連が注目され..
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2007年08月08日
脳の働きを円滑にする、ハンドマッサージを覚えよう
今すぐ試せる! 脳の働き、ハンドマッサージで円滑に
脳を効率よく働かせるためには、ハンドマッサージが有効であることが最近の研究でわかった。手は「第二の脳」ともいわれ、もみほぐすことが脳の働きを円滑にするとみられている。調査・研究にあたった古賀良彦・杏林大学教授(精神神経科)に話を聞いた。
脳科学の視点からの心の健康維持増進を目的に活動しているNPO法人「日本ブレインヘルス協会」の理事長も務める古賀教授。今年2、3月、製薬会社「ユースキン製薬」と共同で、脳内..
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2007年07月16日
嗅覚障害はアルツハイマーの初期症状なのです。
チョコとレモンが嗅ぎ分けられなければアルツハイマーのリスク
チョコレートとレモンやせっけんのにおいをかぎ分けることが難しい高齢者は、アルツハイマー病にかかるリスクが高まっている可能性がある。
医学誌アーカイブズ・オブ・ゼネラル・サイカイアトリーの7月号に掲載された論文によると、においを嗅ぎ分けるテストで標準以下のスコアを取った人は、軽い認知障害を患う確率が高い。論文の筆者のラッシュ・ユニバーシティ・センター(シカゴ)の研究員ロバート・ウィルソン氏によると、思..
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2007年06月23日
アルツハイマー病の治療薬で、緑内障の進行を抑えられることが判明
アルツハイマー治療薬 緑内障の進行抑制
日本人の緑内障の7割を占める「正常眼圧緑内障」の進行を、アルツハイマー病の治療薬で抑えることに、東京医科歯科大の研究グループが、動物実験で成功した。
緑内障による失明の予防などにつながる研究成果で、22日の米医学誌電子版に掲載される。
緑内障は、視神経が損傷し、視野が次第に狭くなる病気。日本人の失明の原因のトップで、国内の患者数は約400万人。眼球の圧力(眼圧)が高くなると発症するタイプと、正常眼圧で起こるタイプ..
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2007年06月18日
精神障害を持つ人が300万人を超す。
精神障害300万人超す…07年版白書
政府は15日午前の閣議で、2007年版「障害者白書」を決定した。精神障害を持つ人の数は05年に約303万人となり、02年から約45万人増え、初めて300万人を超えたことがわかった。
疾患別では、そううつ病などの「気分(感情)障害」が増加し、33・3%で最も多かった。高齢化に伴うアルツハイマー病の増加も精神障害の急増の原因になっている。
精神障害を持つ人のうち、在宅(通院)は02年から44万人も増えて約268万人に、..
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2007年06月16日
コレステロールは、脳の機能増進には欠かせない。
コレステロール、脳に必須 伝達機能高める 実験で確認
血液中や肝臓で増えると厄介者扱いされるコレステロールが、脳の機能増進には欠かせないことを、産業技術総合研究所関西センターの小島正己・主任研究員や科学技術振興機構の鈴木辰吾研究員らのグループがネズミ(ラット)を使った実験で明らかにした。小島さんは「アルツハイマー病の脳内では、コレステロールの合成異常がみられるという研究もあり、治療薬の開発に役立てたい」と話す。13日付の米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス電子..
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2007年04月29日
認知症の予防に、30分以内の昼寝や緑黄色野菜中心の食事が有効
認知症シンポ:「短時間の昼寝効果的」などアドバイス
認知症の予防策を考えるシンポジウム「認知症予防のポイント」(毎日新聞社・ぼけ予防協会主催)が28日、名古屋駅前のミッドランドスクエア内ミッドランドホールで開かれた。約400人の入場者を前に、専門家たちが「短時間の昼寝が効果的」「趣味を持つべき」などとアドバイスした。
医療や厚生労働省関係者が参加。「30分以内の昼寝のほか、魚や緑黄色野菜中心の食事を心がけて」(田平武・国立長寿医療センター研究所長)▽「1回20..
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2007年04月01日
数年後に、唾液診断が一般化するかもしれない。
唾液検査が数年で疾患検出の標準に
唾液の分析による簡単で安価な検査法が、早ければ2011年には標準的検査として利用されるようになる見通しだ。医療の場では、非侵襲的な疾患検出方法が強く望まれているが、現在のところ唾液検査は一般的ではない。この現状が変わりつつあるという知見が、ニューオーリーンズで開催された国際歯科研究学会(IADR)年次集会で発表された。
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)歯科学研究所のDavid T. Wong博士は、複数の研究..
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2007年03月29日
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
さあついにやって参りました。第101回医師国家試験の大学別ランキングです。今回は総計編をお送りします。総計というのは、つまり今年卒業した国家試験受験者と、昨年度医師国家試験に落ちて国試浪人となった受験者を足した数、つまりその大学の平均力とでもいいましょうか。安定していなければ上位ランクインは難しいということです。
第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編..
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2007年03月19日
PS3での難病究明プロジェクトが、いよいよ始動する。
「PS3」で難病プロジェクトに参加を SCE呼びかけ
ゲーム機「プレイステーション(PS)3」を難病の原因究明に役立てませんか――。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は15日、体内のたんぱく質の合成過程を解析するプロジェクトに、PS3の利用者がネットを通じて参加できるようにすると発表した。PS3が搭載する高性能の中央演算処理装置(CPU)「セル」の能力をアピールする狙いもある。
プロジェクトは米スタンフォード大が00年に始めた「Folding@..
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2007年03月19日
日本でのワクチン開発を推進するために厚生労働省が乗り出す
ワクチン開発に、産官学が連携へ 厚労省が推進委設置
新型インフルエンザ対策などで新たなワクチンの需要が世界的に高まる中、厚生労働省は、国内メーカーの研究開発や承認申請を後押しするための指針作りや、産官学の連携に乗り出す。海外で承認されている有効なワクチンが国内でも使用できるような環境づくりが狙いで、近く、専門家らによる推進委員会を立ち上げる。
感染症を予防するワクチンは健康な人に使われるため、一般の薬より効果や安全性の評価が厳しい。接種率の高い乳幼児が少子化..
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2007年03月05日
アルツハイマー病の発症因子の1つ「ホモシステイン酸」を研究
アルツハイマー病:発症原因の一つ解明 佐賀女子短大教授
佐賀女子短大(佐賀市)の長谷川亨教授(61)=公衆衛生学=が4日、アルツハイマー病が高齢者に多く発症するメカニズムの一つを解明したと明らかにした。老化によって神経細胞の働きが抑制されると、同病を引き起こす物質「ホモシステイン酸」が脳の神経細胞死を招く働きをすることを実験で示した。発症の仕組みが明確になっていない同病の治療に役立てたい考えで、研究成果は、6月に米国で開かれる認知症予防の国際会議で発表する。
..
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2007年03月03日
貴方の家族は、Pick病のせいで万引きしたのかもしれません。
若年認知症「ピック病」で万引き 厚労省が調査
「ピック病」と呼ばれる認知症になった公務員らが、症状の一つである万引きをして社会的地位を失うケースが相次いでいる。脳の前頭葉の萎縮で感情の抑制を失って事件を起こしてしまうためで、犯行時の記憶がないのが特徴だ。しかし、正確に病気を診断できる医療機関は少なく、厚生労働省の若年認知症の研究班も、初めてピック病の実態調査に乗り出した。専門医は「まじめに仕事をしていた働き盛りの人が万引きをして『なぜ』ということがあれば、ぜひ専門の医..
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2007年02月04日
認知症による脳萎縮、始まる前に細胞が活性化することが判明
認知症:脳萎縮前に細胞活性化 発症予測の可能性
認知症により脳組織が萎縮する前に脳内の免疫にかかわる細胞が活性化することを、放射線医学総合研究所(千葉市)などがマウスの実験で突き止めた。この細胞の活性化を観察できればアルツハイマー病の発症を予測できる可能性があり、早期診断や治療薬の開発につながるという。1日付の米科学専門誌「ニューロン」に掲載された。
研究チームは、認知症の原因の一つと考えられている「タウたんぱく」が脳内に蓄積するように遺伝子操作したモデルマウ..
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2007年02月04日
アメリカで、脳神経疾患の患者が急増している。
米で脳神経疾患急増
多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病など脳神経疾患が、米国ではこれまで考えられた以上に増えている可能性の高いことが、米国立衛生研究所などの研究で分かった。米神経学会誌に発表した。研究チームは、1990〜2005年までに発表された約500の研究論文を調査した。
それによると、米国では、視力の低下、歩行障害などが表れる多発性硬化症の発症率は、人口1000人あたり1人で、25年前に比べ倍増した。アルツハイマー病も増加し、65歳以上の高齢..
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2007年02月02日
埼玉医科大学がアルツハイマー病のワクチンを開発。
埼玉医科大など、アルツハイマー病ワクチンを開発
埼玉医科大学、南フロリダ大学などの国際チームは、アルツハイマー病を治療するワクチンを開発、マウスの実験で安全性と有効性を確認した。脳内にたまる原因とされるたんぱく質が半減した。成果は近く米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。
注射で投与するタイプを中心に国内外でアルツハイマー病ワクチンの研究開発は盛んだが、髄膜炎や軽い脳内出血などの副作用が出るとの報告もある。今回開発したワクチンは、皮膚に直接塗ったりパッ..
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2007年01月18日
バイリンガルは一ヶ国語しか話さない人より認知症になりにくい
認知症発症 バイリンガルは4年遅い…カナダ研究チーム
2か国語を自在に操る「バイリンガル」は、1か国語しか話さない人より、認知症の発症が約4年遅いという分析結果を、ヨーク大学(カナダ)などの研究チームが発表した。
専門誌「ニューロサイコロジア」2月号に掲載される。
ベイクレスト記憶診療所(トロント)を受診したアルツハイマー病など認知症の患者184人を対象に、症状の経過と学歴や職業などのデータを分析。
若いころ身につけた2か国語をずっと使い続けて..
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2007年01月10日
新薬承認期間を短縮するため、審査人員を大幅に増やす。
新薬審査の承認期間短縮へ、人員を倍増…厚労省方針
新薬の承認を欧米並みに迅速化するため、厚生労働省は、審査を担当する独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」の審査人員を大幅に増やすなど、審査体制の抜本的な強化対策に着手することを決めた。
昨年暮れ、「(同総合機構の)審査人員を倍増するよう」求めた、国の総合科学技術会議の報告書を受けたもので、2007年度から、人員を増やすことで審査期間の短縮を図りたい考えだ。
厚労省などによると、製薬企業の申請から承認まで..
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2007年01月07日
漢方薬成分「フラボノイド」が認知症を改善する
<漢方薬>薬効成分に認知症改善効果を確認 都老人研など
漢方薬の薬効成分「フラボノイド」に、アルツハイマー病などに伴う脳の神経回路の損傷を回復させる働きがあることを、東京都老人総合研究所などの共同研究チームがマウスを使った実験で確かめた。米神経科学専門誌に近く発表する。
脳の神経細胞は互いに突起を伸ばし、その接点のシナプスで神経伝達物質を分泌し、情報を伝えている。情報がうまく伝わるためには、突起を包む髄鞘という構造が欠かせないが、アルツハイマー病など認知症患者..
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2006年12月31日
アルツハイマー病の原因物質が何かを韓国チームが特定
アルツハイマー病の原因物質、国内研究チームが発見
韓国人研究チームがアルツハイマー病の原因物質を発見した。
成均館大学医学部のチョン・ソングォン教授チームが20日、プレセニリン(PS1)というタンパク質の変異によって発症するアルツハイマー病の原因物質が、細胞膜構成成分の一つであるイノシトールリン脂質の「PIP2」であることを突き止めたと明らかにした。米コロンビア大学のキム・テワン教授チームとの共同研究によるもので、研究論文は米国科学アカデミー機関誌の米国科学..
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2006年12月03日
チェスのアジア大会に、ドーピングテストを導入する
チェスのアジア大会にドーピングテスト導入
チェスの世界運営団体であるFIDE(世界チェス連盟)は、今週から始まるアジア大会にドーピングテストを導入するが、チェス界の関係者は、薬によってどうチェスが強くなるのか見当もつかない、と首をかしげている。
大会責任者のユーセフ・アフマド・アリ氏は「どの薬を使うと対戦によい影響が出るのわかりません。でも、対戦後、競技者がドーピングテストを受けなければならないのは事実です」と語った。
ドーピングテストは、将来..
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2006年12月02日
前立腺がんになったときは、あわてないことが最も大切
「あわてない」のが一番大切
生活様式の欧米化で、前立腺がんがとても増えました。高齢者には、前立腺の潜在がん(精密検査で初めて見つかる無症状のがん)も驚くほどたくさんあり、長生きするほどに、前立腺がんの発生率は高まります。
しかし、多くの前立腺がんはゆっくりとしか増大しません。だから、積極的な治療をしなくても、天寿を全うできる患者さんが、かなりいます。実際、根治手術を行うか、定期検査をする経過観察だけにとどめるか、臨床試験で比べても、長期生存率に大きな差はでてい..
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2006年11月22日
PS3を癌やアルツハイマー病の新薬研究に活用する
PS3、新薬開発に一役・SCEと米スタンフォード大学
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は米スタンフォード大学と組み、新ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」をがんやアルツハイマー病の新薬研究に活用する。国内外のPS3所有者がインターネットに接続すれば、同大学の研究に参加できる。スーパーコンピューター並みのPS3の能力を膨大なデータ処理が必要な先端分野に生かす。PS3は国内は11日に発売。米国では17日に販売が始まる。
対象の研究は人間のたん..
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2006年11月09日
赤ワインに含まれるレスベラトロルは肥満の悪影響を打ち消す
赤ワインの成分で肥満マウスが長生き 米研究
赤ワインに多く含まれる成分を肥満のマウスに大量投与することによって、肥満による悪影響が消え、寿命が延びるとの研究結果を、米ハーバード大の研究者らが発表した。専門家らの間で「画期的な研究」と評価され、注目を集めている。
研究は、同大のデービッド・シンクレア博士らと米国立老化研究所(NIA)が共同で実施し、英科学誌ネイチャーの電子版で報告した。同博士らが注目したのは、ワイン中の抗酸化物質ポリフェノールの一種で、「レスベ..
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2006年10月19日
赤ワインを呑むとアルツハイマー病を予防することができる
赤ワインがアルツハイマー病を防ぐ
赤ワインを飲むとアルツハイマー病の予防に役立つ可能性が、米マウントサイナイ医科大学(ニューヨーク)の研究で示された。
米実験生物学誌「FASEB Journal」11月号に掲載予定のこの研究は、アルツハイマー病型の脳変性を生じたマウスに赤ワインを与え、その影響を観察したもの。エタノールまたは水を与えられたマウスに比べ、赤ワインのカベルネ・ソーヴィニヨンを与えられたマウスでは、アルツハイマー病型の記憶機能低下に有意な減少が..
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2006年10月16日
武田薬品とエーザイが新薬の治験を海外並に短縮する
武田とエーザイ、新薬の国内発売時期早める
武田薬品工業とエーザイは医療用新薬の国内発売時期で、海外に比べて平均4年あった遅れを1年以内に縮める。海外を先行させていた「臨床試験(治験)」を初めて日米欧でほぼ同時に実施し、新薬の早期発売を望む患者の声に応える。新薬の治験や承認審査期間を短縮する規制緩和の動きを背景に、製薬業界で同様の動きが広がりそうだ。
製薬会社が新薬を実用化するには、医療機関に委託して人を対象に実施する治験が必要。国内では治験に手間と時間がかか..
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2006年10月08日
武田薬品工業ニュース3連発。大阪経営No1アルツハイマー
大阪府、武田薬品研究所誘致に200億円支援策提示
武田薬品工業が計画している中央研究所を誘致するため、大阪府が約200億円の支援策を同社に提示していることが7日分かった。自治体の企業誘致のための支援額では最大規模。同社の研究所を巡っては神奈川県も誘致を目指し最高80億円の補助制度を活用する構え。
大阪府が9月半ばに示した支援策は(1)研究所への投資額800億円前後の2割を補助する(2)用地費を約40億―50億円値引きする――など。大阪府の企業誘致に関する現在の..
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2006年10月07日
マリファナはアルツハイマー病の進行を止める作用がある
マリフアナの成分がアルツハイマー病進行を阻害 米研究
薬物として取り締まりを受けているマリフアナの成分に、アルツハイマー病の進行を阻害する効果があると、米国の研究所が医学専門誌に発表した。現在市販されているアルツハイマー病向けの薬よりも、効果が高いという。
米カリフォルニア州にあるスクリップス研究所の研究者によると、マリフアナに含まれる「テトラヒドロカンナビノール(THC)」に、神経伝達物質「アセチルコリン」の分解を防ぐ効果を確認したという。
アル..
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2006年10月04日
ウイスキーの樽成分に、糖尿病を予防する作用
ウイスキーで糖尿病予防か アルコール抜きラット実験
ウイスキーの成分に糖尿病予防効果があるというラット実験の結果を、サントリーと矢部千尋京都府立医大教授らが3日までにまとめた。アルコール分は抜いており、たるから染み出たポリフェノール類の効果ではないかという。
サントリーによると、糖尿病にしたラットの餌に、アルコールなどの揮発成分を除いたウイスキー粉末を0・02%混ぜた。5週間後、通常の餌のラットは空腹時の血糖値が3倍に上昇したが、粉末を混ぜたラットは1・6倍だ..
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2006年10月02日
日本学術会議の会長に金澤一郎国立精神神経センター総長
<日本学術会議>皇室主治医の金澤氏、新会長に
日本学術会議(会員209人)は2日、第20期の総会を開き、新会長に金澤一郎・国立精神・神経センター総長(65)を選出した。任期は同日から2年間。副会長は金澤新会長が3日に指名する。
金澤氏は67年、東京大医学部医学科卒業。筑波大臨床医学系神経内科教授、東大病院院長などを経て03年から現職。専門は臨床医学で、アルツハイマー病やパーキンソン病など神経変性疾患の研究に従事してきた。また、皇室の主治医にあたる皇室医務主管を..
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