2006年09月16日

掛川市立総合病院が夜間の救急診療を中止します。

掛川市立総合病院:夜間の救急診療、来月から一部休止 /静岡

 掛川市は8日、市立総合病院の夜間救急診療を10月から一部休止すると発表した。医師不足による労務負担の軽減が目的。開業医が輪番で診療を受け付けカバーする

 休止するのは平日午後5時から同10時まで。発熱や軽いけがなどは小笠医師会加盟の開業医が当番医制度で引き受ける。入院や緊急手術が必要な重症患者は受け付ける。

 ◇袋井市民病院も

 袋井市民病院も10月から同様の夜間救急診療の見直しを実施する。

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 これが現実か。医師不足が顕著でありつつ、労働力不足なのに正常に救命救急医療が成り立つはずがない。まあ、午後5時から10時までらしいので、深夜はとりあえず可能か。

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南相馬市立総合病院で10月から夜間の小児救急診療を強化

小児夜間診療強化へ/7時から10時まで/南相馬市立総合病院

 南相馬市立総合病院は10月中旬にも、夜間の小児救急患者の診療体制を強化する。午後7時から同10時まで診療する。協力する相馬郡医師会の医師らが365日体制で診察する計画で、市は9月定例議会に医師への報酬など今年度の必要経費約890万円の補正予算案を提出する。

 同病院はこれまで、夜間の小児救急患者は当直医が診療していたが、小児の医療環境充実を図るため夜間診療体制の強化を計画した。郡医師会の医師ら22人が協力する意向で、医師は毎日1人ずつ輪番で診療する

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 言うのはらくだが…医師の負担が尋常じゃなくなりそうです。特に小児救急にはマンパワーが必要ですからね。

 ですが、絶対に必要な処です。夜間も行うと決めたのは素晴らしいことだと評価できます。医療従事者側が努力しているのですから、それを「守る」ことは、市民が努力すべきところだと思います。

関連:医学処 奉仕している医療従事者が叩かれている日本に医療の明日はない
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2006年09月10日

心肺停止時に市民から応急手当を受けると生存率40%up

心肺停止:応急手当ての患者は高い生存率 消防庁調査

 昨年1年間、心臓疾患による心肺停止状態で救急搬送された患者のうち、心肺停止の時点で一般市民から応急手当てを受けた患者の1カ月後生存率は、手当てしなかった場合より1.4倍高かったことが7日、総務省消防庁の調査で分かった。同庁は「生命の危険な人には早いうちに人工呼吸や心臓マッサージをして」と呼びかけている。

 調査対象は、心臓疾患による心肺停止で一般市民に目撃されて搬送された1万8680人と、1カ月後まで生存した1329人(7.1%)。

 一般市民が応急手当てをしたのは7663人で、1カ月後生存は648人(生存率8.5%)。手当てをしなかったのは1万1017人で、1カ月後生存は681人(同6.2%)だった。また、電気ショックを施したのは4799人で、1カ月後生存は838人(同17.5%)。使わなかった1万3881人中の同491人(同3.5%)に比べ、生存率は5倍も高かった。

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 結構上がるものですね。生存率40%UPとは。

 それよりも、一般市民が目撃しても約2/3は放置されているという現状に驚きです。まぁ救命法に自信がなけりゃ手は出せないってのは正直分かりますが、もし行っていれば手当てしなかった1万人のうち850人は助かった計算になります。倒れて生存する可能性は元々低いのですから、ダメで元々、勇気だしてやってみてください。やれば救える10%なのですから。

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2006年09月09日

9/9は救急の日。AEDコンテストが開催される。

「落ち武者」AEDで救え?  長浜でコンテスト・救命法競う

 救急の日(9日)にちなみ、滋賀県長浜市公園町の長浜城歴史博物館で8日、AED(自動体外式除細動器)救命コンテストが行われ、湖北地域消防本部職員はよろいなどを身につけた武者姿で観光客らにチラシなどを配った。

 湖北地域救急医療高度化推進協議会と同消防本部が主催した。館内でのAED救命コンテストには、AEDを設置している湖北地方の福祉施設や医療機関、ホテルなど10事業所の従業員らが2人1組になって参加。「合戦に敗れた落ち武者が倒れた」との想定で、武者姿の消防本部職員がさまざまな状況を演出。参加者は臨機応変に人工呼吸などの処置を施し、AEDを実際に使って応急手当てをした。中には手慣れた処置を披露した看護師や介護士もいた。

 一方、館外では武者姿の消防本部職員が「救急隊が到着するまでの応急手当てが人命救助の第一ステップ」などと書いたチラシを配って来館者らにアピールしていた。

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 設定が意味不明ですが実に微笑ましい。

 こういう知識は覚えておいて損はありませんからね。当ブログもそういう情報を提供していきたいものです。日常生活を豊かに。

 あ、救急の日にちなんでアレですが、人工呼吸と人工マッサージの仕方が変わりましたので、まだご存知のない方は目を通していただけると幸いです。↓

 医学処 人工マッサージの回数が変わりました。15回から30回に。

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2006年09月07日

人工マッサージの回数が変わりました。15回から30回に。

変わる救命法、人工呼吸より何度も心臓マッサージ

 市民が緊急の際に行う救命救急の方法が、国際基準の変更に合わせて変わることになった。これまでの方法だと、15回だった心臓マッサージは30回に増やし、口と口をつける人工呼吸に抵抗があれば、「マッサージだけでもOK」に。総務省消防庁と厚生労働省が、全国の消防本部や病院などに対し、市民に教える新たな救命方法を通知した。民間レベルでの「救命救急効果を高める」のが目的だが、変更に伴う準備が間に合わない指導現場では混乱も予想される。

 家族が自宅で突然倒れたり、駅などで近くにいた人の呼吸が急に止まったりした際の対処方法は、一般市民の場合、地元の消防署や病院などで習うケースが多い。

 昨年末、救命救急方法の国際基準が変わったことを受け、日本救急医療財団が「日本版救急蘇生ガイドライン」を作成。これを受けて、両省が都道府県を通じ、市民向けの救急救命の指導現場に、教える内容を改めるよう通知した。

 それによると、従来は2回人工呼吸をした後、心臓マッサージを15回行っていたのを30回に増やした。自動体外式除細動器(AED)は3回連続して電気ショックをかけていたところを、今回から1回にして、すぐ心臓マッサージを始めるよう改めた。日本版ガイドラインを作成した兵庫医科大学の丸川征四郎教授は、「とにかく、心臓マッサージをし続けることがポイント。『人工呼吸をしたくないから、心臓マッサージもしない』という姿勢だと救える人も救えない」と話す。

 さらに、口と口をつけて行う人工呼吸に抵抗がある人は、心臓マッサージだけでもいいことになった。「直接息を吹き込むこと」は救命にとって重要だが、これまでの研究で、人工呼吸に時間がかかりすぎて心臓マッサージが中断されるより、マッサージを続けた方が救命効果が高いことが、わかってきたからだ。

 ただ、一方で、これらの変更に現場が追いついていないのも現実。9日の救急の日には、各地の消防本部が救命救急のイベントを開くが、新しいやり方の披露が間に合わないケースが多いという。さいたま市消防局の担当者は「テキストを変えたり、救急隊の研修をしたりと準備に時間がかかり、当面旧バージョンで教えざるを得ない」。

 加えて、AEDは音声に従って操作する仕組みだが、出回っているものの大半は以前の救急方法に沿った内容。新しいやり方を習った人が旧来のAEDに戸惑うのではないか、といった声が現場にはある。

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 えー、とりあえず、15回ではなく30回

 その他の変更点はこちら。

<気道確保>

(前)頚椎損傷が疑われる場合は下顎挙上法
(現)頚椎損傷が疑われても頭部後屈顎先挙上法

<心臓マッサージの圧迫位置>

(前)剣状突起から2横指上
(現)乳首の高さ

<人工呼吸と心臓マッサージの比>

(前)人工呼吸と心マの比は2:15
(現)人工呼吸と心マの比は2:30

<除細動>

(前)除細動は連続3回まで・200⇒300⇒360J
(現)除細動は1回360J


 より一般人向けに、簡略化された感じですね。周囲に人がいた場合、2人で行うことが多いと思いますが、その時に混乱が生じそうですね。「あれ、15回で1回息吹き込むんだろ?」「いやそれ古いから。新しいのは30回。」「マジ!?」

 ただしい知識をもって、日常に備えましょう。

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2006年09月05日

クロコダイルハンターを心停止させたアカエイの毒

クロコダイルハンター倒したアカエイの恐怖…日本も

 「クロコダイル・ハンター」として世界的に知られるオーストラリア動物園経営者、スティーブ・アーウィンさんがダイビング中、アカエイに胸を刺され、心停止で死亡したことが5日までに分かった。44歳だった。勇猛果敢なハンターの命を一撃で奪ったアカエイだが、東京湾はじめ、日本全国の近海でも頻繁に出現。太公望やダイバーにとって人ごとでは済まされない。

 アーウィンさんは4日午前11時ごろ、グレートバリアリーフで海中ドキュメント番組を撮影中、アカエイに胸を刺された。医療用ヘリコプターで搬送されたが、死亡した。アーウィンさんは平成4年、ワニや毒蛇を捕獲する番組「クロコダイル・ハンター」に出演、日本でも放送された。

 毒蛇も素手であしらったアーウィンさんを襲ったアカエイは、日本では本州から東シナ海に広く分布している。海水浴場やダイビングで出会うこともしばしばで、東京湾では、荒川河口でよく釣れるという。

 一部の釣り人は、針に刺されまいとしっぽの先端を切り落とすが、実はしっぽの付け根の少し先に毒針がある。刺されると猛烈に痛み、呼吸困難に陥り、アーウィンさんのように死に至ることもある。刺された部分は真っ黒になり、壊死する場合もあるという。

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 アカエイは調理用に用いられます。美味しいのでしょうが…猛毒をもっているようです。

 毒の位置としては、尾の付け根より少し先の方、背側にノコギリ状の一本の棘があり、触れると刺されるようです。アカエイの尾は細長くのびるらしく、毒を受けやすいとか。

 デンジャラス野郎、スティーブ・アーウィン氏にご冥福を。
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2006年09月03日

医師が乗る乗用車を、緊急車両に指定。

医師乗る車 来年度にも緊急車両に

 政府は2日、病院の医師が災害・事故現場に駆けつけるための一般車を「ドクターカー」として、道路交通法上の「緊急車両」に指定する方向で検討に入った。現場に医師を迅速に派遣し、救命率を上げる狙いがある。

 警察庁が今後、厚生労働省などと指定条件を詰め、2007年度にも道路交通法施行令を改正する。

 道交法に基づく緊急車両は信号などで停止せず、車線をはみ出して走行できる。医療関係では、救急車のほか、輸血用血液製剤や移植用臓器の輸送車などが施行令で指定されている。

 医師が現場に向かう一般車は指定外で、交通規制に従うか、緊急の場合はパトカーの先導や救急車への同乗が必要となる。このため、政府は、医師の車に赤色灯をつけ、サイレンを鳴らすことなどを条件に、緊急車両に指定することにした。ただ、実績のある救急医療機関に所属する車などに限定する方向だ。

 医療機関には、現在も「ドクターカー」と呼ばれる高規格の救急車があり、緊急車両に指定されている。人工呼吸器や心電図電送装置などを搭載し、医師が救急救命士や看護師とともに現場に向かう車だ。ただ、1台平均1600万円前後と高額で、全国に約100台しか配備されていない。

 新たなドクターカーは、赤色灯などの装備が必要なだけで、1台平均200万〜300万円のため、配備数の増加が期待される。

 昨年12月の山形県庄内町でのJR羽越線特急脱線事故では、消防本部の救急車が、現場から負傷者を病院に運んだ後、折り返しの際に医師1人が同乗。医師の現場到着まで発生から2時間以上を要した

 今回の構想は、横浜市の病院が今年6月、政府の構造改革特区として提案したのがきっかけ。関係省庁が検討した結果、特区だけでなく、全国規模で規制緩和することになった。

 日本救急医学会の山本保博代表理事の話

「現在のドクターカーは、動く集中治療室(ICU)のような大型車で、狭い路地に入れず、スピードも出ない。出動は、多数の負傷者が出る特殊な事例が多い。小型の乗用車なら迅速性が増す。一般的な事例でも病院の判断で出動しやすくなるだろう」

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 ドクターカー、日本に少しずつ普及してきたようですが、その大型車っぷり、高額っぷりから購入できるところも限られています。

 今回はドクターカーというよりドクターズカーとでもいいますか、医者が乗っている車を緊急車両にしてしまおうということで。まあ医者という職業上それを悪用する人はほとんどいないと思います。そこまで堕ちてはいないと信じたいですね。うまく利用できればこれほど利便性の高いドクターカーもないでしょう。救命救急率が高くなることを願って。
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陣痛ではなく腸閉塞で、発見が遅れる。解決金は7000万円

吹田市民病院:女児の医療事故、訴訟女性と和解 /大阪

 吹田市片山町2の市立吹田市民病院(椿尾忠博院長)は31日、同病院で出産した女児が重い障害を負ったのは診断ミスや手術の遅れが原因だとして、損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした同市内の女性(35)と和解し、解決金7000万円を支払ったと発表した。

 同病院によると、女性は03年12月31日、腹痛を訴えて来院した。この女性は妊娠中で、出産予定日を間近に控えていたことから、男性医師は陣痛と判断。ところが翌朝の診察で胎児の心音が弱まっており、ただちに帝王切開したところ腹痛の原因が腸閉塞と分かった。この女児は重症仮死状態で生まれ、脳性まひなど重い障害が残った。

 椿尾院長は「和解による早期解決が望ましいと判断した。今後とも診察の充実を図り、市民の信頼回復に努めたい」としている。

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 む…?病院側にそこまでの落ち度がある問題なのでしょうか。正直まず陣痛と判断するような気がしますが…。これは不運でしたね。

 一番解せないのは病院が争っていないことです。即和解、そして7000万もの大金を支払う。記事では書かれていない、何か公にされたくないことでもあるのではないか、と疑ってしまいます。
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2006年09月01日

予定していた動脈と別の動脈にカテーテルを入れ脳内出血

手術ミスを認定 7800万円賠償命令  宇多野病院訴訟で京都地裁判決

 国立療養所(現・国立病院機構)「宇多野病院」(京都市右京区)で、脳の血管内手術を受けた長男が死亡したのは医師の過失だとして、北区の両親が同機構に約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、京都地裁であり、山下寛裁判長は手術ミスを認定し、同機構に約7800万円の支払いを命じた。

 判決によると、高校2年だった長男=当時(16)=は2003年8月、クラブ活動中に頭痛を訴え、宇多野病院で硬膜下血腫などと診断された。同9月にカテーテルを使った脳手術中に脳内出血し、同10月に死亡した。

 山下裁判長は、出血部位について、手術が予定されていた動脈とは別の場所だった、とした上で「カテーテルを用いた手術では出血の危険性があり、必要のない部位に挿入することは避けるべきだった」と、医師の過失を認定。ミスと死亡との因果関係を認め、逸失利益約4500万円を含む総額約7800万円の支払いを命じた。

 判決を受けて両親は「病院には、命の大切さをあらためて考えてほしい」と話した。宇多野病院管理課は「判決文を見ていないのでコメントできない」としている。

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 まあミスなんでしょうけれど、両親のコメントが妙にひっかかります。

 「病院には、命の大切さをあらためて考えてほしい」。息子を失った悲しみなどがそう言わせるんでしょうが、果たして病院は命を大切だと思っていないのか。事件の背景が分からないので断定はできませんが、この医師が不真面目に手術をやった結果死亡に繋がったのかというとそういうものではないと思います。別の場所にカテーテルを入れてしまったのは医師個人の「ミス」であり、病院の過ちではありません(もちろん社会的な責任の置き場という意味では病院の過ちになるのでしょうが)。そして当の医師本人も、命を軽はずみに扱っているわけではないと思います。

 そして病院側のコメントも毎回ひっかかるんですが。「判決文を見ていないのでコメントできない」って何なんでしょうね。色んなところで見ますけれど。判決は受けたけど判決内容の詳細を書いた文章をもっていないからコメントできませんよってことなんでしょうか。
posted by さじ at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急

2006年08月31日

ドクターヘリ大活躍。心肺停止から奇跡の生還。

ドクターヘリ搬送 心肺停止から生還 道内初札幌の男性が退院

 海水浴中におぼれ心肺停止状態になった男性が、医師が同乗したヘリコプター「ドクターヘリ」の出動により一命を取り留め、二十九日に収容先の病院を退院した。同ヘリの搬送による心肺停止からの生還は、昨年四月に道内のドクターヘリが本格運航を始めて以来、初めて。

 助かったのは札幌市南区の山田義寛さん(62)。今月十日午前、石狩市厚田区望来の海水浴場で家族と遊泳中におぼれた。浮いている山田さんを家族らが発見し、連絡を受けた消防がドクターヘリを要請。通報から二十分足らずで、現場から約二十五キロの手稲渓仁会病院のヘリポートから医師、看護師らが到着した。現場で呼吸を助ける管を挿入したり、血流を良くする薬を注射したりして、三十分後には心臓の鼓動や呼吸が戻った。

 直ちに、札幌市北区の北大病院に搬送し、治療にあたったところ、三日後には意識が回復した。

 ヘリが到着するまでの間、たまたま訪れていた三笠市の消防署員らが山田さんに心臓マッサージなどを行っていた。現場に向かった北大病院救急部の星野弘勝医師(33)は「通報が素早く心臓マッサージにもすぐ取り組んでくれたことが、よい結果に結びついた」と振り返る。

 山田さんは「滑って前のめりになり海水を飲んだが、その後はまったく記憶がない。助けてくださったたくさんの方には、感謝してもし足りない」と、喜びをかみしめる。

 道内のドクターヘリは、手稲渓仁会病院から主に道央圏に出動し、同病院と北大病院の医師十三人が、交代で任務に当たる。二○○五年度は二百十五回出動し、内訳は急病八十三件、交通事故五十八件など

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 ドクターヘリも浸透していくのでしょう。これから行うべきは円滑に進めるドクターヘリ体勢かな。救急車のように、国民の非常識な部分(タクシー代わりに使う、など)が露呈しないと良いのですが。
posted by さじ at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急

2006年08月23日

セアカゴケグモの生息地、大阪を中心に爆発的拡大中

セアカゴケグモ 大阪府全域に生息拡大 北部でも発見相次ぐ

 外来の毒グモ、セアカゴケグモの生息が大阪府全域に広がっている。昨夏までほとんど見つかっていなかった北部で発見が相次ぎ、分布が確認されたのは府内43市町村のうち38市町村にのぼる。平成7年に国内で初めて高石市で確認されてから10年余り。すでに繁殖を繰り返しているとみられ、府は注意を呼びかけている。

 大阪府は約300カ所でセアカゴケグモを定期的に一斉調査している。初確認の翌年の8年の調査では、大阪市や堺市など、海外からの侵入経路になったとみられる中南部の港湾部を中心に19市町で確認された。15年の調査では、さらに10市町で確認された。

 海岸部から遠い北部地域ではほとんど発見例がなかったが、昨年、箕面市から茨木市にまたがるニュータウン「彩都」で初めて確認され、その後、周辺部でも見つかった。また豊中市の公園でも見つかるなど、北部でもクモが相次いで確認された。

 現在未確認なのは寝屋川市、交野市、能勢町、豊能町、千早赤阪村の5市町村だが、能勢、豊能両町以外はクモの生息地に囲まれているため、すでに侵入している可能性が高いという。一方、南部では、富田林市で今夏、男性がクモに足をかまれる被害に遭った。自治体が定期的にクモの駆除を実施しているところもあるが、毎年生息が確認されており、すでに環境に順応して繁殖しているとみられる

 府環境衛生課は「セアカゴケグモは新しく開発された場所で見つかるケースが多く、彩都などでは、市外から持ち込まれる資材や車などに付いてきたクモが定着したのだろう」と分析。「すべて駆除することは不可能。正しい知識を身につけ、かまれないよう注意を」と呼びかけている。

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 メジャーな毒蜘蛛がいないということが、日本の最大の長所だったと思います…。何故入れてしまったのか…。このままいくと、シドニージョウゴグモのような強力な毒蜘蛛が生息するようになってしまいます。徹底した管理をお願いしたい。

 特にタランチュラをペットにしている外国人!お前、自分のペットを逃がすなよ!そして逃がしたらちゃんと自治体に届け出ろ!

 (シドニージョウゴグモの持つ主要毒素、アトラクソトキシンは、哺乳類といってもサルやヒトにしか効かない、まさに人間を標的にしているかのような毒蜘蛛です)

参考:クモ毒
posted by さじ at 10:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急

2006年08月15日

若者の献血離れが深刻。高齢者の献血のほうが多いという現状。

献血に無関心な若い世代−「69歳が貢献しているのに…」

 30歳以下の若い世代の献血者が少なく、医療関係者が協力を呼びかけている。

 クリスティン・シェリダンさん(69)は許される限り献血している。「血液を必要とする人間がいるのに献血しない人がいるのは信じられない。私は自分にできることをと思って献血している。他の人ももっと同じ気持ちになってほしい」という。

 米血液バンク協会によると実際に献血するのは献血可能な人の5%以下という。その大半が35歳以上だ。

 インディアナ血液センターは「若い世代の人の献血が少ない。この1年間に献血した7万8000人のうち、30歳以下は30%程度」という。

 同センターのマイク・パレイコ副所長は「原因は分からない。献血が多い第2次世界大戦を経験した世代とは考え方が違うのだろう。社会とかかわりたくないと考えているのではないか」という。

 学校が夏休みになる夏季の献血量は大幅に減る。学校関係の献血量は赤十字社への献血量の14%を占める。ケン・ホルバートさんは25年間に11リットル以上の献血をしてきた。5年前、高校生だった娘のケイティさんがケンさんが年に2、3度献血しているのを知って、自分も協力し始めた。

 赤十字社のレベッカ・フラー広報担当は「自分が住んでいる地域のガソリンが48時間でなくなると知ればパニックに陥り、危機と認識するはず。血液の供給についても同じ認識を持ってもらいたい」と話している。

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 お近くの駅前、もしくは病院の近くなどで行っております、献血です。交通事故や手術を毎日するのですから、血液がなくなってアタリマエ。なのに供給者が少ないときたもんだ。不測の事態に輸血できるのは、善意で献血をした「誰か」のおかげなのです。

 今度はあなたが、その「誰か」になってみませんか。

 なお新宿の達人さんが新宿東口献血ルームに関して非常にわかりやすいレビューを書かれていらっしゃるので参考にして下さい。

医学処 未成年の1/4「献血?何それ?」医学処 血液が薄すぎて献血ができないという女性が増加している
医学処 「ご主人様、献血お疲れ様でした。」in秋葉原
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2006年08月13日

キャンプでハチに襲われ、アナフィラキシーショックに

キャンプのボーイスカウト一行に蜂数十匹、1人病院へ

 13日午前9時40分ごろ、滋賀県米原市甲津原、奥伊吹キャンプ場内の「日の出山」山頂展望台付近で、愛知県大府市のボーイスカウトのメンバーら7人が、ハチ数十匹に襲われ、腕や頭などを刺された

 このうち付き添いの女子大学生(20)がショック状態になり、県防災ヘリで同県長浜市の長浜赤十字病院に搬送された。

 残りの中学生や大学生、会社員も救急車で運ばれた。いずれも軽傷。

 米原署の調べでは、7人は12日から2泊3日の予定でキャンプに来ており、この日午前8時半ごろから、展望台に向かって歩いている途中だった。

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 アナフィラキシーショックですね。

 アナフィラキシーショックとは、ハチ毒や食物、薬物等が原因で起こる、急性アレルギー反応(I型アレルギー反応)です。特定の抗原が侵入したときに、ヒスタミンなどが過剰に分泌されることでショックを起こします。

 症状としては、じんましんや紅潮等の皮膚症状や、ときに呼吸困難、めまい、意識障害等があります。血圧低下等の血液循環の異常が急激にあらわれるとショック症状を引き起こし、生命をおびやかすような危険な状態に陥ってしまうことがあります。

 夏、山へいかれるかたも多いと思いますが、長袖長ズボン、携帯用の殺虫スプレーなんかを所持して、万全の体勢でキャンプに望んで下さい。

参考:アナフィラキシー対策フォーラム
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2006年08月09日

正しい人工呼吸と心臓マッサージのおかげで一命を取り留める

「命の恩人」名乗り出て 昭島消防署

 昭島市のJR拝島駅で7月31日朝、81歳の男性が突然倒れて心肺停止状態になった。通りがかった男性2人の心臓マッサージと人工呼吸で一命を取り留めた。昭島消防署は1人に感謝状を贈ったが、現場を立ち去ったもう1人を捜している。

 感謝状が贈られたのは、あきる野市の会社員山本政志さん(40)。7月31日午前8時50分ごろ、同駅ホームで電車を待っていたところ、「人が倒れた」という声を聞き、改札口に走った。倒れた男性に呼吸や脈拍がなく心肺停止と判断。とっさに心臓マッサージを始めた。自治会で受けた講習が役立ったという。

 ハンカチを口にあて、人工呼吸を始めたのがもう1人の男性だった。感染症などへの心配から、直接口をつけないこうした人工呼吸の方法があるため、同署は、蘇生法の知識があったのではないかとみている。

 数分後、駆けつけた救急隊員に蘇生措置は引き継がれた。山本さんは様子を見守っていたが、男性はそっと現場を立ち去ったという。

 同署は「2人の連係プレーがなければ助からなかった可能性が高い。感謝状を贈りたいので、ぜひ名乗りでてほしい」と呼びかけている。

 男性は40歳代くらいとしか分からないという。

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 心臓マッサージの方法についてはマスターしておいて損はありません。救急車が到着するころには確実に脳に酸素がいかなくなっていますから。

 今回の場合、ハンカチを用いたのが見事ですね。感染症対策のためのフェイスシールドが無い場合は、ハンカチを用います。

 1人で行う場合、人工呼吸2回に心臓マッサージ15回。リズムとしては「ドラえもん」のエンディングテーマの「あったまてっかってーか」でもいいですし、槇原敬之の「どんなときも〜どんなときも〜」でも良いので、1秒1回より若干早めを目安に行うと良いでしょう。

 2人で行う場合は人工呼吸1回に心臓マッサージ5回が目安です。

参考:人工呼吸と心臓マッサージ

関連:心肺停止後から回復までの国内最長記録を更新。記録は2時間45分
posted by さじ at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急

2006年07月05日

死にたくなければ後部座席でもシートベルトをしなさい

後部座席もシートベルトを 非着用者は致死率4倍

 昨年1年間に起きた交通事故で、自動車の後部座席同乗者のうちシートベルトを着用していなかった人の致死率は着用していた人の約4倍だったことが、警察庁のまとめで4日までに分かった。

 後部座席のシートベルトは法律で義務付けられておらず、着用率は10%に満たない。警察庁は着用率を2010年までに50%以上にする目標を掲げており、取り締まりの際に指導を実施するなど着用促進を図るよう全国の警察に求めている。

 同庁が後部座席の死傷者について調べたところ、シートベルトを着用していたのは2万3035人。うち死亡は25人で致死率は0・11%。着用せずに死傷したのは5万285人で、うち死亡は213人。致死率は0・42%だった。

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 つけていたほうが安全というのは周知の事実だとは思います。問題は後部座席でもシートベルトするのか、っていう。数十年後ぐらいに、自動車教習の段階から義務化されるかもしれませんね。もしくは動きやすいシートベルトの開発とか。事故などで衝撃が起こると、すぐさま効果を発揮するような都合のいい発明を誰かしてくれないだろうか。
posted by さじ at 00:35 | Comment(1) | TrackBack(0) | 救急

2006年05月19日

娘の医療費のために、自身の切断した足をオークションに出品

娘の医療費を稼ぐために切断した脚をネットオークションに―NZ

 NZの首都ウェリントンに住む男性が、糖尿病のために切断した右足をネットオークションで販売しようとしている。

 Shane Torranceさん(42)が右足を売却しようとしているのには訳がある。彼には娘がおり、彼女はTorranceさんから遺伝した糖尿病に苦しんでいる。そのため彼は娘の医療費を集めようと、切断した自分の足を売ろうと思いたったというわけである。

 しかし右足を売却して娘の医療費を稼ぐという彼の計画は脆くも崩れ去った。彼はネットオークションTrade Meで右足を販売しようと試みたのだが、Trade Me側から"不快な出品物"として出品を取り消されてしまったのである。

Torranceさんが右足の切断手術を受けたのは今から15ヶ月も前の話。それから今日に至るまで切断された右足を冷凍庫で保管していたのだそうだ。しかし当時から売却意思があったわけではないという。

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 切断した足って貰えるんですね…。
posted by さじ at 01:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急

2006年05月11日

胆石が痛み出した暴力団員、救急隊員を殴り逮捕

「うるさい!早く病院へ」と救急隊員殴った男を逮捕

 胆石が痛み出し、自分で119番通報しておきながら、駆けつけた救急隊員を殴ったとして、暴力団幹部の男が警視庁に逮捕されました。

 逮捕されたのは山口組系の暴力団幹部・加山真亀容疑者(43)で、今年1月、東京・練馬区の自宅前に呼んだ救急車の中で、救急隊員2人を殴るなどした公務執行妨害の疑いが持たれています。

 加山容疑者は胆石を患っていて、「腹が痛い」と自分で119番に電話しました。救急隊員が加山容疑者を救急車に乗せ、症状を確認していたところ、「うるさい、何でもいいから早く病院へ行け」と救急隊員らを殴りつけたということです。殴られた28歳の救急隊員は、その後の活動ができなくなり、加山容疑者を運ぶために2台目の救急車が、さらに、殴られた救急隊員を運ぶため、3台目の救急車が駆けつける騒ぎになりました。警視庁の調べに対し、加山容疑者は「なかなか出発しないので腹が立った」と容疑を認めているということです。

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 はた迷惑な話です。救急隊員を何だと思っているのか。殴る元気があるのなら自分で行きましょうや。
posted by さじ at 01:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急

2006年04月01日

本日、救命救急センターが2つ開設

救命救急センター:日医大病院と川崎病院に開設−−来月1日 /神奈川

 重症患者を24時間体制で受け入れる救命救急センターが川崎市内で4月1日、日本医科大武蔵小杉病院(中原区、日本医科大付属第二病院から改称)と市立川崎病院(川崎区)に開設される。これまで市南部の患者が約50分かけて既設の聖マリアンナ医科大病院(宮前区)に搬送される例もあり、センター増設で搬送時間が短縮され1人でも多くの命が救われることが期待される。

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posted by さじ at 03:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急
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