2008年06月16日

遺伝子を注入するだけでβ細胞を作り出す技術。

遺伝子3種類で「インスリン」細胞を作り出す

 膵臓に3種類の遺伝子を入れるだけで、血糖値を下げるインスリンを分泌するベータ細胞を作り出すことに、米ハーバード大のダグラス・メルトン教授らのグループがマウスの実験で成功した。

 11日、当地で始まった国際幹細胞研究学会で発表した。様々な組織の細胞に変化する胚性幹細胞(ES細胞)や新型万能細胞(iPS細胞)を使わずに簡単につくることができ、ベータ細胞が破壊され、インスリンを作れない1型糖尿病の治療への応用が期待される。

 メルトン教授らは、遺伝子操作でベータ細胞を作れないようにしたマウスの膵臓に、ウイルスを運び役にして膵臓に関連した遺伝子を注入。1100種類を試し、受精卵から膵臓ができる過程で働いている3遺伝子がベータ細胞を効率よく作るのに欠かせないことを突き止めた。

 この3遺伝子を入れた2割のマウスで、膵臓の95%を占める外分泌細胞の一部が、ベータ細胞と極めて似た細胞に変わった。インスリンが分泌され、血糖値が下がるのも確認された。直接、ベータ細胞の状態に変わったとみられる。

 1型糖尿病患者は、インスリンを注射するしか血糖値を調節できないため、ベータ細胞をES細胞やiPS細胞などから作製する研究が世界中で行われている。メルトン教授は、「狙った細胞を体内の狙った場所に作れることが分かった。とてもミラクル。神経や肝臓細胞などにも応用できるのでは」と話している。



 ES細胞やiPS細胞すら使わず、ただ3種類の遺伝子を注入するだけでβ細胞が出来上がるとは…。うーん、すごいですね。

 画期的な治療法ですけど、遺伝子を注入する以上、何かの副作用がありそうな予感も。できるβ細胞の量とか、個人差がありそうですしね。

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2008年06月04日

胸が大きくなる錠剤を販売していた健康食品会社社長を逮捕

「胸大きくなる」錠剤販売、社長ら逮捕

 「胸が大きくなる」などと薬効をうたって健康食品を販売したとして、神奈川県警は28日、東京都新宿区新宿、健康食品販売会社「ファイナルジャパン」社長、明石まゆみ容疑者(41)と同社の実質的経営者で関係会社「アートン」社長の郭充良容疑者(52)(韓国籍)ら4人を薬事法違反(医薬品の無許可販売・貯蔵)の疑いで逮捕した。

 県警は押収した書類の分析などから2007年11月までの2年間に約2万6500人に販売、約7億4000万円の利益を不法に得ていたとみている。

 発表によると、明石容疑者らは、医薬品販売業の許可を受けずに07年7〜11月に、11都県の女性17人に「Dカップになる」などと薬効をうたい、錠剤「アップゴールドインパクト+2006」59個を約53万6000円で販売するなどした疑い。商品は180粒入り1万2800円で、06年1月から雑誌やインターネットで販売していた。購入者のほとんどは効果がなかったと話しているという



 「ファイナルジャパン」

 異常なまでのネーミングセンス。コンプレックス商法をメインに扱う胡散臭い会社の名前としては最高です。ファイナルジャパン(笑)

 おそらく、経口摂取で胸が大きくなるようなものっていうのは、健康食品のレベルではほとんどないと思います。女性ホルモンなどに頼っても、素人が摂取したところで他の色々な副作用が出るだけで豊胸にはならんでしょうし(なるなら既に美容形成の分野で使われているはずです)

 今世の中に出ている豊胸系のサプリメントの類は、ほぼ間違いなく効果がないと思いますよ。中国産だったらわけのわからない薬が混入されていて、副作用が出る恐れもありますので、ご注意を。現実としてはやはり、「運動」というか「マッサージ」をするしかないでしょうねぇ。自己の女性ホルモンが分泌促進されるような食生活・運動を行って、規則正しい生活をすることです。

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2008年05月28日

糖尿病学会「低カロリー幕の内弁当」をローソンで発売

ヘルシー幕の内弁当:糖尿病にやさしく、1食497キロカロリー−−ローソンが販売

 第51回日本糖尿病学会実行委員会が監修したコンビニエンスストア「ローソン」(東京都品川区)の低カロリー幕の内弁当が20日から販売される。高カロリーのイメージの強いコンビニ弁当だが、健康に配慮し手軽に入手できるように工夫した。

 この弁当は「からだにやさしい山菜ごはん幕の内」。白米より食物繊維の多い発芽玄米の「山菜ごはん」、脂質控えめの「野菜と豆腐ハンバーグ」、焼き魚、野菜の煮物などで、1食で25品目を摂取できるが497キロカロリーに抑えた。同社の「焼鮭和風幕の内」より200キロカロリー以上少ない。漬物も抜き塩分も同弁当より約2割カットした。

 「どんな商品を選んでいいか分からない」など糖尿病患者らの声を受け、同学会の医師、看護師らの意見を取り入れて開発した。

 監修に携わった湘南鎌倉総合病院の管理栄養士、澤田千恵さんは「摂取エネルギーを抑えるのに苦労している患者さんや予備群の人も『こんなに食べた』と精神的にも満足できる内容」と話す。価格は税込み530円。北海道、九州、沖縄を除く約7000店舗で販売する。



 これは・・・いいね!

 しかもメタボリックシンドロームが認知され始めてきたので、一般の方でもヘルシーさ目的で買うかもしれません。

 たまに、毎日病院食食べたら健康になれるのになぁと思うことがありますけれど、それと似たようなものですかね(違います)

 疾患によって、蛋白量とか脂肪量を調節しないといけないことって結構あります。それに対応した弁当というのも面白いかもしれませんね。「クローン病御用達弁当」とか。

 「○○総合病院の栄養士がつくった病院食」弁当なんてのも結構食べてみたいかも。私だけでしょうか。笑

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2008年04月29日

レタスに含まれるチオレドキシンがアレルギー薬に。

レタスからアレルギー薬/京大と奈良先端大が成功

 レタスの葉に含まれる葉緑体に、アレルギー反応を抑える薬剤成分をつくらせることに、京都大と奈良先端科学技術大学院大の研究チームが成功し、28日発表した。

 植物を工場として利用し、安全で安価に薬品を製造する手法につながる成果。将来は“食べるアレルギー薬”が登場する可能性もありそうだ。

 この成分は「チオレドキシン」というタンパク質。炎症反応を抑えてぜんそくやアトピー性皮膚炎の症状を和らげる効果がある。また胃潰瘍治療や老化防止にも効果が期待できるとして、京大が臨床試験を目指している。

 チームはタンパク質の貯蔵能力が高い葉緑体の遺伝子を組み換え、効率的にタンパク質を合成するよう工夫したという。

 奈良先端大の蘆田弘樹助教は「清潔な工場で栽培できるレタスは、有用物質の生産に向いている。健康食品にも応用できるかもしれない」と話している。



 馴染みのある野菜からでも、まだまだ役に立つものは発見されていくのですね。レタスを沢山食べても効く、とは限りませんけれど、この物質を安定した薬剤として利用できれば。アレルギー症状を抑える薬ってなかなか難しいですから、これが実用化すれば1つの光となるかも。

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2008年04月26日

体外受精での妊娠後の流産に、ストレスが関与している。

体外受精 流産にストレスが関係

 卵巣機能障害や体外受精後の流産には、ストレスが関与する可能性があると、ウィメンズクリニック神野(東京都調布市)の神野正雄院長が、日本産科婦人科学会で発表した。

 神野院長は、ストレスに関係するコルチゾールというホルモンに注目。卵巣機能障害の患者157人について、唾液に含まれるコルチゾール量の1日を通しての変化(日内変動)を調べた。

 コルチゾールの濃度は通常、朝が最も高く、夜寝る前に低くなる。ところが、卵巣機能障害がある人の48%は、コルチゾール濃度の日内変動に乱れがあった。

 一方、体外受精の成功率をみると、妊娠率はコルチゾールの日内変動と関係なかったが、妊娠後の流産率は、日内変動の乱れが激しいほど高くなった

 神野院長は「不妊患者さんのストレスを客観的に評価でき、予想以上に流産に影響することがわかった。ストレスへの配慮が、治療成績の向上につながる」と話している。



 ストレスって、漠然としてますよね。内分泌によるもの、ということは何となく分かるんですけれど、生活しているうえでの重圧がどういった機序で人間の内分泌を狂わせているのか、とか。

 生きていく上で、ストレスは無いほうが健康に暮らせるようです。しかし生きていくこと自体がストレスを感じさせる行為の連続であるような気もします。。
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2008年04月22日

糖尿病患者は週7個以上卵を摂取すると、死亡リスク増大。

男性糖尿病患者は卵の摂りすぎで死亡リスク増大

 卵を週に7個以上摂取すると、あらゆる原因による死亡リスクが増大し、特に糖尿病患者はそのリスクが高いことが、男性のみを対象とした研究で明らかになった。

 "米ハーバード大学(ボストン)医学部助教授Luc Djousse博士らは、米国の男性医師を対象とした「医師健康調査(Physician's Health Study)」の参加者2万1,000人強について、卵の摂取量と死亡データを分析。被験者は40〜86歳で、平均20年間にわたり、卵の摂取、脳卒中および心臓発作の発症、糖尿病の状態、コレステロール値、飲酒および喫煙の習慣、全般的な食生活に関する情報を毎年アンケートに記入した。"

 その結果、医師の卵摂取は平均週1個と、比較的少なかった。全体では卵の摂取と心臓発作ないし脳卒中リスクとの関連は認められず、週6個までの卵摂取と死亡リスクにも関連はみられなかった。しかし、卵を週7個以上摂取すると死亡リスクが23%増大することが判明。さらに、糖尿病の場合は特に死亡リスクが高いことがわかった。この知見は、米医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」4月号に掲載された。

 米国では心疾患が死亡原因の第1位であり、LDLコレステロール値の増大がその主な危険因子とされている。卵にはコレステロールが多く含まれているが、食物コレステロールと血中コレステロールとの関係は複雑である。一方で、卵はミネラル類、葉酸、ビタミンB群、蛋白質および不飽和脂肪など、全般的なリスクを低下させる栄養素の摂取源でもある。糖尿病患者では、何らかの原因により正常な人に比べて食物コレステロールが血中コレステロールに変換されやすいのではないかと研究グループは述べているが、裏付けにはさらに多くのデータが必要だという。

 ある専門家は、糖尿病患者は食生活のあらゆる側面を慎重に評価する必要があり、1つの食品を切り離して考えるべきではないとして、バランスよく卵を食事に取り入れる必要があると述べている。また、別の専門家によると、卵はほかの食品と同じで「よい」ものでも「悪い」ものでもないが、コレステロールが気になる人は卵黄を避け、蛋白質、リボフラビン、セレンなどに富んだ卵白だけを摂るのもよいという。卵黄にも優れた栄養素が含まれているが、米国心臓協会(AHA)および米国糖尿病協会(ADA)は、LDLコレステロール値の高い人は卵黄の摂取を週に2個までに抑えるよう勧めている。



 単に卵のコレステロールが身体に悪いというニュースではなく、糖尿病の人だとコレステロールが悪い方向に使われやすいということですね。

 糖尿病の人が気を使わなきゃいけないのはカロリー、そして栄養群。卵は美味しいのでつい毎日食べたくなってしまいますが、できるだけ体が代謝しやすいように気を使ってやることも必要かなと。

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2008年04月20日

糖尿病についてのまとめ

 メタボリックシンドロームという言葉が広く世間に広まりました。おかげで自己管理の意識がより深く根付いたと思います。

 そこで今回は、誰でもなる可能性があり、合併症などを来たしやすい「糖尿病」について、ご紹介したいと思います。



 糖尿病とは、体を動かすエネルギーの源である「ブドウ糖」が細胞内に取り込まれなくなった病気です。細胞内にブドウ糖が取り込まれないので、血液中に糖が増え、さまざまな症状、病態を来たす病気とイメージするといいでしょう。

 糖尿病は英語でdiabetes mellitus。ラテン語でdiabetesは多尿を、mellitusは蜂蜜様という意味を持っておりますが、甘い尿が出る病気というわけではありません。紀元前から糖尿病の存在は明らかになっていましたが、その原因が高血糖にあることが分かったのは19世紀ごろになります。

 ではなぜ、糖を細胞内に取り込めず、高血糖状態が続いてしまうのでしょうか?大きく関与しているものが、有名な「インスリン」です。一般の方にも有名なホルモンといえばインスリンとエストロゲンではないでしょうか。

 生きている動物として、本来なら、脳に安定したブドウ糖供給を行うために、血糖を上げる作用が必要でした。どの生き物も、近代の人間のように、毎日好きなだけ食べるという環境は望んでも実現できるものではありませんでした。そのため、空腹時でも脳に糖分をおくるために、グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンなどのホルモンを用いて、血糖を維持しています。血糖を上げるホルモンは色々ありますが、血糖を下げるホルモンは1つしかありません。それが、インスリンです。

 では、インスリンは血液中の糖分をどのように下げているのでしょう。もっとも代表的なのが、「細胞内に糖を取り込む」ことです。ブドウ糖を必要としている組織(骨格筋など)の細胞膜、つまり細胞の外壁に存在しているGLUT-4という門をインスリンが刺激してやることで開錠し、ブドウ糖を細胞内に取り込むことが可能になるわけです。この時同時にカリウムも取り込まれるので、血清カリウム値も同時に低下していきます。

 糖尿病になるメカニズムは、このインスリンに依存していることが多いです。たとえばインスリン分泌そのものが低下している場合、インスリンは分泌されているけれど細胞膜に異常があったり抵抗性があったりしてうまく働かない場合、ナドナド…。


 まぁ大まかな糖尿病のイメージはこれぐらいにして、本編をみていきましょう。


4 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 10:47:16 ID:Miq0TSuf0
既に 「糖尿病」 になってしまったあなた・なりそうなあなた。
ご家族・親類・友達・恋人等に 「糖尿病患者」 がいるあなた。
ここでマターリ、糖尿病について語りましょう。

=======自分が糖尿病かも知れないとお悩みの方へ=======
ここでは質問は自由ですが ■専門医の診察を受けること■ をお勧めします。
専門医は、血液検査・尿検査・糖負荷検査の結果をみて診断を下します。

■糖尿病は、1型糖尿病、2型糖尿病、その他の特定の機序・
疾患による糖尿病、 妊娠糖尿病の4つに分けられています。
■互いの立場を尊重し、誤解・偏見のない議論に努めましょう。
差別や偏見はなしにして徹底的に質問に答えましょう。

■また、時々自覚の薄い患者さんと思われる書き込みがあるかも
しれませんが、命に関わるからといって厳しく諌めたり罵声を
浴びせるのも、逆切れされたり荒らされる元ですので、やさしい対応を
お願いします。また、しつこい場合でも放置などせずに親切に
答えてあげましょう。

■書き込む前に、必ず>>2-8あたりのテンプレをお読みください。
■ここは比較的専門的な情報交換を行うための総合スレッドです。
しかし糖尿病についての質問・相談でも快くお答えします。


 糖尿病には4つの分類があります。まず、膵臓のランゲルハンス島を攻撃してしまう、抗GAD抗体という自己免疫性の「T型糖尿病」。これは若年者発症、急激な発症、肥満とは関係がない、インスリンの欠乏に陥るなどの特徴があります。日本では10万人に1.5人程度とされています。膵島のB細胞(インスリンを分泌する細胞)がヤラれてしまうことで、インスリンが絶対的に不足します。

基本的には抗GAD抗体が陽性ならばT型ですが、抗GAD抗体が検出されなくても、特発性のT型糖尿病である可能性もあります。

続いてU型糖尿病です。よくある糖尿病のイメージはこちらですね。こちらはT型のような、インスリンの絶対的欠乏ではなく、需要に見合うだけの供給がないことで病気になります。つまりインスリンの相対的欠乏です。インスリンが分泌されているのに、その感受性が下がるなどで、効きが悪くなったりすることで起こります。

インスリン抵抗性ができる要因としては、肥満が最も重要です。脂肪細胞の中の中性脂肪が分解されて、血中に遊離脂肪酸を放出したり、脂肪組織がTNF-αを分泌することで、インスリン受容体結合後のシグナル伝達を阻害します。他にも運動不足などで、インスリン抵抗性が生じたりします。

肥満などで起こるため、U型糖尿病はT型よりも頻度が多く、更に年齢的にも中高年に多いとされています。更にU型糖尿病のほうが、家族集積傾向があります。つまり家系的に糖尿病の人が多ければ、発症しやすくなるということです。(家系的にいなくても、もちろん発症することはあります)

 3つめは、妊娠糖尿病です。妊娠すると、インスリンの感受性が低下します。妊娠している最中だけ、糖尿病になることを妊娠糖尿病といいます。正常妊娠よりも、巨大児分娩や新生児低血糖などの危険性が高いのでご注意下さい。

最後に、「その他の疾患による糖尿病」です。これは、クッシング症候群や褐色細胞腫、膵臓疾患、悪性腫瘍などで高血糖となるために起こります。また、インターフェロンやステロイド、性ホルモンなどでも起こることがあります。



5 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 10:48:05 ID:Miq0TSuf0
■総合情報サイト
糖尿病ネットワーク 
糖尿病ソリューション 

■病院
糖尿病専門医検索 

糖尿病診断検査・75gOGTT 
検査値の見方 

■薬
ハイパー薬事典 
薬価サーチ 

■その他
日本糖尿病協会 糖尿病FAQ 
糖尿病診断基準  
DM用語辞典 
糖尿病を防ごう 
ためしてガッテン

6 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 10:48:59 ID:Miq0TSuf0
■カロリー計算
栄養成分ナビゲーター 
ちゃちゃっとカロリー計算 
おもな食品のGI値リスト 

■糖尿病食
タイヘイ 
ニチレイ 
トオカツ 
キューピー 

■合併症
網膜症のレベル 
大規模臨床試験

■書籍
糖質制限食のすすめ
かんたんカーボカウント 

■血糖値測定
ガイド(輸入代行サイト内) 
テルモ:糖尿病血糖測定器 糖尿病ケア製品ガイド
二プロ


7 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 10:57:42 ID:Miq0TSuf0
■用語
GI値(Glycemic Index)グリセミック指数
 炭水化物による血糖値の上がり具合を相対的に数値化したもの。
 
ヘモグロビンA1c(HbA1c)過去2ヶ月間の平均血糖値が分かる。


8 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 13:09:17 ID:Sl5saz7m0
男女別・5才ごと基準範囲グラフ(カラー WORD File)


10 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 14:36:30 ID:e4tewMRsO
先週から教育入院を始めました。
入院時の血糖値は430、今は夕食後の血糖値で
空腹時に130前後になりました。
頑張って下げたいなぁ。
ただ不安なのはこのペースは普通なのかダメなのか
そりゃ個人によって数字が違うのは当然ですが、
気になります。
同じような数字だった方、どんなペースで
落ちましたか?参考までに教えて下さい。
お願いします。


教育入院とは?

 教育入院とは、糖尿病がどういった病気なのか、どのように治療していけばいいのか、どういった運動、食事をすればいいのかなど、一生涯付き合っていくことになる糖尿病について深く知り、日常生活に浸透させていこうというものです。大体がチーム医療として行われ、医師、看護師、栄養士など、様々なジャンルの医療従事者がタッグを組んで患者さんを教育・指導します。

 実際糖尿病って微妙なもので、個人差も激しいので、自分にあったインスリンの投与量なども検討しなければいけませんし、どれくらいの食事を摂っていいのか、どういった食事にすればいいのか、など、今までの日常生活と変わってしまうところも多々あるので、1度は教育入院をしたほうがいいでしょうね。うまくいけば症状も治まりますし。

 入院している際には、合併症の検索など、検査も行われます。これも1つの入院するメリットでしょう。細かく検査することで、たとえば糖尿病性網膜症ですとか、動脈の閉塞具合なども分かるようになります。



12 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 15:24:21 ID:opOa3BIN0
>>10
血糖値は食事、運動、薬で下がるが、A1Cはなかなか下がらないからね〜
はじめは主治医、栄養士の指示に従えばいいんじゃない。A1Cが基準値になったら
自分で食事療法を変えてみたり(GI値を参考にするとか)運動を変えてみたり。
血糖値がこのくらいの時40分早足ウォーキングすればどのくらい下がるとか。

食事、運動も無理しない程度にやってればいいと思う。無理すると続かないよ。
ま〜ぁDMは誰も治してくれない病気だから、自分で何とかしないとね。
継続して頑張るしかないよ。


 HbA1cとは、グリコヘモグロビンのことで、ヘモグロビンのβ鎖末端のバリンにブドウ糖が結合したものです。これを測定することの特徴は、「測定時から1,2ヶ月前の血糖の平均値」を示している点です。すなわち、1時的な血糖値ではなく、血糖のコントロールが十分にできているのかといった、長期的な指標になります。基準値は4.3〜5.8%です。

 これはヘモグロビンに大きく関与している数値なので、たとえば出血ですとか、鉄欠乏性貧血の回復期などの赤血球寿命と関連している疾患の場合には低値になります。

 同様にGA(グリコアルブミン)やフルクトサミンなどの検査もあります。これらは過去2週間の平均血糖値を反映し、いずれも糖尿病性腎症でのネフローゼなどのように、体外にたんぱく質が失われて血漿タンパク質の半減期が短くなる病態下で低値となり、平均血糖値との乖離が起きます。グリコアルブミンの基準値は11〜16%、フルクトサミンの基準値は210〜290μmol/lです。

 1,5AGは1,5アンヒドログルシトールというもので、人の体内にたくさん存在しています。1日の摂取量と排泄量はほとんど等しいこの物質ですが、化学構造がグルコースと似ているために、尿細管にブドウ糖が存在すると、再吸収される機構がぶつかり合ってしまい、本来なら再吸収されるはずの1,5AGは尿中に喪失されてしまい、血中の1,5AG濃度は低下してしまいます。つまり高血糖であれば、1,5AGは低値となるわけです。他の検査指標とは異なり、1,5AGは、悪くなれば低い値となります。こちらは2,3日の血糖値の平均値を反映しており、糖代謝の急激な変化を表しています。基準値は14.0μg/ml以上です。



13 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 15:37:45 ID:bkVqSjQU0
俺は毎日運動して食事も減らして、1年でHbA1cが5.7%から4.9%まで減りました。
食後2時間の血糖値も200あったのが、97まで減りました。
運動のしすぎか、朝ご飯の前の血糖値は70くらいしかないです。
食後1時間で110くらい、2時間後には90くらいしかないです。

医者には頑張ったね〜、なんて言われましたが、血糖値が低すぎて心配です。


17 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 16:15:47 ID:hWSgcw0A0
>>13 無投薬なら心配いらないんじゃまいか? オレも毎朝ジョグかウォークして同じような数値です。


20 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 17:31:35 ID:FyL/zhLM0
>>17
13です。
無投薬です。
薬を使用してなければ、そんなに心配する必要ない値なんですね。
安心しました。


22 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 17:48:33 ID:kJs7fVmQ0
>>20
血糖値が低いってほどではないんでは内科医。
正常人は、いくら糖質食べても100mg/dl行かない人もいるし。
無投薬ならなおさらだよ。
正常に戻ったんじゃない?
本当に初期で直ったんだよきっと、羨ましい。


24 名前:13 投稿日:2008/03/26(水) 18:36:48 ID:l5Ik486b0
>>22
糖尿になったのは、10年位前。
最初の数年は病院に行ってたけど、面倒なのでほったらかし。
その頃は注射打ってた。

それから5年くらい経って、違う病院で血液検査して貰ったら、
5.7%、200mg/dlあった。
それで、運動と食事で血糖値が下がるように努力した結果、
上記のようになった。

だから、初期の糖尿病ではないんですよ。
でも、血糖値が正常な値になったので嬉しいです。
体重を20kg落としたのも良かったのかなあ。


25 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/26(水) 18:40:25 ID:kJs7fVmQ0
ベテランの方なのね。
膵臓の機能がすごく改善されたんでしょうね。
京大でのISP細胞の研究に期待したいです。
ランゲルハンス氏島のβ細胞が再生されるかも知れないので。


26 名前:13 投稿日:2008/03/26(水) 18:53:09 ID:l5Ik486b0
尿酸以外は1年前から全部正常値内です。

尿酸値 7.5mg/dl

あと、NaとKももうちょっとで基準値を超えそうです。
特にKなんて3.8mg/dlから4.9mg/dlに上がっちゃいました。

医療が進んでいけば、緑内障とかも治るかもしれませんね。


 糖尿病は前述したとおり、血糖が上がる病気です。糖尿病の診断基準を示すと以下のようになります。

高尿酸血症は、血液中の尿酸が高い状態が続くのが特徴です。美味しいものにプリン体が多く含まれているため、以前は「ぜいたく病」と言われていましたが、今では遺伝的素因やストレスなどが挙げられます。高尿酸血症になると、腎臓障害、尿路結石、動脈硬化などを来たしやすいといわれています。

高尿酸血症は、過食やアルコールの飲みすぎ、運動不足、それによる肥満、精神的ストレスなどで起こりやすくなるとされています。これ、糖尿病と似てませんか?実際に、糖尿病の人は尿酸値が高い人が多く、また、高尿酸血症の人は糖尿病や耐糖能障害になりやすいとされています。尿酸値が高い人は、糖尿病にも気をつけなければいけません。



48 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/27(木) 14:57:36 ID:tE91q1bW0
2週間前の検査で空腹時血糖 125  HbA1c 5.9
今、食後血糖値測ったら240もあった。

自分なりに運動・食事に気を配ってきたつもりだけど
専門医へ掛かった方が良いですよね。
240は、かなりショック。


50 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/27(木) 16:02:03 ID:WNZ3ww0L0
>>48
自分も昨日1年ぶりくらいにチャーハン食ったら
2時間で250だったよ。
たまには食べたいよなぁ(涙)しかも薬飲んでるんだぜ?
ほとんど主食食べなくても、だいたい200近くいく。
だから糖尿病なんじゃねーの?
100前後で抑えられてるなら、そんなの病気じゃないやい。

ってくらい、自分は数値悪いよ・・・orz
インシュリンレベルなんじゃないのかなぁと思うんだけどなぁ。


 ここらへんで、糖尿病の診断基準をご紹介いたします。

1.早朝空腹時の血糖値が126mg/dl以上
2.75gOGTTという、ブドウ糖の経口負荷試験の2時間値が200mg/dl以上
3.随時血糖値が200mg/dl以上
 
4.早朝空腹時血糖値110mg/dl未満
5.75gOGTTで2時間値140mg/dl未満

 この1〜3のうち1つ当てはまれば、「糖尿病型」と判定されます。4か5であれば正常型と判定され、どちらにも属さなければ「境界型」となります。

そして別の日にもう一度行って、再度「糖尿病型」を満たせば、糖尿病と診断されます。

ただし、次の4項目のうち1つでも当てはまれば、1回の検査だけでも糖尿病と診断できます。

a:口渇、多飲、多尿、体重減少などの、糖尿病の典型的な症状がある場合。
b:同時に測定したHbA1cが6.5%以上の場合。
c:確実な糖尿病網膜症がある場合。
d:過去に糖尿病型を示した検査データがある場合。



65 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/27(木) 22:46:16 ID:7P61lj470
ここに糖尿患者が多いけど皆は何が原因でなったんでしょうか?
やはり食生活なんでしょうか?それともストレスでしょうか?
食生活ならどんな食生活していたか教えてください。参考にしたいので


67 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/27(木) 23:34:07 ID:eTIBLCUc0
>>65 やはり高カロリーが主原因だろうな。
クリームシューロールとかの菓子パンが400Kcalとかあるなんて気にも留めてなかったし。
それに400kcalがどういう意味を持つのかもわかってなかった。
それを二つとか食って、コーヒー牛乳飲んでそのあとインスタントラーメン食ったりしてたもんなぁ。
一日1800kcalくらいにしてれば、特に運動しなくても5kgくらいならあっという間に落とせたよ。


71 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/28(金) 07:05:17 ID:T3wqql7g0
>>65
俺はストレスが最大の原因
仕事が忙しすぎて飯喰う時間も不規則になるし(食べてたら終電に間に合わない)
土日祝日も休み無し(当然、代休も有休も取れない)なので運動なんてする時間も取れない

規則正しい生活ができれば糖尿なんかにならずに済んだと思う


76 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/28(金) 08:59:10 ID:pjc451Tb0
空腹血糖値300 HbA1c15  治療しないとだめかなあ42歳です


77 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/28(金) 09:11:07 ID:9B44NVVc0
>>76 のんびりしてはいられない数値ですな。 つーか去年のオレかと思うばかりの数値。
多飲多尿とかこむらがえりとかの自覚出来る症状出てませんか?
オレの場合は医者行ったら即インスリン治療して目と内臓エコーとって合併症チェックされた。
個人差や頑張り具合にもよるが、そこから1年しないで薬ナシの日常生活に戻ることも可能です。
取り敢えず三カ月はめっちゃ頑張れ! デブなら痩せろ! 医師・栄養士の指示を絶対守れ!


 糖尿病になると、高血糖になる、そして、それによって各種の症状がでてきます。

血糖が高いということは、尿細管(尿として捨てる前に、水などを再吸収するところ)中のブドウ糖も多くなるということであり、ブドウ糖の浸透圧(水をひきつける力)によって、水の再吸収ができなくなります。つまり多尿傾向に陥るわけです。

尿が沢山出てしまうと、身体の水分が不足します。いわゆる脱水状態です。脱水になることで視床下部の渇中枢が刺激されます。それによって、水を沢山欲しがる、口渇、そして多飲という症状が出てきます。脱水が酷くなると、皮膚や粘膜の乾燥、血圧低下、頻脈などがみられます。



78 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/28(金) 09:18:08 ID:pjc451Tb0
>>76 ありがとう!体型は普通で症状も無いのでつい面倒な気持ちです。
   人間ドックで知りました。尿が多いいのは年齢からかなと思いました。
    でも薬無しにまでに努力しだいでなれるんですね。
    大学病院に行こうと思いますが どうでしょう。
   どんな系統の病院に行きましたか?


80 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/28(金) 09:23:51 ID:9B44NVVc0
オレはフツーの市立病院、治療は結局本人次第でしょ。
検索サイトでいろいろ調べたら治療のモチ上がりますよ。


96 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/28(金) 17:25:19 ID:elrdVF+90
ttp://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/report/200803/505867_3.html

門脇 60歳代で罹病期間が10年、危険因子を複数持つという2型糖尿病の患者さんは、
決して少なくありません。この人たちに対して一律にHbA1c 7%前後のコントロールで
いいという指導は、やはり間違いだと思います。日本糖尿病学会のガイドラインでは
6.5%未満を目標としながらも、個々の症例によって年齢と合併症に応じた適切な目標を
設定するよう要請しています。

 心筋梗塞のリスクは耐糖能異常の段階から高まりはじめるとされており、その点では
血糖のコントロールは健常者に近いほど良いことになりますが、実際にどこまで下げればよいか介入試験で証明されていません。そこで現時点では、第1目標を6.5%未満に
しながらも、低血糖が起こらないことを確認しつつ、健常者の上限である5.8%未満を
目指すのが妥当と考えます。

 これを基本にしつつ年齢が若ければ目標はより厳しく、逆に70歳以上といった
高齢ならば、低血糖回避の重要性がより高まることから、目標はやや高め
ということになるでしょう。ただ具体的な目標値に関しては、ACCORD試験の詳細が
明らかになった時点で再度考える必要があることは事実です。


113 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/28(金) 21:43:31 ID:CCKgZStE0
糖尿病と最近診断されたものです。
食品交換表も書店で購入してきて、手探りで食事制限を始めたばかりです。

mixiにも入ってるのですが、
マイミクさんが「今日は美味しいカツカレーで腹がはち切れそう!」とか書いてる日記を見ると、
切なくてくるしいです。
もう一生、そういう食事はできないのですね・・・

mixiって、「今日食べたこんな美味しいもの自慢」日記が多くないですか?
やめようかな・・・


 糖尿病になった場合、状態を悪化させないためにも、血糖コントロールが必要です。毎日の食事量を改めることで、血糖をコントロールしてやろうというのが、「食事療法」です。

基本的には、カロリー計算を必要とします。まず自身の標準体重を、身長(m)の二乗×22で割り出し、エネルギー摂取量を標準体重×身体活動量として計算します。身体活動量の目安としては以下のようになります。

軽労働の人:25〜30kcal/kg標準体重
普通の労働の人:30〜35kcal/kg標準体重
重労働の人:35〜kcal/kg標準体重

更に、そのエネルギー量の中で、バランス良く食べることも求められます。そこで登場するのが、食品交換表です。

食品交換表は、含まれている栄養素によって食品を分類しており、食品の含むエネルギー80kcalを1単位としています。そうすることによって、同じ栄養群の表の中の食品を、交換して摂取することができるようになるわけです。例えば、どうしても牛肉が食べたいので、卵を○○グラム減らす代わりに、牛肉を○○グラム食べる、といった具合に交換できます。


 こんな感じです。


126 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/28(金) 23:45:15 ID:AfmE6txC0
改善して、投薬をやめた人おられます?
薬をやめるタイミングってどんな感じなんでしょうか?
血糖もコレステロールも数値はとうに安定してるんですが、まだ薬は飲んでます。
なるべく薬にたよりたくないんですが、医者に「数値がこのまま安定が続いたとしたら、いつごろ薬をやめれますか?」
と聞いても、「いやまだ薬を飲んでください」しか言わないんで、なんか不安で。


137 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 07:14:38 ID:G9iBRxkY0
毎朝、菓子パン2つとか食べてたが辞めようと思う。今は糖尿じゃないけど
これから、果物ヨーグルトを食べようと思うけどこれも悪化するかな?
菓子パンよりましと思うけど・・・時間がないので朝は


139 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 10:02:16 ID:UWWbek3F0
>>137
境界糖尿病で食後高血糖の人なら控えた方がいいけど、正常なら菓子パン食べて
いいんじゃないの?もちろんその時に肉や野菜を一緒に摂った方がいいが
あと摂取したカロリーを考えて、健康の為に運動したらいい


144 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 11:00:06 ID:HE/Lxx970
>>139
あほか、糖尿病か正常かに関わらず、
菓子パンなんて炭水化物と脂質の塊でビタミンがほとんどない
高カロリー食品なんて食べない方が良いに決まってる。
しかも2個も食ってるとかやば過ぎるだろ。
すでに糖尿病になってる可能性も・・・


152 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 12:47:01 ID:wc2W15PG0
糖尿病になる前に知らずに食べてた菓子パンなんて
平気で500`iオーバーなんてざらだね。炭水化物も凄いからな〜
もっと糖尿病に対して知識があればここまでは・・・orz


151 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 12:44:55 ID:Tv9NzCoJ0
>>149
いや俺1型だからw
つーかインスリン打って普通に菓子パン2,3個食ってるしww


153 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 12:50:25 ID:HE/Lxx970
>>151
それって自殺行為やん。
T型はインスリン使えば使うほど寿命縮むぞ。


166 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 16:51:45 ID:Q8g3lPftO
どぅしてヨーグルトにこだわるんでしょう?

ヨーグルト1つ買ってくるなら、キャベツ1玉買って来た方が全然いぃと思ぃますょ。

朝忙しぃなら、前日に千切りにして用意しておくとか。


 食物繊維を前もって摂取することで、糖分の吸収を抑制することができるらしいです


176 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 19:21:19 ID:2b/qKiH90
菓子パンの人気に嫉妬www


健常者が普通に食べてる菓子パン程度でこんだけ盛り上がれるって
やっぱり糖尿病なんだよね(´・ω・`)


195 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/29(土) 23:54:50 ID:fzGWmkqFO
糖尿病患うと風邪は治りにくいのに薬は注意

病気になると大変なんだとつくづく思う。
摂生しとけばよかったよ…

背中がシクシク痛むなぁ〜


276 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/31(月) 02:04:54 ID:mH79/za2O
糖尿病の症状の一つに、『体重減少』と有りますが、皆さんはどの位減りましたか?


277 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/31(月) 02:13:30 ID:vuhT1ioW0
>>276
重症だと1〜3ヶ月で、10〜20kgは落ちるかな。
具体的な数字よりも、食っても食っても痩せていくって感じ。


278 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/31(月) 02:57:11 ID:PKNpnEyH0
>>276
自分は2ヶ月で10kg落ちました。
小便は1時間に一回くらいで、まともに熟睡できず。
飲んでも飲んでも喉が渇く。
で、病院へ。
空腹時血糖300HbA1c14%でした。


286 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/31(月) 14:49:17 ID:400BDxEsO
アンジェリーナジョリー、妊娠糖尿病だってさ


287 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/31(月) 14:51:29 ID:EaIgW0Uk0
>>286
糖尿病といっても「治る」タイプだし、コントロールが優なら
それほど騒ぐことじゃないのに有名人は大変だね。病気に関しても
プライバシーがなく世界中にばらまかれるなんて。かわいそう。

まさにそれがストレスなのにねえ。


293 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/31(月) 15:39:36 ID:EaIgW0Uk0
>>287でいい加減なことを書いたので訂正を。

優でコントロールしてりゃいい、みたいに書いたけど、
妊娠中の血糖値は空腹時で100mg/dl、2時間後で120mg/dlと、
一般的な糖尿病よりよりタイトなコントロールを求められているそうで、
そこを俺は知らなかった。優でいい、なんて甘いこと言ってしまった。


308 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/03/31(月) 20:06:43 ID:8CfAj9iL0
>>293
糖尿病だと告げられたときに、医者に
将来妊娠の希望があるなら通院しながら計画的に妊娠しなさいね、と言われたなあ。
妊婦の血糖コントロールは他の糖尿に比べて相当シビアらしいね。
そうしないと母体も赤ちゃんもやばいとかで。


329 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/01(火) 00:04:47 ID:Lixkfwd+0
同じ糖尿病でも病状は人それぞれってことだよ

普通よりちょっとカロリー低めにするだけで良好なコントロールが出来る奴もいれば
糖質制限とか極端な食事にしなきゃコントロール出来ない奴もいる


331 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/01(火) 03:06:12 ID:Aj3caZlu0
>>329,330

>同じ糖尿病でも病状は人それぞれってことだよ

まさにそのとおりで、糖質制限しなければどうしようもない人もいれば、
痩せただけでほとんど健常人と変わらない人もいる。

ようは、それぞれが自分にあった最適な方法で対処していけば良いのに、
異常にカロリーに拘ったり、逆に糖質制限に拘ったりしていて一部の人々
は反目し合っている。(しまいには両者が罵り合ってる始末だし...。まぁ、
これは2ch内に限った事ではないけど)

糖質制限にしたって、目新しいものではないらしく、かなり昔から採用され
ていたけど、心疾患の関係?とインスリンの発見から段々と低脂質でカロリ
ー制限に移行?した経緯もあるみたい(すみません、あやふやな記憶ですの
で間違ってるかも)、今頃になってさも新発見のように語られるのも?と思
うし、逆にカロリー制限に拘って、結果として高炭水化物な食事内容になっ
て、結果として血糖値を上げながら投薬やインスリンで必死になって血糖値
を下げるのもちょっとアレだなと思うし...。

まぁ、なってしまったものはしょうがないので、それぞれが自分にあった方
法を試行錯誤しながら対処していくしかないのでは?
早急に結果を求めると糖尿病じゃなくて、他の病気に(精神疾患も含めて)
なりかねない...。


411 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/02(水) 00:32:43 ID:zpkryRzLO
まだ糖尿病になったとは決まってないのですが

1ヶ月位お菓子を食べまくってました
喉が異常に乾き1日2g飲んだ時もありました
もちろんトイレの回数も増えました
糖尿病は 2ヵ月位ですぐなってしまうもんなんでしょうか?怖いです↓

あと血採りますよね?嫌だなあ 注射嫌いなのにorz


412 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/02(水) 00:47:04 ID:XObm73X60
>>411
さすがに、1ヶ月位じゃならんと思うよ。
ペットボトル症候群みたいなもんだと思う。


 ペットボトル症候群というのは、スポーツドリンクや清涼飲料水などの、糖がバカスカ入った飲料を大量に摂取することで、一時的に高血糖になり、糖毒性からインスリンの分泌が低下します。そうすると、T型糖尿病患者が発症する「糖尿病性ケトアシドーシス」と同じ機序が働くのです。

インスリンが働かず、細胞がブドウ糖を取り込めなくなると、エネルギーを別の機序で取り込もうとします。すなわち、脂肪の分解です。脂肪を分解して、脂肪酸とグリセロールをつくり、エネルギーにしようとします。そのときに、中途半端な分解が起こり、アセチルCoAとなり、ケトン体へと変化します。

このケトン体が厄介者でして、血液を酸性にしてしまうのです。(代謝性アシドーシスといいます)。身体が酸性に傾いているので、なんとか中性にしようと、呼吸が激しくなります。呼吸を激しくすることで、CO2が排出され、アルカリ性の効果があるからです(呼吸性アルカローシスといいます)。このときの深く大きい呼吸はKussmaulの大呼吸と呼ばれ、糖尿病性ケトアシドーシスの特徴にもなっています。また、ケトン体の中の「アセトン」は、呼気中にも排出されるため、息が通常よりも甘酸っぱいような、アセトン臭を呈することもあります。



444 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/02(水) 19:31:04 ID:revVa6MG0
阪神のピッチャーで糖尿病の人がいたと思うんだけど
あの人も1型かな?
高校時に発覚したらしいけど
まあがんばってほしいわな


 阪神の岩田投手も2000年にT型糖尿病を患ってますね。スポーツ選手でも、インスリンを打って血糖コントロールしながら活躍している方は他にもいらっしゃいます。


499 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/03(木) 12:47:31 ID:5bk77oA4O
ちょっと相談です
お袋が末期の糖尿病なんですが、最近風邪をこじらせて食事がほとんど取れなくなってしまいました
今は風邪自体は治ったようですがまだ食事がほとんど取れてません
インスリンの投薬は多分出来てないと思います
結局は病院へ…って話なんですがお袋は極度の病院嫌い入院嫌いで完全に倒れて動けなくなるまで自分から病院に行こうとはしません…
こんな状況で世話をする自分から多少はよくなるようなフォローはありませんか?
あと食事量が少なくてもインスリンは投薬しても大丈夫なのでしょうか?
どうみても悪循環なのは分かってますが…

500 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/03(木) 12:55:49 ID:YuXqTsyRO
>>499
まずはお母さんの血糖値を計ってあげるところからじゃないかな
インスリンは手元にあるんですか?

501 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/03(木) 13:34:18 ID:5bk77oA4O
>>500
薬関係は手元に一式あります
投薬関係はお袋に任せてあるので打つ打たないのバランス感覚が分からないのも…
計らせて血糖値が高かったたら打たせる…でいいのですか?


504 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/03(木) 14:14:10 ID:ILEU6W8P0
>>501
インスリンを持ってるなら、間違いなく主治医がいるってこと。
じゃあ、そこへ連絡して対応を聞けばいい。そういう状態・症状の
患者に対して何をしたら良いかなんて、見もせずに素人が言えるわけないよ。


505 名前:病弱名無しさん 投稿日:2008/04/03(木) 14:23:06 ID:YuXqTsyRO
>>501
体力が落ちて治療への気力も落ちていらっしゃるようなので
できれば定期的に血糖値を計ってあげる、またはうながしてあげては?
定期的にというのは朝食前、毎食前、毎食後2時間、就寝前等ですが。
インスリンには数種あり、それぞれ使い分けをするようになってますから
素人判断は出来ないです。食前血糖値や食事の内容によって注射量も変わります
お母さんが積極的でないのなら、ご家族がお母さんの主治医に相談して
どんな打ち方を指導してあるのか尋ねてみられるのもいいんじゃないでしょうか
その時に血糖値や食事内容も伝えるとより適切な意見が聞けるはず


 糖尿病に関してはホントに知識量が多くて、まとめようにもまとめられず、まだまだ記載すべき事項はあるんですけれど…申し訳ございませんが今回はこの辺で。パート2としてまた追加するかもしれませんので乞ご期待下さい。

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2008年04月07日

インスリン分泌を制御するたんぱく質。

インスリン:分泌、たんぱく質が制御 糖尿病治療に貢献

 血糖値を下げる「インスリン」を分泌する細胞は、特殊なたんぱく質によって働き過ぎないよう調節されていることが、岡芳知・東北大教授(分子代謝病態学)らの研究で分かった。細胞の「過労死」を防ぎインスリン分泌能力を長持ちさせる糖尿病治療法につながるとして注目される。

 インスリンは膵臓にあるβ細胞から分泌されている。「2型糖尿病」は、インスリンの分泌能力に対しブドウ糖の過剰状態が続くことなどで発症。過食などで血糖値が上がりインスリンを大量に出し続けると、β細胞が疲弊し2型糖尿病を発症しやすいという。

 研究チームは、糖尿病マウスではβ細胞の活動を制御する特殊なたんぱく質「4E−BP1」が増えることに着目。マウスのβ細胞に、薬剤で糖尿病のときと同じような負荷を与えたところ、4E−BP1が約10倍に増加し、β細胞の活動を抑えた。また、糖尿病で4E−BP1を持たないマウスはβ細胞が減り、一般的な糖尿病マウスと比べインスリン量は半分以下になり、血糖値も急激に悪化した。

 石原寿光講師は「4E−BP1と同じ働きをする薬剤ができれば、インスリン分泌を極端に減らさない程度に投与し、β細胞を保護する治療ができるようになる」と話している。米科学誌「セル・メタボリズム」に掲載された。



 今の糖尿病の治療薬の中には、インスリン分泌を促すものとかもあって、それによってβ細胞が酷使されちゃうという問題もあるんですよね。β細胞を保護しつつ治療できるようになれば、かなり大きな進展にも繋がるのですが、なかなか。

 糖尿病はホント学問的にも興味深い内容なのでいずれまとめてみたいと思ってます。

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医学処:1型糖尿病の治療としてES細胞を膵臓細胞にして移植する技術
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医学処:研修医の指示ミスで低血糖患者にインスリンを投与する
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2008年04月04日

母乳栄養の赤ちゃんはビタミンD不足にご注意。

赤ちゃんビタミンD不足に…妊娠中日光浴びないと

 丈夫な骨の形成に欠かせないビタミンDの不足が、赤ちゃんにかなりの割合で起きていることが京都大の依藤亨講師(小児内分泌代謝病学)の調査でわかった。生活の変化で妊婦や子どもの日光を浴びる量が減った影響と考えられ、母乳だけで育てると不足しやすいことも判明した。

 依藤講師は「母乳は免疫強化など長所が多い。D不足を補うために適度な日光浴を」と呼びかけている。

 調査は京都市の産婦人科病院で2006年5月から1年間、新生児1120人の頭の骨を調べた。骨の軟らかい子が約2割おり、4〜5月生まれに多い一方、11月生まれは少なかった。ビタミンDは紫外線で活性化されるため、出産前3〜4か月の日照時間の影響と考えられた。1か月検診時の血液検査では、骨の軟らかい子は「くる病」で上昇する酵素の値が高く、うち約3割にくる病の兆候があった。血液中のビタミンDは母乳だけの子の約6割が不足し、粉ミルクや混合栄養の子は全員正常だった。

 藤原幾磨・東北大准教授(小児科)の話「乳幼児のビタミンD不足は再び増えている。母乳育児より、母親の栄養状態が関係していると考えるべきだ」



 母乳はIgAなどの免疫物質が入っているため、赤ちゃんを細菌などから守ってくれてるんですよね。生まれてから何ヶ月かは風邪を引きにくいのは母乳のおかげとも言われています。

 ですが、母乳の中に含まれるビタミンDだけでは少々足りないそうです。「両手と顔だけに1日10−15分、日に当たればビタミンDの合成には十分」らしいので、少し日光を浴びることも必要、ですね。

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2008年04月02日

糖尿病の昏睡状態を、神に祈れば治るとして病院に行かず。

祈れば治る、医者に診せず少女死亡 米ウィスコンシン

 米国で糖尿病による昏睡状態に陥った11歳の少女が、両親が信仰している宗教の祈りの力で治せると信じて病院に連れて行かなかったことから、治療可能な状態であったにもかかわらず死亡した。

 死亡したのはウィスコンシン(Wisconsin)州郊外に住むマデリン・カーラ・ニューマン(Madeline Kara Neumann)ちゃんで、検視解剖の結果、糖尿病による昏睡状態から呼吸停止に陥り、23日午後2時に死亡した。

 地元警察によると、両親は神に祈れば治ると信じて病院に連れて行かず、マデリンちゃんが糖尿病を患っていることにも気付いていなかったと語っている。マデリンちゃんは数週間、具合が悪く疲れ切った状態で、死亡する数日前になって症状が悪化したという。



 宗教って、自身の心の拠り所以外の何者でもないです。

 子供に強要するのも間違ってますし、何より非現実的なことを「神に祈ればナントカナル」と思っているなんて、常識がないにも程があります。

 助かった命がこうやって失われていくのは、なんともやるせない気持ちになりますね。
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2008年04月01日

コレステロールを調節する遺伝子を発見する。

血中コレステロールを調節できる遺伝子発見 群大グループ

 群馬大生体調節研究所の原田彰宏教授(44)らの研究グループは20日、米国、台湾の大学との共同研究で、細胞がコレステロールを取り込む際に働く2つの遺伝子を発見したと発表した。研究成果は欧州学術専門誌「EMBO Journal」電子版に同日付で公開された。血中コレステロール量を調節する新薬開発などで活用できる可能性があるという。

 血中の悪玉コレステロール(LDL)が増えすぎると、高脂血症や動脈硬化など生活習慣病の原因になる。このため、研究グループは、体長約1ミリの線虫という生物(線形動物)の細胞を使って、人間の細胞がLDLを取り込む構造の解明を進めた。

 その結果、線虫と人間が共通して持っている遺伝子「RAB35」と「RME−4」を発見。細胞表面の「LDL受容体」というタンパク質がLDLをとらえ、細胞内に効率良くコレステロールを取り込み再利用することで、血中コレステロールを適切に保っていたことが分かった。

 原田教授らは「血中コレステロールを下げる展望ができた」と話しており、今後、血中コレステロールを調節する研究などに役立てていきたいとしている。



 メタボリックとか、高コレステロールとか色々いわれています。将来的には投薬とか、もしかすると遺伝子治療による方法で、コレステロールを調節できるかもしれませんね。

 まぁ・・・今の段階でそういった治療を考えるよりは、今は栄養面での考慮が必要ですね。食生活って人の人生で非常に大きな部分を占めてると思います。コレステロールを考える生活は、食を豊かにする生活でもあると思います。1日何品目も、しっかりと栄養を考えて食べる、ゆたかな生活を送りたいですね。

関連
医学処:卵を控えても、コレステロール値は下がらない。
医学処:コレステロールは、脳の機能増進には欠かせない。
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2008年03月27日

研修医の指示ミスで低血糖患者にインスリンを投与する

四日市病院:誤ってインスリン投与 研修医指示、70代男性が機能障害

 四日市市芝田の市立四日市病院の医師が06年1月、低血糖症の患者に血糖値を下げるインスリンを投与するよう誤って指示し、認知能力が低下する「高次機能障害」になる医療事故が起きていたことが分かった。患者の家族が25日会見して明らかにした。

 患者は市内に住む70歳代の男性。会見した長女(50)によると、男性は糖尿病などで99年から同病院に通院していた。06年1月20日朝、低血糖症で起きあがれない状態になり、家族が救急車を呼んだ。救急室で電話を受けた20歳代の研修医の指示で妻がインスリンを投与。血糖値が急激に下がり、こん睡状態になった。高血糖症と低血糖症の症状は意識がもうろうとするなどの点で似ており、研修医は高血糖症と思い込んだという。その後男性の意識は回復したものの障害が残り、病院がミスを認めて謝罪。07年11月に示談が成立した。

 長女は会見で「経験の少ない研修医が救急室にいることや、他の専門医に指示を仰ぐシステムがないことが問題だ」などと訴えた。

 一方、病院側はミスを認め「今後は救急搬送される患者を慎重に診察するよう指導する。血糖値に関する研修も行い、再発防止に努める」としている。



 まるで医師国家試験の問題のような症例です。。

 そして禁忌肢を踏んでしまったというわけです。糖尿病の患者さんですと、高血糖にもなりやすく、また、薬のせいで低血糖にもなりやすいため、注意が必要です。

 確かに研修医が、他の専門医や直属の上司に相談できないシステムは、よろしくないかもしれませんね。いくら研修医といえど、うまく経験を積ませる場なわけで、何もかも一人でやらせるのは無謀といえば無謀。

 …医師国家試験といえば、明日が発表日ですね。今年は一体どうなることやら。

関連
医学処:やせている高齢者は、糖尿病になるリスクが高い
医学処:糖尿病とその合併症についてのフォーラム
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2008年03月04日

糖尿病とその合併症についてのフォーラム

生活見直し血糖管理を 金沢医科大プログラム

 北國健康生きがい支援事業の金沢医科大プログラム第三回フォーラム「糖尿病と合併症 ―その克服に向けて―」(金沢医科大、北國新聞社主催)は一日、金沢市の北國会館で開かれた。同大病院の教授らが、糖尿病による合併症の発症と進行を防ぐため、血糖値のコントロールが何より重要だと強調し、食事や運動など生活習慣の改善を呼び掛けた。

 糖尿病の基礎知識について解説した木越俊和教授(内分泌・代謝科)は血糖コントロールの重要な指標として、直前数カ月の平均血糖値を示す血中タンパク「HbA1c」の数値を挙げ、「6・5未満を目標にしてほしい」と助言した。

 続いて糖尿病の三大合併症である腎症、眼病、神経障害の解説が行われた。横山仁教授(腎臓内科)は「腎症は早く見つかれば、長期の血糖管理で治る」と話し、早期発見のため年に一度は尿検査を受ける必要があるとした。佐々木洋教授(眼科)は「糖尿病を指摘されたら必ず眼科の受診を」と呼び掛け、進行の早い白内障や網膜症への注意を促した。

 北出優華子看護師は、足の壊疽が起こる一番のきっかけは靴擦れであることを紹介し、「毎日、足を観察し、うおのめや傷がないか確認してほしい」と話した。松井忍教授(生活習慣病センター)は、糖尿病や高脂血症、高血圧、肥満が複合して起こると、心筋梗塞など動脈硬化の病気を引き起こす危険が高いと指摘し、生活を見直し、適切な治療を受けることの重要性を強調した。



 糖尿病ほど良く知られていて、誰でもかかる可能性があり、合併症の多い病気はないかもしれません。

 ただ血糖をコントロールできないというだけで、何と多くの異常が出てしまうことでしょう。昔の時代は生きていく上での最小限のカロリーしか摂取できない時代でしたから、血糖を下げるというメカニズムを持つホルモンはインスリン1つで十分でした。しかし今は飽食の時代。カロリーオーバーなどザラな時代になってきました。それゆえに起こる弊害の1つとして、糖尿病を含む生活習慣病は存在します。

 もし糖尿病になってしまったら、結構厳しい生活を強いられることになります。なれてしまえば楽なんですけどね。合併症として糖尿病性腎症や、末梢循環不全なども怖いですし、あと何より眼への影響があるのがつらいところです。

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2008年03月01日

ホルモン療法の副作用で天皇陛下の骨密度が低下している

天皇陛下、骨密度が低下

 天皇陛下(74)の骨密度が低下し、骨が弱くなる骨粗しょう症になる可能性のあることが、先月受けられた定期検査でわかった。

 前立腺がんの治療のため受けられているホルモン療法の副作用とみられ、陛下は運動や食事など生活面の改善に取り組まれる。皇后さま(73)のめまいも依然残っており、宮内庁は両陛下の公務軽減を改めて検討する。

 天皇陛下は2003年1月、がんが見つかった前立腺の全摘手術を受け、翌04年7月から、がんの進行を抑えるホルモン注射を月に1度のペースで受けられている。この治療で腫瘍マーカー(PSA=前立腺特異抗原)の値は安定しているという。

 しかし、先月26日に東大病院で受けられた検査で、PSAは正常だったものの、骨の密度を示す骨密度が、骨粗しょう症と診断される数値に近づいていることが判明した。専門家によると、骨密度の低下は、ホルモン療法で起こる副作用の一つという

 骨の強度を維持するには、食事療法でカルシウムを摂取したり、骨に適度な圧力や負荷を掛けながら運動したりする必要があり、陛下は今後、インストラクターの指導を受けながら運動などに取り組まれる。

 宮内庁によると、陛下がこの1年間に臨まれた儀式や会見などの行事は約200回、面会した外国の要人は約70人で、内閣の書類への署名や押印は約1000件に上る。折々に祭祀もあり、同庁はかねて負担軽減策を探っていた。



 国の「象徴」であられる天皇陛下ですが、そのご多忙さは尋常ではないものがあります。

 私が高校の頃、「何も働いていない天皇のために莫大な税金がかかっているのだからやめてしまえ」という日教組の左翼教員がいました。とんでもない話です。役人&政治家が稚拙な外交をする中で、天皇陛下が存在していることで、他の国からナメられない部分はかなり大きいと思います。日本が大統領制だったら轟沈しているでしょうね。

 記事中にもありますように、74歳という高齢にしては活動が多すぎる気がします。ただでさえ加齢によって骨吸収が進んでいると思われますので、なんとか折り合いを見つけて、養生していただきたいものです。宮内庁がサポートできるところは出来るだけサポートして。

 ホルモン療法

 男性ホルモンの影響を受けて進む前立腺がんの主要な治療法の一つ。一般的には、男性ホルモンの働きを抑える注射(月1回または3か月に1回)と毎日の飲み薬を併用することが多い。赤座英之・筑波大泌尿器科教授によると、副作用には個人差があるものの、活力の低下のほか、のぼせやほてりといった女性の更年期症状に似た状態を伴うことが多い。骨密度の低下を招くのは骨の代謝のバランスが崩れるためで、骨粗しょう症の治療薬が処方されることもある。
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2008年02月25日

怒りをコントロールできない人が最も怪我の回復が遅い。

「怒りをコントロールできない人はけがの回復が遅い」

 「笑いは最良の薬」・・・このような通説を裏付ける研究結果が20日、英医学誌「Brain, Behaviour, Immunity(脳、行動、免疫)」に発表された。

 これまでにも、短気な振る舞いと冠状動脈性心臓病、高血圧、発作と関連づける研究はあったが、怒りによる回復過程への影響を直接測定したのは今回が初めて。

 研究を行ったのは米オハイオ大学(Ohio University)の心理学者Jean-Philippe Gouin氏率いる研究チーム。98人の被験者の上腕に軽いやけどを負わせ、その後8日間にわたり、皮膚の回復状況を観察した。被験者はあらかじめ、怒りやすさの程度を判定するための心理テストを受けた。被験者からは、特定の薬剤の摂取者、喫煙者、過剰なカフェイン摂取者のほか、極度に太っているまたはやせている人は除かれた。

 結果は驚くほど明白だった。やけどの回復に4日以上かかる人の数は、怒りを抑制できない人ができる人の4倍に上ったという。さらに、怒りにも差異があり、定期的に敵意を表わす「発散型」に分類される人や、怒りを隠す「抑圧型」に属する人は、すべての指標で怒りのレベルが低かった人と同じ速さで回復した。一方、怒りを抑えようとしてもできない人だけが回復に時間がかかることが分かったという。

 Gouin氏は「怒りを表わすことを抑制できる能力とけがの回復には医学的関連性がある」と結論付け、怒りをコントロールする心理療法により、手術やけがからの回復を速めることができるかもしれないとしている。



 抑圧しているほうがストレスかかりそうですけど。怒りを発散している、ストレスのたまらなそうなタイプのほうが回復に時間かかるとはねぇ。

 やはり社会で生きる上でも、怒りはできるだけ我慢したほうがよさそうです。たまに本当にキレる人いますけど、傍から見てたら、あんなのただのバカですからね。子供すぎるといいますか。

 笑いましょう。

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2008年02月20日

インターフェロンの分泌を増やすたんぱく質、PDC-TREM

インターフェロン:増量分泌のたんぱく質発見 理化研

 体内に侵入したウイルスを撃退するインターフェロンの分泌を増やすたんぱく質を、理化学研究所の研究チームがマウスで発見した。致死量のウイルスに感染したマウスに、このたんぱく質を活性化する物質を投与し、救命することにも成功した。同様のたんぱく質はヒトにもあると考えられ、新型インフルエンザなどの大流行に対抗する新薬の開発などにつながる成果だ。18日付の米科学アカデミー紀要に発表した。

 インターフェロンは、ウイルスや細菌に感染した時に細胞から分泌され、病原体の増殖などを抑える。

 理研免疫・アレルギー科学総合研究所の渡会浩志上級研究員らは、インターフェロンを生産するマウスの細胞の細胞膜で、ウイルス感染時だけに現れるたんぱく質を発見し、PDC−TREMと名づけた。PDC−TREMの働きを弱めると、インターフェロンの生産量が10分の1に減ることを確認した。

 また、PDC−TREMを活性化する物質をマウスに投与したうえで、通常のマウスなら100%死ぬ量のヘルペスウイルスに感染させたところ、約8割は死ななかった

 渡会さんは「人為的にインターフェロンの量を増やせれば、新しいウイルスに対しても感染初期にはかなり有効だ。インターフェロンが多すぎて起こると考えられている膠原病など自己免疫疾患の治療にもつながるのではないか」と話している。



 体内の免疫系統に強い影響力をもつインターフェロン。その役割は様々で、ウイルス感染時にも非常に役立っていますが、そのインターフェロンを人為的に増やしてやろうという試みですね。

 将来、PDC-TREMを投与することが、感染症対策として用いられるようになるかもしれません。今はインターフェロンを外から打つぐらいしかありませんでしたが。

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2008年02月17日

徹夜をすると下垂体の細胞が死滅する。

不眠不休続くと一部脳細胞が死滅、大阪市大がラット実験

 ラットをほとんど眠らせないようにして5日間活動させると、脳内にあってホルモン分泌にかかわる下垂体の細胞の一部が死んでしまうことを、大阪市立大の木山博資教授らが16日までに実験で確かめた。

 強いストレスが過剰なホルモン分泌を呼び、細胞が働きすぎて死んでしまうらしい。木山教授は「人間にも同じホルモン分泌細胞がある」と指摘。「徹夜勤務が続くなど過労が原因で起きる病気に関係しているかもしれない」としている。

 木村教授らは、ラットが水を嫌うのに着目。浅い水を張った箱に入れて興奮状態にし、ほとんど眠れない状態で5日間放置した。すると脳下垂体の中央付近で特定のホルモンを分泌する組織のうち数%が細胞死を起こしていた

 ただラットを2、3日休ませると、分泌細胞は元通り近くに再生。木山教授は「早めに休み、疲れをため込まないことが肝心だ」と話している。



 徹夜してもいいことはありません。確実に身体や脳にダメージを与えているでしょう。

 特に仕事や勉強において、徹夜をすることに対するメリットはありません。勿論どうしても仕上げなければならないことはあると思いますが、時間ごとの能率の面からしても、お得とは言いがたいですね。

 何事も毎日少しずつやるのがいいようです。まぁそれが無理なのは他ならぬ医者が分かっていると思いますが。笑

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2008年02月02日

いちごミルク大福を「いちご大福」として販売

成分表示せず販売 3歳男児、アレルギーでショック症状

 いちごミルク大福を「いちご大福」として販売したため、乳製品にアレルギーを持つ3歳の男児がアレルギーによるショック症状を起こしたとして、仙台市は23日、同市若林区の和菓子店「御菓子処モリヤ」(森谷幸男社長)に対し、この商品の適正表示が確認できるまで同商品を製造禁止とする処分をした。

 市によると、同社は19日、製造した練乳入りのいちごミルク大福成分表示シールが不足したため、3個をいちごのシールだけを張って販売した

 男児の母親が、乳成分の有無を従業員に確認。「入っていない」という回答を聞いて買い求めた。男児に食べさせたところ、翌日、呼吸困難や激しいせきなどのショック症状を起こして入院したという。



 こういう食物アレルギー系の事故は怖いですねぇ。大抵、人為的なミスによるものですし。

 アレルギーの子供も増えてきてますし、「こんなもののアレルギーなの!?」ってぐらいメジャーな食物に対するアレルギーも出てきています。親御さんからすれば心配で仕方ないわけですが、そういう子供もいるんだということを認識した上で、第三者である大人は食に接してほしいと思います。

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2008年01月29日

抗がん剤で関節リウマチを治療する方法

抗がん剤使って関節リウマチ治療、東京医歯大チームが開発

 東京医科歯科大学の上阪等准教授(膠原病・リウマチ内科)らの研究チームは28日、抗がん剤で関節リウマチを治療する方法を開発したと発表した。

 マウスの実験で有効性を確認しており、10年で臨床試験実施にこぎつけたいという。成果は米免疫学会誌に掲載された。

 関節リウマチは、過剰な免疫反応が原因で分泌された物質が、関節内にある滑膜細胞を異常に増殖させ、骨の破壊、関節の変形などを起こす病気。国内に60〜80万人の患者がいると推定される。

 上阪准教授らは、一部の抗がん剤が、滑膜細胞の増殖に重要な役割を果たしている酵素の働きを妨げることに着目。リウマチのマウスにこの抗がん剤を投与し、症状が改善することを確認した。投与量はがんの場合の3分の1で済み、副作用も少ない



 関節リウマチもがんと同じく、予後があまりよろしくない疾患です。ただ関節を破壊するだけではなく、免疫システムの異常、ですからねぇ。治療法も難しいのですが、今回のこのニュースで、希望が見えてきたのかもしれません。抗がん剤も副作用が強いことで知られていますが、がんの場合より少量で済み、副作用も少ないとのこと。

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2008年01月27日

膵臓のβ細胞の元になる幹細胞を発見する

糖尿病に「効く」幹細胞発見

 血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓のベータ細胞のもとになる幹細胞を、ベルギーなどの研究チームがマウスで見つけた。

 幹細胞が人間でも見つかれば、ベータ細胞の破壊で起こる1型糖尿病の治療の可能性も広がる。科学誌セル最新号に発表された。

 肝臓や血球など体の様々な細胞は、それぞれに特有の幹細胞から作られるが、ベータ細胞の幹細胞は見つかっていなかった。研究チームは成熟したマウスを使った実験で、傷ついた膵臓ではベータ細胞が増えることを発見。その仕組みを詳しく調べ、分泌物を運ぶ導管の近くに幹細胞を見つけた。ベータ細胞を含む「ランゲルハンス島」(膵島)の様々な細胞を生み出すらしい。

 糖尿病の治療では、膵島移植が行われるが、膵島を培養して増やさなければならない。幹細胞の発見で膵島移植が効率よく実施できると期待される。



 これは新たな糖尿病治療となりうるかも。

 手術をしなければいけない膵臓移植と異なり、膵島移植はβ細胞のある膵島を注射して肝臓に蓄積させることで、肝臓でインスリンを分泌できるようにしてやろうという技術です。

 幹細胞の発見で、その手法をよりやりやすくすることができるようになるかもしれません。1型糖尿病の治療が進歩すれば、全国に数多くいる糖尿病患者のQOLも大幅に向上すると思われます。

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