2010年03月02日

カルシウムを摂ることで糖尿病のリスクを減らすことができる

ビタミンDとCa摂取で糖尿病リスク低減も

 厚生労働省の研究班はこのほど、ビタミンDとカルシウムの摂取により、糖尿病の発症のリスクを「低減させ得る」とする研究結果を発表した。研究班では「一般的に日本人の食事にはカルシウムが不足しており、その摂取量を増加することにより、糖尿病を予防する可能性が考えられる」としている。

 今回発表されたのは、1990年と93年に岩手県二戸、秋田県横手、茨城県水戸、新潟県長岡、長野県佐久、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県中部・宮古の9保健所管内に住んでいた40−59歳の男女約6万人を5年間追跡調査し、ビタミンD、カルシウムおよび乳製品の摂取量と糖尿病発症との関連を調べた結果。



 小魚などを食べなくなったせいもあるのでしょうけれど、日本人の食からカルシウムが失われているようです。

 特に女性の場合は、ただでさえ閉経後のエストロゲン欠乏によって骨粗鬆症が起こりやすいので、カルシウムは心掛けて摂ってほしいものですが

 そして糖尿病のリスクも低減してくれるようです。カルシウムの含まれている食事を心掛けてみてはいかがでしょうか。


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2010年02月27日

糖尿病治療薬アバンディアに心臓発作の副作用

糖尿病治療薬に心臓発作の副作用、事実隠匿と製薬会社を非難

 米国で広く使われている糖尿病治療薬が深刻な心臓発作の副作用を引き起こしており、この事実を製造元の製薬大手グラクソ・スミスクラインが隠していたと、米上院金融委員会が20日発表した報告書で非難した。同時に、同治療薬を認可した米食品医薬品局(FDA)の監督責任も追及している。

 超党派議員がまとめた334ページからなる報告書によると、問題になっているのは糖尿病治療薬「アバンディア(一般名ロシグリタゾン)」。FDAの研究者が2007年7月にまとめた推計によれば、同治療薬が市場に出回って以来、関連する心臓発作が約8万3000件も引き起こされているという。

 一方、グラクソ・スミスクライン側は、報告書の内容を否定。FDAの認可を受けて発売している治療薬であり何ら問題はないうえ、報告書で引用されているデータは古く、最新のものではなく無意味と、真っ向から反論している。

 「アバンディア」の安全性については、数年前から懸念が指摘されている。2007年には米医師会雑誌(JAMA)と米有力医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)がそれぞれ、安全性を疑問視する論文を掲載していた。



 重篤な副作用となるのかどうか。今後の研究次第というところでしょうか。糖尿病治療の選択の幅が狭まるのは懸念されますが、心臓に負担がかかるのはあまりよろしくないですしね。
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2010年02月22日

バレンタインデーが満たす脳科学。

バレンタインデーの歴史と愛の脳科学

 バレンタインデーは愛の祝日だが、そもそも愛とは何だろうか。

 ヘレン・フィッシャー氏はニュージャージー州にあるラトガース大学の人類学者で、『人はなぜ恋に落ちるのか?― 恋と愛情と性欲の脳科学』(大野晶子訳、ソニーマガジンズ)など、愛に関する本を数冊出版している。

 フィッシャー氏は恋愛について、求愛と生殖を可能にする3つの本能的な脳のシステムに分類している。

・性欲
・ロマンチックな愛(妄想、情熱、夢中)
・愛着(長期間のパートナーに対する穏やかさと安心感)


 これらは脳の状態ではなく脳のシステムであるとフィッシャー氏は強調している。3つのシステムのすべてが恋愛において重要な役割を果たしていて、それぞれ独立して機能することもできるが、人々は1つの理想的な関係の中で3つのシステムがすべてそろうことを強く望んでいるという。

「私の考えでは、性欲が進化したのは外へ出てパートナーを見つけられるようにするため。ロマンチックな愛が進化したのは、一度に1人の相手にだけ求愛のエネルギーを注げるようにするため。愛着が進化したのは、チームとして一緒に子どもを育てるのに十分な期間だけ相手を容認できるようにするため」とフィッシャー氏は言う。

バレンタインデーには3つのうち性欲とロマンチックな愛の2つだけが含まれていた」とフィッシャー氏は付け加える。「でも、ペットの犬にもバレンタインデー・プレゼントを贈るようになれば、ロマンチックな愛だけでなく純粋な愛着の表現だと言うこともできるでしょうね」。



 はぁ・・・

 よく考えれば今年のバレンタインデーは、バレンタインデーであったことすら忘れるほど多忙でしたな・・・。

 義理すら貰わなかったのって何歳のとき以来だろうか・・・。

 ロマンティックな愛、性欲・・・
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2010年02月19日

早老症「ウェルナー症候群」が起こる仕組みを解明する

早老症の仕組み解明 奈良先端科技大の北野健助教チーム

 若くして老化が急速に進む早老症「ウェルナー症候群」は、特有のタンパク質に異常が生じ、細胞内で絡まったDNAがうまくほどけなくなって起きることを奈良先端科学技術大学院大情報科学研究科の北野健助教の研究チームが発見。10日発行のアメリカの科学専門誌「ストラクチャー」で発表した。

 北野助教は「ウェルナー症候群で、タンパク質の変異が原因となる仕組みを分子の形状から明らかにできた」としており、老化の仕組み解明にもつながる研究として注目される。

 北野助教チームは、タンパク質酵素の一種「ウェルナーヘリカーゼ」とDNAの複合体の結晶に大型放射光施設「SPring−8」(兵庫県佐用町)でX線を照射し、ウェルナーヘリカーゼの構造を解析した。

 この結果、細長くとがった構造になっていることが判明。このナイフのような構造が、細胞分裂時に2本鎖構造のDNAが1本ずつにほぐれて複製される際、染色体末端にある老化時計「テロメア」を解きほぐす働きをしていることを突き止めた

 ウェルナーヘリカーゼが変異していると、「解きほぐし」能力が低くDNA複製時にテロメアが損傷しやすいため、早い老化を招いてウェルナー症候群になるという。同症候群は10代半ばから全身の老化が急激に進む病気で平均寿命は46歳。患者数は世界で数千人で、70%は日本人とされる



 アシュリーちゃん、でご存知の方も多いでしょうか。早老症のうちの1つが、このウェルナー症候群です。

 ただ、アシュリーちゃんのほうは同じ早老症でも「プロジェリア症候群」でして、このウェルナー症候群はプロジェリア症候群とは異なり、成人期以降に発症します。ですので、平均寿命も46歳と、プロジェリア症候群より長いものになっています。


 ウェルナー症候群(常染色体劣性遺伝)

 患者は低身長、低体重、白髪、両側性白内障、皮膚の硬化・萎縮、嗄声などの外観を呈し、臨床像として耐糖能低下、骨粗鬆症、性腺機能低下、尿中ヒアルロン酸量の増加が顕著である。多くの場合、平均40-50歳で動脈硬化もしくは悪性腫瘍が原因となる疾患によって死亡する。
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2010年02月17日

糖尿病性腎症に関連する遺伝子ACACBを発見する。

糖尿病腎症に関連する遺伝子「ACACB」を発見

 国際糖尿病連合の集計によると糖尿病の患者数は、全世界で3億人に迫っており、2030年には4億3500万人に増えると予測されています。

 糖尿病には若年者に急激に発症する1型と、食事や運動などの生活習慣が関係するとされる2型などがあり、2型は日本人の糖尿病の9割以上を占めています

 糖尿病は治療せずに放置すると網膜症や神経障害、腎症などの糖尿病に特有の合併症を引き起こすとともに、心筋梗塞や脳梗塞の危険を増す事が知られています。このうち糖尿病腎症は透析導入原因として最も多いものです。理研・ゲノム医科学研究センター 内分泌代謝疾患研究チームは、この糖尿病腎症に関連する遺伝子「ACACB」を発見し、この遺伝子のわずかな違い(一塩基多型;SNP)により、腎症の発症リスクが1.6倍に高まることを明らかにしました。

 腎症を発症するのは全糖尿病患者の3〜4割で、その発症には遺伝的な要因(体質)が関係していると考えられていましたが、どのような遺伝子が関係するかは今まで明らかにされていませんでした。

 研究チームは、1,312人の2型糖尿病患者のDNAを使ってケース・コントロール関連解析を行い、「ACACB」遺伝子の一塩基多型が糖尿病腎症と強く関係していることを突き止めました。

 さらにシンガポールやデンマーク、米国の糖尿病専門の研究者との共同研究の結果、このACACBは人種を超えて2型糖尿病患者の腎症発症に深く関わる事を明らかにしました。これまで、「ACACB」遺伝子が、糖尿病腎症とかかわっていることはまったく知られておらず、糖尿病腎症の発症メカニズムの解明や新たな治療薬、予防薬開発に貢献すると期待できます。



 糖尿病、というと、日本人にとっては馴染みすぎてて、なんか安易なイメージがある、と思います。

 ですがこれほど怖い病気もない、というぐらい怖い病気です。

 成人の失明原因としても糖尿病はかなりの割合を占めますし、記事にもありますように、糖尿病による腎障害は深刻です。

 年間1兆円近くの医療費が、透析に使われていますが、そのうちの最多原因疾患こそが、糖尿病性腎症なのです。

 この記事で、その原因となる遺伝子を発見したことは、治療の上でかなり大きい発見だと思います。ですが、我々にできるのはまずは「予防」です。だからこそのメタボリックシンドローム改善であり、生活習慣病予防対策が必要なのです。
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2010年02月05日

少女の9割近くが、痩せることへのプレッシャーを感じている

ティーン少女の9割、「やせ」へのプレッシャーを自覚=米調査

 米国のティーンエージャーの少女の10人中9人近くが、ファッション業界やメディアが作り出した非現実的な美のイメージの影響で、非常にやせた体形になるようプレッシャーを感じていることが、1日発表された調査結果で明らかになった。

 調査は、米国ガールスカウトが調査会社Truに委託し、13─17歳の少女1000人を対象にオンラインで実施。

 調査結果によると、回答者の3人に1人が減量のために食べることを我慢したことがあったほか、回答者の4人に3人は、ファッションは自分にとって「非常に重要」だと答えた。



 まあ小学生ぐらいでも女の子は自分のスタイルやらを気にしがちですからねぇ、今の世の中は。

 でも成長期なんで、ご飯を抜くよりも、ちゃんと食べてしっかり運動して、ボディバランス整えたほうが20〜30代で美人スタイルになる確率が高くなると思うんですけれどね。
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2010年01月24日

日々の睡眠不足分は、一晩長く寝るだけでは解消されない

慢性的な睡眠不足は一晩では取り戻せない

 慢性的な睡眠不足による影響は、一晩長く眠っても解消されないことが示され、医学誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル医療※)」1月13日号で報告された。

 筆頭著者である米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ボストン)のDaniel A. Cohen博士は「1日6時間の睡眠を2週間続けた場合の睡眠喪失による影響は、24時間起きていた場合とほぼ同レベルである」と述べている。慢性的な睡眠不足の人は、急な眠気に襲われやすく、ミスや事故を起こしやすいが、このような影響は一晩ぐっすり眠っても解消することはできないという

 米国では、16%の人が日常的に1日6時間未満しか睡眠を取っていないという。特に運送業、軍隊、医療機関、緊急対応機関など、交代勤務や残業のある職業では睡眠不足が蔓(まん)延していると考えられる。多くの人は眠れるときに長時間眠ることによって不足を取り戻そうとするが、この方法は有用なのだろうか。

 この疑問に答えるべく、今回の研究では21〜34歳の健康な男女9人を対象に、33時間起きた後10時間眠るという睡眠スケジュール(研修医などの典型的な例を模したもの。24時間あたりの睡眠時間は5.6時間)に3週間従ってもらい、1日8時間睡眠を取った群のデータと比較した。

 その結果、10時間睡眠を取った直後では、認知機能や反応時間の試験結果は正常範囲内であったが、研究が進むにつれて10時間睡眠直後の機能回復能力が衰えていき、運動能力をはじめ集中力、注意力、機敏さの持続にも低下がみられた。反応時間が比較的正常であっても、昼夜が逆転してくると有意に消失。これは、慢性的な睡眠不足と身体の概日(サーカディアン)リズムとの相互作用によるものだと研究グループは述べている。



 やはり体のリズムってのは大事ですね。

 睡眠時間単位でいえば解消できているかもしれませんけれど、24時間のうちの体のホルモンの分泌などは解消されませんし。

 毎日適切な生活をすごせればいいんですけれども。現代社会ではなかなか難しいですよねぇ。土日なくすかわりに毎日の負担を減らすような職場があったとしたら結構フレキシブルな日々を送れる、かも?(それはそれで駄目か)
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2010年01月19日

WHO、煙草の次はアルコールの規制に乗り出す。

たばこの次はアルコール、広告など規制 WHOが指針案

 世界保健機関(WHO)は、アルコールが健康や社会に与える害を防ぐための規制指針案をまとめた。酒類メーカーの広告やスポーツイベントのスポンサーになることの規制、安売りの制限などを含む。20日のWHO執行理事会で合意される見通しだ。

 具体化は各国の自主性に委ねるが、WHOがたばこに次いで対策に乗り出すことで、アルコール害への意識が国際的に高まるとみられる。

 この指針は「アルコールの有害な使用を減らす世界戦略」。WHO事務局案は「年250万人の死因に関係する」と警鐘を鳴らす。

 本人の健康だけでなく、交通事故や暴力、自殺などにも注目。とくに若者への悪影響を心配し、広告や販売のあり方を改めるべきだとして、コストを下回るような安売りや飲み放題を禁止または制限するよう求めている。

 未成年者に酒を買いにくくする措置も呼びかけている。日本で普及している自動販売機なども規制対象になりそうだ。課税や最低価格制による酒の価格引き上げが「最も効果的」とも述べている。

 指針は、WHO加盟国への法的拘束力は持たない。各国は地域性や宗教、文化などに合わせて対策を選べるが、その進展について定期報告を求められることになる。

 「世界戦略」づくりは2008年のWHO総会で決まった。議論には加盟国だけでなく、NGOや酒業界も加わってきた。執行理事会の後、5月のWHO総会で採択される見通しだ。

 WHOは1980年代、「健康への脅威」として、たばこ規制に乗り出した。米国でたばこ会社に賠償を求める裁判が相次ぎ、広告規制や価格引き上げにつながった。

 アルコールをめぐる議論は、「たばこ規制枠組み条約」が採択された2003年ごろから勢いづいた。日本でも、ビール業界がテレビCM自粛に動いている。



 まあ確かにアルコールの害というのはありますからね。ただ煙草と違って、「100%有害というわけではない」点や、深く文化として根付いている点などから、規制しようにも難しい、というのが現状でしょう。

 適度な飲酒ならば世界中誰も止めませんが、アルコール過剰摂取による問題は個人のみならず家庭をも崩壊させてしまうほどです。アルコール中毒という問題が発生する背景を考えた場合、できるだけ適量の飲酒で済むような意識を国民全体が持つべきですし、そうするためには国を揚げての規制も必要になるでしょう。

 いまの日本の社会ですと、何かネガティブなことがあったときのウサ晴らしとしてまず行われるのが「暴飲」ですからね。そこらへんの改革がうまくなされれば。
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喫煙者は禁煙する際に糖尿病に気をつけよう。

禁煙で太り 糖尿病リスク上昇

 たばこをやめると糖尿病のリスクが高まる傾向があることが、米メリーランド州ボルティモアにあるジョンズ・ホプキンス大学の研究で分かった。禁煙が通常、体重増加につながることが影響しているとみられる。

 だからといって喫煙者はこの研究結果を、たばこをやめない口実にしてはならない、と医学誌「アナルズ・オブ・インターナル・メディスン」に発表されたこの論文は警告している

 研究は同大学のシンチエ・イエ准教授が率いる研究グループが行ったもの。禁煙と糖尿病の関連を示す過去の研究結果を裏付けるとともに、禁煙後の体重管理に関する医師の支援や、禁煙に伴う体重増加を抑制する効果があるニコチン置き換え療法(NRT)の検討などが必要だと指摘している

 内科・伝染病専門のイエ准教授は発表資料で、「要するに、たばこを吸い始めるなということだ」とした上で、「吸っているならやめるべきだが、体重増加にも注意を払う必要がある」と説明している。

 研究チームは45〜64歳の約1万1000人について、9年間のデータを調査。対象期間の3〜5年前にたばこをやめた人は2型の糖尿病になる確率が、もともと喫煙の習慣のない人に比べ80%高かった。研究開始後の3年間にたばこをやめた人は73%高く、禁煙後の最初の3年間に糖尿病のリスクが最も高まることが示された。

 研究開始の6〜9年前に禁煙した人の罹患リスクは54%高く、それより前に禁煙した人は16%高い。喫煙を続けている人の罹患リスクは26%高かったという。

 罹患リスクが最大だったケースは、男性では60歳以上で1日20本以上喫煙していた人が禁煙後に4キロ以上体重が増えたケース。喫煙経験がない人に比べて糖尿病罹患率は3.4倍高く、リスク調査対象全グループ中最大。

 女性では、1日の喫煙数が20本以下で禁煙後に4キロ以上体重が増えたグループ。喫煙しない女性に比べて2.7倍高かった。

 糖尿病は、血糖の分解が阻止されることでさまざまな合併症が引き起こされ、心臓病、腎臓病、視力喪失、手足の切断などに至る病気。遺伝的な糖尿病もあるが、2型糖尿病患者のほとんどは肥満が原因である。



 よくタバコを止めると、食べ物がおいしくなって、つい食べ過ぎてしまう、といいますね。そのせいで太った、と。

 この研究はタバコによって糖尿病が抑えられていたというわけではなく、タバコを吸っていて禁煙した人の糖尿病リスクが高いから禁煙後に気をつけましょう、というもの。

 一番賢いのは「最初から吸わない」ことは言うまでもありませんが、禁煙するときに糖尿病になるリスクを抱えているのだからその点にも注意しつつ禁煙を行っていきましょう。気をつけていればリスクは減らせます。
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2009年12月26日

セロトニンが不足すると、懲りない性格になる。

懲りない原因は脳内物質?=セロトニン不足、学習効果低く

 何度痛い目に遭っても同じ失敗を繰り返す原因の一つは、脳内の神経伝達物質セロトニンの不足だった−。大阪大の田中沙織特任准教授らのグループが、こんな研究結果を16日付の米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンスに発表した。

 田中准教授らは、セロトニンの基になるアミノ酸トリプトファンを混ぜた飲み物を、濃度別に3種類用意。男性21人に飲ませた上で、二つの図形のどちらかを選ぶたびに賞金や罰金が表示されるコンピューターゲームをさせた。

 回答者は繰り返し選ぶうちに、図形と金額の関係を学習。すぐに結果が表示される場合は濃度ごとの違いはなかったが、約10秒後に結果を出す実験では、セロトニン不足の回答者は学習が遅く、大きな罰金を避けることができなかった。賞金がもらえる場合は濃度による差がなかった。

 田中准教授は「セロトニンが不足すると、過去の行動を振り返って、現在の結果と関連付けることが難しくなる。多重債務などの社会問題対策の手掛かりになるのでは」と話している。



 へぇー。鬱などとの関連もあるかもしれませんね。

 私は結構すぐに懲りる性格ではあるのでセロトニンの量はどうやら足りているようです。

 でもこう、脳内の分泌物の増減で、こういうことまで変わってきてしまうんですねぇ。結構大事。
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2009年12月22日

コーヒーで2型糖尿病のリスクを減らそう。

コーヒーで健康増進、毎日4杯飲めば糖尿病リスクが低減

 コーヒーには2型糖尿病のリスクを低減できる可能性があることが、医学誌アーカイブス オブ インターナル メディシン(12月14日号)に掲載された研究報告で分かった。先週は目覚めのコーヒーが死亡率の高い前立腺がんの進行リスク低下につながったと研究者が報告しており、コーヒーの健康効果を示す研究報告が相次いでいる。

 アーカイブス掲載の報告によると、研究者らが約5万人を対象にした18の研究を分析した結果、コーヒーまたはカフェイン抜きコーヒー、紅茶を毎日4杯飲むと、2型糖尿病を患う確率は約25−35%低減できるという。

 この分析では、コーヒーを1杯飲むごとに糖尿病発症の可能性は7%低下したことも判明した。シドニー大学の研究者らによるこの報告書は、2025年までに世界全体で約3億8000万人が2型糖尿病にかかると予想され、「経済や健康、社会に巨大な負担」をもたらすと指摘。今後の研究で健康への効果が確認されれば、医師らは糖尿病のリスクを抱える患者らに「運動量の増加とともに、紅茶・コーヒーの消費量を増やすよう助言する可能性がある」との見方を示した。

 米ハーバード大学の研究者の今月8日の報告では、1日6杯以上のコーヒーを飲む男性は、1杯も飲まない人に比べて悪化した前立腺がんが進行するリスクは60%低いことが分かった。



 嗜好品なのに、身体に良いコーヒー。

 万能アイテムですね。

 おいしいコーヒーを毎日飲めたら幸せなんでしょうけれどね。

 私もコーヒーは大好きなんですが、なかなか美味しいコーヒーを頻繁に飲める環境ではありません。

 理想の生活=美味しいコーヒーが飲める生活。
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2009年12月16日

セロトニンが分泌されやすいウォーキング方法とは

ウオーキングで脳活性化 歩数計への過信は禁物

 年齢を問わず、人気の健康法がウオーキング健康法。しかし、脳全体に影響を与えるセロトニン神経研究の第一人者で『歩けば脳が活性化する』(ワック)の著者、有田秀穂東邦大学教授は「歩数計に縛られた歩き方は脳の活性化につながらない」と警鐘を鳴らす。テレビモニターを見ながらのウオーキングはカロリー消費につながっても、セロトニン神経の活性化は期待薄という。有田教授は「歩き終えたときに疲労感でなく爽快感を感じることも重要」と指摘する。

 有田教授によると、セロトニン神経が活性化すると、(1)大脳の緊張状態が緩和され、アルファ波(安静時に出現する脳波)が出やすくなる(2)ネガティブな気分が改善されて、プラス志向になる(3)抗重力筋が働き、顔つきや肌の張り、姿勢がよくなる(4)痛みの感覚が和らぎ、痛みに耐えられるようになる(5)自律神経が活発化する−といった変化が起きる。いわゆる「セロトニン効果」だ。

 セロトニンは睡眠ホルモンの一つ、メラトニンと車の両輪のような関係にある。セロトニンが昼間の活動を演出しているのに対して、メラトニンは夕方以降、セロトニンに代わって増え始め、睡眠をコントロールするという。

 「室内で終日、ゲームばかりしている子供に比べ、屋外でよく遊ぶ子供は太陽の光を浴び、セロトニン神経が刺激されて深い眠りにつける。ウオーキングをするときも、深夜より朝日を浴びながらするほうが心身両面にいい効果をもたらします

 おすすめできないウオーキング法として、有田教授は(1)テレビモニターや雑誌を見ながら漫然と歩く(2)仲間とおしゃべりをしながら歩く(3)距離や消費エネルギーばかりに気をとられ、体力の限界まで歩くこと−を挙げる。

 昭和39年に「日本ウオーキング協会」が誕生し、翌年には国内最初の歩数計が発売。歩数計の普及とともにウオーキングが生涯スポーツとして浸透したが、有田教授は「歩数や消費カロリーにばかり気をとられていると、エネルギー代謝としてのウオーキングになりがち」と指摘する。セロトニン神経の活性化には余計な雑念を捨て、集中して歩くことが肝心という。

 また、朝型の生活に変えてセロトニンが増えるような生体時計に変えることも大切という。セロトニンの最大の敵はストレスと疲労。有田教授によると、へとへとになるまで歩くことは百害あって一利なし。「正しいウオーキングは深い睡眠へ誘う副作用のない薬を自前で出すための準備と考えて」と呼びかけている。



 なるほどねー。

 へー、と思ったのが、友人と話しながら歩くのもNGという点ですね。朝日を浴びながら、楽しく歩くことがポイントか。友人と喋りながら歩けば楽しいかもしれませんけれど、笑いなどの楽しさではなく、極力ストレスを軽減する歩き方が、脳にも良いようです。
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2009年12月15日

1型糖尿病の子供たちと交流する阪神の岩田選手

1型糖尿病の子どもたちと交流 同じ病気抱える阪神・岩田

 阪神の岩田稔投手が13日、大阪府高槻市の大阪医科大を訪れ、同じ1型糖尿病を患う子どもたちとその家族ら約220人と交流した。

 岩田の母校、関大の学生らが企画したクリスマス会に参加する形で一緒にゲームを楽しんだ。このイベントの前には同医科大付属病院の小児病棟を慰問し、子どもたちやその家族からの質問に答えた。1型糖尿病を抱えながらプレーを続ける岩田は「病気になる前となった後で変わったことは?」との問いに「できることは自分でやって(周りに)迷惑を掛けないようにと考えるようになった」と応じた。

 終始リラックスした様子の岩田は「子どもたちの楽しそうな笑顔が見られて良かった」と満足げ。「1型糖尿病研究基金」への寄付なども行っている左腕は「僕にしかできないことがあると思っている。野球選手である限り続けていきたい」と話した。



 プロ野球選手っていうのは、子供たちに希望と夢を与える職業です。

 自分自身のことだけにがつがつせず、ファンサービスや、こういうボランティアをやるあたり、一流のプロスポーツ選手といえるでしょう。

 岩田選手に会ったことで、闘病の先にある明るい未来を描けた子供たちも大勢いたのではないでしょうか。

関連
医学処:糖尿病についてのまとめ
医学処:阪神の赤星が、盗塁数と同じ数だけ車椅子を寄贈する←引退残念です・・・。
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2009年11月22日

巨乳の女性のほうが知能指数は高い?

巨乳の女性は知能指数が高いという調査結果が!?

 『WeeklyWorldNews』に掲載された情報によると、バストサイズの大きい女性は知能指数が高い事が判明した。

 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市の私立シカゴ大学に在籍する研究者が、約1200人の女性達を対象に「バストサイズと知能指数」に関して調査。その結果、バストが小さい女性より大きい女性のほうが、最大で10アイキューポイント(IQPOINT)高かったという。



 なんだIQか。なんか日本の番組でも検証されたりしてますけど、結局あんまり変わらんような気がしますね。
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2009年11月19日

メタボリックシンドロームの診断基準を再検討する。

「男85センチ、女90センチ」再検討

 肥満症やメタボリック症候群の診断基準の1項目、腹囲(ウエストサイズ)について「男性85センチ以上、女性90センチ以上」という現在の基準値が妥当かどうか、日本肥満学会が専門委員会を設置し本格的な検討に入っている。大規模なデータ解析などを進めており、来年をめどに結果を公表する。

 日本の基準値は海外に比べて、男性はかなり厳しい一方、女性の基準値が男性より緩いのは珍しく、異論も出ていた。現在の基準値は、肥満学会が肥満症の診断基準として2000年に策定。関係学会が合同で05年に作ったメタボリック症候群の診断基準にも盛り込まれ、厚生労働省は学会の定めた基準値をメタボ健診に採用した。

 だが策定の基になったデータは、著しい肥満を含む肥満者が中心で、女性の数が少ないなどの問題があったという。米国では男性102センチ以上、女性88センチ以上など、国や地域により腹囲の基準値は異なる。



 メタボリックシンドロームの基準ができて、メタボという概念が一般に普及してきました。正直、肥満という分かりづらい概念から、メタボという症候群にすることで、一般の人に肥満の予防・認識をさせることには成功したので、あとはできるだけ日本人に合わせていく感じですかね。
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2009年11月10日

肥満が原因で時計遺伝子に異常を来たす。

肥満で時計遺伝子に異常 減量すれば正常化

 肥満の人は、体内時計を制御している時計遺伝子の働きに異常があるとの研究結果を、日本大医学部などの研究グループが7日までにまとめた。大幅に減量すると正常化することも確認。メタボリック症候群や糖尿病、肥満症などの治療に結び付く成果だとしている。

 同大の上野高浩准教授らは、代表的な時計遺伝子「ピリオド1」に注目。体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)が25以上の肥満男性12人(平均体重約91キロ)と、25未満の肥満でない男性15人(同約64キロ)とを比較した。

 午前9時〜午後9時までの遺伝子の働きを調べると、肥満でない男性は朝が活発だったが、肥満の人はあまり変動がなかった。BMI30(体重約82キロ)から24(約63キロ)に減量した30代男性は、遺伝子の働きが肥満パターンから肥満でないパターンに変わったという。

 グループは「肥満が原因で遺伝子の働き方がおかしくなった」と判断。「この遺伝子異常によって内臓脂肪の蓄積が促進され、脂質や糖質の調節もうまくできなくなるのではないか」とみて、遺伝子の働きを正常にする物質を研究している。



 ほお。

 肥満が原因で遺伝子の働きもおかしくなり、更にそれによって内臓脂肪も増加していくと。

 しかしピリオド1ってカッコいい名前ですね。抜群のネーミングセンス。こういう名前、好きですわ。
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痛風リスクが26倍になる遺伝子を発見する。

痛風リスク26倍の遺伝子、防衛医大助教ら発見 尿酸排出に異常

 激しい関節痛が起きる痛風のリスクを高める遺伝子を発見したと、松尾洋孝防衛医大助教と高田龍平東京大助教らが4日付の米科学誌に発表した。尿酸を排出するポンプにかかわる遺伝子で、変異がある人は最大で、変異がない人の約26倍も痛風になりやすく、研究チームは痛風の原因遺伝子とみている。

 生活習慣病の痛風の発症の仕組み解明や、個人個人に適した治療法や予防法の開発につながる可能性があり、松尾助教は「リスクの高い人は生活習慣を見直して予防につなげることができる」と話している。

 痛風は体内で作られた尿酸が尿などから排出されず、血中に増えることが発症につながる。研究チームは、細胞の外に薬物などを排出するポンプの役割を果たすタンパク質「ABCG2」に着目。このタンパク質が腎臓や腸で、尿酸を尿などに排出することを見つけた。



 風が吹いただけで痛いといわれる痛風。

 発作予防の薬などはありますが、根本的な治療法に繋がるかもしれません。

 まずはこのリスクの高い人を選別して、予防を徹底することからですね。
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2009年11月03日

食物繊維を摂ることで喘息や糖尿病を抑制することができる

食物繊維はぜんそくや糖尿病の抑制にも効果的 豪研究

 食物繊維がぎっしり詰まった食べ物には、ぜんそく、糖尿病、関節炎を寄せ付けないようにするためのカギが握られている可能性があるとする論文が、29日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。

 論文を執筆したシドニー(Sydney)のガーバン医学研究所によると、食物繊維はお通じを規則正しくしてくれるだけではない。免疫系の働きを高め、炎症性疾患の抑制に力を発揮するという

 ドライフルーツや豆など、食物繊維が豊富な食べ物が腸に到達すると、バクテリアがこれらを低級脂肪酸と呼ばれる化合物に変換する。低級脂肪酸は、腸内で一部の炎症性疾患を和らげてくれることで知られる。

 同研究所のチームは、オーストラリア・米国・ブラジルの科学者らとの共同作業により、これらの関係性をさらに詳細に明らかにすることができた。免疫細胞に使用され、低級脂肪酸を束ねる役割があることが知られている分子にも、抗炎症性があることがわかったのだ。

 研究は、食物繊維を腸内の微生物に関連づけて免疫反応を生じさせる仕組みを分子レベルで説明した点で、重要だという。

 研究は、食生活が免疫反応または炎症性疾患に対して多大な影響を及ぼす可能性があることを示していると、同研究所のチャールズ・マッケイ教授は指摘する。

「西洋のライフスタイルに関連した食生活の変化が、ぜん息や1型糖尿病などの自己免疫疾患の増加を招いていると考えられる」(マッケイ教授)。



 食事の欧米化はこんなところにまで影響していたとは。

 にしても食物繊維が喘息や糖尿病にまで影響しているなんて、普通考えませんよね。この研究は結構凄いと思います。

 和食の良さを改めて見直すいい機会かもしれません。和食の弱点は塩分だけですからねぇ。
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2009年11月02日

内臓脂肪が代謝疾患を引き起こすメカニズムを解明する

富大 発症の仕組み解明 代謝疾患招く内臓脂肪 

 富山大医学部第一内科の戸辺一之教授のグループは、肥満した内臓脂肪にある悪玉細胞が炎症して、代謝疾患を引き起こすメカニズムを解明した。糖尿病や高脂血症などの改善に有用である可能性が示された。

 これまでの研究で、血糖値を抑えるインスリンの働きを弱める物質(炎症性サイトカイン)が、内臓脂肪組織からつくられることが分かっていた。

 研究グループの薄井勲助教と藤坂志帆医員らは、内臓脂肪組織にある悪玉の炎症細胞(マイクロファージ)がこの物質をつくり、代謝疾患の発症に関係していることを突き止めた。

 実験では、(1)肥満でない(2)肥満(3)肥満状態だが炎症を抑える糖尿病薬(チアゾリジン薬)を投与−の三種類のマウスを比較した。

 その結果、(1)のマウスは悪玉細胞と善玉細胞の比率が一対九、(2)のマウスは五対五、(3)のマウスは三対七だった。それぞれで細胞のバランスが変化し、善玉細胞が多いと代謝の改善効果があることを証明した

 薄井助教は「肥満で代謝疾患を持つ人は炎症を抑える薬を選ぶことで、血圧やコレステロールなどに良い効果が期待できる」と話す。今後は善玉細胞の特徴を解明し、代謝の改善作用の研究を進める。



 脂肪そのものが悪さをするというより、その脂肪を異物として、体の防御システムの1つであるマクロファージがそれを食べることで、炎症反応が起こったり、プラークとして沈着することが問題なんですね。

 こういう基礎的なことの解明で、脂肪をコントロールすることが、代謝内分泌内科の醍醐味の1つです。内科というと循環器内科や消化器内科がメジャーですが、代謝内科は糖尿病などのエキスパート。メタボリックシンドロームと合わせてもっとも伸びる内科の1つでしょう。
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2009年10月29日

肥満ホルモン「レプチン」が糖尿病を防ぐことを発見。

肥満ホルモンが糖尿病防ぐ 生理研がメカニズム解明

 体内の脂肪細胞から出る肥満ホルモン「レプチン」が血糖値を下げ糖尿病を防ぐ効用があるメカニズムを突き止め、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の箕越靖彦教授のグループが近く、米国の糖尿病学会の専門誌で発表する。

 箕越教授は「インスリンの投与をしなくても済む新しい糖尿病治療薬の開発につながる可能性がある」と話している。

 研究グループは正常なマウスにレプチンを投与する方法で実験。レプチンは脳の満腹中枢に作用し、食欲を抑制する「摂食調節神経」を活性化させるため、筋肉の糖の取り込みが促進されて血糖値の上昇を防ぐ効果があるという

 レプチンは、脂肪組織が欠落するなどの「脂肪萎縮性糖尿病」の特効薬として既に使用されているが、仕組みはこれまで明らかにされていなかった。新しいメカニズムを活用すれば、一般的な糖尿病でも新しい治療法の開発に結び付く可能性があるという。



 生物が生きるためには糖分が絶対に必要で、しかしその糖分を吸収できなかったりするだけで体中に異常を来たしたりと、なかなか難儀なのが糖尿病です。

 インスリンも、毎回自己注射しなければいけないという大きな負担がありますので、新しい治療法の確立はかなり大きいかと。
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