[薬理]の記事一覧

2007年08月13日

女子中学生2人が学校の放送室で鎮痛剤を大量に飲んで自殺未遂

東京・葛飾区の高校で生徒ら2人が薬を大量に飲んで倒れているのを発見 命に別条なし

 東京・葛飾区の高校で10日午後、女子生徒ら2人が薬を大量に飲んで倒れているのが見つかった。2人とも、命に別条はないという。

 10日午後2時20分ごろ、葛飾区の都立高校の放送室で、2年生の女子生徒が倒れているのが発見され、この女子生徒の中学時代の同級生もトイレでもどしているところを見つかり、病院に搬送された。2人は、鎮痛剤とみられる薬を大量に飲んでいて、命に別条はないという。

 警視庁は、2人が自殺を図ったとみて調べている。



 鎮痛剤ってことは、市販されてるやつでしょうか。ああいう類のものは100錠近く飲まなきゃいけないのでほとんど死なないみたいです。

 しかし放送室で自殺を決行するとは…。何かの小説や漫画に感化されたんでしょうか。

関連
医学処:現在の日本の中学生の25%が「うつ状態」にある。
医学処:4年ぶりに3万人以下になった日本人の自殺者。
医学処:「自殺する」という人は、本当に自殺しないのか。


posted by さじ at 01:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

福岡ソフトバンクホークスのガトームソン投手が発毛剤でドーピング違反に

発毛剤でガトームソン薬物違反

 日本プロ野球組織(NPB)は10日、福岡ソフトバンクホークスのリック・ガトームソン投手(30)から禁止薬物のフィナステリドが検出されたため、ドーピング違反で同日から20日間の出場停止処分とし、球団には750万円の制裁金を科すと発表した。日本のプロ野球界でドーピング違反が発覚したのは初めて。フィナステリドは同投手が服用していた発毛剤に含まれていた。
 
 ガトームソン投手は7月13日のロッテ戦(千葉)後に尿検査を受け、筋肉増強剤などの使用痕跡を消す作用があるフィナステリドが検出された。NPBアンチ・ドーピング特別委員会は同投手に事情聴取し、禁止薬物とは認識せずに約2年前から、この発毛剤を服用していた事実を確認。管理責任を怠った球団も処分した。
 
 同投手は今春のキャンプで発毛剤の服用を球団トレーナーに申告したが、球団がNPB医事委員会に照会しなかったため、禁止薬物とは知らずに服用を続けてきたという。筋肉増強剤などの他の薬物使用は確認されていない。
 
 NPBは米大リーグのスター選手の薬物使用疑惑が社会問題になったことなどを受け、今季からドーピング検査を本格導入した。

 ▼小池唯夫パ・リーグ会長の話 禁止薬物は身体に害を及ぼすものであり、絶対に服用してはならない。管理面での慎重さに欠けたことが一因とはいえ、誠に遺憾。再発防止について、各球団とも管理、監督をより一層徹底してほしい。

 ▼ソフトバンク・王貞治監督の話 (処分は)野球界としての姿勢、考えを示したと思う。二度とこういうことのないようにしないといけない。(先発投手がまた減るが)もともといないのだから、しょうがない。今年は、随分やりくり上手にならざるを得ない。

 ▼ガトームソン投手の話 キャンプで発毛剤の使用を通知したし、必要な手続きをした。罰則を受けたのは、残念でならない。この薬は筋肉を増強するものではないし、まして隠ぺいする目的での服用ではない。シーズンの大切な時期に、チームの力になれないことが残念。

 ▼巨人・上原浩治投手の話 意図的に禁止薬物を使ったのなら、20日間の出場停止では短い。今後は検査を多くする必要もあるだろうし、ぼくらも従う。



 これガトームソン投手は全然悪くないですよね。ドーピングに関して危機意識を持ってない日本の球団側が悪いです。ちゃんと使用することを伝えているわけですから…。

関連
医学処:第7回発毛日本一コンテストに岐阜県会社員、中坪淳さん
医学処:かつらに健康保険を適用しようとしたハゲの男性の主張
医学処:日本の薄毛率26.5%、推定薄毛人口1293万人で、アジアトップに君臨。
posted by さじ at 01:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

HIVが細胞に侵入するのを防ぐ、新型の抗HIV薬を開発する。

エイズ治療、米でウイルスの細胞侵入防ぐ新薬認可

 製薬世界最大手の米ファイザーは新型の抗エイズウイルス(HIV)薬を開発した。細胞内に侵入したHIVを攻撃する既存のエイズ薬と異なり、HIVが細胞に侵入するのを防いで病気の進行を遅らせる新しいタイプのエイズ薬だという。米食品医薬品局(FDA)からこのほど認可を得て、9月中旬からまず米国で発売する。

 細胞には外部から侵入する異物を識別するための「鍵穴」に相当する部分があり、HIVはこの鍵を開けて侵入し感染する。新薬は鍵穴をウイルスより先にふさぐことによって感染を防ぐ。ファイザーは販売価格を公表していないが、米国での抗HIV薬の平均価格(1日あたり29ドル)とほぼ同じ水準になる見通しだ。

 服用できるのは既存の薬が効かない大人の患者に限られる。



 新しいタイプのHIV治療薬です。ウイルス本体を叩くのではなく、感染力を低下させることができるそうで、こちらも「エイズ発症抑制」を目的としたものみたいです。

関連
医学処:HIV感染者でも帝王切開と抗ウイルス剤で感染率を0.6%に抑えられる
医学処:経口投与を繰り返すとHIVに対する免疫が着実に高まる薬
医学処:クリントン前大統領が、途上国向けにHIV治療薬を安価で提供する
posted by さじ at 00:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年08月06日

ウイルスの殻を使って、特定の臓器にのみ薬を届る方法を開発

ウイルスの殻で包装、標的臓器に薬「宅配」 阪大開発

 病気が起きた臓器にだけ薬を届けます――。そんな「薬の宅配便」技術を、大阪大の金田安史教授(遺伝子治療学)らが開発した。薬効成分を包むのに、標的細胞を探す「アンテナ」を付けたウイルスの殻を使う。病気の場所にだけ薬を「宅配」できれば、それ以外の正常組織への副作用を防げるうえ、薬の量も減らせると期待される。

 使ったのは、東北大グループが1950年代に見つけたセンダイウイルス。ネズミなどに肺炎を引き起こすほか、人の赤血球に害を及ぼすこともある。殻に「触手」のような特殊なたんぱく質があり、ほかの細胞と「融合」する特質をもつ。

 金田さんらは、この殻の特徴を残したままウイルスの毒性をなくし、殻の中に薬を入れて薬の「運び屋」にした。患部の細胞と融合すると、内部の薬が放出される仕組みだ。

 ただ、そのままでは患部だけでなくいろいろな細胞と融合してしまう。そこで、最新の遺伝子工学でウイルスの「触手」を改変、標的とする細胞の遺伝子を一部取り込むなどして、標的細胞とだけ融合し、それ以外の正常な細胞とは融合しないようにした。

 表皮水疱症という、皮膚の異常が起きるマウスを作って、改良した殻の能力を試したところ、何層もある皮膚のうち、狙った層にだけ融合することが確認された。

 狙った臓器や組織に薬を届ける仕組みは、ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)と呼ばれる。従来は高分子物質を使う方式が多かったが、今回の手法はウイルスの殻を使う点が独特で国際特許を出願中だ。



 ウイルスと人類は切っても切り離せない関係にあります。しかし害のあるものばかりですが、遺伝子レベルでの改良が可能になってからというもの、ウイルスを使って良い薬を作ろうとする試みが始まりました。

 今回のように、特定臓器にピンポイントでぶつけることができれば、全身に副作用を及ぼす抗がん剤などがより使いやすくなると思います。効果が薄れることなく特定臓器に届くという点も大きなメリットです。

関連
医学処:中皮腫を破壊するウイルス研究に、クボタが乗り出す
医学処:食中毒の原因菌を殺すウイルスを、食品添加物として承認
医学処:E型肝炎ウイルスを使った経口ワクチンを開発
医学処:遺伝子を組み替えたヒトのT細胞内のHIVを完全に消滅させることに成功
posted by さじ at 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年08月04日

心臓保護作用ある降圧剤を、合併症患者向けに今秋発売

ファイザー、心臓保護作用ある降圧剤・合併症患者向けに今秋発売

 米系ファイザーは2日、高血圧症治療薬「セララ錠」の製造販売承認を7月31日に取得したと発表した。血圧を高める特殊なホルモンの働きを妨げる。心臓を保護する副次的な作用もあるため、心筋梗塞を起こしたことがあったり、心不全を合併していたりする高血圧症患者の治療に適しているという。今秋に発売する。

 セララ錠は主に腎臓にある特定の受容体に結び付いて、受容体が「アルドステロン」と呼ぶホルモンと結合するのを妨げる。このホルモンは血圧を高める作用があるため薬の服用で血圧を下げられる。



 アルドステロンが腎臓で働くと、簡単にいってしまえば、ナトリウムを体内に再吸収します。ナトリウムが尿に出ずに再吸収されるということは、すなわち体内に水を保つことができるわけです。よってアルドステロン増加に伴う体液量の増加、いわば「血圧の上昇」ということが起こります。

 そこでアルドステロンを働かなくする薬を作れば、血圧を低下させることができるというわけです。心臓保護という良い効果のおかげで使い勝手の良い薬が生まれそうです。

関連:医学処 男性の汗をかいだ女性は性的興奮、心拍数増加を引き起こす
posted by さじ at 04:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年07月27日

転落死した中学生を調べたところ、タミフルは脳で検出されず。

タミフル 脳で検出せず

 沖縄県内で昨年7月、インフルエンザ治療薬タミフルを飲んだ後、9階から転落死した中学1年男子を調べたところ、脳からはタミフルが検出されなかったことが、福家千昭・琉球大医学部准教授(法医学)らの研究で分かった。

 27日に都内で開かれる日本中毒学会で発表する。タミフルが脳に入るかどうかは、異常行動との関連を考える上で、早急な解明が待たれている課題で、安全性を巡る論議にも影響を与えそうだ。

 福家准教授らは、タミフルやタミフルが薬効を発揮するように体内で変化した物質が、生徒の各臓器にどの程度あるか調べた。タミフル自体は、どの臓器からも検出されなかったが、薬効のある物質は、血液から作用を発揮する十分な量が検出された。肝臓や腎臓にも高濃度にあったが、脳からは検出されなかった

 福家准教授は「一つのデータで結論は出ない」と慎重だが、タミフルに詳しいけいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫小児科部長は「検出限界以下の量が脳にあった可能性はあるが、常識的に考えて、脳に悪影響を及ぼすとは考えにくい」と話す。

 タミフルの脳への影響については、厚生労働省作業部会が、輸入発売元の中外製薬に動物実験の実施を指示している。同社によると、人でのデータは今回の報告が国内では初めて。



 今回はたまたま検出されなかっただけかもしれませんし、別の物質の作用として脳に異常を来たした可能性も考えられます。しかしながら今のところ、因果関係は不明、ということです。

関連
医学処:タミフルを服用していないインフルエンザ患者の飛び降りが発生
医学処:タミフルとの因果関係を否定され、精神的苦痛を受けたとして提訴
posted by さじ at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年07月26日

タミフルとの因果関係を否定され、精神的苦痛を受けたとして提訴

「タミフル異常死」提訴へ 医薬品機構相手に

 タミフル服用後に異常行動を起こして死亡した岐阜県の男子高校生(当時17歳)の遺族が、タミフルとの因果関係を否定され、精神的苦痛を受けたとして、副作用かどうかを認定する厚生労働省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(東京都)に対し、慰謝料100万円を求める訴訟を起こすことが24日わかった。

 タミフル服用後の異常行動死を巡る訴訟は初めてで、遺族は週内にも岐阜地裁に提訴する。

 提訴するのは、男子生徒の父親の男性(49)。男子生徒は2004年2月、A型インフルエンザと診断され、処方されたタミフルを1錠服用した約1時間半後に、はだしのまま自宅から国道に飛び出し、トラックにはねられて死亡した。

 男性は翌年2月、タミフルによる副作用を訴えて、同機構に被害救済を申請。同機構は「異常行動は、タミフルの前に服用していた別の抗インフルエンザ薬・塩酸アマンタジン(商品名・シンメトレル)の副作用」と認定し、遺族一時金などの支給を決定した。

 しかし、男性は「直前に服用したタミフルの影響であることは明らか」として、一時金の受け取りを拒否。同機構への異議申し立ても昨年12月に却下されたため、提訴に踏み切る。

 厚労省によると、タミフル服用後の異常行動は、5月末現在で211人で、このうち死者は8人。同省は当初、タミフルと異常行動との因果関係に否定的な見解を示していたが、今年に入って異常行動死が相次いだことなどから、従来の見解を撤回し、改めて因果関係を調べている。



 しかし日本人のタミフル投与率も異常ですからね。インフルエンザなんて寝てれば治りますけど、だからといってタミフル処方しなかったら、怒りますよね、多分。社会的に皆がタミフルを欲するようになったから異常行動=タミフルのようになってしまったわけで、インフルエンザによるものかタミフルによるものかは分からないのでは?実際タミフルを飲んでいないのに転落したケースも報告されているわけで。

関連
医学処:タミフルを服用していないインフルエンザ患者の飛び降りが発生
医学処:タミフルを服用していない男児が、転落して死亡していた
医学処:タミフルの副作用を検証するため,追加動物実験を行う。
医学処:タミフルと異常行動との因果関係は未だつかめていないと発表
posted by さじ at 22:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年07月05日

死刑執行中に血管を探すのに手間取って、注射を何度も失敗する。

死刑囚の母、「刑執行時間が長すぎた」と訴え オハイオ

 米オハイオ州トレドで殺人を犯した罪で死刑判決を受け、昨年5月に刑が執行された死刑囚の母親が、「刑の執行時間が不要に長すぎた」として、オハイオ州の刑務所長を2日、オハイオ州連邦裁判所に訴えた。憲法に反する、残酷で不要な罰を与えたと主張している。

 ガソリンスタンド店員を殺害した罪で、1984年に死刑判決を受けたジョゼフ・クラーク死刑囚は昨年5月、薬物注射により死刑が執行されたが、平均では20分で終了する刑執行が90分かかった

 執行官が、薬物を注射するための血管を探すのに手間取ったり、注射に失敗したりしたため、非常に時間がかかったという。注射を受けた後、クラーク死刑囚は「ぜんぜん効かない」と立ち上がったりもしていた。

 執行官が2度目に血管を探す際には、同死刑囚が「こんなことを終わらせるのに、何か口から飲むものをくれないか」と、訴えもしたという。

 オハイオ州では、薬物注射による死刑執行で、これまでにも失敗例がある。今年5月には、注射する血管を探すのに手間取り、少なくとも10回以上、注射針を刺し、執行まで約2時間あまりかかっている



 まるで医療現場を彷彿とさせるような…。人によっては、血管が堅くてコリコリしていて、注射針からツルンと逃げるタイプの人や、皮下脂肪が厚くてどこに血管があるんだか分からない人までさまざまです。血管が浮き出ている人はおそらくほぼ一発でできるんでしょうけれど、どうしても無理な人は手の甲に注射したりしますね。でも手の甲の血管って痛いんですよね…。

 注射も、できるだけ患者さんに痛みを与えないように改良されていくのでしょう。現在糖尿病治療に用いられているインスリンの自己注射は、とても細い針で出来ていて、ほとんど痛みを感じないようになっています。いつか針が細くても素早く注射できるような矛盾した注射器が発明されることを願って。

関連
医学処:想像の痛みと実際の痛みは、活動する脳の部位が同じである。
医学処:Jリーグは正当な医療行為以外の静脈注射を禁止しています。
医学処:鼻粘膜に噴射するインフルエンザワクチンは皮下注射より効果あり。
posted by さじ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年07月03日

岐阜産の鶏卵から基準値の2倍のトリメトプリムが検出される。

鶏卵:基準倍のトリメトプリム検出、96万個回収 岐阜 

 寄生虫、細菌感染の治療・予防薬「トリメトプリム」が、鶏卵から食品衛生法の基準値上限の2倍検出されたとして、岐阜県岐阜保健所は30日、鶏卵を出荷した同県羽島市の浅井物産合名会社(浅井勝利代表社員)に対し、6月11日午前中に出荷した鶏卵約5万4000個を回収するよう命じた。同社は同29日までに出荷した鶏卵約96万個を自主的に回収することを決めた。

 名古屋市中央卸売市場(同市熱田区)に同社が出荷した鶏卵から、同市がトリメトプリムを検出した。同社は鶏卵を愛知、岐阜両県に出荷している。11日午前に出荷された鶏卵は、両県の5農家が生産した。

 トリメトプリムは、国内では採卵鶏への使用が禁止されている。大量に摂取すると腸内細菌が死んでしまうが、岐阜県によると、今回の卵を毎食とり続けても人間への健康被害は出ないという。



 何故禁止されている薬物が検出されているのでしょうか。

 トリメトプリムは腸球菌、インフルエンザ菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌などに効果がありますが、禁忌としてはサルファ剤に対し過敏症の既往歴のある患者、妊婦、新生児・未熟児、グルコ−ス‐6‐リン酸脱水素酵素(G‐6‐PD)欠乏患者などがありますので、これらに該当する方は、「健康被害はない」といってもご注意を。

関連:医学処 感染性胃腸炎警報が発令される
posted by さじ at 07:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年06月23日

ヘロインと頭痛薬を混合して作るドラッグ「チーズ」で死者多数

新麻薬「チーズ」で若者21人死亡=1回分わずか250円−米南部

 米南部テキサス州を中心に、「チーズ」と呼ばれる新たな麻薬が中学生らに流行し、社会問題になっている。1回分がわずか2ドル(約250円)と低価格なため、入手が容易な上、危険性が高く、同州ダラス地域で過去2年間に少なくとも21人の未成年者が死亡した

 ダラス警察や米メディアによると、チーズはメキシコ産ヘロインと市販の頭痛薬「タイレノール」を粉砕して混合する。ヘロイン濃度は2〜8%程度ながら、頭痛薬との相乗効果で覚醒作用が膨らむ。しかし、過剰摂取などで呼吸が停止する危険があるという。



 薬物の影響としては、心臓が一般的ですが、呼吸中枢に及ぼす影響も甚大なんですよね。ドラッグをやりたいと思う心理がいまいち分かりませんが、死のリスクを背負ってまでやりたいんですかねぇ。

関連
医学処:脱法ドラッグを規制対象に。ラッシュや5−MeO−MITPも取締り
医学処:違法ドラッグの成分の一部を組み替えた薬物も規制対象に
posted by さじ at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年06月02日

アロエを用いた抗菌防臭フィルターを開発。

アロエを使って抗菌・防臭――繊維工業試験場などがフィルター開発

 群馬県繊維工業試験場(桐生市)などはアロエ粉末を使って抗菌、防臭効果を持たせたフィルターを開発した。金属化合物を使ったフィルターよりも環境への負荷が小さく、人体への安全性も高いという。マスクの中敷きとして病院や薬局などに販売する

 アロエの乾燥葉の粉末を天然ゴム由来ののり材に混ぜ、プリント加工技術で不織布に塗布した。アロエ製造の平田農園(高崎市、平田大志社長)がアロエ原料を供給し、染色加工業の野口染色(桐生市、野口善朗社長)が塗布を担当した。繊工試は抗菌、消臭効果を検証した。



 別名「医者いらず」とも言われている、アロエさんです。そのとげとげしい外見とは裏腹に中はぷるんぷるんで、さまざまな健康食品に用いられています。私も昔は妙な味のするアロエ汁のようなものを親に飲まされたものです。

関連
医学処:DHC社のアロエベラに基準を7倍も上回る発がん物質
医学処:アロエヨーグルトを食べるとニキビや毛穴の黒ずみが改善
posted by さじ at 00:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年06月01日

中国産毒性原料を含んだ咳止め薬を飲んで多数の死者が出る。

せき薬死亡、原料輸出の中国・副局長「原因はパナマ側に」

 中米パナマで昨年、中国産毒性原料を含むせき止め薬を服用した人が多数死亡、中国の医薬品、食品への信用を失墜させた事件で、中国国家質量監督検験検疫総局の魏伝忠・副局長らが31日、北京で記者会見し、主な原因はパナマ企業側にあるとの調査結果を発表した。

 魏副局長によると、中国江蘇省の企業が2003年、グリセリンの代用品となる工業用製品「TDグリセリン」を、スペイン企業に薬には使えないと念を押した上で1万キロ以上輸出。後日、スペインから「TDグリセリン」を輸入したパナマ企業が、米国で薬に使用できる物質と偽って薬の原料にしたという。

 魏副局長は、パナマで毒性物質を含む中国産練り歯磨きが見つかったとされる件でも、安全上の問題はないと語った。



 中国凄いっすな、最近。医薬品や食品のチェックを厳重にしているんでしょうか。

 今回の死亡者を出した咳止めシロップについては、「薬として使うなど聞いていない。作ったパナマ側が悪い」としており、さらにこの毒物と同じものを使って作った練り歯磨きに関しては「毒性の低い物質で、大量に使わなければ問題ない」と主張しています。

 なんかおかしい。

関連
医学処:中国産の烏龍茶から殺虫剤「トリアゾホス」が検出
医学処:中国企業のリップバームから発がん性色素「スーダン色素」を検出
医学処:アトピー性皮膚炎に効くという中国製健康食品からベタメタゾン検出
posted by さじ at 01:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | 薬理

2007年05月31日

日本の大手メーカー、中外製薬がインドネシアに輸液工場を建設

中外製薬、インドネシアにリンゲル工場建設

 中外製薬は、アイデントラストパーマ・P&パートナーズ(P&Partners Investment)とインドネシアのジャカルタ近郊に2000万ドル(約24兆円)規模の基礎輸液(リンゲル)工場を建設するという内容の覚書(MOU)を締結したと29日、伝えた。

 韓国の製薬会社が海外で輸液プラント輸出契約を結ぶのは今回が初めて。これを受け2009年末までに年間3000万本の基礎輸液の生産が可能な工場を完工する計画だと同社は説明した。2006年基準のインドネシアの基礎輸液市場は年間6500万本。

 中外製薬は3月、中国広東省や浙江?地域と240万ドルの輸液フィルムの輸出契約を結んだ。



 タミフル問題で揺れに揺れております、中外製薬です。朝鮮日報のソースなので2000万ドルを24兆円としていますが、これは24億円の間違いでしょう。

 しかし、中外製薬が韓国の製薬会社としているのには驚きました。これは誤りなのか、ナチュラルに知らないだけなのか。もしや私が今まで勘違いしていたのかと思い調べてみましたところ、以下のようだったようで一安心。

 中外製薬株式会社は、日本の大手医薬品メーカーである。1925年3月、上野十蔵によって中外新薬商会として創立される。1944年4月、(株)松永製薬所を吸収合併、松永工場開設(広島県)(略)

参考:中外製薬について

関連
医学処:医薬品売り上げランキング、日本産が大健闘
医学処:武田薬品とエーザイが新薬の治験を海外並に短縮する
医学処:旭化成とクラレが人工腎臓事業を統合し、競争力を強化する
医学処:米製薬会社最大手のファイザーが全世界で1万人のリストラ
医学処:5000億を売り上げた高脂血症治療薬の発明者が会社を提訴。
posted by さじ at 00:44 | Comment(3) | TrackBack(0) | 薬理

2007年05月21日

クリントン前大統領が、途上国向けにHIV治療薬を安価で提供する

クリントン前大統領、途上国向けエイズ治療薬の契約を発表

 ビル・クリントン(Bill Clinton)前大統領は8日、開発途上国のエイズ(HIV/AIDS)患者向け抗レトロウイルス2次治療薬の費用を大幅削減する、ジェネリック薬品会社2社との契約について発表した

 クリントン前大統領によると、途上国に予防・治療薬を供給するための国際支援計画「UNITAID」と、ジェネリック薬品製造会社のCiplaとMatrixの協力で交わされたこの契約は、アフリカ、アジア、中南米、カリブ海の開発途上国66か国に影響を及ぼす。

 2次治療薬は、1次治療薬に対し耐性が発現した患者に必要とされており、1次治療薬の10倍費用がかかる

 クリントン前大統領は、これは国の医療費予算への負担も大きく、またブラジルやタイなどの中所得国にとっては負担できるものではないとし、今回の発表はこのような問題に対応するもので、交渉により2次治療薬の費用は低所得国では平均25%、物価の高い中所得国では50%値下げされると述べた。



 おー、クリントン氏は国の利益より世界全体のことを考えての発言を。この問題は下記リンク先を読んでからだともっと分かりやすいと思います。

タイが無許可でHIVのコピー薬を作ろうとしてアメリカがブチキレる

 ただアメリカの経済界からの非難は凄いことになりそうです。クリントン氏の行動に報いるためにも、まずHIVに対する正しい認識、そして拡大防止に努めることに専念しなければなりませんね。
posted by さじ at 02:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 薬理

2007年05月20日

小林製薬の栄養補助食品に発疹やかゆみなどの副作用

「体かゆい」と苦情80件 小林製薬の栄養補助食品

 小林製薬は11日、アレルギー物質として表示義務のある原料名を表記せずに栄養補助食品約8万4000個を通信販売し、「全身に発疹が出た」「かゆい」など苦情が全国から約80件あったと発表した。同社は商品を自主回収し、代金を返す。

 回収対象は、2001年10月発売の「セラミド」と、05年5月発売の「アトなしヘルプ」。原料名の「カゼインナトリウム(乳由来)」の表示が欠落していた。

 セラミドは肌に潤いを与える効果を、アトなしヘルプはアトピー症状の緩和をそれぞれうたっている。

 同社は「ご迷惑をおかけし、おわび申し上げる。再発防止に万全を期します」と話している。



 アレルギー症状を起こす物質が入っていたんでしょうね。製薬会社ってこういうのが大変だと思います。効果はあっても、誰かには副作用として生じてしまうわけです。

関連:
医学処 ゼファーマの点鼻薬「エージーノーズ」に細菌が見つかり回収
医学処 消毒中に化学物質過敏症になった看護師が病院相手に勝訴
医学処 隠し味として表示していなかった落花生によるアレルギーが発生
posted by さじ at 13:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年05月17日

Jリーグは正当な医療行為以外の静脈注射を禁止しています。

我那覇は6試合の出場停止 チームに制裁金1000万円

 サッカーのJリーグは8日、東京都内で臨時理事会を開き、ドーピング禁止規程に違反した1部(J1)川崎フロンターレの日本代表FW我那覇和樹選手(26)に、アジア・チャンピオンズリーグを含む6試合の公式戦出場停止処分を下した。チームには1000万円の制裁金を科した。

 1993年にスタートしたJリーグで、ドーピング違反での処分は初めて。クラブへの制裁金1000万円も過去2例ある最高額に並んだ。

 Jリーグの鬼武健二チェアマンは「1回目の違反だが、再三注意していながらこうなったことを重く受け止めた」と、処分理由を説明した。

 我那覇選手は4月23日の練習後、チームドクターの判断で静脈に栄養剤注射を受けた。Jリーグは今季から世界反ドーピング機関(WADA)の基準に従い、正当な医療行為を除く静脈注射を禁止している。



 にんにく注射だったみたいですね…。たかがにんにく注射で出場停止とは…って感じもしますが、スポーツの世界がドーピングに対して過敏になるのはむしろ良いことだと思います。フェアの精神ですから。

 今回の件で一番悪いのは、何と言ってもチームドクターでしょう。ドーピング問題に対しては最も注意しなければならないはずの人物が、正当な医療行為ではない「にんにく注射」を安易に行っている点。Jリーグ規定を守れず選手に迷惑をかけるなど論外です。

関連:
医学処 韓国の小・中・高校生の間で「集中力を高める薬」が大流行
医学処 ディープインパクトから検出されたイプラトロピウムが禁止薬物に
医学処 禁止薬物検査で異常な数値を出したイアンソープの真実とは
posted by さじ at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

タイが無許可でHIVのコピー薬を作ろうとしてアメリカがブチキレる

無許可でHIVコピー薬、タイの決断に米猛反発

 タイ暫定政府が、国内のエイズ患者に安価な治療薬を与えるため、特許を持つ米製薬会社の了解なく「コピー薬」の販売認可に踏み切り、特許侵害を訴える米国側が反発している。

 米通商代表部はタイを「知的財産権保護が不十分」と優先監視国に指定、タイ側がそれに反発するなど、緊張が高まってきた。

 発端は昨年11月、米製薬大手メルク社のエイズ治療薬に対し、タイ政府が、世界貿易機関(WTO)が認める強制特許実施権の発動に初めて踏み切ったこと。その後も、同大手アボット社に同様の措置を取るなど、計3種類の医薬品を発動対象とした。

 米製薬会社のエイズ治療薬代は、月間で平均6000バーツ(1バーツは約3・6円)前後。タイでは同権の発動で特許権に関係なくコピー薬の製造・入手ができるようになり、薬代は3000バーツ以下に抑えられることになった。

 これに対し、2社は2月以降、価格引き下げに応じる姿勢を示す一方、「企業の利益を損なう」と発動中止を強く要請。しかし、タイ保健省は「正当な権利行使」と譲らず、アボット社は4月初旬、新薬販売を中止するとの“報復”措置を決定。同月末には米通商代表部関係者が「タイの一方的な措置は両国に緊張をもたらす」と非難する事態に発展した。

 タイのエイズウイルス(HIV)感染者は現在約60万人。政府は感染拡大防止のため、1990年代後半から治療薬を提供してきたが、高額な薬価がネックとなり、財政を圧迫。5年以上にわたり、2社と価格引き下げの交渉を続けているが、合意に至っていない

 そのさなか、ブラジル政府がメルク社のエイズ治療薬に強制特許実施権発動を決定。途上国の間でタイに追随する動きが広まれば、米欧の医薬品企業への風当たりが国際的に強まるのは必至だ。



 商売面で考えればそりゃアメリカが怒るのも分かりますけど、タイは貧困とHIV問題の板ばさみにあってますからねぇ…。せめてタイには安価で取引をするとかしてくれればよかったんですけど、値下げ交渉には応じなかったわけで、タイ側としても仕方なくの措置だったのでは?

 まぁ…アメリカからしてみれば、そんなにHIVを蔓延させたお前らが悪いって感じなんでしょうけど、命かかってますからね、タイは。たとえアメリカに睨まれても薬を作りたいと必死なんでしょう。難しい問題です。製薬会社だって利益がでなきゃ新薬を開発しようなんて思いませんしね。
posted by さじ at 20:35 | Comment(1) | TrackBack(0) | 薬理

タミフルと異常行動との因果関係は未だつかめていないと発表

タミフル以外にも異常行動の事例 厚労省部会で報告

 インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動などの因果関係について、臨床面から検討する厚生労働省の作業部会の初会合が14日開かれ、他のインフルエンザ治療薬服用後にも異常行動を起こした事例があることが報告された。

 これについて厚労省では、「異常行動が起こる頻度もはっきりしておらず、ただちに注意喚起する必要性は考えていない」としている。

 「塩酸アマンタジン」(商品名・シンメトレルなど)については、1998年11月にA型インフルエンザに関する効能が追加されて以降6例(うち死亡2例)、「ザナミビル水和物」(商品名・リレンザ)については、2000年12月の販売開始以降10例の異常行動が報告されていた。

 タミフル服用後に異常行動を起こした事例は、新たな報告も含め、199例となっている。

 医薬品を服用しなくても、異常行動を起こした事例も報告されており、記者会見した座長の鴨下重彦・国立国際医療センター名誉総長は、「インフルエンザそのもので起きるのか、薬の作用によるものなのか、症例を整理して、比較検討することが必要」と述べた。



 まぁ実際副作用かどうかを解明するのって難しいのでは。脳そのものの解明が進まないといけないような気も。タミフル飲まなくても転落や飛び降りといった事例は起きているので、一概にタミフルが悪いとも言えませんしね。

 昔ながらの、インフルエンザは寝て治すほうに代わったほうが幸せなのかもしれませんねぇ。心配な人は飲まないで、別に大丈夫だろうと思う人は飲む、といった具合でいいのでは?特に成人は。

関連:
タミフルを服用していないインフルエンザ患者の飛び降りが発生
タミフルを服用していない男児が、転落して死亡していた
タミフルの売り上げが激減。病院向けは半減している。
タミフルの副作用を検証するため,追加動物実験を行う。
posted by さじ at 08:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年05月09日

違法ドラッグの成分の一部を組み替えた薬物も規制対象に

違法ドラッグ:成分替えた類似品規制へ 東京都

 東京都は、違法ドラッグの成分の一部を組み替えて摘発から逃れる手口を封じる新たな薬物対策に乗り出すことを決めた。薬物の基本的な化学構造そのものを禁止対象にし、成分が異なっても基本構造が同じ場合は規制できる仕組み。05年3月に全国に先駆けて施行した薬物乱用防止条例を改正する考えで、違法ドラッグの類似品規制が実現すれば全国初となる。

 都条例は、9成分を禁止薬物に指定しスタート。国も4月施行の改正薬事法で、この9成分を含む計31成分の製造販売を禁止するなど違法ドラッグ対策は強化している。

 一方で、条例や法律が成分で違法と規定している現状を逆手に取り、含有する成分を替えて同じような薬物を製造する手口が横行。法に基づく処分ができないことから、類似品が次々と生み出される状況になった。

 このため、都は薬物の規制を成分ではなく、基本的な化学構造で規定できないか検討を開始。技術的な判断や精査が必要なことから、今月下旬に有識者で作る都薬事審議会の専門部会に諮問する。審議会は、自治体独自の施行が可能か、どの化学構造式を禁止するかなどを検討し、今秋をめどに答申する。



 妥当なところでしょう。化学構造を見極めるコストはかかるでしょうけれど、未成年保護のためにはそんなこと言ってられないですからね。彼らは好奇心から手を出してしまいがちですが、何のプラスにもなりませんからねぇ。そんなにハイになりたいなら2,3日徹夜でもすりゃいいのに。笑

関連:
医学処 MDMAの2倍の興奮作用を持つドラッグ「メチロン」が流行
医学処 違法ドラッグ3CPPとTMA-2を麻薬に、モダフィニルを向精神薬に指定
医学処 脱法ドラッグを規制対象に。ラッシュや5−MeO−MITPも取締り
医学処 煙草の体験から、シンナーや覚せい剤に移行するパターンがある。
posted by さじ at 03:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2007年05月03日

タミフルの副作用を検証するため,追加動物実験を行う。

タミフル、追加動物実験へ=厚労省作業班で検討

 服用後の異常行動や突然死が問題化しているインフルエンザ治療薬「タミフル」について、厚生労働省は2日、薬理作用など基礎的側面から因果関係を検討するため、ワーキンググループ(座長・大野泰雄国立医薬品食品衛生研究所副所長)の会議を開催した。今後1カ月以内をめどに、新たに必要となる動物実験などの内容を検討し、まとまり次第、同省から製造元の中外製薬に実施を指示する予定。

 この日の会合では、承認審査の際に使われた動物実験結果を基に議論。健康なマウスなどを使った実験で中枢神経への影響はないとされており、委員からは、実際の使用状況を踏まえて病気の動物で実験を行う必要性や、より人間に近い霊長類で行う必要性などが指摘された。



 異常行動との因果関係が立証できるかできないか。動物で副作用が起こった場合,やはり飛び降りなどの異常行動が起こるんですかね.異常行動ってよくわからん話ですが。飛び降り以外にもあってもいいと思うんですけどね.
posted by さじ at 21:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。