[薬理]の記事一覧

2006年08月14日

ツムラが症状に合った漢方薬を検索できるサイトを立ち上げる

ツムラ、漢方薬を探せるサイト

 ツムラは携帯電話から症状にあった同社の一般用医薬品の漢方薬を探せるウェブサイト( http://tsumura-c.jp/ )を立ち上げた。

 「かぜのトラブル」「胃腸のトラブル」などの項目を用意。当てはまる項目を選んでいくと、ツムラのどの漢方薬を使えばよいかがわかる。42製品を掲載しており、服用している製品の効能・効果も確認できる。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 漢方薬、分かりにくいですからね。効能も色々あって。東洋医学はもっと見直されるべきだと思います。


posted by さじ at 01:54 | Comment(1) | TrackBack(0) | 薬理

2006年08月09日

中国産の烏龍茶から殺虫剤「トリアゾホス」が検出

中国産ウーロン茶、基準値超える殺虫剤を検出

 中国産ウーロン茶の葉から、残留基準値を超える有機リン系殺虫剤「トリアゾホス」が相次いで検出され、厚生労働省は9日、中国産ウーロン茶の葉や加工品を輸入する業者に対し、食品衛生法に基づく検査命令を出した。

 中国産ウーロン茶の葉は年間2万トン近くが輸入されているが、同法に違反したケースが見つかったのは初めて。

 同省によると、7月中旬〜8月初旬、大阪検疫所で0・08ppm、広島検疫所で0・14ppm、神戸検疫所で0・16ppmのトリアゾホス(残留基準値0・05ppm)をそれぞれ検出した。

 輸入業者は今後、同省の登録検査機関に茶葉や加工品を持ち込み、基準をクリアしないと輸入できない。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 中国…。しっかりしてほしいものです。自国民はだませても日本はだませません。
posted by さじ at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年08月06日

キウイは、DNAを損傷したときの修復能力を高める。

キウイはDNA損傷の修復能力を高める

 健常人12人を対象にしたプラセボ対照無作為化コントロール試験で、体重30kgあたり1個のキウイを毎日食べるとDNA修復能力が高まるという結果が得られました。

 被験者から採取した血液細胞に過酸化物でストレスをかける実験から、キウイを3週間食べた人ではDNAの損傷修復能力の改善が認められました。

 世界最大のキウイ生産国・ニュージーランドのAUT UniversityのElaine Rush等による研究成果です。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 青森では林檎の研究をしているように、ニュージーランドではキウイを研究しているのです。身体に良さそうですが、キウイの何がどう作用するのかを明確にしてくれないと、ほいほい手は出ません。

 が、DNAが心配な人は食べ続けてみてはいかがでしょう。美味しいですし一石二鳥です。
posted by さじ at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年08月05日

広末涼子主演の「からだ巡茶」のCMが薬事法に抵触

広末さん出演のCM、薬事法抵触の恐れ・東京都が指導

 女優の広末涼子さんを起用した日本コカ・コーラ(東京・渋谷)の飲料「からだ巡茶」のテレビCMが薬事法に抵触する恐れがあるとして、東京都が指導し、同社がコピーを変更したことが3日、わかった。

 都が問題視したのは「広末涼子、浄化計画。」というコピー。「浄化」という言葉が「老廃物除去という医薬品の持つ効能があるように受け止められる可能性が高い」として、6月上旬、同社に変更するよう指導した。

 同社は指導を受け、7月末から放映を始めた新バージョンのテレビCMのコピーを「広末涼子、気分浄々。」に変えた。ただ都は「浄」という文字が残っていることから依然として誤解を与える可能性があるとして再指導。同社は「真摯に対応したい」としており、コピーが再び変わる可能性もありそうだ。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 CMって難しい。
posted by さじ at 21:41 | Comment(4) | TrackBack(0) | 薬理

2006年08月04日

MDMAの2倍の興奮作用を持つドラッグ「メチロン」が流行

興奮作用、MDMAの2倍 脱法ドラッグ「メチロン」

 若者の間で流行している脱法ドラッグ「メチロン」に合成麻薬MDMAの2倍の中枢興奮作用があることが4日までに、国立精神・神経センター(東京都小平市)と岡山大の共同研究で分かった。9月の日本神経精神薬理学会で発表する。

 メチロンはMDMAの化学構造の一部を変えた薬物。同センター依存性薬物研究室の舩田正彦室長は「脱法ドラッグの中には、わずかな加工で作用が増強したものもある。安易な使用が精神依存などさまざまな健康被害を引き起こす」と警告している。

 舩田室長によると、メチロンを10ミリグラム投与したマウスと、同量のMDMAを投与したマウスの動きを比較した結果、メチロン投与で中枢神経の興奮したマウスの運動量が2倍になったという。

 メチロンは口から摂取すると陶酔感が得られる一方で、服用方法によっては心臓まひなどで死亡する危険性もある

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 正直身体への悪影響が分かりきっていてドラッグを使用する人というのはどこか人格的に障害があるのではないかと思うのですが。

 まあ危険ですのでやめましょうね。死んでも知らないけど人に迷惑はかけないようにしましょう。

関連;東邦大学医学部6年、李光摂を覚せい剤取締法違反で逮捕!
   覚せい剤服用後、頭に釘を刺して自殺を図った男
posted by さじ at 19:36 | Comment(3) | TrackBack(0) | 薬理

2006年07月31日

じゃがいもは芽だけでなく皮にも毒が含まれている。

理科の時間のジャガイモ料理で児童17人食中毒 

 担任教師の手料理で児童が食中毒です。新潟市の小学校で、栽培されたジャガイモを教師が皮つきのまま調理したため、これを食べた児童17人が食中毒になりました。

 「ジャガイモの毒性についての知識とか認識が無かったり、あるいは甘かったりしたことが大きな原因だと思います」(新潟市立早通南小学校 古泉忠夫 校長)

 児童17人が食中毒となったのは新潟市の早通南小学校です。今月21日、6年生の理科の時間に46歳の男性教師が校庭で栽培したジャガイモを調理し、児童と一緒に食べました。その直後に17人が腹痛などを訴えました。

 新潟市保健所では、ジャガイモの芽や皮に含まれるソラニン類が原因と断定しました。

 教師は、「芽の部分は折ったものの皮をむかずに調理したもので、新ジャガなので大丈夫だと思っていた」ということです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 新ジャガというか。おそらく直射日光によってソラニンが出来てしまったと思われます。じゃがいもの毒といえば、芽の部分が一番有名ですが、実は皮にも存在します。古くなったり、直射日光を浴びたりして皮が緑化していたものは、ソラニンを大量にもっていますので剥きましょう。

 なおソラニンは神経毒の一種で、神経伝達に働くアセチルコリンエステラーゼという酵素を阻害します。そもそも人の細胞は、アセチルコリンを用いて情報を伝達しています。伝達しおわるとアセチルコリンエステラーゼがアセチルコリンを分解して、終了です。しかしアセチルコリンエステラーゼが阻害されると、アセチルコリンはずっとその場にとどまることになり、細胞は過剰に興奮する状態になります。その結果、死亡してしまうこともあるわけです。

参考:ソラニン
posted by さじ at 23:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年07月27日

内臓脂肪を減らしたいなら、杜仲茶を飲みましょう。

杜仲葉に内臓脂肪の減少効果・小林製薬が確認

 小林製薬は健康茶の素材でもある杜仲(とちゅう)の葉にヒトの内臓脂肪を減らす効果があることを確認した。10人の被験者が1日当たり杜仲葉エキス1500ミリグラムと粉末600ミリグラム、桑の葉エキス224ミリグラムを2カ月間摂取。内臓脂肪面積は7人で減少。平均でも摂取前より7%減り、35%減の人もいたという。

 岡山大学大学院の川崎博己教授との共同研究でも、杜仲葉にラットの血管が硬くなるのを防ぐ「血管若返り」効果があることを確認。いずれも8月に開催される日本杜仲研究会で発表する。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 昔飲んでました。杜仲茶。健康のためになっていたんでしょうか。確かに生活習慣病にはなりませんでしたが。

 漢方で用いる薬物の書物である本草書には必ず杜仲が記されており「人参」「鹿茸(鹿類の幼角)」「杜仲」が“三大名薬”とされています。 1976年に出された中国の研究機関による年次報告書には、杜仲に関して次のように記されています。

●血圧を緩やかに降下させ、血行障害を改善する。
●利尿効果があり、腎臓病にも治癒効果がある。
●リウマチや神経痛のような関節痛に対して効果がある。
●鎮痛剤としても認められる。

参考:杜仲の効果
posted by さじ at 00:45 | Comment(1) | TrackBack(0) | 薬理

2006年07月25日

大分県名物カボス、血小板凝固作用を抑える働き

エコノミークラス症候群、カボスに予防効果!?

 飛行機の乗客らに発症するエコノミークラス症候群などの血栓症の予防に、カボスが大きな効果を発揮する可能性が高いことが、大分大教育福祉科学部の望月聡教授(食物栄養学)らの研究でわかった。

 今後、地元の製薬会社などと予防飲料の開発に取り組み、2年以内の商品化を目指す。

 望月教授は、大分県の特産品カボスを健康食品として活用するため、2004年度から県などと果実の効能などを調べてきた。その結果、動脈硬化に有効とされるポリフェノールと似た強い抗酸化作用があることを確認。試験管内で、カボスの搾り汁と生体の血液を混ぜると、血小板が凝集する凝固作用を抑える効果があることがわかった。

 凝固作用を抑制する成分はまだ特定していないが、今後、マウスを使って生体内での抑制効果を検証するなどして、予防飲料の開発を試みる。商品化にめどがつけば、「特定保健用食品」の指定も目指し、将来的にはコンビニエンスストアなどで販売したい考えだ。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 青森で林檎、愛媛で蜜柑、そして、大分県ではカボス。ご当地名産品を全ての都道府県で研究しているのではないか、と。

関連:医学処 車椅子でもエコノミークラス症候群。夏場の脱水状態に気をつけて
posted by さじ at 02:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年07月23日

タミフル被害者の会を結成。異常行動により死んだ遺族など

タミフル:全国初、被害者の会 副作用認定求め

 インフルエンザ治療薬「タミフル」(一般名・リン酸オセルタミビル)を飲んだ人が異常行動で死亡したり突然死したりするケースが報告されている問題で、愛知や岐阜、栃木など6都府県の被害者7人の家族が19日、名古屋市内で被害者の会「タミフル脳症被害者の会」を結成した。被害とタミフルの因果関係を認めさせる活動を展開する。タミフルをめぐって被害者の会が結成されたのは全国初という。

 会に参加したのは、昨年2月にタミフル服用後、自宅マンションの9階から手すりを越えて転落死したとみられる愛知県の男子中学生(当時14歳)など、死亡した5人の家族と、服用後にけいれんを起こし発達障害が残った女児など生存者2人の家族。

 7家族は、医薬品副作用被害の救済制度がある独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」に救済を申し立てたが、既に決定が出た4家族はいずれもタミフルとの因果関係を認められなかった。

 会は機構の決定に対して8月中に不服を申し立てる方針のほか、国に対してタミフルの副作用の存在を認めさせる活動などを行う。

 04年2月にタミフルを服用した後、大型トラックに飛び込んで死亡した高校2年の男子の父、岐阜県の会社員(48)は「警察は交通事故、同機構は自殺と結論付けたが、納得がいかない。第2、第3の息子を出さないよう、活動していきたい」と話していた。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 異常行動の原因が、タミフルの副作用によるものなのか、それともインフルエンザが原因の脳症なのかはまだわかっていませんが、自殺の可能性は少ないでしょう。正直なところ病気の合併症みたいな感じもしますが、薬のせいなのか病気のせいなのか結論づけるのは難しいと思います。

関連:医学処 タミフルの服用が原因で死んだかもしれない2例が報告される
   医学処 転落死した中学生は風邪気味でタミフルを服用していた
   医学処 備蓄用タミフルを買う政府のジレンマ
posted by さじ at 18:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

薬の使用上の注意を絵文字で表し、事故防止を図る

薬使用注意 絵文字51種に 「適正協」HPに掲載

 医師が処方した薬を使う際の注意事項が一目で分かる絵文字を、製薬会社などでつくる「くすりの適正使用協議会」が新たに23種類作製した。

 これまでに「眼にさしてはいけません」など28種類作っており、今回「一緒にグレープフルーツジュースをのんではいけません」などを加えた。

 計51種類の絵文字は協議会のホームページに掲載、薬剤師らがダウンロードしてシールにして患者への説明文書や薬の袋に張ることで、誤飲や飲み忘れなどを防ごうという狙い。

 絵文字は顔や星などの図柄を組み合わせ、下に文字でも説明。薬の使い方(11種)と服用時間(14種)、「多めの水でのむ」などの注意事項(6種)は青い四角、やってはいけないこと(18種)は赤い円の中にバツ印、「眠くなることがあります」など日常生活で注意すること(2種)は正方形を傾けた黄色のマークで表した。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 これですね。→くすりの情報ステーション ピクトグラム

 ちなみにグレープフルーツジュースは薬物代謝を阻害するため、薬の効果が非常に強く出てしまう場合があります(具体的には、薬物代謝酵素のチトクロムP450の一種を阻害します)。例えばカルシウム拮抗剤と一緒に飲むと、薬物の血中濃度が上昇するために過度の血圧低下や心拍数の増加が起こり、頭痛、顔面紅潮、めまいなどの副作用が生じます。

 また、免疫抑制剤と一緒に飲むと免疫抑制が強められたりするので、臓器移植後の患者さんなどに注意が必要です。

参考:医薬品とグレープフルーツジュースの相互作用
posted by さじ at 05:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年07月10日

タミフルの服用が原因で死んだかもしれない2例が報告される

タミフル服用後に2人死亡 1−6月、ショックなどで

 厚生労働省は10日、インフルエンザ治療薬タミフルの服用との因果関係が否定できない死亡例が、1−6月に2例報告されたと発表した。

 1人は慢性心不全の80代女性で、タミフル服用後に急激なアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを起こした。もう1人は狭心症や糖尿病などがある70代男性で、肝障害などで死亡した。

 同省が服用との因果関係が否定できないと判断した死亡例は、4例となった。

 同省は、今回の2例は他に併用している薬の関与も否定できないと説明。「アナフィラキシーショックと肝障害は、ごくまれに起きると添付文書で注意喚起している。現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていない」とした。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 非常に稀に起こる合併症、といった具合に見ておくといいかもしれません。危ない副作用があるにはあるが、それは滅多に起こるものではありませんよ、と。

関連:医学処 転落死した中学生は風邪気味でタミフルを服用していた
posted by さじ at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年07月08日

医薬品売り上げランキング、日本産が大健闘

医薬品売上高世界トップ40に日本勢8品目

 2005年に世界で売上高の多かった医薬品の上位40品目に日本の製薬会社の医薬品8品目が入ったことが医薬調査会社デンドライトジャパン(大阪市)の調べで分かった。上位40位入りした日本の医薬品は01年の4品目から順調に増えており、日本製品が国際市場に普及しつつある実態が浮かび上がった。

 05年に世界で最も売れたのは米ファイザーの高脂血症治療薬「リピトール」(日本ではアステラス製薬が販売)で売上高は1兆4907億円(1ドル=115円で算出、以下同じ)。日本勢のトップは武田薬品工業の抗潰瘍剤「タケプロン」で売上高は5053億円。全体の順位は7位だった。

 日本勢2位は三共の高脂血症治療薬「メバロチン」。売上高は3991億円で全体の16位。トップ40に入った日本オリジナルの医薬品数は01年に4品目、02、03年に五品目、07年に7品目と増加。「日本メーカーが提携戦略や自前の販路拡大で海外販売を強化してきた成果」とデンドライトジャパンの永江研太郎アナリストは指摘している。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 しかし順調な日本の新薬開発も、ジェネリックの出現により低迷するでしょう。元々新薬なんて滅多にできるものじゃありません。成功する新薬なんてほんのわずかしかありません。それでも製薬会社が新薬開発に乗り出すのは、一度当たってしまえば莫大な利益を生むから、です。

 要は「ハイリスク・ハイリターン」。ところがジェネリックが一般的に広まると、「ハイリスク・ローリターン」になってしまいます。旨みがなければ誰も新薬開発に乗り出しません。利益が出ても安いのですから。

 日本勢には、より優秀になってもらいたいと思いますが、反面、新薬を開発したくない気持ちも分かるので、なんともいえませんねぇ。

関連:医学処 五年連続で世界一売れた薬
posted by さじ at 01:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

ポリ塩化アルミニウムと次亜塩素酸が混ざり、塩素ガス発生

薬剤混合、塩素ガスが発生−酒田・光ケ丘プール

 5日午後零時半ごろ、酒田市光ケ丘3丁目の市光ケ丘プールの機械室で、今月8日にオープン予定の屋外プールをろ過する2種類の薬剤が混ざり、塩素ガスが発生した。プールを管理する市体育協会から通報を受けた酒田地区消防組合などが中和剤を入れて処置し大事には至らなかった。

 同組合などの調べによると、水の汚れの凝集剤「ポリ塩化アルミニウム」と、水の殺菌消毒剤「次亜塩素酸ソーダ」が混ざった。2つの薬剤とも別々のタンクに入っているが、プール監視員が凝集剤を補充した際、凝集剤のタンクに既に消毒剤が入っており塩素ガスが発生した。消毒剤は以前、プール監視員が誤って入れた可能性があるという。

 この事故を受け、同協会は同日午後から隣接する屋内プールを休館としきょう6日も安全確認のため休館とする。佐藤四郎事務局長は「お騒がせして申し訳ない。監視員には薬剤を補充する際の確認を徹底するよう指導した」とコメントした。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 危ない。次亜塩素酸ナトリウムとポリ塩化アルミニウムが混ざって塩素ガスが発生する事故は結構起こっているようです。

参考:労務安全情報センター

 やはり人的ミスが多いような。同じ容器に入れてしまわないよう、うまい工夫(明確な色分けなど)ができれば良いのですが。
posted by さじ at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年07月05日

UVカット剤に肝臓への毒性があり、製造禁止へ

<UVカット剤>毒性のおそれ、製造禁止へ 環境省など

 浴槽や自動車のシートベルトなどに使われているトリアゾール系紫外線吸収剤に、人体への毒性のおそれがあるとして、環境、経済産業、厚生労働の3省は、製造や輸入を禁止する方針を決めた。秋にもポリ塩化ビフェニール(PCB)と同じ規制物質に指定し、来年春の輸入禁止を目指す。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 別のソースでは詳細も。PCBやダイオキシンなどと同じカテゴリーで扱うあたり、相当深刻そうです。

 この吸収剤は、ジターシャリーブチルフェノールという物質の一種。主に樹脂に添加して浴槽や床材などの建材や家電製品、塗料などさまざな用途で使われており、2004年度の製造、輸入量は約120トンに上る。3省の評価の結果、自然環境中で分解されにくく、生物の体内に蓄積されやすい上、肝臓への毒性などがあることが分かった。
posted by さじ at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年07月04日

転落死した中学生は風邪気味でタミフルを服用していた

中1男子が転落死 昼にタミフル服用 豊見城県営住宅

 3日午後5時50分ごろ、豊見城市翁長の県営翁長高層住宅駐車場で、この高層住宅に住む中学1年の男子生徒(12)が倒れているとの通報が豊見城市消防本部にあった。男子生徒は心肺停止の状態で病院に搬送され、午後7時5分に死亡が確認された。豊見城署は男子生徒が何らかの原因で高層住宅から転落したとみて調べている。

 同署によると、男子生徒の腕や脚など複数カ所に骨折が見られるという。関係者によると、男子生徒は風邪気味で、同日昼ごろにインフルエンザ治療薬「タミフル」を服用していたという。

 タミフルについては、国内での事例で、児童や少年が服用後に幻覚など異常行動を引き起こすとの報告があり、飛び降りや道路への飛び込みなどによる死亡例も報告されている。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 インフルエンザ大流行中につき、タミフル消費率も異常な高さになっていると思われます。タミフルを服用すると精神障害が起こるという報告もなされており、10代未満に投与する場合は注意が必要です。実際どうなのかは未だにわかっていません。

 しかし「風邪気味」で「タミフルを服用」している点が腑に落ちませんね。インフルエンザを疑って家にあったタミフルを飲んだということでしょうか。インフルエンザは迅速検査キットが普及しているので、疑ったらまず病院へ行くことです。副作用のある薬を素人判断で飲むのは感心しません。

関連:医学処 インフルエンザウイルスはただ殺され続けるだけではない
   医学処 タミフルが先か、北大の新型ワクチンが先か
   医学処 備蓄用タミフルを買う政府のジレンマ
posted by さじ at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

10円玉を水槽に入れておけば蚊の発生を抑制できる

蚊の発生を銅が抑制 幼虫、イオンで羽化できず

 銅を水槽などに入れておくと、蚊の発生を抑える効果があることが、日本銅センター(東京都台東区)が日本環境衛生センターに委託した実験で分かった。

 銅製のポットと、ガラス製ポットで、ヒトスジシマカ幼虫の発育状況を比較した。ガラス製では八日目から羽化を始め、十二日目では90%が正常に羽化した。それに対し銅製では、一日目から幼虫が死に始め、十五日ですべて死亡。羽化した幼虫はなかった。また黄銅よりも銅の方が効果が高かった。ガラス容器に銅や黄銅のファイバーを、さまざまな量で入れ、チカイエカ幼虫の発育状況を観察した。銅ファイバーを一リットルあたり〇・五グラム入れた容器では、七日間ですべての幼虫が死亡。黄銅で同じ量の場合、すべての幼虫が死亡するのに二十日かかった。

 水に溶け出した銅イオンには、大腸菌などに対し殺菌効果があることがこれまでの実験でも示されている。銅センターでは「昔から、墓地の花入れには十円銅貨を入れて蚊がわくのを防ぐという知恵があった。だが蚊の発育抑制効果を実証したのは初めてではないか」と話している。

 蚊は刺されるとかゆい厄介者というだけでなく、病原菌の伝染にもかかわる。温暖化の影響か、これまで生息していなかった蚊も広がっている。銅センターでは現在、実際の公園に銅器を設置して、長期間の実証実験を行っている。「安全性や環境への影響も確認し、銅の活用法を拡大したい」としている。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 ほーーー。銅製品ねぇ。結構いいかも、銅の見直しも。制汗スプレー「Ag+」ならぬ「Cu2+」。お庭に撒くだけで蚊は生息できません、ってあぶないか、そんなもん。
posted by さじ at 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

白血病の再発を防ぐための画期的治療法を開発

白血病:東京理科大薬学部と札幌医科大研究グループ、再発防ぐ治療法を開発 /千葉

 東京理科大薬学部(野田市)と札幌医科大の研究グループが、血液のがんである白血病の再発を防ぐ治療法を開発した。抗がん剤と一緒にペプチド(アミノ酸の集合体)を投与し、骨髄に付着しているがん細胞をはがして抗がん剤の効果を発揮させることで再発を防ぐ。マウスを使った実験では大幅に生存率が改善しており、今後は早期の臨床試験を目指す。

 研究グループは、東京理科大薬学部の深井文雄教授と札幌医科大の新津洋司郎教授ら。動物実験でマウス6匹ずつの3グループに分けて人間の白血病細胞を注射したところ、抗がん剤とペプチドを併用したマウスは62日目でがん細胞が消滅したことを確認した。何も投与しないマウスは平均30日、抗がん剤だけを投与したマウスは同40日で死んだ。

 国内では、急性骨髄性白血病の発症者は年間約5000人。同白血病は抗がん剤を投与すると、約8割が、いったんがん細胞が消えたように見えるが、再発する場合が多い。抗がん剤を投与しても血液を作る骨髄に残ったがん細胞が増殖、再発してしまうため5年の生存率は約3割にとどまっている。

 抗がん剤はがん細胞が骨髄に付いていると効きにくく、「FN314」というペプチドを同時に投与するとがん細胞がはがれやすくなり、抗がん剤が効果を発揮するという。深井教授らは、マウスだけでなく人間の場合もペプチドとの併用で生存率が上がるとみている。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 急性骨髄性白血病といえば、本田美奈子.やアンディ・フグなどを思い出します。受診のきっかけとなる初期症状としては、「出血が止まらない、紫斑ができるなどの止血異常、風邪だと思っていたが熱が下がらないなどの感染症、頸肩腕痛・全身倦怠感・息切れなどの貧血症状、腕にうちみの症状」など。気づきにくいのでご注意。

 骨髄からがん細胞を剥がす処がポイント。素晴らしい着眼点です。そして抗がん剤で一網打尽に。札幌医大と理科大に期待です。
posted by さじ at 02:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年06月30日

油の温度を10℃下げることで、発がん物質の生成量を減らすことができる

油温下げると半分以下に 食品中のアクリルアミド

 炭水化物を多く含む食材を揚げる場合、油の温度を10度下げると、発がん性が指摘されているアクリルアミドの生成量が半分以下に減るとする研究結果を、厚生労働省研究班が29日までにまとめた。

 アクリルアミドは、食材中のアミノ酸と糖類が加熱により反応してできると考えられ、一度に大量に摂取すると遺伝子への悪影響や神経毒性があるとされる。

 研究班主任研究者の今井俊夫国立医薬品食品衛生研究所室長は「高温で揚げ続け過度に褐色化が進む状態は、避けた方がいい」と指摘。厚労省は生成を抑制できる調理法をホームページに掲載する。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 発がん性分類でも、アクリルアミドは高い位置に存在します。できるだけ減らすような食生活を心がけたほうが良いでしょう。温度が高ければ殺菌になるから大丈夫と、茶色くなるまで揚げるのはやめたほうが良いというニュースでした。

【国際がん研究機関(IARC)による発がん性分類】

1:人に対して発がん性がある
コールタール、アスベスト、噛みタバコ、カドミウム等

2A:人に対しておそらく発がん性がある
アクリルアミド、ベンツピレン(魚の焦げ)、クレオソト(木材の防腐剤)、ディーゼルエンジンの排気ガス等

2B:人に対して発がん性を示す可能性がある
クロロホルム、わらび、コーヒー等

3:人に対する発がん性については分類できない
カフェイン、お茶、コレステロール等
4 人に対しておそらく発がん性がない カプロラクタム(ナイロンの原料)等
posted by さじ at 07:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年06月27日

日焼け止めクリーム内の粒子は脳細胞を損傷する恐れがある

日焼け止め中のナノ粒子が脳細胞損傷の恐れ 米国のマウス培養細胞実験

 ネイチャー・ニュースによると、米国研究者が一部の日焼け止めクリーム、歯磨き粉、化粧品など使われている酸化チタン(チタニア)のナノ粒子が神経細胞を損傷する可能性を発見した。これは、これらナノ粒子が人体に必ずしも有害であることを意味するものではない。しかし、より大きな粒子が有害でなければ同類物質のナノ粒子も安全という化学産業の主張への疑念は強まる。単により大きな粒子が安全だからといってナノ粒子の安全性は保証できないことを示唆する証拠は増えつつあるが、この発見は新たな一つの証拠を付け加えるものだという。

 Nanoparticles in sun creams can stress brain cells,news@nature,6.16

 研究者は、商業的に利用可能な直径30ナノメートルのチタニアナノ粒子を、マウスのミクログリアと呼ばれる培養細胞に加えた。この細胞は、外部から粒子が侵入すると、これを焼き尽くすことで神経細胞を保護する化学物質を放出する。この実験では、これら粒子は、短期的にはこうした化学物質を作り出したが、その放出が長期にわたって続いた。それは、脳をパーキンソン病やアルツハイマー病など神経性疾患の根本的原因と見られている酸化ストレスにさらす恐れがあるという。

 ただし、ロチェスター大学のナノ粒子毒性専門家であるGünter Oberdörsterは、健康にとっての現実的危険性を失すものかどうか言うには時期尚早だ、「これは貴重な結果だが、生体にまで拡張適用することについては大いに慎重でなければならない」と言う。

 記事によると、肌に塗られ、吸引され、摂取されたナノ粒子が脳にのぼる道を見出すことができるのかどうか、あるいはどんな濃度ならば脳にまで移動できるのか、誰も知らない。培養されたマウスの細胞に見られた影響は生きたマウスや人体では再現しないかもしれない。そして、酸化ストレスが神経細胞を損傷するという確たる証拠もないという。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 未だ不明、ということですね。おそらく大丈夫でしょう。が、可能性が0ではないというところは考慮しておかなければなりません。できれば問題が起こる前に、「完全に無害なもの」に変わってほしいところですが。
posted by さじ at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年06月24日

コエンザイムQ10の安全性がよくわからないから摂取上限も設定しません

コエンザイムQ摂取上限量設定を見送り

 内閣府食品安全委員会(寺田雅昭委員長)は22日、人気の健康食品の成分「コエンザイムQ10」について、安全性を判断する科学的なデータが少ないことから1日摂取量の上限量の設定を見送る評価書案をまとめた。

 それによると、食品として健康な人が長期間摂取した場合の安全性のデータは「不十分」と判断。一方、心臓の医薬品として使われ、胃の不快感などの軽い副作用も報告されていることなどを挙げ、「健康影響は必ずしも明確でない」とした。

 その上で安全性を確保する方策として、医薬品としての1日用量(30ミリ・グラム)を超えない範囲で、長期間摂取した場合の安全性確認や、消費者への摂取上の注意の提供などを行うように指導することを厚生労働省に求めた。

 コエンザイムQ10は、細胞の中にある抗酸化物質の一つで、美容や老化予防に効果があるとされる。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 適切に摂れば良いのですが、どうも昨今のCoQブームは過剰すぎます。摂れば摂るほど良いと思っている人もおられるのではないでしょうか。しかし今回の記事のように、未だよくわかっていない、というのが現状です。HCVの存在がわかっていなかった時に、非加熱製剤を投与してC型肝炎になった人が続出しましたね。それと同様と考えていただければ危険性もわかりやすいのではないでしょうか。

 医薬品としての用量、1日30mgを超え、サプリメントとして推奨されている量は60〜100mgあたりらしいです。これはおかしな話。販売する方に金儲けの悪意がある場合、消費者はだまされないように正しい知識を身につけなければいけません。

関連:医学処 コエンザイムQ10の扱いに困る食品安全委員会
医学処 体内でコエンザイムQ10の合成量が減った場合、どうすればよいのか
posted by さじ at 02:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。