2006年10月15日

本場中国の漢方よりも、日本の漢方医学のほうが効く。

ロート製薬、漢方薬シリーズを11月発売

 ロート製薬は13日、一般用医薬品の漢方薬シリーズ「和漢箋(わかんせん)」を11月8日に発売し、漢方事業に参入すると発表した。

 腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人の肥満症などに効果があるという「ロート防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)錠」など4製品を第一弾として発売、順次製品を追加する。テレビCMも展開する。価格は3週間分の紙箱タイプが3675―5775円。1週間分の小袋タイプが1418―1995円。

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 実は日本の漢方って凄いんですよ。漢方といえば本場中国のほうが効くだろうとお思いの方が大半だと思いますけれど、日本の漢方医学は、1000年前に中国から取り入れて以来、独自の進化を遂げたといっても過言ではありません。

 というのも、中国人と日本人では体質が大きく異なるためです。違った進化を「遂げなければならなかった」といったほうが正確でしょう。日本の漢方医学は、1000年の歳月を経て、「日本人に合った漢方薬の処方」を行えるようになりました。

 中国では漢方と西洋医学は完全に分離しています。もしどちらかの職がテリトリーに踏み込んでこようものなら、猛反発です。

 対して日本は、漢方専門の職というのはありません。1人の医師が、西洋医学と東洋医学を行うのです。お互いの良いところをとって治療を行えるということで、欧米が「日本の漢方医学」に注目を集めているところです。

 これからの時代、漢方などの東洋医学が延びるといわれています。西洋医学と併せてうまく使えば、患者のQuality of Lifeも向上することでしょう。

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2006年10月12日

ジェネリックに嫉妬した先発品メーカーが嘘情報を流す

「後発医薬品は劣る」先発メーカー、独禁法違反のおそれ

 新薬の特許が切れた後に同じ成分で開発し、価格を安く抑えた後発医薬品(ジェネリック医薬品)について、先発品メーカーが医療機関に営業活動をする際、品質が劣ったり、製造上の欠陥が多かったりするかのような不適切な説明をする例があることが公正取引委員会の調査でわかった。公取委は独占禁止法が禁じる不公正な取引方法(取引妨害)にあたるおそれがあるとして製薬業界団体などにこうした行為をしないよう要請した。

 500医療機関(回答は355)、医薬品メーカー113社(同98)などにアンケートやヒアリングをし、医療用医薬品の流通実態をまとめた。

 医療機関や後発品メーカー側への聞き取りによると、一部の先発品メーカーの担当者は「ほかの医療機関で後発品に置き換えたら吸収性などに違いがあり、先発品に戻した」などとうその話をしたという。また、一部の後発品で製造上の欠陥から有効成分が半分しかなかったことが話題になると、後発品は一般に欠陥が多いというように中傷したという。

 品質検査で異なる被験者を比較したり、まれに出た検査結果を示して後発品に問題があるとしたりしたケースもあった。後発医薬品の普及は医療費の抑制に効果があるが、日本では欧米よりシェアが低いとされる。

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 さすがにアンフェア。製薬会社も医療従事者の親戚なのですから、正しさをもって行動しましょう。ジェネリックには確かに問題点はありますが、嘘で脚色してはいけません。

 でも一生相容れないんだろうなぁ、この2社は。はっきりいって商売敵ですもんね。しかも自分らが頑張って作った薬を真似したとあっちゃぁいい気分ではないでしょう。違うモノなのに同じ土俵ですから、これからも問題が起こりそうですね。

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2006年10月08日

痔の薬を目の腫れ治療に使わないで下さい。

「痔の治療用クリームを顔に塗らないでください」、製薬会社が注意喚起

 ドイツの製薬会社「シエーリング」が木曜日、痔の治療用クリーム(ヘモロイドクリーム)を顔に塗らないようにと消費者に呼びかけた。

 ある男性スタイリストがノルウェーのテレビで、「多くの写真モデルが目の腫れを取り除くために、朝起きると痔の治療用クリームを顔に塗っている」と話したことが原因で、薬局での同クリームの需要が拡大、シエーリング社が広く注意を呼びかけるに至った。

 同社は声明で「痔の治療を目的とした薬品であり、化粧品ではありません。特に目に入った場合は危険です」と発表している。また、問題となっている痔治療用クリーム「Scheringproct」の注意書きには、「痔の治療専用のクリームです。肛門の周りに塗って使用してください」と書かれているという。

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 何故目の腫れに痔の薬を…?痔の薬ってのが何かは分かりません(ステロイドなのか非ステロイドなのか)が、とにかく抗炎症作用を期待して目の周りに塗るんでしょうか。でも肛門の粘膜と皮膚とは吸収のされ具合が異なるのでうまく効かないと思うのですが…。
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武田薬品工業ニュース3連発。大阪経営No1アルツハイマー

大阪府、武田薬品研究所誘致に200億円支援策提示

 武田薬品工業が計画している中央研究所を誘致するため、大阪府が約200億円の支援策を同社に提示していることが7日分かった。自治体の企業誘致のための支援額では最大規模。同社の研究所を巡っては神奈川県も誘致を目指し最高80億円の補助制度を活用する構え。

 大阪府が9月半ばに示した支援策は(1)研究所への投資額800億円前後の2割を補助する(2)用地費を約40億―50億円値引きする――など。大阪府の企業誘致に関する現在の補助制度は30億円が上限だが、神奈川県がそれを上回る補助制度を持つことから既存制度とは別枠の支援策を用意した。

 武田は大阪府内の研究所を集約し、1000人規模の中央研究所を設ける計画。武田は「大阪府から働きかけを受けているのは事実だが、正式にはまだ何も決めていない」としている。

知財経営戦略、1位は武田薬品・特許評価会社がランキング

 特許評価やコンサルティングを手掛けるアイ・ピー・ビー(IPB、東京・港、増山博昭社長)は、知的財産で戦略的な経営をしている企業のランキングをまとめた。対象は14業種928社で、各企業の「知財力」を示す3分野11指標と、市場など外部の評価を示す3指標の得点を組み合わせて総合得点を集計。昨年は4位だった武田薬品工業が今年は1位に浮上した

 各社の知財力をみるうえで「財務・収益」「研究開発」「特許出願」の3分野を分析。さらに、外部評価として「PBR(株価純資産倍率)」「MVA(時価総額と株主資本の差額)」「全要素生産性」の3指標を加味した。総合得点の平均値は500点として偏差値方式で最高1000点までを得点換算した。

アルツハイマー薬、武田が研究を加速

 武田薬品工業はアルツハイマー病関連薬の研究開発を加速する。独の創薬ベンチャーから新薬候補化合物の開発権を取得し、アルツハイマー病に伴う睡眠障害改善薬の臨床試験(治験)も米国で本格化させた。中枢神経領域の主力薬と位置付け、2015年以降の新薬発売を目指す。

 独エボテック・ニューロサイエンシーズと共同発見したアルツハイマー病の発症メカニズムに作用する分子化合物2つの開発権を取得した。金額は10億円弱とみられる。

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 なんちゅーか、武田薬品の突き進みっぷりは凄まじいものがあると思うんですが、これは既にある程度のメド(すごい新薬とか)がないと出来ないことのようにも思えます。来年、再来年、いや、5,10年後の武田薬品の活躍が今から楽しみです。

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2006年10月07日

マリファナはアルツハイマー病の進行を止める作用がある

マリフアナの成分がアルツハイマー病進行を阻害 米研究

 薬物として取り締まりを受けているマリフアナの成分に、アルツハイマー病の進行を阻害する効果があると、米国の研究所が医学専門誌に発表した。現在市販されているアルツハイマー病向けの薬よりも、効果が高いという。

 米カリフォルニア州にあるスクリップス研究所の研究者によると、マリフアナに含まれる「テトラヒドロカンナビノール(THC)」に、神経伝達物質「アセチルコリン」の分解を防ぐ効果を確認したという。

 アルツハイマー病は、認知機能の低下などの症状がある痴呆性疾患で、原因は明らかになっていない。薬物療法として、アセチルコリン分解酵素の阻害薬が用いられている

 スクリップス研究所の研究者は、今回の発見によって、より効果的なアルツハイマー病向けの薬が開発できるとしている。

 「テトラヒドロカンナビノール」は向精神薬として、日本など各国で麻薬に指定されている。その一方で、米国などでは緑内障や多発性硬化症の治療や、末期がん患者の痛み緩和薬として、用いられている

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 マリファナ支持者が「アルツハイマーに効く!」という論理をまくし立てるもの愚の骨頂です。

 というか、そういう人がい続ける限り、医学の発展を妨げる要因にしかならんのですよね。大麻然り、抗精神病薬然り。悪用する輩がいなければ、このマリファナの効果についても日本で充分に検討することができたでしょうに。毒も薬。しかしその分量を測ることができない。残念なことです。

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パナマの謎の病気は伝染病ではなく有毒物質によるもの

犠牲者増加、有毒性物質の可能性? パナマの謎の病気

 正体不明の病気が発生、多数の死者を出している中米パナマの保健省は5日、新たな犠牲者1人が生まれ、これまでの死亡者は18人に達した、と述べた。ロイター通信が伝えた。

 18人のうち、13人は1日以降に死亡。発熱と下痢、体の一部分がまひするなど症状を生み、腎機能や神経系統の機能が低下することが分かっている。これまでの調べで、人に移る伝染性はないことがほぼ判明した。

 保健省当局者は、症状の分析から有毒性物質が介在している可能性があるとして、遺体などを調べている。また、高齢者の男性の犠牲者が多く、高血圧、糖尿病や腎臓疾病にかかっていた例が目立つという。

 患者は10人確認されている。パナマ政府は3日、国内に警報を発令している。

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 何か有益な情報が出るまで取り上げることを保留していましたが、どうやら伝染性のない、有毒物質によるものらしいというメドがついたようで。

 漫画「ブラックジャック」のブラックジャック氏病を思い出しますねぇ。あれは放射能によって突然変異した芋を食したことにより起こりましたが、なんかそれに似た陰謀があったらイヤですねぇ。有毒物質がどこから来たのかを探る必要がありそうです。
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2006年10月04日

ウイスキーの樽成分に、糖尿病を予防する作用

ウイスキーで糖尿病予防か アルコール抜きラット実験

 ウイスキーの成分に糖尿病予防効果があるというラット実験の結果を、サントリーと矢部千尋京都府立医大教授らが3日までにまとめた。アルコール分は抜いており、たるから染み出たポリフェノール類の効果ではないかという。

 サントリーによると、糖尿病にしたラットの餌に、アルコールなどの揮発成分を除いたウイスキー粉末を0・02%混ぜた。5週間後、通常の餌のラットは空腹時の血糖値が3倍に上昇したが、粉末を混ぜたラットは1・6倍だった。糖尿病と関係が深い血液中の過酸化脂質濃度は、通常の餌だと約2倍になったが、粉末を混ぜたラットはほとんど上がらなかった。

 ブドウ糖を与えると、30分後の血液中のインスリン濃度は、通常の餌のラットの約1・8倍になった。サントリーは「適度な飲酒は糖尿病を予防するとの疫学調査結果もあり、適量のウイスキーは予防効果があるのではないか」としている。

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 でもアルコールが入ってませんからね。それじゃあわざわざウイスキーを飲むより、樽の成分を抽出したほうが効果ありそうなものです。ワインが身体に良いからとガブ飲みしてアル中になるのと同じですね。

 何事も適量で。

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2006年09月29日

インフルエンザ予防接種で副作用を呈したのは102人

インフルエンザ予防接種、副作用102人 昨年度

 インフルエンザの予防接種を受けたあと、副作用とみられる症状を起こしたと昨年度に報告があったのは102人にのぼることが、28日まとまった厚生労働省の「医薬品・医療機器等安全性情報」でわかった。

 調査は、全国の医療機関などから薬事法に基づいて集まった報告をまとめた。最も多かったのは肝機能障害の14件発疹11件、ショック症状10件、発熱10件などと続いた。年齢別では10歳未満が33人で最も多く、10代が13人、40歳代が12人と続いた。

 また、10代、70代、80代の女性3人は、予防接種後に肝不全や脳炎になり死亡したが、同省の専門家検討会が因果関係を認めたものはなかった。

 症状が回復せず後遺症となったのは4人おり、予防接種との因果関係が認められたのは、10歳未満の女性のみ。接種後に潰瘍ができ、傷跡が消えないという。そのほかの3人は脳症や脳脊髄炎などになった。

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 102人か。結構いますね。実際インフルエンザ注射の効果には疑問を持たれている医師も多いと思います。「パーセンテージでみても、あまり上がらない」と。

 かくいう私は、毎年のようにインフルエンザに感染していましたが、インフルエンザ注射をするようになって以来、一度もかかったことがありません。勿論、今年も打ちたいと思います。そういえばそろそろ予防接種の時期ですね。無くなる前に、お早めに。

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2006年09月25日

武田薬品工業、新薬開発に総額1兆円を投入

武田、新薬開発に5年間で1兆円 欧米でM&Aも視野

 武田薬品工業の長谷川閑史社長は21日、読売新聞社のインタビューに応じ、2006年度からの5年間で、総額1兆円超の研究開発費を投じて新薬開発を加速する方針を明らかにした。

 医療用医薬品の売上高の15%にとどまっている研究開発費を20%にまで引き上げる。また、2010年度までに世界最大の市場であるアメリカで8品目の新薬を発売する目標も示した。

 武田薬品は、売上高全体の約6割を占める主力の4治療薬の特許が09年度以降に切れ、新薬の開発が急務となっている。長谷川社長は「中期経営計画の今後5年間は新製品の開発が最大の課題だ。(10年度に1兆4000億円を見込む)医療用医薬品の売上高の20%を、毎年度、研究開発に投下したい」と述べた。

 新薬開発の計画では、11年度以降も国内外で年1品目ずつを商品化する方針だ。さらに、新薬候補品を持っている欧米のベンチャー企業を対象に、「M&A(企業の合併・買収)に積極的に取り組む」と述べた。武田薬品の05年度の研究開発費は、医療用医薬品の売上高の約15%にあたる1696億円

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 最近の武田薬品の投資額がハンパないんですが、何かネタを持ってるんですかね?爆発的に売れるであろうブツ(薬のことです。笑)とか。

 ジェネリック三昧で、新薬開発は遅れるであろうといわれていますが、こういう推進派の会社が努力してくれると医療界にとっては嬉しい限りですね。未来は武田薬品の肩に乗っかっているのかもしれない。

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2006年09月21日

遺伝子組み換え大豆に毒性など存在しない

遺伝子組み換え作物:今も続く安全性論議 ロシア人科学者の発表に疑問多く

 組み換え作物の安全性論議に一石を投じたのは、ロシア科学アカデミー高次神経機能・神経生理学研究所のイリーナ・エルマコバさん。7月に市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」(東京)などの招きで来日し、各地で講演した。

 エルマコバさんは昨秋、3群のラットに▽遺伝子組み換え大豆▽通常の大豆▽通常の飼料−−を与えたところ、組み換え大豆を食べた群の子ラットの約52%が死んだ、と発表した

 組み換え作物を食べた動物が大量に死んだという報告は過去になかったため、注目されたが、厚生労働省はすぐに「えさの栄養組成がはっきりしないなど実験に不備が多く、科学的な根拠に乏しい」とホームページで反論を載せた。英国食品基準庁も実験を疑問視する声明文を出した。

 「そもそも審査のある科学雑誌に論文が出ていない」(唐木英明・東大名誉教授)「ラットの体重にバラツキが多過ぎ、飼い方に問題がある」(青山博昭・残留農薬研究所生殖毒性研究室長)など、専門家からも疑問の声が相次いだ。

 実は、同様の実験は国内の研究機関も実施している

 東京都健康安全研究センターはラットに組み換え大豆を2年間与え、影響を調べた。えさに混ぜた組み換え大豆は、人の摂取量に換算すると1日約570〜730グラムにもなる。その結果、生存率は通常の大豆を与えたラットと差がなかった

 国立医薬品食品衛生研究所(東京)もラットとマウスで実験し、免疫への影響や発がん性などを調べたが、「悪影響は出ていない」という。

 また、飼料添加物の安全性などを調べている「日本科学飼料協会」(東京都)は00〜03年、組み換え大豆やトウモロコシを肉牛、乳牛、豚、ブロイラー、採卵鶏に与える実験をした。牛の胃や血液の異常、乳量や産卵量への影響、肉や乳、卵への組み換え遺伝子の移行などを調べたが、いずれも「異常はなかった」としている。

 さらに組み換え作物は養殖魚のえさにも混じっていることから、昨年、カンパチに組み換え大豆とトウモロコシを8週間与える実験を実施。魚肉に組み換え遺伝子は移行していなかったという。

 ただ、安全性に関する論議が起こり、消費者に不安が生じた場合「早急に公的な検証が必要」との指摘もある。化学物質や組み換え作物などのリスクをどう伝えるかを研究する東京大学非常勤講師の西澤真理子さんは「食品安全委員会が市民と専門家を集めて議論する体制を整えれば、論点がはっきりする」と、同委員会の役割を期待している。

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 常識的に考えて、遺伝子を組み替えた食品を食べたからといってラットが52%も死ぬなどという実験がインチキであるということは分かりそうなものですが。月刊ムーかよとツッコミ待ちなのかとすら思ってしまいます。

 アレを思い出しますね。「買ってはいけない」という本、一時期はやりました。身近にある食品がいかにヤバいかを書いたトンデモ本です。後に「買ってはいけないは買ってはいけない」という本にて反論を食らうことになります。数字のマジックでどうしても科学的に正しいんだと思われがちになってしまいます。そこらへんに注意して、情報を取捨選択しないといけませんね。

 幻影随想さんのサイトによると、「買ってはいけない」の著者(船瀬俊介・三好基晴・山中登志子・渡辺雄二)は未だに環境団体やらで活躍中のようで。人の意見に真摯に耳を傾ける姿勢がないと、とても環境団体なんてやっていけないのになぁなんて思ったりしています。

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2006年09月13日

日本医師会がジェネリックの問題点を厚生労働省に提示

後発医薬品の問題点指摘へ=調査結果踏まえ厚労省に−日医

 日本医師会(日医)は12日、先発品と成分が同じで割安な後発医薬品(ジェネリック)に関する緊急調査の結果を発表した。

 後発品を使用したが効果がないので先発品に戻した事例などが報告されており、日医はこの結果を踏まえ、来月初めにも品質や薬効をめぐる問題点を厚生労働省に伝える方針だ。

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 実際どうなんでしょうね?逆に後発品のほうが効いたなんて話もありますので、おそらくプラセボ的な効果も多いのでは?

 しかしジェネリックに問題点が多いのも事実。安いといってもそれは生物学的同等性試験のような小規模の臨床試験をしているだけだからであって、同じ成分の薬といえども以前と「同じ薬」という保障は全くありません。例えばジェネリックと先発薬の成分が全く同じだったとしても、その薬を覆うコーティングが異なるだけで、体内での吸収は大幅に異なります。

 「安いからジェネリックを選ぶ。それに反対する医者は自分が儲けたいからだ」などと意味の分からない妄言をならべられても、使いたくない医師は大勢いると思います。この問題の根底にあるのは、医療費を削減したいがために安いジェネリックを普及させようとしてる厚生労働省だと思いますが。急発進させすぎてて「信用」を勝ち取るということを蔑ろにしている印象です。

 詳しい「問題点」は下記リンクを参照して下さい。非常によくまとまってますので、一読すればジェネリックの欠点がみえてくると思います。

参考:内科開業医のお勉強日記

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2006年09月11日

違法ドラッグ3CPPとTMA-2を麻薬に、モダフィニルを向精神薬に指定

厚労省、脱法ドラッグ3種を麻薬や向精神薬に指定へ

 厚生労働省は8日、違法ドラッグ(脱法ドラッグ)として使用されている3種類の物質を、新たに麻薬、向精神薬に指定する

 麻薬に指定されるのは、「3CPP」と「TMA―2」で、いずれも幻覚作用と興奮作用がある上、依存性もあることが確認されている。向精神薬に指定されるのは「モダフィニル」で興奮作用がある。

 東京都が行っている違法ドラッグの買い上げ調査では、「3CPP」は2003、04年に8品目、「TMA―2」は04、05年に6品目がアダルトショップなどで販売されているのが見つかっており、都の「薬物の乱用防止に関する条例」の指定薬物とされていた。

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 興味本位で、依存性のあるものに手を出さないほうがいいです。例えそれが自己破壊的な願望だとしても。特に幻覚作用のあるものは、脳の神経接合に異常を来たす恐れもありますので。まあせいぜいアルコール、スポーツぐらいで解消するのが良いでしょう。周囲の友人に薦められたら、やべえ俺の友人頭おかしい。切ったほうがいいわ。と思ったほうが無難です。

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2006年09月06日

インドのジェネリックメーカーが日本に進出

インド後発薬メーカー、日本進出

 インドの後発薬メーカー、ザイダスグループが日本に進出する。日本法人を設立し、2年以内に厚生労働省から製造販売の承認を得る計画。循環器関連などでまず20品程度の製品を発売、2015年までに年間売上高約200億円を目指す。日本の後発薬市場は世界最大手のテバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(イスラエル)など海外企業参入が相次いでおり、今後競争が激化しそうだ。

 ザイダスグループは東京・新宿に100%子会社「ザイダスファーマ」を設立し、4日に営業を始めた。6カ月以内に日本での後発医薬品販売に必要な、血中濃度などを確認する試験を始める。

 ザイダスはインドの製薬会社で売上高五位。日本では得意とする循環器や鎮痛剤を中心に製品を投入する考え。販売は国内の後発薬メーカーなどに委託する考えで、現在、複数の企業と交渉中という。後発薬メーカーに薬の原料も販売する。

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 続々参入状態のジェネリック市場ですが、こんなに乗り出しても儲けが出るほど安定してるんでしょうねぇ。何らかの「旨み」がないと新薬開発が進まない気もします。今のままだと新薬市場は「超ハイリスクハイリターン」ですから。

 「患者のためになるんだから薬が安くて何が悪い」という理屈も分からんではないのですが、そういう理屈を通してしまうと、わざわざバクチである新薬開発に誰も乗り出さなくなってしまいます。それは医療の後退を意味しますが、製薬会社が悪いわけでもありません。より良い薬が作られる可能性を捨ててまで、現行の薬を完全に批判するのは、ちとどうかなと。安いほう安いほうと主張するより、どうすれば新薬開発が進むのかを検討したほうが有意義ですよね。

 …というのも、このジェネリック普及を推し進めているのが、厚生労働省でして。何でかっていうと、勿論、国民医療費を抑制したいからです。でもそれが短絡的な所業であることは、お分かりいただけましたでしょうか?

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2006年09月02日

がん治療に効果があるかもしれないGCS100を20万ドルで売却。

がん治療薬、20万ドルで売却 ?会社倒産で清算へ

 がん治療に効果があるかもしれないと言われる化学成分「GCS100」が、20万ドルで売りに出された。ボストン・グローブによると、GCS100を保有するグリコジェネシス(Glycogenesys)が倒産して清算することになり、売却に出されたものだ。

 GCS100は、これまでにも紆余曲折を経てきた。1999年夏、グリコジェネシス(前社名:セーフサイエンス)の株価は、飛ぶ鳥を落とす勢いにあった。当時「GBC590」と呼ばれていたGCS100が、前途有望と見られていたためだ。会社の資産評価額は、5億ドルにも達した。

 しかし、この成分の権利を誰が持っているのかは、明らかではなかった。当時の最高経営責任者(CEO)、デイビッド・プラット氏は権利を主張していたが、特許申請から9年を経ても、まだ認可が受けられずにいた。同時に、プラット氏が以前に勤務したウェイン州立大学と関係があるデトロイトのがんセンターも、権利があるのではないかと考えていた。

 法的係争に発展した結果、最終的に権利を持つのは会社であるとされ、プラット氏、ウェイン州立大学、そしてデトロイトのがんセンターは、ライセンス権を握ることになった。この過程で、プラット氏は更迭された。

 一時は第1相臨床試験まで行われたGCS100だが、がん治療に対する効果のほどは、今でも不透明だ。そうこうするうちに、グリコジェネシスは回転資金が尽き、事業清算へと至った。

 20万ドルでGCS100を落札しようという人は、すでに現れている。マルボロ・リサーチ&デベロップメントのジョセフ・グリム社長だ。すでに先週、破産裁判所に契約書が提出されたが、グリム氏は、この購入についてコメントを拒否している。裁判所では、数ヵ月以内に売却を承認するかもしれないが、一方で、債権者が反対して他の購入者に渡る可能性もまだ残されている。

 かつて株価高騰を率いた化学成分の成れの果てと言えるのか、まだまだ続く紆余曲折劇の一幕となるのか、今の段階では誰にも分からない。

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 今の製薬業界において、新薬、それもがんの治療薬となると大バクチですからね。もしGCS100で有効な抗がん剤が作れたら、会社は爆発的に成長し、10回ぐらい人生やりなおしても使い切れないほどの利益を得るでしょう。

 しかし、ジェネリックが普及しはじめている今、新薬開発というバクチに「旨み」がなくなりつつあります。新薬のために莫大な金を費やし、得られる利益は減るという現実。各社、次々と新薬開発から撤退していく…

 かと思いきや。ここにきてGCS100を20万ドルで購入しようという猛者が現れた。権利だけで20万ドル。開発に一体何万ドル費やすつもりだ、マルボロ・リサーチ&デベロップメント。だがかっこいいぞマルボロ・リサーチ&デベロップメント。頑張れマルボロ・リサーチ&デベロップメント。

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posted by さじ at 04:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年09月01日

医療機器商社の三笑堂がジェネリック業界へ

後発医薬品販売へ 三笑堂

 医療機器商社の三笑堂(京都市南区)は1日から、病院や調剤薬局向けに安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)の販売を始める。医療機器商社がジェネリック医薬品販売に参入するのは全国初という。

 ジェネリック医薬品は大手医薬品問屋での取扱量が少なく、流通網がまだ整っていないと判断、医療機器販売で病院などと関係が深い同社は販売を始めることにした。胃腸薬や高脂血症薬などあらゆる種類のジェネリック医薬品を取り扱う予定で、09年までに年間売上高50億円を目標としている。

 病院などの納入先とはすでに取引関係があるうえ、評価が定まっている商品で、新薬を売るほどの難しさはないとし、岩本薫社長は「拡大が見込める市場」としている。

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 ジェネリック業界が加熱してきてますね。今後どの程度の割合で落ち着くのかは分かりませんが、患者にとっては選択肢が増えるのは確かに良いことだと思います。三笑堂の場合病院との関連も強そうですし。
posted by さじ at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

徳島名物スダチ、血糖値を抑制する働き。

スダチの搾りかすに血糖値抑制効果、徳島大教授ら発表

 徳島県特産のスダチの皮などの搾りかすに、血糖値の上昇を抑える効果のあることが、徳島大薬学部の高石喜久教授(59)(生薬学)、土屋浩一郎助教授(40)(薬理学)らの研究でわかり、30日発表した。

 クエン酸が豊富な果実は、糖尿病の症状改善にも役立ちそうだ。

 スダチは同県内で、ポン酢などに加工されているが、搾りかすは年間約2000トンにのぼり、産業廃棄物として処分されている。高石教授らは有効利用ができないか、4年前から徳島市農協などと共同研究し、成分を調べるうち、糖尿病に効果がある可能性が分かった。

 血糖値が高い慢性糖尿病のラット15匹を使って実験。搾りかすを粉末にして1年間与えた7匹のうち、6匹はほぼ正常の血糖値で、死んだのは1匹だけ。ところが、与えなかった8匹のうち4匹は死に、残り4匹も症状が改善しなかった。

 粉末に含まれるスダチ特有の「スダチチン」など19種類の有機化合物の中に、血糖値を下げるインシュリンの働きを助けるものがあるとみられ、徳島大は同農協などとその効能についての特許を出願した。高石教授は「人への効果が確かめられると、サプリメントなどの原料として使うことが期待できる」と話す。

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 スダチチンとはこれまた安直なわかりやすいネーミングですね。

 ご当地名産品を食べまくれば健康になれる気がしてきました。徳島名物スダチもその枠に漏れず、インスリンをサポートする物質、スダチチンを発見、研究されております。

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posted by さじ at 21:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年08月27日

びわ茶に血糖値と血圧上昇を抑制する作用

ビワ茶に血糖値抑制効果/鹿大など、動物実験で確認

 ビワの葉を使ったビワ茶の生理機能について研究している鹿児島大学などの合同研究チーム(代表・坂田祐介農学部教授)は、ビワ茶に血糖値増加や血圧上昇を抑える効果があることを動物実験で確認した。神奈川県藤沢市で開かれる日本食品科学工学会で30日、発表する。

 研究グループは、蒸留水で煮出したビワ茶を濃縮、乾燥させて成分を抽出。ビワ茶成分を加えた餌と通常の餌をモデルマウス各6−10匹に与え、血糖値や血圧の違いなどを測定した。

 糖尿病のモデルマウスで血糖値の違いを測定した実験では、ビワ茶成分を混ぜた餌を与えられたマウスは、通常の餌を与えられたマウスに比べ平均血糖値が約19%低く抑えられた

 高血圧のモデルマウスを使った実験では7週間で平均して血圧が約20(単位はミリ水銀柱)低く抑えられたという。

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 もうどのお茶を飲んでも効果があるんじゃないかって気すらしてきますが、今度はびわ茶。しかしこういうのって今までは分かってなかったんですかね。爽健美茶の緑茶ブランドに確かビワの葉は入っていたと思うのですが。

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posted by さじ at 13:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

ネットを通して売られる「偽薬」 、4兆を越す巨大市場に

ネット通販ご用心!偽薬市場4兆6000億円

 処方薬の購入費を節約しようとする消費者が増える一方で、偽薬の流通量が増大している。

 製薬会社ファイザーで偽薬の実態を調査する元連邦捜査局(FBI)職員のジョン・テリオ氏によると、偽薬は主にインターネット販売で出回っており、売れ筋のバイアグラ、リピトール(高脂血症用剤)、ノルバスク(血管拡張剤)の偽薬は作りも売り方も巧妙化している。偽薬による詐欺は世界的に広がっており、これに関連した健康被害の拡大も懸念されるという。

 世界保健機関(WHO)は世界における今年の偽薬の販売高は400億ドル(約4兆6000億円)に達すると予測している。2010年には750億ドル規模になるとした別の調査報告もある。

 ネット販売されている偽薬の大半は本物そっくりだが、テリオ氏は「消費者でも見分けられる場合もあるので、形や色に注意してもらいたい」と語る。パッケージの色や文字が薄い、注意書きが同封されていない、値段が安すぎる場合も同様で「何よりもまず、自分の薬をよく知ること」とアドバイスする。

 カナダのオンライン医薬品販売最大手、オンライン・カナディアン・ファーマシーズのデービッド・マッケイ氏は「販売者の住所が明記されているかどうかを確認してもらいたい。販売許可番号が記されているとなおいい」と話している。

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 よくもまあ、ネット購入なんて恐ろしいことができるもんだなぁと。何で作られているかわからない薬を、循環器系統の疾患持ちが使うなんて。

 病院行って、適切な治療を受けましょう。幸い日本はトップクラスの医療サービスを行っている国ですから、安心して受診できますし。
posted by さじ at 13:29 | Comment(1) | TrackBack(0) | 薬理

2006年08月25日

大腸検査に用いる下剤で腸閉塞や腸管穿孔の副作用

下剤で腸閉塞や穿孔6例/厚労省が禁忌、注意喚起

 大腸検査の前に使用する下剤ピコスルファートナトリウム(成分名)で、因果関係が否定できない副作用として腸閉塞や腸管穿孔が2月までの約3年間で6例報告された。厚生労働省は、腸閉塞やその疑いがある患者らには禁忌とし、24日発行の医薬品・医療機器等安全性情報で注意を呼び掛けた。

 この薬は便秘薬としても使用されている処方薬で、11社が11製品を発売。2005年度は推計で約500万人が使用、このうち約70万人は大腸検査前に使っている。副作用報告の6例はいずれも大腸検査前に投与されたケースで、便秘薬として使用する場合は投与量が約10分の1のため同様の副作用は報告されていない。

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 禁忌情報です。ご注意を。
posted by さじ at 03:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理

2006年08月23日

ガーナ産のカカオから高濃度のクロルピリホスが検出

ガーナ産カカオ豆検査命令

 ガーナ産のカカオ豆から残留基準値を超える農薬が相次いで検出され、厚生労働省は16日、生豆や加工品を輸入した業者に対し、食品衛生法に基づく検査命令を出した。

 同省によると、先月24日、横浜検疫所で有機リン系殺虫剤の「クロルピリホス」(残留基準値0・05ppm)が0・22ppm、今月11日には0・23ppmが検出された。業者は今後、輸入するすべてのカカオ豆について同省の登録検査機関で検査を受け、基準を下回らないと輸入できない。

 チョコレートについては、加工の過程で濃度が薄まっているため、検査対象にはならない

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 最近流行ってますよね、99%カカオのチョコレートとか。アレでも加工の段階でクロルピリホス濃度は薄まっているんでしょうか。なんか裏がありそうな気がします。
posted by さじ at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
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