[がん]の記事一覧

2006年08月05日

より精度の高い乳がん検査法はなんと「血液検査」

新たな血液検査による、乳ガンの早期発見・治療に期待

 乳ガンの検査法として、従来の方法よりも安全で正確という新たな血液検査が考案され、ガンの早期発見・治療に大きく貢献すると共に、乳ガンだけでなく、卵巣ガンや前立腺ガンの検診にも役立つようになると期待されていることが伝えられた。

 乳ガンは最もよく知られた女性のガンで、世界規模では毎年110万人が新たに発症、死亡者数も年間最高40万人に達していると報告され、英国内でも年間4万人以上が乳ガンと診断され、1万2,400人以上が亡くなっているという。

 従来の乳ガン検診法は、マモグラフィー(乳房X線撮影検査)や超音波検査、生体採取などの組み合わせによるものだが、検査のためにX線を浴びることで、家族に乳ガン患者がいる場合の女性ではかえってガンを誘発する確率が50%以上も高くなるほか、繰り返しX線を浴びることになる若い女性では、将来ガンを発症する可能性を高めることになるという弊害が指摘されていた。

 しかし、今回開発された検査では、採取された血液から、血中のタンパク質の微妙な変化を察知。このタンパク質の変化は、免疫機能が体内のガン細胞と戦っている証拠とされ、同検査ではさらにこのガン細胞が悪性か良性かを判断することもでき、その後の効果的な治療法を選択するのにも役立つという。

 科学研究専門誌「the Journal of Proteome Research」に掲載されたところによると、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのジャスミンカ・ゴドヴァック・ジマーマン教授がアメリカの大学や企業と提携して行った研究では、この血液検査が従来の乳ガン検査よりもはるかに精度が高く、被験者にも安心で、コストもそれほどかからないことが証明されたという。

 ただ、、ガン患者の支援団体「Cancer Research UK」ではこの血液検査に関して、本格的導入の前にはさらなる試験結果をみる必要があるとしている。

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 血液をみるだけで分かってしまうとは。簡単な方法なら毎年行えますから、乳がんによる死亡者も劇的に減るでしょう。勿論、早期発見さえできればおっぱいを取ることも少なくなるでしょうし。

関連:医学処 日立メディコ&筑波大学が、超音波を用いた乳がん検査法を開発
   医学処 術前検査でガンと判断したが実際は良性だった裁判で賠償命令
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posted by さじ at 21:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

食物繊維をとらない女性は、大腸がんになりやすい

食物繊維摂取量、少ない女性は大腸がんの「危険」

 米や野菜、納豆などに含まれる食物繊維を食べる量が極端に少ない女性は、大腸がんになりやすい――。厚生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模な疫学調査でこんな結果が分かった。たくさん取っても大腸がんの予防にはつながらないという研究結果が近年相次ぎ、今回も男性では関連が確認されなかったが、「全く無意味」ではなさそうだ。

 岩手や高知、沖縄など10府県の約8万人を6年間追跡調査し、年齢や喫煙などの影響を除いて分析した。138種類の食品について食べる頻度と量を答えてもらい、各人の食物繊維の摂取量を推計した。

 大腸がんになった女性187人を、摂取量で7グループに分けて分析したところ、「最少」(1日平均約6グラム)の人たちが大腸がんになる危険性は、「最多」(同約20グラム)の人たちに比べ2.3倍だった。ほかのグループ間に明確な差は見られず、大部分の人は予防に必要な量は取れているらしいことが分かった。

 同研究班のこれまでの調査では、野菜と果物を食べた量と大腸がんにかかる率に明確な関連はないという結論が出ており、欧米でも食物繊維による大腸がんの予防効果は認められないとする研究が多くを占めている。

 国立がんセンター予防研究部の笹月静・室長は「大腸がん予防の観点からはほどほどに取れば十分だといえるが、(血糖値の変動幅を減らして)糖尿病などの予防に良いという考え方が変わるわけではない」と言っている。

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 ややこしい書き方してますが、要するに「食物繊維を取りまくっても大腸がんの予防にはならないけれど、食物繊維を全然とらないと大腸がんになるよー」ということでしょう。

 ウンコがスムーズに流れないから大腸が傷つくんですかね。
posted by さじ at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年08月02日

禁煙セラピーの開発者、アレン・カー氏が肺癌に

Allen Carr fighting lung cancer

An anti-smoking guru who has helped millions of smokers to kick the habit has been diagnosed with lung cancer, it has been announced.

何百万人もの喫煙家を助けた禁煙の伝道師が肺癌と診断されました。

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 アレン・カーという人は、自身が日に100本も煙草を吸うほどの超ヘビースモーカーでした。そんな彼が煙草を止めたのが23年前。そして「どうすれば禁煙できるのか」を心理的にサポートする禁煙セラピーを開発しました。そもそも禁煙とは意志の問題なので、心理的にサポートすればほとんどの場合においてうまくいくのですが。

 日本でも「禁煙セラピー」が大ブームに。各書店でみかけるようになりました。アレン・カーは30カ国に展開し、数十もの診療所を持つようになりました。

 そんなアレン・カー氏が肺がんに。まあ日に100本も吸っていたために既にタールが蓄積していたと思われます。ですが禁煙が無駄というわけではありません。確実に、寿命を伸ばしてはいます。アレン・カー氏は今回の告白の後で、肺がんの原因は、指導の際の受動喫煙か過去の喫煙かどうか特定できないとしながら「たばこをやめていなければ20年前に死んでいた」と言っています。

 禁煙をすれば、肺がんになる確率は格段に減ります。現在、日本人男性の死亡率で最も高いのは肺癌です。それは胃がんと異なり、肺のガンが治療しにくいという点にあります。ヘビースモーカーになっても禁煙すれば肺がんになる確率は減ります。非常に苦しい思いをするのが嫌なら、禁煙しませんか。

関連:強盗傷害罪の男、服役中の健康診断で肺癌を見落とされる?

2chのスレより抜粋
posted by さじ at 01:54 | Comment(3) | TrackBack(0) | がん

2006年08月01日

DHC社のアロエベラに基準を7倍も上回る発がん物質

清涼飲料水に発がん物質、DHCに回収要請

 厚生労働省は28日、食品添加物の安息香酸(保存料)とアスコルビン酸(酸味料)の二つが含まれている清涼飲料水「アロエベラ」から、世界保健機関(WHO)が定める基準の約7倍の発がん性物質ベンゼンを検出したと発表した。

 同省は27日、アロエベラを販売するディーエイチシー(DHC、東京・港)に分析結果を通知して自主回収を要請した。ベンゼンは染料や合成ゴム、合成洗剤に使われる化学物質で常温時は無色の液体。自動車の排気などで空気中に排出され、主に呼吸で摂取される。同省は「WHOの基準はベンゼンを生涯摂取した時のリスクを表す数値で、清涼飲料水を一定量摂取したとしても、健康への特段の影響はない」としている。

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 例えばアロエベラを一生飲み続ける人の発がんリスクは高くなるけど1回ぐらいなら大丈夫だよということですね。昔「買ってはいけない」というトンデモ本が話題になったことがありますが、どれも「バケツ1杯のワラビを毎食食わないと発がんリスクは上がらない」程度の話で、まったくもって滑稽でした。

 あまり神経質になるのもどうかと思いますというお話。とはいえDHC側にはしっかりしてもらわないと困ります。食品を扱う会社なのですから。
posted by さじ at 15:28 | Comment(3) | TrackBack(0) | がん

2006年07月27日

癌の放射線治療で骨の内部の海綿状組織が失われていく

放射線治療が骨に有害

 癌患者の受ける1回分の治療線量に相当する放射線をマウスに照射すると、骨内部の海綿状組織が39%失われることが、米Clemson大学(サウスカロライナ州)の生物工学者Ted A. Bateman氏らの研究によって判明した。これにより、体重を支える骨内部の結合力が64%低下することになるという。

 今回の結果を直接ヒトに当てはめることはできないが、放射線治療を受ける癌患者や、宇宙飛行士の長時間飛行による放射線曝露に対する懸念を増大させる結果であると研究チームは指摘している。Bateman氏によると、骨の損失量は予想以上で、また予想よりはるかに低い放射線量で骨の損失がみられたという。この知見は医学誌「Journal of Applied Physiology」6月8日号に掲載された。

 今回の研究では、マウスに2グレイ(Gy)の放射線を1回照射(グレイ=単位質量当たりの物質や体が放射線によって吸収したエネルギー量を示す単位)。癌患者が受ける治療線量は1回につき1〜2Gyで、一連の治療で受ける総線量は10〜70Gyになる。照射を受けたマウスでは、外側を緻密な骨皮質に囲まれた海綿骨の損失がみられた。「骨皮質ではなく海綿骨が損傷を受けている点が興味深い」とBateman氏は述べている。海綿骨の損失により、骨の支持力が低下し、骨折しやすくなるという。

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 癌治療は仕方が無いとしても、宇宙のほうは心配です。放射線技師も大丈夫なのでしょうか?
posted by さじ at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年07月26日

妻が末期がんになり治療法がないからと無理心中

末期がん苦に無理心中

 兵庫県宝塚市で、夫婦が自宅で死亡しているのが見つかりました。夫が書いたと見られる遺書が遺されていて、警察は無理心中とみています。

 24日夕方、宝塚市安倉南の住宅で、この家に住む60歳の夫と59歳の妻が死亡しているのを、訪ねてきた夫の姉が見つけました。妻の首には絞められた跡があり、夫は口から血を流し、銃の様な物を手に持って倒れていました

 警察の調べによりますと、夫婦は2人暮らしで、部屋に「妻が病気で治療の手がなくなった」という内容の夫の筆跡の遺書が遺されていました。

 妻は末期がんだったということで、警察は、夫が無理心中を図ったものとみています。

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 末期がんは確かに「治療の方法」はありません。が、その人のQOL(生活の質)を維持することはできます。安らかな現状のまま天寿を全うすることもできるのです。

 キューブラ・ロスは「否認→怒り→取り引き→抑鬱→死の受容」というプロセスを提唱しました。この通りに感情が進んで、末期がんを「受け入れる」ことができるようになると良いのですが。

関連:「がんに効く」不正広告を監視する事業スタート
   日本人は死の準備をさほど重要視しない
posted by さじ at 03:22 | Comment(3) | TrackBack(0) | がん

2006年07月14日

日立メディコ&筑波大学が、超音波を用いた乳がん検査法を開発

日立メディコ、乳がん検査に新技術・超音波使う

 日立メディコは筑波大学と共同で、超音波を使って乳がんを発見する新しい検査技術を開発した。超音波センサーを乳房に軽く押し当てるだけで、組織の硬さを瞬時に数値化し乳がん独特のしこりを精度よく見つけ出せるようにした。乳がんはがんの中で女性がかかる率が最も高いが、「触診」に代わる技術として早期発見につながりそうだ。

 超音波検査では体内に超音波を発信し、反響した成分をもとに臓器や組織の形や動きを画像化する。開発した技術では、センサーにより胸の内部の組織のゆがみを検出して硬さを即時に計算。硬さに応じて違う色で画面に表示するほか、指定した個所の硬さを数値で表示することもできる。

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 更なる早期発見が可能となるかもしれません。「触診」で分からないレベルの乳がんが確実に発見できるようになれば、見逃してリンパ節に転移することもなくなるでしょう。

 ちなみに乳がん検査で最も有名なマンモグラフィーとはレントゲンの一種でして、放射能を用いています(といっても全く影響がない程度のものですが)。一番良いのはマンモグラフィー&超音波検査でしょうね。そしてほとんどの女性がこの検査を定期的に受ければ、乳がんを大丈夫なレベルで切除できると思います。
posted by さじ at 02:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年07月13日

忌野清志郎、喉頭がんが発覚。入院治療へ。

忌野清志郎さん、喉頭ガンで入院

 ロック歌手の忌野清志郎さん(55)が喉頭がんの治療のため入院したと13日、所属事務所が発表した。出演を予定していたライブなどはすべてキャンセルする。

 所属事務所によると、忌野さんは6月末、のどに違和感があり検査を受けたところ、今月7日、喉頭がんと診断され、12日に入院した。

 忌野さんは「何事も人生経験と考え、この新しいブルースを楽しむような気持ちで治療に専念できればと思います」とのコメントを自身の公式ホームページで発表した。

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 ベイベェ〜でおなじみ、清志郎兄さんが喉頭がんに。。頑張って治療して、また歌ってもらいたいものです。

 喉頭がんは、「喉頭のどこに癌ができたのか」が重要となってきます。腫瘍の大きさにもよりますが、声帯にまで侵食していたばあい、部分的、または全体的に切除しなければなりません。

 煙草と飲酒によって喉頭がんの発生率は急増するので、嗜好品のやりすぎには注意しましょう。。。
posted by さじ at 22:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年07月09日

聖路加国際病院で、がん治療に伴う不妊の専門外来を開設

がん治療による不妊 専門外来

 聖路加国際病院生殖医療センター(東京・築地)は、がん治療に伴う不妊対策の専門外来「癌治療者のためのリプロダクション外来」(通称・リプロ外来)を開設した。

 がん治療の柱である手術や放射線、抗がん剤治療は、場合によっては、卵巣や精巣、子宮といった生殖機能に関する臓器に影響を与え、妊娠・出産が出来なくなったり、難しくなったりする可能性がある。

 その場合、精子や卵子の凍結保存、卵巣や精巣を保護した放射線照射などの方法が考えられるが、妊娠への影響や治療の選択についての説明が不十分なケースが少なくないと言われる。

 専門外来は、産婦人科医が担当し、妊娠・出産や、がん治療後の不妊の悩みについて男女を問わず対応する。同センター所長の佐藤孝道さんは、「がん治療の効果を損なわずに、子供が欲しいという望みに応える選択肢を出来る限り示したい」と話している。

 診察や検査は保険診療だが、精子凍結、卵子凍結など特別な治療は自費になる。外来は毎月第4木曜日午後2〜4時で、1人30分を予定。予約が必要で、同病院医療連携室(代表・03・3541・5151から呼び出す)に申し込む。

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 医師は、現段階で出来ることを患者側に提示する義務があると思います。その中で患者が自分で選択できるような医療こそ最高のものである、と。そういう意味で今回の聖路加の外来設立は非常に素晴らしいものだと思います。

関連:医学処 後頚部浮腫像検査はあくまで参考程度に。
posted by さじ at 18:41 | Comment(1) | TrackBack(0) | がん

2006年07月08日

世界3大テノールの1人、パバロッティが膵臓がん

パバロッティさん、膵臓ガンの緊急手術…復帰は来年

 「世界3大テノール」の一人として有名なイタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パバロッティさん(70)が先週、ニューヨークで膵臓ガンの緊急手術を受けたことが、7日明らかになった。

 手術は成功したが、年内は公演活動を休止し、復帰は来年初めになるという。

 パバロッティさんは、2月のトリノ冬季五輪開会式でイタリア歌劇「トゥーランドット」の曲を熱唱したことでも知られる。

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パバロッティ(ルチアーノ):ドミンゴ、カレーラスと並ぶ、言わずと知れた"三大テノール"の一人。イタリアの空を想わせる明るく輝かしい声の持ち主で、また、イタリア人らしい茶目っ気たっぷりのステージサービスでも人気が高い。出演するオペラは確実に満席となり、アリーナ・コンサートでも数万人の聴衆を集めてしまう、まさにオペラ界のスーパースター。

参考:goo 音楽
posted by さじ at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

ノアの小橋建太、手術終了。他臓器への転移は認められず。

小橋選手手術の御報告

■手術日:7月6日(木)

■内 容:体腔鏡による右腎臓摘除

■所 用:5時間30分

■内 容:他の臓器への転移は見られませんでした

手術は無事に終了し、経過も良好であることを併せて御報告いたします。
多くの皆様より励ましのお声を頂戴していることにこの場をお借りして御礼申し上げます。

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ノアの小橋建太、腎腫瘍摘出手術のため欠場。悪性の疑いあり

 えがった〜〜。転移していなかったということで、とりあえず一安心というところでしょう。早く良くなって下さい。
posted by さじ at 03:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年07月06日

強盗傷害罪の男、服役中の健康診断で肺癌を見落とされる?

「刑務所の健診、がん見落とした」受刑者が国を提訴

 服役中の山形刑務所(山形市)で、健康診断にあたった医務官が肺がんを見落としたとして、仙台市太白区の男性(54)が4日、国に約7400万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こした。

 男性は昨年12月、「末期がんで余命半年」と宣告され、刑の執行を停止されている。

 訴えなどによると、男性は強盗傷害罪で懲役4年6月の実刑判決を受け、2003年7月から同刑務所に服役。04年10月、刑務所内の医務課で健康診断を受け、胸部レントゲン検査で左肺に異常陰影が見つかった。翌11月に再検査をしたが、結果について何も告げられず、それ以上の検査や治療は行われなかった。

 男性は昨年7月、右ひざに痛みを訴え、山形大病院などに通院。昨年12月、すねに肺がんが転移した骨腫瘍があると診断された。がんは末期症状で、刑務所外での治療が必要になり、男性は同月、刑の執行を停止された。山形刑務所では「訴状が届いていないのでコメントできない」と話している。

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 影がうつっているだけだ、と判断したのでしょうか。健康診断のレントゲン撮影で異常陰影がうつっても、より精密な検査をしなければがんかどうかを確定するのは難しい気も。精密な検査を行えない場所だったのかもしれません。服役していたから精密な検査ができなかったのか、いや、そもそも服役していなかったら健康診断すら受けていなかったのでは、いやいや、今更そんなことを言っても何にもなりませんが。
posted by さじ at 01:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年07月05日

王貞治監督、胃に悪性の腫瘍。来週摘出手術。

王監督、胃に腫瘍…来週にも摘出手術

 プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督(66)は5日、福岡市中央区のヤフードームで行われた西武ライオンズ戦終了後に記者会見し、胃に悪性腫瘍があることを公表した。

 6日からチームを離れ、都内の病院に入院し、来週にも摘出手術を受ける。王監督は「シーズン途中でチームを離れるのは大変残念。一番好きな野球から離れるのは悔しい。その分、選手、コーチが頑張って秋にはいい報告をしてくれると思う」と語った。

 王監督はホークスの指揮を執る一方、今春には国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」でも監督として日本代表を率いるなど激務がたたり、体調不良を訴えていた。3日、病院で検査を受けた結果、胃の悪性腫瘍と判明した。5日夜は、ヤフードームで行われた西武戦で延長十二回までいつもと変わらぬ様子でチームの指揮を執っていた。

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 悪性腫瘍で確定か…。胃がんでも、取り除ける程度であれば良いのですが。また元気になって野球を引っ張っていってほしいものです。

【王監督緊急会見】

「1週間前から胃の具合が悪くて検査を受けたら、手術をしなければならない腫瘍があると言われた。明日(6日)東京へ行って病院に入院して手術することになるでしょう。こういう形でチームを離れるのは残念だし、悔しい。ファンには申し訳ありませんが、コーチや選手が頑張ってくれると思いますし、必ずや秋には日本一になってくれると思う。私はいつ戻れるか分からない状況なのでこういうことしかいえませんが」
posted by さじ at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年06月29日

ノアの小橋建太、腎腫瘍摘出手術のため欠場。悪性の疑いあり

小橋が腎腫瘍摘出のため次期シリーズ欠場へ

 プロレスリング・ノアの小橋建太が腎腫瘍摘出手術のため、7月1日開幕の次期シリーズを欠場することになった。小橋は今月19日に受けた健康診断で異常が発見され、22日にCTスキャンで検査。24日に結果が出て、27日に三沢光晴社長に報告したという。

 29日、ディファ有明内のノア事務所で会見を行った三沢社長は「右の腎臓に4〜5センチの腫瘍があり、実際に摘出しないと判断できないが、画像からは悪性の疑いがある」と、腫瘍ががんである可能性も明かした。

 まだ病院は決定しておらず、自宅療養中のため、具体的な治療スケジュールは未定だが、三沢社長は「復帰を目指す強い気持ちを信じるしかない」とエールを送った。

■ 小橋建太選手コメント
急な欠場となり、ファンの皆さん、関係各位、そして復帰戦で自分とのタッグを希望してくれた高山選手、またその試合を楽しみにしてくださっていた方々へご迷惑をお掛けすることを大変申し訳なく思います。自分自身にとってもあまりに突然のことで、今の心境を上手く言葉にすることができません。小橋建太を応援してくださるファンの皆さん、本当にすみません。試合には出れませんが、皆さんからのご声援を励みに、治ると信じて病気と戦っていきたいと思います。これからも小橋建太、そしてプロレスリング・ノアへのご声援をお願いいたします。

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 小橋が!悪性でないといいのですが、「腎腫瘍の85%が腎細胞がんである」ということからも、楽観視していられません。

 ちなみに腎細胞癌が3cm以上の場合、内部に出血、壊死、嚢胞性変化、繊維化などを呈しますので、画像で悪性の疑いがあるということは、このような変化が見て取れたのかもしれません。
posted by さじ at 20:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年06月26日

術前検査でガンと判断したが実際は良性だった裁判で賠償命令

乳がん誤診で乳房切除 病院側に賠償命令

 静岡県の三島社会保険病院で乳がんと誤診され、手術で乳房を切除されたとして、50代の女性と夫が病院を運営する全国社会保険協会連合会(東京都港区)と検査した医師に約2750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(藤山雅行裁判長)は23日、検査ミスを認め約1600万円の支払いを命じた。

 藤山裁判長は「医師は採取した細胞の検査で、がんと判断したが、さらに別の検査をするべきだったのに怠った。その結果手術が実施され、女性は乳房を失い、後遺症も出た」と判断。女性の治療費や乳房の再建費用、慰謝料などを損害と認定した。夫への慰謝料請求は退けた。

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 術前の病理所見で「ガンの可能性がある」から「取ったほうが良い」と判断したのでは?結果的に良性だったから良かったものの、もしそこで手術に踏み切らず悪性だったら、命まで危ういわけです。

 術前の検査で分かることなどたかがしれています。他の検査をやってガンかどうかはっきりわかるかというと、わからないのが現状でしょうね。

参考:藤山雅行
posted by さじ at 01:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

日本人は死の準備をさほど重要視しない

死の準備や信仰、重視せず 終末期医療で意識調査

 末期がんなどで死が避けられない状態になった場合、死の準備をしたり信仰を持ったりすることを、日本人は米国人ほど重視しないとの調査結果を、東京大の宮下光令助手(緩和ケア看護学)らが23日までにまとめた。

 宮下助手は「『望ましい死』に文化的な違いがあることが裏付けられた」と分析、神戸市で開催の日本緩和医療学会で24日発表する。

 宮下助手らは2004年、がんで身内を亡くした遺族約500人と、宮城、東京、静岡、広島の住民計約2500人にアンケート。終末期医療で何が必要か57項目から複数回答してもらった。

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 重視しない、ということはどういうことなんでしょう。死を受け入れたくない、ともとれますが。

 死後の世界を容易に想像できるような宗教風土ではないので、日本人は死の受容が円滑に進まないのかもしれません。精神科医であるキューブラ・ロスは「否認、怒り、取り引き、抑鬱、死の受容」のプロセスを辿ることで人間は死を受けいれることができると言いました。日本人の場合その過程を邪魔する何かが存在するのかもしれませんね。生きる望みを持つのは良いのですが…。
posted by さじ at 00:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

2006年06月16日

CRD-BPをうまく押さえ込めば大腸がんの増殖が1/3に

大腸がん増殖の“主犯”発見…金沢大など

 大腸がんの進行に、たんぱく質の一種「CRD―BP」が主導的な役割を果たしていることを、金沢大など日米3大学の研究チームが突き止め、14日発表した。研究チームは、このたんぱく質の働きを抑える新薬や治療法の開発につながる可能性があるとしている。

 研究チームは2000年から共同研究を進め、シャーレを使った大腸がん細胞の培養実験で、「CRD―BP」が、前から大腸がんを進行させると分かっている「β―カテニン」など3種類のたんぱく質を結びつける役割を果たす仕組みを解明した。

 検証のため、遺伝子操作で「CRD―BP」の機能を破壊してみたところ、がん細胞の自然死率は、何も手を加えない場合の約2・5倍となり、増殖は約3分の1に抑えられた。

 さらに、複数の大腸がん患者の病巣と周辺の健康な部位を比較すると、病巣には「CRD―BP」の存在が多数認められ、がん進行への影響が裏付けられたという。

 研究チームの一員である金沢大がん研究所の源利成教授(分子腫瘍学)によると、大腸がん患者のうち約5割は、「CRD―BP」が原因で進行しているとみられ、「特定のたんぱく質に的を絞ったがんの診断法や治療法の開発などが期待できる」と話している。

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 βカテニンなどの各実行犯に指示を送る影のボス的存在、それがCRD-BP。このたんぱく質をいかに除去するのか。

 大腸がんって聞くとマイナーなイメージがあるでしょうけど、日本人全体で増加傾向にあるガンです。21世紀において女性が陥るがん第一位になるのではないか、とも言われています。原因は不明ですが、食生活やホルモンなどに起因するものが多いんでしょうかね。

 何よりも早期発見が大事ですから、検診へいきましょう!特に血便が出た場合は恥ずかしがらずに病院へ。
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2006年06月14日

1日に17本以上ビールを飲めば前立腺がんにならない

ビールに前立腺がん予防効果=ただし1日17本飲むと−米

 米オレゴン州立大学の研究チームは12日までに、ビールの風味や苦味を生み出す原料ホップに含まれる化学物質「キサントフモール」に、前立腺がんの予防効果があるとの研究成果を発表した。

 同チームは約10年前にキサントフモールの研究に先鞭をつけ、健康にもたらす効果を調べてきた。これまでに活性酸素の抑制作用などを確認したが、最近の実験で、前立腺がんにつながる悪性腫瘍の成長を抑える公算が大きいことも分かった。

 ただ、研究チームの1人、エミリー・ホー助教授は「(実験で効果があったのと)同量のキサントフモールを摂取するには、1日17本以上のビールを飲む必要がある」と指摘。アルコール依存症や肝硬変といった副作用を考えると、ビールを通じた摂取は非現実的だが、キサントフモールを抽出した錠剤や効果を強化したビールが開発される可能性はあるという。

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 さすがに毎日17本もビールを呑んでいたら、肝臓がヤラれてしまうこと請け合いです。キサントフモールのサプリメントなどが作られることを願いましょう。
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2006年05月29日

104歳の大腸がん手術が無事成功

104歳に大腸がん手術 徳島、女性が退院

 104歳の女性に徳島市民病院が大腸がんを切り取る手術をし成功、女性は29日、退院した。

 高齢者手術に詳しい兵庫県立淡路病院の栗栖茂地域医療連携部長(消化器外科)は「100歳以上でがん切除手術は珍しい。国内最高齢での成功ではないか」と話している。

 女性は、徳島市の赤井イヨさんで1901年11月生まれ。退院にあたり「これからもおいしいものを食べられると思うとうれしい。皆さんに感謝しています」と笑顔で話した。

 赤井さんは、11日に検査でがんが見つかり入院。病院側は、全身麻酔の手術に耐えられる体力があり、普通の大人と同様の手術が可能と判断。本人の同意を得て、15日にがんを含む大腸の一部約20センチを切り取った。手術は1時間13分で、出血量は30ccだった。

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 スーパーおばあちゃん。これからも笑顔でおいしいもの食べて下さい。
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2006年05月24日

病巣にだけ効く微小カプセル式抗がん剤を大阪府立大学が開発

<抗がん剤>病巣だけ治療 大阪府立大が微小カプセル開発

 がんができた部位を体外から温めることで、病巣だけに抗がん剤を働かせることができる微小カプセルを、大阪府立大の河野健司教授(生体高分子化学)らの研究グループが開発した。抗がん剤が正常な組織も傷つけてしまう副作用を減らすことができるという。24日から名古屋市で開かれる高分子学会で発表する。

 カプセルは直径100ナノメートルで、生体内にもあるリン脂質とコレステロールでできている。温度に反応しやすい高分子を表面に組み込み、40度以上になるとカプセルが壊れるようにした。

 がんができた部位の毛細血管は、正常な部位の血管に比べ、血液中の物質が血管の外に漏れ出しやすい性質がある。このため、体内に入った微小カプセルは、毛細血管から漏れ出てがん細胞の周辺にだけたまる。がんを外から温めてやると、カプセルが壊れて抗がん剤が放出される仕組みだ。

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 これはなかなか実現できそうです。まずガン細胞の性質(血管外に漏れ出る)ことを利用したのがウマイ。これによって微小カプセルはガン細胞周辺に溜まるでしょう。次に、熱で壊せるようにしたのがウマイ。体温で溶けないということは、確実にがん細胞周辺だけを狙って薬を投与することが可能になるということです。
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