子どもの背を伸ばす食事のレシピ考案、神戸の医師 神戸市で開業する子どもの低身長治療の専門医、額田成さん(52)が、身長を伸ばすための「成長食」を考案し、レシピ集にまとめた。日本人の子どもの平均身長はこの20年間、横ばいで、6歳児の身長は、低下傾向に転じた。「親より背が低い」と悩む子も増えている、という。額田さんは「
食事の偏りと睡眠不足が原因」とみて、改善を呼びかけている。
身長を伸ばすのに必要な栄養素はたんぱく質とカルシウム、亜鉛。加工食品に含まれるリン酸塩は、亜鉛やカルシウムを体外に排出する働きがあり、取りすぎると骨の成長にはマイナスだ。また、糖分の取りすぎで血糖値が上がると、成長ホルモンの分泌が阻害される。小学校低学年までの肥満も、思春期以降に背が伸びなくなる要因の一つになる。
文部科学省の学校保健統計によると、07年度の日本人の17歳の平均身長は、男子が170.8センチ、女子が158.0センチ。親の世代にあたる30年前(1977年度)の17歳と比べると男子で1.7センチ、女子で1.4センチ高いが、最近20年間はほぼ横ばい。身長の伸びのピークは男子11歳、女子9歳と、親の世代より1歳ほど「早熟」になり、小児肥満などの影響で、中学以降は伸び悩む子が多い。
額田さんは20年間の臨床経験から、「男子の身長=(父の身長+母の身長+13)÷2」、「女子の身長=(父の身長+母の身長―13)÷2」の公式を立てた。「これより伸ばすには、バランスのとれた献立と十分な睡眠が大切。毎年5ミリ余計に伸ばせば10年で5センチ高くなる。レシピを生活を見直す一助としてほしい」と話している。
「子どもの身長を伸ばす成長食レシピ」はPHP研究所刊。1470円。ぬかたクリニックは078・515・5152(予約制)。
【ヘルシー肉だんごスウェーデン風】(2人分) (1)木綿豆腐半丁は水分をしっかり切り、手で細かくつぶし、片栗粉大さじ1と混ぜ合わせる。
(2)ボウルに鶏ひき肉200グラム、卵1/2個、白ねぎのみじん切り1/4本分、酒大さじ1/2、薄口しょうゆ小さじ1、おろししょうが1かけ、塩・コショウ少々を入れ、粘り気が出るまで混ぜ、(1)を加え、丸めて5分ゆでる。
(3)鍋にオリーブ油小さじ1とみじん切りにしたにんにく1片を入れて火にかけ、スライスしたタマネギ1/2個を加えしんなりするまでいためる。
(4)ホールトマト200グラムをつぶしながら(3)に加え、水1カップ、白ワイン50cc、固形スープ1/2個、ロリエ1枚、砂糖小さじ1/2、塩少々を入れて5分ほど煮る。(2)の肉だんごを加え、弱火で10分煮込む。仕上げに粉チーズ、パセリを加える。
【ママの手作りソーセージ】(4人前、約20個分) (1)豚ひき肉270グラム、鶏むねひき肉90グラム、タマネギみじん切り1/2個分、塩・コショウ少々を混ぜ合わせる。
(2)高野豆腐はおろし金ですり下ろして粉状にし、大さじ2杯を(1)に加える。卵小1個、濃い口しょうゆ、酒、片栗粉各小さじ1、セージ小さじ1/3、ショウガのしぼり汁、ニンニクのすりおろし少々を加えてまぜる。
(3)親指ぐらいの大きさにまとめ、油をひかずにフライパンでよく焼く。
【切り干し大根のオムそば風】(2人分) (1)切り干し大根40グラムはさっと洗って水に5分ほどつけてざるに上げ、水気を切っておく。
(2)豚もも肉100グラムは食べやすい大きさに切り、塩、コショウで下味をつける。
(3)フライパンにサラダ油大さじ1/4をひき、(2)と(1)、切りイカ20グラムをいため、トマトケチャップ大さじ1.5、ウスターソース大さじ1、砂糖少々で味をつける。
(4)卵2個に脱脂粉乳、水各大さじ2を加えて混ぜ、フライパンで薄焼き卵をつくり、(3)を入れて巻く。
(5)ケチャップとウスターソースを混ぜてかけ、青のりやかつおぶしをのせる。
ただ戦前までは欧米に比べて低栄養だっただけで、同じ生物なのですから、現代の栄養で成長すれば親と同じ身長に落ち着くはずです。
親より背が低いのは、栄養面と、成長ホルモン分泌に大きく関与する睡眠時間帯が原因ですかね。
もうこれは何度も言ってると思うんですけど、深夜0時を過ぎたコンビニで5,6歳の子供が走ってる姿をみると、やるせなくなります。真っ当な親であれば8,9時に寝かせるべきです。
何故生活リズムまでも自分に合わせようとするのでしょうか。自分勝手な馬鹿な親だと思います。どうして親としての自覚が芽生えないのか、不思議です。自分もそのように自分勝手な親に育てられたから、分からないんでしょうか。
子供のコンプレックスを払拭するためにも、栄養のある食事を摂らせて、早く寝かせて下さい。
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