毎日排便のない小学生は約4割、親の意識も薄く 放置すると将来の健康に悪影響も…/大塚製薬 大塚製薬は12月1日、「子どもの排便状況と食物繊維の摂取」に関するアンケート調査の結果を発表した。 同調査は松生クリニックの松生恒夫院長監修のもとベネッセコーポレーション「ウィメンズパーク」にて、 6〜12歳までの子どもを持つ女性1,162名を対象に、10月17日〜27日の期間に行われた。
「あなたのお子様は、この一週間に何回、排便がありましたか? 」との問いには、「排便7回」(39.1%)が最も多く、 次いで「排便8回以上」(19.6%)となった。しかし、小学生全体で「排便7回未満」(週6回以下)は41.3%にのぼり、 約4割は毎日排便がないという結果になった。
「あなたは、この一週間のお子様の排便に関して、どのような印象を持たれましたか」との質問には、「順調で ある(問題なし)」が78.8%、「おおいに改善の必要を感じる」はわずか2.8%となり、子どもの排便を楽観視する 傾向が見られた。
自分自身と子どもの食物繊維摂取量については、「親子ともに不足」が最も多く38.2%。「親は足りているが子は 不足」(15.4%)と合わせると、実に半数以上が子ども食物繊維摂取量の不足を感じている。さらに、子どもの排便の回数が「1日1回未満」の親を見ると、62.1%が子どもの食物繊維不足を感じていた。
自身と子どもの健康や生活習慣で、改善したい(感心しない、問題だ)と思っていることを聞くと、トップ3は 「食生活のアンバランスや偏食」「運動不足」「寝不足」。「子供の快便習慣ができていないと思う親は10.2%で、 親が自分の子どもの排便習慣を改善しようという意識は薄い」としている。
同調査に関して松生クリニックの松生恒夫院長は、「小学生の約4割に毎日排便がないというのはとても心配な 結果です」とコメント。「親は子どもの排便状況にもっと気を配り、子どもの便の状態をいつもチェックするように してほしい」と続ける。
人間の腸の弾力のピークは20歳頃で、それまでは機能が発達する状態にあるとのこと。「特に小さな子どもは 腸の力がとても弱い状態にあり、放っておくと排便状況が悪くなるのはある意味当然といえる。私の病院にくる子どもの腹痛の原因1位は便秘で、便秘になると腸内環境も悪化。それが将来の健康に大きなツケを残す ことにもなりかねないので、子どもの頃からの正しい排便習慣がとても大切となる」。
子どもの排便状況改善策としては、「下剤に頼らないこと」と松生院長。その理由として、1つ目は「下剤は特に 子どもの場合排便力そのものを奪う作用がある」と指摘する。そして、2つ目に食物繊維の摂取も挙げる。「私は 便秘の患者さんに食物センイ飲料とオリゴ糖を寒天で固めたものをすすめており、改善に役立つと評判」という。
「正しい排便習慣とバランスのよい食事、運動といったトータルの形で、子どもの腸内環境づくりに取り組んで いただければ」と締めくくっている。
生まれてこのかた、朝出なかったことがないくらいの快便マンなので、便秘の苦しみというのは分からないのですが、小学生で出ないっていうのはどういうことなんでしょうね。
まず言えるのが生活スタイルが不安定で腸がうまく動かないとか?食生活を、しっかりとしたものにして、小学生らしくしっかり寝る。もともと小学生なのですから、運動はするでしょうし、それならうまく出るような気はするんですけどね。最近の小学生はなんかやたら遅くまで起きていて、それを親が寝かさなかったりするので寝不足とかいうニュースもちらほら耳にしますが。便秘だからと安易に便秘薬を与えるのではなく、まずはここからですね。(大人にも言えることですが、腸を動かすには運動すればいいので、安易に便秘薬に頼るより前にまず運動と食習慣改善からやってみたほうがいいと思います)