[小児]の記事一覧

2006年08月23日

新生児には照明の切り替えが大切。常時照明は悪影響を

新生児に常時照明悪影響か マウスの体内時計に乱れ

 常に照明のついた環境でマウスの赤ちゃんを育てると、睡眠と目覚めのリズムを担う脳細胞の時計遺伝子の活動が乱れるとする実験結果を、東北大病院周産母子センターの太田英伸助手(発達生理学)と米バンダービルト大の研究チームが21日付の米小児科専門誌に発表した。

 人間の体内時計の仕組みは基本的にマウスと同じとされ、人間の赤ちゃんについても同様の影響を及ぼす可能性がある。保育器で長い時間を過ごす早産児にとってどのような光環境が成長に良いかとの議論があるが、太田助手は「家庭の照明でも新生児にとって、昼夜に相当する明暗の区別がある方が望ましい」と話している。

 研究チームは、24時間を刻む体内時計の中枢とされる脳の視交叉上核と呼ばれる神経核に着目。生まれたてのマウスを「12時間ごとに明暗を繰り返したグループ」と「常に明かりをつけたグループ」とに分けて3週間育て、時計遺伝子の活動を調べた。

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 ほー。ということは家族も生活リズムを安定しなければなりませんね。それが出来ていない家庭が多すぎるのが問題なのですが(4,5歳児を深夜にコンビニへ連れて行く親もおりますし)。赤ん坊優先で、夜は暗くして寝て下さいね。
posted by さじ at 11:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年08月11日

愛育病院で、新生児を取り出そうとしたら頭蓋骨を骨折してしまい死亡

分娩で頭蓋骨骨折、新生児死亡=愛育病院、医療ミスか−警視庁

 東京都港区の愛育病院(中林正雄院長)で、器具を使って分娩したところ、新生児が頭蓋骨骨折の仮死状態で生まれ、翌日に死亡していたことが8日、分かった。同病院が警察に適切な届け出をしていなかった可能性もあり、警視庁麻布署は医療ミスの疑いもあるとみて、業務上過失致死容疑で病院側から事情を聴いている。

 調べでは、6日午後5時すぎ、病院内で港区の女性(38)が女児の出産を開始。同9時ごろ、出産が長時間になり、母子に負担が掛かると判断した男性医師(31)が、鉗子を使い新生児を挟んで取り出す方法を選択したが、約30分後に頭蓋骨が骨折した状態で生まれ、7日午前9時20分に死亡が確認された。 

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 これも「犯罪」になってしまうのか。
posted by さじ at 02:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年08月02日

母乳で育てた子供のほうが夜尿症にならない

母乳で育つとおねしょが少ない

 母乳には子供の将来の夜尿症を防ぐ効果があることが、全米腎臓財団(NKF)の調査で明らかになった。調査結果は小児科専門誌ピディアトリクス最新号に掲載された。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、ニュージャージー州在住の子供を対象にした同調査では、生後3カ月以上母乳を与えられた子供は、満5歳以降におねしょをする割合が低いという結果が出た。5歳から13歳の夜尿症の子供55人のうち、母乳で育った子供は45.5%だったが、夜尿症のない児童のグループでは、母乳で育った子供は81.2%を占めた。

 ほかの複数の調査からも、1)幼少時にウイルスに感染する率が低くなる、2)成人後の肥満や糖尿病の予防を含む長期的な健康保持に役立つなど、母乳の長所は広く知られている。

 それでも、米国では出産後の退院時に母乳のみを与えられている新生児は半数に満たない。母乳支持派はその一因として、病院や医師が今も人工ミルクの代用を容認しており、母乳で育てる指導をしない点を挙げる。

 母乳を与えることで子供がおねしょをしなくなる時期が早まるわけではないが、今回の夜尿症調査では、おねしょが少ない子供には3カ月以上母乳を与えられて育った子が多かった。また、おねしょの少ない子供は、母乳と人工ミルクの両方を与えられた子よりも母乳だけで育った子に多かった。

 人工ミルク・メーカーは、2002年から母乳に含まれる長鎖脂肪酸を人工ミルクの成分に加えている。それでも人工ミルクには、母乳に含まれる自然の脂肪やタンパク質が含まれていない。

 病院や厚生省疾病予防センター(CDC)の2004年統計によると、出産して退院する時に母親の64.7%が子供に母乳を与えていたが、すでに人工ミルクの併用を始めた母親もいた。退院時に母乳だけ飲ませていた母親は41.7%だった。

 米小児科学会(AAP)は、乳児の免疫力を高め、感染症を防ぐためにも生後半年は母乳で育てるよう推奨している。

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 母乳の中に含まれている免疫グロブリンは子供を外敵から守ってくれますし、栄養素などは成長に不可欠なものです。母乳そのものだけではなく、母乳を与えるプロセスが母子に重要であることもわかってきていますので、最近母乳を見直す運動がさかんです。

 よく考えると私も夜尿症の気があったのですが、母乳よりミルクのほうが多かったと親が言っていました。

 できるだけ、母乳で育てましょう。
posted by さじ at 02:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年08月01日

重い病気をもった赤ん坊の延命治療中止問題

赤ちゃん延命中止

 大阪市東淀川区の「淀川キリスト教病院」(石田武院長)が昨年までの7年間で、重い病気で死が避けられないと判断した赤ちゃん8人について、両親の希望を受けて延命治療を中止していたことが29日、分かった。同病院は、親が赤ちゃんを抱っこするなど「最後に親子一緒に過ごせる時間をつくってあげたい」としている。

 法的に問題ないが、本人の意思確認ができない赤ちゃんの終末期医療をめぐって今後論議が深まりそうだ。

 同病院は平成10年10月、無脳症などの致死的障害や末期の脳室内出血などを検討対象とする赤ちゃんの終末期医療に関する指針を作成。11年から昨年までに指針に基づき対応したケースを集計したところ、死亡した赤ちゃん約70人のうち、人工呼吸器も含めすべての延命治療を中止したのは8人だった。

 いずれも新生児集中治療室で積極的治療を受けたが、複数の医師が回復不可能と判断。余命が「数十分から1、2時間」とみられる時点で両親の希望を受け、治療を中止した。

 治療中止に至る両親との話し合いには、看護師やソーシャルワーカーなども立ち会い、医療チームを組織して何度も議論を重ねる場合もあったという。また、苦痛の除去など一部を除いて新たな治療を差し控え、家族との時間を尊重する「緩和的医療」の対象となった赤ちゃんが57人いた。

 同病院は「親に子供の死を受け入れてもらえる時間をつくってあげたいという『看取りの医療』を実践してきた。『別れの儀式』という意味合いもある」としている。

 同病院は昭和30年に診療所として開設。宗教法人「在日本南プレスビテリアンミッション」が運営する。末期がん患者の終末期ケアを行うホスピスを国内で先駆的に導入した病院として知られる。

 ■賛否両論

 淀川キリスト教病院の赤ちゃんへの延命治療中止は、厚生労働省のガイドラインにのっとった手続きで、法的に問題はない

 だが、新生児の終末医療については論議がまだ十分ではないのも事実。親が子に代わって意思決定することは、一歩間違えば「生命の切り捨て」につながりかねず、識者から賛否両論が出ている。

 医療技術の進歩で、かつては救えなかった超低体重児も救命できるようになった一方、死が避けられない赤ちゃんにどこまで治療を続けるかの問題がクローズアップされてきた。

 新生児集中治療室での積極的な治療が赤ちゃんに苦痛を与える場合もあり、延命より苦痛の除去を重視する緩和ケアが、日本でも広がりつつある。
 一方で、日本小児科学会倫理委員長の谷澤隆邦兵庫医大教授は「成人では回復が見込めない症状でも、新生児なら回復の可能性がある。判断は極めて難しい」と指摘する。

 「障害者を普通学校へ」運動などを展開している作家で小児科医、毛利子(たね)来(き)さんはこう提言する。「どんな重度の障害を持って生まれても、その子は懸命に生きようとしている。今後このような風潮が強まれば、障害者を社会から排除する思想にもつながりかねない。医療現場はもっと、延命治療について真剣に悩むべきだと思う」

 親の立場もさまざまだ。先天性水頭症の患者団体「日本水頭症協会」代表の山下泰司さん(41)は「私は重症新生児への延命治療拒否は絶対ノー。生まれてくる子の命を奪う権利は、親といえどもない」。

 その一方で、「ただ、親にもさまざまな考えがあるだろうし、最終的には個々の判断だ。同じ立場の親たちには『一緒に頑張ろうよ』と伝えたいが…」と複雑な胸の内を明かす。

 谷澤教授は「今回のケースは病院関係者や両親が十分に話し合った上での決断のはず。それがよかったかどうかは、関係者の哲学の問題だ」と話している。

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 非常に難しい問題です。どれが正解というわけでもないのでしょう。どちらに寄り過ぎても悲しむ人が増えるのが現実だと思います。個人的には延命治療を認めない場合、その親の苦労、失望感は計り知れないと思います。「強い親」で「子供の命を軽んじるべきではない」と強く唱える人は延命治療を行えば良いと思いますが、人はそこまで強くない。

関連:医学処 専門病院間で30%も違う、未熟児の死亡率
posted by さじ at 03:37 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小児

2006年07月26日

朝食、運動、睡眠と「学力」は関係している。

生活習慣 学力に差

 「朝食を必ずとる」「毎日運動をする」など生活習慣が身に付いた子どもほど学力も高い傾向があることが、小・中学校の児童・生徒を対象にした県教育局の生活習慣調査で分かった。

 調査は今年一月中旬、さいたま市を除く県内の全公立小中学校の小学五年生五万五千九百五十六人と、中学二年生四万九千六百十三人を対象に実施した。学科別のペーパーテストの平均正答率は小学五年生75・0%、中学二年生66・0%だった。

 正答率と生活習慣の関連では、「朝食を必ずとる」と答えた子どもの正答率(小五76・6%、中二68・8%)が一番高く、朝食の頻度が減るごとに正答率が低下。「ほとんど取らない」と答えた子どもの正答率は小五62・0%、中二53・6%だった。

 睡眠時間では、小五で八−九時間の子どもの正答率が77・1%で最も高く、六時間より少ない場合は63・0%で最低。中二では、六−七時間の67・6%が最高正答率で、十時間以上の睡眠時間では50・7%で最も低かった

 外遊びや運動の時間では、「ほとんど毎日する」が小五75・6%、中二67・6%で一番高かった。小五では、運動の頻度が減るごとに正答率が減少した。中二では「しない」とした子どもの67・6%が二番目に高かった。県義務教育指導課は「中二でも運動部の部活動に熱心に取り組む生徒の学力が高い傾向が出ている」と説明。島村和男教育長は「朝食の摂取や適切な睡眠時間など生活習慣が身に付いている子どもは学習もきっちりできることが分かった」としている。

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 食事に関しては当然の結果となりました。そもそも朝食をとらない小学生なんていてはいけないはずなのです。が、存在するという。まあ大半は親に原因があるのでしょうが、子供をしっかり起こさないほどズボラなのか、もしくは食に関して無関心なのか、または親が忙しくて食事を摂らせる暇がないのかもしれません。どれも、親の怠慢によって起こるもので、親自身がそういった家庭で育ったからある意味仕方のないことだと思います。親の人としての総合レベルの問題です。

 しっかり部活動をやりつつ勉強している人は頭が良くなりますね。効率の問題ですから。勉強するから部活動する時間がないという人、ありゃ受験勉強の出来る人にしかなれません。

関連:医学処 朝食を抜き続けて起こる、将来の障害
   医学処 食事の大切さを知らないバカ親のせいで子供がどんどん偏っていく
posted by さじ at 04:13 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小児

2006年07月15日

アメリカの新生児の8人に1人は早産で生まれる

未熟児:米国で増加 全新生児の8人に1人に

 米国で早産(妊娠37週未満)が過去25年間に3割増え、全新生児の8人に1人に達したとの報告書を米医学研究所が13日発表した。未熟児治療などによる社会的コストは05年で260億ドル(約3兆円)を超えた。同研究所は発生原因のより詳細な研究が必要だと指摘、早産率が高い多胎妊娠の比率を減らすため、不妊治療で移植する受精卵の数を1個に近づけたり排卵誘発剤の使用を抑制するなど医学界が内部指針を強化するよう勧告している。

 報告書によると、04年の全出産数に対する早産の比率は12.5%で、81年の9.4%より30%増えた。未熟児治療や新生児の発達の遅れへの対応、生産性の減少などによるコストは、早産児1人あたり約5万1600ドル(約600万円)だった。

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 医学の進歩により、今までは「流産」定義だったものが「早産」へと変わりました。つまり妊娠週数が昔より短くて出産しても、生きることができるようになった、ということです。

 それにしても8人に1人というのはやはり凄い数字ですね。

関連:臨床心理士が極低出生体重児の母親をサポートする
posted by さじ at 01:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年07月09日

専門病院間で30%も違う、未熟児の死亡率

未熟児:死亡率に差…専門病院間で0〜30% 厚労省調査

 出生体重が1500グラム以下の未熟児「極低出生体重児」の死亡率に、専門病院の間で、0〜30%まで差があることが、厚生労働省研究班(分担研究者・楠田聡東京女子医大教授)の調査で分かった。平均死亡率は11%で欧米より低かったが、脳の出血や肺障害を起こす率も差が大きく、病院による治療法の違いで差が出た可能性がある。班は死亡率の低い病院の治療を普及させて、全国的な死亡率低下を目指す。

 研究班は、03年当時に国と都道府県から「総合周産期母子医療センター」の指定を受けていた42施設を調査。03年に治療した極低出生体重児について、治療法など80項目を聞いた。37施設から、同年生まれの極低出生体重児の約26%にあたる、2145人分のデータが集まった。うち1913人が退院し232人(11%)が死亡していた。

 各施設の死亡率を算出し、出生体重が低いと死亡しやすいことを考慮して修正すると、修正後の死亡率は0〜30%までばらついた。楠田教授によると、死亡率0は、治療した人数が少ない施設での偶然とみられるが、患者数が多くても、死亡率が高い施設があった。

 肺が硬くなり、退院後も酸素投与が必要となりかねない病気「慢性肺障害」に陥る子の率は施設により0〜75%、脳性まひなどにつながる「脳室内出血」を起こす率も0〜50%と異なった。

 楠田教授は「専門施設間で、死亡率などがこれほど違うとは驚いた。各施設は国などから補助金を受けており、治療成績を示して向上させるのが義務だ。04、05年のデータも調べ、治療法の標準を作りたい」と話している。

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 平均死亡率が欧米より低いのは誇るべきことですが、国内に住む我々としては「病院によって死亡率に大きな差がある」のは大問題です。入院する病院によってバラツキが出てしまうという不安は早急になくなるべきで、死亡率の低い病院から学ばなければいけません。そういった意味での情報開示に今後期待します。

関連:医学処 臨床心理士が極低出生体重児の母親をサポートする
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2006年07月06日

全身に菌がまわってショック死した女児は、頭部に熱湯をかけられていた

2歳女児不審死:頭部に熱湯…両親に逮捕状請求 滋賀

 5日午前7時20分ごろ、滋賀県高島市の病院から「両親に連れて来られた女児が心肺停止状態になっている」と県警高島署に通報があった。女児は同市に住む航空自衛隊空士長(24)の二女(2)で、頭に化膿したやけどの跡があり、間もなく敗血症で死亡した。同署は両親の虐待があったとみて、傷害致死容疑で2人の逮捕状を請求する。

 調べでは、女児はこの日朝、「様子がおかしい」と空士長と妻(25)が病院に連れて来た。両親は調べに対し、6月中旬ごろから頭部に熱湯をかけたり、殴るなどの虐待を繰り返したことを認めているという。

 空士長には女2人、男1人の3人の子がおり、うち女児2人は母親の連れ子だという。他の2人に対する虐待の有無についても調べている。

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 こりゃもう一人の女の子にも虐待してるでしょうねぇ。どうして連れ子を愛せないのか。。。

 怒りを通り越して冷静に参照すると、「敗血症」というのは全身に菌がまわった状態でしたね。虐待でそこまでなるということは…。全く腹立たしい限りです。

関連:医学処 胃がん手術のミスで敗血症に。遺族全面勝訴
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2006年06月30日

ベビーフードを使用すると子供の食事に異常が出てくる

ベビーフード使用 母親4人に3人 子供の食に悩み多く

 4人に3人の母親が離乳食に市販のベビーフードを使用し、ほとんど使用しない母親に比べて「遊び食い」や「偏食」など子供の食事に関する悩みを多く抱えていることが29日、厚生労働省の乳幼児栄養調査で分かった。厚労省は「ベビーフードの使用は問題ないが、食べ物を見る、触る、味わう体験が進むような支援が必要」としている。

 調査は乳幼児の栄養方法や食事の実態を把握するために10年ごとに実施し、今年で3回目。無作為に選んだ4歳未満(平成17年5月31日現在)の子供2722人を対象に母親から回答を得た。

 ベビーフードを「よく使用した」と回答した人は10年前の2倍以上の28・0%。「時々使用した」(47・8%)を合わせると75・8%にのぼった。「ほとんど使用しなかった」人は24・2%で、20年前の調査(51・8%)から半減した。「よく使用した」と答えた人のうち33・6%が「作るのが面倒」と答えた。

 ベビーフードを「よく使用した」人に子供の食事について困っていることを尋ねたところ、食事中に集中できない「遊び食い」(52・0%)、「偏食」(40・5%)、食べ方にむらがある「むら食い」(34・4%)が上位を占め、いずれもベビーフードをほとんど使用しなかった人よりも10ポイント以上高かった。

 今回、初めて1〜3歳児の朝食習慣について調査したところ、食べない日がある欠食傾向の子供が9・4%で、ほとんど食べない子供も2・0%いた。

 母親が毎日朝食を食べている場合、欠食傾向の子供の割合は6・0%にとどまっているが、母親がほとんど食べない場合は29・8%に跳ね上がった。

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 人間の成長にとって、食事というものには非常に多くの要因が存在します。この時期にうまく食事を与えられないと、子供は後々に何らかの障害(?)が生じてくる恐れもあります。

 例えば記事の最後の欠食傾向について。子供というものは、親の食べる姿を見ると、それまでやっていたことを放棄して近づいてきます。ボクも一緒のものを食べたい!と思うのかもしれません。つまり親が毎日食事をしっかり摂るような「健康的な生活」をしていないと、子供のリズムも「健康的
」にはならない、ということです。

 他にも、おしゃぶりは使用しないほうが良いとか、様々なことが分かりつつありますので、今後お子さんを育てる方はそういった情報収集を行ってみると良いかもしれません。基本は、親の背中を見て育つ。親がしっかりしていれば子供もしっかりするものですが、親が強迫的になっては子供も同じようになってしまうことに注意です。
posted by さじ at 06:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

中学・高校生の入睡障害率は成人を超える

<中高校生>不眠4人に1人、成人を上回る 10万人調査

 中学・高校生の4人に1人が不眠を訴えていることが、日本大医学部の兼板佳孝助手(公衆衛生学)らの研究で分かった。10万人規模の調査で思春期の子どもの不眠の実態が明らかになるのは初めてで、不眠の割合は大人を上回った。大津市で開催中の日本睡眠学会学術集会で30日発表する。

 研究は、厚生労働省の研究班(主任研究者、林謙治・国立保健医療科学院次長)の調査の一環。04年12月〜05年1月に、全国の中学131校、高校109校を無作為に抽出し、在校生に最近1カ月の睡眠状況や生活習慣、精神的健康度を質問した。回収数は約10万人(回収率64.8%)。

 不眠としたのは(1)なかなか寝付けない「入眠障害」(2)夜中に目が覚める「夜間覚醒」(3)朝早く目覚めて再び眠るのが難しい「早朝覚醒」――の3項目のうち一つ以上が当てはまった場合。その結果、不眠の割合は23.5%で、成人3030人を対象にした調査(1997年)の21.4%を上回った。 

 入眠障害は14.8%で、成人の8.3%より6.5ポイントも高い。逆に、夜間覚醒は11.3%(成人15%)、早朝覚醒は5.5%(同8%)で、成人より低かった。

 不眠が多いのは「男子」「精神的健康度が低い」「朝食を食べない」「飲酒習慣あり」「喫煙習慣あり」「部活動に不参加」「大学進学希望なし」――などと答えた生徒だった。

 教育評論家の尾木直樹・法政大教授の話

 悩んで寝付けないのは思春期にはあることだが、あまりに不眠の割合が高く、大変な事態だ。日本の中高生は、携帯電話のメールの普及で、友人づきあいがバーチャル化している。それが、大人が思っている以上のストレスになっているのではないか。

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 友人づきあいがバーチャル化する、またはインターネットのバーチャル化した人付き合いによって、いつでもどこでも常に誰かといる状態があまりよろしくないのではないかと思われます。「孤独」を感じることがない点とか。

 入眠障害が一番多いということで、これはなんとなく分かる気がする、というかただ夜型なだけなのでは。この研究の不眠の定義の場合、睡眠時間はあまり考慮されていないようです。思春期の年代にとって夜寝ずに何かしているのはある種当然のような気もします。

 とはいえ健康であるとは言いがたい。成長ホルモンは夜10時〜深夜2時までに寝ないと分泌されないと言われています。このニュースで面白いのは夜型リスクファクターが発表されていることです。「男子」「精神的健康度が低い」「朝食を食べない」「飲酒習慣あり」「喫煙習慣あり」「部活動に不参加」「大学進学希望なし」と、見ただけでダメであることが容易に想像つくようなものがズラリ。自己管理や向上心の少ない人が夜型になっているということでしょうか。
posted by さじ at 06:39 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小児

2006年06月29日

厚生労働省曰く、小児科医は数よりも質である

休日夜間診療整備を優先=小児科医、数より質−厚労省

 医師偏在による小児科医不足問題を解消するために、厚生労働省は28日、数を増やすよりも、休日・夜間の救急医療体制の整備を優先させるべきだとする報告書案をまとめ、同省の検討会に提案した。 

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 質を向上させるには小児科医の数を増やすことだと思いますが。

 休日・夜間の医療体制を優先するということはそちらにマンパワーを割くということであって、どうしようもなくなるような気がするのですが。
posted by さじ at 04:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 小児

2006年06月27日

睡眠不足の3歳児は中学生までにデブ化する

睡眠不足の3歳児、中1までに肥満のリスク大 富山大

 睡眠時間が短い幼児は、肥満の中学生となるリスクが高いことが、富山大グループの研究で分かった。睡眠時間が9時間未満の3歳児は、11時間以上の3歳児に比べ、中学1年生までに肥満になるリスクが1.59倍になるという。29日から大津市で始まる日本睡眠学会で発表する。

 89年度に富山県内で生まれ、3歳健診時に調査した約1万人の子どもたちのうち、3歳児の段階ですでに肥満だった幼児を除き、継続調査できた5520人を対象にアンケート。同大大学院の関根道和・助教授(公衆衛生学)らが分析した。

 その結果、睡眠時間が10時間台と11時間以上の3歳児はいずれも中1までに約12%が肥満になったが、9時間台では15%、9時間未満では20%になった。11時間以上の3歳児に比べ、肥満リスクは9時間台で1.24倍、9時間未満で1.59倍に上昇した。

 睡眠時間が短いことで、脂肪を分解する成長ホルモンの量が減ったり、交感神経の活動がおさまりにくくなり血糖値があがったりしている可能性があるという。

 関根さんは「他の調査などから幼児の睡眠環境は家庭の影響が強く、睡眠習慣も長期間変わらない傾向があることが分かっている。小児肥満や生活習慣病を防ぐために家族や地域が協力することが大事だ」と言う。

 筑波大基礎医学系の桜井武・助教授(分子神経生物学)は「成人でも睡眠が短いと肥満になりやすいというデータがある。幼児期での睡眠不足は、内分泌を制御する脳にも悪影響を与えている可能性があるのでは」と話している。

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 コンビニとかに、深夜、小さい子供をつれてくるバカ親いるじゃないですか。ホント、アレは一体どういう思考回路してるんだろうと思わずにはいられないんですが。成長ホルモン(GH)は夜10時から深夜2時の間に寝ないと出ないと言われています。そのため夜9時前に寝るのが望ましい。3歳児だったらアタリマエのことだと思います、が、両親の都合などもあるでしょう。ですが子供は「モノ」ではありませんので、ちゃんと育ててください。

関連:食事の大切さを知らないバカ親のせいで子供がどんどん偏っていく
posted by さじ at 20:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

重い病気と戦う子供と家族を支援するマクドナルドハウス、自治医科大学に

入院小児患者の家族を支援 自治医大子どもセンターに宿泊施設

 重い病気で入院する子どもと家族を支援する宿泊施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」が九月、下野市の自治医大とちぎ子ども医療センターの開設に合わせ、隣接地にオープンする。ハウスは県内初で、国内では五カ所目。一泊につき一人千円で泊まれ、遠方から付き添う家族の心身的、経済的負担が軽くなるほか、子どもも家族といられることで安心するという。多くのボランティアによる運営を計画しており、オープンに向けボランティアを募集している。

 ハウスは同大二号館の三階のワンフロアを使い、ツインルーム七部屋のほか、共有スペースとしてキッチンやリビングルームなどを備える。

 ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドが出資する財団が設置を進めており、今回は同大がセンターの付属施設として整備後、財団が運営に当たる。国内ではまだなじみが薄いが、米国を中心に二十八カ国、二百五十カ所以上の病院に設置されている。

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 こういう施設ができることで子供と家族が一緒にいられるのは良いことです、が、日本では成功するのかなぁ、果たして。アメリカではかなり広まっているようですけれど、それはアメリカ人が病院ボランティアというものを積極的に行うから、ですよね。日本でも私立の大学病院などでボランティアを見かけますが、まだまだ少ないのが現状。こういった施設を運営するにあたっては更に多くのボランティアが必要となってくるでしょう。

 興味のある方は、病院に問い合わせてみてはいかがでしょう。結構張り紙してありますよ。
posted by さじ at 20:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

ユニクロの乳幼児用ズボン ホルムアルデヒド過剰で自主回収

ユニクロ、乳幼児用ズボン自主回収へ…化学物質検出で

 ユニクロは26日、今年3月6日から今月20日まで発売した乳幼児用ズボンの一部から、皮膚障害などを起こす可能性がある化学物質が検出されたため、自主回収すると発表した。

 回収するのは、「BIストレッチカットパンツ」(790円)のカモフラ(迷彩色)柄で、これまでに1万5000点販売された。

 さいたま市保健所の商品検査で、しっしんやかぶれを起こす可能性がある遊離ホルムアルデヒドが、国の基準を上回って検出された。

 健康被害などは報告されていないという。

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 赤ちゃんにはより良いものを使ってもらいたいものです。
posted by さじ at 01:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年06月25日

BCG生ワクチンとポリオ生ワクチンの間には4週間以上あけなければいけない

生ワクチン過誤投与/西之表市 ポリオ予防、乳児5人に一定期間空けず

 西之表市が5月、BCGの生ワクチン接種後2週間しか経過していない乳児5人に、ポリオ予防の生ワクチンを投与していたことが23日分かった。厚生労働省は生ワクチンの投与は4週間以上間隔を空けるよう指導している。市は接種履歴の見落としによる過誤投与を認め、保護者に謝罪した。経過観察を続けており、健康被害は確認されていないという。

 市健康保険課によると、市保健センターで5月25日、小児まひを起こすポリオ予防の経口生ワクチンを3カ月児5人に投与。保護者らは母子手帳、予診票を持参、いずれにも同11日に結核予防のBCG接種の記載があったが、受付の保健師や問診の医師、看護師らが見逃したらしい。

 26日、予防接種台帳の確認作業で過誤投与が発覚し、市は保護者や保健所に連絡。以降毎日経過観察をしている。生ワクチンの接種、投与は、厚労省の予防接種実施要領により、安全性の観点から4週間以上間隔を置くことになっている。期間が短いと互いに作用し合い、けいれんやひきつけなどを起こす恐れがあるという。

 市は予防接種のスケジュール見直しや受付、問診でのチェック態勢を強化する。神崎辰秀課長は「あってはならないことで保護者らに不安を与え申し訳ない。健康観察など責任を持って対応していく」と話した。

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 死や後遺症などは起こらないとは思いますが、完全に医療ミスですね。あってはならないことです。お母さん方も、こういうことがないように注意しておいて下さい。
posted by さじ at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年06月11日

体外受精から20年、偏見を乗り越えた子供たちの交流会

体外受精の子どもら交流会 米で、偏見乗り越え20年

 米国で約20年前に体外受精により生まれた世代と、最近の新生児らによる交流会が10日、米カリフォルニア州北部サンラモンで開かれ、出席者らは、生命誕生に人為介入することへの疑問や偏見を乗り越え、不妊治療として定着した体外受精の成果を確かめ合った。

 交流会には、体外受精で生まれた約200人と保護者ら計500人が集合。主催した不妊治療クリニックのドナルド・ギャレン医師(63)は「約20年前に生まれた子供たちが立派に成長し、自分よりも背が高くなっている。大変素晴らしいことだ」とあいさつした。

 最年長のブライアン・ストリックランドさん(21)は「新聞やテレビに取り上げられたので、小さいころから自分が体外受精だったことは知っていた。友達は逆に『かっこいい』と言ってくれた」と話した。

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 周囲がポジティブに捉えてくれると本人も非常に楽なのですが、これはアメリカの風土だからこそできることなんでしょうかね。日本でも偏見を持たずに接していきたいものです。何らかわらない、命なのですから。
posted by さじ at 21:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年06月10日

長期入院の子供のための学び舎、「院内学級」

スムーズに復学支援 院内学級、周知を強化へ

 病気やけがで長期入院が必要な子どものために、設置されている「病院内学級」。県内では、県立森川養護学校(森屋耕一校長)が県立や民間の8病院で開校し、普通科目に加え、心理的な安定や健康回復を狙った自立活動も取り入れてスムーズな復学を後押ししている。一方で、院内学級の存在を知らずに“学習空白”が生じているケースも。同校では今後、約1500部のリーフレットを作成して各市町村の校長会などで配布し、院内学級の周知に力を入れることにしている。

 森川養護学校は県内唯一の病弱養護学校。宜野湾市の独立行政法人国立病院機構沖縄病院に併設されており、院内学級は1979年度から順次、8病院で開校してきた。

 学習時間はどの病院も、週に18時間程度。普通科目では前籍校での進捗(しんちょく)状況に応じた指導を行っている。県立南部医療センター・こども医療センター(安次嶺馨院長)の小学生担任の新里香教諭は「子どもたちは病気になった時のショックも大きい。復学する時も、勉強についていけるか、友達に受け入れられるか、いろいろな不安を抱えている」と説明。そのため、院内学級では健康回復などの手指訓練や、周囲とのコミュニケーションを交えた自立活動にも力を入れている。

 院内学級は27年の歴史があるものの、存在が広く知られていないのも事実。設置されている病院に入院している子どもでも、保護者が院内学級で授業を受けるための手続きを知らず、授業を受けていないケースもあったという。

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 ふむー。確かにあまりメジャーではありませんね。もっと広く知れ渡れば、院内学級のためのボランティアなども増えそうですが。日本とアメリカの大きな差は、ボランティアの数が少なすぎるということです。お互い助け合うぐらいの概念が根底になければ到底増えることはないのですが、寂しいところですね。
posted by さじ at 12:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年06月05日

3本とも「正常」で、医師が対応に困る

左腕「2本」の赤ちゃん、ともに正常で医師が切断に迷う

 中国で腕を3本持つ赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんは現在、生後2カ月で、上海小児病院の医師が2本ある左手の1本を切断する手術を検討中だが、2本とも機能に問題はなく、どちらを切断するか、判断に迷っている状態だという。

 医師らによると、赤ちゃんの左手2本のうち、どちらがより発達しているか、検査結果からははっきりとわからなかった。まだ生後2カ月のため、より詳しい検査は難しいという。

 腕や足を3本の状態で生まれてくる赤ちゃんは前例があるが、一般的にはいずれも3本目が発達しておらず、手術するのに問題がないことが多い。しかし、この赤ちゃんの左手2本は、いずれも機能的に問題がないため、医師は「非常にまれなケースだ」と話している。

 赤ちゃんは腕が3本あるほか、腎臓が1つしかなく、背骨が曲がった状態だという。

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 機能的に問題がないってのが凄いですね。このまま成長することも可能なのかもしれませんが、本人にとってはどういう神経伝達になるのか、不思議なところです。
posted by さじ at 04:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

ヒルシュスプルング病で臓器移植のための募金を呼びかける。

小児移植:「山下みらいちゃんをすくう会」が募金呼びかけ

 腸の神経がない病気で、臓器移植しなければ助かる見込みがないと診断された愛知県春日井市の山下努さん(41)、メリーザさん(26)の長女みらいちゃん(3カ月)の海外での移植手術を支援するため、「山下みらいちゃんをすくう会」(住友隆介会長)が1日、厚生労働省で会見し、募金を呼びかけた。手術費・滞在治療費など計1億2500万円が必要としている。

 みらいちゃんは小腸や大腸などに神経がなく排便できない「全結腸型ヒルシュスプルング」と診断された。日本では15歳未満の臓器提供が禁じられているため、両親は渡米を決断した。受け入れ先は米フロリダ州のマイアミ大ジャクソン記念病院。みらいちゃんとほぼ同じ病気の末、先月に敗血症で亡くなった神達彩花ちゃん(当時1歳4カ月)の手術も担当した。5月15日の会発足から始めた募金は現在、約2900万円。遅くとも7月までには渡米したいとしている。

 両親は会見で「今はだっこしてあげることもできない。時間がない。力を貸して下さい」と訴えた。募金の振込先は00840−1−204714(郵便振替)。問い合わせは0568・92・2266(同会事務局)

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関連:全腸管壁内神経細胞未熟症で五臓器移植を受けた彩花ちゃん1歳、永眠。

 彩花ちゃんと同じヒルシュスプルング病。そして同じ病院。

 「1億2500万円集まれば助かる命」とみますか?日本でもっと臓器移植に関する議論が進んでいればわざわざこんな大金を集めなくても助かる命なのに。何故毎回募金に力を注ぐのか。この現状を見て政治家や官僚はなんとも思わないのか。もっと考えろ日本。
posted by さじ at 03:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児

2006年06月01日

おしゃぶりが原因で噛み合わせが悪くなった

かみ合わせの異常「おしゃぶりが原因」 母親らがメーカー提訴

 おしゃぶりが原因でかみ合わせが悪くなったのはメーカーの責任として、横浜市の女児(6)と母親(40)が31日、ベビー用品販売会社「コンビ」(東京都)に約1000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴えによると、女児は生後2カ月ごろから、おしゃぶりを使い始めたが、徐々にかみ合わせの異常が見られるようになり、16年2月に歯科医から「おしゃぶりが原因」と診断された。女児がおしゃぶりの使用をやめたところ、かみ合わせはほぼ改善されたが、現在も発音に影響があるという。

 おしゃぶりの使用をめぐっては、小児歯科などの学会で、かみ合わせに悪影響があるとする提言がされているという。原告側は「おしゃぶりがかみ合わせに悪影響を与えていることは明らかで、メーカーは製造物責任を負う」と主張している。

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 最近、おしゃぶりはやめたほうがいいということが言われていますね。加えて大人しくなる(おっぱいを吸ってる感覚だから?)という効果はあるようですが、かみ合わせには良くないらしいです。
posted by さじ at 21:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児