2006年05月31日

抗生物質ミノサイクリンが覚せい剤中毒やパーキンソン病に効く

覚せい剤で損傷の神経回復 抗生物質ミノサイクリン

 抗生物質ミノサイクリンに、覚せい剤の使用で損なわれた脳の神経細胞のドーパミン調節機能を回復させる効果があるとする実験結果を、橋本謙二千葉大教授(神経科学)と浜松ホトニクス(静岡県浜松市)のチームが30日までに、米医学誌に発表した。

 ミノサイクリンは最近、パーキンソン病などの神経変性疾患で改善効果が報告されている。覚せい剤中毒状態のサルは調節機能が平均約40%まで落ち込んだが、ミノサイクリン投与のサルでは同78%まで回復した

 6月から米エール大と共同で、米国の中毒患者らを対象に臨床試験を行う予定。人間で同様の効果や安全性が確認できれば、患者の症状改善や社会復帰を助ける治療につながると期待される。

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 覚せい剤の患者の神経損傷が治ることより、パーキンソン病の治療薬として非常に期待が持てますね。

 たまにこういうミラクルなことが起こるから薬関係は面白い。麻酔薬だったクロルプロマジンが統合失調症に効くことがわかったり。


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2006年05月29日

HAMについての知識と理解を深める

HAM:「正しい知識と対策必要」 患者が苦しみ訴える−−全国大会 /鹿児島

 脊髄がまひし、次第に歩けなくなる難病HAM(HTLV―1関連脊髄症)の患者会「アトムの会」(菅付加代子会長、鹿児島市)の全国大会が27日、鹿児島市の市民文化ホールであった。北海道や兵庫県など全国の患者やキャリア約120人が参加し、患者の体験談や専門医の講演に熱心に耳を傾けた。

 アトムの会関西支部の坂本裕美支部長(41)=兵庫県稲美町=はHAMと診断されてからの肉体的、精神的な苦しみを語った。99年にHAMと判明。手探りの治療が続いたが効果はなく、「脱力感だけが残り、坂道を転げるように」歩行障害が進行。03年には完全に立つことができなくなり、排尿もぼうこうろうに頼らざるを得ない生活だ。

 ウイルスは母乳で感染するが、自分がキャリアだと知らないまま母乳を与える人は多いという。「母親の母乳を飲んだだけなのになぜこんな思いをしなくてはならないのか。私の母乳を飲んだ娘はどうなるのか」。坂本さんは正しい知識を持つことと、ウイルス対策が必要だと訴えた。

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 ほとんどが母乳による垂直感染です。

 緩徐進行性の歩行障害(痙性対麻痺)、尿が近いとか尿が出にくいなどの排尿困難足がしびれたり、感じが鈍いといった感覚の障害です。初期の歩行障害は足が棒のように突っ張ってひきづって歩くため、歩いている時,足がうちがわをむき、靴の外側がすれてきます

 次第に突っ張り(痙性)が強くなると足の挙上困難となり、手すり歩行、車椅子移動になります。歩行障害の悪化と共に筋力低下が伴ないます。排尿障害は、最初、夜寝たあと尿が近かったり(2-3回)や1-2時間おきに何回もトイレへ行って排尿したりすることで始まることが多く、排尿後の身しぼり感や尿を出した後もまだ尿が残った感じ(残尿)やいつのまにか尿がもれたりします。残尿がひどくなるとお腹を押さえて尿を出したり、管を入れて尿を出す(自己導尿)になります。感覚障害は振動を感じる感覚が鈍くなり、レベルを伴なったり,伴なわない異常感覚(ジンジン感)や感覚鈍麻がみられます。便秘は頑固で下剤を飲んでも出にくい場合があります。ほか、皮膚乾燥、発汗障害(多くは汗をかきにくい)などあります。

 初発症状として腰痛が9%みられます。

引用:鹿児島大学 HAM
参考:医療相談室
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2006年05月19日

神経細胞の活動を知る新たな手法を京大グループが開発

大脳皮質の神経細胞活動 MRIでキャッチ 京大グループが成功

 組織や細胞の水分子の状態を見るMRI(磁気共鳴画像装置)で、大脳皮質の神経細胞の活動を直接観察することに、京都大医学研究科のデニス・ルビアン客員教授(フランス脳機能画像研究所ディレクター)、福山秀直・高次脳機能総合研究センター教授らのグループが成功、18日発表した。従来のMRIの手法より、早くより正確に観察できるといい、成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。

 MRIで大脳の神経活動を観察する場合、従来は血液の流れの増減を画像にする手法が使われている。これに対し、ルビアン客員教授らは、水分子の不規則な運動(ブラウン運動)を画像化する「拡散強調画像法」という手法を使った。神経細胞の活動で細胞のサイズが変化すると、水分子の運動も変化すると考えたためという。

 人に光の点滅を見てもらう実験を行い、この手法で観察。後頭部の「視覚野」の神経が、光に反応して活動している様子を画像にすることに成功した。

 血流の増減を見る従来の手法では、神経細胞が活動開始して5、6秒後の変化しか見られない。さらに、血流の変化が不確かだったり、静脈が面のように見えたりして、活動している神経部位を細かく特定することが難しかった。今回の手法ならこういった欠点が解消できるという。

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 やはりこういう系統では京大グループが強いですねぇ。水分子の動きを利用して画像化してしまうとは。神経内科の領域で大きな進歩につながりそうです。
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2006年05月16日

【体験談】脳梗塞になりたくない?そんなアナタは脳ドックへ行こう

支局長からの手紙:脳ドック体験記 /広島

 先日、脳ドックを初めて受診しました。専門病院での検査はこの半年だけで、大腸のカメラ検査、胃カメラ検査に続いて3度目です。そろそろ体にガタが来る年齢に達したということなのでしょう。しかし、自分の体の中をのぞいてみると、「結構頑張ってるな。大事にしてやろう」という気持ちになるから不思議です。

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2006年05月03日

脊椎靭帯骨化症の偏見を取り除くため講演会を開催

脊柱靱帯骨化症:苦しみ分かち合う機会を 前橋で14日、医療講演会 /群馬

 靱帯が骨のように固くなる原因不明の難病「脊柱靱帯骨化症」の患者や家族が集い、病気の知識を深めようと「県脊柱靱帯骨化症友の会」が14日、前橋市内で医療講演会を開催する。

 骨化症認定患者には、社会の偏見に耐えながら、悩みを打ち明けられず独りで苦しむ人が多いという。同会は「講演会で多くの患者と出会い、病気の苦しみを分かち合うきっかけにしてほしい」と呼びかけている。

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2006年04月25日

何故飯を食ってる最中に飲む水は甘いのか

水が妙に甘い理由解明=抑制物質流れて反動−米独チーム

 飲食の合間に水を飲んだ際、妙に甘いと感じることがあるのは舌のセンサー(受容体たんぱく質)の甘味感覚を抑える物質が、水で洗い流された反動で起きる可能性が高いことが分かった。米モネル・ケミカル・センスズ・センターなど米独研究チームが24日、英科学誌ネイチャーの電子版に発表した。

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 確かに食事中に飲む水は甘い…。なるほどねぇ。こういうところに着眼点を持てる人が研究でいい成果出せるんでしょうね。
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2006年04月03日

トランポリンで宙返りにトライ→全身麻痺

トランポリン遊びで首骨折
名古屋の遊戯施設、男子学生全身まひ

 名古屋市内の民間遊戯施設で、遊具用のトランポリンで遊んでいた男子専門学校生(19)が宙返りに失敗して首の骨を折り、全身まひになる重傷事故が起きていたことが分かった。施設側はこの遊具の監督者を置いていなかった。捜査していた愛知県警は安全管理に問題はなかったとして、業務上過失傷害容疑での立件を見送ったものの、学生の代理人弁護士は遊戯施設やメーカー側に事故防止対策の徹底を求めている。

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2006年03月27日

医者が尊厳死かどうかを決めるべきではない

富山の病院 7人安楽死 医師「尊厳死だ」 殺人容疑で県警捜査 部下らも黙認

 富山県射水(いみず)市の射水市民病院で平成十二年から昨年までに、外科部長の男性外科医(50)に人工呼吸器を取り外された同県内の男女七人の患者が相次いで死亡していたことが二十五日、分かった。同病院は七人のうち六人は患者本人の直接の同意がなく、家族の同意だけだったことを明らかにした。外科部長は「(少なくとも一人は)自らの手で呼吸器を外した。患者のためにやった。尊厳死だ」と説明しているという。富山県警は、複数の患者が、自らの意思に関係なく「安楽死」させられた疑いがあるとみて殺人などの容疑で捜査に乗り出した。国内では過去最大の安楽死事件に発展する可能性もある。

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