2010年08月16日

寝ないとホルモンバランスが狂い太りやすくなる

寝ないと太るって本当?

 私たちは1日にどれくらい眠れば十分なのか。眠気を感じなければ、睡眠は足りているのか。睡眠時間が少なくても不調を感じなければ、健康上は問題ないのか。

 こうした問いに対して、最新の研究結果がいくつかの興味深い答えを出している。

 平均的な大人が十分に休息を取り、最良の状態で機能するために必要な睡眠時間は、1日に7〜9時間。しかし、アメリカ人の睡眠時間は昔より減っている。

 05年に全米睡眠財団が行った調査によれば、アメリカ人の平均睡眠時間は1日6.9時間。これは、19世紀に比べて約2時間、50年前と比べて1時間少ない。10年ほど前の01年と比べても、約15〜25分も減っている。

 睡眠不足がいかに大きな弊害をもたらすか、私たちはあまり敏感に感じ取れないらしい。ペンシルベニア大学の研究チームの実験では、2週間にわたって被験者の睡眠を1日6時間未満に制限した。ところが被験者たちは、以前に比べてそれほど強い眠気を感じることはなく、自分が比較的正常に活動できていると思っていた。

 これはあくまでも自己判断でしかない。きちんとしたテストの結果を見ると、2週間の調査期間中、被験者の認知能力と反応速度はどんどん落ちていった。調査期間の最後には、48時間起き続けている人と同程度までテストの成績が低下した。

 弊害はこれだけにとどまらないようだ。シカゴ大学の研究チームによると、睡眠が不足すると、ある種のホルモンの分泌状況が変調を来す。その結果、食欲が高まり、食後の満腹感を感じづらくなり、糖分の摂取に対する体の反応が変わる。要するに、肥満と糖尿病のリスクが高まるのだ。この後に行われた数々の疫学的研究でも、同様の結果が得られている。

 ケース・ウェスタン・リザーブ大学とハーバード大学医学大学院の研究チームが最近報告しているように、このテーマに関する長期にわたる大規模な研究はことごとく、睡眠不足と将来の肥満との間に関連性を認めている。

 なかでも見逃せないのが子供の睡眠不足と肥満の関係だ。ケース・ウェスタン・リザーブ大学とハーバード大学医学大学院の報告によれば、子供を対象にした31件の研究でも、大人の場合と同様の結論が見いだされている。高校在籍年齢の子供を対象にしたケース・ウェスタン・リザーブ大学医学大学院のスーザン・レッドラインらの研究はその一例だ。

 レッドラインらの研究によると、睡眠時間が短い子供ほど、肥満になる確率が高い。1日に8時間以上寝ている子供に比べると、睡眠時間が6〜7時間の子供は肥満になる確率が2.5倍以上に達した。睡眠時間が短いほど肥満のリスクが高まる傾向がはっきり見て取れたのだ。

 肥満になる可能性が増すだけではない。高血圧や心臓病のリスクの増加と睡眠不足を関連付ける研究結果も多数発表されている。

 もっとも、悪い話ばかりではない。これらの弊害が表れても、適切な量の睡眠を取れば問題を解消できる。先に紹介したシカゴ大学の研究によると、被験者に2日続けて10時間の睡眠を取らせると、ホルモンの値が正常値に戻り、空腹感と食欲の強さを示す数値が25%近く低下したという



 現代人は睡眠時間をいかに減らそうか考えがちですが

 大事なのはいかに睡眠時間を確保するか、です。

 特に子どもの睡眠は、親が考えるべきポイントです。深夜まで夜更かしさせる、深夜にどこかへ連れて行くなどもってのほか。
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2010年04月14日

キュウリに脂質分解酵素ホスホリパーゼが含まれていた

キュウリに恵みの酵素 強い脂質分解力 福島大准教授のグループ発見 

 福島大共生システム理工学類の杉森大助准教授(42)らの研究グループは、キュウリに脂質分解酵素の「ホスホリパーゼ」が含まれていることを世界で初めて発見し、抽出に成功した。抽出した酵素は従来型より分解力が強い新型であることも判明した。植物が原料のため人体への害がなく、洗剤から食品まで、さまざまな製品への活用が見込まれる。国内の大手食品メーカーと手を組み、来月から実用化に向けた共同研究に入る。規格外などで廃棄するしかなかったキュウリの有効活用にもつながりそうだ。

 ホスホリパーゼは、細胞膜を構成するリン脂質を分解する酵素。食品の保存状態や品質を向上させるのに用いられている。

 今回発見した新型は3種類で、分解力が強いだけでなく、複数種類のリン脂質に作用するため活用範囲が広いという。杉森准教授はこれらの酵素の特許を出願している。

 ホスホリパーゼは破傷風菌などの病原性微生物や豚の内臓から抽出され、食品用に使えるものが限られていた。

 キュウリに含まれる新型の酵素は、植物由来のため安全性が高いのが最大のメリットだ。応用が期待される製品は、マーガリンなど油脂を乳化させて作る加工食品分野が特に有望視されている。

 杉森准教授は酵素学が専門で、地域に貢献できる研究を目指し、全国有数の生産地である本県のキュウリに着目。県学術教育振興財団の助成を得て昨年4月から酵素の抽出を試みた結果、新型を発見した。

 農林水産省のデータによると、平成19年度の本県のキュウリ収穫量は5万3,600トンだが、出荷量は4万7,600トンで、11.2%に当たる6,000トンが規格外などで処分されている。だが、この廃棄されていたキュウリを全部使うと、1トン当たり1.7キロの酵素を抽出できる

 杉森准教授によると、酵素の市販価格は1ミリグラム当たり1,000〜3,000円で、廃棄されていたキュウリからは、総額212億円相当の酵素剤が製造可能という。

 今後、新型酵素の特性をさらに調べるほか、酵素剤として商品化できるメーカーなども探す考えで、杉森准教授は「これまで廃棄していた農作物が有効活用できれば、農家にとっては新たな収入源となり、農業の活性化にもつながるのでは」と話している。



 きゅうりという野菜は、野菜なのに栄養素がまるでなく、ほとんどが水と信じられてきましたが

 ナント画期的な酵素を含んでいたそうです。

 まぁ食べてもたかが知れている、と思うんですが、私の知り合いにきゅうりが大好物という河童のような人がいます。きゅうりだけで生活も可能という彼は、身長は高く食事量も普通。にもかかわらず、ガリガリです。

 そんなわけで胡瓜に脂質分解酵素が入っている、という話は妙にしっくりきたりします。
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2010年04月12日

生理による経血の漏れやかぶれを6割以上が我慢している

生理「快適な工夫せず」6割、仲間で気軽に話題にして

 多くの女性が月経時に、経血の漏れやかぶれなどを気にしているにもかかわらず、6割以上が対策を取らず、我慢している――。

 そんな現状が生理用品メーカー「ユニ・チャーム」が行ったインターネット調査(昨年12月、全国の18〜49歳の女性約1万人が回答)で分かった。

 生理に関する悩みでは、「経血が漏れていないか心配」と答えた女性が最も多く82・7%。ほかにも「においが気になる」(71%)、「膣や周辺の肌が蒸れる・かぶれる」(58・3%)と、多くが何らかの悩みを抱えていた。

 一方で、こうした悩みに、全体の61・6%が「快適に過ごす工夫や努力はしていない」と回答。「薄い色の服を着ない」(79%)、「運動を控える」(46・4%)、「外出を控える」(30・1%)と、服装や生活を制限して耐えている姿もうかがえた。

 この結果に、神奈川県立汐見台病院産婦人科の早乙女智子医師は「月経について積極的に知ろうとすることが、恥ずかしいことのように思われている。不快な症状を軽減できる生理用品もあるが、情報を得る手段が少ない」と話す。

 今回の調査では、日常使用している生理用品をナプキンと答えた女性が76・5%と圧倒的に多く、漏れにくく、服装も制限しないタンポンの利用者は23%にとどまった。小学校などで行う初潮教育で、タンポンについて習った女性が10・6%と少ないことから、ユニ・チャームでは「タンポンに関する情報が少なく、抵抗感につながっているのでは」と分析する。

 最近では、ナプキンとタンポンの間の機能を持つ商品や、経血の色が目立たない黒い色のナプキンも複数の社から発売されている。早乙女医師は「生活シーンや経血の量に合わせて生理用品を使い分ければ、もっと快適に過ごせるはず。インターネットで調べたり、気の置けない仲間と話題にしてみては」とアドバイスする。



 女性の下着専門店があるように、ナプキンやタンポンの専門店があるといいですよね。コンドーム専門店にカップルで入るぐらいのフランクさで。

 そこに女性薬剤師や女性看護師といったスタッフがいればなおのこと安心するでしょう。ビジネスチャンスだと思うのですが。
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2010年02月26日

思春期の経験で脳の構造は変化する

「思春期」の経験は脳の構造を劇的に変化させる、小鳥で実験

 学習過程をひもとくために行われた実験で、「思春期」の小鳥の脳が、成鳥のさえずりを初めて聴いた時に変化したことが確認されたとする論文が、17日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に掲載された。

 思春期におけるたった1度の経験が即座に若い脳の構造を変化させ、異なる機能を持たせる可能性があることが明らかになったと、研究を行った米デューク大のリチャード・ムーニー教授らのチームは説明している。

 鳥類でも、人類でも、一定の行為を行える能力を獲得することは、生き残る上で極めて重要だ。例えばオスの鳥は、正確に歌う能力を身につけなければ、つがいとなるメスを呼びよせることができない。

 これまでの研究では、脳の構造変化と感覚入力の関連性が指摘されてきたが、脳の構造変化が学習を導くかどうかは不明だった。

 研究チームはこのほど、レーザー顕微鏡を使って若いフィンチの脳を観察。同類のオスの成鳥のさえずりを聴かせてみると、脳内の神経細胞を結合させる樹状突起棘が劇的に変化した。これまでは、若鳥が歌をマスターするには数週間から数か月かかるため、この期間の脳は高い可塑性を保持すると考えられてきたが、結果はその逆で、さえずりを聴いたとたんに動的シナプスは安定した。

 これらの結果によって、脳卒中などの脳障害後にシナプスの可塑性を回復させる研究が進む可能性があるという



 すると思春期のときにあまりそういう経験をしてこなかった私のような人は脳の構造があまり変化してこなかったということでしょうか・・・。

 人間の成長過程に無駄なものなんてないんですね。

 これを読んでいる若い諸君らも、思春期の恋は大事にしたほうがいいですよ。
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2010年01月19日

エネルギーの燃焼効率を上げる方法を発見する。

楽にやせる方法を発見か?エネルギー制御機構を遮断 米研究

 マウスのエネルギー制御機構を遮断すると体内エネルギーの燃焼効率が上がり、通常のマウスよりもやせることが、米大学などの研究で明らかになった。ヒトに応用すれば肥満防止に役立つ可能性があるという。

 5日の医学誌「Cell Metabolism」に発表されたメイヨークリニック、アイオワ大、コネチカット大の研究では、動物の運動に必要なエネルギーを貯蔵する細胞内分子であるアデノシン三リン酸(ATP)に反応するカリウム・チャンネル(KATP)を遮断。すると、マウスは休息時・活動時ともにエネルギー燃焼効率が上がり、通常のマウスよりもやせた。

 効果は、いわゆる「欧米型」の高脂肪食品を与えたマウスでも明白だったという。また、当該のマウスが生涯にわたりスリムな体形を維持するなど、効果が長持ちすることもわかった

 KATPは細胞内のATP分子群を感知し、それに応じて心臓や筋肉の働きを制御する。通常は、エネルギーの枯渇を防ぐため、心臓や筋肉の運動の持続や強度を制限する役割を担っている。 

 なお、KATPを遮断したマウスでは、炭水化物を体内に貯蔵し持久力を要する運動において主要なエネルギー源となるグリコーゲンの燃焼量が増し、通常のマウスより多くの体脂肪を貯蔵することも明らかになった。これは、KATPの不活性化というダイエット法の負担が通常よりも少ないことを意味している。



 これ人に応用できるんですかね。なんか副作用強そうなイメージが。

 ただアメリカではダイエット目的で胃を縮小する人、なんてのも結構いるぐらいですから、こういうのもやってしまうんでしょうねぇ。

 向こうの人に比べて太りにくい我々アジア人は、できるだけ運動で痩せたいところですけれども。食事で痩せるのではなく、運動で痩せましょう。結局この研究も、燃焼の効率を上げるだけです。この研究が実を結ばなくても、運動によって燃焼すれば、効果は同じことですから。
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Wii Fitの消費カロリーは家事労働よりも少ない。

任天堂「Wiiフィット」より家事のほうが運動効果高い

11日(現地時間)、英テレグラフ紙は家事労働と「Wiiフィット」のカロリー消耗程度を実験測定した結果、清掃など家事労働のほうがカロリーの消耗が多かった、と報じた

「コンピューティング」誌の研究チームは実験参加者を4つのグループに分け、各グループに10分間、家事(2種類)・ランニングマシン・Wiiフィットをさせた。

この結果、ランニングマシンの使用者は115カロリー、浴室の清掃者は34カロリー、真空掃除機の使用者は42カロリーを消耗したが、「Wiiフィット」の使用者は24カロリーの消耗にとどまった

同誌の関係者は「保健省はWiiフィットを健康ゲームとして広報しているが、減量しようという人には大きな効果がない」とし「むしろ掃除など一般的な家事労働のほうが大きな運動効果を示した」と述べた。

サッカー球団ウェストハム・ユナイテッドの個人トレーナー、アンドリュー・コネリー氏は「Wiiフィットはゲームとして購入する価値はあるが、運動器具として価値があるとはいえない」と指摘した。

コネリー氏は「脂肪1ポンド(約0.5キロ)を燃やすためには3500カロリーを消耗しなければならず、全身運動が必要だが、Wiiフィットは上体の動きが少ないため脂肪を減らすには効果的でない」と説明した。



 楽しんで、毎日継続できるような軽い運動ができる、という点は評価していいと思うんですけれども。

 まあブンブン手を振って、脚もそこまで上げるわけではないので、家事に比べたらカロリー消費はないでしょうねぇ。主婦の方々の日々の労力には脱帽せざるをえません。

 というか本気でダイエットしたいなら、卓球すりゃいいんですよ。あんなに楽しくて継続的に運動できるものはないです。台がない、相手がいないとできないというデメリットはありますが。
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通常の3倍の鉄分を含む白米をつくる。

遺伝子組み換えで鉄分3倍のコメ 貧血改善の効果も

 白米の状態で通常の3倍の鉄を含む鉄分豊富なイネを遺伝子組み換えで開発したと、石川県立大や東京大、韓国、デンマークの大学のグループが13日、発表した。このコメを貧血のマウスに食べさせたところ症状が改善し、人間の鉄欠乏性貧血にも効果が期待されるとしている。

 遺伝子組み換え食品に当たるため、日本で人間が食べるには国の安全審査を通らなければならず、実用化はかなり先。だが、世界人口の約半分が鉄欠乏の貧血だとされており、グループの西沢直子石川県立大教授は「将来、特に状況が深刻な発展途上国で貧血を減らすために使われれば」と話している。

 グループは、イネの中で鉄を運ぶアミノ酸や、土壌から鉄を取り込む物質をつくるための遺伝子をよく発現させる役割を持つ遺伝子を組み込んだイネをつくって育てた。

 実ったコメを白米にして分析すると、通常の約3倍の鉄が含まれていることが判明。貧血のマウスにえさとして与えると、二週間で鉄不足の状態が解消されたという。



 女性の場合は毎月生理で血を失うこともあり、鉄欠乏性貧血になりやすいとされています。鉄分を摂ればいいんですけれど、食の欧米化、そして外食中心になってしまうとなかなか摂取する機会はないですよね。

 そこでコメに最初から鉄分を多く含んでやろうとうこの研究。遺伝子組み換えなのでまぁ日本では倦厭されるでしょうけれど、鉄欠乏性貧血で悩む方々からすれば食が治療になるという画期的な代物。
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2009年12月29日

ビタミンCを入れるとiPS細胞の作成効率が上昇する

ビタミンCでiPS細胞の作製効率が上がることを発見

 中国科学院広州生物医薬・健康研究院の科学者らはこのほど、幹細胞の研究で重大な成果をあげた。同院の裴端卿・院長は実験室での研究において、これまでは、1万―10万個の細胞からiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製していたのが、培養液にビタミンCを入れたところ、作製効率を大幅に上げられることを発見した。この重大発見は、すでに米国の関連研究機構からも高度な注目を集めている。中国新聞社が24日に伝えた。

 この成果は、米国時間12月24日に世界の幹細胞分野における権威ある雑誌「Cell Stem Cell」でトップ項目としてオンラインで発表される予定。

 このことは、中国の関連研究において初の栄誉となる。同研究成果は幹細胞研究に新たな方向を指し示し、多くの革新的成果を生み出すことが予想される。また、基礎理論研究だけでなく、人口問題、家畜繁殖、動物保護などの応用研究においても重要な役割を果たすと見られる。



 年末までも、iPS細胞ニュース。
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2009年12月26日

男性は長い脚の女性にさほど魅力を感じないかもしれない

男性はスラリと長い脚の女性に魅力を感じない? 米英研究者が調査

 スラリと伸びる脚は、女性のスタイルの良さを際立たせるポイントの1つ。特にスタイルが良いとされるモデルや芸能人を紹介する場合などは、脚の長さを示して「抜群のプロポーション」と表現することも多い。

 確かにメディアに流通する現代社会の美の基準からすれば、「脚が長い=スタイルが良い」「脚が長い女性は素敵」と考えがちだが、そうした女性に男性は魅力を感じているのか、との疑問に答えるべく、米英の研究者ら4人が共同で脚の長さと女性の魅力についての調査を実施した。 

 調査方法は1,261人の男女に“脚の長さが違う女性の写真”を見せ、その魅力を評価してもらうというもの。使用したのは、画像処理を施して、身長を変えずに脚の長さだけを変えた8種類の女性の写真で、男性には写真の女性に感じる魅力を、女性には写真を見た男性がどう評価するかを推測してもらった。

 すると、男性の評価が最も高かったのは、脚が長すぎず、短すぎずの平均的な写真。これを受け、豪紙ヘラルド・サンは「調査を受けたほとんどの女性が『男性はより長い脚を求める』と思っていたのに対し、実際に男性が好むのは平均的な脚の長さの女性」「ファッションモデルよりも普通の女性を好む」と伝えている。また、英紙デイリー・メールは「平均的な女性に期待を持たせる研究」とした上で、脚の長いモデルの写真を添えて「(研究によれば)彼女らは魅力が足りない」と手厳しい。

 しかし、これには疑問を感じる人の声が続出。同紙のコメント欄には「何を言ってるんだ? 男は長い脚か、素晴らしくシャープな脚がとっても好きじゃないか」「誰がこの質問に答えたんだ。『長い脚が魅力じゃない』などと言う男がこの世にいるとは思えない」と、厳しい批判も飛び出している。



 うーん

 私自身と、私の周りの意見ではありますが、

 実際、モデルを好きな男性って、あんまいませんよね。

 シャープな脚が好き、というのは華奢な体型の人が好きなのであって、身長が高いほうがいいかというと、そういうわけではないと思います。

 恋と愛の違い、彼女と女房の違い、ですかねー。
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2009年12月25日

10分間の運動を行うだけで情報処理能力あは向上する。

10分の運動で頭スッキリ 筑波大が仕組み解明

 たった10分間の軽いジョギングで頭がスッキリする―。筑波大と農業・食品産業技術総合研究機構などの研究チームは22日、短時間の適度な運動が脳の認知機能を向上させる仕組みを解明したと発表した。成果は16日付の米科学誌ニューロイメージに掲載された。

 筑波大によると、これまで長時間の適度な運動が脳を活性化させることは「常識」として知られていたが、短時間でも脳が活性化することが科学的に裏付けられたのは初めて

 同大の征矢英昭教授は「メタボ対策だけでなく、健康な人でも昼休みにちょっとした運動をすることで集中力が高まる」と話している。

 征矢教授によると、研究は19〜24歳の男女計20人を対象に実施。50%の力で自転車をこぐ「中強度」の運動を10分間した後、脳の活動を画像化する装置で測定すると、全員で左脳の前頭前野の一部の血流が増加し、情報処理などの能力が向上したという。



 へぇー。ちょっと運動するだけでもいいんですね。

 長い間缶詰でやるよりも、適度に休みをとるとか、リラックス空間を提供するとかいうのは、結構どこでもやってることだとは思うんですけど、更に運動をするとより情報処理能力が向上するということです。

 さっそく明日から、能率の良い1日を。
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2009年12月22日

ビールの最初の一口が美味しいのは、舌の水線維にあった。

お酒の「最初の一口」が美味しいメカニズム

 忘年会&新年会シーズン、せっかくだから美味しくお酒を飲みたいもの。とはいえ、まずは苦手なビールを飲むとか、普段飲まない熱燗を勧められて飲む、みたいなことがある。体育会系の時代じゃないとはいえ、その場のノリもあって。ただそのとき、久しぶりに飲んでみて、ビックリすることがある。

「あれっ? こんなに美味しかったっけ?」

 どうして乾杯後の最初の一口や、お酒を変えたときの一口目って、あんなにも美味しいんだろう。お酒について研究している酒類総合研究所に話を伺った。

「のどが渇いた状態で飲むことが、影響しています。のどが渇いていると、のどにある水線維(水を感じる神経)が活動し、脳に水を感じる信号を送るんですね。水線維は、特に炭酸水やビールで、強く刺激されて活動します。このとき、脳では苦味など他の情報は無視されるんですよ。だから普段、ビールが苦くて飲めない人でも、苦味をあまり感じずに、一口や一杯は美味しく飲めちゃうんです

「だんだんのどの渇きが癒されていって、体が満たされていくと、それまで無視していた(ビールの苦味のような)味の情報が、脳に入ってくるようになるんですね。すると、いつもの苦手な味として感じるようになるんです」

 お酒に限らず、脳は必要な情報をより強く、より好ましく感じるようにできているという。ちなみによく言われる「のどごし」も、水線維が刺激され、渇きが癒されたときの快感として説明できる。

 ただ、のどが渇いてなくても“お酒を変えたときの一口目”は美味く感じることが多い。こっちはどうしてなんだろう?

「そのままですが、舌にとって新たな刺激だからです。体には順応という作用があって、同じ刺激を受け続けていると、感度が弱まるんですね。それは味覚も同じで、だんだんお酒の味に飽きてくるので、違う味は美味しく感じるのでしょう」



 水線維。なるほど。いかに水線維を刺激するか、がおいしいかのポイントか。たしかに最初から日本酒より、とりあえずビールなのは、ワカランでもないですね。

 先日、卓球した後にビールを飲む機会があったのですが、普段お酒に弱い私でも、たまらなく美味く感じました。たしかに、今思い出してみると、苦味は少なかったように思います。苦味を感じるよりも水線維の力なんですねぇ。

 別にビールの苦味は嫌いじゃないんですが、キンキンに冷えているほうが美味しく感じますし、最初の炭酸が強い時のほうが美味しく感じますね。

 日本一美味い生中を飲むためのキーは、水線維と、気兼ねなく一緒に飲める間柄。
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2009年12月08日

インテリ層の平均寿命は平均より短い。

インテリ層の平均寿命、わずか58歳=全国平均を10歳前後下回る

 2009年11月23、全世界の75%が病気と健康の中間にある「半健康状態」にあり、中国インテリ層の平均寿命はわずか58歳で、全国平均を10歳前後も下回るという調査結果が発表された。重慶晩報が伝えた。

 このデータを発表したのは、四川省針灸学会理事の鄭崇勇(ジョン・チョンヨン)医師。同医師によると、中国では総人口の60%、およそ7億人以上が「半健康状態」にあるという。その大半は中年層で、全体の約48〜50%を占め、都市部住民、青少年、インテリ、政府機関の幹部、軍人の間で広がっているという。

 「半健康人」にみられる特徴は1)精神的・肉体的な強い負担2)高血圧3)高脂血4)高血糖5)肥満6)免疫力の低下――の6高1低。また、夜型生活、運動不足、高カロリー食な食事を好む傾向、微量元素・ビタミン不足、厳しい競争社会が、すべて「半健康状態」の重大な誘因になっていると同医師は指摘している。



 日本で言うところのストレス、が起因しているんでしょうね。ストレスに加えて、多忙による低栄養なども影響しているのかもしれません。

 偉くなっても、ゆとりのある生活をしたいものですが、なかなか難しい。偉くなるまでに行われる生活は不摂生なものが多いですからね。忙しい人向けの完璧な食事を美味しくいただける施設などあるといいんですけど



 病院食か。
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2009年11月19日

財布に入るカード式の体温計を発売。

こう見えても体温計

 新型インフルエンザが流行し、普段にも増して、一層の体調管理が求められています。そんなときに便利なのが、携帯して体温を測れるこの体温計です。

 まるで小さなアイスクリームのスプーンのような体温計。クレジットカード型のケースに収められているので財布やバッグに入れて携帯し、必要なときにさっと熱が測れます。

 黒い液晶部分を舌や脇の下に差し込んで測り、液晶の黒点の数で体温を表示します。小さな体温計ですが、ケースにはルーペがついています。使用後は水洗いして水分をふき取り、ケースに戻すだけ。繰り返して使用できます。

 体温計は長さ約9センチ。ケースと合わせても重さは10グラムです。価格は525円。問い合わせは、東急ハンズのオンラインショップ「ハンズネット」(www.hands−net.jp)。



 これ欲しいです。カード式ということでお財布にもフィットしそう。
体温計って持ち運ぶにしてはいささか不便でしたからね。これぐらいのサイズになってくれるととても嬉しい。ハンズで売ってるのかー。買ってみようかな
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2009年11月17日

抗原抗体反応を瞬時に計測できるテラヘルツ波。

テラヘルツ波で瞬時に抗原抗体反応検出 岡山大院の紀和准教授が研究

 岡山大大学院自然科学研究科の紀和利彦准教授(電気工学)は、1兆ヘルツ前後の高周波電磁波・テラヘルツ波を発生する独自開発のチップを活用し、ウイルス感染などタンパク質の抗原抗体反応を瞬時に検出する装置の実用へ研究を始めた。検出時間を短縮することで、抗がん剤など医薬品開発の大幅なコスト低減が期待される。岡山市内の精密機器メーカーなど3社と共同で5年後の製品化を目指す。

 抗原抗体反応を生かした抗がん剤などの薬は、体内の特定の組織や細胞に働くことで高い効果や副作用軽減が見込まれるため近年、開発が活発化。だが、開発過程で多くの反応を調べる際、試薬や光照射による現行法では検出に6時間以上かかったり、時間を短縮すれば精度が低くなったりと、両立が難しい

 紀和准教授はテラヘルツ波を活用した検出法に着目。開発した「テラヘルツ波変換チップ」(厚さ0・5ミリ、約15ミリ角)は半導体と絶縁体の2層構造で、チップにタンパク質を載せ、10兆分の1秒という瞬間的なレーザー光を断続的に当てて発生するテラヘルツ波の大きさでタンパク質の種類や状態を瞬時に特定し、高感度で抗原抗体反応が検出できるという



 テラヘルツ。

 なんだかイメージしづらいぐらい凄い波だそうです。瞬時に蛋白質を測定してしまえるあたり、ホントに凄そう。医療分野での応用、期待しています。
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自動販売機の中は虫と細菌だらけ。

自販機内は虫だらけ? 食中毒の原因菌も検出

 飲料自動販売機内には体長7ミリ以下の昆虫類が入り込むことを、大阪青山大学(大阪府箕面市)のグループが確かめた。14日に同大で開かれる日本環境動物昆虫学会で発表する。昆虫の一部からは食中毒の原因菌も検出されたという。

 大阪青山大健康科学部の安部八洲男教授らは、大阪府内の屋内3台、屋外2台の計5台の自動販売機内部に、粘着式の虫トラップ(わな)各4個を5月18日から8日間設置した。また、屋内の別な自販機1台の外部底面にも4個仕掛けた。

 その結果、トラップを内部に設置した5台ではコバエ類70匹や黒ゴキブリの幼虫など昆虫類計78匹が捕まった。外部に取り付けた自販機では69匹。内部にいた昆虫はいずれも体長が7ミリ以下で、最も多かったのは2ミリ以下のコバエ類だった。

 これらの昆虫の一部で体表の微生物を調べたところ、黒ゴキブリの幼虫から食中毒の原因となるサルモネラ菌が検出されるなど細菌類が確認された。

 サルモネラ菌は少量を摂取しても食中毒は発症しないとされるが、安部さんは「紙コップ方式の場合、昆虫類が自販機に侵入すれば汚染される可能性はある」としている。飲料水メーカーは「自販機内にフィルターを付ける、忌避剤を使うなど品質管理には万全を期している」としている。



 寒くなってまいりました。

 虫たちにとっては極力暖かいところにいたいものです。

 外敵から身を守れる暖かい場所、どこにでもあるもの、といえば自動販売機、ですよね。

 缶ならさほど問題にはなりませんが・・・紙コップか・・・。うーむ。
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2009年11月02日

蜜柑の皮に含まれるオーラプテンに免疫活性効果。

かんきつ類の果皮成分に免疫細胞活性化の可能性 研究成果発表

 愛媛大農学部の菅原卓也准教授(食品機能学)と四国電力のグループ会社「伊方サービス」(伊方町)は28日、ミカンなどのかんきつ類の果皮に多く含まれる、ポリフェノールのβ−クリプトキサンチンとクマリン系化合物のオーラプテンに、免疫細胞を活性化させて風邪などに対する抵抗力を高める可能性がある、と発表した。

 菅原准教授によると、人の白血球から抽出した免疫細胞の培養液にβ−クリプトキサンチンとオーラプテンをそれぞれ、添加する実験で判明した。病原菌など異物を認識、排除を行う免疫たんぱく質の量が2倍に増え、抵抗力が高まるという。

 今後はマウスを使用し、動物レベルで実際に抽出液を飲ませて効果があるのかを検証する。

 伊方サービスがミカンを搾汁する際に大量に出る果皮を有効利用しようと昨年5月、果皮の成分の効能などに関する研究を同大学に依頼していた。



 友人に、柑橘系の皮を食べる女の子がいます。

 確かに風邪を引きにくいような人なんですが、もしかしてこのオーラプテンのおかげ?
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アメリカ人も慢性的な睡眠不足に悩まされている。

米国人は慢性的に睡眠不足、深刻な健康被害につながる可能性も

 米国人は慢性的に睡眠不足で、これは一般に認識されている以上に重大な健康問題だとの研究結果が、29日の「Morbidity and Mortality Weekly Report」(罹病率・死亡率週報、MMWR)に発表された。

 米各州の保健当局は2008年、成人40万人を対象に、「過去30日間に、十分な睡眠や休息が取れなかったと感じる日数」について、電話調査を行った。

 米国の疾病対策センターがその調査結果を分析したところ、米国人の3人に1人が、一般に疲れをとるのに最低限必要だとされている7時間の睡眠を確保できていないことが分かった。十分な睡眠が取れなかった日はないと回答したのはわずか30%で、十分に眠れなかった日が30日以上続いていると回答した人も10%いた。

 この調査で、慢性的な睡眠障害がある人が約7000万人にのぼる可能性があることも明らかになった。さらに、睡眠不足には居住地、年齢、人種、性別、社会的地位、学歴などにより、特徴があることも分かった。

 最も睡眠が不足しているのは南東部に住む人種的・民族的マイノリティの人たちだという。学歴については、高校卒業資格を持っていない人の38%が毎晩十分な睡眠をとれていると回答した一方、大学卒業者では28%にとどまった。さらに、男性より女性、高齢層より若年層、白人よりラテン系やアフリカ系の人がよく眠れていない傾向も明らかになった



 日本人の不眠っぷりは世界一といわれていますが、アメリカでも結構深刻なようです。

 今の社会って、寝なければ寝ないほど社会的に優秀って感じですよね。それだけ人一倍努力している証みたいになってますけれど、実際は健康を害するわけで・・・できることなら睡眠時間は確保したいところ。

 アメリカだと人種差があるのが気になります。ラテン系やアフリカ系のほうが、やっぱり職業として睡眠時間を削らないと生活的にアレなんでしょうかね。
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2012年、地球がシフトすると起こる身体的変化。

「物忘れ」や「ウツ」も地球のシフトのせい

 メディカル・インテュイティブ(直感医療)を得意とし、催眠療法士、哲学博士でもある彼女は、特に2012年前後の地球がシフトを迎える時代に、私たちに起こる肉体的変化についてを述べています。

 ナンシーさんいわく、地球がシフトを迎える時期には、地球だけでなく、人間にもトランスフォーメーション(変容)というものが起こるのだとか。つまり、その変容こそが、「進化のしるし」であるとのこと。

 肉体的変化の代表的なものはというと......
 
1) 耳鳴り
 耳の中で音が鳴る、耳鳴りの感覚を覚える人が増える。シフトが近づくと聴覚はより敏感になり、微細な音や周波数も聴き取れるように。これにより、自分の臓器の波動が音として聴こえたりもする。また、進化に伴い、違う次元からのメッセージを聞くことができる、「第三の耳」も発達してくる人も。

2) 記憶力の低下
 記憶力の低下を感じる人が増えてくる。今まで学んだ情報や事柄は、地球の磁場のシフトにより、記憶から消去されていく。これから新しい次元の真実を学ぶためにも、一部の記憶を失うことが必要になってくる。

3) 喪失感
 大きな変化が訪れる前、現代の社会システムに捉われている人間としては、その予想もつかない不安を感じとって、大きな喪失感を感じる人が多い。

4) 心臓の動悸
 心臓の鼓動は地球の呼吸と連動しており、地球の波動に合わせようとするため、今後は心臓に不規則な高鳴りを感じる人も増える。

 その他にも、視覚が敏感になる、突然の寒気やホットフラッシュ、悪寒、甘いものが欲しくなる(超感覚的な知覚を使うと、脳内の血糖値が下がるということは科学的に証明済)...etcの身体的変化が起こるらしい。



 ・・・

 ただの加齢じゃん
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2009年10月29日

雷が落ちたところにキノコが発生しやすい、は正しかった

雷落とすとキノコ育った 岩手大成果、言い伝えがヒント

 高圧電流をかけてキノコの生育を活性化させ、収量を増やす研究が盛岡市で進められている。名付けて「かみなりきのこ」。適度な電圧をかければ従来の2倍以上の収穫量が得られる成果が実証された。キノコ栽培だけでなく、野菜など他の農産物にも応用できる可能性があると、関係者は期待している。

 岩手大学工学部電気電子工学科の高木浩一准教授らのグループが、4年前から盛岡市玉山区藪川の同市外山森林公園で研究を進めている。岩手県洋野町の食品企業、森林公園を管理する盛岡市森林組合などとの産学連携だ。

 ヒントは「雷の落ちたところにはキノコがよく生える」という昔からの言い伝え。高圧電流の産業応用が専門の高木准教授は、周波数の高い電圧で細胞などの働きを変える技術を応用、蓄電器(コンデンサー)を4台並べて直列で高圧電流をキノコの菌床や菌を植えたホダ木に流す装置を考案した。

 昨年度まで3年間の実証実験では、長さ90センチ、直径10センチのシイタケの菌をうえたホダ木に、キノコ発生時期の2週間前から1カ月前の間に5万ボルトから10万ボルトの電圧を1万分の1秒ほどかけると、発生量が大幅に増えた。ホダ木1本あたりの収量は、電圧をかけない場合に比べ最大で約2.2倍。ナメコで1.8倍、クリタケで1.6倍、ハタケシメジでも1.3倍となった。この10月にも実験で大量のハタケシメジが収穫できた。

 メカニズムの詳細はまだよくわかっていない。高電圧をかけるとがん細胞が「自殺」を始めることが他の研究機関で知られており、適度な強い電流の衝撃を受けて「危機感」を抱いたキノコの菌糸が、子孫を残す本能で活発に生育している可能性があるという。ただ、マイタケは電流をかけると、死滅してしまったという。



 へーーー

 きのこ、結構好きなんですけど、あれって菌の塊なんですよねぇ。なんかそう思うと不思議、じゃないですか。きのこ。

 がん細胞が死滅する高圧電流を、うまい具合に当てることで、きのこ自身がヤバイヤバイと思うんでしょうね。刺激を与えることで逆に促進するという。

 やっぱり昔からの言い伝えって凄い。

 科学的なエビデンスというか、そういうものがなくっても、昔から伝えられていることというのは何かしらの根拠があってのことです。いわゆる経験則ってやつですかね。

 雷が落ちたところにキノコが生えやすい、ということを発見した人も凄いですし、それを言い伝えてきたことも凄いですし、何より実証したことが、凄い。

 意見というのは無下に否定せず、一度は省みて評価してみるのがいいんじゃないかなと改めて思わされました。
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2009年10月18日

植物も細菌に感染すると自身で細胞死を引き起こす。

世界の食糧危機を救う? 細菌感染植物の“心中”メカニズム解明

 細菌が感染したアブラナ科の植物が、細胞の一部を犠牲にして病原体と“心中”する防御のメカニズムを、京都大学大学院理学研究科の西村いくこ教授(植物分子細胞生物学)らの研究チームが世界で初めて突き止め、研究成果が15日付の米科学誌「ジーンズ・アンド・ディベロップメント」(電子版)に掲載された。

 西村教授によると、病害虫による作物の被害は、世界の全農作物損失の約3割に及ぶといい、西村教授は「農薬に頼らずに植物の自己防衛能力で病害虫対策を強化する研究への応用が期待できる」としている。

 研究チームは、アブラナ科の植物、シロイヌナズナの葉の一部に、植物を枯らす「トマト斑葉細菌」を感染させ、電子顕微鏡で細胞の変化を観察した。

 その結果、感染3時間後には、抗菌タンパク質を多量に含む細胞内部の液胞の膜が、細菌に感染された外側の細胞の膜とくっつく一方、液胞膜に幅約0・1ミクロンの穴が無数に空き、細胞にいる細菌を抗菌タンパク質で直接攻撃していることが判明。12時間後には液胞の中身がすべて放出され、細菌が死滅する一方、細胞自体も死んでいた。

 さらに、細菌に感染された細胞が、別の制御タンパク質の力を借りて、自発的に液胞膜を融合させたり穴を空けることがわかった。

 西村教授は「今回の結果を、農作物に対して最も強敵となるカビへの防御法の検証に生かすとともに、別種の植物についても実験を進めたい」としている。



 生物でいうところの、パーフォリンとグランザイムみたいな作用が植物でも起こっているようです。

 やっぱり植物も生きているんですねぇ。
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