[生理]の記事一覧

2013年04月14日

面長の人よりも顔幅の広い人の方がホームランを打つ確率が高い。

スター選手になれるかが顔の形で分かる?日本プロ野球で研究、英大チーム

 日本のプロ野球選手を分析したところ、顔の形からスポーツ選手としての才能をある程度予測できることが分かったとする研究が、10日の英国王立協会の専門誌バイオロジー・レターズに掲載された。面長の人よりも、顔幅の広い人の方がホームランを打つ確率が高かったという。

 研究を行った英ロンドン大学の心理学者らは、2011年と2012年のシーズンにセントラルリーグの試合に出場したバッター104人の顔の幅と長さの比率(fWHR)を測定した。すると、両シーズンとも、fWHR値の最も高かった選手が最も多くホームランを打っていた。

 これまでの研究では、顔の縦横比率と、政治家の競争力や企業経営者の経済的成功との間に関連性があることが分かっていた。だが、いずれも研究も対象は白人のみで、アジア人は含まれていなかった。今回の研究により、顔の縦横比率とその人物の能力との関連性が「文化を超えて一般化できるかもしれない」と、論文は示唆している

 スポーツ選手として成功する上で顔の大きさが重要な要素となり得る理由は、分かっていない。あごの幅が広いことが、肉体的な強さや闘争心に大きな影響を及ぼす男性ホルモンであるテストステロンの指標となっている可能性も指摘されている



 先天的なホルモンによるものか、それとも幼い頃に運動をしていて男性ホルモンが多くなったのか。まあ確かに人の顔のつくりで男性的な性格かどうかって分かりますもんね、アジア人でも。
posted by さじ at 15:44 | Comment(0) | 生理

2012年12月19日

細胞を折り紙のように折り畳むことに東京大学が成功する

細胞で折り紙、立体に 再生医療へ応用期待

 平面で培養した細胞をまるで折り紙のように折り畳み、立方体や十二面体などの立体を作ったと東京大生産技術研究所のチームが13日、発表した。立体構造を持つ臓器や組織を作る再生医療につながる成果だという。

 チームは医療器具にも利用される高分子膜を使い、一辺0・05〜0・1ミリの正方形や正五角形の板を作製。立体の展開図のように配置し、その上でマウスや人の細胞を置いて1〜2日培養した。

 細胞が増殖してすべての板の上にまたがるように広がった段階で、外から刺激を与えると、1分ほどで平面状の細胞の塊が自発的に折れ曲がり、立体を形成した。



 ミクロの決死圏みたいな世界ですな。治療上の応用というと思いつきませんが…神経領域でしょうか。神経に巻くとか?そういうので。
posted by さじ at 04:29 | Comment(0) | 生理

放射線適応応答を起こす鍵は一酸化炭素にあった。

一酸化窒素で放射線に“免疫” 福井大准教授が学会賞

 放射線を浴びたヒトなどの細胞は、ある条件下で放射線に対する“免疫”を持つようになる―。あまり知られていない現象だが、福井大高エネルギー医学研究センターの松本英樹准教授(56)=放射線生物学=は、この現象の鍵が一酸化窒素であることを突き止め、大量被ばく時の救急処置薬への応用を研究している。一連の成果で、本年度の日本放射線影響学会(会員約1千人)学会賞を受賞した。

 細胞が放射線に対して抵抗性を持つ反応は「放射線適応応答」と呼ばれる。ワクチンで人体に病気への免疫ができるように、低線量の放射線を浴びた細胞が、次に高線量の放射線を浴びた際に死ににくくなる現象だ。1980年代に報告されていたが、詳しい仕組みはは分かっていなかった。

 松本准教授は、細胞が被ばくすると、その周囲の無事な細胞にも被ばくしたのと同様の反応が広がる「バイスタンダー(傍観者)応答」を研究する中で、一酸化窒素に注目した。人が細菌やウイルスに感染すると細胞で作られ、異物を攻撃する物質だ。

 ヒトの培養細胞を用いた実験を通して、放射線でも細胞で一酸化窒素が作られ、それが周囲に伝わることで、バイスタンダー応答が起こることを2001年に確認。しかも、活性酸素など別の物質で起こる同応答が、突然変異や染色体異常など不利益なものが多いのに対し、一酸化窒素では放射線への抵抗性という有益な反応だった。「放射線適応応答」の仕組みの一部である可能性が高いという。

 10シーベルトの放射線を照射する実験では、0・2%の細胞しか生存できなかったのに対し、抵抗性を持った細胞は1%と、5倍多く生き残った。この抵抗性は100ミリシーベルト以下の低線量で生じるという。

 詳しい仕組みはまだ分かっていないが、「一酸化窒素が引き金となり、細胞に放射線に対する抵抗性が生じる」と松本准教授。関係する一部のタンパク質を突き止めているという。

 使用しているのは、体内で一酸化窒素を発生させる狭心症の治療薬。「マウスにX線を照射し30日後、狭心症薬を投与しなかった場合の生存率は4割未満だったのに対し、投与したマウスは8割が生き残った」。薬剤の投与により、被ばくで損なわれた免疫機能、造血機能が回復しているという。

 松本准教授は今年9月の学会で表彰された。死者2人を出した茨城県東海村臨界事故(1999年)や、福島第1原発事故を念頭に「多くの放射線防護剤と違い、事後の投与でも効果が期待できることが利点。X線だけでなく中性子線でも同様の効果が得られるか確認するなどし、製品化を目指したい」と話している。



 東日本大震災以降、放射線に関する正しい知識を世間に伝えているという点では放射線科医の尽力は目覚ましいものがあります。今回の研究も、放射線に対する予防という意味で結構大きいものになるんじゃないでしょうか。
posted by さじ at 04:26 | Comment(0) | 生理

2012年11月26日

繊毛の長さを決定するたんぱく質KIF19Aを東大が発見する。

水頭症や不妊症リスクの予測/予防に期待 - 東大、新たなタンパク質を発見

 東京大学(東大)は、モーター分子としてタンパク質「KIF19A」を新たに発見し、それが繊毛を切りそろえて長さを決めるハサミの役割をすることを発見したと発表した。

 同成果は同大 大学院医学系研究科細胞生物学・解剖学講座/分子構造・動態学講座の廣川信隆 特任教授、同 丹羽伸介 特任研究員らの研究グループによるもので、詳細は米国科学雑誌「Developmental Cell」電子版に掲載された。

 哺乳類の卵管や脳室などの細胞には、繊毛と呼ばれる長さ5〜10μmほどの微細な動く毛が存在しており、例えば卵管では卵管上皮細胞の繊毛の運動により卵子が卵巣から子宮に輸送され、脳室では脳室上皮細胞の繊毛の運動により脳脊髄液の循環が起こり、脳圧が一定に保たれている。こうした効果から、もし繊毛に異常が起これば卵管閉塞による不妊症、脳圧の上昇による水頭症などのさまざまな病気が生じることとなる

 動く繊毛が卵管内部で卵子を輸送したり、脳脊髄液の流れを作り出したりするためには、長すぎても短すぎても繊毛の運動には支障が出て、不妊症や水頭症といった病気が起こることから、繊毛の長さが適切に保たれている必要がある。

 そのため、哺乳類では何らかのメカニズムによって繊毛の長さが一定に保たれていることが50年以上前から予測されていたが、その実体はこれまで不明のままであった。

 今回、研究グループは、繊毛の先端にKIF19Aが集積することを発見し、そのタンパク質に着目して機能の解析を行った。繊毛の内部は微小管と呼ばれる微小なチューブが束になって構成されていることが知られているが、試験管内で精製したKIF19Aとこの微小管を混ぜたところ、微小管が先端から徐々に壊されることが確認された。

 これらの結果からKIF19Aは繊毛の先端を切りそろえるハサミの役割をしているとの結論が得られたほか、KIF19Aノックアウトマウスの長すぎる繊毛には運動に支障が生じ、卵管閉塞による女性不妊や水頭症といったヒトの病気とよく似た症状が起こっていることも確認された。

 卵管閉塞による女性不妊や水頭症の正確な原因は不明なことが多いが、今回の発見はこれらの病気の正確な遺伝子診断や遺伝子治療、リスクの予測や予防などに役立つ可能性があり、将来的には水頭症や不妊症のリスクの予測や予防、正確な遺伝子診断や遺伝子治療に結びつく可能性があると研究グループではコメントしている。



 繊毛の異常は結構ありますね。記事中でだいたい書かれているように、遺伝性の疾患が多いです。これ以外には、肺でも、繊毛の先天的な異常がありますね。ミクロレベルでのこういったものが治療出来ると、難治だった疾患にも光がみえるでしょう。
posted by さじ at 02:09 | Comment(0) | 生理

2012年10月22日

サルをダイエットさせても寿命は伸びなかった。

ダイエットしても寿命伸びない!?研究チームが発表

 サルは食事でカロリー制限しても、ダイエットをしないグループと比べて寿命は延びなかったとの研究結果を、米国立加齢研究所などのチームが30日付の英科学誌ネイチャーに発表した。コレステロール値が下がるなど健康状態は改善した。

 マウスではカロリー制限によって寿命が延びることが分かっており、より長生きの人間や、人間に近いサルで同じ効果があるか注目されてきた。チームは「霊長類がカロリー制限によって寿命が延ばせるかどうかは、環境や食事内容などさまざまな要因が影響するのではないか」としている。

 チームは実験動物のアカゲザルで、カロリーを20%ほどカットしダイエットした場合と、しない場合を20年以上にわたり観察、比較した。両者に寿命の違いはなく、寿命は延びないとの結論となった。

 しかしダイエットに何の効果もないわけではなく、オスに限ると、ダイエットした場合は血中のコレステロールの値が下がったほか、若いサルでがんの発生率が減ったりするなど、健康状態には差が出た。



 寿命ってのは色々な要因で成り立ってるんでしょうねぇ。コレステロールも身体にとっては大事だったりとか。まぁでもダイエットしたほうが、人間は良さそうですけどね。体重コントロール出来てない人ってのは心臓への負担もとんでもないと思いますので。
posted by さじ at 01:32 | Comment(0) | 生理

2012年10月09日

豚レバーを牛の代用にするところが出ているらしい・・・。

豚レバーの生食は危険 厚労省「牛の代用」に警鐘

 豚の生レバーを一部の飲食店が提供している問題で、厚生労働省は4日、加熱を飲食店に指導するよう都道府県などに通知した。消費者が生で食べないよう注意喚起も求めた。豚を生で食べるとE型肝炎やカンピロバクター、サルモネラ菌による食中毒の危険があり、厚労省は「加熱が常識」としている。

 牛の生レバー提供が7月に禁止になり、都市部を中心に豚で代用する店もある。厚労省によると、飲食店が提供した豚のレバ刺しで、過去10年で少なくとも5件の食中毒が発生し、32人が発症している。



 そりゃそうですよねぇ…。

 いや、牛レバーがダメになったから、豚レバーを生でって、一昔前なら考えられないことではないでしょうかね。豚を生でって、規制が裏目に出ているような。

 個人的には牛レバー解禁が一番だと思うんですがね。あくまで自己責任で。美味しいしやっぱ食べたいですもんねぇ。でも豚レバーは恐すぎるから。ここはどうでしょ、管理を徹底するかわりに牛レバー解禁で。
posted by さじ at 21:00 | Comment(2) | 生理

女子大生が10分間ガムを噛むと、9週で平均1.5kg痩せる。

ガム噛んで 成績アップやダイエット効果、がん予防の報告も

 認知症の進行が止まった、胃ろうが不要になったなどなど。ガムを噛むことでさまざまな病気の治療や予防ができるという研究結果が得られている。専門家によれば、ダイエットやストレスの軽減効果も認められるというから驚き。明らかになってきた「ガムを噛む効果」の秘密に迫る。

 河津歯科医院(東京都新宿区)の河津寛院長は、「子供は噛むことで頭が良くなる」とこう話す。

「幼稚園児や小学生を対象にした実験では、口腔ケアをきちんとしてしっかり噛めるようになった子供のほうが、そうでない子供に比べて、運動能力や学習テストの成績がアップしたという結果が出ています」

 ある実験で女子大生を対象に、10分間ガムを噛ませてから食事させることを続けると、なんと9週間で平均1.5kgも体重が減少した。明治大学理工学部の小野弓絵准教授は、次のように明かす。

「脳には『もっと食べろ』と命令する摂食中枢があります。食前にガムを噛んでおくと、摂食中枢が刺激を受けて『もっと食べろ』という命令を出さなくなる。食べる量を自然と減らせるのです」

 実験では肥満傾向の人ほど、ガムを噛むことで体重と内臓脂肪や皮下脂肪が減った。糖尿病や高血圧といった生活習慣病予防にも役立ちそうだ。

 噛むことには、現代人にとって大敵であるストレスを軽減する効果もある。

「ガムを噛んでいる人と噛んでいない人にヘッドホンで大音量の非常ベルを聞かせる実験をすると、ガムを噛んでいる人のほうが、ストレスを感じたときに血中に放出されるノルアドレナリンなど神経伝達物質の量が比較的少ないという結果が出ました」(小野准教授)

「ストレスを与えたラットの口元に割り箸を出すと、ガリガリと箸がなくなるまで1時間以上噛み続けました。そうしてストレスを発散したラットは不整脈が減ったんです。発がん性物質を投与したラットも、噛むことで、その後の腫瘍の発生率を減らすことがわかりました」(小野准教授)



 アイディア的なアレなんですけど、今の市販のガムよりもっとずっと硬いガムって、売ったら需要あると思うんですけど、どうでしょうか。

 今のガムって、味なくなったら噛み続けてられないのって、軟らかいからだと思うんですよね。昔流行った(今でもあるんでしょうけど)歯みがきガムが、ちょっと硬いかな、と思いましたけど、あれよりもっと硬いまま噛み続けていられるような、噛みごたえのあるガムがあれば、絶対売れると思う。ダイエットにもなるしストレス解消にもなると思う。どうですか。
posted by さじ at 10:00 | Comment(0) | 生理

2012年09月09日

トマトジュースは疲労物質の発生を抑えるが、発生したものを消す効果はない

トマトジュースで疲労軽減 運動前と合間が効果的

 運動前や、運動の合間にトマトジュースを飲むことで血中の疲労物質が減ることを、カゴメ総合研究所(栃木県那須塩原市)と鈴鹿医療科学大(三重県鈴鹿市)のチームが4日までにマウスの実験で明らかにした。

 カゴメ総合研究所によると、トマトジュースに疲労軽減効果があることは知られていたが、飲むタイミングで効果を検証したのは初めて。「トマトに含まれるアミノ酸やクエン酸などが関係しているとみられる」としている。

 実験では、1時間前にトマトジュースを飲ませたマウスと、運動直後に飲ませるマウスを用意し、ベルトコンベヤーに乗せて1時間走らせた。さらに、30分間の運動後に飲ませ、1時間の休憩後、再び30分間、運動をさせたマウスも用意した。

 運動から6時間後、血中に含まれる疲労物質、サイトカインの濃度を比べたところ、運動前と合間に飲ませた場合は5〜6割減ったが、後に飲ませた場合はあまり変化がなかった。トマトジュースには、疲労物質の発生を抑える効果はあるが、発生したものを消す効果はないためとみている。



 ちょっと面白い。

 でもトマトジュース、苦手なんですよねぇ。トマトも昔苦手だったんで、そのせいだとは思うんですけども…。トマトでいいか。トマト食えばいいか。
posted by さじ at 02:16 | Comment(0) | 生理

2012年05月13日

筋萎縮性側索硬化症を胚性幹細胞で再現することに成功する

ヒトESでALS再現=治療薬開発、効果的に―京大

 ヒトの胚性幹細胞(ES細胞)を培養し、全身の筋力が衰える難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状を再現したと、京都大の中辻憲夫物質―細胞統合システム拠点長らのグループが発表した。ALSの疾患モデルを作り出すことで、原因解明や治療薬の開発に役立つという。論文は8日付の米科学誌ステム・セルズ・トランスレーショナル・メディシン電子版に掲載された。

 ALS患者の約10%は遺伝性で、残りは原因が不明。遺伝性のうち、約20%は特定の遺伝子SOD1の変異で起きることが知られている。

 研究グループは、変異したSOD1をヒトES細胞に導入した上で、運動神経細胞などに分化させた。その結果、細胞死や毒性因子といったALS患者の細胞の特徴を再現できた。これまではマウスなどのES細胞や人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って疾患モデルの再現が試みられていたが、成功した例はなかったという。 



 幹細胞の研究が進んだことで、難病といえるものの原因解明、治療法解明に繋がります。

 ALSというのもなかなか壮絶な病態となる原因不明の難病ですが、少しずつですが進んでいるのでしょう。
posted by さじ at 04:55 | Comment(0) | 生理

2012年01月08日

iPS細胞から血小板を大量に作り出す事に京大&東大が成功する

iPSから大量に血小板 京大が初、がん患者らへの輸血に

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、体外で血小板のもとになる細胞を大量に作り出す手法を京都大iPS細胞研究所の江藤浩之教授(再生医療)らと東京大のチームが開発し、米国血液学会で12日、発表する。

 止血する機能を持つ血小板は輸血に利用され、献血で集められているが、血液は不足傾向。もとになる細胞は無限に増やせ、血小板の安定供給につながる。チームはこの細胞を保存するバンクをつくり、繰り返し輸血が必要な血液がんや骨髄の機能が低下する再生不良性貧血の患者らへの使用を目指す。



 これ結構凄い。献血しなくても、血小板輸血がすぐ出来るようになるかも。

 血小板ってのは血を止める小さな小さな円盤みたいなもんなんですけど、すぐ固まってしまうので、2週間ぐらいしか保存が利きません。10日ぐらいが寿命と言われています。消耗品です。

 で、血小板輸血をしなければいけない人がいるんですけど、そのときに使う血小板が、現在不足気味なんですわ。

 そんな中素晴らしいこのニュース。でも臨床応用まで時間かかりそうなのでみなさん献血して下さいね。
posted by さじ at 03:01 | Comment(0) | 生理

2011年09月26日

果たしてにんにく注射は医学的に効果のある治療行為なのか。

にんにく注射がいいと思う医師は2割
 
 疲労回復などに効くと言われるにんにく注射だが、医師に行ったアンケートでは、これを勧めたい、とする意見は2割にとどまった。

 医療健康ニュースのアスクドクターズが医師100人を対象に「先生のご家族や親しいご友人がにんにく注射を望んだ場合、賛成しますか?」と問いかけたもの。

 「強く賛成」が3%、「賛成」が17%となっており、賛成意見は20%の少数派だった。賛成が20%にとどまったのに対し、反対は59%とほぼ3倍に上った。

 賛成意見には、「あまり害はないと思う」という声や「きちんとした製剤で水溶性ビタミン複合材なら可」とする声がある。

 これに対して反対意見を代表するのが「不必要な処置」とするもの。にんにくの効果が欲しければ食べればいい、という意見が多く見られた。

 回答した医師の中には、注射への精神的な依存が生じる危険性を指摘する人も見られており、行きすぎた健康志向に対する医師の警戒感がうかがえる結果となった。



 賛成側の医師も、「にんにく注射が効く」というより「にんにく注射を行っても害はない」程度のもので、効果の程は微妙なところでしょうかね。

 まあ、確かに、食えばいいんじゃないですかね。

 注射という医療行為を行ったから、風邪などが治った気がするだけになっている可能性も結構濃厚か。
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2011年09月18日

冬眠をすることでテロメアの維持だけでなくテロメアの修復も行う

怠け者は長生きする?老化防止に役立っていた

 ハムスターの休眠冬眠のような深い睡眠を毎日好む小動物たちは、眠りながら寿命を延ばしているらしい―─。露シベリア(Siberia)地方原産のジャンガリアン・ハムスターを使ったオーストリアの研究が、14日の英国王立協会(British Royal Society)の専門誌「バイオロジー・レターズ(Biology Letters)」に発表された。

 ハムスターの新陳代謝と体温が一時的に下がる「トーパー(torpor、鈍麻状態)」と呼ばれる休眠時に、老化に関連する染色体の自然崩壊も止まり、時に修復さえされていることが分かったという。過去の研究でも冬眠と寿命の因果関係は示唆されていたが、それを説明する生物学的メカニズムについて示されたのは今回が初めて。

 ウィーン(Vienna)にある野生生物生態研究所のクリストファー・トゥルビル(Christopher Turbill)氏の研究チームは、生殖活動をしたことのない雌のハムスター25匹を使い、1日8時間だけ光を照射して冬の環境を擬似的に作り出し、人工的に休眠状態を生じさせた。

 180日間の実験中、ハムスターの半数は摂氏20度、残る半数は摂氏9度の環境に置き、餌は食べ放題にさせた。すると休眠の深さに違いが表れ、休眠の浅いハムスターの体温は29度未満に下がったのに対し、休眠の深いハムスターでは通常体温より10度近く低い25度未満まで下がった。

 研究チームでは、エネルギーを消耗しない昏睡に近い状態になることで、染色体の端に小さな蓋のような形で備わってDNAの鎖を保護しているテロメアという部分に影響が出ると考えた

 テロメアと、テロメアを制御する酵素テロメラーゼは、老化と寿命の鍵を握る要素だ。細胞分裂のたびにテロメアは少しずつ磨耗し、テロメラーゼがこれを修復する。磨耗の度合いが修復の度合いを上回ると、細胞死が起きる。2009年のノーベル医学生理学賞(Nobel Prize for Medicine)を共同受賞した細胞生物学者のエリザベス・ブラックバーン(Elizabeth Blackburn)氏は、テロメアを「靴ひもの先端」に見立て、先端のビニール製の止め具がなくなると、ひもの糸がばらばらにほどけてしまうと例えた。

 今回の研究では、ジャンガリアンハムスターの毎日数時間ずつの休眠が、テロメアの維持だけでなく、修復もしていることが明らかになった。トゥルビル氏によると「この効果は、主に寒い環境下での深い休眠ほど大きい」という。また、休眠の深いハムスターほどエネルギー消費量が多く、餌をよりたくさん食べていた。

 トゥルビル氏は実験結果について「恐らく、何らかの形の休眠・冬眠をする動物全般に当てはまるだろう」と話している。

 ただ、人間には当てはまらないそうだ。人間の体温が睡眠中に著しく下がることはなく、基礎代謝率も比較可能なほどは落ちないからだ。「休眠と睡眠は全く異なり、両立しない。これまでの科学では人間を何らかの冬眠状態にする方法を発見するところには迫っていない」



 テロメアも修復されるとは・・・かなりの効果ありそうです。

 人間と違って単純だからこそ成せる業なんでしょうかね。人間は寝てたからといって低体温になるわけじゃないですしね…。
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2011年09月16日

人はヘビを素早く発見するために色覚を獲得した。

ヒトは幼児期の生存確率を高めるために色覚を得た - 京大が解明

 京都大学(京大) 正高信男 霊長類研究所教授の研究グループは、人間がまだ子どもの段階で、視覚探索によってヘビをすばやく見つけるのに、色の情報が重要である事実を実験的に明らかにした。同成果はNPG(Nature Publishing Group)のオープンアクセス誌「Scientific Reports」に掲載された。

 哺乳動物の中で、人間のような高度に色覚を発達させた種は限られており、類人猿とアジアアフリカに棲むヒヒやニホンザルの仲間だけで、 中南米のサルやキツネザルなど原猿も未発達である。

 しかし、その色覚の進化が何を目的としたものであるのかについては、これまで不明で学説としては熟した果実をみつけやすいため、というものがあるが、推測の域を出ないものであった。

 同研究グループは今回、人間がまだ子どもの段階で、視覚探索によってヘビをすばやく見つけるのに、色の情報が重要な役割を果たしている事実を実験的に明らかにした。

 研究グループでは、哺乳動物でヘビを「本能的」に恐れるのは、サル類でも色覚の発達した種に限られており、この一致は偶然とは考えられず、捕食動物の危険にもっともさらされる幼児期に、色覚を持つことで我々の祖先は生存確率を高めることに成功したのだと考えられると説明している。



 まぁ蛇に何かされたわけでもないのに、怖いですもんね確かに。

 何かの恐怖の根源というのは原始的なものも含まれているんでしょうかね。怖がるというのは生きることに敏感ということですからねぇ。
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2011年05月04日

本当は健康に良くない、驚きの日常生活7つを改善しよう。

実は健康によくない7つの習慣 / 「毎日シャワーを浴びる」「毎晩8時間寝る」「便器に座る」など

 人には、何となく健康にいいと思って行っている習慣というものがいくつもある。しかし近年行われた研究によって、その中に、実は健康に害を及ぼしている習慣があることが分かった。

 そして今回、英国紙「Daily Mail」が実は体によくない7つの習慣を紹介しており、多くの人に衝撃を与えている。ほぼ全部日本の生活習慣と当てはまるので、自分の生活習慣と照らし合わせながら見ていくといいだろう。

(1)毎日シャワーを浴びること

コンサルタント皮膚科医のニック・ロウ氏によると、衛生面に関する現代の過剰な心配は、肌に大きな影響を与えているとのこと。ロウ氏は毎日シャワーを浴びることに関して、次のように述べている。

「お湯と石けんを使って体を洗うことは、皮脂をはぎ取り、結果として肌に乾燥やひび割れ、場合によっては感染症さえもたらすこともあります。ほとんどの人が、毎日体をしっかり洗う必要はないのです。もしシャワーを浴びない生活が嫌というなら、より温度の低い水で体を洗うようにして下さい」

(2)毎晩8時間寝ること

ラフバラー大学睡眠研究センターのジム・ホーン教授によると、毎晩しっかり8時間寝ないといけないという考えは現代になって生み出されたもので、このせいで夜中に起きてしまうと、人々はとても不安に感じ、睡眠の質が落ちてしまうという。

ホーン教授は「石器時代の人間が一晩中寝てたら、生きたまま食われていたでしょう」と述べ、一日の睡眠を何回かに分けるというように、人はもっと柔軟な睡眠スタイルを使って進化してきたことを強調している。

よって、夕方の早い時間に2時間、夜12時近くに3時間または4時間、そして夜明け前に2時間寝るという睡眠スタイルでも人間は大丈夫らしい。また、「4分から15分の短い昼寝でも、夜の1時間分の睡眠に値します」と述べ、夜以外の睡眠を推奨している

(3) 歯を磨いた後、口をしっかりゆすぐこと

 ロンドンのフレッシュブレスセンターに勤める歯科医フィル・ステマー氏は、歯磨き後に口をゆすぐことに関して次のように話している。

「フッ素は歯の保護作用を数時間もたらしてくれるのですが、口をしっかりゆすぐと、歯磨き粉が残したフッ素を洗い流してしまうことになるのです。またこの観点から、私は歯を磨いた後、少なくとも30分は何も飲まないようにしています」

 ステマー氏はこの他にも、歯磨き粉の効果を薄めないようにするため、歯磨き前に歯ブラシは濡らさない方がいいと話している。そして食後すぐの歯磨きも、ステマー氏はよくないと主張しており、その理由について次のように語った。

「歯磨きは、食後少なくとも30分は待って下さい。なぜなら食物が持つ酸や糖が一時的に歯のエナメル質を弱めているからです。もし食後すぐに歯を磨いてしまうと、歯の再石灰化が起こる前にエナメル質を洗い取ってしまうことになるのです。一番いい習慣は、食事の前に歯を磨き、そして食後にノンアルコールの洗口液で口をゆすぐことです

(4)便器に座ること

学術雑誌「Digestive Diseases and Sciences」に掲載された研究によると、人にとって、座った姿勢よりしゃがんだ姿勢の方がより自然なもので、より体に負担をかけないらしい。よって、しゃがんだ姿勢で便器に座った方が、痔や憩室性疾患などの腸の問題を引き起こしにくい。

では、どうしたらしゃんだ姿勢で便器に座れるのだろうか? このことについて、コンサルタント胃腸科医のチャールズ・マレイ氏は次のように話している。

「便器に座った時に、足を6インチ(約15センチ)の足台にのせ、体を前に傾けることでしゃがんだ姿勢になれます。また効果は弱まりますが、トイレットペーパーを足の下に置くことでも、しゃがんだ姿勢に近づけます。このように便器に座っている時に足を上げることは、便器に座っている時間を短くさせ、体により負担をかけずに済むのです」

(5)家での掃除

複数の研究により、清掃用品を使用することはぜんそく発症のリスクを高めることが分かっており、現にヨーロッパ10カ国の3500人以上を対象にした調査では、普段清掃スプレーを使っている人はそうでない人より、ぜんそくにかかる確率が40パーセントも高かったと示されている。

このぜんそくにかかる確率は、掃除の頻度、そして使用するスプレーの種類の数に比例して上がっていく。

また、家事そのものも私たちの健康に害を及ぼしているらしく、アメリカの科学者が100人以上の働いている男女を対象に調査を行ったところ、普段家事をしている人たちは、パートナーに家事を任せている人たちよりかなり血圧が高かったという

この高血圧は家事の身体的負荷から来ているのではなく、それを行うことで感じるストレスに由来している。

(6)胸式呼吸

「大きく深呼吸してみて下さい」と言われたら、みなさんはどんなふうに呼吸するだろうか。恐らくほとんどの人が、胸を膨らませながら息を吸い込むだろう。しかし、これは精神療法士ニール・シャー氏によると間違った呼吸法らしく、このことについて次のように述べている。

「私たちが赤ん坊の頃、お腹を使って呼吸をしていました。つまり、肺機能をフル活用した呼吸法です。しかし私たちは年をとるにつれ、より効率の悪い胸式呼吸を行うようになります。これは新鮮な空気が肺全体に行き届かず、古い空気が肺の底にとどまることを意味します」

正しい呼吸法はトレーニングによって身に付くとシャー氏は話しており、そのトレーニングとは次のようなものである。

1) まず息を吸い込む時に、胸の位置はそのままにしながら、お腹を膨らませる。この際、自分の下腹部と背骨の間でビーチボールが膨らんでいくのをイメージする。
2) そして腹筋を引き締めながら、息を吐く。

シャー氏によると、呼吸というのは1分間に12回から20回というようにリズミカルで規則的に行うとよく、毎日数分の呼吸トレーニングをするだけで、ストレス軽減や高血圧解消などとても大きな効果が得られるとのこと。

(7)夕食後にリラックスすること

ケンブリッジ大学の栄養学者クレア・マックエヴィリー氏によると、夕食後に全く動かないこと、また寝る直前に食事をとることは、体の脂肪を増やすことにしかならなく、それなら夜の食事を減らし、朝食の量を増やした方がいいとのこと

なぜなら朝のカロリー摂取量を増やしても、そのエネルギーは一日を通して消費できるから。また、食後に20分のウォーキングをすれば、夜8時、9時に夕食をとろうが体重が増えることはないらしい



 し・・・知らなかった・・・
posted by さじ at 17:32 | Comment(4) | TrackBack(0) | 生理

2011年05月02日

睡眠不足の脳は部分的に寝てしまいミスを起こしやすくなる。

睡眠不足の脳、覚醒時も部分的に居眠り

 ラットを睡眠不足にして脳の電気的活動を観察したところ、問題解決をつかさどる脳の領域が一種の“局所的睡眠”に陥っていたことが明らかになった。この状態はおそらく、睡眠不足のヒトにも生じていると研究チームは述べている。

 驚くべきことに、脳の一部が睡眠に似た状態に陥っていても、「(ラットの)覚醒状態が通常と異なることは傍目にはわからなかった」と、ウィスコンシン大学マディソン校の神経科学者で今回の研究を共同執筆したジュリオ・トノーニ氏は話す。 局所的睡眠の状態にあるときも、脳の全体的な活動はラットが完全に覚醒していることを示しており、行動にも異常は見られなかった。

 この局所的睡眠という現象は、「意義は不明だが興味深い観察事例というだけでなく、実際に行動に影響を及ぼす。つまり、ミスをするようになるのだ」とトノーニ氏は言う。例えば、前肢を使って砂糖玉を取るという難度の高い課題をラットに与えたところ、睡眠不足のラットは成功率が低かった。

 研究チームは、ラットの頭部に脳波センサーを取り付け、脳の電気的活動を記録した。ラットが覚醒しているときには、予想通りニューロン(脳内で信号を受け取り伝達する神経細胞)が高頻度かつ不規則に発火した。

 一方、睡眠中はニューロンの発火頻度が下がり、脳波は規則的に上下するパターン(徐波)を示した。ノンレム睡眠(急速眼球運動を伴わない睡眠)と呼ばれるこの状態は、ラットやヒトの睡眠全体の約80%を占める。

 トノーニ氏によれば、通常「ラットはしょっちゅう昼寝をする」が、研究ではおもちゃを使ってラットの気をそらし、数時間眠らせないようにした。その結果、過労状態となったラットでは、大脳皮質の2つの領域において、ニューロンが本来なら睡眠時に現れる徐波を示した。

 覚醒している脳の一部が睡眠状態に陥る理由は不明だが、哺乳類が睡眠をとることと無関係ではない可能性がある。哺乳類がなぜ眠るのかは、今なお残る謎だとトノーニ氏は話す。

 有力な説は、ニューロンは常に新しい情報を「記録」しているため、自らをリセットし、また新たな情報を記録できるように、どこかの時点で「スイッチをオフ」にする必要があるというものだ。

 トノーニ氏によると、睡眠不足は危険な事態を招きかねず、しかもこの種のミスは今後、増える可能性があるという。

 理由のひとつは、睡眠時間の短い人が増えていることだ。米国疾病予防管理センター(CDC)の2008年の調査では、一晩の睡眠時間が7時間未満という人が米国の成人の約29%を占め、また慢性的な睡眠障害や覚醒障害に悩む人は5000万〜7000万人に上った。米国睡眠財団によると、一般に成人には1日約7〜9時間の睡眠が必要だという。

 さらに重大な問題は、たとえ眠気を感じていなくてもミスをする可能性があることだとトノーニ氏は警告する。「自分では元気一杯だと感じていて、問題なくやれているつもりでも、脳の一部領域はそうでない状態の可能性がある。その領域は、判断や決定をつかさどる場所だ」とトノーニ氏は述べた。



 やっぱ寝ないとだめですね。

 そうなると「当直のある勤務医制度」はすごく恐ろしいものに思えます。

 仮に救急外来が込んでいて、そんな日に当直をすると、「昼間働いて、夜はほとんど眠れず、朝を迎え、そのまま日勤」となる。そうなってしまうとミスが起こってしまう。

 医療ミスを防ぐためには医療従事者の過労を防ぐのが第一だと思いますが、今の日本の勤務医制度ではそんなもの到底できそうにない。

 どうすればいいんでしょうか。答えを出すのは医療従事者ではなく国民である一般人です。
posted by さじ at 03:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理

2011年04月20日

肥満になると毛細血管がおかしくなりインスリンが全身に運べなくなる

メタボは毛細血管に異常が生じる

 肥満になると毛細血管の働きに異常が生じ、血糖値を下げるホルモン「インスリン」が全身の筋肉に届きにくくなることを、東京大などの研究チームがマウスの実験で解明した。インスリンが届かないと、筋肉が血液からブドウ糖を取り込めず、高血糖状態が続いて糖尿病を発症しやすくなるという。2日付の米科学誌セル・メタボリズムに掲載された。

 健康な人では、食後に血糖値が上がると、膵臓のβ細胞からインスリンが分泌され、血液を通じて全身に届けられる。筋肉は、インスリンが到達したことが引き金となって、ブドウ糖を取り込みエネルギーに変えるが、インスリンが毛細血管から筋肉に届く仕組みはこれまで不明だった。

 研究チームは、インスリンが到達したことを他の分子に伝える物質「IRS2」に着目。毛細血管の細胞にIRS2を持たないマウスは、通常のマウスと比べて、筋肉に届くインスリンの量が半分程度に減っていた。「インスリンが届いた」という信号が他の分子に適切に伝わらないため、インスリンを血管の外の筋肉に送り出すための仕組みが機能しなかったからだという。

 さらに、普通のマウスに脂肪分の多い餌を8週間与えて肥満状態にしたところ、IRS2が健康なマウスの2割程度しかなく、インスリンが血管から筋肉に届きにくくなっていた。

 研究チームの門脇孝・東京大教授(糖尿病・代謝内科)は「IRS2はインスリンを分泌する細胞を増やす作用もある。IRS2を増やす薬剤が開発できれば、生活習慣などが影響する2型糖尿病の根本的な治療になりうる」と話している。



 なんという細かい実験。

 でもこれ、結構治療法につなげられるんじゃないでしょうか。インスリン抵抗性を改善する根本治療ができそうです。
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2011年04月19日

梅の成分ムメフラールにインフルエンザ予防効果がある

梅の成分に抗インフル作用 感染と蔓延の両方に効果 “特効薬”の期待も

 梅果汁製造最大手の中野BC(和歌山県海南市)と中部大学生命健康科学部の鈴木康夫教授は、梅エキスの有効成分「ムメフラール」に、インフルエンザウイルスの人体の細胞への感染と、細胞内で増殖したウイルスの他人への感染の双方を阻害する優れた抗ウイルス作用があることを発見した。感染予防と、パンデミック(世界的大流行)につながる蔓延予防の両方に作用する天然成分の発見は世界でも初めて。インフルエンザの大流行を食い止める新薬開発に有効な成分として注目されそうだ。

 鈴木教授は、梅エキスにA型インフルエンザの感染予防効果があることを平成20年に立証している。今回は中野BCと共同で、梅エキスの5つの成分を分解して精製したうえでそれぞれの機能を分析。インフルエンザウイルスの吸着(感染)と放出(蔓延)の機能を担うそれぞれのタンパク質「ヘマグルチニン」と「ノイラミニダーゼ」に対してムメフラールが阻害効果を発揮することがわかった。

 鈴木教授らは研究過程のなかで、新型インフルエンザが世界的に流行した21年9〜11月にモニター実験を実施した。梅エキスを凝縮した中野BCの粒状製品「梅真珠」を同社の社員や関係者に、食後3回3粒ずつ摂取させた結果、有効サンプル166人のうち新型インフルエンザにかかった人は1人(軽症)、家族に新型インフルエンザ患者がいた場合にかかった人はゼロだった。海南市では学校閉鎖が相次ぎ、関連会社にも患者が増加していた時期だけに、研究の有効性を示すエピソードとなった。

 「タミフル」や「リレンザ」など化学合成物によるインフルエンザ治療薬は蔓延予防には効果があるものの、感染予防の効果は立証されていない。梅エキスそのものでは現在の治療薬の効果には及ばず、ムメフラールの成分を治療薬に応用するためには効果を数千倍高める必要がある。

 鈴木教授は「ムメフラールですぐに治療薬ができるわけではないが、インフルエンザの新薬候補となるリード化合物(医薬品開発を導きだす化合物)になる可能性を示した」と成果を説明する。



 未だに身近にある食材からこういったものが発見されるというのは、何とも面白いものです。

 ムメフラール 

 農林水産省食品総合研究所の菊地佑二上席研究官らが平成11年に発見した成分で、梅の学名「mume(ムメ)」から命名。生梅に含まれる糖質の一種とクエン酸が結合した化合物で、血液サラサラ効果などの研究成果も発表されている。青梅の果汁を煮詰める梅エキスの製造過程で生成するが、生梅や梅干しには含まれていない。
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2011年01月01日

正月を医学的に正しく過ごす6箇条とは。

今年の業務もようやく終了。

 あすから年末年始の休みが始まるという人も多いだろう。そこで、正月を元気に過ごすための6カ条を医師でジャーナリストの富家孝氏に聞いた。

《第1条》寝正月こそベスト!「不眠は永眠の始まり」

 正月を家で寝ながら過ごすことに罪悪感を持ってはいけない。実は、これこそが最大の健康法である。日頃4・5時間睡眠で頑張ってきたサラリーマンには、まず睡眠を十分取ることをお勧めする。よく「寝だめ」と言うが、「食いだめ」はできないが寝だめは意外とできるもの。最近は不眠症が増えているが、不眠が怖いのは寿命を縮めることで、「不眠は永眠の始まり」と考えるべき。ただし、睡眠は長すぎてもよくなく、1日に6・5時間、7・5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低いという研究結果がある。正月を境に、グッスリ深く眠ってスッキリ目覚める生活に変えられればベストだ。

《第2条》酒を飲んだら必ず「水の補給」を!

 正月につきものの飲酒。暴飲暴食がよくないのはもちろんだが、アルコール分を体内に入れたら必ず水分を補給すること。とくにビールは利尿作用が強く、のどの乾きを癒やすために飲んでも、逆に体内の水分を排出してしまう。たとえば、ビール500ミリリットルを飲むと、尿として800ミリリットルの水分が体外に出るとされる。二日酔いの原因も水分不足(脱水症状)である。したがって、水分補給は重要で、とくに就寝前にコップ1杯(200ミリリットル)は必ず飲むべきだ。

《第3条》酒を飲んだら「入浴するな」!

 意外と知られていないが、正月の死因で多いのが入浴中の突然死。入浴直後には脳出血、入浴中には脳貧血や意識障害、入浴後には急性心筋梗塞と脳梗塞が起こりやすく、とくに飲酒後の入浴は危険だ。寒い脱衣場や浴室に入ると血管が収縮するし、身体を洗うなど身体を動かすことにより血圧は急激に上昇する。また、浴槽に入り湯に長くつかっていると血管の拡張が起こり、血圧は急激に下降する。「飲んだら入浴するな」を忘れずに。

《第4条》飲んだらセックスは「正常位」で!

 年の初めのセックスを「姫始め」と言って、ハッスルしすぎる向きがある。これは危ない。とくに飲酒後に女性上位のような刺激的な体位でセックスを行うと、突然死の原因になる。男性と女性とではセックスによる血圧の上昇度が異なり、女性の場合は平常血圧から約40ほど上昇するのに対し、男性は平均60ほど上昇する。つまり、男性の血圧は女性をかなり上回り、これが突然死を招く。飲酒後のセックスは、オーソドックスな正常位にしたい。

《第5条》モチが詰まったら「掃除機」を使え!

 正月のニュースでおなじみになった「おモチがのどに詰まって死亡」。実は、これは意外な方法で防ぐことができる。それは掃除機のチューブをのどに当てて吸引してしまうことである。消防署などでは勧めていないが、実は意外と効果がある。万が一の場合、知っておくといい。また、モチを食べる前にはお茶や水分を十分に取り、のどを潤して、通りを良くしておくことも忘れずに

《第6条》初詣では「アゴを引いて」!

 寝正月といっても、初詣でには出かける人は多い。ところが、せっかくの初詣でも人混みに押されて横転し、硬膜下血腫になるなどの例が報告されている。そこで、人混みではアゴを引いて歩くように心がけたい。こうすると身体のバランスがとれ、重心が安定するので、多少押されても平気である。



 いやいや、なかなかどうして、ためになること満載の記事ではありませんか。

 特に、酒を飲んだあとちゃんと水分補給するところや、入浴に要注意などは、いつでもいえますね。

 セックス中の平均血圧上昇の違いは知らなかった…。凄いですね、これ考察した人。
posted by さじ at 01:42 | Comment(1) | TrackBack(0) | 生理

2010年08月22日

ストレスを感じている女性は妊娠しにくいことが判明

ストレスが妊娠を妨げる

 女性はストレスを感じていると妊娠しにくいことが、新しい研究で明らかにされた。この研究では、α-アミラーゼと呼ばれるストレス関連物質の値が高いと、女性が妊娠する確率が低下することが示された。

 α-アミラーゼはでんぷんを消化するため唾液中に分泌されるものだが、神経系がカテコラミン(ある種のストレス反応を引き起こす物質)を産生するときにも分泌されるため、身体的または心理的なストレスに対する身体反応の指標として利用されるようになってきている。

 今回の研究では、米国立衛生研究所(NIH)および英オックスフォード大学の研究グループが、妊娠を試みている18〜40歳の英国女性274人の排卵周期をグラフ化。その結果、α-アミラーゼ値の高い女性は、低い女性に比べて妊娠する確率が低いことが判明した。「全体では、α-アミラーゼ値が(四分位において)最も高い25%に属した女性は、最も低かった女性に比べて各周期に妊娠する確率が推定約12%低かった」と、研究著者である米国立小児保健発育研究所(NICHD)のGermaine Buck Louis氏は述べている。

 医学誌「Fertility and Sterility(妊孕性と不妊)」オンライン版に8月5日掲載の今回の研究は、ストレスのバイオマーカーと妊娠率低下との関連を初めて示したものである。妊娠がうまくいかないストレスによって、ますます妊娠しにくくなってしまう可能性がこれまでにも指摘されており、今回の知見からも、医師が女性のストレスを軽減させる適切な方法を考える必要があることが示唆される。ストレスを緩和するためにアルコールやたばこを用いる人も多いが、これらの物質も妊娠率を低下させてしまう。Louis氏は研究する価値のあるものとして、瞑想、バイオフィードバック法、ヨガ、社会的支援の向上などを挙げている



 幸せな結婚生活、頼りがい、思いやりがある夫。環境が兼ねられてこその妊娠なのかもしれません。

 なるほど、子を育てるようなゆとりある環境にいてこそ、妊娠しやすいということですかね。理にかなっている…。しかし良く出来ているなぁ、生物というのは…。
posted by さじ at 04:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | 生理

2010年08月20日

磁化水でIGF-1が上昇することが判明する

磁化水飲むと学習能力UP 健康効果も、各地「わき水」にも可能性

 名古屋市立大の岡嶋研二教授と原田直明准教授らのグループは、磁場の中を流れた水「磁化水」に、健康維持や学習能力向上効果があることを、マウスを使った研究で確認した。東北大で9月に開かれる日本生物物理学会で発表する。

 岡嶋教授によると、グループは磁化水を1カ月間与えたマウスと、通常の水を飲ませたマウス5匹ずつを分析。磁化水を飲んだマウス全身の臓器で、細胞の増殖を促進させるインスリンに似たタンパク質「IGF−1」が、通常の水を飲ませたマウスに比べて約2倍に増えていた

 さらに、学習能力に関係する脳の「海馬」でもIGF−1が約2倍に増え、脳内にある神経細胞の再生が促されていた。グループでは、磁化水が胃を刺激して脳幹に伝わり、IGF−1を作りだしたと推測している

 岡嶋教授らは以前から、IGF−1が体にもたらす効果の研究を続けてきた。磁化水はこれまで経験的に健康に良いとされてきたが、一方で効果を疑問視する声もあった。各地で「名水」と呼ばれるわき水が、磁化水である可能性も高いという。同教授は「体内を活性化させる効果があり、研究が進めば、生活習慣病やうつ病などの改善につながるかもしれない」と話している。



 本当ですかね

 どうも「水モノ」は胡散臭い。実際に研究でIGF-Tが増えていたのなら効果があるのかもしれませんけれども。伝説の嘘商法「酸素水」みたいなまがいものが多かったですからね…。あれと違う点は、ちゃんとしたデータででているところか。

 こうなってくると実際に人間でのデータがほしいところ。名古屋市立大の教授に期待です。
posted by さじ at 15:25 | Comment(3) | TrackBack(0) | 生理
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