[皮膚]の記事一覧

2011年08月29日

むだ毛を剃っても、毛は太くならない。

秘密の毛トリビア:ムダ毛は剃れば剃るほど太くなる?

Q.ムダ毛の処理をしていたら、その部分から生えてくる毛が太くなってきたような気がします。剃れば剃るほど太くなるとも聞いたことがあるのですが、本当ですか?

A「厳密に言えば、太くなるのではなく、太く見えるようになります。理由は、剃ったあとの毛の断面の面積が広くなるためです。毛根を刺激すると実際に毛が太くなることもありますが、普通に毛を剃る分には、特に毛根への影響を気にする必要はありません」

これは毛の処理に関してよくある誤解の一つではないでしょうか。「太く見える」のが問題なわけですから、きちんと日々のケアを行い、「太く見える」前に小まめに処理する習慣を身に付けたいものですね。



 そうなんですよねぇ、太くなるはずがないんですよねぇ。

 毛根の大きさが一定である以上、毛穴がどうこうとか、刺激されようが、太くなるはずはない。だから抜いて云々する必要はない。

 面倒だったら永久脱毛がいいんでしょうけれども。
posted by さじ at 02:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年08月03日

加齢臭の原因物質ノネナールをサケやカニに含まれるアスタキサンチンで治療

体臭の専門医「サケやカニの摂取は加齢臭の予防に効果的」

 ワキガや多汗症治療に詳しい北村クリニック院長・北村義洋さんは、こう話す。

「ニオイの原因となる汗を出すのは耳の中やワキ、乳首、陰部などにあるアポクリン腺。ここから出る汗に雑菌が繁殖してニオイを発します」

 さらに、ワキは常に閉じた状態のため高温多湿になり、雑菌の活動がより活発になるのだという。

 「かいた汗を放置していると雑菌がどんどん繁殖してしまうので、濡れたハンカチや制汗シートなどでこまめに汗を拭く心がけも大切です」(北村さん)

 「加齢臭の原因のノネナールの働きが特に活発なのは、40才を過ぎた男性。ノネナールのもととなる過酸化脂質は、活性酸素が増えると同時に増加するため、活性酸素を抑えれば発生を抑制できます」(北村さん)

活性酸素の発生を招く過度の運動や紫外線の浴びすぎなどに注意し、ビタミンCやE、魚介のサケやカニなどに含まれるアスタキサンチンの摂取も効果的。

「加齢臭は顔のTゾーンや耳の後ろなど皮脂分泌の多いところからにおうので、よく洗って」



 どんな男性、いや、女性も含めて、加齢臭は生じてしまうものです。

 アスタキサンチン摂取で何とかなるのなら、とってみるのもアリかも。
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2011年06月07日

聖マリアンナ医大皮膚科学研究所発、ほうれい線専用美容液

聖マリ医大の研究が凝縮「ほうれい線」専用美容液

聖マリアンナ医科大学の皮膚科学研究から生まれた(株)ナノエッグの化粧品シリーズ『マリアンナプラス』のほうれい線専用美容液『豊麗』が爆発的人気を呼んでいる。昨年末の発売開始以来、既に3万5000本を出荷。購入者に行ったアンケートでは82%が「使ってみてよかった」と答えた一品だ。横浜市のS・Mさん(53)は「はっきりしていたほうれい線が最近は薄くなってきました。目の下から鼻の脇まで使うと効果が高まったように感じます」と感想を寄せる。

 豊麗には、ビタミンCやEの約400倍の抗酸化作用があるα―リポ酸を独自技術で極小カプセル化した「α―リポエッグ」が配合され、肌に刻まれたシワの改善が期待できる。更に、使い続けることでヒアルロン酸とコラーゲンの体内での産生をサポートしてくれる。



 現役の医科大学発のベンチャー化粧品。その効果はなかなか高いらしく(お値段も高めではありますが)、結構な長期ヒット商品とか。
 
 ほうれい線という、中年女性の悩みの種も、要するに加齢によって水分やその他もろもろがなくなった状態。下手なことをせずクリーム等でサポートすればまだまだ蘇るのでしょう。

医学処:聖マリアンナ医科大学の研究者による化粧品ベンチャー「ナノエッグ」
医学処:肌の内側から状態を改善させる乳液、マリアンナ
posted by さじ at 11:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年06月06日

ある種の遺伝子異常で、先天性多毛症になる。

中米研究者、先天性多毛症患者に共通の遺伝子異常発見

 米国の南カリフォリニア大学はこのほど、同大の研究員と中国の北京協和医学院が共同で行った研究で、ある種の遺伝子異常が先天的に体に過剰に毛が生える多毛症を引き起こす可能性があることが分かったと発表した。

 協和医学院の張学教授らのチームが、米国人類遺伝学会の最新の機関誌で研究結果を発表。複数の患者のX染色体に同様の異常を発見したという。



 確かに遺伝子異常のある人が多毛ってのは、分かる気がしますね。

 これはただ「多毛」なだけなのか。
posted by さじ at 16:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年05月21日

にきび治療薬アダパレンでニキビ初期症状から対応して完治させる

医療用新薬、初期症状から対応 ニキビは疾患 治療のススメ

 発汗により、ニキビが増えてくるといわれる5月。だが、放置して悪化すると赤く盛り上がったり、皮膚に凹凸の跡を残し、悩みの原因にもなる。現在、皮膚科にはニキビの初期症状から対応できる治療薬が存在するようになったことから、医師らは治療の有用性を呼びかけている。あす21日は「ニキビの日」。

 ニキビは医学的に「尋常性ざ瘡」という慢性の皮膚疾患。原因は皮脂分泌の増加のほか、毛穴の詰まり、皮膚の毛包内に生息する微生物・アクネ菌の増殖(面ぽう)−が挙げられる。

 「これまで日本では、患者さんも皮膚科医もニキビは疾患という意識が低かった。理由の一つは、日本に治療薬が少なかったこと。ただ、2008年に国内で新薬が承認されて以降、ニキビ治療が劇的に変わった」と話すのは、東京女子医科大学病院皮膚科の川島眞教授。

 新薬とは、「アダパレン」という成分の塗り薬。毛穴の詰まりを取り除き、ニキビを減少させる作用がある。

 「これまで日本では、赤いニキビを改善する治療法として抗生物質を飲んだり塗ったりしていた。新薬では初期段階から治療できる。そのため、いまニキビ治療は元から絶とうという治療法へと転換した」と川島教授は強調する。

 日本にニキビ薬が少なかった理由は、承認に時間がかかることに加え、欧米に比べて重症例が少ないからだという。

 ただ、ニキビは悪化すると将来的に跡を残すほか、患者のQOL(Quality of Life=生活の質)に影響を及ぼす。事実、川島教授が皮膚科を受診したニキビの患者210人を調査したところ、軽い症状でもQOLが阻害されていることがわかった。

 「普通、患者は症状が重症なほどQOLが低下するが、ニキビは軽い症状でもQOLが低下している。特に、人に会いたくないといった感情に与える影響が予想以上に大きかったため、医師は患者の心理面まで配慮する必要がある」(川島教授)

 アダパレンを成分に含む「ディフェリン」の国内販売元、塩野義製薬によると、2010年度の売り上げは前年度比45・5%増の32億円と急伸している。ニキビを疾患ととらえる意識と、医療機関における新たな治療薬の存在が、今後のニキビ治療の充実を図りそうだ。

 一方、市販薬で売り上げを伸ばしているのが、レキットベンキーザー・ジャパン(東京都港区)の「クレアラシル」。こちらは、毛穴の内側の角質層を柔らかくする作用がある。

 1960年から国内販売が始まった「クレアラシル」は、現在「クレアラシル薬用洗顔フォーム10x」など医薬部外品9品、「クレアラシル治療薬クリーム」など第2類医薬品4品に拡大。2010年の売上個数は、前年比8・1%増という。

 そのほか、肌ケア商品「プロアクティブ」なども利用者を増やしている。



 参考にしてみては

大人に出来るにきびの原因を追求・解明する。
塩野義製薬、肌の色素沈着を緩和するビタミン剤を発売
ナショナルが、毛穴に詰まった皮脂を取り除く吸引機を発売
大人にきびの治療薬をライオンが開発
posted by さじ at 18:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年05月16日

円形脱毛症の治療の現状と、心のケアについて正しい知識を知ろう。

10代で発症し、長引くケースも“円形”脱毛症は即、皮膚科へ

 治療法は炎症が活発な急性期にはステロイド軟膏や内服薬で炎症を抑え、炎症が治まった後に発毛が認められない固定期には、皮膚表面をわざと刺激して軽い皮膚炎を起こし免疫反応を調節する方法がある。治療効果には個人差があり、一般には長期戦を覚悟しておいたほうがいいだろう。

 重症度が最も高い汎発性脱毛症は、全身の毛が抜けるという簡単には受け入れられない事態に直面する。免疫機能が未成熟な幼少時〜10代での発症が多く、本人と家族が営む社会生活への影響は大きい。特に母親は自責感や将来への不安を抱き過剰に子どもを守りがちで、逆に子どもの可能性を押しつぶしかねない。ここは父親が治療に参加し、母子の逃げ場を作ることが肝心だ。時には「治療をお休みするか」とゆとりを持つのもいい。解放感をきっかけに治癒することもあるのだから。

 円形脱毛症は死に至る病ではない。しかし、ある患者さんは「社会的に抹殺される病気」とつらさを表現した。子ども時代のいじめや就職活動での差別など、年齢性別にかかわらず痛みは共通のものだ。もしも自分や家族に円形脱毛症の疑いがあるなら、診療実績がある皮膚科への受診ともう一つ、同じ経験をわかちあえる患者会に参加してみよう。国内では、日本円形脱毛症コミュニケーション(JAAC〈www.jaac.info/main/〉)が皮膚科医の協力を得てさまざまな活動を行っている。



 まあー大変なもんですわ。

 やっぱり見た目というか、髪の毛というのは大事ですよね。特に若いうちは。

 しかし医療が進歩して円形脱毛症も、結構解明されつつあります。昔は「ストレスによるものだ」みたいに言われていましたけれども。昔と今は全然違いますのでお近くの皮膚科へ。

 カツラメーカーなどが医療用ウィッグなどの技術を確立させてきているので、併せて利用していただきたいですね。心のケアも含めて治療に向けていただければと思います。もう昔みたいに、「恥ずかしいのを我慢する」なんて、思わないで。
posted by さじ at 03:50 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年05月04日

脂肪吸引で腸管を損傷し、女性死亡。執刀医逮捕。

脂肪吸引女性死亡:執刀医逮捕 「やむを得ぬ」「驚き」 美容外科医、割れる反応

 S院(東京都豊島区)で腹部の脂肪吸引手術を受けた荒川区の無職、Mさんが死亡した事故で執刀医のH容疑者(37)が警視庁捜査1課に業務上過失致死容疑で逮捕されたことについて、美容外科医師の反応が割れている。理解する見方がある一方、医療行為に刑事責任が問われることへの懸念も出ている。

 逮捕容疑は09年12月、Mさんへの脂肪吸引手術で注意義務を果たさずに皮下脂肪に挿入した吸引管を動かし、内臓損傷により脱水死させたとしている。捜査1課は吸引管を標準より速いスピードで動かしたとみている。H容疑者は任意聴取の段階から「手術は適切だった」と容疑を否認したが、捜査1課は「結果は重大で証拠隠滅の恐れがある」と逮捕に踏み切った。

 日本美容外科学会理事長で医師の保阪善昭さんは「考えられないミスで逮捕はやむを得ない」と話す。患者が高齢だと内臓の筋肉組織がもろいケースがある。保阪さんは「高齢者は手術のリスクが高まるのは当然で、吸引管の操作には細心の注意を払うべきだった」と指摘する。

 一方、日本美容外科医師会に所属する医師の真崎信行さん(53)は「脂肪吸引に携わる医師全員に起こりうる事故で、逮捕は驚きだ」と話す。「いくら注意を払っても、筋肉組織がもろいと腹膜に穴を開けたことに気付かない場合がある」と指摘し、「医師たちが萎縮し、技術が立ち遅れてしまうことが心配だ」と話した。

 国民生活センターによると、脂肪吸引手術を含む美容医療に関する苦情は、05年度の201件から、09年度は287件、10年度は3月8日までで242件と、増加傾向にある

 腹部の脂肪吸引手術では、「手術から4年たってもかゆみがある」「痛みが取れずおなかがでこぼこになった」といった相談が寄せられているという。



 まず美容形成でクレームが多いのは、ちゃんとインフォームドコンセントを行っていても、美の部分であるために「不満」があるということが挙げられます。もちろん医師側の問題として「こんなに良くなりますよ」と効果を過度に伝えている場合もあります。

 そもそもこの脂肪吸引は、もちろん事故が起こる可能性はあるにはありますけれど、それを回避するためにトレーニングや経験が必要なわけで。

 どうなんでしょうかね。終わった後に腹部レントゲンを撮るとかすれば防げる事故だったんじゃないですかね。
posted by さじ at 02:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年04月20日

毛包にある幹細胞を培養し移植して毛を再生することに成功。

毛の再生、マウスで成功=脱毛症の自己移植治療に応用へ−東京理科大

 大人のマウスのひげを作る「毛包」にある幹細胞を採取して培養、増殖させ、毛がない別のマウスの背中に移植して毛を再生させることに、東京理科大の辻孝教授らが世界で初めて成功した。3月1日から都内で開かれる日本再生医療学会で概要を明らかにし、新技術の詳細は論文にまとめて国際的な科学誌に発表する。

 この技術をヒトの脱毛症患者に応用できれば、残った毛髪組織を増やして脱毛部分に自己(自家)移植し、頭髪を再生して長期間維持できると期待される。研究チームは、患者から後頭部の毛髪組織の提供を受けており、辻教授は「早ければ3年後の臨床試験開始を目指したい」と話している。

 マウスのひげは体毛より太く、直径が0.05ミリ程度でヒトの毛髪に近い。再生した毛を電子顕微鏡で分析すると、自然の毛と同様に中心に毛髄、周囲に毛皮質があった。さらに自然の毛は生え替わることを繰り返すが、移植後の毛包も3カ月間、21日周期で生え替わりが続いた。



 この技術って、ただのハゲだけではなく、脱毛症とか、抗がん剤の副作用による脱毛とか、そういう医療的分野でも凄く活躍できそうです。

 子供とか、癌の女性とか、そういう人にはぜひとも使っていただきたい。
posted by さじ at 21:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年04月19日

ストレスホルモンを阻害し、頭髪を再生してくれるアストレシンB

ストレス阻害物質に発毛効果を発見、米実験中に偶然

 ストレス関連ホルモンを阻害するある化合物に、頭髪を再生してくれる可能性を期待できる研究結果が、16日のオンライン科学誌「PLoS ONE」に発表された。

 アストレシンBと呼ばれるこの物質が、脱毛治療で使用されるミノキシジルよりも発毛効果があることが、マウス実験によってわかった。

 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California at Los Angeles、UCLA)と米退役軍人省の研究チームは、アストレシンBの効果を発見できたのは「全くの偶然」だったという。 

 研究チームは、ストレスホルモンの一種、副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)を大量に生産するよう遺伝子を組み換えたマウスを使って実験を行っていた。これらのマウスは慢性ストレス状態となり、背中の毛が全部抜け落ちていた。

 実験は、CRF阻害薬が消化器系の機能に及ぼす影響を調べるというもので、米カリフォルニア州のソーク研究所(Salk Institute)が開発したアストレシンBをこれらのマウスに注入した。何ら効果は現れなかったので5日間、同じ実験を続けた時点で終了し、使用したマウスを毛の生えた普通のマウスのいるケージに戻した。

 3か月後、再び実験で使用するためマウスの元に戻った研究者らは、もはや遺伝子組み換えマウスを識別することができなかった。どのマウスも毛が再生してふさふさしていたからだ。そればかりか、毛は加齢とともに白くはならず、色素を保つ働きをしているようにも見えた。

 研究チームは、毛のないマウスにミノキシジルだけを投与する実験を行ったが、毛の再生具合は人間の場合同様、それほど劇的ではなかった。このことはアストレシンBに対する反応もマウスと人間では同様で、人間でも劇的な発毛効果がありうることを示唆している。

 またこの研究は、ストレスに関連したさまざまな病気について、発症や悪化を防ぐ上で役立つ可能性も示しているという。



 頭髪の悩みから解消される日もそう遠くない未来かも。

 まぁ髪がなくなったらなくなったでかっこいい人はかっこいいですけど。
posted by さじ at 00:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年04月18日

大人に出来るにきびの原因を追求・解明する。

大人のニキビ 体調映すバロメーター

 大人の顔にも赤いニキビはできる。思春期のころとは違い、生活習慣やストレスなど、様々な原因が重なって起こる。新年度を迎える今の季節、職場環境などが変わり、ニキビが増えてしまう人も多いという。

 通販化粧品大手のオルビス(東京・品川)が20〜30代の女性1656人を対象に実施した調査では、20歳以降にニキビができた経験がある人は93%にのぼる。「働く女性を中心に、大人になってからニキビができ始めたという人も少なくない」(オルビス)という。

 ニキビができる仕組みは思春期でも大人でも共通する。毛穴が詰まって皮脂や老廃物がたまり、毛穴の中でニキビの原因になるアクネ菌が増える。菌が炎症を起こす物質を出し、腫れて赤く盛り上がる。

 だが、その原因は年代によって違う。思春期ではほとんどの場合、男性ホルモンの働きが一時的に活発になって起こる皮脂の過剰分泌だ。ホルモンのバランスが落ちつくと、ニキビも自然に治まる場合が多い。

 一方、大人の場合は、原因が多岐にわたる。慶応義塾大学医学部皮膚科の海老原全准教授は「ストレスや睡眠不足、それに不規則な生活習慣が、重大な悪化因子だ」と指摘する。年を重ねていくと肌の新陳代謝や保湿機能は徐々に衰え、こうした要因が拍車をかけ、古い角質が厚く硬くなって毛穴の詰まりを引き起こす。ホルモンのバランスも乱れてしまい皮脂の分泌に影響する。

 女性の場合は、一定周期でホルモンのバランスが変わるため、男性よりもニキビができやすい。特に生理前が要注意だ。

 思春期のニキビが額や鼻など皮脂の分泌が多いところにできやすいのに対し、大人ではほおや口の回り、あごなどに多い。年齢とともにできる場所が下がってくるといわれるが、その理由はよくわからない。大人のニキビは前髪やもみあげなどの生え際にもできやすく、髪が皮膚に当たって刺激していることが悪影響を与えているようだ

 目立つ場所にできたニキビは早く治したいもの。オルビスの調査では、ニキビの対処法として48%もの人が「潰す」をあげた。悪いと知りつつも見た目が小さくなるので、ついやってしまうようだが、皮膚の深い場所まで傷つけてしまい、痕が残りやすくなる

 基本はやはり洗顔。毛穴の詰まりや皮脂を取り除くことは対処法にも予防法にもなる。ただ、ゴシゴシと洗うと過剰な刺激を与えるうえ、皮脂を取り除きすぎて肌が乾燥してしまいよくない。1日2回、力を加えすぎずに洗顔剤を使って洗う。

 皮膚や粘膜の状態を改善するため、ビタミンB2やB6を含んだ食材やサプリメントを取るとよいという。海老原准教授は「軽いニキビなら自宅でも十分に対処できる。もしそれでも新しいニキビが次々とできてしまうようなら、一度皮膚科を受診してほしい」と勧める。

 2008年に「アダパレン」という塗り薬が国内で承認され、ニキビ治療に使えるようになった。毛穴の詰まりを取り除いてくれる。海外では数十年前から使われた実績もあり、虎の門病院皮膚科の林伸和部長は「(アダパレンの登場で)ようやく国内でも医師がニキビを扱えるようになった」と話す。

 炎症を抑える抗生物質などとの併用が、標準的な治療になっている。重症になると、薬剤を使って角質を除去するケミカルピーリングなどを施すこともあるが、保険適用外になっている。

 ニキビを防ぐためには、規則的な生活をし、睡眠をしっかりとる。ストレスや疲れもためないように心がける。



 いつまでたっても現代病なんでしょうね、にきびも。

 精力的に仕事をする人にとっては生活習慣を正しくすることこそなかなか難渋してしまうでしょうけれども。

LEDを用いてニキビをなくす、新しい治療方法
カスピ海ヨーグルトを食べるとアトピー性皮膚炎が緩和する
アロエヨーグルトを食べるとニキビや毛穴の黒ずみが改善
posted by さじ at 19:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年03月26日

イケメンや美人のほうがIQが高い。

天は二物を与える、イケ面や美人は高いIQを持つ

今回、研究で明らかになったところによると、見た目が良い人はIQが平均14ポイント高かったという。以前にもIQに関連して数々の発表をしているロンドン大学政治経済学院のKanazawa Satoshi氏がサンデータイムズに次のように語った。(彼は以前にも夫婦の見た目の良さによって生まれる子供のIQの違いや、科学者は持てるために研究するといったインパクトのある研究成果を発表している。)

「社会的階級、体の大きさ、健康のコントロールがあってもなくても、身体的な魅力はかなり明らかに一般的な知性と関連しています。この関係は女性よりも男性の間でより強いものとなっています。」

 彼はまた、他の社会的地位に関する研究の中で、中流階級の女の子が労働者階級の子よりも高いIQを持つことも見つけた。

 Kanazawa氏はイギリスにおいて、全英児童発達研究の1958年3月以降の17419人のデータを調査し、身体的に魅力のある男性のIQは平均よりも13.6ポイント高く、女性においてはは11.4ポイント高かったという。また、アメリカにおいては、全米青少年長期縦断的健康状態研究から3500人のデータを用いて類似した結果を得たという。

 高学歴かつ芸能の面に秀でた世界の人物として、ケンブリッジ大学に行くスーパーモデルのLily Coleやオックスフォード大学を卒業していた女優のBrian Cox、日本においては東大の菊川怜、AKB48には早稲田大学の佐藤夏希がいる。



 関係あるかどうかわかりませんけど

 頭の良い人って、肌綺麗ですよね。

 大学病院の教授って、みんな肌綺麗じゃないですかね。

 アレなんでなんでしょう。

 忙しくても生き生きしてるし、何かそういう要素があるんでしょうか。
posted by さじ at 03:06 | Comment(6) | TrackBack(0) | 皮膚

2010年11月22日

パソコンの長期使用で顔が老ける。その対策は?

パソコン長時間使用は「老け顔」に / 英国医師が発表

 英国の有名な皮膚科医師がパソコンを長く使用すると顔が老けると警告した。9月25日付の英国メディア「テレグラフ」が伝えている。

 医師であるMichael Prager氏によれば、肌の老化に関して相談に訪れる女性患者が多いとして、それはパソコンを長時間利用することが原因となっていると伝えた。また、Prager氏は、同じ位置にずっといると、顎のラインが下がり、またスクリーンを下向きに見るため、首の筋肉が短くなり二重顎になると警告した。

 以下、これに対する予防法

・パソコンの側に鏡を置いて自分の顔の状態をチェックすること
(人間はストレスを感じたり、考え事をする時、知らないうちにしかめっ面をするから)

・パソコンを長時間使う際は、40分〜50分ごとに休憩を取り首などをストレッチ

 ちなみに、現在の20代女性のパソコンユーザーは、今の患者よりも将来的にさらに悪化する可能性があるとのこと。女性もしかり、パソコンをメインに使う男性も長時間の使用には、意識的に休息を取ることが求められている。



 わたくしも激しくパソコンを使うものですけれども、顔の疲れっぷりがとてつもないです。

 今は目のまわりとか、疲れてんなーって分かるぐらい酷いよ。

 なんとかしないといけないね。
posted by さじ at 02:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | 皮膚

2010年08月29日

毛髪の細胞から体内時計を測定する新検査法を開発する

毛髪で体内時計測定 山口大など世界初

 山口大と佐賀大、ソニー(東京)の研究グループは23日、頭髪やひげの根元に付着する細胞からヒトの体内時計を測定する簡便な手法を世界で初めて開発したと発表した。体内時計の乱れは、うつ、糖尿病、睡眠障害など広範な疾病との因果関係が指摘される。同グループは「臨床導入が期待でき、さまざまな医療研究に貢献できる」としている。

 研究は、リーダーの山口大時間学研究所の明石真教授(36)、佐賀大医学部循環器内科の野出孝一教授(49)、ソニー先端マテリアル研究所ライフサイエンス研究部員たち、計8人が中心メンバー。

 明石教授によると、ヒトの体内時計の測定報告は十数例しかなく、2001年に米国とカナダの共同研究グループが口内粘膜から採取した細胞で、03年には米国とカナダの別グループが血液の細胞で、それぞれ測定するなどしている。しかし、いずれも身体への負担が大きく、生きた細胞が採取しにくいことから測定法の確立に至っていなかった。

 山口大などの手法は、毛包細胞を溶かし、タンパク質合成にかかわる「メッセンジャーRNA(mRNA)」を精製、測定して時計遺伝子の活動(体内時計の状態)を把握する。

 身体負担が比較的小さく、明石教授は「高い精度で測定でき、臨床導入の基盤が確立できた。生活リズムに合わせた治療、抗がん剤投与などで副作用が最も少なく効果の大きい時間治療の研究のほか、労働環境改善など広範囲に貢献できる」としている。

 交代制勤務労働者の疾病リスクを研究する産業医科大医学部(北九州市)の久保達彦講師=公衆衛生学=は「生活リズムの乱れが疾病にどう関係するのか遺伝子レベルの解析が可能になり、病因の解明にも大きな進歩」と期待を寄せる。



 確かにサーカディアンリズムの「測定」の仕方はなかなかないかもしれません。

 毛の細胞から判明できるならば、それは容易い。
posted by さじ at 03:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚

幹細胞を増やした培養液を塗るだけで皮膚が再生する

培養液に移植と同程度の治療効果

 けがなどの傷口に、皮膚のもとになる細胞を増やしたあとの培養液を塗ると、細胞を移植するのと同じ程度の治療効果があることが、名古屋大学などの研究でわかりました

 名古屋大学などの研究グループは、皮膚のもとになる幹細胞と呼ばれる特殊な細胞を増やしたあとの培養液に皮膚を再生させる力があるか、複数の患者の協力を得て確かめました。

 放射線治療の副作用などで皮膚を再生させる力を損なった患者の傷口に、この使用後の培養液を塗ったところ、傷口はいずれも半年後までにきれいにふさがったということです。さらに、マウスを使った実験で、けがの傷口にこの培養液を使うと、細胞を移植するのと同じ程度の治療効果があることがわかりました。

 培養液には、細胞の増殖に必要な「成長因子」と呼ばれるたんぱく質が10種類以上含まれていたということで、研究グループでは、この成長因子が皮膚の再生を促したとみられると結論づけています。研究グループの上田実教授は「これまで培養液は使い終わると捨ててしまっていた。今後研究が進めば、皮膚だけではなく、神経などほかの病気でも細胞を使わない再生医療が実現する可能性がある」と話しています。



 これは応用が効きそう。

 いずれは一般にも普及して、傷口を治療するような薬が出来るかもしれません。
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飲む虫除け剤を開発。蚊が寄り付かなくなる効果あり。

飲む虫よけ剤商品化? マウス実験で効果確認

 蚊が嫌うかんきつ系の香料を飲むと成分が毛穴から発散し、蚊が寄りつかなくなる効果があることを、第一三共ヘルスケア(東京都)がマウス実験で確認した。血を吸われる回数は最大で5分の1に減少。同社は内服用虫よけ剤としての商品化を視野に特許を出願した。同社によると、内服タイプの虫よけ剤は「聞いたことがない」という。

 実験では、食品添加物として用いられる数種類のかんきつ系香料をマウスに投与。最も効果が高かったのはシトラールで、投与から1時間後の観察では、5分間に雌のシマカが皮膚にとまる回数は約4分の1に、血を吸う回数は約5分の1に減った。投与量は体重50キロの人に換算すると数〜数十ミリグラムに相当し、飲み薬として非現実的な量ではない。

 同社は「体全体をすきなくバリアできる」とメリットを強調。研究開発部の塙雅明企画グループ長は「商品化するなら、安全性や効能で相当な証拠をそろえる必要がある」と話し、実際に開発に着手するかどうかは反響をみて慎重に判断したい考えだ。

 蚊は動物や人の間で感染症ウイルスを媒介する。地球温暖化による熱帯の蚊の北上も懸念され、今回の香料を家畜の飼料に添加し、感染症拡大を抑えるなどの利用も考えられるという。



 すげぇー・・・

 これ欲しいですわ。蚊ぁ嫌いなんですよね。好きな人間いないと思うんですけど。

 というか熱帯地方で大売れするんじゃないでしょうか。マラリア予防に。
posted by さじ at 02:35 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚

2010年08月22日

円形脱毛症に対する治療法を日本皮膚科学会がまとめる

円形脱毛症、ステロイド注射は推奨 学会が治療法評価
  
 日本人では1千人に1〜2人の患者がいる「円形脱毛症」の診療指針を、日本皮膚科学会が20日まとめた。軽症なら8割は1年以内に治るが、全身の毛が抜けることもあり、精神的ダメージが大きい病気と認定。ステロイド注射は勧める一方、漢方薬や精神安定薬、鍼灸による治療には否定的な評価をした

 円形脱毛症は、病原体から体を守る免疫の仕組みが、毛をつくる細胞を「異物」と認識して攻撃し、毛が抜ける病気。アレルギーや遺伝が原因と考えられ、ストレスとの関連ははっきりしていない。

 指針は徳島大の荒瀬誠治教授(皮膚科)ら17人の専門医が作った。国内外で実施されてきた22種類の治療法について、論文や診療実績から「勧められる=B」「行っても良いが十分な根拠がない=C1」「行わない方がよい=C2」「(無効か、有害とする研究があり)行うべきでない=D」に分類した。

 免疫の働きを抑えるステロイドを脱毛場所に注射するステロイド局注と、頭皮に薬品を塗って、軽くかぶれさせて毛根への攻撃を和らげる局所免疫療法をB評価とした。

 男性型脱毛症に効くというミノキシジル(商品名リアップ)、ステロイドの飲み薬、抗アレルギー薬セファランチンの飲み薬、紫外線を照射する治療、情緒を安定させるというカツラなど12種類は「C1」。漢方薬や精神安定薬、催眠療法など6種類を「C2」、免疫細胞の働きを抑える分子標的治療薬や鍼灸を「D」とした。

 ただ、ステロイドの局注や飲み薬、紫外線を使う治療法などについては「安全性が確認できていない」と15歳以下には勧めていない。

 委員の大阪大の板見智教授は「医師と患者が指針を共有して、体にあった有効な治療法を見つけてほしい」と話している。



 子供にもいますので、あれですけど、円形脱毛症はストレスとの因果関係は少ないといわれています。

 しかし一般的に円形脱毛症=ストレスに負けた人みたいな間違ったイメージがありますね。そういったイメージがますます精神的に追いやってしまうという。

 実際にはステロイドや飲み薬などで治療することが多いです。

 選択肢は様々ですが、個々にあった治療法を選択することが一番大事なのでしょう。そこは医者と患者との関係というか、共同作業です。

 治るまでの間、部分的なカツラというか、ウィッグのようなもので補うなどの工夫をするのもアリだと思いますしね。最近は大きな病院だと、こういう髪の毛の悩みに対してカツラメーカーが応えてくれるようなブースもあるみたいですが。

関連
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医学処:木いちごの香りの元、ラズベリーケトンに育毛&美肌効果。
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posted by さじ at 05:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚

2010年08月19日

ケロイドの発症に関与する遺伝子を東大医科研が発見する

ケロイド治療へ 遺伝子を発見

 けがややけどのあと、傷ついた皮膚が盛り上がるケロイドの発症にかかわる遺伝子を東京大学医科学研究所などのグループが見つけ、ケロイドの根本的な治療法の開発につながる可能性があると注目されています。

 ケロイドは、けがややけどのあと、傷ついた皮膚が異常に増殖して盛り上がり、かゆみや痛みを伴うもので、取り除いても再発しやすく、完全に治すのは難しいとされています。東京大学医科学研究所と理化学研究所の研究グループは、全国の医療機関を通じて協力を得た820人のケロイドのある患者の遺伝情報を一般の人たちと比較して詳しく分析しました。

 その結果、遺伝情報のうち特定の4か所がケロイドに関係し、発症の割合はいずれかで配列が異なると1.5倍から2倍、4か所すべてで配列が異なる場合10倍近く高くなることを突き止めたということです。4か所のうち1か所は細胞同士を接着する働きのある遺伝子だということで、研究グループでは、この遺伝子を制御できればケロイドの根本的な治療法の開発につながる可能性があるとしています。研究にあたった東京大学医科学研究所の中村祐輔教授は「ケロイドは患者にとって、精神的な面でも負担が大きい。今後、さらに遺伝子の働きを調べ、治療薬の開発につなげたい」と話しています。



 ケロイド体質という人がいます。手術した後の傷口が治りにくく、盛り上がってしまうような体質の人です。こういう人はケロイドを除去しても、なかなか治らない。見た目がよろしくないためメンタル的につらいところです。
posted by さじ at 21:34 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚

2010年08月16日

モー娘。亀井絵里、アトピー性皮膚炎治療のため脱退。

■「モーニング娘。9期メンバーオーディション」について

■卒業に関して

○モーニング娘。6期メンバーの「亀井絵里」の卒業に関して

亀井絵里本人より、数回に渡って体調の管理についての相談があり、
「どこかのタイミングでアトピー性皮膚炎の完治を目指したい。」と
申し入れがありました。
本人は、モーニング娘。加入当初から皮膚のかゆみ、肌の色などの症状をすごく気にしていました。
クスリで緩和したりファンデーションでカバーしてきましたが、
ライブで大量の汗をかいたり、衣装を何度も着替えたりすることで、
なかなか症状の完治まで至りませんでした。
「たかだか皮膚の問題で」と言われてしまうかもしれませんが、専門医の意見としても、
「皮膚の問題はそのうち体の内側の問題に移行したり、マインドに影響する可能性もある」と言われ、
また、本人にとっては「皮膚の問題こそが超重要な問題でありまして、
このまま長く放置するより一旦治療に専念するということを選択し、
2010年秋に行われますモーニング娘。のコンサートツアーの最終日をもって、
モーニング娘。及びHello!Projectを卒業させることを決めました。
その後に関しては、症状の完治後本人と相談して決めて行きたいと思います。

2010年8月8日
モーニング娘。プロデューサー
つんく♂



 女の子だもんね。

 アイドルの中には、昔アトピー性皮膚炎だったのかな?という、アトピーっぽい肌をした人も結構いますね。治すのは色々大変そうですが、克服した方も結構おります。メンタル的にも辛い疾患だということを理解しているつんくはなかなかナイス。
posted by さじ at 05:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

表皮水疱症に骨髄移植が有効か。北大で成果を挙げる

難病「表皮水疱症」 骨髄移植が治療に有効 北大研究班

 北大大学院医学研究科皮膚科学分野(清水宏教授)の阿部理一郎講師(41)と藤田靖幸医師(32)らの研究班は、骨髄移植が難病の表皮水疱症の症状を改善させ、治療に有効なことをマウスで確認した。最新の米科学アカデミー紀要(電子版)で発表した。

 皮膚表面の表皮とその下の真皮をつなぎ留めるタンパク質がないために起きる同症は、根本的な治療法がない。今回の研究は骨髄移植が有力な治療法となる可能性を示した。

 研究班は、原因タンパク質の一つ、17型コラーゲンが生まれつきない同症のマウス20匹に、健康なマウスの骨髄を移植。その結果、移植した骨髄の一部が皮膚細胞に分化し、8割以上のマウスの皮膚に移植でできた新しい細胞や17型コラーゲンを確認した。水疱ができにくくなるなど皮膚の症状も改善した。

 研究班によると、同症の根本的な治療法としては、欠損タンパク質の遺伝子を患者の皮膚細胞に導入する遺伝子治療や、タンパク質自体を皮膚に補充する治療法が挙げられるが、まだ研究段階だ。

 阿部講師らは「今後は、ヒトでも骨髄移植でタンパク質や皮膚を形成できるか確かめねばならない。骨髄移植は白血病などの治療で既に行われており、他の研究段階の治療法に比べ、障壁は低く、実現性は高い」と話している。



 人間という体を構成するのは蛋白質です。それぞれに役割があります。

 その蛋白質の1つが、機能しなくなるだけで「病気」になります。何も病気がないというのは奇跡に等しいのかもしれません。

 表皮水疱症という病気は、普通の人ならば表皮と真皮がくっついているのが当然ですが、その間を繋ぐ蛋白質が欠損しているために、簡単にはがれてしまい、水疱が出来てしまう病気です。
posted by さじ at 04:01 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚

2010年08月01日

塩野義製薬、肌の色素沈着を緩和するビタミン剤を発売

塩野義製薬、肌のしみや荒れを緩和する大衆薬

 塩野義製薬は肌のしみや荒れを緩和する一般用医薬品(大衆薬)、2製品を発売した。ケンコーコムなどのインターネットサイトに限定して販売する。外装の箱の色を黒や淡い青とシンプルすることで、肌荒れに悩む男性も買いやすくしたという。10年度の売上高は2製品あわせて3000万円を見込む。

 「プロビキューレSP錠」は、しみやそばかすなど肌の色素沈着を緩和するビタミンCやL―システインを配合。「プロビキューレAC錠」は過剰な皮脂分泌や新陳代謝の低下を正常化するビタミンB2誘導体などを配合しており、にきびや口内炎の肌荒れ症状を改善する。



 意外とこう、男性はビタミンを軽視しているというか、女性ほど肌に関してお手入れをしないのが実情ではないでしょうか。私もそうなんですが・・・なんというか、面倒というのが一番先行してしまいます。

 でもやっぱり10年後、20年後を考えると、やったほうがいいんでしょうけれどもね。
posted by さじ at 10:47 | Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚