[皮膚]の記事一覧

2013年09月22日

カネボウ美白化粧品の白斑、タクロリムスが有効か

<カネボウ「白斑」問題>治療法研究 時間と共に改善の可能性

 カネボウ化粧品の美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」の健康被害が出ている問題。カネボウや日本皮膚科学会による実態把握・原因究明が進むにつれ、症状の改善例を基に治療法が少しずつ明らかになってきた。同学会は現状での治療法を公表するなど情報提供に努めている。

 原因や治療法の調査・研究は、日本皮膚科学会が組織した特別委員会(委員長・松永佳世子藤田保健衛生大教授)が中心となって進められている。その関連情報は同学会のウェブサイト(http://www.dermatol.or.jp/)に掲載され、発症者らを対象とした資料「患者さんの質問にお答えします」を更新するなどしている。

 同特別委は医師から集めた調査票を分析し、9月7日に中間報告を公表した。それによると、ロドデノール入り化粧品使用者のうち、白斑の発症者は約2%。化粧水と乳液など複数のロドデノール入り製品を重ね塗りしているケースが多いという。白斑発症のメカニズムは分かっていないが、松永委員長は「原因はロドデノールと考えていい」と述べた。

 また、白斑症状が出た使用者のうち、使用中止後6カ月以上たった50人をみると、58%にあたる29人の白斑が小さくなったり、治ったりしていた。時間が経過するにつれて症状の改善する人が増えるとみられ、同特別委は「1〜2年かけて症状を見ていくことが必要だ」としている。

 カネボウの調べでも、ロドデノール入り化粧品の使用をやめると白斑症状が改善することが分かってきている。発症者400人に使用中止から回復し始めるまでの期間を聞いたところ、235人が「3カ月まで」に、121人が「4〜6カ月まで」に回復し始めたことが分かった=グラフ<左>。

 ロドデノール入り化粧品の使用をやめると、白斑のまわりが黒くなり、かえって目立つケースも同学会に報告されている。白斑の部分に色素が戻ってきている途中の状態とされ、同特別委メンバーの錦織千佳子神戸大医学部教授は「時間がたてば周囲と同じ色に落ち着くと考えていい」としている。

 一方、薬を使用することで、改善が早まる可能性も出てきた。最も効果が期待できるのは、アトピー性皮膚炎の治療薬としてよく使われる「タクロリムス軟こう」だ。同学会が医師から集めた調査票には、この軟こうを白斑部分につけると早く改善するケースが報告されているという。市販薬でないため、医師の処方が必要だ。

 また、ステロイド外用薬については、かゆみや赤みには効くが、白斑の改善に効果があるかは不明という。レーザー治療も効果が分かっていない。



 人に見られるところの部分、それも美白を行おうと思って塗っている部分のまだらですからね、被害としては深刻でしょう。タクロリムスが効くということで、実際有効なのかどうかを見出してほしいいですね。
posted by さじ at 09:51 | Comment(0) | 皮膚

2013年04月01日

体毛をなでると快感を感じるのはMRGPRB4ニューロンの活性化による

体毛を撫でられると快感を感じるニューロンを発見:研究結果

 デイヴィッド・アンダーソン率いるパサデナのカリフォルニア工科大学の科学者たちは、この実験のために開発したある特殊なブラシを利用して、マウスの体毛を撫でた。そして、脳機能イメージング技術で実験動物の脳を観察することによって、この刺激がミエリンを欠く一群のニューロンを活性化させることを発見した。これらのニューロンは、体毛で覆われた体の部位のみに神経を延ばしており、MRGPRB4と呼ばれるタンパク質を発現している。研究者たちは、これとは異なる別の種類のニューロンが、肌をつねる刺激に対応していることも発見した。

 科学者たちによればこの行動実験は、MRGPRB4ニューロンの活性化が、マウスに抗不安効果をもたらし、報酬系、つまり快感と関係する感覚を促進することを示唆している。このことを理解するために、研究者たちはブラシで刺激を受けているマウスに、いわゆるCPP(Conditioned Place Preference:場所嗜好性)試験を行った。特別な刺激や体験に起因する動機づけ効果を、対照用のニュートラルな状況での動機づけ効果と比較しながら測定する実験だ。

 研究者たちの結論は、おそらくマウスやほかの多くの種の動物に見られる互いに体毛をつくろい合う習慣は、まさにMRGPRB4ニューロンによって活性化される報酬系と関係しているというものだ。「同じことが人間にも起こると決めつけるにはまだ早過ぎます。わたしたちの次の実験は、人類もマウスで観察されたのと同じようなニューロンをもっているかを調べるのに役立つでしょう」と、アンダーソンは結んでいる。



 特に女性の場合、頭をなでられると居心地が良いと感じるのでしょうか。

 高校生の頃、友人の男子がクラスメイトの女子の頭をなではじめたことがありました。付き合ってもいないし、皆のいる教室で。臆する事無くMRGPRB4ニューロンを活性化させた男子に敬意を抱き、一方で拒否するでもなくその行為を受け入れている女子に驚きを禁じ得ませんでしたが、あれもMRGPRB4ニューロンの抗不安作用によるものだったのでしょうか。

 異性間で皮膚に触れるか触れないかのあたりで撫でると心地よい(らしい)のも、除毛してもうぶ毛をなでることでMRGPRB4ニューロンを活性化させているからなんでしょうか。興味は尽きませんが、そのあたりの考察はプレイボーイに任せたいと思います。
posted by さじ at 01:12 | Comment(0) | 皮膚

2013年01月30日

ベーチェット病の疾患感受性遺伝子と発症メカニズムを横市の石ヶ坪教授が発見

医学研究科 石ヶ坪教授らの研究グループが、ベーチェット病の新しい疾患感受性遺伝子と発症メカニズムを

 横浜市立大学大学院医学研究科病態免疫制御内科学教室の石ヶ坪 良明教授(厚生労働省ベーチェット病班 研究代表者)らの研究グループはゲノムワイド関連解析にて厚生労働省の特定疾患であるベーチェット病の新しい疾患感受性遺伝子と発症のメカニズムを発見しました。

 ベーチェット病はぶどう膜炎、皮疹、口腔・陰部潰瘍など全身に発作的な炎症を繰り返す難治性疾患で、厚生労働省の特定疾患に最初に認定され、平成22年3月末時点で、受給者数は17,290人です。患者は日本・トルコなどのシルクロード沿いのアジアに多く、発症には環境因子と遺伝素因の両方が重要と考えられています。最も強い遺伝素因としてヒト白血球抗原(HLA)-B*51(たくさんあるHLA-Class I の中の一つ)が知られていますが、病気における役割はよくわかっていません。ベーチェット病はときには失明に至り、病態解明が急がれます。

 石ヶ坪教授、同教室桐野洋平助教、同大眼科水木信久教授ら横浜市大グループは、米国国立衛生研究所、トルコイスタンブール大学と国際共同研究を行い、桐野助教を中心として、日本人・トルコ人計約5000例の患者・健常人の検体を解析しました。トルコ人ゲノムワイド関連解析の情報を、「インピュテーション法」を用いて統計学的に増幅して再解析したところ、新規の疾患感受性遺伝子CCR1 (ケモカイン受容体)、STAT4 (転写因子)、KLRC4 (ナチュラルキラー細胞受容体)、ERAP1 (小胞体アミノペプチダーゼ)を同定しました。

 通常異なる染色体上に存在する遺伝子間には相関は認めませんが、ERAP1 とHLA-B*51 両者の素因を持つとリスクの相乗効果を認めました(エピスタシス)。ERAP1 とHLA-Class I とのエピスタシスは強直性脊椎炎と乾癬でも報告されています。ERAP1 は小胞体に存在し、HLA-Class I に乗せるためにペプチドを短くする働きがあることから、ペプチドのヒト白血球抗原への提示過程がこれらの疾患で極めて重要であることを示しています。CCR1 とSTAT4 近傍のSNPはこれらの遺伝子のmRNA発現量と関連していることを明らかにしました。



 ベーチェット病はかなりの難病ですが、しっかりとした治療の確立に至っていません。日本人に多い疾患なんで、日本がリードして解明してほしいですね。
posted by さじ at 00:30 | Comment(0) | 皮膚

2012年12月19日

巨大色素性母斑を本人の培養表皮の移植で治療しよう。

培養表皮で巨大あざ治療

 黒褐色のあざが生まれつき体の広範囲にみられる「巨大色素性母斑」。外見上の問題に加え、悪性化して皮膚がんになりやすい危険性が潜んでいる。従来、患部を切除して縫い合わせたり、体のほかの部分の皮膚を移植したりする治療が行われてきたが、母斑が大きすぎる患者には適さないなどの難点があった。そこで、患者本人の皮膚片から作った培養表皮を移植に用いる再生医療を新たな治療の選択肢にしようと、国内4施設が医師主導治験を開始し、患者に参加を呼び掛けている。

 実施するのは国立成育医療研究センター (東京都)、大阪市立総合医療センター 、独協医大病院 (栃木県)、聖マリアンナ医大病院 (川崎市)。

 医師主導治験は、採算性などを理由にメーカーが実施を見送っている薬や医療機器の治験を医師が主体になって進め、臨床現場への早期導入を目指すもの。今回の計画では約1年間で10症例を目標に治療を施し、有効性や安全性を評価する。

 調整役を担う国立成育医療研究センターの金子剛部長によると、巨大色素性母斑は先天性のあざで、 大人になった段階で直径20センチ以上のものを指す。発生頻度は2万人に1人。メラニン色素を作る母斑細胞が皮膚の表面近くに集中して生じ、体のどこにでも現れる。

 見た目も問題だが、特に注意を要するのが悪性化。「日本人では患者の3〜4%が悪性黒色腫などになる。その大半は思春期までに発症する」と金子さんは解説する。

 このため治療では、幼少期に母斑細胞を極力除去し、悪性化を予防することが求められる。母斑がある程度の大きさまでなら手術で切除し、周囲の皮膚を縫い寄せる。やや大きめなら、あらかじめ周囲の皮下にシリコーン製の袋を埋め込み、数カ月かけて徐々に生理食塩水を注入して皮膚を拡張、のびた皮膚を切除部分の縫い合わせに使う

 母斑がさらに大きい場合は、体のほかの部分から採取した正常な皮膚を母斑の切除部分に移植する方法がとられるが、健康な皮膚にまで傷痕が残ってしまうのが欠点だ。

 「ほかにもレーザーを照射して母斑細胞を破壊する方法や、器具を使って患部の皮膚を剥ぎ取る方法があるが、それぞれ長所、短所があり、治療に難渋している」と金子さんは話す。

 そこで注目したのが重症のやけどの治療で実用化している培養表皮。米国で開発された技術を利用し、日本でも再生医療ベンチャーが製品化している。まず、患者本人から切手大の正常な皮膚を採取し表皮細胞を分離。これをマウスの特殊な細胞と一緒に3〜4週間培養すると、患者の細胞のみでできた80平方センチのシート状の表皮が20〜30枚も作れる。治験では、母斑を除去した箇所に培養表皮を移植し、生着するかどうか観察する。

 11月上旬、実施施設の一つ、大阪市立総合医療センターを母親に連れられた幼い女の子が受診した。背中から脇腹にかけて大きな母斑。別の病院でレーザー治療を受けたが、結果は思わしくない様子だった。母親は「早く培養表皮の移植を受けさせたい」と、治験参加を強く望んだという。



 本人の皮膚を培養しての移植となると、聖マリアンナ医科大学の形成外科が有名ですが、今回の治験は4施設。(調べたところ、聖マリアンナ医科大学では既に似たようなことをやっているようですね。)

 赤ちゃんの頃からあるため、整容の面からもやっぱりうまく治療してあげたいものです。

 形成外科というと、美容形成ばかりとりあげられていますが、こういう皮膚疾患とか、小さい頃からある見た目上の問題を治療したりとか、そういう大学病院や大きな病院でやっているような治療であることを、もっとアピールすべきだと思うんですよね。

 正直美容形成は個人的にもあまり良いイメージはもってません。広告など大々的に行うし、アフターケアもしっかりしていないようなところも多いですから。でも、このブログで何度も書いてますけれど、大学病院や総合病院で形成外科をやっている医師は尊敬しています。形成外科医の技術はまぎれもなく一流ですし、その細かい治療は他の外科医も一目置いているところです。

 よく大きな手術で、細すぎる血管を縫う時などは、そこだけ形成外科医が手術に入ります。知ってました?実は凄いんですよ。
posted by さじ at 03:16 | Comment(0) | 皮膚

冬の野球トレーニングについて、筑波大硬式野球部チームドクターから学ぶ

医科学的、冬の野球練習法を伝授

 野球の医科学的研究成果や応用方法を市民に紹介している公開セミナー「つくば野球研究会」(茨城県)の特別版が25日、舞鶴高であった。同高野球部員が冬場の練習法などについて学んだ。

 同高野球部OB会(梶原孝一会長)が後輩への支援として企画。同部OBで、同セミナーを続ける筑波大硬式野球部チームドクターの馬見塚尚孝さん(医学博士)に協力を依頼。文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けている同高で研究を行った縁もあり、快諾を得た。

 馬見塚さんは同高での研究でデータを得た「皮膚温と末梢神経伝導速度の関係」について説明。「皮膚の温度が8度下がると、神経の伝導速度は3分の2ほどに低下し、それだけパフォーマンスが落ちる。冬は夏と同じ感覚で動くと危ないことを意識してほしい」と訴え、練習の合間にストレッチなどで体を温める練習法などを指導した

 この後、29人の部員を投手と野手に分けて実技指導。馬見塚さんは投手陣を対象に、自身が提唱する、投球動作を区切って確認し、正しい投げ方を身に付ける「逆フェーズ法」を伝授。野手は同大野球部の金堀哲也コーチが担当。打撃時の下半身の使い方を中心に、バットに力をうまく伝える方法を指導した。部員は体を冷やさないように心掛けながら、熱心に取り組んでいた。



 表皮の温度が下がると腕や足の神経伝導速度も下がるっちゅーことですね。それすなわち野球の瞬発力にとっては致命的、と。面白い!

 野球というスポーツは根性論がまかり通っていることも多いですからね。水分補給はちょこちょこ行うのが当然、とか、そういう当たり前の医学知識も、指導者側には必須とされる知識でしょう。

 こういう医学を応用したスポーツ医学は最高に面白いですし、特に医者になる人ってのは体育会系が非常に多いので、こういうのを知った医師がスポーツ医学を学ぶと、スポーツ界全体に還元出来るということですね。

 私もスポーツ医学学んで、卓球の日本代表についていきたいなぁ…。
posted by さじ at 03:02 | Comment(0) | 皮膚

2012年12月02日

医師免許なしで美容形成手術をした事務長を逮捕in南青山

偽医師が手術…美容形成外科の苦情40件

 医師免許がないのに外科手術をしたとして、警視庁は25日、美容形成外科医院「メディクリニック南青山」(東京都港区)の元事務長、S容疑者(47)(千葉県松戸市)を医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕した。

 同医院が廃業した昨年秋までの約2年半に、近隣の保健所などには患者らから「痛みや腫れが引かない」といった苦情が約40件寄せられており、同庁で被害実態を調べている。

 同庁幹部によると、S容疑者は2010年1月〜11年9月の間に3回にわたり、同医院で都内の自営業男性(38)の下半身を手術し、麻酔注射や縫合などの医療行為を無免許で行った疑い。S容疑者は容疑を認めているという。

 同クリニックは、二重まぶたやしわ取り手術、レーザー脱毛などを行う医院として04年に開業。管理者は実在の医師名になっているが、同庁では、08年夏頃にはS容疑者が診察や手術に携わるようになったとみており、今後、医院運営の実態について調べる。



 なんでそんな恐ろしいところがおこったんでしょう…。なんか騙す気があったのかどうか怪しいぐらい、平然とやってますな。
posted by さじ at 23:45 | Comment(0) | 皮膚

2012年12月01日

皮膚外毛根鞘がんの原因遺伝子MOB1を九大が特定する

九大、タンパク質MOB1が皮膚外毛根鞘がんの原因遺伝子であることを特定

 九州大学(九大)は、これまで不明となっていた皮膚外毛根鞘がんの原因遺伝子がMOB1であることを特定したと発表した。また、併せてMOB1が同がん以外のがんの発症にも重要である可能性も示した。

 同成果は同大生体防御医学研究所の鈴木聡 教授ならびに西尾美希 助教、大阪大学大学院医学系研究科の板見智 教授らによるもので、米国科学雑誌「Journal of Clinical Investigation」オンライン版に掲載された。

 皮膚の毛包の中でも外毛根鞘から発症すると考えられている皮膚外毛根鞘がんは、皮膚がんの0.05%とまれな腫瘍で、発症は高齢者に多く、頭部や顔面、四肢に好発することが知られている。発症者の多くが、腫瘍の直径が1〜3cmまでの初期段階で来診することから、転移も少なく広範囲な摘出が施行されているが、それでも3〜20%程度のリンパ節転移があり、予後不良となってしまっていた。

 しかし、その原因遺伝子についてはこれまでまったくわかっていなかった。今回特定されたMOB1は、LATSキナーゼを調節するアダプタータンパク質で、MOB1がLATSキナーゼと結合することによってLATSキナーゼの活性を増強すること、LATSキナーゼは卵巣腫瘍、下垂体腫瘍、線維肉腫などのがん抑制遺伝子として作用することなどが報告されており、がん抑制遺伝子として作用する可能性が類推されていた。

 今回研究グループでは、MOB1を欠損させたマウスを作製し、研究を進めたところ、MOB1完全欠損マウスは着床早期に致死となったことから、MOB1が発生に必須な分子であることが確認されたという。

 また、MOB1を部分欠損させたマウスでは、その100%に皮膚外毛根鞘がんが認められたほか、骨肉種が24%、線維肉腫が22%、肝がんが19%、乳がんが16%、肺がんが5%、唾液線がんが5%、それぞれ発症していることも確認された。これを受けて、ヒト皮膚外毛根鞘がんにおけるMOB1の発現を見たところ、約半数でMOB1の発現が顕著に低下していることが確認されたという。

 研究グループでは今回の成果から、MOB1を標的とする化学治療法が主要に奏功する可能性が高いことが示されたとしており、現在、MOB1を標的とする抗がん剤の開発を試みているとのことで、これが転移のある皮膚外毛根鞘がんやその他の骨肉種、線維肉腫、肝がんなどにも奏功する可能性も期待できるとしている。



 皮膚科の本領発揮です。意外と皮膚癌というのは高齢者にも多く、一見すると病院に行った方がいいかワカランぐらいなのでなかなか難しいのですが、実際プロの皮膚科医は観て、ある程度判断できるようです。凄いですよね、あれは凄い技です。
posted by さじ at 12:00 | Comment(0) | 皮膚

2012年11月26日

持ち運び可能なDNA解析装置をNECが開発する。

DNAを短時間で解析 NEC、犯罪捜査に活用

 NECは22日、持ち運びができ短時間でDNAを解析できる装置を開発したと発表した。警察の捜査ではDNAなどを利用した科学的手法の重要性が高まっており、迅速な事件解決につながると期待されている。

 警察庁の付属機関の科学警察研究所と共同で性能評価をしており、2014年度の商品化を目指している。

 警察では現在、口の粘膜や血痕から採取したDNAを解析する場合、専門の研究所に試料を持ち込み、2〜3日かけて調べている。NECの装置はスーツケースのような形で、重さは約30キロ。犯罪の現場に持ち込み、その場でDNAを抽出して解析できる。



 ここまで簡易的に出来るようになったとは。迅速な捜査に役立ちそう。

 なんか本格的に悪い事ができない時代になってきましたねー。犯罪が少しでも減りゃいいんですが。
posted by さじ at 01:46 | Comment(0) | 皮膚

2012年11月25日

アナフィラキシーショックへの対応にはドクターヘリが最も有効

アナフィラキシー対応、ドクターヘリが有用−和歌山県立医大専門医が検証

 ハチ毒アレルギーによるアナフィラキシーショックに対して、初期治療までの時間が短縮できるドクターヘリが有用であることが、和歌山県立医科大救急集中治療部の田中真生医師らの調査・研究で分かった。ハチに刺された心肺停止症例では、受傷後10‐20分が心肺停止のピークであることから、田中医師は「山間部など救助隊の現場到着に時間を要する場合は、覚知時でのヘリ要請も積極的に啓蒙していく必要がある」としている。

 すべてドクターヘリで対応したこの30例のうち22例で、血圧低下や失禁、呼吸困難、喘鳴、意識消失・障害といった症状が見られた。中には、現場所見で血圧測定・脈拍触知ができず、呼吸なしの事例もあったという。現場で行った処置は、アドレナリンの投与が25例、ステロイド点滴のみが2例、抗ヒスタミン剤投与のみが2例、輸液のみが1例で、CPR(心肺蘇生法)の実施も1例あった。

 現場から直近の救命センターまでの陸路搬送の推定時間は平均41分54秒だが、ドクターヘリ要請から初療開始までの平均時間は、その半分以下の16分30秒だった。田中医師は、「アドレナリンを投与しても心肺停止になる例もあり、山間部などでは積極的なドクターヘリの運用が望ましい。初期治療までの時間が短縮され、ドクターヘリは山間部でのアナフィラキシーへの対応に有用だ」と話している。



 ドクターヘリには、コストという大敵が存在しますが、救命には欠かせません。国が手厚く保障して、より手軽な導入を強く薦めるべきでしょう。アナフィラキシーのように迅速な対応が欠かせないケースにはまさにもってこい。
posted by さじ at 15:00 | Comment(0) | 皮膚

2012年07月15日

アトピー性皮膚炎で温まると痒くなるのは皮膚神経が増えるから

温まるとかゆい訳解明と発表 アトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎が、温まるとかゆくなるのは特定のタンパク質によって皮膚の神経が増え、熱に敏感になるから―。こんな研究成果を大阪大や高知大のチームがまとめ12日、発表した。

 アトピー性皮膚炎は、全身のいろいろな場所に慢性的なかゆみを伴う湿疹などができる病気。入浴時など体が温まったときにかゆみを感じることも多い。

 室田浩之大阪大講師は「多くの患者がかゆみに困っており、日常生活に支障が出る人もいる。タンパク質の働きを詳しく調べれば、かゆみの仕組みの解明や治療ができるかもしれない」としている。



 かゆみっていう刺激は壮絶ですよね。何ですかね、あの、かかずにおれない感。

 結局皮膚神経の問題なので、早期に治療導入できればある程度楽になるんでしょうか。そういう意味では現代に産まれたばかりの子供のアトピーのほうが、成人になったときの予後は良い?
posted by さじ at 01:47 | Comment(0) | 皮膚

2012年05月19日

男性型脱毛症の原因とみられる物質を発見する。

男性型脱毛症「犯人」を見つけた…新薬に期待も

 男性型脱毛症の原因とみられる物質を、米ペンシルベニア大などが発見し、その作用の仕組みも解明した。

 この作用を妨げる新薬の開発につながると期待される。米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに発表した。

 男性型脱毛症は思春期以降に発症、前頭部や後頭部の毛髪が徐々に細く短くなり、最終的にはなくなる。症状に悩む男性は国内に約800万人いるとされる。

 研究チームは、患者5人の頭皮を分析。「プロスタグランジンD2」という物質をつくる遺伝子の働きが、脱毛部では活発で、毛のある部分の約3倍に上ることを突き止めた。健康な頭皮を培養し、この物質を加えると、毛髪の成長が妨げられた。

 また、プロスタグランジンD2は、皮膚内の「GPR44」というたんぱく質と結合して脱毛症を引き起こすことも、マウス実験でわかった。



 ハゲいなくなるのかもなぁ、数十年後には。年齢に応じた頭髪している人はダンディーだと思いますけどね。バーコードみたいな人は短くしちゃったほうがカッコいいのに、ミラノ親父みたいで。
posted by さじ at 03:34 | Comment(0) | 皮膚

2012年05月01日

女性のスッピンで一番難しいこと「クマが消えない」。

クマが消えない!? 働く女子に聞く「すっぴん風メイクで一番難しいこと」

 ●第1位/「クマが消えない」……21.5%
 ○第2位/「シミが消えない」……14.8%
 ●第3位/「透明感が出ない」……11.6%
 ○第4位/「崩れやすい」……10.9%
 ●第5位/「てかりやすい」……9.3%
 ○第6位/「しわが目立つ」……6.4%
 ●第7位/「薄塗りにできない」……4.8%
 ○第8位/「アイメイクが浮く」……4.5%
 ●第9位/「くすみが目立つ」……3.9%
 ○第10位/「毛穴が目立つ」……2.9%

 第1位は21.5%で「クマが消えない」でした。素肌感を出したかったら、クマ隠しにコンシーラーを厚塗りするのはNG! 色のマジックで撃退しましょう。青クマにはオレンジ系、茶クマにはイエロー系のコンシーラーで薄塗りすると目立たなくなますよ

 第2位は14.8%で「シミが消えない」。こんな人にオススメなのは、ペンタイプのコンシーラー。リキッドファンデやBBクリームでカバーしきれなかったシミの上に、とんとんやさしくコンシーラーをのせてみて。終わったあとにパウダーをやさしくのせれば、厚塗りにならずにすシミが隠れます。

 第3位は11.6%で「透明感が出ない」。透明感が出ないのは、ファンデを厚盛りしているからかも。つや感のある化粧下地でしっかり肌のキメを整えれば、ファンデが薄づきでも十分美肌になれますよ。



 クマ、消えませんよねぇ。消えるんですかね?私も中学生ぐらいからクマあるんですけど、睡眠はかなりとってますけれどもね、消えません。未だに。うまーく消すにはやっぱり何か塗るしかないんでしょうけれども、男だったらどうするんでしょうかねぇ。男用の化粧品なども最近流行ってるみたいですが。
posted by さじ at 00:23 | Comment(0) | 皮膚

加齢臭を除去するには液体石鹸より固形石鹸のほうが有効。

加齢臭除去「液体ソープより固形石鹸が効果高い」と専門家指摘

 ペリカン石鹸の加齢臭対策セッケン「アロマティックソープ柿渋」には、固形セッケンと液体のボディソープの2種類の商品がある。この「固形」「液体」はどちらがより効果的なのか。

 「固形セッケンの方が、加齢臭を押さえる効果は高い、とする実験データがあります」。こう明言するのはペリカン石鹸品質保証部の高柳勇生さん。

「アロマティックソープ柿渋」の固形、液体の2商品を使って、加齢臭の原因物質「ノネナール」をどのくらい分解できるのかの比較数字だ。

●固形セッケン=97.3%
●液体ソープ=93.2%

「なぜなら、固形セッケンのほうが、成分を濃くできますからね」と、高柳さんは言う。「固形セッケンは、材料を均一に混ぜて、その状態で固めれば出来上がります。ところが、液体セッケンは液体状にするために水分を多く入れなければならないんです」

 液体セッケンの中身の7割は水分。その分扱いやすいがどうしても成分は薄くなってしまうのだ。



 へぇー。匂いを抑えるのには固形のほうが優れてるのか。まぁ確かに記事の理屈を考えればその通りではありますわな。
posted by さじ at 00:19 | Comment(0) | 皮膚

2012年04月04日

紫外線高感受性症候群の原因遺伝子UVSSAを特定する。

しみ、そばかす招く遺伝子を発見 東北大チームなど

 日光などの紫外線で皮膚が赤くなり、しみやそばかすが多発する日光過敏症の一つ「紫外線高感受性症候群」の原因となる遺伝子を大阪大や東北大、広島大のチームが突き止め、1日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。長崎大や熊本大、福島県立医科大のグループも同じ遺伝子を発見し、同誌に発表した。

 皮膚の細胞には、紫外線でDNAが傷ついても自分で修復する仕組みがあり、細胞死や突然変異、老化やがん化を防いでいる。原因遺伝子は「UVSSA」で、異常があると、DNAを修復するタンパク質の一つが分解され、細胞死が起きていた。

 田中亀代次大阪大教授は「しみやそばかすに悩む人は、この遺伝子の異常が原因かもしれない。遺伝子を解析し、日に当たる機会をできるだけ避けるように指導できる」としている。



 思春期の御悩みの1つ。しみ、そばかす予防のためにも、まずは若いときから徹底した日光暴露予防が必要だと思います。結構、10代の頃にやんちゃした人の20代、30代をみると、「やんちゃしたのに肌奇麗なままな人」と「シミが凄い出る人」に別れますけれど、こういった遺伝子の違いが大きいんでしょうね。
posted by さじ at 06:00 | Comment(0) | 皮膚

2012年03月11日

乾癬の患者は勃起障害になりやすいかもしれない。

乾癬患者は勃起障害になりやすい?―台湾研究

 勃起障害(ED)患者では乾癬の既往が約4倍に上るという研究結果が、1月発行の米医学誌「Journal of Sexual Medicine」(2012; 9: 130-135)に掲載された。台湾・亜東記念医院のShiu-Dong Chung氏らが国民健康保険のデータを基に実施した研究で、同氏らは「医療者は乾癬患者のEDに注意を払わなければならない」と指摘している。

 Chung氏らは、国民健康保険のデータから40歳超で2002〜09年に新たにEDと診断された4,606人(平均年齢57.4歳)を特定し、1人につき年齢層が一致した3人を対照(1万3,818人、平均年齢57.3歳)としてランダムに抽出。EDと乾癬の診断歴の関連について分析を行った。

 ED群は対照群と比べ、脂質異常症(28.7%対19.9%)、糖尿病(25.1%対17.8%)、高血圧(39.8%対36.9%)、心筋梗塞などの冠動脈疾患(21.7%対17.2%)、肥満(0.9%対0.3%)の割合が高く、収入が多く、都市部に居住している傾向があった。

 乾癬の診断歴があるのは全体の0.7%(136人)で、ED群は1.7%、対照群は0.4%。対照群と比べたED群の乾癬の診断歴は、3.85倍に上った。

 乾癬は全身性の代謝異常や心血管障害と関連があることが分かっており、それはEDの危険因子でもある。活性酸素による一酸化窒素の不活化などを通して、メタボリックシンドローム、内皮障害、血管不全などが起こり、これらはEDや乾癬をも引き起こすと推測される。



 へぇー。面白い合併症ですね。面白いとかいっちゃ失礼か。

 乾癬のこと、ちょっと知っておきましょうか。

 乾癬は、表皮細胞の増殖亢進と、それに伴うターンオーバー時間の短縮、Munro微小膿瘍に代表される炎症所見が病態の基盤である。

 →要するに、表皮細胞が異常に増殖するけれど、ターンオーバー時間が短くなるために不完全な角化となって、なんかかさかさしたような紅斑に覆われる疾患です。ステロイド外用(内服はだめ)やビタミンD軟膏、PUVA療法とよばれる紫外線照射療法が適応となります。

 ひっかいたり刺激をしたところに病変ができる「Kobner現象」(ケブネル現象)が特徴的です。

 そして勃起障害や高血圧など色々なものを合併しやすいのは、↓の説明が関係しているかも?

 乾癬は、発症や経過に心理社会的要因が関与する。質問紙法による調査でも、乾癬患者群では高率に心理的ストレスの介在が認められるという。そのメカニズムの1つに神経ペプチドの関与が重要視されており、局所におけるサブスタンスPの放出が乾癬の病態と密接に関連すると言われている。
posted by さじ at 00:26 | Comment(0) | 皮膚

2012年01月08日

迅速にうるおい艶やかな唇を獲得するための方法とは

キスしたくなる唇!? うるおいツヤぷる唇の作り方

 クリスマス直前、女性はもちろん、男性もご自分の顔や体を入念にお手入れするのではないでしょうか。そこで今回は、恋人やパートナーを虜にする「ぷるるん唇」の作り方をご紹介します。ほんの10分程度のケアで、艶やかなぷるぷる唇になったと周囲の女性には評判です。是非お試しください。

境式・艶やか唇マッサージ

用意するもの

ワセリンもしくは保湿用リップクリーム
ラップ

ハンドタオルで作ったホットタオル

手順

手洗いを済ませ、清潔な手で行いましょう。

下唇
両手の親指と人差し指で下唇をはさむようにつまむ。親指を口の中に入れ、唇の内側、人差し指を外側に置いてつまむ。唇の根元(奥の部分)からプチプチを潰すように、少し強めに口先へ引っ張り上げる。左端から右端へ3往復しましょう。
上唇
同じように、上唇も唇根元からしっかりつまみ上げ、3往復する。この時も親指を口の中に入れ、唇の内側、人差し指を外側に置いてつまむ。

保湿
ワセリンをたっぷり唇に塗り、人差し指でクルクル円を描くようにマッサージする。自然と剥がれてくる皮膚を優しくティッシュでふき取り、さらにワセリンをたっぷり唇とその周りに塗って、ラップで唇全体を覆う。最後にホットタオルをラップの上に置き、5分間保湿する。

 食生活やビタミン不足が原因の方は、唇が一種のバロメーターである事を意識して、栄養バランスや水分摂取など、生活習慣を見直す必要があるかもしれません。また、唇は他の皮膚に比べて角質が薄く、皮脂腺もほとんど無いため、自力で水分や油分をコントロールしづらいです。よって、冬などの乾燥した季節には、どんな人でもセルフケアが必要になります。そこで冬の間は、以下の乾燥対策を毎日行うことをオススメします。

保湿:ワセリンは皮膚に浸透せず、保護してくれる。
加湿器:乾燥を和らげる。
ビタミンB2を摂取:粘膜を正常に保ってくれる。
外出時にリップを塗る:乾燥を防ぎ、水分バランスを狂わす紫外線をカットする。

 乾燥で切れて血が出てしまったりすると、ついつい舐めて潤わそうとしますが、これは逆効果です。乾燥から守るために出している保湿成分を唾液が奪ってしまうので、絶対に舐めないようにしてください!



 へぇー。これは役に立つ。唇がっさがさなんで。

 今実際に唇つまんでプチプチするのやってみたんですけど、痛気持ちいいですね。まあ私が唇ぷるんぷるんにしたところでどうにもならんのですが。
posted by さじ at 16:05 | Comment(0) | 皮膚

2011年12月26日

ニキビの原因菌のアクネ菌で、悪性黒色腫を退治しよう。

ニキビのアクネ菌でがん細胞減少 三重大が成功

 三重大(津市)は22日、皮膚がんの一種・悪性黒色腫にニキビの原因となるアクネ菌を投与し、がん細胞を減少させる治療実験に世界で初めて成功したと発表した。

 実験した同大大学院医学系研究科の山中恵一講師のグループによると、がん細胞を移植したマウスにできた腫瘍部分に移植直後と14日後の2回、アクネ菌を注射で投与したところ、がん細胞がほぼ消失したという。アクネ菌に抵抗するため、白血球が腫瘍に集中し、その際、がん細胞も食べて破壊するためだという。白血球はアクネ菌を消化するまでに時間を要するため長時間、腫瘍に群がるという。

 国内では年に約2000人が悪性黒色腫にかかるといい、末期のステージ4まで進行した場合、10年後の生存率は約10%とされる。山中講師は「人への治療では菌を直接注射できないが、今後、アクネ菌の細胞のどの部分が、がん細胞減少に最も効果を発揮するのか解明できれば、効果的な治療法の確立につながる」と話している。



 意外と予後の悪い悪性黒色腫、いわゆる皮膚癌です。日本人の場合、足の裏に出来やすいので意外と見落としがちで注意が必要です。

 そんな癌を、お肌の敵たるアクネ菌を利用して攻撃してやろうという治療法。なんか凄いですけども。

 ついでに、アクネ菌絡みでこちらも参考に。

 ドクター吉木のやさしいスキンケア

 ニキビ痕には種類があり、主に以下の三つに分けられます。

 (1)色素沈着=ニキビの痕が茶色くシミのようになって残るもの。半年〜1年くらいで薄くなることが多いですが、日焼けをすると残ってしまうことも。(2)赤み=深いニキビは赤みが残ることがあり、3年以上続くこともあります。(3)陥没=クレーター状のへこみが残ると、時間がたっても消えません。

 それぞれの治療をみてみましょう。(1)はまずは美白化粧品でのケアを。ただ、それだけではなかなか薄くならないことが多く、ピーリング(古い角質の除去)を併用すると早く効果が表れます。AHA(フルーツ酸)を配合したピーリング化粧品を試してみましょう。クリーム状などの洗い流すタイプがおすすめです。(2)赤みにはビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルなど)配合の化粧水を使いましょう。さらにイオン導入器を使って導入(電気的に肌にビタミンCを浸透させること)するとよいでしょう。(3)陥没はかなり難題です。レチノール化粧品とピーリングが有効ですが、自分で行うケアで大きく改善させることは難しいでしょう。

 さらに改善を望むなら、美容皮膚科を受診しましょう。(1)はクリニックのピーリングを受けると早く改善します。(2)には赤みをとるレーザーや光治療があります。ただ、赤みに有効な機種はかなり限られます。(3)陥没にはサリチル酸ピーリングの他、レーザー治療が有効です。
posted by さじ at 00:05 | Comment(1) | 皮膚

2011年12月05日

味の好き嫌いによって、顔面の皮膚の血流が変化する。

味の好き嫌いで顔の血流変化 九州大が突き止める

 甘味や苦味など味の好き嫌いを感じることで、顔面の皮膚の血流が変化することを、九州大の林直亨准教授(応用生理学)らの研究チームが突き止め、1日付の米科学誌「プロスワン」電子版に発表した。

 意思疎通が困難な筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の好みに応じた食事の提供や、食品開発の官能検査への応用が今後期待できるという。

 実験は20〜30代の男女16人が対象。甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の五つの「基本味」の溶液を口に含んだ際、まぶたや鼻など顔の6カ所の部位で起きる血流変化を、レーザー光を



 どういう味がお好みかを、自分の意志で伝達できない人から感知することができるようになるかもしれませんね。

 美味しいものを食べると顔がほころぶものです、それが血流に影響しているのだとすれば、おいしいものを食べたほうが肌の血行が良くなって美容効果もある?かも?
posted by さじ at 00:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年10月31日

開業医系と形成外科系の美容外科学会2つが統合する方針に

美容外科学会は2つある 本家争いやめて統合の動き

2011年9月29日、30日に福岡市で開催された形成外科系の日本美容外科学会で、画期的なシンポジウムがあった。題して「二つの美容外科学会:日本の美容医療に将来はあるか?」。そう、日本には「美容外科学会」が二つあるのだ。このシンポでは、長年の「対立」を乗り越えて統合への方向が明確に打ち出された。

「日本美容外科学会」は35年も前から「開業医系」と「形成外科系」の二つがあり、それぞれ専門医を認定している。厚生労働省は、一定条件をクリアした学会専門医の広告を解禁したが、さらに将来的には学会専門医への認定を診療報酬に反映させることも検討している。同名の学会が別個の活動をしている状況では、一連の医療行政の動きに取り残される可能性が大きい。

今回の形成外科系の学会を主宰した大慈弥裕之・福岡大学教授(形成外科)は、こうした危機感から、主に部外者の意見を聞く形のシンポジウムを企画した。

それぞれの立場から自由な意見表明があったが、平林さんは学会専門医制度の委員として、吉田さんは厚生行政を進める議員として、2学会並立の不利を強調した。南さんは学会の壁がエステなどとの連携を不十分にしていると指摘。川島さんは皮膚科でもほぼ重複した学会があったが、合同学会を経て統合した先例を紹介した。結局、全員が学会の統合を支持、その方向を目指す意見が会場からも出た

筆者は1981年5月に「どっちが本家?2つの美容外科学会相次いで国際会議」という見出しの記事を朝日新聞に書いている。開業医系は美容整形を看板に掲げ、古くから「日本美容整形学会」と名乗り、厚生労働省に正式の診療科と認めさせる運動をしてきた。一方の形成外科系は小規模な大学人の研究会だったが、美容外科が診療科名になりそうだと一足先に「日本美容外科学会」と改称、開業医系も間もなく同名に改称した。

機器や技術の発展で両学会の医療内容が似通ってきたことや、創設期幹部の引退などで近年は統合への期待、機運が出てきている。形成外科系は会員を大学形成外科出身者に限っているが、そうした条件が緩和されれば、統合は現実味を帯びる。今回のシンポジウムはそのきっかけになりそうだ。



 このブログでも何度か言ってますが、個人的には美容形成外科をガッツリやっている人、特に大学病院などの総合病院でやっている方は、本当に尊敬しています。

 彼らの手技はまさに「神業」で、患者さんの生活の質を飛躍的に高めます。

 縫合だけなら外科医だけでなく内科医でもマイナー科でも出来ますけれど、「ただ縫う」のではなく「患者が将来気にならないレベルにまで傷を目立たなくするように縫う」のは形成外科医しか出来ません。

 統合、素晴らしい。こじれなくて良かったと思いますね。
posted by さじ at 02:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚

2011年09月18日

軟骨細胞を移植して整った形の鼻を作る臨床研究を東大が実施

鼻の変形:軟骨細胞で整形 東京大病院が世界初の臨床研究

 先天性異常により変形した鼻に、培養した患者自身の軟骨細胞を組み込んだ材料を移植し、整った形の組織を作る世界初の臨床研究を開始したと、東京大病院が9日、発表した。数年後には広く使われるよう目指す。

 高戸毅教授と星和人特任准教授によると、対象は生まれつき唇の一部や上あごが裂け、鼻の変形を伴うことが多い口唇口蓋裂の患者。日本では赤ちゃんの400〜500人に1人いる。

 今回の研究では、傷痕が目立たない耳の後ろから5ミリ四方程度の軟骨を採取し、約4週間培養して増やす。これをポリ乳酸などでできた長さ5センチ前後の軟らかく細長い材料に入れ「再生軟骨」を作り、手術で鼻筋に挿入すると、入れた細胞により軟骨の組織が作られる。材料は5年以上かけて徐々に吸収され、なくなっていくという。

 既に成人患者1人に手術。大きな合併症もなく経過は順調という。計3人を治療し、治験や薬事承認の申請に進みたい考えだ。

 従来は軟骨そのものを移植する方法があったが、採取できる量が少なく微修正しかできなかった。骨を使う方法では、衝撃で折れることがあり、運動が制限されるなど不便だった。



 軟骨の再生は以前より行われていました。自身の軟骨細胞を移植して元通りにしてしまうという素晴らしい手術。

 唇や、口の中の口蓋生まれつき欠損しているというのは、結構多いですね、赤ん坊で。もともと胎児の段階で分かれているものが、本来ならくっつくのですが、それがくっつかなかった、と。

 見た目の問題なので、うまーく形成してあげることが必要です。この術式は、命を救うのではなく、人生を救うのです。東大!東大!
posted by さじ at 05:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚