2007年11月28日

ファッション性の高くなった車いすの魅力

車いす カラフルに

 おしゃれでスマートな車いすが増えてきた。フレーム(骨組み)の色が多彩になり、部品のデザインも選択できる。「車いすで楽しく外出したいという利用者が多くなった」と車いすメーカーは説明している。

 日進医療器(愛知)は「スタイリッシュモデル」と銘打ったシリーズを出している。PR文句は「『自分らしく』を演出」――。フレームは約30色あり、車輪は通常の細いスポーク(放射状の棒)だけでなく、幅のあるカーボン製も選べる。オーエックスエンジニアリング(千葉)でも、フレームの色は100色以上。「カタログをじっくり見ながら、時間をかけて注文する客が多い。服を買うときのように車いすを選んでいる」と同社。

 ヤマハ発動機では、カラフルなスポークカバーが人気だという おしゃれに外出したいという女性向けの車いすを今秋発売したのは、松永製作所(岐阜)。フレームの色は「マニキュア」をイメージして、ミルクホワイト、サクラピンク、プラムブラウンなど10色を用意した。車体の一部に花びらやリボン形の模様がつく。

 こうした各社の車いすは、基本価格が15〜25万円程度で、ホイールやフレームの仕様変更などは別料金になることが多い

 ヤマハ発動機(静岡)は、車輪に付ける丸いスポークカバー(9000〜1万3000円)を「指をはさまないため」の商品として当初は発売したが、デザインを増やしてほしいという希望が多く、一昨年から20種類に増やした。ディズニーキャラクターのほか、オートバイや桜の絵などを描いた商品をそろえている。



 補聴器もスタイリッシュに、カラフルになりつつあるようですが、車いすも同様に、進化しつつあるようです。

 これまでは機能性や耐久性に目が向いていた、これら「補助具」ですが、やはり外出に使うものですから、ファッション性を取り入れるのはむしろ自然なことだと思います。

 外出するのが楽しくなる車いす作り。素敵な仕事です。

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2007年11月14日

運転免許を返納した高齢者はタクシー料金を1割引に。

運転免許返納の高齢者 タクシー料金1割引き

 運転免許を返納した高齢者についてタクシー料金を割り引く制度が20日から、秋田県内全域で導入される。同制度の導入は東北地区では初めてで、県内全域で個人タクシーも含めて導入されるのは全国初という。

 タクシー会社と個人タクシーが、秋田県警の協力を得て、割引制度の導入を決めた。

 高齢ドライバーによる交通事故の抑止が目的。心身の衰えを自覚し、身の安全と道路交通に与える影響を考え運転免許を自ら返納した高齢者に対し「運転経歴証明書」を交付する。タクシーを利用した際にこれを提示すると、運賃の1割を割り引く。

 免許証の返納と同証明書の交付は各警察署や県運転免許センターの窓口で受け付ける。



 自分の限界を認めることは、かなり勇気のいることだと思います。しかし現実に、高齢者の運転による事故も多発しております。

 そんな中、別の足となる「タクシー」を利用しやすくした秋田県の試みは、なかなか優れた着眼点だなと思います。

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2007年11月05日

盲導犬に対する理解を深めよう

補助犬法改正案が衆院通過、企業も受け入れ義務

 盲導犬、介助犬などを同伴した身体障害者の受け入れを定めた身体障害者補助犬法改正案が2日、衆院本会議で全会一致で可決され、参院に送付された。今国会で成立する見通し。

 改正案では、障害者の雇用が義務化されている常勤労働者56人以上の企業などに、補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)を同伴した障害者の受け入れを義務付けた。また、都道府県に障害者や企業などからの苦情や相談を受け付ける窓口を設け、助言や指導を行うことも盛り込んだ。

 同法は2002年施行。認定を受けた補助犬を同伴した障害者の受け入れを交通機関や公共施設、デパートやホテルなどに義務付けた。しかし、民間企業は努力義務とされたことから、補助犬同伴を理由に就職を断られる例が報告されており、義務化を求める声が補助犬使用者から出ていた。



 盲導犬は、その数の少なさから、未だに理解が進んでいないことが多いようです。例えば電車に乗っている盲導犬に触ってはいけないとか。

 盲導犬が視覚障害者と一緒に行動しているとき、盲導犬にとっては「重要な任務中」であって、そこへ何も知らない親子連れが「かわいいねー」などと言って犬に触ったり手を叩いたりしてしまうと、盲導犬は混乱しますし、視覚障害者を正しく誘導することができなくなってしまいます。こうした一般的な盲導犬に対する常識を皆が身につけなければ、いつまでたっても日本は福祉後進国です。

 以上のことが分かっていれば、盲導犬の社会におけるポジションも感覚として分かりますし、それが分かれば会社での就職も当然だと思いますけどね。ただの愛玩動物ではなく、訓練を受けた社会的パートナーを何故受け入れられないのでしょう。

 そこへ今回の法令。盲導犬と、視覚障害者にとって大きな一歩となりそうです。

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2007年11月02日

良質な慢性期医療がなければ日本の医療は成り立たない

地域で支える慢性期医療 神戸で全国研究会

 「良質な慢性期医療がなければ日本の医療は成り立たない」をテーマにした日本療養病床協会の全国研究会がこのほど、神戸市内で開かれた。メーンシンポジウムのほか九つのシンポジウムがあった。療養病床の大幅削減という国の方針に反発する声が現場から相次ぐ一方、地域ケアにおいて療養病床が果たすべき役割や、スタッフ間の連携のあり方など、高齢社会における療養病床の将来像についても議論を重ねた。

 療養病床は慢性疾患を抱える高齢者らが長期入院する施設で、医療保険対象の医療型約二十五万床と介護保険対象の介護型約十二万床がある。

 国は医療費を削減するため、介護型を二〇一一年度末までに廃止。医療型については、患者を医療の必要性に応じて三段階に分ける「医療区分」を導入し、最も軽い医療区分1の患者を「介護施設での対応が望ましい」として、介護施設などへの転換を促す方針を打ち出した。現状では医療型約十五万床が残る計算となる。

 今回の大会には約二千六百人が参加。メーンシンポジウムは「良質な慢性期医療を考える-療養病床の役割」と題して行われた。

 最初に神戸大大学院医学系研究科の横野浩一教授が、高齢者の慢性期医療について解説。「患者を身体面だけでなく、精神面や社会、経済面と合わせて把握しなければ、“病気を治して人を治さず”になってしまう」と語り、患者を多面的に評価して治療につなげる「高齢者総合機能評価(CGA)」を紹介した。

 また「高齢者の慢性疾患のほとんどが生活習慣病に根差した病変」とした上で「食事や運動、休養などの習慣は子どものころに確立される」などと述べ、若年期の習慣が健康に与える影響を強調した

 次に日本療養病床協会の木下毅会長が、医療区分の問題点を指摘。経口摂取が困難だったり重度の意識障害があったりするなど、療養病床での治療が適当と思われる症状の患者が区分1に含まれることに「これから問題になるだろう」と警鐘を鳴らした。

 その一方で医療型療養病床の将来像に触れ「在宅支援機能を充実させ、地域の在宅医療の中心としてアピールしていきたい」と話した。

 在宅医療との連携については、日本医師会の天本宏常任理事、日本療養病床協会の武久洋三副会長が実践例を報告した。天本常任理事は、地域を「一つの大きな病棟」ととらえ、療養病床が診療所や訪問看護ステーションなどと協力して、個々の患者の状態に応じたケアの実現を目指す取り組みを紹介。「よく『在宅か施設か』との問いがあるが、どちらか一方ではなく、行ったり来たりできるようになるのが重要」と述べた。

 武久副会長は、療養病床のベッドを地域の開業医に開放し、在宅療養との連携を図ることで、開業医との相互理解が進んだと語った。

 質疑応答では、慢性期医療の質を向上させるために「医師や看護師の数だけで診療報酬を決めるのでなく、理学療法士などの医療従事者を含めたチーム医療に対する評価を高めなければ」などの指摘があった。また「地域のセンターとしてやるには、夜間や休日も対応できる体制を整えなければ信頼は得られない」と、療養病床サイドの意識改革を訴える意見も出た。



 都心などでの急性期医療が世間には評価されています。心臓外科や脳外科などのような科は見栄えがしますし、治れば劇的に治りますし、何と言ってもドラマなどでの題材にしやすい。

 しかし今日本が直面している問題は、慢性期医療をどうするか、なのです。

 数十年もすれば、高齢者の割合が今より更に増えるといわれています。少子化対策への有効な案も見出せないまま、高齢社会に突入してしまうと、間違いなく医療崩壊が起こります。政治家のご高齢の老人どもはお金があるから別に構わないんでしょうが、明らかな問題を先送りせずきちんと審議してほしいと思います。

 最後に、高齢になったときに問題が顕著化しないよう、若年の頃から運動、栄養管理は行っておくべきですね。年をとってから何もできずただ呼吸することですら苦しむなんて、嫌でしょう。そうならないためにもある程度の自己管理は必要です。
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2007年10月27日

ローズマリーに含まれるカルノシン酸にアルツハイマー予防効果

ローズマリーにアルツハイマー予防効果 岩手大など発表

 西洋料理などで使うハーブのローズマリーに多く含まれるカルノシン酸に、脳の神経細胞が細胞死するのを防ぐ効果があることを岩手大など日米合同研究チームが突き止め、22日発表する。アルツハイマー病やパーキンソン病の予防や治療をする新薬につながる成果だという

 米国では、医薬品への応用に向けたプロジェクトが始まった。成分を使ったサプリメントも製品化される予定だ。

 岩手大の佐藤拓己准教授(神経工学)らは、マウスの右脳の動脈をクリップで2時間閉じて人工的に脳の神経細胞が死ぬ状況を作った。カルノシン酸を事前に注射したマウスとしないマウス各9匹で、24時間後に脳の変化を比べた。

 注射しなかったマウスは右脳の52%が壊死していたが、注射したマウスでは壊死部分が34%にとどまり、カルノシン酸に強い脳細胞保護効果があることを実証した。

 カルノシン酸が細胞死を抑える遺伝子を活性化することも解明し、認知症など脳神経細胞の細胞死に関連する病気の予防や治療に応用できる可能性を示した。

 佐藤准教授は「認知力が衰え始める前に発症を予防できる可能性がある。神経回路を再生する力も高く、治療効果も期待できる」と話している。



 古来より人とともにあるハーブ。薬用として長きに渡って用いられてきましたが、まだまだその可能性は広がりそうです。植物1つからこれだけ生物に及ぼす作用があるなんて、凄いですよね。

 ローズマリーには他にも、消臭効果や殺菌作用などがあります。更に、ポリフェノールの含量も非常に高く、炎症抑制作用もあるそうです。ロズマリン酸には、花粉症の症状を和らげる作用も。

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2007年10月18日

年をとっても、自己実現欲や性欲などはなくならない

「高齢者ノンフィクション」次々

 年を取ると、人生を達観し、他者に寛容になる。若年世代が抱きがちな固定観念を、真っ向から否定するインタビューやノンフィクションが、当の高齢者などによって相次いで刊行された。

 肉体は衰えても、自己実現欲や性欲などはなくならない――。こうした実像を、改めて認識するきっかけになりそうだ。

 5月に刊行された「いのちのレッスン」(青草書房)は、95歳にして現役の映画監督、新藤兼人さんへのインタビュー集だ。新藤さんは、体の衰えは自覚しつつも、新作の構想があふれる今の心境を、「昨日のつづきの、そのままの道をヨクとトクにまみれて」いると表現する。「静かな心の美しい枯れ木」など、自身が若いころイメージし、一般的にも思われている高齢者像はうそだと言い切る

 30年以上秘書を務める花安静香さん(77)によると、新藤さんが高齢者としての実感をエッセーに書き始めたのは、70歳以降という。80歳を過ぎてからの監督作品でも、生きることと向き合う高齢者を描いてきた。

 8月に刊行されたノンフィクション「暴走老人!」(文芸春秋)は、立ち読みを注意したコンビニ店員をチェーンソーで脅したり、店員の対応に腹を立て長時間どなり続けたりする“キレる”高齢者の実例を多数紹介している。一方で、「気長で他者に寛容」「無害で弱者」といった高齢者に対する固定観念が根強い現状に疑問を投げかける。

 著者の藤原智美さん(52)は「老人はかつてのような少数派ではない。家族、地域社会といった高齢者を包み込んでいたシステムが崩れ、個としての老人があぶり出されているが、我々は相変わらず『物わかりのよい老人』ばかりを思い描く。問題を起こす老人の背景を掘り下げて考えようとせず、ばかげた事例としてしかとらえないのは問題」と警鐘を鳴らす。



 高齢者が「ものわかりが良い」わけがありません

 加齢によって、物分りが柔軟になることはないと思います。もし物分りの良い老人がいたならば、それは若いときに、相当物分りが良かっただけです。

 加齢によって、その人の性格が露呈するのが老化現象の1つだと思います。キレやすい人が老人になればよりキレやすくなるのではないでしょうか。少なくとも私のまわりの老人は、ものわかりがいい人ばかりではありませんねぇ。強気な人も勿論いますし、こちらが何を言っても頑として譲らない人もいます。

 良すぎる高齢者像を捨て、「おじいちゃんおばあちゃん」とひとくくりにせず個人として年齢を超えてみてほしいというのが現状ではないですかね。田舎のようなおだやかさで接してほしいわけではないのかもしれません。

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2007年10月13日

障害があるからこその魅力

障害者の魅力 ちんどんで 交流広げたい

 「『障害があるのに頑張っている』ではなく、障害があるからこその魅力を知ってほしい」――。障害者と介助ヘルパーらがともに「ちんどん屋さん」になることを目指すユニークな試みを大阪市浪速区のNPOなどが始めた。11日に初会合があり、プロのちんどん屋の妙技を間近で見て、心構えを学んだ。

 企画を主導するNPOは、同区の「こえとことばとこころの部屋(ココルーム)」。05〜06年には、障害者らによる舞台公演を主催したこともある。「障害のある人の動き方や話し方にはチャーミングな面がある」と同NPOの代表、上田假奈代さん(37)。その魅力をより多くの人に見てもらい、いろんな人との交流もできる方法はないかと考え、「ちんどん屋」を思いついたという。

 実行委員の1人で介護ヘルパーの槙邦彦さん(38)は「おかしな格好をして歩くのが目的ではない。仲間や街の人とのコミュニケーションを楽しみたい」と言う。

 11日、同区のフェスティバルゲートで開かれた初会合では、車いすの障害者や介助ヘルパーら約30人の前で、プロのちんどん屋「ちんどん通信社」のメンバーが楽器演奏や口上を披露。リーダーの林幸治郎さんが「いかに街の人の声を聞き、街の中に溶け込むかが大切」などと語った。

 今後はオリジナル楽器の作り方などをテーマに月2回の会合を重ね、どんなちんどん屋になるかを模索。来年3月に成果を披露する公演を目指すという。

 プロジェクトでは参加者や協力者を募集している。問い合わせはココルーム(06・6636・1612)へ。



 何かを乗り越えたり達成するときには、原動力が必要です。障害があっても、原動力さえあれば、乗り越えられると思います。来年3月まで、頑張ってもらいたいですね。

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2007年10月05日

アルツハイマーをワクチンで治す夢

<アルツハイマー>ワクチン飲んで治す 脳の「老人斑」撃退

 約20年間、アルツハイマー病の治療、研究に取り組んできた田平武・国立長寿医療センター研究所長は「治療法がここまで進むとは夢にも思わなかった」と、最近のワクチン療法の進歩を語る。

 アルツハイマー病患者の脳に共通して見られるのは、シミのような老人斑だ。老人斑の主成分は、神経細胞を殺すアミロイドベータ(Aβ)たんぱく。これが脳に蓄積して塊となると神経細胞が次々と死に、記憶障害などが起きる。治療の焦点は、この老人斑をいかに減らすかだ。

 約10年前、突破口を開けたのは米国の研究者だ。マウスにAβたんぱくを注射したところ、脳内に抗体ができ、老人斑が減ることを確認した。毒性のないウイルスや細菌を注射して、免疫反応を起こして抗体をつくるワクチンと同じ手法が、アルツハイマー病の治療にも通用することが明らかになった。

 99年には米国の製薬会社が、患者約300人を対象にAβたんぱくを注射する臨床試験を始めた。途中で約6%の人に脳炎の副作用が起き、試験は中止された。だが、その後の研究で多くの患者で老人斑が消え、認知機能の低下が抑えられたことが分かった。

 そこで田平さんらは「脳炎を起こさないワクチン作り」を目指した。方法としては、Aβたんぱくを作り出す遺伝子を組み入れたウイルスベクター(遺伝子の運び屋)を口から摂取し、腸管で抗体を作らせるようにした。

 マウス実験の結果、老人斑は著しく減り、迷路テストでも認知機能が良くなったことが分かった。老齢のサルでも老人斑が減った。いずれの場合も、副作用の脳炎は起きなかった。

 「経口ワクチンの将来性を確信した」と田平さん。多くの患者や家族から「経口ワクチンを試したい」との声が届いているが、日本での臨床試験は安全性のハードルが高い。田平さんは各種学会で日本の企業にワクチンの開発を呼び掛けたが、賛同企業は見つからず、現在、手を挙げているのは米国の大学や研究機関だ

 現在、日本で認可されている治療薬は塩酸ドネペジル(製品名アリセプト)だけで、認知症の進行を遅らせる効果はあるものの、根本的な治療薬にはなっていない。ワクチン療法は根本的な治療薬として期待される。

 田平さんは「あと数年で治療法の糸口が生まれるところまで来た」と日本独自の経口ワクチンに期待するが、米国から逆輸入される可能性が高そうだ。



 日本はこういうところで遅いですからね。まぁ遅いといっても、考え方によっては「安全策をとっているに過ぎない」のですが。厚生労働省の認可スピードは確かに遅いですが、それは過去にあった薬害による国民の怒りを恐れているからではないか、と。何もしなければ、薬害も生まれませんからね。しかし、同時に助かったかもしれない命が助からなかったということでもあります。

 ちなみに、老人斑は、アルツハイマーでなくても、加齢に伴って生じます。アルツハイマーでは顕著ですが。

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2007年09月29日

押し花で健康維持と老化防止を行う。

押し花、おじさんも夢中 材料探しで楽しく散歩・展示会で仲間ができた・指先使えば老化防止に

 “女性の趣味”といったイメージで見られがちな「押し花」に、中高年の男性たちが挑んでいる。興味を持つきっかけはさまざまだが、散歩を兼ねた材料探し、集中して手先を使う細かい作業などは、健康維持や老化防止にもよさそうだ

 男性限定と銘打ち東京都内で開かれた「男の押花講座」。手芸関係の出版事業などを運営する日本ヴォーグ社(東京都新宿区)が主催し、初心者を含む60‐70代の13人が参加した。ピンセットを使い、和紙の台紙に乾燥させたヒバや木の葉、枝をそっと置き、渓谷の滝を作っていく。手本はあるが、「自分の感じたままで構わない」と講師の安永良子さんはアドバイスする。

 初挑戦組みの増田静男さん(66)=千葉県佐倉市=は、建築設計事務所をリタイアした後、写真やスポーツなど多くの講座に参加したが、どこも女性ばかりだった。そんなとき、インターネットで「男性限定」を見つけ、申し込んだ。増田さんは「対象物のイメージを頭に描いて作る作業は写真撮影と似ている。それに男性ばかりだから、気取りも遠慮もない」と話した。

   ×   ×

 押し花は、材料さえそろえておけば、簡単なものであれば2時間ほどで完成する。草花に限らずブドウ、カボチャ、キヌサヤなどの果物、野菜も使う。単に草花を紙の上に再現するだけでなく、素材を巧みに張って風景画や静物画も作る。

 草花が好きなら性別は関係ないが、全国に30万人ともいわれる愛好家の大多数は女性という。安永さんは「押し花はむしろ、きちょうめんで集中力もある男性に向いているのでは」と言うのだが。

 今回の講座を企画した日本ヴォーグ社は2月に、男性向けの会員制組織「男の押花倶楽部」を立ち上げた。同社の陸名文男さんは「今後は特に、定年を迎える団塊世代の男性に、素材を採取し、作品を作り、展示会を通じて仲間と知り合う楽しみがそろった押し花の魅力をアピールしたい」としている。



 あー、これはちょっとやってみたいですね。押し花って確かに女性だけのイメージがありますけど、風流を感じるものは男性だってやっていいわけですよね。俳句とかのように。

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2007年09月25日

高齢者虐待の加害者は息子が37%。

高齢者虐待 息子が37%…06年度厚労省調査

 高齢者に対する虐待が2006年度、家庭内で1万2575件、施設内で53件の計1万2628件あったことが21日、厚生労働省が高齢者虐待防止法施行後、初めて行った全国調査で分かった。

 家庭内における虐待者は息子と夫で半数を占めた。市町村の9割以上に対応窓口が設置されたが、早期発見・見守りの体制づくりに取り組む市町村は4割弱にとどまるなど、自治体の課題も浮き彫りになった。

 市町村が06年度に受け付けた家庭内の虐待に関する相談や通報は1万8393件。通報者の41%がケアマネジャーなど介護関係者だったが、虐待を受けた高齢者本人からの通報も12%あった。このうち、市町村が虐待と判断した事例は1万2575件に上った。

 虐待者は息子(37%)が最も多く、次いで夫(14%)、娘(14%)の順。国民生活基礎調査(2004年)によると、家庭内の主な介護の担い手は75%が女性であるにもかかわらず、男性による虐待の割合が高い実態が明らかになった。

 虐待の種類で最も多いのは、暴行を加えるなどの「身体的虐待」(64%)。暴言を吐くなどの「心理的虐待」(36%)、「介護放棄(ネグレクト)」(29%)、財産を奪うなどの「経済的虐待」(27%)が続いた。

 一方、虐待を受けた高齢者は女性が77%を占めており、84%が同居している人から虐待を受けていた。

 特別養護老人ホームなど施設内の虐待件数は53件。約8割が介護職員による虐待だが、「施設長」や「開設者」などによる虐待も約1割あった。

 虐待の通報を受けた市町村の対応では、介護施設に入所させるなどして、虐待を受けた高齢者を虐待者から分離した例が36%あった。また、91%の市町村が対応窓口を設置していたが、「警察との連携のための協議」(32%)、「早期発見・見守りネットワークの構築」(38%)など、関係者との連携が遅れている実態も明らかになった。



 自分で何でもできるときは、肉親よりも赤の他人の攻撃を恐怖するものですが、自分でするのに支障が出てきたときや何も出来ないとき、最も怖いのは、肉親かもしれません。

 現実問題、近親間での虐待数は相当数に上ると見られています。

参考:高齢者虐待防止法

 2006年4月に施行。「身体的虐待」「介護・世話の放棄・放任」「心理的虐待」「性的虐待」「経済的虐待」の5行為を虐待と定義した。虐待を受けたと思われる高齢者に重大な危険が生じている場合、発見者に市町村への通報を義務づけたほか、市町村に家庭への立ち入り調査権限を与えている。

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2007年09月19日

80歳以上が700万人となり、総人口の22%を占める。

80歳以上700万人、高齢人口最多22%

 総務省が17日の「敬老の日」を前にまとめた統計によると、日本の65歳以上の高齢者人口は、2744万人(9月15日現在の推計)で、総人口に占める割合は22%となり、人口、割合ともに過去最高を更新した。

 80歳以上の人口は713万人で、初めて700万人を超えた。高齢者人口を男女別に見ると、男性が1169万人(男性全人口の19%)、女性が1575万人(女性全人口の24%)だった。80歳以上の人口は、女性が男性の約2倍に上る。また、2006年の65歳以上の高齢者で働いている人は510万人で、初めて500万人を突破した。

 世帯主が65歳以上で無職の世帯の1か月の平均消費支出(06年)は20万1238円だった。所得から税金などを差し引いた可処分所得は16万5971円だった。不足分の3万5268円は貯蓄の取り崩しなどでまかなっている。不足分は、5年前の01年より8087円多くなった。

 また06年の調査では、最も多い趣味は、男女とも約4割が「園芸、庭いじり、ガーデニング」と回答した



 今の自分が80歳になったときに、庭弄りをしてるかというと、全然想像つかないんですが、高齢になるにつれて好きになっていくんでしょうかね、季節の移り変わりを感じられるものが。

 年をとると甘味と塩味を感じづらくなるので、和菓子のようなストレートな甘さ、せんべいのような塩味が好きになるというのは分かりますが。

 ゲートボールやるなら卓球やってるナァと思う今日この頃です。まったりいきましょう、まったり。

 あ、ちなみにあと50年すると、国民の1/3は高齢者になるそうです。凄い世界ですよね。テレビやCMも高齢者向けにシフトしそうです。

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2007年09月15日

100歳以上の高齢者が3万人を突破する。

100歳以上3万人超す…厚労省まとめ

 国内の100歳以上の高齢者が今月1日現在で3万2295人となり、初めて3万人を突破したことが14日、厚生労働省のまとめでわかった。

 1971年から37年連続で過去最多を更新した

 このうち、女性は2万7682人(前年比3437人増)で85・7%を占めた。男性は前年より463人増えて4613人。今年4月から来年3月末までに100歳になる人は、女性1万4909人、男性2869人の計1万7778人で、前年より2408人増えた。人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は25・28人。都道府県別では、沖縄県が57・89人と35年連続でトップ、高知、島根、熊本、愛媛の各県が続いた。最も少なかったのは埼玉県の13・05人で、90年以来、18年連続最下位となった。

 厚労省によると、佐賀県有田町の山口作次郎さん、和さん夫妻は今年、夫婦そろって100歳になった。群馬県高崎市在住で107歳の武居利三郎さん夫妻も、妻の松枝さんが今月9日に100歳となった。



 夫婦そろっての100歳って、いいですね。高血圧、高脂血症、糖尿病、いずれの疾患にもなっていないんでしょうね。健康でい続けるというのは並大抵のことではありません。運動、食生活を心がけ、更にストレスも溜めないような生活。そういうまったりとした空間だからこそ、身体も時の流れについてこれたのでしょう。

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2007年09月06日

障害者施設入所者の胃袋から手袋10枚を検出。

障害者施設:胃の中から手袋10枚、男性重体 香川

 香川県坂出市府中町の重度心身障害者支援施設「瀬戸療護園」(横倉直登園長)で今年7月、入所する20歳代の重度障害の男性が吐血、搬送先の病院で胃の内部から排せつ介助用手袋(塩化ビニール製)10枚が見つかっていたことが5日、分かった。

 胃と十二指腸が傷つき摘出した男性は、現在も重体が続いている。県警も既に4日、業務上過失傷害容疑で同園を家宅捜索。施設関係者らによる虐待の可能性もあり、慎重に捜査を進める。

 捜査1課の調べでは、同園で7月10日未明、男性が個室で吐血して苦しんでいるのを、巡回中の職員が発見。病院で手術を受けた際、胃と、その下部にあって小腸とをつなぐ十二指腸から使い捨ての介助用手袋が出てきた。胃には穴が開き、十二指腸は壊死していた

 男性は昨年7月入所。知的・身体障害があり、通常は個室内で生活。食べ物以外も口に入れる行動もあったが、つかまり立ちは困難。このため、自ら手袋を取りに行くことは難しく、施設関係者が個室に持ち込んだ後に置き忘れたか、飲ませて虐待した可能性もあると判断、家宅捜索に踏み切った。

 同園の説明によると、手袋は、介護士が入所者の紙おむつを交換する際に使用。男性の個室内にあるタンス(高さ1.5メートル)の上の紙箱の中に入れてあったが、男性の手は届かないという。他に手袋が個室に持ち込まれるのは原則、介護士の巡回時に限られるという。

 県警は今後、押収した資料や施設関係者からの事情聴取を進めて原因を特定、施設の管理責任も追及する方針。県警には7月中旬、施設関係者とみられる人物から通報があったが、施設側からの相談や届けはなかった。

 5日午前、横倉園長らが会見。「男性が手袋を口に入れているところを目撃した職員はいない」としたうえで、「職員約50人に聞き取り調査をしたが、虐待はないと確信している。こうしたことが起こり、管理不足と言われても仕方がない」と謝罪した。



 人はどこまで残酷になれるのか……と考えると、閉鎖的な空間であればあるほど残酷になれるんだと思います。映画「es」さながらの世界も、今もどこかで展開されているのでしょう。

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2007年09月01日

「障害者」改め、「障がい者」へ……本当にいいの?

「障害者」表記を「障がい者」へ

 「障害者」の表記を「障がい者」に見直す動きが、福祉関係者や民間団体の間で広がりをみせている。「害」という字に「害悪」「公害」など良くないイメージがあるため、当事者・家族が不快感を抱かないように−というのが主な理由。全国的な傾向だが、県内でも既に資料の表記を改めたり、事業所名に明記したりするケースが出ている。

 県社会福祉協議会は、昨年十月開催の県社会福祉大会の資料で、初めて「障がい者」と表記した。実行委の議論をふまえた形だが、大会終了後も、社協内で作成する文書はすべて「障がい者」と改めた。また、青森市社会福祉協議会でも「障がい」の表記に統一している。

 二〇〇五年十二月に開所した五所川原市の支援センターは、「障がい児・者支援センター・スタジオ ビータ」と、事業所名に「障がい」と明記した。同センターは「『障害』は当事者と社会の間にある取り除くべき障壁ととらえ、当事者としては『障がい』を使いたい」と説明している。

 県をはじめ、県内十市は従来通り「障害者」の表記のままだが、県外では自治体での取り組みも広がっている。

 山形県は、庁内協議や関係団体の意見聴取を経てことし三月、議会で条例を改正した。当事者の人権を尊重する観点から、可能な限り「障がい者」と表記している。四月から新課名となった障がい福祉課は「好評という意見が半分以上」と言う。

 大分県庁も条例や規則は変更していないものの、昨年二月から「障がいのある人」など「害」を使わないようにしているという。

 その一方で、「表記よりも社会の意識を変えることの方が大切」「『障』の字も変えるべきだ」といった意見もある。障害者の自立活動を進める団体「Pingあおもり」(青森市)の代表で、電動車いすを利用する佐藤広則さんは「『障害者』『障がい者』どちらでもこだわりはない」と語り、県身体障害者福祉団体連合会の前田保会長は「『肢体不自由者』などに言い換えた方が良いという意見もある」と指摘する。



 意味わかりません、コレ。

 「障害」って言葉と「者」が合わさっただけですから、別に害はないじゃないですか。「障がい」と表記することによって「障」と「害」の二つの意味になりませんか?

 これ本当に好評なんでしょうか。自分が障害者だったら嫌ですけどね。強調されてるみたいで。じゃあ「障」はどうなんだという話にも繋がりますし。

 障害があるから障害者と表記しているだけで、別に害がある存在だなんて誰も思ってないと思うんですけどねー。私の知らないところで社会の暗雲は立ち込めているのかもしれませんが。「障がい」…んーこっちのほうが「障害」の意味からかけ離れて存在している分、差別的で個人的にはイヤですね。本当に障害者の方々はコレに納得しているのか、疑問です。

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2007年08月26日

ヘルパーが同行して移動やトイレなどの介助をする旅行が高齢者に人気

介護付きのツアーが高齢者に人気

 ヘルパーが同行し、移動や入浴、トイレなどの介助をするツアー旅行が高齢者に人気だ。体が不自由になると「旅行は無理」とあきらめがちだが、介護のプロと一緒なら安心して出かけられる。やや割高だが、旅の楽しさを改めて実感できそうだ。

 東京都町田市の松尾繁利さん(83)と妻の良子さん(77)は今春、徳島県内の寺23か所を巡る7日間のツアー「バリアフリー四国八十八か所霊場巡拝・心の旅」に参加した。

 60代のころから夫婦で「いつかお遍路を」と夢見てきたが、繁利さんは72歳の時、脳内出血で倒れ、右半身マヒに。良子さんも足が悪く、あきらめていた。

 しかし、介護付きのツアーがあることを知り、参加を決めた。ツアーは10人定員で、ホームヘルパー2級の資格を持つ「トラベルヘルパー」と添乗員が各1人ついて料金は一人約25万円。

 「手を引いてもらったり、時々車いすに乗せてもらったりしながら回りました。お寺を前にすると心が洗われ、本当に来てよかったと涙が出ました」と良子さん。

 繁利さんは自分の乗った車いすを押してもらったり、毎晩の入浴を補助してもらえるよう、さらに14万円を払い、専任の介護福祉士を頼んだ

 ツアーを企画したのは旅行会社「エスピーアイ あ・える倶楽部」(東京)。初めての試みで、秋には高知県内での巡拝ツアーも予定している。

 このほか、同社ではトルコやイタリアなどを巡る5商品を販売。また、故郷での法事や墓参りといった個人的な「お出かけ」にトラベルヘルパーが付き添うプランもある。

 「遠出したくても家族や周囲に遠慮し、あきらめているお年寄りは多い。しかし、こうしたサービスを利用すれば、旅する楽しさを再び味わってもらえるはず」と、同社の伴流高志さんは話す。

 旅行会社「クラブツーリズム」(東京)でも、高齢者らを対象に、昨年から介護付きツアーを始めた。ホームヘルパー2級以上の資格を持つ「トラベルサポーター」がリフトバスに同乗し、首都圏を巡るバスツアーが主力商品だが、海外や国内ツアーも毎月約20商品ある。介助の必要度に応じて、バスツアーなら1日あたり6000〜1万1000円割り増しになる。

 「要介護5の人もいます。家に引きこもりがちな人が外に関心を持つきっかけにしたい」と同社は話す。

 介護付き旅行の場合、ヘルパーの力量が大きく問われる。そのため、優秀な人材を確保しようと、両社ともにヘルパーの有資格者などを対象に、旅先での介助法や技術などを教える講座を開き、人材育成にも力を入れている。

 「旅行好きの団塊の世代らが社会貢献の一環に受講するケースが増えてきた。こうした旅行を広げるためにも、旅を楽しむ人、支援する人を増やしていきたい」と同社の長橋正己さんは話している。



 これは盲点!このツアーは売れそうですね。ヘルパーって今どのぐらいいるんでしょうか。介護の職って資格が必要ですが、取ればこれから先大いに役立つと思います。需要がありますからね。

 介護福祉士は医療従事者ですから、人を思いやる心がないとなれませんが、持っている人にとってはやりがいのある仕事になると思います。将来を迷っている方、誰かの助けがしたい方は、資格をとってみてはいかがでしょう。

参考:日本介護福祉士会

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2007年08月24日

麻雀が脳トレとして有用かどうかを確かめるプロジェクトを開始する。

マージャンで脳トレ可能? 佐賀の初心者教室で検証へ

 マージャンで「脳トレ」は可能? 金を賭けず、酒やたばこも禁止の健康マージャンが、高齢者の認知機能低下の防止に役立つのかなどを医学的に検証する研究を、堀川悦夫・佐賀大医学部教授(認知神経心理学)らが佐賀市内での初心者向け教室で進めている。

 マージャンは相手3人の出方を推理したり、手や指を動かしたりと、脳のさまざまな部分を使う。海外では40−60代でゲームをした人は認知能力が上がるとの論文もあるといい、教室を主宰する神野公民館(佐賀市)に堀川教授らが協力することになった。

 対象は「脳トレ・健康麻雀教室」を受講する男女20人で、ほとんどが70代の初心者。簡単な質問に口頭で答えたり、図形を描いたりして認知能力を測る調査を、計18回の教室が終わる年末まで複数回繰り返し、効果を調べる。



 オセロで脳トレになるぐらいですから、麻雀は相当頭使うと思いますけどねー。まぁ若干運の要素は強いんですが。

関連;医学処 脳トレとして有用なオセロ、高齢者間で大ブームの兆し
posted by さじ at 02:22 | Comment(1) | TrackBack(0) | 介護

2007年08月17日

高校生にならって、看護のコツを学ぼう。

看護短大で高校生が実習中/川崎

 県立川崎高校(川崎市川崎区)の生徒が十七日まで、市立看護短大(同市幸区)で看護の基礎について実習を行っている。単位制を取っている同高校の選択科目の一つとして、夏休みを使って行っているもので、身の回りの世話などのコツを学んでいる。

 この科目は、同高の全日制、定時制両方の全学年の生徒が選択できる短期集中講座「社会福祉実習入門」。市立看護短大での実習と、同市内の養護学校での実習を組み合わせて、一つの科目になっている。今回参加したのは一年から三年までの九人。女子七人のほか、男子も二人いる。

 看護短大では、四日間にわたって学内の実習室などを使い、短大の教員の指導で看護の実習を体験。ベッドメーキング、手足を洗うなどの世話、体位を変える手伝い、ストレッチなどを学んでいる。

 最初は緊張した面持ちだった生徒も、実際に経験してみたあとは「(大変そうに見えた)体位の変換も、こつをつかむとできることが分かった」などと語り、手応えを感じているようだった。



 こういう試みはいいですね。実際に看護の現場って肉体労働も多いですし、コツを覚えなければいけません。でもやはり、聖職って感じはしますね。人によりさまざまでしょうけれど。

 そして介護の場などで最近注目されているのが「古武術」です。体位変換や車椅子に乗せる場合など、大人の男性を女性が持ち上げなければいけないシーンにおいて、古武術を利用しようという試みが広く知れ渡るようになってきました。色々な本が出ているので、家で介護される方も見てみてはいかがでしょうか。コツを掴めば、腰へ負担をかけることなく大人を持ち上げることも可能です。

参考リンク:古武術介護入門(古の身体技法をヒントに新しい身体介助法を提案する)

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2007年07月21日

岐阜大学が、患者一人で出来る手指のリハビリ方法を開発

手指のリハビリ:画面見て「じゃんけん」 岐阜大など開発

 岐阜市の岐阜大学で17日 脳いっ血などでまひした手指のリハビリを患者自身で行える「リハビリ支援システム」を岐阜大学工学部の川崎晴久教授らの研究グループと丸富精工(本社・岐阜県各務原市)が共同開発した。

 患者はまひした手に、18個の関節を機械化した電動の器具をバンドで固定。モニターに映るコンピューターグラフィックス(CG)や音声に従い、▽じゃんけん▽ピアノを弾く▽コップの水を注ぐ−−など五つのメニューを約20分間にわたって行う。

 器具の支援により複雑な手の動きが可能で、患者は療法士などの指導を必要とせず一人で楽しみながらリハビリできるほか、関節の可動範囲や速度が自動的に計測されるため回復状況がわかる。川崎教授は「ダメージを受けた脳の周辺にはまだ使える神経が残っており、それをうまく使うことで機能を復活させることができる」と話す。

 独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)のプロジェクト「人間型支援ロボット実用化基盤技術開発」の支援で約2年前から研究を続けてきた。8月から岐阜大学病院など県内3病院の患者34人を対象に実証試験を行い、将来の商品化を目指す。



 これはいいかもしれません。興味のある方は是非。

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2007年07月09日

ハート・プラスマークで、心臓や免疫機能などの内部障害者を理解する

内部障害のマーク…いたわりの心広がって

 真っ赤なハートを中央にあしらった人のイラストにプラスの記号――。名づけて、「ハート・プラスマーク」を目にされたことがあるでしょうか。

 心臓、免疫機能など、体内に疾患を抱える内部障害者への理解を深めてもらおうと、障害者が自ら考案してから今年で4年。マークは少しずつ、各地で広がりを見せています。

 今春、奈良県大和郡山市は、車いすの図案の隣にこのマークを並べた看板を市役所の障害者用駐車場に設置しました。大阪府四條畷市も、市役所などの駐車場に同様の看板を掲げ、啓発に力を入れています。

 「外出時には必ずハート・プラスマークを身につけます」と話す白井伸夜さん。車には啓発ステッカーも(埼玉県鴻巣市で)  「車いすに乗ってなくても、障害者向けの優先スペースに堂々と車を止められることが、私たちにとってどれほどありがたいか」

 内部障害者らでつくる「ハート・プラスの会」代表の白井伸夜さん(38)(埼玉県鴻巣市)は、そう話します。先天性の心臓病。幼少時から肺高血圧などの症状に苦しんできました。

 身体障害者一級の手帳を持っていますが、外見は健常者と変わらないため、そのつらさ、しんどさをなかなか周囲にわかってもらえません。多くの誤解に傷ついてきたといいます。

 例えば、通院のために乗った電車。優先座席に座っていると、目の前のお年寄りにせき払いで席を立つよう促され、肩身の狭い思いをしたことがあります。駐車場の優先スペースに車を止めようとして警備員から注意されたことは、一度や二度ではありません。

 「見えない障害だからこそ、目に見えるものが必要ではないか」。患者らの会合で知り合った岡山県在住のデザイナーと考えが一致し、共同でマークを作成したのは2003年夏。自身のホームページに掲載したところ、問い合わせが相次ぎ、翌年春の会結成へとつながったそうです。

 〈私は身体内部に障害を持っています〉。そんな一文を添えたマークを外出時はいつも身につけて、先々で出会う人々に障害を知ってもらえるよう、会でPRを続けているのです。

 「マークが普及して内部障害者を誰もが知る世の中になればうれしい。でも本当は、そんなものをつけてなくても、互いに思いやれる社会が理想なんです」

 体の内部を意味する「ハート」、そこに思いやりの心を重ねる「プラス」。図案に込められた願いを人から人へ、みなさんも一緒に伝えていきませんか。



 これはいい試みですね。優先席に座っていて、無理解な中高年者に非難を浴びた人って結構いるのではないでしょうか。「知らなかった」と言っても、普段から他者のことを思いやることのできる人だったら咳払いなんてしませんしねぇ。

 結構見た目で分からないと「障害者」と呼べない雰囲気になっているのかもしれませんね。障害と病気の境目といいますか。心臓や肺などの臓器が1つやられただけでも、身体にはかなりの負担がかかるわけです。周囲の人が一見して分からないためにサポートが難しい内部障害者ですが、マークか何かで判別できれば健常者側としても容易に手助けできると思います。この試みがより広く普及しますよう。

ハート・プラスの会

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posted by さじ at 08:28 | Comment(4) | TrackBack(0) | 介護

2007年06月29日

北九州八幡東病院の看護師が認知症患者の足の爪をはぐ虐待を行う。

認知症患者のつめはぐ 北九州の病院看護師が虐待の疑い

 北九州市八幡東区の長期療養型医療施設、北九州八幡東病院(木元克治院長、約480床)は25日、女性看護師(40)が、寝たきりで認知症の高齢患者4人の足のつめをはぐ虐待をした疑いが強いと発表した。女性看護師は否定しているが、病院側は、福岡県警八幡東署に傷害容疑で告発する方針。

 同病院によると、虐待の疑いがある女性看護師は、勤続17年の介護保険病棟責任者。今月6日から15日にかけて、別の看護師がこの病棟の70〜90歳代の入院患者4人(男性1人、女性3人)の足のつめが1人2〜4枚、はがされているのを見つけて発覚。病院側の内部調査に対し、複数の看護師が「女性看護師が患者のベッドに行き、離れた後につめがはがされていた」と証言した。患者4人に、つめをはがす治療の必要がなく、医者の指示もなかったことから、病院側は虐待の疑いが強いと判断した。

 女性看護師は4人のうち3人については「水虫の処置をしていたら、取れてしまった」と虐待を否定している。



 ヒエェェェ。暴力よりホラーです。4人のうち1人についてはクロということを認めているんでしょうか。もしかしたら誤認かもしれないのでこれ以上は避けますが…。他者に訴えをいえない分、要介護者のうちの何人かは虐待されているのかもしれませんね。この病院に限ったことではなく。

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posted by さじ at 02:03 | Comment(9) | TrackBack(0) | 介護
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