[介護]の記事一覧

2010年02月20日

人が感じる不思議な錯覚「皮膚うさぎ」について。

皮膚兎:不思議な現象 道具を介しても体感

 人間の皮膚の上で、10センチほど離れた2点を連続的に刺激すると、2点間を小さなウサギが跳ねていくような錯覚が生じる「皮膚兎」と呼ばれる現象が、手にした道具上でも起こることを、高知工科大と東京大の研究チームが発見した。この仕組みを解明すれば、体になじみやすい義手など福祉装具の開発やロボットの遠隔操作技術の発展に貢献できると期待される。

 宮崎真・高知工科大准教授(神経科学)らは、男女8人(18〜23歳)に協力を依頼。人さし指の上に、幅5ミリ、長さ10センチのアルミ製の板(重さ約13グラム)を置いた。刺激装置を使って、皮膚兎を起こすのと同じような刺激を、板の上から左の人さし指に0・8秒間隔で2回、その直後に右の人さし指に1回の計3回の刺激を与えた。

 その結果、全員が2回目、3回目の刺激を両指の間(約8センチ)の板上に受けたように錯覚した。平均すると、2回目は刺激を実際に受けた位置から約3センチ進んだ位置、3回目は、さらに約3・5センチ進んだ位置に感じ、全体として板上を何かが駆け抜けたようにとらえていた。人さし指それぞれに正方形の板を置いて同様の刺激をした場合は、錯覚は起きなかった。

 皮膚兎が起きるときの脳内の神経活動はすでに解明され、身体だけの現象と考えられていた。宮崎准教授は「ヒトの脳は道具を体の延長のように認識するという従来の学説の直接的な証拠となる。今後は、道具上の皮膚兎では、脳内のどこでどのような神経活動が起こっているかを解明したい」と話している。3日付の北米神経科学学会誌で発表した。



 へー。面白いですねこれ。

 確かにこれを使えば義肢などにも有用かもしれません。

 全然関係ないんですけど、手のひらの、中指と薬指の付け根のちょっと下側の皮膚を逆の手の爪で軽く触ってると、なんかジンジンきません?この異常なまでの刺激は一体何なのか、これを何かの診断に使えないのか、と、昔からの疑問なんですが。笑


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2010年02月18日

ビールには意外にもケイ素が多く含まれている。

ビールが骨強くする可能性、ケイ素多く含む=米研究

 米カリフォルニア大学の研究チームは、ビールにケイ素が多く含まれ、骨を強く保ち骨粗しょう症を予防する可能性があるという研究結果を発表した。 

 研究チームは、市販のビール100種類のケイ素含有量を調べ、ビールのタイプや原料によってデータを分類。これまでの研究ではほとんど明らかになってこなかったビールのタイプや製造方法によるケイ素含有量の違いに注目した。

 その結果、ビール1リットル当たりに含まれるケイ素の量は6.4ミリグラムから56.5ミリグラムと幅があり、最もケイ素の含有量が高いのはペールエールで、ノンアルコールビールやライトラガー、小麦ビールはシリコン含有量が少ないことが分かったという。

 研究に参加したチャールズ・バムフォース氏は発表で「大麦麦芽とホップを多く含むビールは、ケイ素も多い。ケイ素が多く含まれるのは大麦の外皮の部分で、小麦には比較的少ない」と説明した。また、この研究では骨密度や臨床データを調べた訳ではないため、あまり真剣に受け止めるべきではないとも付け加えた



 でも、アルコールは骨粗鬆症のリスクファクターですから。

 あまりオススメは出来ませんね。 
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2010年01月30日

靴を履くより裸足で走る方が、足にかかる衝撃は少ない。

走るならランニングシューズより「はだし」で、足に優しいと

 ランニングシューズを履いて走るよりも、はだしで走る方が足にかかる衝撃を大幅に吸収できるとする論文が、27日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。

 研究チームは、米国とケニアのランナーを対象に、「はだしで走る」「靴を履いて走る」「以前は靴を履いていたがはだしへ転向した」3つのグループの足の重心のかかり方を調べた。

 すると、靴を履いたランナーの4分の3が、着地時にかかとが地面に接しており、接地回数は1マイル走るごとに約1000回だった。衝撃を和らげる効果の高いスポーツシューズでも、すべての衝撃を吸収しきれないことは、ヘビーランナーの30〜75%が毎年何らかの反復運動損傷を訴えていることからも明らかだ。 

 一方、はだしのランナーの圧倒的多数は着地時にかかとが接地せず、足の側や母指球で接地していることがわかった。かかとを地面に付けない走り方は、体重の2〜3倍の衝撃がコイン大の表面に集中することによって、痛みや損傷につながる衝撃を回避できる利点があるという。 

 論文は、「今日、はだしで走ることは危険でけがの原因になると考えている人は多いが、実際には人はどんなに硬い地面であっても、はだしで痛みも不快感も感じずに走ることができる」と指摘している。

 ただし、靴を履いて走っていた人がはだしに転向する場合は、注意が必要だという。靴とはだしでは、使われる筋肉が違うためだ。論文は、「これまでずっと靴で走っていた人は、ふくらはぎと足の筋肉を徐々に作りながら転向すべき」と指南している。



 これは色々なところで言われてきてましたね。

 靴から転向する場合に支障があるなと思ったんですけれど、それも、フォームを変えながらでも転向したほうが後々のためになるとのこと。

 確かに靴の場合って、1回1回の衝撃の「吸収力」は感じられるかもしれませんけれど、結局ずっと走っているとかかる負担は相当なものになるんですねぇ。逆にはだしのほうが、1回1回の衝撃をやわらげようとする走り方になるため、ずっと走ってもそこまで影響はでない、と。

 ただ今の日本の道路をはだしで走るのは何かと勇気がいりますよね。。。ジムのルームランナーのようなところなら簡単にできそうですが。
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パーキンソン病の原因遺伝子を持ったサルを誕生させる

原因遺伝子持つサル誕生、パーキンソン病治療に道 慶大など

 慶応大学と実験動物中央研究所(川崎市)の研究グループは、人の脳神経の難病「パーキンソン病」の原因遺伝子を持つ霊長類を誕生させることに成功した。遺伝子組み換え技術を使って、人の遺伝子を霊長類に入れた。新しい薬の開発や新型万能細胞(iPS細胞)を使った再生医療の研究に役立つ。

 研究グループは、人と同じ霊長類の仲間であるコモンマーモセットを用い、家族性パーキンソン病の原因遺伝子である「アルファ シヌクレイン」を生まれつき持たせることに成功。遺伝子が動物の体の中で働いていることを確かめた。



 パーキンソン病のような難病でも、どこが異常なのか分かっているような疾患の場合、iPS細胞による再生医療に期待が持てます。

 サルで同じように病気を意図的に起こせたわけですから、あとはこれをいかに治すか、という研究の発展と成功を願って。
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2010年01月16日

植物でできた人工の骨、生体の骨との親和性もバッチリ

植物が理想的人工骨に 伊研究チームが開発

 イタリアの研究グループが、編みかごや家具に使われる植物のトウなどを用い、従来のセラミックや金属製を上回る理想的な人工骨の開発に成功したと発表した。耐久性や強度、人骨とのつながりやすさなどが優れているという。同国のAGI通信などが8日までに伝えた。

 開発したのは北部ファエンツァのセラミック素材科学技術研究所などの研究グループ。既に羊を使った動物実験に成功、2011年にも人体への臨床実験を始めたいとしている。

 詳しい製造方法は明らかにしていないが、トウを炉内で高温高圧下に置くなどの方法で化学変化を起こさせ、1週間ほどかけて製造する。

 羊の骨につないだところ、完全に生体の骨と同化した。植物にある無数の小さな穴を血管や神経が通ることで、生体との親和性が高まると考えられている。従来の素材を上回る強度もあり、人工骨としては完ぺきに近い特性を備えていたという。



 整形外科領域に革命が起こるかもしれない素材の登場。

 金属でない素材で、生体の骨との親和性もばっちりとくれば、骨がらみの医療にはほとんど応用できるのではないでしょうか。
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2009年12月16日

家族介護者ほど心理的ストレスにさらされている。

長期間の家族介護者ほど「心理的ストレス」に−厚労省調査

 同居者や別居している親族などの介護を長期間続けている人ほど、神経過敏に感じたり絶望的だと感じたりするなど、「心理的ストレス」にさらされていることが、厚生労働省が50−60歳代の人を対象に実施した調査で分かった。

 調査は、2005年10月末時点で50歳代だった全国の男女を対象に毎年行っているもので、今回は08年11月に実施した。05−08年の4回の調査に連続して回答したのは2万8492人。

 このうち、4回の調査すべてで、同居者や別居している親族の「介護をしている」と答えたのは753人、08年の第4回調査時から「介護をしている」としたのは930人、4回とも「介護をしていない」と答えたのは1万7694人だった。

 さらに、介護の有無別に、心理的ストレスの程度を測定する6項目(「神経過敏に感じた」「絶望的だと感じた」「そわそわ、落ち着かなく感じた」「気分が沈み込んで、何が起こっても気が晴れないように感じた」「何をするのも骨折りだと感じた」「自分は価値のない人間だと感じた」)について調査。

 その結果、過去1か月間に「神経過敏に感じた」と回答したのは、「ずっと介護をしている」人の64.7%、「第4回から介護をしている」人の57.0%、「ずっと介護をしていない」人の45.9%と、長期間介護をしている人ほど神経過敏に感じている傾向があった。他の5項目でも同様の傾向が見られた



 介護保険等の利用によって、昔に比べれば介護における負担は減ったとは思いますが、なかなか在宅で介護をやる負担というものは経験してみないと分からないものです。

 病気の治療などのように、良くなっていくわけでもなく、毎日行わなければならない「介護」。介護者の負担をより軽減するサービスが求められます。

 そのために使うのならば税金を増額しても構わんと思うんですけどね。なかなか「介護は二の次」と考えている人が多いせいか、進みませんねぇ。
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2009年12月12日

鳩山首相「障害者の名前をチャレンジドに変更したらどうだろう」

首相、障害者権利条約締結に努力 「チャレンジド」に変更も

 鳩山由紀夫首相は11日、官邸で開かれた「中央障害者施策推進協議会」であいさつし、障害者への差別を禁止し社会参加を促進する障害者権利条約に関し「日本は不十分な状況。締結しなければならない」と述べ、締結に必要な法整備に取り組む姿勢を強調した。

 同時に「障害者」の表記に関して、英語の「チャレンジド」の方が望ましいとの考えを示した上で「新政権で考えなければならない」と述べ、名称変更を前向きに検討する意向を表明した。

 首相は米国留学時代の経験に触れ「チャレンジドの人がチャレンジ精神で健常者以上に見事に暮らしている姿を見て、こういう日本にしたいと感じた。チャレンジドの皆さんがこの国に生まれて良かったと感じられるよう最善の努力をする」と述べた。

 協議会は、障害者らの意見を直接政策づくりに反映させるため、2005年に内閣府に設置された。



 言いたいことは分かりますが・・・名称を変えたからといってどうなのか。

 ただ英語にして、分かりづらくした、だけですよね、これって。

 それって根本からうやむやにしようとしてるだけなのでは。
posted by さじ at 01:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 介護

2009年11月26日

介護関連の殺人が過去10年で増加傾向に。

日本の介護殺人、過去10年に増加傾向 発生件数400件以上

 社会の高齢化が急激に進む日本で過去10年間に、高齢者が家族や親族による殺人や、介護放置、心中などで死に至る事件が少なくとも400件発生していると、20日の東京新聞(Tokyo Shimbun)が報じた。

 同紙が過去10年間の新聞報道をもとに調べた結果、事件の件数は増加傾向にあり、2000年には32件だったのが2006年以降は年間50件以上発生していることが分かった。加害者の75%近くが被害者の夫や息子などの男性。一方、被害者の70%は女性だった

 高齢者の世話をする人間が介護に行き詰まり、経済的にも困難な状態に陥る傾向が高いことが原因とみられる。

 400件のうち、殺人は59%(承諾、嘱託を含む)、心中は24%、傷害致死は11%、介護放置は4%だった。



 介護の現場は、周囲のサポートがないと到底できないようなものもあります。

 介護関連は市町村がうまくサポートしてくれるとはいえ、現状はまだまだ厳しいか。より負担の少ない方向にサポートしていくしかないですねぇ。介護関連の職種の賃金の低さも問題視されているようですし、改善点んは多々ありそう。
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2009年11月22日

インドネシア看護師、条件が違うと途中で帰国。

「インドネシアでの話と違う」看護師研修生が途中帰国

 日本とインドネシアの経済連携協定に基づき来日した看護師研修生1人が、「資格や業務の内容、賃金水準が、インドネシア側で聞いていた説明と違う」と不満を募らせ、研修を打ち切って帰国したことがわかった。

 厚生労働省は、現地で誤解を与える説明があったとみて、正確を期すよう、近くインドネシア政府に要請する。

 帰国したのは、第1陣(208人)として昨年8月に来日した20歳代女性。語学研修を経て、今年2月に九州の病院に赴任。患者の食事や入浴の介助などを任され、入所者からは好評だったという

 しかし、来日前にインドネシア側から受けた説明のうち▽日本の看護師資格は、他国でも働ける国際ライセンス▽資格取得前から注射などの看護業務ができる▽賃金20万円以上を保証――などが事実と異なっていたとして9月に帰国した。

 厚労省によると、看護師資格は日本国内でのみ有効。「20万円以上」の保証はしておらず、賃金は受け入れ施設ごとに異なる。同省は「インドネシア政府には十分な情報を伝えている」とするが、仲介機関の国際厚生事業団によると、同様の説明があったと訴える研修生がほかにもいるという。

 大野俊・九州大学アジア総合政策センター教授(東アジア研究)は「来日第1陣は募集期間が短く、2国間の連携が不足していたため、研修生に正確な情報が伝わらなかったのではないか」と指摘。別の専門家は、「研修生の募集にブローカーが介在するケースもあり、誤った情報が独り歩きした可能性もある」とみる。



 うーむ、インドネシア政府、もうちょっと頑張ってもらいたいですね。人を集めるのはいいんですけれど、そこで政府が嘘をいってしまったら、意味ないですし、日本側が嘘ついてるような印象を与えかねません。労働と需要の2国間やりとりをうまくいかせるには、まずは信頼から。
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2009年11月14日

介護のイベントで、プロの技を身につけよう。

「介護の日」イベントでプロの技術を伝授

 東京都福祉人材センターなどは11月11日の「介護の日」に、東京都内で「介護のコト体験フェア〜知って得するプロのワザ〜」を開いた。移乗などの介護技術をプロから学ぶ体験コーナーや福祉の仕事についての相談コーナーが設けられたほか、セミナーや寸劇なども行われた。また、9月末に開かれた「第4回高齢者福祉研究大会 アクティブ福祉in東京’09」の優秀演題の表彰式も行われた。介護家族や高齢者、学生など、主催者発表で約1000人が来場した。

 体験コーナーでは、移乗や排泄、入浴などの介護技術を介護福祉士が紹介。介護を受ける高齢者本人の力をうまく活用することで簡単に移動させることができる方法や、正しいおむつの当て方などが紹介された。来場者の中には、プロのノウハウを学ぼうと、積極的に質問する人やメモを取る人も見られた。

 このほか会場では、在宅介護を無理なく続けるポイントや福祉用具の上手な使い方についてのセミナー、認知症をテーマにした寸劇などが行われた。

 「アクティブ福祉in東京’09」の優秀演題の表彰式では、▽リスクマネジメント▽地域・ネットワーク▽医療・ターミナル▽ケアの質の向上▽ケアの質の向上(認知症)▽人材育成・意識改革▽アクティビティ▽食事・栄養・口腔ケア▽相談援助―の9テーマから、各1施設が「東京都福祉保健局長賞」を受賞。「リスクマネジメント」のテーマの中で「身体拘束廃止に向けての取り組み」と題して発表した特別養護老人ホーム上井草園の介護副主任の関口恵さんが代表であいさつし、「普段わたしたちがしているケアを見直すいい機会になった。これからもより良いケアができるように、一日一日、現場で頑張っていきたい」と語った。



 なかなか、介護というものは難しいものです。

 私も経験ありますけれど、素人判断で色々やろうとしても、なかなかうまくいかないことが多々あります。うまくいかないと、介護している人だけでなく、介護されている側にも大きな負担となり、肉体的、精神的に追い詰められることもあります。

 こういう機会に、介護のノウハウを学ぶのはいいですね。コツが分かれば楽になりますから。プロフェッショナルに頼るのも1つの手です。
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2009年11月10日

尿を自動的に吸引する介護用ポンプをユニチャームが販売。

ユニ・チャーム、介護用尿吸引装置の販売を全国に拡大

 ユニ・チャームは2日、高齢者の尿を自動的に吸引して介護者の負担を軽くする装置「ヒューマニー」の販売を全国に広げたと発表した。5月に発売し関東・近畿・東海・四国で販売してきたが、11月からは鳥取・島根・沖縄の3県を除く全国に広げた。残る3県でも近く販売を始める予定で、介護関連市場を開拓する。

 販路もこれまでの代理店販売に加え、介護用品ショップへの卸売りも始めた。ヒューマニーは日立製作所と共同開発した装置で、またにあてがう専用パッドが尿を検知し、ポンプで吸い上げてタンクに回収し、おむつ交換の手間を軽減する。日立と共同出資する子会社のユニ・チャームヒューマンケア(東京・港)が販売する。



 これ便利そうですね。

 やっぱり介護のなかにおいて、一番大変なのは排泄面に関すること。介護者の負担もありますが、やっぱり当人にとっても排泄面で介護してもらうというのは嫌な感情を抱くこともあります。

 双方ができるだけ気楽でいられるようなこのポンプ、普及すれば安価にもなりますし、大変便利なものだと思います。
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2009年11月04日

認知症患者に対する介護従事者のバーンアウトを防ぐためには

介護従事者の「バーンアウト」を防ぐには―認知症ケア学会シンポ

 日本認知症ケア学会(理事長=本間昭・認知症介護研究・研修東京センター長)は10月31日と11月1日の両日、「認知症の人を地域で支える」をテーマに東京都内で第10回大会を開いた。初日には、大会長を務めた本間氏や芥川賞作家の玄侑宗久氏が講演したほか、シンポジウムでは各講演者が認知症の人やケアに携わる介護従事者を支える方策などを訴えた。

 初日に「ケア提供者のバーンアウトを防ぐ」と題して開かれたシンポジウムでは、認知症の人のケアに当たる介護従事者の「バーンアウト」を防ぐ方策について意見交換が行われた。

 「介護現場のバーンアウトを防ぐ」をテーマに講演した大阪府の特別養護老人ホーム「フィオーレ南海」施設長の柴尾慶次氏は、経験のある職員ほど利用者に対して「イラっとする瞬間」があると指摘。その上で、「感情に感情で返すのはプロではない。感情には適切な技術で対応するという専門性を身に付けることが必要」「『イラっとする瞬間』にその場を離れる冷静さも技術」などと述べ、介護従事者にとって利用者との「距離の取り方」が重要と訴えた。

 また、東京都の「緑寿園ケアセンター」室長の須藤演子氏は、「相談を受ける立場からケア提供者のバーンアウトを防ぐ」と題して講演し、職員のバーンアウトを防ぐために「個人レベル」と「組織レベル」両面から働き掛けることが重要と指摘。個人レベルでは、▽職員の普段の状況を把握すること▽職員の表情や業務の変化に気付くこと▽仕事への配慮―などを挙げた。また、組織レベルの働き掛けとして、▽上司や同僚によるサポート体制の構築▽職員の専門性を高めるために研修機会をつくること▽個人の創造性や組織参画を大切にすること―などを挙げた上で、職員のバーンアウトを防ぐために「予防的視点」で対策に取り組むことが大切と述べた。

 さらに、北星学園大文学部教授の田辺毅彦氏は、バーンアウトを引き起こす要因の一つとして「ユニットケアの普及」を指摘。少人数での過重労働やコミュニケーション規模の縮小などで相談できないといった問題点があると述べた。その上で、職員数を増やすことやユニットを孤立させないための緊密な情報交換などが施設にとって重要と強調した。

 「認知症の人を地域で支える」と題したシンポジウムでは、島根県にある「エスポアール出雲クリニック」院長の高橋幸男氏が、「認知症を普通に生きるためには」をテーマに講演した。高橋氏は、認知症の人はコミュニケーションが取りづらくなるため、家族や友人に相談できず、社会や家族の中で孤立する傾向にあると指摘。認知症の人に対するあいさつや話し掛けなどのコミュニケーションを徹底し、家族や仲間の輪から外さないことが必要と強調した。

 また、認知症の人の不自由や失敗に対する家族など介護者による「指摘」や「励まし」を、認知症の人が「しかられている」ととらえることがあると主張。指摘や励ましを減らすことや、認知症デイケアなどを利用するなど、「しからない人」や「しかられない場所」を保証することなどが重要とも訴えた



 先日、静岡の認知症専門病院にお邪魔する機会があったんですけれど

 職員のプロフェッショナルぶりに驚きました。

 その病院ではこの記事に書かれているようなことが的確に実践されていて、そうすると認知症の患者さんもすごく状態がいいんですよね。暴れたりすることがほとんどなく、病院全体が落ち着いた雰囲気に包まれていました。

 こういう環境を作れるのも、職員の方のもつ高いプロ意識のおかげなんでしょう。

 認知症の患者さんのやることなすことに感情で反応してしまっては、認知症の患者さんも不安で攻撃的になりますし、それに反応したご家族や職員も疲弊だけが溜まってよろしくないのです。

 そうはいっても認知症。難しいところもあります。専門機関に相談してみるのも1つの手かと思います。医療従事者といえど、大学病院や大手市中病院などの急性期専門病院のほうが、認知症患者の扱いはうまくない印象はありますし。
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2009年10月29日

インターネットで検索することで認知症を予防することができる

インターネット検索で認知症予防

 日頃からインターネットの検索エンジンを利用することが、認知症や記憶障害の予防につながるかもしれないという最新の研究結果が発表された。普段、インターネットに縁のない複数の中高年者に毎日1時間ずつ利用させたところ、2週間後には脳の主要部位で活動レベルが上昇していることが確認できたという

 今回の研究に参加したカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の神経科学者スーザン・ブックハイマー氏はこう語る。「重要なのはインターネットそのものではなく、新しい情報を探し出して触れることで、絶えず脳が刺激を受けるという点にある」。

 研究チームによると、パズルや新しい趣味に没頭することにも同様の効果があるという。ただ、これらと違い、インターネットには長時間利用してもなかなか飽きないという特長があるとブックハイマー氏は話す。「ネットの先には無限の情報が存在する」。

 実験は、55〜78歳の中高年者24人を半分に分けて行われた。検索を含めインターネットを日頃からよく利用しているグループと、利用経験がほとんどないグループの2つである。

 まず、対照基準を設定するため、両グループの被験者に実際には作動しないキーボードとマウスを操作させながら、インターネット検索を行っているところを想像させる。そのときの脳をfMRI(機能的核磁気共鳴画像法)でスキャンし、血流に基づく脳の活動レベルを測定した。

 その結果、利用経験がほとんどないグループの方が、短期記憶をつかさどる下前頭回と、意思決定をつかさどる中前頭回という部位の活動レベルが低かったことがわかった。

 続いて両グループの被験者に、「毎日散歩すると健康上どのような利点があるか」、「最良のコーヒー豆を見つける方法は」などの設問を課し、2週間にわたって毎日1時間ずつGoogleの検索エンジンを使って答えを調べさせた。

 この実験後に各被験者の脳をスキャンしてみると、利用経験がほとんどないグループの中前頭回および下前頭回の活動レベルが、もう一方のグループと同程度にまで上昇していることがわかった。

 研究チームは、インターネット検索を利用すると認知症の予防や認知低下の抑制に効果があるのではないかとみている。

 もっとも、この見解はまだ科学的に実証されておらず、こうした脳の活性化が一時的なものであるかも依然不明だという。ただ、今回の実験結果にも表れているように、脳を活性化するためには、具体的な内容を問わず何かに打ち込んだり挑戦したりする心構えが大切なようだ。



 何歳になっても、新しい情報を求める、ということが認知症予防には良いらしいです。

 確かにインターネットは飽きません。

 私も昔はテレビ三昧だった時期がありますけれど、インターネット普及以来、テレビは全く見なくなりました。

 受動的なテレビより、自分で好きな情報を検索するほうが性に合っていたんでしょう。

 今、当医学処を見てくださっている方の多くは、検索でたどり着いたのではないでしょうか。それほどまでに、ネットというのは普及してきています。簡単に情報を取り出せる媒体として。

 もしかすると何十年後か先には、認知症の発症率が下がっているのかも。コンピューターおばあちゃん激増で。
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2009年10月18日

京都府立医大で認知症脳検診を開始。認知症早期発見へ。

京都府立医科大、認知症の早期発見へ

 京都府立医科大(京都市上京区)は14日、認知症の兆候の早期発見を目指す「認知症・脳検診」を始めると発表した。新たにNIRS(近赤外線分光法)装置を使い、前頭葉活動の測定結果も踏まえて総合判定する世界でも例のない検査という。

 口頭の質問や筆記で行う認知機能検査(MMSE)に加え、脳の病変を調べるMRI(磁気共鳴画像装置)、血流の状態から脳の活性化を調べるNIRS装置による検査を実施する。認知症につながるような軽度の機能障害があるかどうかを、神経内科医が総合的に判定する。

 NIRS装置による検査は、動物や野菜の単語をできるだけ多く言ってもらいながら、前頭葉がどのように活動しているのか、反応の遅れはないかなどを血流から判定する。

 この日、山岸久一学長が装置を付けて実演した。途中で単語が途切れ、苦笑いする場面もあったが、脳の反応は良好だったという。

 担当の中川正法教授(神経内科学)は「認知症は薬だけでなく、周囲が配慮することでも進行を遅らせることができる。早期発見につなげたい」と話す。

 検診は20日から週1回1人に実施する。研究のための奨学寄付として1回10万円が必要。



 これは有用な研究だと思います。

 認知症が発症してしまうと、既に脳の機能が低下している状態ということになりますが、本人にとってはその発症すらも分からないことがしばしばです。認知症を画像検査によって早期に発見することができれば、発症を遅らせることができるでしょう。保険適用というわけではないのでお金はかかるでしょうけれど、やる価値はあると思います。

関連:アルツハイマーの誘引3遺伝子を英仏チームが発見する。
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2009年10月12日

骨を形成するときの必須タンパクを宮崎大が解明する

骨形成の必須タンパク解明 宮崎大、マウスで確認

 体内で新たに骨や軟骨がつくられる過程で、骨芽細胞や軟骨細胞の中にある器官「小胞体」内に含まれているタンパク質が重要な役割を果たすことを、宮崎大医学部(宮崎県清武町)の今泉和則教授らの研究グループが解明した。

 今泉教授は「タンパク質の活性化や移植をすることで、骨粗しょう症などの新たな治療法が期待できる」としている。

 同グループは、小胞体内に「OASIS」「BBF2H7」という2種類のタンパク質を持っていないマウスをそれぞれ作成。OASISがない場合は新たにつくられる骨の密度が低下し、BBF2H7がなければ軟骨の形成が極端に悪くなることを確認した。

 OASISがないと骨の主要成分になるタンパク質の合成が減少。BBF2H7がないケースでは、軟骨の成分物質を細胞の外に運び出すために必要な別のタンパク質が合成されず、軟骨の成分物質が小胞体にたまってしまうという。



 骨ってのも人体の中ではかなり大事な場所です。特に老人や女性はどうしても骨がもろくなりやすいので。

 にしてもOASISとはなかなか洒落た名前。

関連
医学処:アンギオテンシンIIは破骨細胞を活性化させて骨粗鬆症を引き起こす
医学処:骨粗鬆症と女性ホルモンの因果関係を初めて解明する。
医学処:骨量と脂肪のバランスを調節する、Wnt5a
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2009年09月24日

脊髄麻痺の運動機能を電気刺激と薬物療法で改善する。

脊髄まひのラットの運動能力を回復、ヒトへの応用に期待

 脊髄損傷によるまひがあるラットの運動能力の回復に、スイスの研究チームが成功し、20日の英科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表した。人間にも応用可能だという。

 チューリッヒ大学の研究チームは、まひのあるラットに持続的な電気刺激と薬物投与を行った。すると、ラットはまひを発症してから一週間後には、後ろ足でトレッドミル上を歩いたり走ったりできるようになったという。

 さらに数週間、理学療法を続けたところ、30分間中断することなく歩いたり走ったりできるまでに回復した。

 驚くべきことにラットは、脳から四肢への信号が切断されているにもかかわらず、外部からの刺激に反応して自分の動きを調整していた。たとえばトレッドミルを反転させると、反対側に歩き出したという。

脊髄の神経経路にも認知処理能力といえる機能があるとみていい。外部環境の変化を察知し、この情報を伝達して筋肉の動きを調節していると考えられる」と、研究を主導したチューリッヒ大の教授は指摘する。

 これまでの研究で、脊髄の神経経路が脳や感覚器官から独立した筋肉を限定的に動かせることは判明していたが、まひした運動機能をほぼ正常な状態まで回復させるのに成功したのは、今回が初めて



 iPS細胞による脊髄損傷回復にも期待がもてますが、電気刺激と薬物療法で麻痺を治すことができれば、かなり有効な治療法になりえるでしょう。

 マウスで成功したから人間にすぐに、とはいかないかもしれませんが、更なる研究で人への応用を期待したいところ。

関連
医学処:人の上皮幹細胞で、脊髄損傷のラットを回復させることに成功
医学処:脳卒中で手足が麻痺した男性がボトックス療法で歩けるようになる
医学処:切断されたヤモリの尻尾から、脊髄損傷の解明のヒントに。
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2009年09月21日

身体障害者の生活を助ける「介助犬」について知ろう

介助犬の賢さにびっくり 伊賀の小学校で実演

 身体障害者に付き添って生活の手助けをする「介助犬」について紹介する講座が、伊賀市の西柘植小で16日にあった。目の前で落とした鍵や携帯電話を拾う姿が披露され、児童たちを驚かせた。

 不足している介助犬への理解を深めてもらおうと、募金活動に取り組むJAいがほくぶなどが主催した。日本介助犬協会(東京)から女性職員2人とラブラドールレトリバーの「イアン」(雄・4歳)を招いた。

 体育館に集まった児童110人の前で、イアンが仕事ぶりを実演した。車いすに乗った職員が落としたボールペンや10円玉を口で拾い上げたり、職員の靴下を口で脱がせたりした。イアンが冷蔵庫の扉を口で開け、器用にペットボトルをくわえて届けると盛んな拍手が送られた。

 児童も車いすに座ってイアンに落とした物を拾ってもらう体験をした。6年の松岡泰芽君(11)は「一度で拾ってくれた。賢くてびっくり」と話した。

 同協会によると、現在全国にいる介助犬は50頭。必要とする身体障害者1万5000人に対し大幅に不足している



 盲導犬に比べると介助犬というのは確かにあまりいないかもしれないですね。モノを拾ってもらったり、届かないところのものをとってくれるだけでもかなり助かりますからね。しかし1万5000人に対して50頭。

 うーん、介助犬への認知と、大勢の方の善意で増やしていくしかないですね。
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2009年09月09日

アルツハイマーの誘引3遺伝子を英仏チームが発見する。

アルツハイマーの誘因3遺伝子を特定、原因解明に光

 アルツハイマー型認知症の誘因と考えられる3つの遺伝子変異を英仏の2つの研究チームが発見し、6日付の科学誌「ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)」にそれぞれ発表した。診断ツールとして、また発症リスクの高い人の生活設計を補助する上で有益とみられる。また、欠陥遺伝子に作用する新薬の開発も期待される。

 認知症の最大の原因であるアルツハイマー病には強い遺伝性があると考えられているが、原因遺伝子の詳細や発症の仕組みはほとんど解明されていない。

 若年期に発症する家族性アルツハイマー病については、これまでに3つの原因遺伝子が確認されたが、家族制は全アルツハイマー病患者の3%にも満たない。一方、60歳以降で発症する一般的なアルツハイマー病で特定されている原因遺伝子は、1993年に発見された「APOE4」のみだ。

 今回、英、米、仏、独、アイルランド、ベルギー、ギリシャの大学の研究者による共同研究チームと、フランスの国立保健医学研究所の研究チームとは、計3万6000人のDNAを調べ、アルツハイマー病患者に見られる3つの遺伝子変異を新たに特定した。このうち、CLUとCR1は脳内のアミロイド班を除去する働きを持つ遺伝子とみられ、これらが変異することによって脳内に有害物質が蓄積され、アルツハイマー病の誘因となると研究チームは考えている。

 もう1つの新遺伝子PICALMは、神経細胞間でシグナルを伝達するシナプスの活動に重要な脳内化学物質を制御し、記憶の形成などの脳の機能をを補助する役割を果たしている。

 英研究チームに資金援助している英NGO「アルツハイマー・リサーチ・トラスト」のレベッカ・ウッド(Rebecca Wood)代表は、「新遺伝子の発見は、認知症の研究にとって大きな飛躍だ」とアルツハイマー病の解明に期待を示した。



 アルツハイマー病の研究もここ何年かで飛躍的に進歩しましたね。

 新たに発見された遺伝子、それ関連の研究が進めば、アルツハイマー病すらも治療によって克服することが出来るようになるかもしれません。そう遠くない未来に。
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軽い運動で筋力増大、加圧トレーニングのシンポジウムが開催

軽い運動で筋肉増強 加圧トレーニング 東大でシンポ

 ベルト状の加圧器具で腕や脚の付け根を押さえながら運動を行う「加圧トレーニング」のシンポジウムが東京大で開かれ、健康や医学面からの効果が報告された。

 同トレーニングは、適正に行えば軽い運動で筋肉増強の効果が出ると注目される。同大の石井直方教授は「最大筋力の二割、つまり日常生活程度の運動で筋肉を太く強くする効果が出る」と研究の成果を説明した。

 効果を生む詳しい仕組みは未解明。血流が抑えられて筋肉が酸欠になるなど、激しい運動と同様の状態になるためとみられる。高齢者の筋肉強化や宇宙での萎縮防止にも応用が期待される。安全なトレーニングのため指導には資格が必要だ。

 同トレーニング開発者の佐藤義昭氏は「米国や中国でも研究が始まった」と、国際的に効果や安全性の研究が盛んになりつつあると強調する。

 加圧トレーニングを高度先進医療として推進するスリランカからニマル保健・厚生相が招かれ「治療より予防が重要。加圧トレーニングの開発は非常に意味がある」と述べた。



 確かに、過度な運動を行わなくても、日常の活動程度の負荷で筋力が増強するのであれば、スポーツマンに、というより、高齢者やあまり動けないような人たちに有用ですね。筋力の低下というのは思っている以上に活動を制限してしまいますし、活動が制限されると認知力などにも影響してきますので。

 とはいえまだまだ発展途上な医学でもありますし、行うにはそれなりの知識と技術が必要です。全国的に、介護の分野などで応用されるとすごく面白いですけどね。

関連
医学処:血流制限による簡易筋力増加法、「加圧トレーニング」について
医学処:運動後に冷水浴をしても筋肉疲労回復には効果がない。
医学処:スポーツ医科学賞に東大名誉教授の宮下充正氏
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2009年08月20日

脳梗塞後に神経回路を繋ぎ替えて機能を補完する方法。

脳梗塞、神経回路つなぎ替えて反対側で機能補完

 脳梗塞で体の機能の一部が失われても、左右反対側の脳が神経回路をつなぎ替えて「肩代わり」し、機能を補うことを、自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)の鍋倉淳一教授らがマウス実験で突き止めた。効果的なリハビリテーションに役立つと期待される。

 米神経科学会誌に発表した。鍋倉教授らは、右脳の大脳皮質に人工的に脳梗塞を起こし、左足の感覚がほとんどなくなったマウスを使って実験。左脳の大脳皮質を特殊な顕微鏡などで観察したところ、実験後1〜2週間に新しい神経回路が生まれたり、消えたりして回路のつなぎ替えが頻繁に起きていた。4週目になると、左足の裏を軽く刺激するだけでマウスが反応するようになったという。

 鍋倉教授は「脳梗塞の回復は、神経回路の再編成と機能回復の2段階で進むと考えられる。それぞれの時期に最適なリハビリを行えば、効果が上がると期待できる」と話している。



 機能が失われても最初の半年、1年のリハビリが大事と言われています。脳の補完機能が活発な時期に、神経回路をうまく確立することで、機能を取り戻すことができるようになるのでしょう。
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