[大学]の記事一覧

2014年03月24日

第100回〜第108回医師国家試験 大学別総合ランキング

 国家試験おつかれさまでした。
 そして新6年生の皆さん、医師国家試験へ向けて1年間頑張って下さい。


 そこで今回は、
 第100回から第108回までの医師国家試験を振り返り、
 どの大学医学部が合格率が高いのかをまとめてみました。


 といっても、厳密に全部のデータをまとめて細かく分析、というわけではなくて
 まあ大体このぐらいの指標か、程度にみていただければと思います。
 目的、というわけではないんですが、あまり合格率の芳しくない大学の人に、
 「だいたいこのぐらいのポジションなんだ。今年は(自分は)頑張ろう」ぐらいに思っていただければ幸い。
 (第1位から第60位ぐらいまではそんなに差はないです。ただ数値つけただけです)


 各年度の医師国家試験の、大学別新卒の国家試験合格率を合計し、ポイントとして示し
 だいたい毎年どのぐらいの合格率なのかを示し、ランキング分けしました。

 (合格率総合計:pt  平均合格率:%)


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第108回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編



第1位 自治医科大学  885.1pt 98.34%
jik.jpg
 もはや圧倒的。第101回医師国家試験以降、トップ10しか取っていないのは実力の証。

 どんなに落とされても89%、どんなに受かっても91%の医師国家試験において、平均98.3%という驚異的なスコアは凄まじい。

 地域を担う医師としてのモチベーションの成せる業か。

 第1位、おめでとうございます!



第2位 順天堂大学医学部  879.6pt 97.73%
jik.jpg
 今年見事に新卒100%合格を飾り、この9年間をみても全く折れることのない素晴らしいグラフ。

 大勢の良医を育ててきた名門。素晴らしい。



第3位 慶應義塾大学医学部  877.8pt 97.53%
jik.jpg
 波があるように見えて、その実、ほとんど上位に入っている、こんなに安定しているとは。



第4位 東京慈恵会医科大学  873.3pt 97.03%
jik.jpg
 悪くても45位…。医師国家試験は、アレなんですよね。たとえ45位でも、合格率は相当高くて。
 下位の大学がゴッソリ落ちるので、80%とか70%とかしますけども。
 慈恵の第104回の「45位」だって、93%ですからね。全国平均は常に越えてるわけです。



第5位 名古屋市立大学医学部  871.4pt 96.82%
jik.jpg

 100%合格を2度も取って、トップ5入り。



第6位 滋賀医科大学  871.3pt 96.81%
jik.jpg

 1位を3度も!
 第107,108回さえなければ!
 こう見ると下り坂ですが、来年は本来の実力を発揮してもらいたい!



第7位 筑波大学医学専門学群  870pt 96.67%
jik.jpg
 安定しすぎて横線ですね。優秀な人材が揃ってるのでしょう。



第8位 千葉大学医学部  869.4pt 96.6%
jik.jpg
 優秀なところはみんな曲線が緩やかです。



第9位 福島県立医科大学  868.3pt 96.48%
jik.jpg
 第106回医師国家試験の64位が悔やまれますが、それでも91.9%ですからね。



第10位 浜松医科大学  867.7pt 96.41%
jik.jpg
 地方国立はみんな結構安定してるなぁ。
 ベスト10でした。



第11位 岐阜大学医学部  866.3pt 96.26%
jik.jpg
 悪くなるイメージがないくらい、安定して推移してます。



第12位 神戸大学医学部  865.4pt 96.16%
jik.jpg
 全員合格などがないだけで、相当優秀。グラフの安定感はトップ10にも劣りません。



第13位 防衛医科大学校  864.7pt 96.08%
jik.jpg
 常勝将軍こと、防衛医大ですが、
 見て下さい、1位を4回も
 ただこの、また第106回、第106回かぁ。鬼門だったんでしょうか。
 65人中7人が不合格になった年でした。
 いやー、しかし今年見事に1位に返り咲いたわけですので、来年大いに期待したいところ。



第14位 東京医科歯科大学医学部  864.6pt 96.07%
jik.jpg
 サインカーブのようです。この波を把握すれば油断せずに上位を維持できる。



第15位 横浜市立大学医学部  864.2pt 96.02%
jik.jpg
 横市凄いよなぁ。ブレ要素がない。



第15位 産業医科大学  864.2pt 96.02%
jik.jpg
 何と、横市と同着。まさかポイント同じとは。



第17位 三重大学医学部  864.1pt 96.01%
jik.jpg
 横市、産業医大と0.1ポイント差。どことなくグラフも似てます。



第18位 札幌医科大学  863.8pt 95.98%
jik.jpg
 来年も、今年と同じ上位を維持してもらいたい。



第19位 大阪市立大学医学部  862.7pt 95.86%
jik.jpg
 市立のこの安定感は何なんだろう。教育が安定してるのでしょうか。
 学生をうまく勉強に繋げているのかもしれない。
 悪い時を知らない大学ですね、素晴らしい。



第20位 弘前大学医学部  862.6pt 95.84%
jik.jpg
 どことなーく下がり気味?でも優秀な成績が続いているので問題ないと思いますが。
 トップ20でした。



第21位 日本医科大学  862.2pt 95.8%
jik.jpg
 幅が広くなってきた。
 しかし第103回は、下位校が酷く落とした年でしたので、日医も「63位」ですが、それでも92.5%を維持しています。



第22位 山形大学医学部  861.4pt 95.71%
jik.jpg
 下がり気味だったグラフに改善の兆しが。まあ下がってるといっても1回あたりのパーセンテージは素晴らしいものですが。



第23位 奈良県立医科大学  860.6pt 95.62%
jik.jpg



第23位 名古屋大学医学部  860.6pt 95.62%
jik.jpg
 奈良県立医大、名古屋大と同着。



第25位 京都府立医科大学  858.5pt 95.39%
jik.jpg



第26位 東北大学医学部  857.7pt 95.3%
jik.jpg



第27位 福井大学医学部  857.1pt 95.23%
jik.jpg



第28位 新潟大学医学部  855.8pt 95.09%
jik.jpg



第29位 昭和大学医学部  855.4pt 95.04%
jik.jpg



第30位 秋田大学医学部  855.3pt 95.03%
jik.jpg
 アップダウン激しい。第102回、第105回を好成績でカバーした形。

 ここまで、上位30校ですが、
 同時に、平均で95%を勝ち取った大学でもあります。



第31位 鳥取大学医学部  854.9pt 94.99%
jik.jpg
 94.99%。まあそれでも平均よりはるかに上なんで優秀なんですけども。
 このへんは安心してみていられますね。


第32位 北海道大学医学部  854.8pt 94.98%
jik.jpg



第33位 埼玉医科大学  854pt 94.89%
jik.jpg
 悪い時はトコトン悪いですが、それ以外のところではかなりの成績をおさめています。
 このまま上位を勝ち取ってほしいところ。



第34位 広島大学医学部  853.4pt 94.82%
jik.jpg
 復調の兆し。ここ5年でみればそうとう良い成績。



第35位 山梨大学医学部  852.6pt 94.73%
jik.jpg



第36位 京都大学医学部  852.4pt 94.71%
jik.jpg



第37位 金沢大学医学部  852.1pt 94.68%
jik.jpg
 金沢大は、金沢医大とデッドヒートするようになりましたね。
 (今年は金沢大が42位、金沢医大が40位でした)



第38位 東京大学医学部  851.4pt 94.6%
jik.jpg
 多分、日本で一番医師国家試験のことを考えていない大学なんでしょうけれど
 歯牙にもかけてないというか。良い意味で。
 それでも平均すると94.6%もとってるんですね。凄いなぁ。



第39位 大阪大学医学部  851pt 94.56%
jik.jpg



第40位 日本大学医学部  848.9pt 94.32%
jik.jpg
 スコーンと・・・
 今年10人落としたのが痛かったなぁ。



第41位 佐賀大学医学部  848.4pt 94.27%
jik.jpg
 今年見事に1位になりましたけれど、グラフをみるとまだまだ変動しそうなので、
 来年も気合いいれて頑張っていただきたい。



第42位 岡山大学医学部  846.7pt 94.08%
jik.jpg
 中堅層で安定している。



第43位 大分大学医学部  845.4pt 93.93%
jik.jpg
 こうみると地方国立はだいたい安定してるんですね。



第44位 北里大学医学部  845.2pt 93.91%
jik.jpg
 大量に落とした第104回(85.3%)が響いてる。



第45位 信州大学医学部  844.9pt 93.88%
jik.jpg
 スラーッと下がりっぱなし。低迷期から脱却なるか



第46位 和歌山県立医科大学  843.6pt 93.73%
jik.jpg



第47位 香川大学医学部  843.3pt 93.7%
jik.jpg



第47位 旭川医科大学  843.3pt 93.7%
jik.jpg
 香川大と旭川医大が同着。
 こんなにもグラフが違うのに。
 旭川は来年上位をとったあとに維持してほしい。



第49位 愛媛大学医学部  840.7pt 93.41%
jik.jpg
 どうした愛媛。
 今年は上位層の出来が良い分、10人落としというある意味平均的な成績でも順位はかなり下がりますね。



第50位 東京医科大学  839.8pt 93.31%
jik.jpg
 第100回から上昇傾向。
 総合順位では50位ですけど、かなり良い感じで向上してるんじゃないでしょうか。
 ここ数年凄いです。



第50位 徳島大学医学部  839.8pt 93.31%
jik.jpg
 東京医大と同着。
 下降傾向を止められるか。



第52位 熊本大学医学部  839.7pt 93.3%
jik.jpg
 同じ国立でも、かなりブレてますね。
 


第53位 東京女子医科大学  839.6pt 93.29%
jik.jpg
 だいたい平均安定。これぐらいブレずにいけるなら、それは優秀の証。



第54位 九州大学医学部  839.2pt 93.24%
jik.jpg



第55位 群馬大学医学部  839pt 93.22%
jik.jpg



第56位 富山大学医学部  838.6pt 93.18%
jik.jpg
 右肩下がり。こりゃマズい。
 今年の90人中79人合格で87.8%というのも響いとる。
 逆に右肩下がりで総合56位で93%を維持しとるというのは・・・これから先のランキングが不安。



第57位 藤田保健衛生大学医学部  837.7pt 93.08%
jik.jpg
 挽回の兆し。
 ここ4回めちゃくちゃ良い。
 問題点を改善して結果に反映させているという点は素晴らしいと思う。



第58位 関西医科大学  836.8pt 92.98%
jik.jpg



第59位 島根大学医学部  835.4pt 92.82%
jik.jpg



第60位 長崎大学医学部  834.6pt 92.73%
jik.jpg



第61位 鹿児島大学医学部  834.5pt 92.72%
jik.jpg



第62位 大阪医科大学  833.2pt 92.58%
jik.jpg
 貯金に助けられてる印象。
 安定重視の改善(基礎力向上)があると良いですね。
 上位をとる実力はあるのだから。



第63位 宮崎大学医学部  831.4pt 92.38%
jik.jpg



第64位 獨協医科大学  828.2pt 92.02%
jik.jpg
 全体的に低くなってきました。
 40位以上を1度しか取っていない。
 それでも平均92%はあるんですよねぇ。



第65位 山口大学医学部  827.2pt 91.91%
jik.jpg



第66位 琉球大学医学部  826.3pt 91.81%
jik.jpg
 ぽーんと上昇。
 良かったの、今回だけですね。
 ・・・しかし第108回新卒編のタレコミにあった「引っかからないように20人留年させている」というのを見ると、
 決して全体の教育が抜本的に改善したわけではなさそうなので、
 来年受験される新6年の方、要注意です。



第67位 久留米大学医学部  825.9pt 91.77%
jik.jpg



第68位 杏林大学医学部  823.6pt 91.51%
jik.jpg
 前半と後半の乖離が激しいです。正直来年も心配。



第69位 兵庫医科大学  822.8pt 91.42%
jik.jpg
 このあたりから、順位ごとの平均合格率がみるみる下がってきます。
 逆に言えば、上位はどこも優秀といいますか。第10位〜50位ぐらいは大体安泰です。



第70位 東邦大学医学部  820.7pt 91.19%
jik.jpg
 低め安定。良いのか悪いのか。



第71位 聖マリアンナ医科大学  815.8pt 90.64%
jik.jpg
 第100回の貯金があってかろうじて71位、という状況。



第72位 東海大学医学部  815.2pt 90.58%
jik.jpg
 第102、103回の「底の底」が勿体ない。



第73位 高知大学医学部  814pt 90.44%
jik.jpg
 40位以上を一度も取っていない・・・。
 他の地方国立との差は何なのだろうか。

 そして、ここまでが平均90%の壁
 思ったより後ろ、という印象。
 大体の学校が92-95%に固まってて、下位の大学がゴッソリ平均を下げてるんですね。
 「全体の上位9割が合格」といっても、それぞれの大学から1割落ちているわけではなく
 「落ちる大学から沢山落ちる」という、危機意識があると良いですね。



第74位 岩手医科大学  800.3pt 88.92%
jik.jpg
 一気に88%に落ちて、岩手医大。
 低めで推移していれば、合格率もそれは低かろう。



第75位 愛知医科大学  798.4pt 88.71%
jik.jpg



第76位 近畿大学医学部  794.2pt 88.24%
jik.jpg
 昔たまたま良かったところから、その「たまたま」すらなくなってしまった。
 今年も79位でしたが、最下位でないにもかかわらず76.2%という数値。
 うーむ。



第77位 金沢医科大学  774.4pt 86.04%
jik.jpg
 数年前の最下位争いからは脱出しつつある印象だし、
 金沢大に負けじと頑張る姿は立派だから、
 来年ももっと頑張ってほしい。



第78位 川崎医科大学  773.2pt 85.91%
jik.jpg
 これは厳しい。
 多分、大学入学して、プロ意識を育てるというか、医者になるという過程で、どこかで「やんなきゃな」と思うと思うんですけど、そのあたりの教育が出来ていないのでは。
 「大学1年だしいいか」が「大学5年だしいいか」になってはいないか。
 何か、他の大学と違ってボタンの掛け違えがありそう。



第79位 福岡大学医学部  766.1pt 85.12%
jik.jpg
 上昇する要素がみられないんですけれども
 だいたいどこの大学も、受験があるとはいえ、能力的にはそんな変わらんと思うんです。
 「頑張った年」というのが無く、最下位争いをし続けるという状況に、何故大学が危機感を抱かないのか不思議。




第80位 帝京大学医学部  755pt 83.89%
jik.jpg
 ただグラフでみると第79位の福岡大学医学部と似たようなもんなんですけれど、
 全年度平均で83.89%しか合格していないっていうのは、異常事態。
 医師になってみんな同じ研修医というスタートラインに立つのに、
 この大学だけ、圧倒的に「医学の知識・考える力・実習の経験」が足りないということだもの。
 そんな医者、嫌じゃないですか。
 79位と80位の間に相当な差があるというのも、問題だし、
 これに加えて大量留年もさせているわけでしょう。
 国家試験を受けるのは卒業した人だけかもしれないけれど、
 そこに辿り着くまでの6年間、それぞれの年度がいけないのではないですか。




 こういう自大学の毎年の順位というのは、卒業した人たちにはあまり意味がなくて
 これから受験する人たちにこそ意味があると思うんです。
 学校全体の順位は、大学の教育に携わる人が考えるべきですが、
 受験するそれぞれの人たちは、「このままだったらマズいのかな」と思って、
 頑張って下さい。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第108回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
posted by さじ at 02:31 | Comment(9) | 大学

2014年03月22日

第108回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編

 医師の登竜門


 第108回医師国家試験学校別ランキング


 大学というのは学問を学ぶところです。
 医学を学び、医師として臨床で働くためには、当然この医師国家試験を通り抜けないといけません。
 難しい試験です。医学を学び、それを応用する。
 情報処理能力と、判断力、そして学生実習の経験が求められます。


 新卒編は、「現役医学部6年生のみを対象としたランキング」です。
 医師になるために努力している大学はどこなのか。
 全国の医学部生が共通して試験を受けるわけですので、「医学の教育」という意味でもランキングに反映されると思います。


 なお、表の見方として、「出願数 受験数 合格数」となっております。

 「出願数ー受験数」は、留年した人の値としてみて下さい。ランキングにも若干反映しています。



第1位



 防衛医科大学校  64  63  63  100.0% 


 山梨大学医学部  85  85  85  100.0% 


 佐賀大学医学部  86  85  85  100.0% 


 福島県立医科大学  90  90  90  100.0% 


 順天堂大学医学部  90  90  90  100.0% 


 なんと、5校が100%という快挙。

 第103回医師国家試験の、「4校1位」を、凌駕する出来。

 1位常連の防衛医大は貫禄です。成績上位常連の福島県立医大、順天堂大学、山梨、佐賀も、ここ数年、1位を取ったことはありませんでした。見事全員合格で100%達成。学年全員祝福されるというのは、たいへん素晴らしいことです。おめでとうございます!




第6位


 自治医科大学  111  107  106  99.1%


 常勝将軍の自治です。1人落ち…あれ、留年4人?自治が育成枠で失敗したというのか?まあそれでも100人以上医者にしているのは立派。ついつい期待してしまいますが、自治医の絶大な力は健在でしたね。おめでとうございます!




第7位


 札幌医科大学  103  103  102  99.0% 


 合格の割合でいうと、自治医のほうが上なのですが、留年等を加味すると、札幌医大は全員受験で102人合格です、素晴らしい7位です。おめでとうございます!




第8位


 広島大学医学部  101  100  99  99.0% 


 第100回の悪夢から8年…その後飛ぶ鳥を落とす勢いを続ける広島大学が8位。

 受験数が少ないだけで1人落ちなのには変わりません。この受験数が少ないというのもポイントで、留年を行い続けるといずれ澱のようにたまってしまうものですが、広島大にはそれがない。それは、素晴らしいことです。名誉の8位、おめでとうございます!




第9位


 浜松医科大学  102  100  99  99.0% 


 上位常連校。今年もBEST13返り咲き。やぁ、見事なもんです。一度崩してもすぐに立て直す姿勢、自信。おめでとうございます。




第10位


 筑波大学医学専門学群  96  93  92  98.9% 


 第100回から、30位以下を1度しかとったことのない筑波が、今年も第10位。すごいよなぁー。この安定感は一体何なんだろう。優秀極まりない。おめでとうございます!



第11位

 琉球大学医学部  88  88  87  98.9% 

 翻って、大躍進を遂げたのが琉球大学。これまで40位以下しか取ったことのない大学が、まさかの全員受験、1人落ちという快挙。留年0でこれは凄い。来年も、このままの好成績を期待したい。おめでとうございます!



第12位

 東京医科歯科大学医学部  84  84  83  98.8% 

 こちらも留年0で1人以外全員合格。素晴らしい。おめでとうございます!



第13位

 大阪市立大学医学部  83  83  82  98.8% 

 大阪市立も、実はかなりの実力の持ち主で、安定して好成績を毎年出し続けています。今年も全員受験して、1人落ちのみ。おめでとうございます!



 ここまで何がすごいかって、13位までは「1人以上落ちていない」んですよ。難化したと言われている第108回の医師国家試験で、おおよそ100人が受験して、合格率が大体9割の試験だから要するに10人前後落ちる試験にもかかわらず、0もしくは1人しか落ちていない

 余程、土台(教育)がしっかりしていないと、だめです。

 もしかすると学生実習のやり方とかも、うまいんじゃないでしょうか。 



 14位以下です。ここから2人落ち以上になります。


14  秋田大学医学部  114  114  112  98.2% 
15  慶應義塾大学医学部  103  103  101  98.1% 
15  日本医科大学  103  103  101  98.1% 
17 兵庫医科大学 105 101 99 98.0%
18  藤田保健衛生大学医学部  105  99  97  98.0%  
19  山形大学医学部  103  94  92  97.9% 
20  岐阜大学医学部  86  83  81  97.6% 
21  名古屋市立大学医学部  79  79  77  97.5% 
22 東京医科大学 116 114 111 97.4%
23  横浜市立大学医学部  77  77  75  97.4%  
24  京都大学医学部  111  110  107  97.3% 
25  三重大学医学部  109  109  106  97.2% 


---公立大学平均の壁--- 計  698  697  677  97.1% 


26  埼玉医科大学  104  104  101  97.1% 
27  東京慈恵会医科大学  101  101  98  97.0% 
28  長崎大学医学部  98  98  95  96.9% 
29  北里大学医学部  104  96  93  96.9% 
30 産業医科大学 95 92 89 96.7%
31  京都府立医科大学  90  90  87  96.7%  
32  千葉大学医学部  102  102  98  96.1% 
33  東北大学医学部  100  100  96  96.0% 
34  鹿児島大学医学部  102  97  93  95.9% 
35 大分大学医学部 95 95 91 95.8%
35 東京女子医科大学 95 95 91 95.8%
37  神戸大学医学部  96  95  91  95.8% 
38  北海道大学医学部  89  89  85  95.5% 
39 鳥取大学医学部 84 84 80 95.2%
40 金沢医科大学 110 104 99 95.2%
41  熊本大学医学部  103  103  98  95.1% 
42  金沢大学医学部  101  101  96  95.0% 
43 新潟大学医学部 100 99 94 94.9%
44 昭和大学医学部 130 118 112 94.9%
 

---国立大学平均の壁--- 計  4164  4123  3909  94.8% 


45  奈良県立医科大学  96  95  90  94.7% 
46  名古屋大学医学部  104  101  95  94.1% 


---全国平均の壁---  7921  7749  7275  93.9% 


47  福井大学医学部  96  96  90  93.8% 
48  弘前大学医学部  111  110  103  93.6% 
49  大阪大学医学部  103  103  96  93.2% 
50  愛知医科大学  108  101  94  93.1% 
51  関西医科大学  98  96  89  92.7% 
52  滋賀医科大学  95  95  88  92.6% 
53  和歌山県立医科大学  80  80  74  92.5% 


---私立大学平均の壁--- 計  3016  2887  2670  92.5% 


54 山口大学医学部 92 92 85 92.4%
55  岡山大学医学部  105  105  97  92.4% 
56  九州大学医学部  90  90  83  92.2% 
56  宮崎大学医学部  90  90  83  92.2% 
58  久留米大学医学部  97  90  83  92.2% 
59 香川大学医学部 88 88 81 92.0%
60  群馬大学医学部  100  100  92  92.0% 
60  徳島大学医学部  100  100  92  92.0%  
62  旭川医科大学  100  98  90  91.8% 
63  聖マリアンナ医科大学  103  98  90  91.8% 
64  岩手医科大学  96  84  77  91.7% 
65  東京大学医学部  107  107  98  91.6% 
66  獨協医科大学  104  104  95  91.3% 
67 東邦大学医学部 91 91 83 91.2%
68 東海大学医学部 109 102 93 91.2%  
69  川崎医科大学  121  97  88  90.7% 
70  日本大学医学部  108  106  96  90.6% 
71  信州大学医学部  96  95  86  90.5% 
72  島根大学医学部  94  94  85  90.4% 
73  愛媛大学医学部  101  99  89  89.9% 
73  高知大学医学部  101  99  89  89.9% 
75  富山大学医学部  92  90  79  87.8% 
76 大阪医科大学 96 95 83 87.4%
77  杏林大学医学部  92  87  76  87.4% 
78  福岡大学医学部  99  99  84  84.8% 
79  近畿大学医学部  107  101  77  76.2% 


 相変わらず公立大学は合格割合がすごいですね。
 697人中677人合格って。

 さて…。


第80位


帝京大学医学部  115  109  74  67.9%
 

 第106回医師国家試験では川崎医大の79.3%に「ウソだろ…」と思い、
 第107回医師国家試験では金沢医大の74.0%に「まさかその下をいくとは…」と思い、
 第108回の今回、帝京大学の67.9%に戦慄が走りました。



 今年の試験は合格者の人数が増えたみたいですね。
 毎年大体90%前後で7600人前後合格するという試験(なので逆に言うと下位1割に入らなきゃ受かる試験)なのですが、今年は7800人程度とったようです。研修医育成予算おりたんですかね。


 今回不合格になったみなさん、残念でした。
 しかし再度1年間、復習に復習を重ねることは、医師として活躍するうえで重要な基礎を養ってくれます。
 医師国家試験の勉強で得た知識は、臨床においても無駄ではありません。
 上にも書きましたが、逆に、1割は必ず落ちる試験なのです。
 特に国試浪人になると、「現役より圧倒的に合格率が落ちる」と言われています。
 無理せず計画だてて、コンスタントにやれば、来年はきっと実りをあげることでしょう。


 合格したみなさん、おめでとうございます。
 小学校受験、中学校受験、高校受験、大学受験、そしてようやく卒業とともに、医師国家試験の合格。
 ようやくスタートラインです。
 さまざまな道があり、選ぶのは各人の自由。
 しかし何れも、自信を持って選んでみてください。
posted by さじ at 23:22 | Comment(8) | 大学

2013年11月10日

民間病院長年収アップ。勤務医もあげようぜ。

民間病院長の年収アップ3098万円に 厚労省調査、診療報酬議

 厚生労働省は6日、医療機関の経営状況を調べた「医療経済実態調査結果」を中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に示した。平成24年度の平均収支は診療所が1787万円の黒字(前年度比116万円増)、医療法人が経営する民間病院は7621万円の黒字(同215万円増)で、経営の改善傾向が明らかになった。

 医師の平均年収は医療法人が経営する民間病院の院長が3098万円(前年度比53万円増)、病院勤務医は1590万円(同43万円増)。医療機関の経営改善が影響したものとみられる。

 一方、医療法人経営の診療所は院長(主に開業医)が2787万円と31万円減ったが、それでも病院勤務医に比べ約1・75倍の開きがあった。

 調査結果は、来年度の診療報酬改定の基礎資料にされる。改定をめぐっては、厚労省や日本医師会、自民党厚労族議員がプラス改定を求めているのに対し、財務省は国民負担が増えるとして反対。今回、医療機関の増収傾向が示されたことで引き上げ反対論が勢いを増すとみられ、改定率が決まる年末に向け調整の難航も予想される。



医師の激務っぷりからしたら、ある程度はあげるべきだとは思うけど、

どうにも納得いかんのは、勤務医のほうが開業医よい安いとこだよね。

医師会レベルになると、開業医の力が大きいから変わることはないんだろうかね。開業医の高すぎる報酬を減らして、外科の勤務医に充ててさ。どうかね。

労働時間だけでなくて、やってる内容からしても、開業医って大したことしてないもん、正直。

医者が足りないなら、楽に儲かるところを少しタイトにして、勤務医のほうが旨味あるようにしたほうが、いいと思うんだけどなあ。

あ、もちろんアレですよ、理想を言えば開業も勤務も変わらんってのがいいんだろうけど、現実的に無理だからね。
posted by さじ at 23:16 | Comment(0) | 大学

2013年03月25日

第107回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

 おまたせしました。


 第107回医師国家試験学校別ランキング 総計編


 総計編では新卒に加え、既卒者、すなわち昨年までの国家試験浪人生を含めたランキングになっています。

 新卒編はこちらから
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編

 あのー、何年もコレやってると、「大学別ランクで大学の学生の質は評価できない」と、毎年言われるんですが、今回も重ねて、重ねて言いますが、それは重々承知だ、ということをご理解いただきたい。読んでいただいている方の中には何故こういうことやってるかお分かりな方もおられるようですので、少し安堵していますが、、、

 医師の出身大学で差別したりするのは阿呆の所行だというのは、誰しもが思っていることです。それは、私もそうです。ほぼ全ての大学の出身者と知り合いですが、ひとついえるのは「どの大学を出てもあんまり差がない」ということです。これは当然でしょう。大学受験での選別なんて、医師としての質に違いがあるわけがないからです。当たり前の話ですよね。

 ただ、私が会った人たちというのは、全員国家試験に合格しているのです。

 何故か大学別の国試合格率を出すと、「医師として○○大学だとダメだ、と言っている」ように誤解されている方がおられる。今まではスルーしてましたけど、あまりにもそういう方が多いようですので主旨が何なのか、ということを改めて確認したい。

 前提としてあるのが、医師国家試験は医師になるためには合格して当たり前のことということです。もしこの合格率が全く評価に値しないのであれば、何故毎年、合格率に偏りが生じるのでしょうか。モチベーションや教育などが反映されていないというのなら、国試対策をしていないはずの国立大学が安定して上位にいることが多いのは何故なんでしょうか。

 危機感をもっていただきたい。それだけです。今年も総計編では、WORST13を取り上げますが、別にその大学出身者が劣っているとかそういう話ではない、今年の国試についていけなかった人の多い学年だ、ということです。その大学に該当する学生、特に新6年生は、そのままやってたら危ないんだ、と認識していただきたい。それが唯一の意図です。

 と毎年書いてるつもりなんですが、何故か私立disとか言われます。そういわれたくないなら、私立も国立も、合格率が均等になればいいだけの話です。「合格率が悪い、だから何?」で、本当に良いのですか。国試対策がどうとか、そういう話ですか。はっきり言って、学校をあげて国試対策をするしないなんてどうでもいいんですわ。医師国家試験に合格して医師となるためには、最低限必要な知識を問うてるだけなんですよ。もっと別に医師としての資質を教育すべき?当たり前です。何度もいいますが、最低限の知識なんです。医師国家試験で問われている内容以外の、医師として必要な知識や技術や考え方、他者への接し方など、そちらのほうが大事なのは当然です。毎年の合格率が8割以下って大学が異常信号を発してるんです。(国試対策をしていないはずの国公立が、少なくとも下位に入らないのは何でなんですかね)

 勿論、体調が悪かったとか、緊張で、というのはありますけど、そのマイノリティに目を向けて意味はあるんですかね。その人は運が悪かった、と、それだけじゃないですか。別に国試に落ちた人1人1人をバッシングする意図はないです。でも大学としてそういう傾向があるのは、おかしくないですかね。

 前置きがまたしても長くなりましたが早速みてみましょう。総計編は新卒+既卒、すなわち昨年の国試留年者も含めての合格率です。特に国試浪人生は、1年間国家試験に向けて熱心に勉強されたことでしょう。そのがんばりも反映されてのランキングになっています。

 新卒編同様、出願者、受験者、合格者、合格率の順で記載しています。

第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編




第1位



 自治医科大学   108  107  106   99.1%


 新卒編で第4位だった自治医ですが、昨年の国試浪人生2人が2人とも合格され、パーセンテージを99.1%に伸ばし見事総合1位を獲得。


jik.jpg


 この大学は天しか知らないのか。

 もし国試対策をするとするなら、自治医のやり方を見習えば全体のレベルも上がるんでしょうか。自治医の場合は絶対に落ちられないという切迫感も勉強のモチベーションに繋がっているのかもしれません。

 このまま突き進んで、優秀な医師を送り出していただきたい。おめでとうございます!



 以下、総計ランキングです。

2 名古屋市立大学医学部  78  77  76  98.7% 
3 日本大学医学部  122  117  115  98.3% 
4 埼玉医科大学  103  101  99  98.0% 
5 産業医科大学  101  100  98  98.0% 
6 順天堂大学医学部  99  99  97  98.0% 
7 福島県立医科大学  87  87  84  96.6% 
8 東京医科大学  112  112  108  96.4% 
9 筑波大学医学専門学群  108  107  103  96.3% 
10 東京慈恵会医科大学  95  95  91  95.8% 
11 横浜市立大学医学部  66  66  63  95.5% 
12 和歌山県立医科大学  64  64  61  95.3% 
13 旭川医科大学  111  105  100  95.2% 
14 千葉大学医学部  105  104  99  95.2% 
15 慶應義塾大学医学部  100  100  95  95.0% 
16 藤田保健衛生大学医学部  121  114  108  94.7% 
17 東京大学医学部  111  108  102  94.4% 


---公立大学平均の壁--- 計  699  695  653  94.0% 


18 日本医科大学  100  99  93  93.9% 
19 新潟大学医学部  115  113  106  93.8% 
20 昭和大学医学部  127  121  113  93.4% 
21 福井大学医学部  110  106  99  93.4% 
22 金沢大学医学部  108  105  98  93.3% 
23 岡山大学医学部  105  103  96  93.2% 
24 名古屋大学医学部  118  116  108  93.1% 
25 島根大学医学部  102  102  95  93.1% 
26 滋賀医科大学  115  112  104  92.9% 
27 佐賀大学医学部  113  111  103  92.8%
28 札幌医科大学  108  108  100  92.6% 
29 三重大学医学部  109  108  100  92.6%  
30 浜松医科大学  97  95  88  92.6% 
31 弘前大学医学部  117  117  108  92.3% 
32 東京医科歯科大学医学部  89  89  82  92.1% 
33 大阪市立大学医学部  76  75  69  92.0% 
34 京都府立医科大学  110  110  101  91.8%
35 九州大学医学部  121  121  111  91.7%  
36 群馬大学医学部  110  108  99  91.7% 
36 奈良県立医科大学  110  108  99  91.7% 
38 防衛医科大学校  82  82  75  91.5% 
39 大阪大学医学部  105  105  96  91.4% 
40 神戸大学医学部  106  105  96  91.4% 
41 杏林大学医学部  107  102  93  91.2% 
42 大分大学医学部  105  100  91  91.0% 
43 岐阜大学医学部  79  78  71  91.0% 
44 香川大学医学部  111  110  100  90.9% 
45 北海道大学医学部  120  119  108  90.8% 


---国立大学平均の壁--- 計  4626  4557  4131  90.7% 


46 東海大学医学部  134  129  117  90.7% 
47 京都大学医学部  119  116  105  90.5% 
48 山梨大学医学部  116  115  104  90.4% 
49 秋田大学医学部  115  113  102  90.3% 
50 鳥取大学医学部  82  82  74  90.2% 
51 富山大学医学部  101  101  91  90.1% 
52 広島大学医学部  101  99  89  89.9% 


---全国平均の壁---  8798  8569  7696  89.8% 


53 徳島大学医学部  96  96  86  89.6% 
54 愛媛大学医学部  107  105  94  89.5% 
55 山形大学医学部  96  95  85  89.5% 
56 愛知医科大学  124  113  101  89.4% 
57 獨協医科大学  119  111  99  89.2% 


---私立大学平均の壁--- 計  3380  3225  2868  88.9% 


58 兵庫医科大学  117  107  95  88.8% 
59 山口大学医学部  113  113  100  88.5% 
60 宮崎大学医学部  117  117  103  88.0% 
60 東京女子医科大学  117  117  103  88.0% 
62 長崎大学医学部  123  123  108  87.8% 
63 東北大学医学部  114  112  98  87.5% 
64 関西医科大学  123  120  104  86.7% 
65 信州大学医学部  102  102  88  86.3% 
66 鹿児島大学医学部  113  109  94  86.2% 
67 琉球大学医学部  119  118  101  85.6% 


 以上、第107回医師国家試験総計編でした!



 ・・・とはいきません。

 ここからはWORST13をみていただきたいと思いますが、辛辣なコメントが嫌だという方はそっと閉じて下さい。批判していただくのは全く構いませんが、まずこの記事の上記内容を読んでから言っていただけると有り難いです。


第68位

   大阪医科大学        115  111  95  85.6%


 図をみたほうが早いですが、

jik.jpg

 昨年まで比較的良かったんですよね、しかし先祖帰りしてしまった。しかもWORST13にまで逆戻り。

 新卒も13人落ちましたが、昨年の国試浪人者も7人中3人が不合格と深みにはまっています。国試浪人になると一気に多浪化してしまうのが医師国家試験の特徴ではありますが、来年はこの13人も新たに加わるという不遇。来年の順位も期待できなさそうですが、新6年生には「落ちてたまるか」という気概で頑張って勉強していただきたい。



第69位

  近畿大学       108  101  86  85.1%


jik.jpg

 最高でも43位という下位を走っている大学です。これでもまだ69位というのが、下のグラフをみると「まだマシなのかもしれない」と思うあたり、悲痛ではありますが。

 近畿大学も、国試浪人生16人中7人が不合格という大量不合格者を出しています。大学で国家試験対策を施していてばらつきが出るのは分からないでもないですが、国試浪人生は国家試験の予備校に通っていますよね、それでいてこれだけ不合格になるってことは、大学で培った基礎がなってないってことに他ならないのではないですか。しかしワースト10を脱出した点を評価したい。来年度の6年生に期待します。



第70位

  熊本大学       119  112  95  84.8%


jik.jpg

 不思議なことに、国家試験対策をしていないはずの国立大学といえど、ばらつきが生じます。熊本大学も悪い意味で安定して下位なんですが、そこにはどういった違いがあるんでしょうか。

 新卒も102人の受験者のうち89人が不合格で87.3%と全国平均を下回っています。国立大学が大学受験の中で差がないとすると、それは教育がダメなのか、それとも熊本大学に入ると医学以外のことに傾倒してしまうのか。



第71位

  東邦大学       125  115  97  84.3%


jik.jpg

 8人留年させてこの合格率。しかし熊本大学とくらべるとグラフ的には悪くないんですよね。新卒編でも書きましたけど、私大の合格率のバラツキは大きい。かなりの上位をとることがあれば、昨年、今年のように非常に悪いときもある。今回の結果をふまえた上で、教育側も熱心に指導するでしょうし、学生側も危機感を抱いて勉強するのでしょう。おそらく来年は結構合格するんじゃないですかね。



第72位

  北里大学        118  108  93  86.1%


 昨年は何だったのか・・・。

jik.jpg



第73位

  帝京大学       121  115  95  82.6%


 今年の帝京は、頑張ったほうだと思う。

jik.jpg

 新卒は、よくやった。しかし過去の負債か、卒業生19人中10人が不合格という見事なまでの足のひっぱりが、73位という結果に。

 しかし徐々にではありますが、新卒の合格率が上がっているのも事実。このまま上昇してくれれば昔のような事態にはならないので、来年度にも期待したいところです。



第74位

  聖マリアンナ医科大学       130  122  100  82.0%


 ここから新卒合格者がガクッと落ちます。聖マリアンナは対照的に、既卒者の合格率は非常に良い。しかし新卒の18人落ち、というのが響き過ぎです。7人留年させた挙げ句、新卒18人落ちとは、一体どのような教育をしているのでしょう。もっと若い学年で何とか医学を教えることが出来なかったのですか。下位1割が落ちる試験にもかかわらず2割近く落ちているというのは尋常ではないでしょう。

jik.jpg

 良いときもあったんですがね、しかしここ数年は下降の一途。来年度持ち直すことはできるのか。いや、してもらわないと困ります。



第75位

  川崎医科大学       154  129  105  81.4%


 出願者数の154人って。一体どれだけ不良債権抱えてるんですか。

 今年の新卒も133人の出願者のうち108人しか受験させてもらえなかったということは、来年は更に受験者数が多くなるのでしょうか。そして合格率はどうなってしまうのか。こういうダメなスパイラルに陥ってしまうのはよろしくないですね。そういう意味では帝京大学は徐々に脱却出来ているといえます。

jik.jpg

 103回がそびえ立つ山のようだ。また頂を目指して精進していただきたい。



第76位

  久留米大学医学部       115  112  91  81.3%


jik.jpg

 21人の不合格者をだし、76位。どうもこの大学も安定しません。特にここ数年は下位争いが激しい。持ち直しかけたと思うと急落してしまっています。まぁ上がっている時期があるだけ良いのかもしれませんが、新六年生にとってはどちらに転ぶか分からないので戦々恐々といったところでしょう。



第77位

  福岡大学       135  126  102  81.0%


 福岡大学は最下位でなかっただけ褒めたい。

 新卒は74位とまぁまぁ頑張ったと思います。まぁまぁ、ですが。既卒の10人不合格が効いてますね。

jik.jpg

 縮れ毛のようだ。こう、毎年同じように下位ってのは、毎年100人の医学生が誕生する大学としては、よろしくないんじゃないと思います。福岡大学は、ほかの大学と同じように国家試験対策をしているんですか?していないんですか?国家試験対策をしてコレなら、1年からの教育を見直すべきですし、していなくてコレなら、もっともっと危機感を持っていただきたい。



第78位

  岩手医科大学        107  98  78  79.6%


 なんとワースト3から全てが80%割れ。

 90%が合格する試験で、この合格率は「無し」でしょう。

jik.jpg

 グラフまでくたびれてしまっています。近年の不出来っぷりは凄まじい。

 既卒は16人中12人が合格しているという、下位大学ながらも健闘しているのですが、新卒がゴッソリ落ちてます。テコ入れ、必要です。



第79位

 高知大学医学部       101  100  76  76.0%


 国立の高知大がブービー。

 昨年の第106回医師国家試験総計編ワーストの福岡大学77.9%をも下回る76%

jik.jpg

 見ていただけると分かるように、もともと真ん中よりちょっと下ぐらいで安定してたんですが、新卒88人中18人不合格で新卒のみでも79.5%とかなり低く、更に国試浪人生12人のうち半数が再度不合格という結果でした。


76 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 17:45:07.49 ID: ???
高知はなぜ敗北したのか


78 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 17:47:25.91 ID: ???
>>76
高知だからさ・・・


86 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 17:54:04.87 ID: ???
高知の場違い感半端ない。
AO入試のせいだろうな。
責任者、これ切腹ものだろ。


98 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 18:15:42.82 ID: ???
高知の伝説は今年始まったばかり
来年以降これが定位置になるだろう


110 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 18:27:54.31 ID: ???
高知は県内人を大量に入学させだしたからかな


111 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 18:28:33.82 ID: ???
高知88人でそこそこ絞り込まれてるのに、これってやばくね。
新6年は、卒試が厳しくなるだろうな〜


197 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 22:14:16.70 ID: ???
高知の中の人なんだが、今の六年は模試でも悪かったから心配してたんだが、
ここまで悪いと流石に恥ずかしい。

今の六年が旧カリキュラム最終学年で、今の五年から新カリキュラム。
ついでに今の五年から今の二年までが入試が「問題解決能力試験」。
今の六年はカリキュラム変更に伴う措置で、あまり留年者を出さずに
進級していて、今の五年以下から進級が厳しくなってる。
今の五年・今の四年はCBTの結果が、1月上旬実施という時期的に
早い実施にも関わらず、かなり良い点数だった。

国民の皆さん、来年の高知大を見ていてください。来年以降は、良い結果を
お見せいたします!



 国家試験の勉強が全てではないというのは当然ですが、今までそこそこ出来ていたことが出来なくなっている、というのは大学としての危機感をもったほうがいいです。歯車が乱れているだけなのであれば見直せばいいだけの話なので。



最下位(第80位)



金沢医科大学    119  114  85    74.6% 


 久々ですね、これだけ酷い数字も。

 第100回の福岡大学73.9%、第101回の帝京大学66.7%と今まで酷い数字は出ていましたが、それに匹敵する74.6%。ちなみに第102回〜第106回までの最下位はこれ以上の数字でした。

jik.jpg

 ホント、昨年は一体なんだったのか。


221 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/19(火) 22:35:03.35 ID: /ksOlQKQ
金沢医科www
新卒74%ってwww
既卒に負けてんじゃねーかwww



 そう、金沢医大は、国試浪人14人中11人が合格して79%と、結構頑張ったんです。昨年のツケはほぼカバーされているどころか、総合合格率を上げるのに貢献してくれているほどです。

 新卒の26人落ちという点が凄まじい。


283 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2013/03/20(水) 02:16:19.23 ID: ???
金沢医大も8割余裕で切ってるのに安定すぎてあまり騒がれない



 高知大のインパクトが強すぎてひっそりとお通夜状態になっている金沢医大ですが、思うに、国試対策云々ではなくて、1年生、2年生、3年生と、基礎の医学を学ぶところで、ちゃんと教育すべきなのではないですか。詰め込み型の知識ではなくて、病気がどうして起こるのかとか、何故そういう症状が出てくるのかとか、それを知るにはどうしたらいいのか、という基本的なところをしっかり抑えないと、医学生を教育する学校としては不適切だと思います。このパーセンテージをみると、そういったところに問題があるとしか思えません。



 今年は国試ガイドライン改訂1年目の年なので、問題の傾向など掴みにくかったところもあると思います。それでも、皆が合格している試験です。今年合格した知り合いの学生は「去年までの過去問をやっていれば普通に受かる試験だった」と評価しています。学校が国試対策を施しているならそれをやってもいいでしょうけれど、やはり最後は自分の勉強量です。たとえ人間性があっても、誰にも負けない医学への情熱があっても、国試に合格しなければ臨床に出ることは出来ないのです。自分が合格しなければ、今後出会うであろう患者に貢献することも出来ないのだと肝に銘じて下さい。



 また、今年不合格となった方々。色々な事情があったから落ちたのかもしれません、単に勉強不足だったと猛省している方もおられるかもしれません。悔しさは3月で洗い流しましょう。4月から気持ちを入れ替えて、頑張って下さい。医師になってしまえば、国浪も何も関係ありません。患者を受け持つ医師となるだけです。焦らずコツコツと、1つ1つの疾患を学んでいけば間違いなく来年は合格すると思います。医師になるべく頑張る方を、我々は応援しています。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
posted by さじ at 01:04 | Comment(68) | 大学

2013年03月21日

第107回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編

 お待たせいたしました。


 第107回医師国家試験学校別ランキング


 総計編はこちらから
第107回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

 毎年恒例のこの企画ですが、毎年のようにコメントで叩かれる側面もあります。大学別で何の意味があるのか、と。つまり「受験のときの大学の偏差値づけに何の意味があるの」と言っておられるのと同じわけですよね。それはその通りだと思います。が、やはり偏差値の高い大学に入学させている高校は、勉強もすれば情報処理能力も総合的に高いわけで、一側面での評価はできるわけです。

 大学別で評価することで、医師になる前段階の、医学生としてどれだけ勉強したか、それを大学としてどのように教育したか、大学がどれだけ医学に対してのモチベーションを向上させたか、というものをある程度予測することができます。

 医師国家試験は、数多くの問題があり、それを解くには医学全般の知識が必要で、それも座学で得られるものだけでなく、近年は臨床的な知識や医学に興味をもって接しないと解けないものも増えてきています。

 この試験に落ちるということは、情報処理能力が低い?いいえ、そういうことではないはずです、少なくとも医学部の受験を乗り越えているわけですから。では何がいけないのか、医学を本当に勉強していたか、つまり医学生として、医師になるために、学問を学んできたか、に他ならないのではないでしょうか。

 批判はごもっともと思うところもありますが、やはりこういった形で提示することで、全体のレベルの底上げをはかりたい、そう思います。厳しいことを言いますが、医師国家試験に落ちる医学生は、今の医療現場には必要とされていない。医師として患者を診る覚悟があるのなら、最低限はクリアーしていただかないといけない。


 前置きが長くなりました(毎年の事ですが)。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

 それでは早速、みていきましょう!


 新卒編は、毎年説明していますが、「現役医学部6年生のみを対象としたランキング」です。これまでの6年間、留年などもあったでしょうけれど、現在の学校の実力、そして未来ある医師になる若者の医学に対する情熱が反映されています。特に学年単位でパーセンテージ表示することで、学年全体での教育、モチベーションを評価する1つの指標になると思います。


 いつものように新卒編では、BEST13を重点的に紹介させていただきます。

 なお、票の見方として、「出願数 受験数 合格数」となっております。

 「出願数ー受験数」は、留年した人の値としてみて下さい。



第1位



 何と今年は2つの大学が学年全員合格の快挙達成です。



 名古屋市立大学医学部   74  74  74   100.0%
 

 埼玉医科大学   99  99  99    100.0%



 見事なまでの学年全員合格を果たしたのは、名古屋市立大学と埼玉医科大学

 圧倒的なまでの実力で優秀な医学生を、医師への道に羽ばたかせました。

jik.jpg

 図を見ていただくとお分かりのように、名古屋市立大学は全80大学のうち半数より上のことが多い、安定した順位を保っています。しかも数年のうちに2度も1位を達成しているという快挙。このあたりの安定して成果を出すというのは市立ならではなのでしょうか。

 しかも名古屋市立大学はこの功績もあって、総合編でも2位という快挙。


jik.jpg

 そして埼玉医大は、私大らしいといいますか、4年ごとの上がり下がりの差が著しい。このあたりは、医師国家試験の問題作成のポイントがだいたい4年ごとに変遷するためですかね。よく私大は国家試験対策を重点的に行うから云々と言われますが、そもそも9割が合格する医師国家試験の問題すら解けない医師というのはどうかと思うので、昨年4位、今年1位という成果は大いに誇って良い成績だと思います。

 あとは来年、この成績を保ち続けること、これに尽きますね。教育は間違ってません。

 自信をもって、初期臨床研修に臨んで下さい。本当に、本当におめでとうございます!



第3位


 日本大学医学部    119  114  113   99.1%


 安心と実績の日本大学医学部が第3位!

 出願者ー受験者が5人なので、5人留年したということでしょうか。まぁ留年させるってことは最低限の合格ラインに達していなかったと学校が判断したので、それはいいとして、送り出した114人のうち113人が合格。凄いことですよ、100人を越える医師が誕生したわけですから。

jik.jpg

 日本大学は受験偏差値的には私大の中でも中堅以上ではありますが、やはり図をみていただけると分かりますように、私大はブレが激しいですね。逆に、来年ここでそう言われないように、兜の緒を締めて頑張っていただきたい。

 おめでとうございます!
 


第4位


 自治医科大学    106  105  104   99.0%


 自治医科大学が104人合格で第4位!いやーもう上位とほとんど変わらない、素晴らしい成績です。

 まぁ自治医ファンの私としては、やはり自治医と防衛医大は常勝将軍でいていただきたい!


jik.jpg


 この図の安定かつ上位っぷり

 やる気尋常じゃないでしょうこれは…。

 過去8回の医師国家試験、どれだけ凄い成績たたき出してるんだ…。

 来年こそは、と期待せざるを得ない!おめでとうございます!



第5位

 東京大学医学部    102  99  98   99.0%


 天下の東大が、医師国家試験でも無双!

 4位の自治医と同じく、1人落ちなだけ。凄いですわ。いや、実際ね、国立と私大だと医師国家試験対策が違うって言うじゃないですか。でもそれを言っていいのは東大だけだと思う、ってぐらい、東大はホントに国家試験対策していないですよね。6年のこの時期にそんな問題出しちゃう!?っていう驚きの教育法。しかも年度にもよりますが、最初から臨床ではなく研究を中心に考えている医学生は、医師国家試験なんて眼中にすらないでしょう。

jik.jpg

 今まで順位が微妙すぎてここでコメントすることもできませんでしたが、6年ぶりに言わせていただきたい。

 ですがやはり、受験で判別された日本有数の情報処理能力はダントツです。それに東大生の持ち味である「勉強する」という点に関しては全大学一なのは間違いありません。今年はしかも、医師国家試験合格率が99%という、医学に対してのモチベーションも兼ね備えている。医学に情熱をもつ理3生ほど優秀な医師はいないですからね。来年度の東大出身の研修医は大いに期待できそうです。

 おめでとうございます!



第6位

 順天堂大学医学部    90   90   89    98.9%


 全国の私立大学の教育担当の職員の方々

 このグラフを見よ

jik.jpg

 自治医に引けを取らない安定っぷり。私大でコレですよ。これがどれだけ凄いことか。

 このランキングは1年1年のものですけれど、その積み重ねが見事なグラフとなって表されています。

 順天堂はこういった順位だけでなくて、臨床でも革新的なことをどんどんやってますし、病院経営の面でも卓越したものを持ってます。なんというか、私大のもっている良さというものを医療の場で全面的に出している印象。

 もう「新御三家」じゃなくて、御三家でいいんじゃないんですかね。

 おめでとうございます!



第6位

 東京慈恵会医科大学    90  90  89    98.9%


 同着、順天堂と同着です。

 東京慈恵会医科大学は、私大の中でまぎれも無い「御三家」でしょう。

jik.jpg

 近年の合格率の高さ、素晴らしい。

 私大なのに出席を全く取らない、それなのにこの高さは、もともとの入学者の医学へのモチベーションが高いのか、それとも熱意ある教育で最終的にこうなるのか。

 慈恵は、学費の安さもあって、何となく私大というイメージが少ないのですが、国立以上の成績を残している点もそれを裏付けます。

 おめでとうございます!



第8位

 福島県立医科大学    80  80  79    98.8%


 震災の影響もなんのその、持ち前の実力を如何なく発揮して見事8位となった福島県立医大です。

 まぁ1人落ちなんで、県立の入学者などから考えてもランキングにすると不利なんですが、その点はご容赦下さい。誰しもが納得の結果を出してますので。

jik.jpg

 しかしこうみると、やはり昨年の64位は、震災の影響が大きく出ていたのか…。医師としてのプロ意識が他の大学より早く芽生えた結果なのか、堂々の順位でした。

 おめでとうございます!



第9位

 慶應義塾大学医学部   97  97  95   97.9%


 ここからは二人落ちです。

jik.jpg

 しかし改めてグラフにすると良くわかるのが、慶應の安定した上位独占傾向です。

 慶應も東大同様、自由度が高いといいますか、学生に任せるところが大きいのでしょうけれど、それでもこの高い位置を維持し続けているのは、流石と言わざるを得ない。普通、自由だったら、妥協しますよね。惰性にのまれますよね。

 違う。慶應は違うんだ。学問とは何たるかを体現しているから、「大学でやるべきこと」を強く認識しているのかもしれない。

 このまま私大トップの位置を保ち続けてほしいものです。

 おめでとうございます!



第10位

 産業医科大学    95  94  92    97.9%


 企業戦士のための大学、産業医大がトップ10にランクイン。

jik.jpg

 もともと上位層でしたが、10位以内は久しぶりですね。しかし全体のうち2人しか落としてないというのは圧巻でしょう。

 よく考えると医師国家試験合格率が9割で、下1割に入らなければ受かるという試験なわけですから、1大学の学年がだいたい100人と考えると、10人落ちる計算ですよね。でもこれまでご覧戴いてわかるように、上位の大学は1人か2人しか落としていない。これですよ。学力のボトムアップが図れると、落ちないんです。

 おめでとうございます!



第11位

 金沢大学医学部    97  94  92    97.9%


 こちらも94人中92人合格で第10位の産業医大と同着ですが、留年数で11位とさせていただきました。まぁ留年させる勇気というのも必要ですから、このへんはさじ加減ですけれどもね。本来留年させないのが一番でしょうけれど、安易に知識不足の学生を卒業させて運良く試験に受かったとしても、それは無責任なことですから。

 しかし…

 金沢大学、頑張った!!

 昨年は不振で、極めて不名誉なニュースが流れるほどでしたが

 金沢医科大学が医師国家試験合格率で金沢大学を追い抜かす。

 教師陣、学生ともに頑張ったのでしょう。見事にベスト13入りに返り咲きました。

jik.jpg

 グラフをみるとまだまだ不安定な国立大ではありますが、持ち前の地頭を活かして今後も某大学の手本となるように頑張って下さい。

 おめでとうございます!



第12位

 日本医科大学    88  88  86    97.7%


 コメントいただきました。いや、うっかりしてました。

 日本医大さんごめんなさい。旧設での大躍進、おめでとうございます!(詳しくはコメント欄で)

 12位とはいえ、ここまで2人しか落としていないのは流石ですね。(人数の少なさは気になりますが。まぁ今までの学年でツケをあまり貯めなかったということでしょう。)

jik.jpg

 ただグラフにするとやはり私大ならではの、好調不調が目立ちますね。それでも好調のほうが多いのは流石か。

 おめでとうございます!



第13位

 東京医科大学    107  107  104    97.2%


 栄えあるBEST13のラストを飾ったのは、またしても私大。東京医科大学@新宿です。

jik.jpg

 しかし東京医大、どうしたんでしょう。低迷からの大躍進、しかも調子を落とす事無く今回も堂々のランクイン。

 教育の質が良くなったのであれば栄えあることです。この上昇っぷりをみて、新宿のバーでここの大学の部員が自分のところのジャージを着てクッソ騒いでたのを許そうと思いました。

 おめでとうございます!


 さて、では以下は惜しくもBEST13に漏れてしまったけれども、見事な成績を残した大学を紹介。

 下にいくにつれて不合格者の多さに引きかねるところもありますが、それはまた別の話。


14 藤田保健衛生大学医学部  113  107  104  97.2% 
15 新潟大学医学部  105  105  102  97.1% 
16 九州大学医学部  104  104  101  97.1% 
17 千葉大学医学部  100  99  96  97.0% 
18 秋田大学医学部  98  98  95  96.9%
19 福井大学医学部  100  97  94  96.9%  
20 神戸大学医学部  95  95  92  96.8% 
21 群馬大学医学部  94  94  91  96.8% 
22 旭川医科大学  100  94  91  96.8% 
23 横浜市立大学医学部  62  62  60  96.8% 
23 和歌山県立医科大学  62  62  60  96.8% 


---公立大学平均の壁--- 計  652  652  628  96.3% 
(公立の大躍進、とんでもないですね。公立大平均で96%って…)


25 弘前大学医学部  107  107  103  96.3% 
26 筑波大学医学専門学群  105  104  100  96.2% 
27 奈良県立医科大学  100  100  96  96.0% 
28 京都大学医学部  101  100  96  96.0% 
29 島根大学医学部  91  91  87  95.6% 
30 昭和大学医学部  116  112  107  95.5% 
31 名古屋大学医学部  107  105  100  95.2% 
32 京都府立医科大学  104  104  99  95.2% 
33 大阪大学医学部  97  97  92  94.8% 
34 獨協医科大学  104  96  91  94.8% 
35 鳥取大学医学部  77  77  73  94.8% 
36 岡山大学医学部  95  95  90  94.7% 
37 香川大学医学部  96  95  90  94.7% 
38 大分大学医学部  93  92  87  94.6% 
39 大阪市立大学医学部  72  72  68  94.4% 
39 防衛医科大学校  72  72  68  94.4% 
41 三重大学医学部  103  103  97  94.2% 
42 岐阜大学医学部  70  69  65  94.2% 
43 東北大学医学部  103  102  96  94.1% 
44 佐賀大学医学部  100  100  94  94.0% 
45 徳島大学医学部  84  84  79  94.0% 
46 札幌医科大学  98  98  92  93.9% 


---国立大学平均の壁--- 計  4177  4137  3883  93.9% 


47 北海道大学医学部  114  113  106  93.8% 
48 杏林大学医学部  97  94  88  93.6% 
49 滋賀医科大学  110  108  101  93.5% 
50 富山大学医学部  93  93  87  93.5% 
51 浜松医科大学  95  93  87  93.5% 
52 関西医科大学  107  105  98  93.3% 


---全国平均の壁---  7918  7742  7205  93.1% 


53 東海大学医学部  119  114  106  93.0% 
54 宮崎大学医学部  99  99  92  92.9% 
55 東京医科歯科大学医学部  85  85  79  92.9% 
56 広島大学医学部  95  95  88  92.6% 


---私立大学平均の壁--- 計  3052  2916  2677  91.8% 


57 東京女子医科大学  108  108  99  91.7% 
58 愛知医科大学  103  94  86  91.5% 
59 山口大学医学部  100  100  91  91.0% 
60 鹿児島大学医学部  104  100  91  91.0% 
61 山梨大学医学部  111  110  100  90.9% 
62 琉球大学医学部  98  98  89  90.8% 
63 山形大学医学部  88  87  79  90.8% 
64 近畿大学医学部  91  85  77  90.6% 
65 長崎大学医学部  105  105  95  90.5% 
66 信州大学医学部  91  91  82  90.1% 
67 愛媛大学医学部  100  98  88  89.8% 
68 兵庫医科大学  115  106  95  89.6% 
69 帝京大学医学部  102  96  86  89.6% 
70 大阪医科大学  108  104  91  87.5%
71 北里大学医学部  113  110  96  87.3% 
72 熊本大学医学部  104  102  89  87.3% 
73 東邦大学医学部  107  99  86  86.9% 
74 福岡大学医学部  109  101  87  86.1% 
75 久留米大学医学部  102  99  85  85.9% 
76 聖マリアンナ医科大学  115  108  90  83.3% 
77 川崎医科大学  133  108  90  83.3% 
78 岩手医科大学  90  82  66  80.5% 
79 高知大学医学部  89  88  70  79.5% 



では…
今年の新卒ワーストの発表です…。



80 金沢医科大学


出願者:105  受験者:100    合格者:74


合格率:74% 



 昨年のワーストは川崎医大の79.3%という恐るべき数値でしたが、まさかその下をいく猛者が現れるとは思いもよりませんでした。

 しかも、重ねていいますが、昨年は金沢大学よりも上の順位だったんです。


 慢心以外のナニモノでもない


jik.jpg

 ・・・しかしホント酷いです。

 この地を這って進む傀儡のようなグラフは一体

 昨年金沢大学より上だったといっても、金沢大学が不調だっただけで、金沢医大は55位と全国平均以下ですからね。

 一度ぐらい空気吸いに上がってきてはいただけないものか。



 国立と私立では6年で行う勉強に差があるとよく聞きます。ですが、はっきり言えばそれがどうした、と。私は自信をもって、「普通に医学を勉強していれば、あんなに簡単な試験はない」と言えます。国家試験に合格した人の大半はそう思うのではないでしょうか。

 医師国家試験の合格数は、ぶっちゃけて言えば国からの研修医育成のための予算で分配され、だいたい9割の人が合格するといわれています。医学生の上位9割が合格する試験です。難問・奇問はもちろんありますが、ほとんどの問題は知ってて当たり前の知識です。

 医師国家試験を振り返って思うのは、これを勉強していたおかげで、研修医になった時に大いに役立つ知識ばかり得ているなと。ああ、これはこうだったな、と臨床の場で思うところも大きいはずです。


 今回合格された方、本当におめでとうございます。


 上にも書きましたが、学んだことは無駄ではないというのが、これからの臨床の場で大いに理解されることだと思います。今度はその知識を使って、実際に患者に医療を提供する立場になるわけです。最新の「知っていなければならない知識」をもった研修医は、専門として臨床をやっている上級医の手助けにもなることでしょう。

 これからは今まで以上に勉強しなければならない過酷な道ですが、頑張って最良の医師を目指して下さい


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
posted by さじ at 01:54 | Comment(77) | 大学

2012年12月31日

読者モデルやミスキャンパスなどの美人女性から医学生はモテない。

読モとミスキャンパスから医学生と「業界1位企業」は不人気

 「医学部生と付き合いたい」「商社マンと出会いたい」──。こうした話題は女子会トークでよく出るものだ。「医学部」「商社」という肩書きは、女子垂涎モノのイメージがあるものの、この発想はすでに“古い”という。 読モ(読者モデル)女子とミスキャンパス女子が終結した女子会に潜入取材したところ、彼女たちの口からは意外な言葉が飛び出した。

 お酒が入った彼女たちは、まず「カレシにしたくない業界」トークでヒートアップ。

Aさん(タレント業・23歳):「医学部はホント無理。アイツらと付き合ったら玉の輿乗れると思ってる女は、マジ馬鹿(笑)」
Bさん(ミスキャンパス・22歳):「だよね〜。結局、将来開業する時にお金出してくれる女子と結婚したいわけよ。玉の輿どころか、医学部生は“逆玉”狙ってるからね」
Aさん:「そうそう〜。医学部生ってどんな女とでも付き合うけど、結局女子大のお嬢様狙いだから! 将来、玉の輿乗れるなんて幻想だから」
Cさん(ミスS大学・23歳):「自分が医学部生っていうだけで女がホイホイ付いてくると思ってるあたりも、ウザイくない? 基本調子のってる奴が多い! 俺がちょっと優しくすればすぐヤれる、とかいってる奴いてさ、ホント最低〜」
 
「医学部」生と付き合っても玉の輿は狙えないとは、彼女達はかなりリアリストのようだ。



 確かに医学部生と付き合って、要するに医者になって玉の輿に乗れると思ってる人がいたら「マジ馬鹿(笑)」でしょう。玉の輿に乗れる、いわばCLASSYに載っているような憧れの生活をしたいなら、外資系企業とか、あとはITベンチャーの男性と付き合ったほうが良いでしょう。

 勿論、それらには時折爆弾のようなものもついていますが、そういうのも含めて玉の輿を狙っている女性にはお勧めしたい。

 今日も、ジュンク堂で1万7千円払って、雨の中クソ重たい医学書を抱えて帰宅しましたけれど、食事600円だったし。ホント、前も書きましたけど、医学書の電子化、頼んますわ。ずっと持ってたい本なのにたった4冊で17000円は鬼ですよ。重すぎてどこにも持って行けないわ。

 話が逸れましたが、ここでのポイントは、読者モデルやミスキャンパスなど、要するに容姿に自信のある女性、特にこういう記事になるような、ホントーに自分の容姿にイニシアチブを持っているような女性は、裏を返すと男性から姫のように扱われてきた女性なわけで、そういう女性を満足させたり乗りこなせるような人ってのは、多分医者にはほとんどいないと思う。いたとしても結婚はしないと思う。
posted by さじ at 01:55 | Comment(0) | 大学

2012年12月19日

東京医大茨城医療センター、診療報酬不正受給で研修医ナシ!

臨床研修医の受け入れ辞退…東京医科大センター

 診療報酬の不正請求で、茨城県阿見町の東京医科大茨城医療センターが、12月から保険医療機関の指定取り消しとなる問題で、同センターが新医師臨床研修制度に基づく、来年度の初期臨床研修医(募集定員10人)の受け入れを辞退していたことがわかった。

 県内では人口あたりの医師の割合が全国的にも低く、同センターは「多くの研修医を受け入れ、医師不足解消に貢献したいと考えていたが、非常に残念」としている。

 同センターによると、保険医療機関の指定取り消し処分後の病院の状況が、現時点では見通せず、初期臨床研修に必要な症例数が維持できなくなる恐れがある。このため、万全の体制で研修ができなくなる可能性があると判断し、研修医の受け入れを辞退したという。

 厚生労働省の2010年調査によると、県内の医師数は人口10万人あたり、166・8人で、都道府県別では埼玉県(148・6人)に次いで全国で2番目に低く、多くの研修医受け入れが望まれている。

 同センターは研修制度が始まった04年度以降、研修医計38人を採用しており、県内の医師数確保に貢献してきた。2年間の研修修了者のうち、県内にとどまった医師も計14人いた。

 同センターには現在、6人の初期臨床研修医(1年目1人、2年目5人)が在籍しているが、12月1日以降の受け入れを辞退するため、いずれも別の医療機関に移る。希望に合った研修を継続できるように移籍先を調整しているという。



 東京医大なのに東京でなく、茨城にある医療センターなので茨城県の研修医が皆いなくなる…と。

 聡明な医学生なら、東京よりむしろ埼玉や茨城のほうが研修医として密に深く学べるというのは当然知っているかと思いますが、そういう貴重な先見の明を持った医学生の行く手を妨げるようになるとは。東京医大茨城医療センターの不正受給が大本ですからね、猛省していただきたい。
posted by さじ at 03:05 | Comment(0) | 大学

2012年10月22日

山形大学医学部医学科5年の女子学生が同級生の財布を窃盗

またあの国立大…女子医学部生、同級生の金盗む

 同級生のかばんから財布を盗んだとして、山形県警山形署は17日、山形大学医学部医学科5年の女子学生(22)を窃盗容疑で逮捕した。

 同大生の逮捕者は今年度4人目。結城章夫学長が16日の記者会見で謝罪し、学生に対する指導強化の方針を表明したばかり。在校生からは「ここまで不祥事が続くと、就職活動に影響するのでは」と不安の声も聞こえる。

 同署などによると、女子学生は9日午後1時半〜2時15分頃、同市飯田西の山形大医学部校舎1階女子更衣室で、ロッカー内にあった同級生の女子学生(22)のかばんから、現金数百円や保険証などが入った財布(約2万5000円相当)を盗んだ疑い

 財布がなくなったことに気付いた同級生が更衣室を探し女子学生のかばんの中から財布を見付けた。調べに「つい盗んでしまった」と供述しているという。

 同大では今年4月以降、窃盗や住居侵入などの疑いで、すでに学生3人の逮捕者を出している。また、同大付属中学校の元教諭が4月に県青少年健全育成条例違反容疑で、9月には同大付属病院の医師が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で、それぞれ逮捕されている。

 16日の会見で「大変異常な事態で、深刻な状況」などと謝罪したばかりの結城学長は18日、今回の事件について「極めて残念なこと。状況を把握して対応したい」とのコメントを出した。同大総務課は「学生に指導を行っている最中の出来事で大変残念。さらに学生に対する指導を厳しく徹底する」と話した。



 何の目的で盗んだんでしょうかね。「つい」でそんな倫理的にありえないことしますかね。

 もしかするとまたクレプトマニア?でも1件だけみたいし、ただ魔が差しただけかもしれませんが。

 クレプトマニアに関しては↓を参照して下さい。

医学処:都立広尾病院の研修医、病院内で相次いだ窃盗の疑いで逮捕。
posted by さじ at 01:52 | Comment(0) | 大学

2012年05月19日

医師の当直バイト斡旋に特化したサービスをスリーピースが開始。

医師の当直バイトに特化した「当直医局」サービス開始

 スリーピースは、医師の当直アルバイトに特化したアルバイト支援サービス当直医局を5月7日より開始。医師向けの当直アルバイト支援サービスと、当直アルバイト医の募集を検討している病院・診療所向けの採用支援サービスを提供する。
 
 同社によると、このサービスを開始した背景には、2004年に厚生労働省が講じた「研修医に対して当直アルバイトを禁じる施策」があるという。当直アルバイトの過不足を多く埋めてきた研修医の当直アルバイトを禁じることによって、医療機関は当直医の確保が困難な状態になっている。そこで、当直アルバイトに特化したサービス当直医局の提供をこのほど開始。医師にとっては当直アルバイト特有の情報を知ることができるため雇用のミスマッチを減らすことが可能になり、医療機関にとっては、当直医のニーズを的確に把握でき、当直医の確保を容易に行うことが可能になるという。

 当直医局は、医師向けに「専属の当直アルバイト支援コンサルタントによる相談」「希望に応じた求人情報の紹介」「無料相談会・セミナーの開催」などのサービスを提供。医療機関には「当直アルバイト希望医師の紹介」「当直医局サイトへの求人情報の無料掲載」などを行う。医師に代わって経験豊富なアドバイザーが情報収集を行い、当直アルバイト先医療機関の提案、勤務条件などを無料でサポート。アドバイザーが仲介することで、細かな条件交渉が可能になるという。



 若手医師、っというよりある程度の中堅医師、いやいや、結構な医師が、当直による外勤をしなければいけません。しなければいけない、というのは、総合病院の勤務医の場合かなり薄給(時給換算にするとそこらへんの高校生並のバイト料)なので、生活のために、というのもありますし、記事にもあるように「病院の当直医が減っている」というのもあるでしょう。

 よくある中堅病院の場合、誰か医師が当直しなければいけません。しかし中堅病院の場合、常勤医師が数名しかいないところも多く、その医師が当直業務をやるとなると数日に1度当直をしなければいけないぐらいのペースでやらざるをえなくなり、超過酷な勤務体制になってしまいます。

 ですので労働力としてこういったサポートは必要なのです。win win関係のスムースな構築。
posted by さじ at 03:48 | Comment(0) | 大学

2012年05月13日

災害時のカルテの統一書式を3学会がタッグを組んで作成

<災害>3学会、統一カルテへ書式作り

 災害時に避難所などで緊急的に治療する際のカルテについて、日本集団災害医学会など3学会が、統一した書式作りを始めた。応援の医師が交代しても患者情報が引き継がれるうえ、地域の拠点病院などが集約して分析することで、感染症など疾病の発生状況を素早く把握できる。学会横断の検討会でカルテに盛り込む項目などを議論し、今年度内の完成を目指す。

 検討されている災害時用カルテの利用期間は、災害発生直後から地元の医療機関が復旧するまでの1カ月〜1カ月半程度を想定。被災地では特に感染症の流行が懸念されるため、災害時用カルテには、発熱や下痢の症状を詳しく書き込む項目を設ける見込み。

 近年は電子カルテが普及しているが、インターネットや電話などの通信手段が被害を受けることもあり、災害用カルテは紙との併用も検討する

 国のまとめでは、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県では、6911の医療機関のうち1474機関で建物に被害があり、377機関が外来患者の受け入れが不可能になったか制限した。一方で4000人以上がけがをし、多くの人が避難生活で体調悪化を訴え、全国から支援に入った医師が避難所を巡回するなどして診療にあたった。

 医師法は、カルテに名前や住所、症状、治療法、診療年月日の4項目を書き込むと決めているが、書式は医療機関によって異なる。このため被災地では、患者の生年月日などが詳しく書き込まれたものから内容に乏しいものまでばらつきが大きく、集計しにくかった。加えて、地域によっては混乱でカルテ自体が引き継がれないケースもあり、応援の医師が入れ替わると患者の投薬情報が分からなくなるなどの問題があった。

 検討会の委員長の小井土雄一・災害医療センター救命救急センター長は「災害時のカルテ統一は長年の懸案だった。今度こそ全国で統一して、現場で確実に連携を取れるようにしたい」と話している。



 なんとかならんのかなーと思うのが、被災しても使える電子カルテの開発ですね。

 まず紙カルテの圧倒的デメリットは、「字が汚すぎて読めない」「既往歴や内服などが検索できない」ことでしょう。もう圧倒的。正直紙カルテのいいところっていうと「メモみたいに殴り書きできる手軽さ」と「電気使わない」ことぐらいです。全国の病院で電子カルテにしないと事故りますね。被災してたら特に。

 ちょっと分厚くなってもいいですから、電池内臓の電子カルテとかできないですかねー。クラウドシステム使ってさ。
posted by さじ at 05:03 | Comment(0) | 大学

2012年05月01日

入院した時の医療費はだいたい20万円ぐらい。

入院したら医療費はどのくらいかかるの!?

 入院した時にいくらぐらいかかるかを表したデータはいろいろありますが、ここでは厚生労働省の「平成21年度医療給付実態調査報告」をもとに医療費をみていきます。

 医療給付実態調査は、平成21年5月〜平成22年4月に審査決定された診療報酬明細書および調剤報酬明細書(レセプト)を集計対象とし、そこから入院費用等を求めています。国民健康保険や組合管掌健康保険など、健康保険の種類ごとに医療給付の実態を確認することができます。

 1年間に健康保険が適用される病気やケガで入院する確率(受療率)は、国民健康保険が2割程度とやや高めですが、おおよそ1割程度となっています。後期高齢者医療は被保険者の年齢構成が他とは大きく異なるため、圧倒的に高くなっています。

 1件あたりと1日あたりの入院診療費は健康保険からの給付額であり、入院患者(健康保険の被保険者)が負担している額ではありません。仮に自己負担割合を全て3割とすると、例えば、国民健康保険計の1件あたりの入院診療費は198,781円となります。入院診療費の一番少ない共済組合では168,293円なので、1回の入院では、平均で20万円弱の診療費がかかると想定できます。

 ただ、表の入院診療費には入院時の食事・生活療養や調剤にかかる費用は含まれていません。また、差額ベッド代などの健康保険が適用されない費用も含まれていません。その一方で、健康保険には高額療養費制度があるので、20万円も負担しなくて済む場合もあります。



 日本の入院費用は、まぁ爆安ですよねぇ。実際にかかっている費用を自由診療、つまり保険も税金も何も使わなければその倍、下手すると10倍にもなりましょうか。

 入院する時は安心して入院してほしい。そして、入院してない時はこういうこともあるということで、ちゃんと保険に入り、保険料を納めてほしいですね。何が起こるかわかりませんから…。
posted by さじ at 00:17 | Comment(0) | 大学

2012年03月21日

金沢医科大学が医師国家試験合格率で金沢大学を追い抜かす。

金沢医科大が金大逆転 医師試験合格率

 厚生労働省が19日発表した第106回医師国家試験の結果で、金沢医科大の合格率( 既卒者含む)が90・1%と過去最高を更新し、金大医学部の89・0%を上回った。合格率で金沢医科大が金大を超えたのは、少なくとも過去20年で初めて。金沢医科大は、 合格者数と新卒者のみの合格率でも金大を上回った。金沢医科大は6年生と教員・研修医の接点を増やす医局を2010年に新設するなど合格率アップに取り組んでいた。

 金沢医科大の合格率は過去10年、80%台が5回、70%台が5回。05年には74 ・8%で全国最下位となるなど「最下位グループの常連」(関係者)となっていた。これ に対し金大は11年の93・1%をはじめ90%台が4回、80%台が6回で、全て金沢医科大を上回ってきた。合格者数も、金沢医科大は127人と金大の97人より30人多 かった。

 新卒者の合格者数と合格率は、金沢医科大が107人(合格率93・0%)、金大が9 3人(同92・1%)となり、いずれも金沢医科大が金大を上回った。

 金沢医科大は10年、医師国家試験の合格率アップを目指し、教育環境の整備を開始。 医師同士のコミュニケーションで知識が深まる医局の特性を生かして「スチューデント・ ドクター医局」を同大病院本館5階に新設し、国家試験対策委員会を7年ぶりに設けた。

 金沢医科大の勝田省吾学長は「この結果は学生の努力のたまもの。医師不足という状況 の中、患者のためにますます頑張ってほしい」と話した。



 何という嬉しそうな記事。。。

 まぁ金沢の2つの大学が、どちらも伸びればいいんでしょうけれども。切磋琢磨してライバル化しつつ金沢の医療を守る方向でタッグ組んでくれれば、かなり良い関係が築けるんでしょうけれどねぇ。今回は、しっかり考えて国家試験対策をした金沢医大が勝ったということで。
posted by さじ at 01:04 | Comment(8) | 大学

第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

 前回、第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編として、現役学生の大学別ランキングを示しました。

 そして今回は総計編です。

 要するに、新卒と既卒を含めたランキングです。前回の試験で残念ながら不合格となった人を含めてのランキング、すなわち大学そのものの実力を反映しています。前回不運にも不合格となってしまった人も、大学の実力があれば、根底に積んであるものが違いますので、今年合格するでしょう。しかしもともと実力の備わっていない人は、多浪となってしまうでしょう。そういう意味も含めての、大学を総合した実力を反映しています。

 言いたい事は「新卒編」で書いたので、早速いきましょう。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編



 新卒編ではBEST13と題し、上位13校を重点的にご紹介いたしました。総計編では、下位13校、WORST13をご紹介します。


 なお、票の見方として、「出願数 受験数 合格数」となっております。「出願数ー受験数」は留年した人の値としてみていただければ幸い。これも考慮してやらせていただきます。



第1位



兵庫医科大学     110  96  95    99.0%


 奇跡再び。

 新卒編で現役受験生全員合格の快挙を果たし、見事100%を勝ち取った兵庫医大ですが、既卒、つまり昨年以前に国試浪人となった学生たちも、奮起しました。なんと浪人生13人中12人が合格を勝ち取り、全体で98%という素晴らしい結果に。

 やー、すごいですね。なんかうまーくいったんでしょうね。総合でコレっていうところをみると、あとは「学生の留年をいかに少なくするか」ですけど、それって大学の教育というより学生のモチベーションですもんね。今年の全体の流れをうまく維持するよう、来年の学生にも発奮していただきたいと思います。


 とにかく。おめでとうございます!!素晴らしい結果でした。


100 名前: 名無しさん@おだいじに Mail: 投稿日: 2012/03/19(月) 23:26:01.74 ID: G/uEyhHZ
しかし兵庫医大すごいな。
留年は確かに多いんだろうけどここまでいくかという感じ


333 名前: 名無しさん@おだいじに Mail: sage 投稿日: 2012/03/20(火) 13:48:19.38 ID: ???
兵庫って毎年良かったっけ?
なんか今年は私立が良くなった印象あるんだけど
予備校の対策が実を結び始めた?


543 名前: 名無しさん@おだいじに Mail: sage 投稿日: 2012/03/20(火) 19:00:32.13 ID: ???
数年前までは大阪医科、関西医科に行けなかった屑の集まりと言われて兵庫医科だが、
今年の新卒100%、全体99%には度肝を抜かれた。

予備校講師まねいて猛勉強させたんだろうか?
もちろん卒留をかなり出して振るいにかけたのは分かるんだが、その後の勉強のシステムが気になるわ




第2位


  自治医科大学     112  107  105    98.1%


 やっぱり自治医はこのあたりにいてほしいですね。新卒だけでみると(辛い言い方をして申し訳ありませんが)いつもよりあまりふるわなかった自治医ですが、やはりというか流石というか、国試浪人という名の貯金が1人で、その1名も合格しています。安定していますね。しかし自治医の常勝将軍っぷりが、どうしてもまた見たいんです。来年も頑張っていただきたいですね。

 おめでとうございます!!



第3位

  浜松医科大学      106  105  103     98.1%


 浜松医大も、浪人3人が全員合格したので、新卒の好成績と併せて3位です。今年は浪人生が足を引っ張らずいてくれると安泰ですよねぇ。

 本当に、おめでとうございます!!



 以下、それ以降のランキングです。



04 慶應義塾大学医学部  102  101  99  98.0%
05 筑波大学医学専門学群  101  98  96  98.0%  
06 日本大学医学部  115  110  107  97.3% 
07 広島大学医学部  107  105  102  97.1% 
08 大阪市立大学医学部  100  99  96  97.0% 
09 和歌山県立医科大学  67  65  63  96.9% 
10 滋賀医科大学  88  86  83  96.5% 
11 名古屋市立大学医学部  92  92  88  95.7% 
12 東京医科歯科大学医学部  88  88  84  95.5% 
13 埼玉医科大学  107  106  101  95.3%
14 横浜市立大学医学部  65  64  61  95.3% 
15 東京慈恵会医科大学  104  104  99  95.2% 
16 千葉大学医学部  103  102  97  95.1% 
17 北里大学医学部  129  121  115  95.0% 
18 山梨大学医学部  103  101  96  95.0% 
19 順天堂大学医学部  96  96  91  94.8% 
20 北海道大学医学部  105  104  98  94.2% 
21 京都府立医科大学  102  102  96  94.1% 
22 愛媛大学医学部  103  102  96  94.1% 
23 産業医科大学  104  101  95  94.1% 
24 東京医科大学  98  98  92  93.9% 
25 鳥取大学医学部  81  81  76  93.8% 
26 藤田保健衛生大学医学部  118  110  103  93.6%
27 三重大学医学部  109  109  102  93.6% 
28 大阪医科大学  113  108  101  93.5% 
29 昭和大学医学部  131  124  115  92.7%
30 東京大学医学部  110  110  102  92.7% 
31 山形大学医学部  111  106  98  92.5% 
32 東北大学医学部  118  116  107  92.2% 
33 岡山大学医学部  119  116  107  92.2% 
34 神戸大学医学部  127  126  116  92.1% 
35 東京女子医科大学  111  111  102  91.9%
36 杏林大学医学部  104  99  91  91.9% 
37 大阪大学医学部  108  107  98  91.6% 
38 奈良県立医科大学  109  107  98  91.6% 
39 富山大学医学部  106  103  94  91.3% 
40 福島県立医科大学  80  80  73  91.3% 
41 弘前大学医学部  102  102  93  91.2% 
42 新潟大学医学部  99  98  89  90.8% 
43 札幌医科大学  107  107  97  90.7% 


---国立大学平均の壁--- 計  4599  4525  4093  90.5% 


44 久留米大学医学部  122  116  105  90.5% 
45 島根大学医学部  106  104  94  90.4% 
46 名古屋大学医学部  115  112  101  90.2% 


---全国平均の壁---  8785  8521  7688  90.2% 

---私立大学平均の壁--- 計  3388  3206  2893  90.2% 


47 金沢医科大学  154  141  127  90.1%
48 日本医科大学  112  111  100  90.1%
49 鹿児島大学医学部  106  101  91  90.1% 
50 大分大学医学部  104  99  89  89.9% 
51 高知大学医学部  108  107  96  89.7%
52 岐阜大学医学部  90  87  78  89.7% 
53 信州大学医学部  106  106  95  89.6% 
54 福井大学医学部  107  105  94  89.5% 
55 金沢大学医学部  111  109  97  89.0%
56 旭川医科大学  102  100  89  89.0% 
57 徳島大学医学部  99  98  87  88.8% 
58 佐賀大学医学部  105  104  92  88.5% 
59 熊本大学医学部  130  120  106  88.3% 
60 獨協医科大学  119  118  104  88.1% 
61 秋田大学医学部  116  114  100  87.7% 
62 関西医科大学  129  124  108  87.1%
63 群馬大学医学部  117  116  101  87.1% 
64 九州大学医学部  122  120  104  86.7% 
65 近畿大学医学部  126  120  104  86.7% 
66 山口大学医学部  103  103  89  86.4% 
67 防衛医科大学校  73  73  63  86.3% 



 以上、上位〜中堅大学の皆さんでした。


 そして、ここから始まるのはWORST13です。



第68位

  聖マリアンナ医科大学        118  108  93  86.1%

 WORST13最初の大学は、やはりというか何というか、新設私立大学です。
 
 聖マリアンナ医科大学は、第100回ではかなり上位を取り、第101回ではいきなり74位と急落しました。「やはり新設私大は安定しないのか」と思っていましたが、その後102-105回までは、まぁ別に普通の、中堅どころの成績を収めていましたが。今回一気に落ち、久々のWORST13入り。

 まぁ原因ははっきりしていますよ。国試浪人は13人中10人合格と、下位にしてはまずまずの成績ですけれども、何といっても新卒が酷すぎる。

 新卒:77位 聖マリアンナ医科大学 104 95 83 87.4%

 私大らしく9人の留年を出し、医師国家試験に挑み、そして12人が不合格で全国平均の90.2%を大きく下回る87.4%。酷いですね。今年の学年は出来が悪かったんでしょうか。来年はこの出来の悪い学年で更に出来なかった、卒業試験合格に至らなかった猛者たちと、この大量の不合格者を抱えたままの試験となりますが、大丈夫でしょうか。まだWORST13でもギリギリなので、挽回のチャンスはあります。頑張っていただきたいところですね。


446 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/20(火) 17:11:25.06 ID: ???
聖マリwww




第69位

東海大学医学部      115  106  91    85.8%

 何気に、私立の学費で4000万オーバーなのは東海、川崎医大、そして帝京の3つですが、学費が高いのは教育に力を注いでいるからではないのですかね?

 聖マリアンナ医科大学と対照的なのがこの東海大学です。東海大学の敗因は、国試浪人という名の貯金、いや、負債がとてつもなく出来なかった。14人中9人しか受かっていません。昨年までで14人も浪人していること自体が恐ろしい上に、まだ捌けないという悪循環。

 まぁ新卒も73位と悪いんですけどね

 東海大学はWORST13の常連校でして、まぁあまり驚かないんですけど、そろそろ驚きたいものです。第103回では最下位をとってしまいましたが、来年は果たして。



第70位

  香川大学医学部     104  104  89    85.6%

 数年前まで、香川大は上位校でした。しかし今や下から数えたほうが圧倒的に早いポジションに。

 香川の良いところ(?)は留年をあまりさせないところですかね。「?」と書いたのは、それがいいのかどうかワカランというところです。はっきり言って医師国家試験に合格しない程度の学力しかない人を卒業させるのは、社会に対して、患者に対して申し訳ない行為だと思ってほしい。万が一合格してもダメな医者になりますし、合格しなかったら、ただ丸投げしただけになります。新卒の大量不合格者を出したということと、国試浪人13人中6人が不合格という惨状をご覧なさい。6年間で何も出来ない人間をただほっぽり出しただけでしょう。これはよろしくないと思います。一考あれ。



第71位

  長崎大学医学部      124  123  105    85.4%

 長崎大も、ランキングでいうと下から数えたほうが早いイメージですね。何で同じ国立大なのにこんなにもイメージ通りなんでしょう。悪循環出れそうにありませんねぇ。新卒も香川とどっこいどっこいの成績で、国試浪人11人中5人しか受かっていないという悲劇。すごい勢いで多浪をこさえています。大丈夫ですかね。


782 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 17:01:51.35 ID: ???
長崎、過去の留年生をほとんど引き受けた学年の割には立派
ってじっちゃんが言ってた




第72位

  東邦大学医学部    118  106  90    84.9%

 第102回で74位のWORST13入りして以来でしょうか。東邦大学も、良い成績をとったかと思うと突然落下するあたり、聖マリアンナ医科大学とすごく似てます。新卒も聖マリアンナとほぼ同じような酷い成績ですし。私大は安定しないねえ。東邦大学って東京にあるにしては偏差値も成績も上がらんですよね。もっと受験にまみれた東京人が狙っても良さそうなものなのに。教育の評判の問題ですかねぇ。



第73位

  宮崎大学医学部     117  117  99   84.6%

 とても国立とは思えないほどの成績を出しているのは宮崎大学。何といっても今年の現役生の出来の悪さによるでしょう。75位、105人中93人合格で88.6%と低い成績でした。こう、他の私立と含めて考えても、なんつーか、この程度の試験でこの成績か、と思うとやるせないですね。しかも国試浪人も12人中半分が落ちるという悪循環。

 宮崎大学にも香川大と同じ事が言えるんですけど、あのー、全員卒業させるのはいいんですけど、それってちゃんと見極めてますか?もしかして、もしかしてなんですけど、医師として働かせられるレベルではない学生も排出していませんか?確かに今の世の中医師は足りていませんけれど、医師たるものが足りていないわけで、教育不足の半人前なんぞどの患者も欲していませんよ?留年させて大学で面倒みることも放棄しますか?


236 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/20(火) 09:24:36.49 ID: ???
宮崎体育大学なにやってんだか…




第74位

  京都大学医学部     119  117  98      83.8%

 東大のライバルといわれた関西のボス、京都大学が、WORST13入りしてしまいました。毎年そんなに良くないですが、それでも何とかやってきていたんですが。今年は国試浪人が死神のようにつきまといましたね。14人中9人が再度不合格となり、国試浪人合格率は36%とブッチギリで悪いです。なんというか、「医学部というのは、大学受験で終わりじゃないんだぞ」と。例え勉強を頑張って京大に入ったとしても、その後が続かないんじゃ、何も意味ないです。受験に意味があるのではなく、大学で学問を学び体現することにこそ、意味があるんですよ。


924 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 19:25:46.47 ID: ???
京都は毎年悪い印象
東北・北海道もバカな印象だが今年はかなり頑張ったな
名古屋は頭良さそうな印象だったが今年は不振


922 名前: 名無しさん@おだいじに Mail: 投稿日: 2012/03/19(月) 19:23:56.65 ID: 7rvp7Hwp
6年間は人間の頭を腐らすのに十分すぎる時間なんだな。
京大の数字見て帝京の数字かと思ったよ


302 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/20(火) 12:40:06.35 ID: 4ngEKGdv
京大とか名古屋とか防衛で落ちてる人ってちゃんと勉強してて落ちちゃうの?
プシか舐めきってるか受かる気元々無いかのどれか?
それとも6年何もしないとそんな記憶力低下すんの?


306 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/20(火) 13:04:11.71 ID: ???
東大京大レベルになると、国試なんていう矮小な概念にとらわれないってことだろ
彼らは住む世界が違う

↑なんていうレスを東大京大生たちは凄く欲しがってそう


419 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/20(火) 15:17:07.67 ID: 4ngEKGdv
なんで京大が新卒で10人も落ちるの?やる気が元々無いのかな?


440 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/20(火) 16:55:50.19 ID: ???
CBTの全国平均1位を達成したこともあるし、上位は優秀
だが毎年何人か飛びぬけてヤバイ人がいるみたい
今年は全般に駄目だったけどね・・、あと浪人すると
落ち続けるのも京大の特徴かな




第75位

  帝京大学医学部       131  123  103   83.7%

 最下位争いの常連、帝京大学医学部です。昨年は最下位でした。今回は75位と、帝京にしてはまぁまぁなポジション。

 実は国試浪人数29人と全大学ダントツの負債を抱えておりました。しかしそのうち16人が合格したので、50%以上の合格率を勝ち取る事ができております。加えて新卒も、帝京にしてはまぁまぁなところ。何でなんでしょうか、と思ったんですけど、帝京にしては留年数7人とかなり少ないんですよね。もしこれが本当の留年者数なのだとしたら(本当は出願すら出せないほど大量の留年者がいたのかもしれませんが。噂では24人とか38人とか…)、決してバカにしているわけではなく、帝京大学は、過去数年、暗黒時代が続きましたけれど、このちょっとした躍進を誉れだと思って、来年に活かしましょう。うまくすれば負債もなくなりますし、ランキングも徐々に上位に入ることができると思います。


635 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 15:56:14.91 ID: ???
ていうか今年は国試の帝王帝京が福大やら川崎を刺しきれなかったか
今年は不調だったけど来年は頑張れよ!




第76位

  愛知医科大学      132  122  102    83.6%

 やはりこのあたりにランクすると、「もうどうしようもない大学」って感じになりつつありますけれども、76位は愛知医大でした。愛知医大は毎年のように下位なので別段驚くことではないですけれど、なんでしょうね、どうしたらいいんでしょうね。留年も多い、新卒不合格も多い、国試浪人の合格率も悪い。取り立ててコメントしても改善しようもないような微妙な大学だし向上の兆しがないことからもやる気が感じられないですね。次いきましょう。



第77位

  岩手医科大学    100  91  75    82.4%

 第103回に調子を崩して以来、下位争いを続けている岩手医科大学ですが、調子を崩したというか、本性を出し始めたのかもしれない、と思い始めております。留年者、不合格者、国試多浪が溜まり、岩手医大はどこへ向かおうとしているのか。2年前にも「一体六年間は何だったのか、と。遊んでばかりだったんでしょうか。それとも、教育を提供する側の問題?」と辛辣に言っておりましたが、全く改善しないところをみると、大学低学年での問題なんでしょうかね?



第78位

 琉球大学医学部  121  121  99    81.8%

 お気づきでない方のために言っておきますが、琉球大は私立ではなく国立です。国立なんですけど、毎年下位新設私立大と同じような成績を取り続けています。国立ワースト1です。留年は出していないようですが、それよりも不合格者の数が尋常でないことのほうが気になります。琉球大で国試浪人になったらどうしたらいいんでしょうか、国試浪人の成績も芳しくないんですが。


629 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 15:54:34.09 ID: ???
琉球ェ...


634 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 15:55:47.21 ID: ???
琉球:受験者121 合格者99 合格率81.8%
サーフィンしすぎかこいつらwwww


636 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 15:56:48.29 ID: ???
琉球は時間に非常にルーズだから、試験時間に集合しなかったんですよね、わかります。


642 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 15:58:49.20 ID: ???
琉球って国試中、毎晩酒盛りと聞いたけどマジ?




第79位

川崎医科大学     127  106  85    80.2%

 第103回は良かったんですが、その後地を這うかの如く、低迷し続け、とうとうこのようなポジションに位置するようになってしまいました。

 新卒編では21人の大量留年を出した挙げ句17人の不合格で全国最下位大学。合格率が79.3%を割るというありえない数字をたたき出しました。どうしようもないですよねぇ。学生がバカで、教育がダメでないとここまで酷くならないんじゃないですかね。ちなみにバカっていうのは、頭が悪いって意味じゃないですよ。そんなことを言ったら、同じような偏差値の大学の学生まで頭悪くなっちゃいますよね。でも同じような偏差値の大学は、波があって低迷したりすることはあるものの、ここまで酷い成績を出さないところもありますしね。違いはやっぱりやる気なんですかねぇ。やる気を出す教育をしない大学が悪いって考え方も出来なくないですけど、大学に来てまでそんな子供じみた事を言うのもばからしいですしね。

 特筆すべきは、新卒の合格率が80%以下で、国試浪人が24人中20人合格で83%というところでしょうか。この大学だけは、国試浪人のがんばりがあったからこそ、ランキング的に総計編で1つだけ挽回しました。現役生、猛省して下さい。下手すると来年も危ないですよ。


620 名前: 68/77@合格投稿日: 2012/03/19(月) 15:50:04.56 ID: ???
川崎医科79.3%とかふざけてんのかよ・・・


641 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 15:58:15.09 ID: ???
川崎って国浪の方が合格率いいぞw


657 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 16:04:37.02 ID: ???
マイナー私立だと、研修病院が一緒の時、えっ、どこそれ?看護師さんだっけ?
ってなりそうで恐いな。
帝京や川崎なんかは悪い意味とはいえ有名だからある意味いいのかもしれない


831 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 17:29:12.40 ID: ???
川崎福岡引く






最下位(第80位)



福岡大学医学部    131  122  95    77.9% 


 酷すぎる。全てが悪い。川崎医大と同じ、国試浪人24人ですが、福岡大学医学部のほうは合格者17人…。


 過去を振り返ってみましょう…。

 第100回:第80位  73.9%
 第101回:第76位  78.0%
 第102回:第67位  87.3%
 第103回:第59位  89.3%
 第104回:第78位  77.9%
 第105回:第77位  80.5%


 あのねー、ほんと、この大学何とかしたほうがいい。

 結構まずいと思うんですよね。知識のない医学生を量産する意味なんて、ないじゃないですか。ちなみに毎年のように言っていて申し訳ないんですけど、福岡大学医学部は、私立です。国立じゃありません。でも他の私立よりアホです。何がアホかって言うと、普通は、こんな酷い成績を過去連発しているような大学の教育がまともなわけないじゃないですか。普通そんな大学に通ってたら「うわー、自分の入った大学、アホだったわ。これじゃあヤバいから自分で勉強しよう」ってなるじゃないですか。

 でもしないんです。また最下位です。新卒では、川崎医大と福岡大学医学部のみが、80%割ってます。それでもヤバいと思わないところは、なんか不思議な感じですね。福岡大出身の人に話聞いたことあるんですけど、「周辺に遊ぶところがあるので他の地方より遊んでしまうのではないか」と言ってました。なるほどな、と納得しましたけど「遊んでるんかい」と。自己責任ですよねそれは。



 まあね、いいんですよね、冷静に考えると。他の大学の人からしたらこの2つの大学には勉強しないでもらったほうがいいに決まってる。だって医師国家試験は9割が絶対に受かるんだもの。下1割に入らなければいいんだもの。ってことはですよ、この2つの大学でバカみたいに不合格者が出れば、他の大学の不合格者は1割以下でいいんですよ。

 でもね、ごめんなさいね、私はどっちかというと、医師の味方というより患者の味方なんで。患者からしてみたら、医学生なんて勉強して当たり前なんですわ。だから、全員が今以上に勉強して、頑張った挙げ句9割が受かったほうが、全体の医学知識が上がるじゃないですか。だから、こうやって下の大学にも促しますよ。切磋琢磨して、みんな良い医者になってほしいです。福岡大学の学生にも、ちゃんと勉強してほしいです。


672 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 16:11:27.53 ID: ???
総数TOP3
福岡大学医学部      77.9%
川崎医科大学        80.2%
琉球大学医学部      81.8%

新卒TOP3
川崎医科大学        79.3%
福岡大学医学部      79.6%
琉球大学医学部      86.5%

川崎新卒79.3%
川崎既卒83.3% ←!?

やっぱ川崎さんと福大さんや!
帝王がいないのは意外だなー




 ということで、以上、総計編WORST13でした。今年の試験は震災の影響が出なくもないのかなと思っていましたが、ふたを開けてみれば、福島県立医大は40位で全国平均以上の成績……。

 今回の震災は、医療面での活動も目立ちました。大規模災害で医師や医学生が派遣やボランティアなどを行っておりましたし、該当地域の医学生は大変な環境で、勉強されたことでしょう。そんな中、下位の大学は遊んでいた……。何ともいたたまれぬ話です。

 勉強しましょう。勉強して、スキルを身につけて、医師となって貢献すべく頑張りましょう。

 今年の国家試験を合格された「先生方」、本当におつかれさまでした。かなりのプレッシャーがあったと思います。しかしこれに受かってしまえば数年は安泰ですので、思う存分学んで下さい。残念ながら不合格となってしまった方、そして来年受験される方。今年の結果を踏まえた上で、できるだけやってみて下さい。学生実習も決して無駄ではないということが強く分かるかと思います。そういう問題にシフトしてきているのは間違いなさそうですので、実習から、やる気出してやってみて下さい。

 それではまた来年!ご覧いただき、ありがとうございました!



第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
posted by さじ at 00:17 | Comment(25) | 大学

2012年03月20日

第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編

 毎年この3月という季節になると、1年の集大成、いや、6年間の集大成ともいえる最大のイベントがあります。


 医師国家試験合格発表です。


 昨年を思い起こせば、震災の影響もありほぼ10ヶ月近く、日本という国が不安や危機感を抱いていました。

 しかしそんな中、新たに医師となるべく数千人の医学部生が、1年間努力を重ねて参りました。

 津波の影響もあり勉学に集中することのできなかった人もいるでしょう。中には6年生ながらボランティア活動をしたりしていた人もいるようです。しかし彼らの根底にあるモチベーションは何か。

 そう、医者になって、世の中に貢献することです。



 彼らの努力の結晶を、今回も今までと同様、学校別で表したいと思います。

 毎年のことですが、なぜ学校別なのか。それは、医師というのは受験の時の偏差値で決まるものではないという思いからです。偏差値の高い大学に入ることがゴールなのではありません。大学という学問を学ぶ場に入って初めて立つ「スタート」なのです。良医となるべく努力しているのは何も本人たちだけではありません。その学年を取り巻く「全員で合格する」という仲間意識、そしてその学年を支える先生方のご尽力、ひいては学校を挙げてのバックアップ体制。どれが欠けても、医師国家試験の大学合格率を上げることはできません。

 みなさんに知ってもらいたい、努力して、最低限の知識を有する医師をつくることの重要性を。彼らは医者になり、患者を受け持ち、その人の命を与るのです。そのためには目の前の課題に集中する姿勢を、今後も抱いていかなければなりません。そんな想いで、このランキングをつくりました。毎年批判が多いのは重々承知ですが、偏差値重視ではなく合格率重視とすることで、少しでも多くの大学に努力する姿勢を作ってほしい。それが患者への貢献に繋がると思いますし、そして頑張った大学を賞賛したい、そういう心境を、ご理解していただけたらと思います。

 長くなりましたが、それでは早速いってみましょう!第106回医師国家試験を見事乗り切った、彼らの情熱と努力の結晶をご覧頂きます。


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編

第106回医師国家試験 学校別ランキング 総計編



 今年も例年同様、新卒編からご紹介。総計編はこちらから

 新卒編、すなわち「現役の医学部6年生のみを対象としたランキング」です。如何にして学年単位で乗り越えたのか、そこには「今の大学の実力」がリアルタイムで反映されています。



 いつものように、BEST13を重点的に紹介させていただきます。

 なお、票の見方として、「出願数 受験数 合格数」となっております。出願数ー受験数は留年した人の値としてみていただければ幸い。これも考慮してやらせていただきます。



第1位



 慶應義塾大学医学部   98  98  98   100.0%


 とうとうこの年が来ました。私学の雄 慶應義塾大学医学部。見事すぎる栄えある第一位です。

 慶應大学の素晴らしいところを振り返ってみましょう。

 第100回新卒編:28位
 第101回新卒編:9位
 第102回新卒編:6位
 第103回新卒編:48位
 第104回新卒編:25位
 第105回新卒編:5位

 まず過去を振り返ってみても、全てが全国平均以上のパーセンテージを有し、しかも徐々に合格率も上がってきております。昨年に至っては99%(1人落ち)という快挙だったんです。

 そして今回、とうとうやりました。誰一人として留年させることなく、そして全員が国家試験に挑み、全員で合格を勝ち取るという、まさに学年を挙げて優秀であることが証明されています。

 慶應大学の各学年の試験対策のプリント集を拝見したことがありますが、凄いんですよね。出版できるんじゃないかってぐらいしっかり製本されていて、そこらへんの大学の試験対策とは出来が違いました。モチベーションの高い学生が、学年全体をボトムアップしている姿勢、大変素晴らしいと思います。


 優秀な医師となるスタートダッシュは完璧です。


 おめでとうございます!!



768 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 16:57:33.27 ID: ???
慶應は文句なしに凄いな!
物理の入試問題見て入る奴人間じゃねーわと思ってたからやっぱりて感じ





第2位


 兵庫医科大学    97  83 83   100.0%


 うーんんんん。

 同じ100%合格なんですけど、慶應との圧倒的違いは「14人留年させていること」でしょうか。

 いや学校側が「こいつは今の学力じゃ医者にしちゃいけない」と判断して絞っているのは分かりますし、それは正しい判断なんでしょう。某国立大のように「別にこいつバカだけど留年させるのアレだから国家試験受けさせとけ」というのは正直微妙ですよね。自分が患者だったら、医師国家試験程度のことで、受かるか受からないか微妙っていうような知識量の医者には、診てもらいたくないですし。

 そういう意味では潔いんですが、14人って。私立ならではなんでしょうけど、さすがに卒業のボーダーが高すぎるんじゃないでしょうか。できることなら留年させない、というところが一番大きいと思いますね。

 兵庫医大は、昨年の第105回試験において58位、14人留年、10人不合格の90.4%ですが、まぁ毎年留年者をめっちゃくちゃ出してるわけですよ。ということはやっぱり最も重要と言われる大学1−3年の教育に力を入れた方がいいんじゃないですかね。慶應と違って受験時の偏差値も低いんで、学生の質といっても微妙なのかもしれませんが、それを克服して偏差値が低いながらも躍進している大学もあるわけですし、今回のように不合格者が出ないこともありますし、あと少し、ほんの少しだけ頑張っていただきたい。

 それでも全員合格は快挙です。第2位にもかかわらず辛辣なことを書きましたが、現役6年生には賞賛の拍手を送りたい。


 おめでとうございます!!


10 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 19:15:21.65 ID: ???
>>901
受験者数的に、埼玉や兵庫は六年間に何人も留年させてるんだろうが(元の偏差値考えると充分凄いが)、110人の北里は結構凄いかもな




第3位

 筑波大学医学専門学群   96   94   93    98.9% 

 前回22位からの大躍進、多分全国の医学生が「頭のいい大学の代名詞」と思っているであろう、筑波大学、堂々の3位です。

 毎年20位前後をうろうろしていましたけれど、今回はキましたね。1人不合格というだけ。素晴らしいです。個人的な心境で申し訳ないんですけれど、筑波の人はほんっとうにいい医師ばかりで、それは教育だけでなく、何だろうか、受験システムがいいのか、ちゃんと面接で絞っているのかは分かりませんけれど、ホントに努力するし患者のことも考える医師が多いような気がします。人間味があるっていうんですかね、あくまで私だけの感想なので恐縮なんですけど、ようやく言えるんで。第100回以降初めて、BEST13に入ってくれたおかげで、ようやく言えるんで。


 本当に、おめでとうございます!!


612 名前: 68/77@合格   投稿日: 2012/03/19(月) 15:48:24.35 ID: ???
国立トップは筑波か?




第4位

 埼玉医科大学    90   90   89    98.9%

 いやー、本気で、謝らなければいけない。うん、絶対ここには入らないと思ってました。だって去年、67位の埼玉医科大学ですよ。8人留年させたのに12人も不合格になった、って、とても実力があると思えないでしょう。

 で、重ねてお詫びしなければならないのが、パーセンテージ的には「1人不合格」で第3位の筑波と同じなんですよね。しかも筑波と違って、私大なのに、留年0人なんですよ、どっちを3位にするか悩みましたけど、学年が90人ってことは、まぁ目立たないように、その下の学年で留年させてきたってことなんで、そういう意味ではある意味埼玉エリートの学年なんですけど、まぁご理解ください。

 でも、今回の成績は本物ですし、下の学年で留年させるのは別に悪いことではないと思うので、とても評価してます。

 次回に繋げて最高にいい教育を提供して下さい!それが続けば、おそらく新設私大といえど、受験偏差値も上がるはずです。

 おめでとうございます!


901 名前: 名無しさん@おだいじに  投稿日: 2012/03/19(月) 19:09:30.86 ID: ???
埼玉北里の新卒すげえな
他のランキング校に比べて入学者の質はあまりいい方じゃないのに


906 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 19:12:43.80 ID: ???
埼玉はそういえば模試の成績もよかったな




第5位

  北里大学医学部    117  111  109    98.2%

 第104回で74位、6人留年を出したにもかかわらず16人不合格という大爆死をしてから2年。何とまぁ、ここまで上がってくるとは。受験者数が他と比べて多いのは、大学1−6年までの間に留年を繰り返していたからでしょう。去年も13人留年させてますしね。

 この負の遺産さえなくなれば見栄えがするというのに。何ででしょうね、大学としては私大にしては歴史もありますし生徒の質もそんなに悪くないような気はするんですが。と、いってしまうと「教育もっと頑張れ」ということに繋がってしまうんですが。それでも、2人不合格で98%というのは、かなり喜ばしい事態で、109人もの医師が誕生したわけですしね。次回も続けてほしい、そうすればもっと上位を狙えると思います。

 おめでとうございます!


16 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 21:00:34.90 ID: ???
>>15
今年の埼玉医科と北里は異常

 
 

第6位

 自治医科大学   111  106  104   98.1%

 数年前まで「常勝将軍」だった自治医大が、最近やたらに低迷しています。

 今年は、まさかの5人留年。106人受験して2人不合格は普通の学校なら快挙なんでしょうけれど、なんかこの大学に関していえば「もっと出来るだろう」という気がしてならない。

 なぜなんでしょうか?最近の低迷は。もしかして、もしかしてなんですけど、ここ数年、過疎とかそういう話が相次いで、自治医大システムである「卒後数年は地域で働かなければならない」というのに難色を示して、受験生の質が落ちつつあった?とか?

 いやそれでも自治医の教育は良いはずなんですがね。合格した方、おめでとうございます。在学中の方は、自治医の理念を再度確認して下さい。ホント、世間の評価的に辛くなって申し訳ありません。



第7位

   浜松医科大学      103  102  100      98.0% 

 ここから98.0%ラッシュが続きます。

 留年1人、不合格2人で、102人中100人が合格した浜松医大が7位にランクイン。浜松医大は、国立なんですが、毎年良いんですよね、ブレないというか。去年も18位でしたし。中堅どころの国立って感じですけど、まさに受験と大学での勉強が反映しない典型例とでもいいましょうかね、他の国立より優秀な医師を育ててくれそうな、期待があります。

 おめでとうございます!



第8位

    藤田保健衛生大学医学部         108  101  99   98.0% 

 おや!藤田保健がここに!第104回まで、下位大学の常連校でしたが、第105回で第6位とまさかの大躍進を遂げ、そして今年もBEST13をkeepすることに成功しました。昨年より留年者がちょっと増えたところは気になりますが、満を持して卒業させた101人のうち99人が合格するという素晴らしさ。大変おめでとうございます。来年も、この位置をKEEPして下さい。今年落とされた7名の方、藤田保健衛生大はランキング的にものびていますよ。教育を信じて、頑張って下さい。

 おめでとうございます!


815 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 17:22:12.65 ID: ojYTB4cb
藤田すげえw


 

第9位

   広島大学医学部         99  99  97       98.0% 

 国立ですね。広島大は記念すべき第100回において、75位と大暴落し、その翌年の第101回では突然第11位に躍進、そして102-104回では「まあ中堅どころ」の成績をとっており、昨年の第105回で9位に再上昇しました。そして今回も9位。しかし留年を出さず、97名が合格するってのは凄いですね。盤石な教育体制がないとここまで維持できないものですが。快挙ですね。おめでとうございます!



第10位

    東北大学医学部       98   98   96   98.0% 

 申し訳なさの固まりなんですが、同じく98.0%かつ留年0という快挙ながら、受験者が98人だったので、第10位にさせていただきました。しかし実力的には1桁台と全く遜色はないでしょう。国立勢が増えてきましたね。昨年は107全員で特攻して97人しか合格しなかったことに対して、「国立らしい丸投げか」とも思いましたが、いやいや、すみませんでした、実力は流石ですね。

 しかも冒頭にも書きましたけれど、震災の影響をモロに食らった上でのこの成績っていうのは、まさに地頭の良さを証明しているような気もします。本当におめでとうございます。色々大変だったでしょうけれど、努力は報われましたね。


996 名前: 名無しさん@おだいじに 投稿日: 2012/03/19(月) 20:19:26.27 ID: ???
福島県立とか東北の医大生はすげぇよ
俺は九州だったけども、東北住みだったら動揺して試験勉強に集中できなかったと思うわ




第11位

   北海道大学医学部         99   98   96   98.0% 

 毎年めちゃくちゃ優秀な北海道大学、今回はBEST13入り。安定してますね。ここらへんは、さすが、北方を司っているだけありますね。広い大地の中で優秀な人材を確立し続けているのでしょう。それに学生のモチベーションも高いまま維持されているのは流石としかいいようがありませんね。おめでとうございます!


第12位

   熊本大学医学部         106   98   96   98.0% 

 98%ラッシュの最後を飾るのは、熊本大学です。第10位、第11位と同じく96人合格での98%なんですが、10位、11位と違って8人留年させているので、第12位とさせていただきました。

 しかし熊本大は国立にしては波が激しい大学でして、第102回では3位をとったかと思うとその後60位前後に低落してしまったりしました。今の入試はどうなっているのか分かりませんが、熊本大学の特徴として「面接が非常にショボい」というものが挙げられます。これはまぁある程度メリットもあって、例えば再受験生にやさしいとか、能力重視とか、そういう意味ではとても良いと思います。まぁ良い医者になってくれればいいと思うので、ランキング的には讃えたいところ。この8人の留年者が来年どう影響するのか分かりませんが、2人不合格は目出たいことです、おめでとうございます!



第13位

    大阪市立大学医学部       92  92  90   97.8% 

 BEST13最後を飾るのは、大阪市立大学。市立です。全員卒業させ、更に2人不合格で済むという素晴らしさ。大阪という名前がつく大学は大阪大学、大阪市立大学、大阪医科大学がありますが、毎年ランキングをみていると、大阪市立大学が一番優秀なんですよね。市立なので入学者が他より少なく、そのため不合格者が出るとパーセンテージに強く影響してしまうので、ランキングの限界なんですが、この大学は優秀ですよ。過去上位を維持しているところからもそれは伺えます。

 おめでとうございます!



 というわけで、新卒BEST13でした

 

 以下、それ以降のランキングです。


14 滋賀医科大学  87  85  83  97.6% 
15 鳥取大学医学部  73  73  71  97.3% 
16 東京慈恵会医科大学  101  101  98  97.0%
17 三重大学医学部  100  100  97  97.0% 
18 日本大学医学部  105  100  97  97.0% 
19 岡山大学医学部  99  98  95  96.9% 
20 大阪医科大学  102  98  95  96.9% 
21 奈良県立医科大学  95  95  92  96.8%
22 大阪大学医学部  96  95  92  96.8%  
23 山梨大学医学部  97  95  92  96.8%
24 千葉大学医学部  95  94  91  96.8% 
25 東京医科大学  91  91  88  96.7% 
26 順天堂大学医学部  89  89  86  96.6%
27 徳島大学医学部  88  88  85  96.6% 
28 名古屋市立大学医学部  85  85  82  96.5% 
29 神戸大学医学部  113  112  108  96.4%
30 東京医科歯科大学医学部  84  84  81  96.4% 
31 和歌山県立医科大学  58  56  54  96.4% 
32 昭和大学医学部  113  107  103  96.3% 
33 岐阜大学医学部  79  77  74  96.1% 
34 産業医科大学  99  96  92  95.8% 
35 鹿児島大学医学部  96  92  88  95.7% 
36 愛媛大学医学部  91  91  87  95.6%
37 富山大学医学部  94  91  87  95.6% 
38 新潟大学医学部  88  88  84  95.5% 
39 福井大学医学部  100  98  93  94.9% 
40 横浜市立大学医学部  59  59  56  94.9% 
41 弘前大学医学部  97  97  92  94.8% 
41 京都府立医科大学  97  97  92  94.8% 
43 秋田大学医学部  95  95  90  94.7% 
44 高知大学医学部  93  92  87  94.6% 
45 大分大学医学部  93  90  85  94.4% 


---国立大学平均の壁--- 計  4137  4087  3854  94.3% 


46 久留米大学医学部  108  103  97  94.2% 
47 東京大学医学部  102  102  96  94.1% 
48 日本医科大学  100  100  94  94.0% 
49 信州大学医学部  98  98  92  93.9% 


---全国平均の壁---  7806  7590  7129  93.9% 

---私立大学平均の壁--- 計  2977  2813  2630  93.5% 


50 名古屋大学医学部  108  106  99  93.4% 
51 獨協医科大学  106  105  98  93.3% 
52 山口大学医学部  88  88  82  93.2% 
53 杏林大学医学部  92  88  82  93.2% 
54 山形大学医学部  106  101  94  93.1% 
55 金沢医科大学  128  115  107  93.0% 
56 東京女子医科大学  97  97  90  92.8% 
57 島根大学医学部  97  96  89  92.7% 
58 帝京大学医学部  101  94  87  92.6% 
59 九州大学医学部  105  103  95  92.2% 
60 近畿大学医学部  107  102  94  92.2% 
61 金沢大学医学部  103  101  93  92.1% 
62 関西医科大学  105  101  93  92.1% 
63 札幌医科大学  100  100  92  92.0% 
64 福島県立医科大学  74  74  68  91.9% 
65 京都大学医学部  104  103  93  90.3% 
66 佐賀大学医学部  93  93  84  90.3% 
67 香川大学医学部  91  91  82  90.1% 
68 長崎大学医学部  112  112  100  89.3% 
69 群馬大学医学部  104  103  92  89.3% 
70 防衛医科大学校  65  65  58  89.2% 
71 愛知医科大学  111  101  90  89.1% 
72 旭川医科大学  93  92  82  89.1% 
73 東海大学医学部  101  92  82  89.1% 
74 岩手医科大学  81  73  65  89.0% 
75 宮崎大学医学部  105  105  93  88.6% 
76 東邦大学医学部  106  96  84  87.5% 
77 聖マリアンナ医科大学  104  95  83  87.4% 
78 琉球大学医学部  104  104  90  86.5% 
79 福岡大学医学部  106  98  78  79.6% 



そして今年のワーストの発表ですが…。



80 川崎医科大学


出願者:103  受験者:82    合格者:65


合格率:79.3% 



 もはや何も言うまい…いや、言うか。このブログで言わずに誰が非難するというのだろう、という気持ちで、あえて言いますが。

 21人という恐るべき大量留年を果たしたあげく、更に17人不合格。


 そして昨年ワーストから全く改善の余地なく、再度ワースト。

 
 医師国家試験はだいたい90%合格と言われています。すなわち、全医学生の下位1割に入らなければ、合格する試験なんです。正直下位数校以外は、どっこいどっこいじゃないですか。1人落ちて何パーセントだの、2人落ちて何パーセントだの、そんな僅差でランキングにしているのに。

 はっきり言えば、医者にしちゃいけないよ。こんなん。医師国家試験で問われているレベルは、決して難しいものではありません。普通に学問を学べば、普通に解ける問題です。そりゃ中には難問、奇問もありますけれど、あくまで誤差の範疇。最低限をクリアーすれば、全然問題ありません。

 川崎医大はどうしようもなくドツボにはまってますね。ここ卒業の先生方、本当に大丈夫ですか?と患者さん、または患者さんの家族に言われても、仕方ないですよ。大学1年の時点からやる気だして下さい。受験なんかよりよっぽど点の取りやすい試験なんですから。




 ということで、第106回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編 BEST13を御届けしました。

 今回の感想を言うならば、「易問が多かった」という受験者の感想はありましたが、合格率は90.2%に留まりました。つまり、やはり厚生労働省は、「研修医に割り当てる予算に応じて、合格者数を決定している」ということです。問題が簡単ならば、それだけ一般・臨床のボーダーラインは上がります。今回の場合、「(3)必修問題を除いた臨床実地問題 427点以上/600点」、つまり臨床問題で70%オーバーを取らなければ合格しない試験となりました。

 これは、来年の受験生にとって大きなプレッシャーとなるのではないでしょうか。

 そんな中、上位の学校は本当によくやったと思います。特に今回BEST13には惜しくも漏れましたが、滋賀医大の14位は結構な快挙です。滋賀医大も毎年かなりの上位を取る、実力的には素晴らしい大学なのですが、アレっと思ってしまったのがこの出願数ですかね。毎年100オーバーだったのに、なぜ今年に限って87人?あまり出来のヨクナイ学年で、どんどん留年されて目減りしていったんでしょうか。その負の遺産が来年度、再来年度で影響しないといいんですが。希有な心配であることを祈ります。しかし国立も、滋賀医大ぐらい安定して上位を取り続けてくれると、安心なんですがねー。国立のモデルケースとしては最適な大学だと思います。来年に期待したい。

 逆に、新設私大の不安定っぷりは健在ですね。いくら新設といっても創立してから既に30年以上経過してるんで、そろそろ本気をみたいところなんですが…ここらへんは「やる気のない学生が大勢入学する」からなのか「教育がうまく成り立っていない」からなのか、定かではありませんが。

 あと、凄く興味深いのが、とうとう、金沢医科大学が、金沢大学を追い抜かしたところでしょうか。下位争いながら、金沢医大、頑張りましたね。数年前は、金沢大学が金沢医大に教育するような立場だったのに。

 来年度はどうなるのか。できれば全大学で僅差、となることを望みます。少なくとも大学で格差が出るような現状では、日本の医療を全国平等で支えるということは難しいのではないかと危惧してしまいます。

 以上、新卒編でした!次は総計編で!


第100回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第100回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第101回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第102回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第103回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第104回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 新卒編
第105回医師国家試験 学校別ランキング 総計編
posted by さじ at 04:32 | Comment(24) | 大学

2012年03月11日

iPS細胞研究資金集めのために山中教授自らがフルマラソンを完走

山中教授、資金集め奔走…京都マラソン完走宣言

 「3月の京都マラソンを完走するので、研究資金の寄付を」。iPS細胞(新型万能細胞)を開発した山中伸弥・京都大学教授が、趣味のランニングを生かして、研究に必要な寄付金の募集をインターネット上で始めた。

 民間の寄付金が当初目標を下回っており、寄付の受け皿となる基金をアピールするのが狙いだ。

 iPS細胞は再生医療の切り札とされ、国は山中教授らに多額の研究資金を出している。しかし、2014年度以降の資金確保のめどはついていないという。京大は09年度に、個人や団体から寄付を受ける基金を設立。寄付金の目標は年間5億円だが、約3年で集まったのは3億円余りにとどまっている。

 山中教授は昨年10月の大阪マラソンに出場、4時間29分53秒で完走した。



 こういうことやっているのは京大っぽいなぁ。

 しかし日本人はあまり寄付という文化が根付いていないからか、あまり集まらないようですね。

 今はこちらでやっているみたいですし、これ以外にも寄付などの助太刀はできると思いますので、もしご興味のある方は是非。
posted by さじ at 02:14 | Comment(0) | 大学

2012年03月05日

聖マリアンナ医科大学の耳鼻科助教が研修医に殴る蹴るの暴行を行う。

「別の科に入局しようとした」 助教が研修医に約30分間暴力 聖マリ医大が諭旨退職処分

 川崎市宮前区の聖マリアンナ医大で、耳鼻咽喉科の男性助教(39)が男性研修医(28)に殴る蹴るなどの暴力を振るったとして諭旨退職の処分を受けていたことが28日、病院への取材で分かった。研修医は全身打撲などで2週間のけがをした。

 助教は「耳鼻咽喉科に入局すると約束していたのに、別の科に入局しようとしたことに腹を立ててやった」と暴行を認めており、27日付で退職した。

 病院によると、助教は6日正午ごろ、耳鼻咽喉科の医局に研修医を呼び出して約30分間、罵声を浴びせて殴る蹴るなどの暴行を加えた。

 研修医がその日のうちに病院側に相談し発覚。その後、教授会はいったん懲戒解雇処分を決めたが、寛大な処分を求める嘆願書などを考慮し、諭旨退職とした。



 アフォすぎる。医局は確かに体育会系のノリですけど、それを考慮しても実際にこういう暴力事件を起こすようなところはろくなところじゃありませんね。

 血液内科、いいじゃないですか。個人的に、血液内科に興味を持ってその道に進む医師は他の科よりも真剣度が高くて好きですね。絶対に必要な領域ですし。

 裏話をすれば、聖マリアンナ医科大学の空手部は、何年も前からとんでもなく最悪なところだと聞いたことがあります。体育会系を勘違いしたシゴキのようなものが医学部で行われているとか。そういう悪しき伝説は、案外広まってしまうものですね。真偽の程は、お近くの空手部に聞いてみて下さいな。
posted by さじ at 01:53 | Comment(0) | 大学

2012年02月14日

自治医大が成績優秀者に6年生の授業・卒業試験免除のプログラムを

自治医大「Free course-student doctor」制度

 「地域で求められる総合的臨床力を有し,他職種と連携して地域の医療・保健・福祉の構築,実践,維持に寄与できる」医療人の育成を教育ミッションに掲げる自治医科大学。臨床実習(BSL)を国際基準*を満たす72週(4,5年次)に設定するなど,高度な臨床的能力を有する医師の養成に努めている。2010年度には,学内外のBSL,評価法のさらなる充実を目的に,新たな臨床教育システムが導入された。

 新たな取り組みの中でもとりわけユニークなのが,成績上位者の自主性を伸ばすことを目的に企画され今年度開始された「Free course-student doctor制度」だ。2011年11月30日に同大で開催された報告会では,7人の参加者が6か月間の経験を紹介した。本紙ではそのもようをお伝えする。

 「このコースを通して,医療者に必要な人間力の重要性を学ぶとともに,臨床現場で活躍する多くの先輩に出会い,将来のロールモデルを見つけた」。Free course-student doctor制度の参加者7人のうちの一人,天野雅之さんの言葉だ。この制度は,5年次に受験する「5,6年共通総合判定試験」で6年次学生の平均点を超える成績(医師国家試験の合格が担保される目安)を修め,さらに臨床実習の評価やAdvanced OSCEの成績が優秀な学生(最大10人)を対象に,6か月間,学内外の施設での臨床実習や研究の機会を与えるというもの。

 岡崎仁昭氏,高久史麿学長 本制度を企画した岡崎仁昭氏(医学教育センター長/教務委員長)は,「以前から,6年次の半年間が座学となることを懸念していた。特に5年次終了時点で医師国家試験の合格水準に達している成績上位者の向上心や知的探究心,自主性をより高めたいと考えた」と導入の経緯を説明。

 参加者は,6年次学生を対象とした統括講義の受講,卒業試験の受験が免除され,本来統括講義が行われる5月からの半年間を,自身で計画したプログラムに沿って学ぶ機会として与えられる。

 「開発途上国での国際貢献のために国際資格を取得する準備をしたい」「学内BSLで足りなかった部分を学びたい」「臨床研究を学ぶことで,地域医療を担いながら研究ができるという自信をつけたい」など,それぞれの目標に則って,初期臨床研修レベルの学内BSLや,学外施設での地域医療BSL,米国,カナダ,オーストラリアなど海外施設での見学・実習,臨床研究,学会発表などを経験したという。

 報告会では,参加者から「初期臨床研修レベルの臨床実習を行い,主治医として患者を診察し治療方針を決定するとはどういうことか,より深く感じることができた」「海外実習を経験し,世界で求められる医療はどこでも同じだとわかり,国際貢献への思いが高まった」などの感想が語られ,各人が確かな手ごたえを得たことが伺えた。

 参加者一人一人に指導教員(メンター)が付き,きめ細やかな指導・支援を行うのも本制度の特徴だ。「患者さんを最後までみられる外科医」をめざす橋本優さんは,「まずは自治医大が掲げる全人的医療をめざそう」とのメンターのアドバイスにより,外科実習に加え,緩和ケア実習を行ったことで,より臨床への理解が深まったという。

 自治医大では卒後9年間,都道府県知事の指定するへき地等の病院で勤務することが義務付けられている。「どこで研修しようが自分次第」。参加者の力強い言葉に,本制度のねらいがしっかり根付いていることを実感した。



 確実に、地域の医師の人材を増やすなら、自治医大のように卒後9年強制的に働かせるシステムをとるのがいいかもしれませんね。自治医システムを地域の国立で導入してみてはどうでしょうかね。そのかわり学費免除で。

 この試み、大変面白い。卒業試験免除は学生にとっても無駄な授業をやる必要がなく、いいですね。卒後の理想の医師像を、という面でもいいです。

 これ難しい問題だと思うんですけど、これを卒後縛りのある自治医でやらなければならないというのが何ともシブい。9年って、結構長いですからね。僻地だと実際なかなかまともな研修できないところもあるし。
posted by さじ at 20:07 | Comment(0) | 大学

2012年02月11日

研修医が地方に集まらず、都心に集中する傾向にある。

若手医師の都市集中、研修義務化後に加速- 医籍登録3−6年目

 医師国家試験に合格し、医籍登録されて3−6年目の若手医師が、都市部の6都府県に集中する傾向が、2年間の臨床研修が義務付けられた2004年度以降に加速していることが23日、厚生労働省のまとめで分かった。一方、臨床研修中の医籍登録1、2年目の医師では、傾向に大きな変化はなかった。臨床研修制度の見直しを検討している同省の「臨床研修制度の評価に関するワーキンググループ(WG)」で明らかになった。

 厚労省では、2年に一度、年末時点での医師数などを調べる「医師・歯科医師・薬剤師調査」を基に、医籍登録後1−6年目の医師の分布を分析した。

 分析結果によると、1、2年目の医師のうち、都市部の6都府県(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)の病院・診療所で従事する割合は、臨床研修制度の導入前は1998年43.6%、2000年44.7%、02年45.4%で、緩やかな増加傾向だった。導入後の04年以降は46%台で推移しており、傾向に大きな変化はなかった=グラフ=。

 一方、3、4年目の医師では、制度導入前は40%前後で推移していたが、導入後に都市部に集中する傾向が加速、10年には46.7%にまで増えた。5、6年目の医師も導入後に都市集中が加速。02年は41.3%だったが、04年に43.4%となり、10年には47.0%に上った。

 この日のWGでは、臨床研修制度導入の影響について、研修医を受け入れている病院の関係者からヒアリングを行った。

 この中で、石巻赤十字病院(宮城県)の金田巖副院長は、制度導入後に研修医の確保が難しくなったと説明。確保策は、▽研修内容の充実▽積極的な広報活動▽処遇改善―などが柱で、研修内容の充実では、2年次の8.5か月間のプログラムを自由選択にしたほか、浦添総合病院(沖縄県)での救急科研修、東北大病院(宮城県)での放射線治療科研修など院外研修を取り入れたという。

 また、JA大分県厚生連鶴見病院の鈴木正義副院長は、制度導入後に大学病院の医師不足が深刻化したため、同病院で必要医師数を確保できなくなったと指摘した。



 そりゃぁそうでしょう、地方で過ごすメリットがない限り、若手医師は都会に集中する、当然ですわ。

 地域医療という形での研修を義務づけて、その研修をより魅力的なことにする必要があるんでしょうね。中には「最悪の地域医療だった」という研修医もおります。そういう病院、地域には絶対に医者は来ない。逆に、「地域医療最高だった」という研修医も多いです、そういう病院は研修医の研修とは何たるかを吟味して、より勉強になるよう力を注いでる病院なんだと思います。そういうところには最終的に人材も集まると思いますけどね。
posted by さじ at 20:58 | Comment(2) | 大学

東大医学部が秋入学にあたって医師国家試験も秋にやってほしいと。

秋入学に医師国家試験の壁…年2回に厚労省難色

 今年の医師国家試験が11日から3日間の日程で始まるが、年1回、この時期に行われる試験が、秋入学全面移行を検討する東京大学などにとって悩ましい問題になっている。

 夏に医学部を卒業する場合、半年も試験を待つことになる。東大は、試験を年2回に増やすよう求める方針だが、実現には様々なハードルがあり、試験関係者からは「一部の大学の都合で制度を変えるのは非現実的だ」との声があがっている。

 東大では、秋入学に移行した場合、優秀な学生は春に卒業させて世間の暦に合わせる早期卒業制度の導入を検討している。だが、医学部は臨床実習などがぎっしり詰まっており、カリキュラムの短縮や卒業試験の前倒しは困難だという。

 このため東大では、医師国家試験を通常の2月のほか、夏頃にもう一度行うよう、国に求める方針だ。

 1946年に始まった医師国家試験は、84年まで基本的に年2回実施されてきたので、「もとの形に復活させてほしい」(東大関係者)というのだ。

 これに対して厚生労働省では、「医師国家試験を年1回に減らしたのは、医療技術の高度化に対応しながら、試験の質を維持するため。年2回に戻すのは厳しい」(医事課試験免許室)と難色を示す



 昔年2回制度だったのは、国立医学部の学生が勉強しなくて試験に挑むからその救済措置的な意味が大きかったのではないですかね。

 こんなわけのわからんことにするのは反対ですねぇ。正直ある程度勉強していれば受かる試験なんですし、結局病院に研修医としてつとめるタイミングが4月なのですから、別に1回で良くないですか?東大の主張はなんかズレてる。

 というか秋入学そのもののメリットもいまいち良くわからんのですよね。秋入学って海外の高校卒業の人材をとりやすいっているメリットはありますけど、会社入社や高校卒業が春な日本で、しかもほとんどが日本人な日本の医学部において、何で秋に入学させるの?医者なら分かるけど、メディカルスクール制度を導入してるわけでもない東大医学部においてグローバル化する必要ってあるの?

 というわけでなんか「海外がやってるから俺らも」ってな具合の東大、そして東大がやってるから俺らもって具合の獨協やらの秋入学導入が、全くワカランです。

 年2回も国家試験やって、国家試験の質が落ちて、ショボい医者ばかりになるのは御免ですね。

 というわけで個人的な案は「別にやりたいなら秋入学、秋卒業でもいいけど、卒業してからクリニカルクラークシップでいろんな病院まわるとか、海外留学すればいいんじゃないの」というところですかね。東大医学部における秋入学のメリット、そして秋卒業で秋に医師国家試験を受けるメリットを教えていただきたいものです。多分東大は「秋入学になるから医師国家試験も秋に」とか短絡的に考えてるんかなぁ。
posted by さじ at 20:53 | Comment(0) | 大学
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。