[精神]の記事一覧

2010年10月26日

自閉症は扁桃体の体積が大きくなることを東大病院が解明

自閉症、脳に小さい部分 遺伝子型で差

 自閉症の人は、他人との協調にかかわる脳の「下前頭回」という部分の体積が一般の人に比べて小さいとの研究結果を、山末英典東京大准教授らが14日、発表した。

 また自閉症と関連があるとされる遺伝子が特定の型の人は、人の感情の理解に関与する脳の「扁桃体」の体積が大きいことも分かった。

 山末准教授は「自閉症の原因や仕組み解明に脳の体積や遺伝子レベルで貢献し、新たな治療につながる可能性がある」としている。

 山末准教授らは、自閉症などの人と一般の人で、こめかみ付近にある下前頭回の体積を測定。自閉症の人は約20%小さく、特に下前頭回のうち脳の右側にある「弁蓋部」という部分の体積が小さいほど、他人とのコミュニケーションがうまくとれない傾向があった。

 山末准教授らは、自閉症と関連があるとされる「オキシトシン受容体」の遺伝子が、自閉症の人に多い型の場合、扁桃体が大きいことを突き止めた。



 自閉症に強い東大ならでは。

 精神科領域の疾患ではありますが、ほとんど神経内科的な問題になりつつあります。解明されれば治療法も確立できるか。


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2010年09月29日

ナルコレプシーの脱力症状の原因を初めて突き止める

「ギャバ」欠乏が原因と解明 ナルコレプシーで小山福大教授グループ

 日中の活動時に突然、脱力症状や過度の眠気に見舞われる病気「ナルコレプシー」のうち、未解明だった脱力症状が起きるメカニズムを福島市の福島大共生システム理工学類の小山純正教授(55)らの研究グループが突き止めた。レム睡眠時などに作用する脱力をもたらす脳の細胞群の働きを抑えるガンマアミノ酪酸(ギャバ)が欠乏していることが原因だった。ナルコレプシーは車の運転中に発症した場合、事故につながりかねないなどの危険もあり、根本的な治療法や治療薬づくりにつながると期待される。

 小山教授とNPO法人日本ナルコレプシー協会などによると、ナルコレプシーは1000人に3人程度が発症する病気で突然、耐え難い眠気や脱力発作に襲われたり、夜間の睡眠が分断されたりする。発症年齢は10代から20代前半に集中しているのが特徴で、全国に推定20万人いるとされる。発症しても病気と分からず、診断を受けない例も多いとみられている。

 小山教授らの研究グループは、脳幹にある「黒質」と呼ばれる神経細胞が分泌する神経伝達物質の「ギャバ」に着目。ギャバは、体を脱力させる細胞群の働きを抑える作用を持つ。小山教授らは、これが欠乏すると脱力発作を引き起こすことをマウス実験で解明した。

 黒質は「オレキシン」と呼ばれる物質がないと働かない。オレキシンを分泌するのが「オレキシンニューロン」という神経細胞で、これまではオレキシンニューロンの欠乏が脱力症状などの発症の要因であることまでは分かっていた。黒質やギャバの関係が分かったことで、脱力発作の全体の発症メカニズムが解明されたことになる。

 過度の眠気を引き起こす原因については、オレキシンニューロンが欠乏することで覚醒をつかさどる細胞群が機能しないことが理由と分かっていた。脱力発作については研究が進んでおらず、小山教授は旭川医大、東京都神経科学総合研究所の協力を得て約8年前から研究を進めてきた。

 小山教授は「今後は臨床研究などを進め、治療薬開発につなげたい」としている。

 ナルコレプシーの第一人者である東京都精神医学総合研究所睡眠研究プロジェクトリーダーの本多真医師(48)は「脱力発作のメカニズムの解明は初めてで重要な発見。治療薬をつくる上での指針になる」と評価。日本ナルコレプシー協会の河野通久副理事長(67)は「病気の症状を抑える治療はあるが、根本的な治療法はない。原因究明や治療薬開発などにつながれば」と期待している。



 ここまで解明されたのなら、薬もすぐに出来そうですけれどね。まあ臨床応用にはまだ早いのか。でも凄い発見です。こういう睡眠系の疾患は理解されにくいですからねぇ。
posted by さじ at 05:26 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神

女性をデートに誘う場合は、3回連続で誘うと成功率が上がる

デートは「3回」まで誘ってみよう!

「あと一回誘ってくれたら、デートに行ったのにな」そう、女友達がぼそっと呟いていたので、実際に何度誘われたのか聞いてみました。

1度目に飲みに行こうと言われたときは、まだよく相手を知らなかったので、ちょっと警戒して断ってしまった。メールを交わすうちに「悪い人じゃないかも」と思うようになったのだけれど、2度目は本当に用事があって行けなかった。「次は行こう」と思っていたのに、2度目を断った後から、ぱったり、連絡をくれなくなった……という経緯だったそうです。

 「二度も断ったのが悪い!」と男性陣は思われるかもしれませんが、いきなり二人で出かけることを躊躇する気持ちも分かりますし、先日『恋に「じらし」ってやっぱり有効?』の記事内でも書きましたが、「すぐOKすると軽そうな女性と思われる」のではないかという不安を持つ女性の心理も働くもの。

 脳や身体の生まれつきの性質で言えば、好みの女性を見ると熱しやすい男性に比べ、一般的に女性は「好かれている、相手に欲されている」と感じるほど、気持ちが温まっていくもの。最初のアプローチではまだ自分の感情に「?」な部分が大きくても、諦めないでいてくれる姿勢に好感が増すことも多々あるのです。

 カナダのマギル大学、ジェラルド・ゴーン博士という社会心理学の博士の発表でも、1回よりも、3回想いを伝えた方が相手が自分を好きになってくれる確率が31%も高くなる、というデータがあります。無論、「一度でも勇気を出して誘って断られるのは辛いのに、3回もそれを味わなきゃいけないの?」という男性側の声も十分察することができますが、それでも、「いいかも?」と強く思った女性に対してならば、できれば「3回」までは、ダメもとでも声をかけてみると、結果が変わるかもしれません。

 ただし、3回連続で断られた場合、「嫌われている」もしくは「恋愛に発展する気がない」可能性も大きいので、 ここはスッパリと諦めて次に行くほうが賢明なのかも。女性側も、もしも悪くはないかもと思っている男性に誘われたけれど、何度も本当に仕事で断らなくてはならない場合は、自分から「別の日はどうですか?」ときちんと代替案を出し、感謝の意と好意を伝えるのが、ベストですね。

 また、少し前に、ある心理学者から「デートの断り文句」について面白い傾向がある、と聞きました。

男性が嘘で断る場合、「仕事」を理由にしがち
女性が嘘で断る場合、「体調」を理由にしがち

というものです。「確かに、「今日は体調が優れない」と言ってしまうかも!」と、そのときの女性陣は至極納得していたのですが、皆さんはいかがですか? とはいうものの、実際、男性よりもバイオリズムの波の影響が強いため、「なんとなく気分が優れない、イライラする、ものすごく体調が悪いわけじゃないけど、身体が重い……」なんて症状が女性には本当にあるため、「体調が悪い」と言われたからと言って、必ずしも嘘の断り文句だ、ということは決してないはずです。おそらく、男性の場合も女性の場合も、相手がそう言われると「仕方ないか」と感じる理由を自然と使ってしまうのかも。ある意味、一番、角が立たない理由なのかもしれませんね。



 ちょうど2回誘って都合合わなくて断られた相手がいて、もう駄目なんじゃないかと思っていたのですが、今日向こうからご飯に誘われて食べてきました。さじです。

 なるほど、3回押すべきだったのか・・・。

 というか記事後半の、嘘で断る場合。これ私の場合「仕事が」って言います。笑

 もちろん本当に仕事があって断らなければならない場合もあるんですけれど、そういうときは別の日をアプローチしますね。
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2010年09月27日

他者の悔しい表情をみた勝者の脳の反応を分析する

「敗者」の悔しい表情を見た「勝者」の脳の反応を、放射線医学総合研究所(千葉市)の研究チームがとらえることに初めて成功した

 脳の前頭葉と呼ばれる部位で通常より強い電気信号が現れ、自己愛(ナルシシズム)の強い人ほど反応が大きかったという。神戸市で4日開かれた日本神経科学学会など3学会の合同大会「ニューロ2010」で報告された。

 他人の幸福や不幸に対し、同じ気持ちを抱く心理状態が「共感」と呼ばれるのに対し、野球やサッカーなどの試合で勝者が敗者の悔しい表情を見て喜ぶ感情は「反共感」と呼ばれている。

 研究チームは、反共感の際、実際に反応する脳の部位を確認するため、トランプで数の大きい方が勝ちとなる単純なゲームを実施。敗者の悔しげな表情を見た勝者では、前頭葉の前部帯状回と呼ばれる部位に現れる「フィードバック関連陰性電位」という電気信号が、通常よりも強く脳波計で測定された。

 被験者に自己愛度を測る心理テストも受けてもらったところ、自己愛の強い人ほど、この電位が高くなった。一方、相手に同情しがちな人では、電位はあまり変わらなかった。

 チームの山田真希子研究員は「自己愛性人格障害など様々な対人関係障害の病態理解につながる」と話している。



 私はどうなんでしょうかね。

 悔しがる表情をみたらやっぱり自分の勝利の気持ちが高まるから強烈に働いてるのかもしれません。

 ということは自己愛が強い?強いかもしれませんね。
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2010年08月30日

自閉症は生後一ヶ月から徴候が認められることもある。

自閉症の徴候は乳児期の早い段階で認められる

 自閉症の徴候が生後1カ月から認められることが、新しい研究で示された。ただし、その徴候は目を合わせない、笑わないなどの一般的なものではなく、筋緊張の異常や視覚処理の違いなどの微妙なもので、訓練を受けた専門家が注意深く観察しなければわからないと、研究著者の1人である米ニューヨーク州発達障害基礎研究所(オールバニー)のIra Cohen氏は述べている。

 自閉症は、社会的交流や言語コミュニケーション、非言語的コミュニケーションの問題、興味や行動の制限などを特徴とする神経発達障害である。今後の研究によって今回の知見が裏付けられれば、小児の自閉症の早期発見と治療につながるはずだという。著者らは、2歳までの介入が最善の結果につながると述べている。

 医学誌「Pediatrics(小児科学)」オンライン版に8月2日掲載された今回の研究では、新生児集中治療室(NICU)に入院した乳児で、後に自閉症スペクトラム障害と診断された乳児28人を、性別および在胎週数が一致した自閉症でない乳児112人と比較した。乳児の行動および発達の検査は、生後1カ月、4カ月および約2歳まで定期的に実施された。

 生後1カ月の時点で、後に自閉症と診断された乳児は退院後に「持続的な神経行動学的異常」のみられる比率が高かった。また後に自閉症と診断された乳児では、約40%に対象物を目で追う行動に異常がみられ、半数以上に腕の筋緊張の異常(過剰に軟らかい、あるいは硬い)がみられたのに対し、正常に発達した乳児ではそれぞれ10.5%、22%であった

 生後4カ月では、異なるスピードで点滅する光を用い、乳児が視覚刺激光の多いモニターまたは少ないモニターを見ることを選べるようにし、それぞれのモニターを見ている時間を測定した。その結果、自閉症と診断された乳児は多量の視覚刺激を好む傾向がみられた。7〜10カ月では、自閉症と診断された乳児には思考能力および運動能力の低下がみられた。自閉症の小児は生後約13カ月までに正常な小児との発達の差が顕著になってくるが、これはその徴候が早期に現れたものと思われる。

 研究グループは、今回の研究はNICUに入院した乳児を対象に実施されたものである点を強調。満期産で健康に生まれた乳児でも同じような異常が早期にみられるかどうかを確認するには、さらに研究を重ねる必要があるという。

 米ケネディ・クリーガー研究所自閉症・関連疾患センター(ボルチモア)のRebecca Landa博士によると、過去の研究では、早産児や低出生体重児は自閉症の発症率が高いことが示されているが、自閉症児のほとんどは早産児ではないという。Landa氏は「今回の研究で筋緊張や視覚システムが報告されている点が重要だ。われわれは今や、従来の定番である表情やアイコンタクトなどは乳児の自閉症の主要な徴候ではないと考えている」と述べている。



 一ヶ月の段階で分かるのか…。

 早期発見の術ができて、あとは早期治療法の確立ですかね。
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2010年08月29日

麻酔薬ケタミンに抑うつ効果があることをエール大が発見する。

麻酔薬ケタミンに顕著な抗うつ効果、米大研究

 米エール大の研究チームが19日、麻酔薬として用いられるケタミン(日本では麻薬指定)に少量でも高い抗うつ効果があるとした研究結果を米科学誌サイエンスに発表した。

 研究チームが自殺願望を伴ううつ病患者に投与したところ、数時間で抗うつ効果が得られたという。現在、市販されている抗うつ薬は、効果が現れるまでに数週間かかる。

 研究を主導した同大のロナルド・デュマン(Ronald Duman)教授は、ケタミンを「まさに魔法の薬だ」と評した。抗うつ効果は7日から10日間持続するという。

 ケタミンは医師の管理下における静脈注射による投与が必要で、副作用で一時的な精神障害を引き起こすこともあるため、臨床での使用は制限されている。

 エール大とは別に米国立精神衛生研究所が行った研究でも、既存の抗うつ薬で効果がみられなかった患者にケタミンを投与したところ、投与から数時間以内で約70%の患者に効果が現れたという。



 数時間。電気けいれん療法並の効果の速さ。

 実際抗うつ薬は2週間ぐらいかかってしまうんですよね、効果が出るまでに。ですので、同じ薬を医師の指示どおりに飲むのが必要なんですが。

 大うつ病の治療の選択肢の1つとして成り立つかも?

関連
医学処:LSDやケタミンを使うとうつ病や強迫性障害に効果がある。
医学処:感覚を遮断することで幻覚や抑うつ状態を呈する。
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2010年08月22日

性同一性障害の若者が海の家を運営する。

性同一性障害の若者たちが逗子海岸で海の家を運営/神奈川

 「理解してくれ、なんて言わない。知るきっかけになればいい」―。心と体の性別が一致しない性同一性障害(GID)の若者たちで運営する海の家が今夏、逗子市の逗子海水浴場にオープンした。「浜辺の食堂 BORDERLESS(ボーダーレス)」。GIDと向き合い、自分らしく、ありのままに生きる当事者たちの願いがにじむ。

 切り盛りするのは、大学生やフリーターら6人。そのうち4人が女性として生まれ、現在は心の性別に合わせて男性として生活する。出身地は神奈川、埼玉、福岡県などさまざまだが、みな20代。海水浴期間の今月29日まで、市内のアパートで共同生活を送る。

 海の家の運営は自分自身への挑戦でもある。当事者は自分の体に違和感が強く、体のラインが強調される水着になったり、肌を露出する海水浴やプールに訪れたりするのをためらいがち。性的少数者に向けられる社会の目は以前より改善されたが、まだ十分とは言えない。

 それでも、時代の変化を感じている。

 年齢や性別、国籍にこだわらず、誰もが楽しめる場にしたい―。店長(21)が店名の由来やGIDの若者たちで運営していることを告げると、利用客は一瞬驚くが、好意的に受け止めてくれることの方が多い。

 「海の家と自分たち。対極にあるからこそ面白い」。マネジャー(29)は10年前に胸の手術を済ませ、現在は月2回程度のホルモン治療を続ける。小柄な身長や幼さの残る顔に疑問を持ってか、利用客から「男の子? 女の子?」と聞かれることもある。「会話をきっかけに知ってもらえたら」と、自分がGIDであることを隠したりはしない。

 最初からそう思えたわけではない。物心が付いたころから自分の性に違和感があり、第二次性徴が始まると心と体の不一致をより強く感じた。水着が嫌で、プールの授業は見学を続けた。「性同一性障害」という言葉と出合ったのは高校生のころ。「心がすっと軽くなった」

 治療を考え始めた19歳の時に両親に打ち明けた。カミングアウトを決意したが、反応が怖くて言い出せず、最後は手紙を書いた。「気付いてあげられなくてごめんね」。両親の言葉が「ただうれしかった」。

 マネジャーは今、GIDの若者たちでつくるNPO法人の中心メンバーとして、GIDに対する理解の向上に取り組む。「一度会ったことがあるだけで抵抗感はなくなるはず。意外に普通じゃんって。ここがGIDを身近に感じるきっかけになれば」



 思春期に性に関して違和感を覚えるというのは、考えられないほど辛いことなのでしょう。

 こういう子もいるんだ、ということを当たり前の社会にしていきたいですね。少しでも楽に、普通どおりの暮らしができるようになればと思います。

関連
医学処:17歳の性同一性障害に、乳房除去手術を認める。
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LSDやケタミンを使うとうつ病や強迫性障害に効果がある。

幻覚剤、心理療法との組み合わせでうつ病などに効果も=研究

 スイスの科学者が18日、LSDやケタミンなどの幻覚剤は心理療法と組み合わせることで、うつ病、強迫性障害、慢性痛などの治療に効果をもたらす可能性があるとする研究結果を発表した。

 チューリヒ大学精神病院のFranz Vollenweider氏らが専門誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に研究結果を掲載した。

 幻覚剤を使用することで、患者は抱えている問題や痛みの強さなどに対する見方を変え、心理療法士とともに新たな問題対処法を試みることができるという。ただし、治療に用いる幻覚剤は少量のみとし、投与期間を短期間に抑えることが重要であると付け加えた

 また、米研究者が今月発表した別の研究でも、双極性うつ病の治療にケタミンの注入が効果的であることが示されている



 うつ病に効くのか

 これもやはり脳内分泌物に作用するからなんでしょうか。

 ケタミンが効くと証明されれば、使ってみたい気もしますけれどね。もちろん薬物依存にならない範囲で。
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2010年08月20日

赤い服を着ると女性からより魅力的に見えるようになる

赤い服を着れば女性にモテる? 米大学が実験

 女性にもてたい男性は、赤い服を着るといいようだ。米ロチェスター大学の心理学者がこのような研究結果を発表した。

 同校の心理学教授アンドリュー・エリオット氏によると、赤い服を着た男性は、女性からより魅力的に見られることが一連の実験で示されたという。「女性は赤い服を着た男性を、ステータスが高く、収入が多く、出世しそうだと評価した

 実験では、赤や白などの枠をつけた男性の写真や、同じ男性の写真をシャツの色を変えて女性に見せ、男性の魅力度やステータスを評価してもらい、デートしたいか、セックスしたいかなどの質問に答えてもらった。男性が親切そうか、外向的に見えるかなども聞いた。

 その結果、赤い色はステータスと魅力についての評価に影響することが示された。赤を使った写真は、ほかの色と比べて、権力があり、魅力的で、性的魅力もあると評価された。親切さや外向性などの評価には色の影響はなかった。また男性が男性を評価する場合にも、色の効果はなかったという。

 エリオット氏らは、赤い色がこのような影響をもたらすのは、文化的な理由と生物学的な理由があると考えている。赤は古来から、富や権力と結びつけられていたという。例えば古代ローマでは、身分の高い人は「赤を着る人」と呼ばれ、現代でも有名人は「レッドカーペット」で迎えられる。また生物学的な面では、マンドリルやゲラダヒヒなど人間以外の霊長類では、赤はオスの支配力を表すもので、特に群れのボスにおいて強く表れると同氏は述べている。

 この研究結果は8月2日発行の「Journal of Experimental Psychology: General」に掲載された。エリオット氏は2008年にも、赤い色が女性を魅力的に見せるという研究結果を発表している。



 情熱の色ー。

 赤いポロシャツなど、今の季節だったら着易いかもしれませんね。

 この娘!この娘だけは絶対!!と思われている方、是非お試し下さい。

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2010年08月16日

うつ病の人は世界の色が灰色に見えるようになる。

うつ状態の人は灰色の世界を見ている

 うつ状態の人は、少なくとも無意識的には、実際に灰色(グレー)の世界を「見て」いることが新しい研究によって示された。

 ドイツの研究グループが、網膜スキャンを用いてさまざまな黒と白のコントラストに対する網膜の反応を測定した結果、うつ状態の人はそうでない人に比べて網膜の反応が大幅に低下していることがわかった。患者が抗うつ薬を使用しているかどうかにかかわらず、反応の低さが認められたという。このほか、うつ症状が重症である人ほどコントラストに対する網膜の反応レベルが低いこともわかった。

 さらに研究を重ねる必要はあるが、この知見から、網膜スキャンによってうつ病の診断や重症度の測定のほか、治療への反応を評価することも可能になるかもしれないと、フライブルクFreiburg大学のチームは述べている。研究部門においてもこの方法が有用となる可能性もある。

 今回の研究は、医学誌「Biological Psychiatry(生物学的精神医学)」7月15日号に掲載された。同誌の編集長であるJohn Krystal氏はこの研究について、「うつ病が患者にとっての世界の感じ方をどのように変えるかを浮き彫りにするものである」と述べ、「詩人のウィリアム・クーパーWilliam Cowperは『多様さは人生のスパイス』と言ったが、人がうつになると視覚世界のコントラストを感じにくくなり、世界が楽しいと感じられなくなるようだ」と述べている。



 これ面白いですね。

 網膜の電位を評価することで、もしかすると簡易にうつ状態とうつ病を鑑別できるかも。
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2010年08月06日

うつ病の発症を防ぐ脳内分子機構を解明する

うつ病発症防ぐ脳内分子機能を解明 群大研究グループ

 ストレスを受けた際、特定の脳内分子が反応し、うつ病の発症を防ぐ働きをしていることを、群馬大生体調節研究所・的崎尚客員教授らの研究グループが発見し、4日付の米科学誌「ジャーナル オブ ニューロサイエンス」に発表した。既存の抗うつ剤では効果の表れない患者に適応する新たな治療薬開発につながる可能性があるという。

 的崎教授によると、外部からのストレスに反応していることが分かったのは「SIRPα」といわれる脳内分子。

 研究グループでは、この分子はストレスを受けると細胞内の酵素と結合し、「リン酸化」という化学変化を起こす点に着目。「SIRPα」を取り除いた「ノックアウトマウス(KOマウス)」と通常のマウスのそれぞれに「強制水泳テスト」を行い比較。その結果、KOマウスの脳細胞内では「リン酸化」が起きず、うつ状態を示す無動の時間が増加する結果が出た

 うつ病を発症する仕組みとしてはこれまで、ホルモンや神経伝達物質の機能異常が指摘され、対応した薬物などが治療に用いられてきた。しかし、薬の効かない患者もおり、発病原因は十分に解明されていない。

 的崎教授は「『リン酸化』を制御できる方法を考案し、自殺の大きな要因にもなっているうつ病対策につなげたい」としている。



 今後のうつ病治療の要はやはり遺伝子解析を軸としたものになるのでしょうか。それぞれに対応する治療薬が開発できればなおのことよし
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2010年08月05日

精神科と心療内科の区別をはっきりさせよう

心療内科(5)心身症を治療 精神科と別

 心療内科について、盛岡友愛病院副院長で日本心療内科学会専門医の千葉太郎さんに聞きました。

 ――心療内科とはどんな診療科ですか。

 体の病気が発症したり症状が悪くなったりする時、ストレスが関係することがあります。こうした病気の状態を「心身症」と呼び、普通の治療法だけでは良くなりにくいことが多いのです。このような患者さんを診断し、治療するのが心療内科です。

 ――具体的にはどんな病気が対象ですか。

 たとえば薬を使っても良くならない高血圧や、再発を繰り返す胃潰瘍、ストレスと関連して起きる気管支ぜんそくなど。ほかにも慢性の痛み、糖尿病、摂食障害など、あらゆる病気が対象となり得ます。

 ぜんそくの患者さんに対し、心と体の両面から診る「心身医学」的な治療をした方が、通常の内科の治療より改善度が高い――という研究結果もあります。

 ――精神科とどう違うのですか。

 よく誤解されるのですが、精神科は、うつ病や統合失調症、不安障害といった心の病気(精神疾患)を診る診療科です。心療内科は、内科の病気に対して心理療法も行う科として誕生しており、そもそもは内科の病気を診る科なのです

 ――でも、うつ病も診ている心療内科クリニックはたくさんありますね。

 実は、「心療内科」という看板を掲げている医療機関の多くは、精神科医が診療しています。精神科の受診に抵抗のある人が多いからです。一方で、うつ病の診療をしている心療内科医もおり、違いが分かりにくくなっています。

 ――すると、どうすれば“本物の”心療内科医の診察を受けられるのですか。

 そもそも数が少なく、日本心療内科学会が認定した専門医は27都道府県にわずか107人。学会のホームページに専門医の一覧が載っていますので、参考にしてください。

 現在、心療内科医を養成する講座のある大学は全国に5大学しかなく、もっとこうした大学が増えないと医師も増えません。

 また、治療に手間と時間がかかる割に、心身症患者への「心身医学療法」の診療報酬が非常に低く、このため心療内科は病院の不採算部門になっています。診療報酬を上げ、心療内科医が活躍できるよう環境を整えることも必要です。



 今の日本で果たして「心療内科」が機能しているかというと正直疑問です。何故なら精神科との区別が全くなされていないばかりか、「一般の人の精神科に対するイメージが悪いばかりに、駅前に心療内科クリニックを掲げる」ケースが多いからです。

 一般の方に対しても、うつっぽいからという理由で、「じゃあ心療内科に行ってみたら」というアドバイスが蔓延している。これは間違いです。

 では精神科に比べて心療内科は必要ないかといえば答えはNOです

 特に日本では「根性根性」と、精神で何とかしようとする姿勢が未だ根強く残っている国です。

 ストレスによる胃潰瘍、過敏性腸症候群などは本来心療内科で診るべき領域です。

 また、実はうつ病だけれども、うつ症状よりも体の症状が出てしまい、診断がつかないという「身体表現性障害」のケースも増えています。

 心療内科に対する知識と理解を、広く一般の方にも知ってもらいたいです。
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2010年08月02日

生活保護受給者が向精神薬を重複処方してネットに転売

<向精神薬>生活保護受給者2700人に重複処方 厚労省調査

 大阪市内の生活保護受給者から不正入手した向精神薬の違法転売事件を受け、厚生労働省が実施した全国調査で、2746人の生活保護受給者が今年1月の1カ月間に、複数の医療機関から向精神薬を処方されていたことがわかった。不正な処方が含まれているおそれがあるとして、同省はさらに調べる。

 調査は4月、全国106の都道府県、政令市、中核市を対象に実施。1月の診療報酬明細書(レセプト)を調べ、受診した生活保護受給者4万2197人が複数の医療機関から向精神薬を処方されていないか確認した。

 重複処方の多い自治体は、東京都781人▽大阪市146人▽徳島県130人▽北九州市112人など。

 この問題を巡っては、神奈川県警が今年4月、大阪市西成区の受給者から入手した向精神薬をインターネットで転売したとして、同県横須賀市の男を麻薬及び向精神薬取締法違反で立件している。

 生活保護受給者は医療扶助で薬代を負担してもらえるため、転売目的で向精神薬を大量に入手したり、受給者に入手させる、新手の貧困ビジネスの可能性もあるとみられる。



 なんか、こう、申し訳ないんですけど、タダで医療が受けられるということを逆手にとって利用するというのは、もうホントずるがしこいというか、人として汚いとしか言いようがありません。

 実際仕事できなくなったとか、そういう人はいいんですけれど、こういう不正行為をした人を徹底して取りしまるとか、過剰乱用を防止するシステムを作らないといけないなぁと。ただでさえ医療費が抑圧されているのに、何故こういうことがまかりとおってしまうのか。人の善意を悪意をもって利用するのはどういう神経なんでしょうね。
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2010年07月05日

精神科の往診により助かる人がいる

精神科の往診 患者らに朗報 県内でも開始 医につなぐ

 統合失調症やうつなどで医療機関に行くことが困難な人々に対する医師の往診が、県内で始まっている。現在治療中や退院後の患者宅への訪問看護はあるが、新規患者の家に医師が出向くことはまれ。他人を信用できず独りで苦しむ患者や、病気の自覚がない当事者にどう対応していいか分からず家族が悩むケースも多く、往診を受けて適切な診断や治療につながり、救われる人も出ている。

 那覇市の50代男性が、兄に異変を感じたのは20年以上前。当時、東京で働いていた兄は、軽いうつ症状で沖縄に帰ってきた。次第に独り言が多くなり妄想で暴れる兄を見て、何かおかしいと感じていたが「病院に行こうと言うと、怒り出す。どうしていいか分からなかった」。

 保健所に何度も相談し、兄が深刻な暴力行為に及ぶと、やむを得ず警察を呼んだ。だが病気と診断する医師がいないため、場をいったんおさめるだけで、医療にはつながらない。昨年12月、医師が往診するクリニックを知り、兄の相談に駆け込んだ。

 話を聞き、エステルクリニック(那覇市首里石嶺町)の玉城尚所長は2人が住む家を訪問。兄を統合失調症と診断し、週1度の往診を始めた。最初は警戒していた兄も、4カ月をすぎると自ら医師を招き入れ、自身の状態を話すようになった。

 薬を飲むのはためらったため、往診で見守りを続けていたが、5月に暴力行為がエスカレート。駆けつけた玉城所長が兄に「病院に行ってみようか」と促すと素直に受け入れたという。

 「今は入院し、落ち着いてきている」と玉城所長。男性も「やっと医療につながった。何かあれば先生と連絡が取れるようになり安心した」と話す。

 同クリニックは2008年に開院し、週2日の往診を実施。新規患者の場合はまず家族らと面談し、状況を把握して会いに行く。現在約25人、月に約50件の往診を行う玉城所長は「無理に病院に連れていくわけではなく、投薬治療しながら家で暮らす人も多い。必要な医療が提供されず、放置される状態も人権侵害ではないか」と指摘する。

 だが往診にかける人的・時間的な余裕がないなどから、精神科での往診は進んでいない。県障害保健福祉課によると、県内の精神科施設は09年4月現在で50件だが、往診を掲げる施設は把握できていない。

 04年、日本初の往診専門精神科クリニック「たかぎクリニック」(京都市)を開いた高木俊介院長は、約100人の統合失調症患者宅を回り、地域医療を支えている。全国でも訪問支援が進まない状況に、高木院長は「往診は手間がかかるとか、医療側から患者に接するのはよくないといわれる。だが私は生活できているし、患者や家族の生活の場で起こることに対応しながら、信頼や安心が生まれる」と意識改革の必要性を訴える。

 玉城所長は「地域で困っている方は多いはず。連絡してほしい」と話した。エステルクリニックは電話098(979)5905。



 偉すぎる。精神科開業医の鑑です。

 こういう精神科の往診制度がすすまないのは何でなんでしょうかね。やはり保険的に難しいとか、あるのでしょうか。国がこういう制度を保障してくれれば成り立つ医療もあると思うのですけどね。

 開業医の先生方が、積極的に往診に出てくれるような医療制度になりはしないでしょうか。

 内科の開業の先生で、「何故自分が勤務医ではなく開業したか」という、開業の醍醐味の最たるものとして、自身の生活の質ではなく、往診ができるから、という点を挙げて先生がおります。その姿勢は素晴らしいものだなと思うわけです。古来からの、医師としてのあり方の1つでありながらも、現代で失われつつある「往診」。その往診医療を支えるのは開業医の先生の気持ちと努力次第なのではないかなと思います。
posted by さじ at 00:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神

2010年06月07日

うつ病の検査を職場の健康診断で義務化する

自殺対策 うつ病検査義務化へ

 毎年3万人を超えている自殺者を減らすため、具体的な対策を検討している厚生労働省のプロジェクトチームは、職場での健康診断でうつ病などの兆候を調べる検査を義務化するなどの対策案をまとめました。

 このプロジェクトチームは、自殺する人が12年連続で年間3万人を超えていることから、具体的な対策を検討しようと厚生労働省が設置したもので、28日の会合では、今後の対策案がまとめられました。

 それによりますと、仕事のストレスなどが原因でうつ病などを患い、自殺するケースを防ぐために、職場の健康診断に精神疾患の兆候を調べる検査を義務化し、来年度じゅうの実施を目指すとしています。また、失業を理由に自殺した人が大幅に増加していることから、各地のハローワークに専門家を配置するなどして、求職者の相談に応じる事業を強化していくとしています。これについて、長妻厚生労働大臣は「示された対策案を早期に実現して、自殺する人を一人でも減らすような支援体制を確立したい」と話しています。



 うつ病の早期発見こそ、現代社会に託された宿命か。

 まあこうやってうつ病を発見できるのはいいことなんですけれど、実際ね、難しい。うつ病を正確に診断できる医者が果たして何人いるのか、というところでしょうか。
posted by さじ at 23:48 | Comment(3) | TrackBack(0) | 精神

2010年05月05日

仕事のときだけうつ状態になる「新型うつ病」について

新型うつ病って昔からあったの!?

 旅行や趣味など自分が好きなことはできるが、「自分が嫌な場面」に直面するとうつ症状になるのが新型うつ病の特徴だ

 最近、都心部を中心に「新型うつ病」なる現代病が増えているらしい。しかも、患者は20〜30代の若者が中心だとか。う〜ん…新型うつ病とこれまでのうつ病って、何が違うんでしょうか? 『ビジネスマンの心の病気がわかる本』の著者であり、横浜労災病院 勤労者メンタルへルスセンター長の山本晴義先生に話を伺いました。

「従来のうつ病は、どちらかというとマジメで几帳面な人がかかりやすく、職場でも自宅でも気力を失うというのが、一般的な症状でした。それに対し、新型うつ病は、『仕事のときだけうつ状態になる』のが大きな特徴で、帰宅後や休日などは通常通り活動できる。例えば、うつ病で療養中でも、海外旅行に行く、趣味に没頭するなど自分が好きなことには活発に活動が行えるのです」

 なるほど。大別すると、うつ状態がずっと続くのが従来型で、状況を限定してうつ状態になるのが新型といえそう。

「ほかにも、従来型のうつ病は自責感や罪悪感が強く、自分を責めがちです。これに対して新型うつ病は、うつになった原因を自分ではなく会社や上司のせいにする傾向があります。新型うつ病は嫌なことへの逃避傾向がみられますが、だからといって、ずる休みかというとそんなことはありません。本当に会社ではうつ状態になってしまうのです」

 同じうつ病でもその性質は大きく異なるのね。ところで、そもそも新型うつ病は正式な病名なんでしょうか?

新型うつ病は正式な病名ではありません。近年、これまでのうつ病患者のイメージに当てはまらないケースが増えてきたので、便宜上『新型うつ病』と呼んでいるだけで、広い意味ではどちらもうつ病といえます」

 新型うつ病のようなケースは昔からあったけど、これまでは別の症状として扱われていたとか。それが、広い意味でうつ病と診断されるようになったのが、新型うつ病増加の背景らしい。

「新型うつ病は、薬や療養で症状がやわらいだとしても、仕事に戻るとまたうつ症状が出ることが多い。カウンセリングなどを受け、根本的な原因を解決しないと、回復しにくいのが新型うつ病の難しいところです」

 どうやら新型うつ病の治療にはそれなりの時間がかかるみたい。そして、毎日の不満やストレスを翌日に持ち込まない、「1日ストレス決算主義」が、何よりの予防になるんだとか。



 それって社会の変遷が原因のような気も。というか、病気なんでしょうかね。

 誰でも嫌なことがあると鬱状態にはなります。例えば別にやりたくない仕事をしなきゃいけないとか、そういうときに鬱状態になるのはむしろ当たり前のような気がします。

 それを病気とカテゴリー分けしてしまえば新型うつ病、となりますけれども。果たして。

 昔からあったかといえば、もちろんあったでしょう。でも昔はそのカテゴリーが「根性なし」とか「やる気がない」というくくりだっただけで。

 こういうものをうつ病としてしまうのには若干抵抗はあります。本来の意味の鬱病が社会的に誤解される危険性もはらんでいるからです。しかし新型うつ病の人が悩んでいるのも事実で。難しいところですかねぇ。
posted by さじ at 03:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神

失恋が景気でうつ病を発症?回復の手助けに失恋回復手帳を

香山リカのココロの万華鏡:気軽に専門家に相談を /東京

 うつ病は、思いあたる原因やストレスがなくても起きる場合がある。とはいえ、それなりの原因やきっかけがある場合も少なくない。

 失恋や離婚、病気、災害、リストラ、人間関係の葛藤、借金に高額ローン。人生には、うつ病の引き金になるさまざまなアクシデントやトラブルがごろごろ転がっている。

 ただ、その中には、専門家の力を借りれば意外に簡単にすんなり解決可能、というものも少なくない。サラ金からの多重債務の場合は弁護士や司法書士、悪徳商法まがいのセールに引っかかって高額商品を買ってしまった場合は消費生活センター、配偶者や恋人の暴力に対しては女性センターと、それぞれの問題に応じた専門家が、困っている人たちからの相談を待っている。

 私も、「これは医療だけの問題ではないな」というときは、積極的に行政サービスや窓口、NPO法人などを紹介することにしている。多重債務、離婚問題、近隣トラブルなど法律が絡んでくる場合は、「法テラス」を紹介して患者さんたちから「助かりました」と感謝されることも多い、という話は、以前にも書いたことがある。

 ところが、そういった専門家を紹介しようとすると、必ずといってよいほどぶち当たる壁がある。それは、「悪いのは私なのに、専門家の先生に相談に行ったら怒られるのではないか」という当事者の不安、おびえだ。とくにまじめな人ほど、誰から責められているわけでもないのに、「夫を暴力的な人間にしてしまった私にも非がある」「会社をリストラされて借金を作ったのは私の自己責任」と言い、「とても相談になんて行けない」としり込みする。

 困った人を助けるための専門家は、決して当事者を叱ったり責めたりするためにいるのではない。あくまで、いま目の前にある問題を解決に導き、より良い未来を築くためにいるのだ。過去は過去、「どうして借金なんかこしらえちゃったんですか」とその時点に戻って非難される、などということは、よほどでない限りないはず。

 幸い、いまはいろいろなセンターやNPO法人があり、「こんなことにまで」と驚くほど細かい問題に対する専門家もいる。「私が悪いんだから、人に頼るのは恥ずかしい」と思わずに、もっと専門家を利用してほしい、と思う。もちろん、精神科医もその専門家のひとりだ。「私の心の問題なのだから、自分でなんとかしなきゃ」などとためらわずに、気軽に「困ってるんですよ、なんとかしてくださいよ」と相談に来てほしい、と思う。



失恋してもOK? ユニークな「失恋回復手帳」

 花粉対策グッズ、冷え性対策グッズなど、世の中にあふれる○○対策グッズ。しかし、これはちょっとレア。なんと、“失恋対策グッズ”なのだ。京都市のフリーペーパー制作会社SCRAPが提案する、この「失恋回復手帳」、去年のクリスマスイブに行ったイベントで売り出されるやいなや即完売。その後始めた通販でも全国から問い合わせが寄せられ、宣伝活動をまったくしていないにもかかわらず、すでに400冊以上を売り上げているという。

 失恋回復手帳では、事前に行われたアンケート調査から、人が失恋から立ち直るのに必要な期間を3カ月と設定。この期間で失恋の痛手を乗り越えられるように、予定や日記が書き込める通常のスケジュールスペースに加えて、失恋回復のためのさまざまなコンテンツが盛り込まれている。例えば、「月がきれいだから50」、「企画が通ったから90」など、毎日の自分の“元気度”を数値化し、回復の経過を客観的に見られる棒グラフや円グラフもその一つ。また、失恋して感受性が高まっているときにこそ心に響く映画や本、音楽を紹介するなど、一人でいる時間の過ごし方を提案して、「失恋を楽しむ」という発想を持ち込んでいるのも、この手帳の特徴と言えるだろう。

 この手帳は、同社でオリジナルの防犯関連グッズを企画していたのがきっかけになって、発案された。編集部の若手スタッフの、「若者にとって一番の災害といえば、失恋だ」という一言が、この“失恋対策グッズ”を生み出したのだ。注文が増加する一方の現在でも、手帳はすべてスタッフによる手作りであるという。作り手のあたたかい気持ちと発想のユニークさによって生まれた失恋回復手帳は、今後も多くの人の傷心をいやしてくれるに違いない。



 よく失恋すると鬱になる人がいます。心の痛みなのですから、鬱状態なのですが、それはあくまで鬱状態であって、鬱病ではありません。もちろん、そのストレスから鬱病を発症してしまう人もいます。鬱病のリスクであって、鬱病なのか、鬱状態なのか、鑑別する必要があるわけです。

 香山リカさんが凄いなと思う点は、鬱病の治療が必要ないと判断した場合は、法律の専門家などを紹介しているところ。精神科専門医といってもなかなかそれだけできる人はいません。かなり尊敬に値します。

 そして失恋手帳。要するに自己回復能力といいますか、失恋の記憶や感情をポジティブシンキングで少しずつ和らげていこうというもの。こういう手帳があると「客観的に」解消される面が、評価されているんだと思います。手帳を見直すだけで、明るい気持ちになれますからね。



 実は私も昨日失恋しました。

 初めて、自分からすごく好きになりました。でも向こうはそうではなかったみたいで。もともとあった背景とか、関係とかが、大きく影響してしまったかなと。大事にしようという想いが強すぎて、結局「いい人」から抜け出せなかったみたいです。

 以前このブログで取り上げた「男と女の、失恋したときの立ち直り方の違い」にも書きましたように、私の場合はとりあえず「寝ること」。寝て、何とかしようとしています。

 難しいもので、フラれたからといって相手を悪く思うとか、そういうことができないんですよね。幸せになってくれればいい、と今でもそう思いますし、でもその相手は自分であってほしいとも思うし他の人以上に想うことができるのも自分だと思うし、でもそれは叶わぬことであることも知っているわけですし。

 恋愛は難しい。もともと恋愛に疎かった自分としては、ここまで人を愛する気持ちを知れて、良かったと思います。

 こんな場で吐き出してすみません。本来なら書くべきではないのかもしれませんけれど、失恋手帳みたいなものかなと思って書きました。明日から、「働かなきゃいけない」状態になるのが怖い。今の仕事がすごく楽しかったのも、彼女の存在のおかげ、という面もありました。もちろん誇りをもってやってきたわけですけれど、失ったものが大きすぎて、自分の中でコントロールするのには時間がかかりそうです。
posted by さじ at 01:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神

2010年03月28日

両親のドメスティックバイオレンスを目撃した子供の脳萎縮

両親間のDV目撃で脳萎縮 熊本大・友田准教授ら研究

 子どものころに両親間のドメスティックバイオレンス(DV)を日常的に見てきた人は、そうでない人と比べ、右脳の視覚野の一部が平均20・5%萎縮しているとの研究結果を、熊本大大学院生命科学研究部の友田明美准教授(小児発達学)と米国・ハーバード大の研究チームがまとめた。DVを目撃させることは児童虐待防止法でも児童虐待とされているが、その影響を医学的に裏付ける研究は珍しいという。4月の日本小児科学会で発表する。

 共同研究は、米国人1455人から子ども期(3−17歳)に両親間の暴力によるDVを日常的に目撃した18−25歳の男女15人と、年齢や利き手などが同じでDV目撃経験のない33人を選び、脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で解析、比較した。

 その結果、右脳の視覚野にある「舌状回」と呼ばれる部分の容積が、DV目撃経験のない人は平均125・3ミリリットルだったのに対し、目撃経験者は平均99・6ミリリットルで、20・5%小さかった。視覚野は、視覚をつかさどる部分。萎縮による影響は詳細には解明されていないが研究チームは視覚的な記憶力が低くなるとみている

 また血流量の調査で、同じ視覚野にある「中後頭回」だけ、DV目撃経験者の方が平均で8・1%多く、目撃経験のない人より活発に動いていることが分かった。

 友田准教授は「DVの記憶がトラウマ(心的外傷)となり、フラッシュバックや夢などで繰り返し思い出して視覚野が必要以上に活動し、脳の伝達物質が過剰放出され、脳細胞に悪影響を与えている」と考えている。

 日本子ども虐待防止学会理事で、筑波大の宮本信也教授(発達行動小児科学)は「子どもにとって母親などが暴力にさらされるのは、自分への暴力と同じこと。DVが当事者だけの問題ではないと社会に広く知らせ、被害女性に多い『自分さえがまんすればいい』という考えをなくしていくべきだ」と話している。



 心的外傷になるんでしょうねぇ。精神的ストレスは、確実に脳にダメージを与えていると…。

 子供に見せないためにも、関係を壊したくない、とか考えるのではなく、すぐに相談することも大切です。自分を守ることで、子供を守ってもらいたい。
posted by さじ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

禅の瞑想法は痛みに対する感受性を低下させられる

禅の瞑想が痛みを軽減する、カナダ研究

 禅の瞑想法は感情と痛みを制御する脳の一部を分厚くさせ、痛みに対する感受性を低下させるとする研究結果が、24日の米国心理学会(American Psychological Association、APA)機関誌「Emotion」に発表された。

 カナダ・モントリオール大学の研究チームは、この瞑想法の訓練を積んだ17人と瞑想の経験がない18人で実験を行った。

 被験者のふくらはぎに熱い鉄板を当て、熱痛に対する感受性を測定。その後、磁気共鳴映像法(MRI)で脳をスキャンした。

 その結果、瞑想の訓練が脳の中央にある前帯状皮質を強化し、瞑想経験者で痛みに対する感受性が低いことと関連している可能性が明らかになった。

 研究者は、瞑想におけるしばしば痛みを伴うポーズが、皮質を分厚くして「痛み感受性」を低下させているのではと指摘している。



 瞑想って何ですかね、要するにトランス状態みたいになるということでしょうか。自律神経訓練法に似てるのかもしれません。

 精神科領域でも応用できるかもしれませんねこれ。
posted by さじ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神

2010年03月12日

うつ症状の診断の正確を高める新プログラムを東大病院で

【東大病院】うつ診断で新プログラム開始

 東京大学病院精神神経科は、うつ症状の診断の正確性を高め、治療の適正化を目指した「こころの検査入院プログラム」を本格的に開始した。

 プログラムは、臨床評価に有用であるものの、外来診療では行うことが難しい各検査を集中的に行い、より的確な診療の一助とすることを目的にしている。中心的な診断補助法として用いる光トポグラフィー(NIRS)検査は、「光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助」として、精神医療分野で初めての先進医療に承認されている

 具体的には、同病院精神神経科開放病棟への4 日間程度の入院期間中に、短期間の休養と併せ、光トポグラフィー検査をはじめとする集中的な検査・心理プログラムを行い、患者の診断治療の新たな方向づけを行い、検査結果や結果から考えられる現在の状態評価、今後の治療、追加検査の必要性などについて主治医へフィードバックする

 プログラム参加には、現在受診している医療機関(主治医)からの紹介が必要で、基本的に退院後も紹介元の医療機関での治療を継続する。

 年間約100人程度の受け入れが可能で、入院費用は4日間で7万円前後。



 東大病院の精神科は、精神科なのに画像診断系の領域に優れていることで有名です。

 鬱といっても色々な原因や症状による違いがあるので、この検査で自分がどういったものなのか把握できるとしたら、4日7万でも安いものだと思います。
posted by さじ at 03:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神
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