[NEWS]の記事一覧

2009年04月26日

日本国内で自生トリュフを15種類発見する。

国内で自生トリュフ15種発見 大半は新種、食用には?

 世界3大珍味のひとつとされ、高級食材として珍重されるトリュフの仲間(セイヨウショウロ属)が、国内に少なくとも15種自生していることを、東京大アジア生物資源環境研究センター(東京都西東京市)などが18日までに、初の遺伝子解析による分類で突き止めた。

 国内では従来、数種類が報告されていたが、これを大きく上回り、ほとんどが新種とみられるという。ただ、これらが食用に適するかは詳しく調べておらず不明という。

 同センターの奈良一秀助教(菌根菌学)と博士研究員の木下晃彦さんらは、北海道、神奈川、大分など14道県の林で採取したセイヨウショウロ属の子実体(キノコ)162個についてDNAの塩基配列を調べた。

 その結果、高級フランス料理に欠かせない黒トリュフの安価な代用品として流通している中国産トリュフと近縁の3種、欧州でしか発見例のない“祖先型”に近い2種、白くて小さい7種のほか、既知のトリュフとは遺伝的にかけ離れた2種など計15種が確認された。

 奈良さんによると、欧州では1万年以上前の氷河期に樹木が失われてトリュフが激減。黒トリュフの仲間はアジアの方が遺伝的に多様で歴史が古いと考えられており、今回の発見はこれを裏付けているという

 奈良さんは「条件に合ったマツやコナラなどの林があれば、日本ではどの地域でもトリュフが見つかる可能性がある」と話している。



 おフランスのトリュフよりも、より歴史の古いトリュフが見つかるかも?

 きのこを愛する国といえばフランスでもドイツでもなく日本です。きのこ料理世界一といっても過言ではありません。ああもう今すぐにでもキノコ食べたい。バターで炒めて食べたい。(ナチュラルハイ)
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2009年04月17日

女医アイドルユニット「Joy☆Total Clinic」が試写会

沢村一樹がエロい悩みを女医に相談!? 医療ドラマ「Dr.HOUSE」試写会

 「HEROES」「24」を超え、全米視聴率をぬり変えた、謎解き医療ミステリーの海外ドラマ「Dr.HOUSE」。本ドラマのDVDリリースを記念して、16日、俳優の沢村一樹と現役女性医師6名で結成されたユニットJoy☆Total Clinicの医師4名を招いて、トーク付試写会が行われた。

 「Dr.HOUSE」をいち早く見た感想を聞くと、「(主役のハウス医師演じるヒュー・ローリーについて)いわゆるお医者さんらしいお医者さんではないですよね、お医者さんっぽくなく演じるってパターンはよくあるんですけど、きちんとお医者さんに見えて、でもお医者さんっぽくないというところをすごくうまく演じ分けていて、キャラクター作りがうまいなと思います」と大絶賛。

 イベント途中に、沢村を対象に4人の女性医師による公開診察を実施。ここではいつものエロ男爵トーク全開、「外見のお悩みはありますか?」と形成外科専門の女性医師から尋ねられると「悩みですか?ではちょっと見てもらえますか」とズボンを下ろそうとする沢村に、司会者が慌てて止める一幕が。

 俳優らしい真面目なコメントをしたと思えば、そのすぐ後はエロトーク全開で話す沢村に、終始笑いが絶えないままイベントは終了した。

 「Dr.HOUSE」は2009年4月24日よりレンタル開始、5月9日よりDVD-BOX1発売。



 おお、本気で活動していた…。

 医者に対する悪いイメージを払拭するようないいアイドルユニットとして頑張ってもらいたい、、、というわけには、やはりいかないようです。女医とエロスを融合させるキャラ作りかー、普通だなぁ。

 Joy☆Total Clinicはさておき、アメリカの医療ドラマって結構面白いですよね。グレイズ・アナトミーやERなんかは結構面白く見ているのですけれど、最近はより医療的に高度な会話をするほうがウケるような感じがします。日本の医療ドラマは「ありえねー」って感じですけれど。

 そういえば私がもっとも気に入っている医療漫画の1つである「仁 -JIN-」もドラマ化されるようですね。今やっている医療ドラマ「ゴッドハンド輝」は漫画の段階からありえねない展開があり、そのままドラマでもありえない展開だそうですけれど。「仁」はリアルな歴史描写と、江戸時代でいかにして手術を行うか、といった点がウリなので、うまくドラマ化してくれればメガヒットする気がします。

関連:女医のみのアイドルユニット「Joy☆Total Clinic」
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2009年04月10日

ウイルスを電極にしたバッテリーをMITが開発する。

ウイルスを使ったバッテリー、MITが開発

 米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が、遺伝子操作したウイルスを使ったバッテリーを開発した。

 このバッテリーは、ハイブリッドプラグインカーで使われる最新の充電式バッテリーと同程度の容量と性能だとMITの研究チームのアンジェラ・ベルチャー氏は述べている。個人向けの電子機器にも使えるかもしれないという。

 従来のリチウムイオンバッテリーでは陽極(酸化コバルトかリン酸鉄リチウム)と陰極(黒鉛)の間をリチウムイオンが流れる。MITのバッテリーは、ウイルスを遺伝子操作してリン酸鉄でコーティングし、カーボンナノチューブで配線することで、ウイルスを電極として使用するという。使用するウイルスは一般的なバクテリオファージで、バクテリアには感染するが、人間には害はない。

 実験では、プロトタイプは少なくとも100回、容量の低下なく充放電できたという。現行のリチウムイオンバッテリーの充電サイクルよりも少ないが、「もっと長持ちするようにできると思う」とベルチャー氏は言う。

 同氏らは、このバッテリーは、室温かそれ以下の温度で合成でき、有害な有機溶剤は不要なので、環境に影響を与えずに安く製造できるだろうとしている。また非常に軽量で、容器の形に合わせた柔軟なバッテリーが実現可能だとしている

 今後の取り組みとしては、リン酸マンガンやリン酸ニッケルなど、電圧や容量の高い素材を使って、もっと高性能のバッテリーを目指すという。次世代バッテリーが完成したら、商品化が可能になるかもしれないと同氏は述べている。



 さすがMIT・・・。

 発想外のところを現実にしてしまうあたりが世界最高の技術力か。

 ウイルスを電極として使う電池・・・想像できません。どんなメカニズムになっているんでしょう。確かに安価、軽量、自然にやさしいと、アンチ電池みたいなところは優れたセールスポイントか。

 いつか市場にでるんですかね。これが巷に広まっているさまは全く想像できません。

関連
医学処:粘菌を用いた生物コンピューターで人間のような柔軟な発想を
医学処:ラットの脳細胞でロボットを操ることに成功する。
医学処:神経細胞を使って計算回路を作成する。
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2009年04月08日

着たままで医師が聴診できる「聴診衣」を開発。

着たままでOK「聴診衣」 学校健診向けに開発

 着たままで医師が聴診できる「聴診衣」を、帝人の子会社、帝健(大阪市)が開発した。衣類の上から聴診器を当てるので、下着を脱ぐことに抵抗のある人もスムーズに健診を受けられ、時間短縮にもつながる。学校などへのレンタルを始めたが、好評なようだ。

 下着をつけたままで健診する学校や医療機関もあるが、聴診器や皮膚との摩擦で雑音が起き、心音や呼吸音を聴くのが難しい。時間もかかるうえ、医師が聴診器を下着の中に入れるなどしてトラブルになった例もある

 直径数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の極細繊維を高密度で編んでしなやかな素材にし、摩擦を大きく減らして雑音を低減したという。近畿大学の医師との共同開発。

 3月末、第1号で使用した日本工業大学(埼玉県)の健診担当者は「男女同時に健診でき、いちいち服を脱ぐ手間も省けた」と話す。レンタルは1枚500〜千円程度、5月末をめどに販売も始めるという。



 まぁこれを使っても男女同時に検診することはないとは思いますけれど、それにしてもいい発明です。

 いや、医師側からしてみれば別にいやらしい目的でやるわけではないし、異常を見逃さないよう必死で聴いているわけですけれど、多感な年頃にはそういう理屈も通じないんでしょうね。でも服の上から聴くより直にあてたほうがそりゃ聞きやすいですよね。

 学校検診のトラブルが減るならこういうのを学校側で導入したほうがいいんじゃないですかね。

女子高生への内科健診は、下着をつけたまま行うべきではない。
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2009年04月05日

医師不足で透析受刑者が刑の執行を停止されている。

透析受刑者:島根の新刑務所、収容見合わせ 医師・看護師不足で

 刑務所で透析が受けられず全国で100人以上の受刑者が刑の執行を停止されている問題の解決を期待され整備された、PFI刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」(島根県浜田市)が、医師・看護師不足のため透析が必要な受刑者の受け入れを見合わせていることが分かった。国は刑務所内の診療所を運営する島根県に対し、早期受け入れを強く要請している。

 PFI刑務所は民間の資金や運営ノウハウを導入、殺人などの凶悪犯罪以外の受刑者を収容。全国4番目の「島根あさひ」では、刑務所で全国最多の人工透析治療装置15台を診療所に備え、透析が必要な受刑者30人を受け入れる予定だった。

 ところが、刑務所がある同県西部の深刻な医師不足から08年10月の開所時に人工透析専門医を確保できず、県は受け入れを半年間延期。この間に地元医師会の協力で開業医5人が交代で透析治療をするめどがついたが、今度は看護師不足の問題が浮上した。

 診療所は9診療科で常勤医1人、非常勤医19人、常勤看護師9人が勤務する。ところが既に入所した男性受刑者約500人の健康診断で約8割が内科などで受診が必要なことが判明。「想定以上」(島根県医療対策課)の受診者数で、9人の看護師だけでは透析治療の対応が困難に。さらに同刑務所は今秋までに約2000人を収容予定で、看護師からは仕事量増加に対する不安や過酷な労働環境への不満の声もあがっている。県は看護師3人を追加募集しているが、応募は1人だけという。

 法務省によると、全国69刑務所中で人工透析治療装置があるのは「島根あさひ」を除くと8施設計35台。3月末で透析治療が受けられず、115人が刑の執行を停止され、自宅などから通院治療している。こうした事態に、同省矯正局は「遅くても5月中に受け入れてほしい」と話し、受刑者の選定手続きを進めている。



 難しい問題。無下にするわけにもいかんですし。週3回の血液透析が難しいなら腹膜透析にするしかないのかなぁ。でもそうすると8年ぐらいしか出来ないわけですし。国が費用出して透析完備かつ医師を派遣するシステムを作らないといけないですね。

関連
医学処:刑務所でも医師不足。1人もいない刑務所も8箇所に上る。
医学処:刑務所でもジェネリックを導入して医療費削減へ
医学処:刑務所の職業訓練が多様化。介護職や医療事務も創設。
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2009年03月30日

合併症やエビデンスなど分かりにくい病院言葉800語を置き換える。

「病院の言葉」を明解に―国語研が都庁で講演

 難解な医療用語を分かりやすく―。医療者と患者のコミュニケーションの向上を図るため、2007年に設立された独立行政法人国立国語研究所の「病院の言葉」委員会。昨年秋にまとめた中間報告では、「炎症」や「エビデンス」など57語について伝達の工夫を提案した。3月の最終報告発表を間近に控え、同研究所研究開発部門言語問題グループ長の田中牧郎氏がこのほど、東京都庁で医療者を前に講演した。田中氏は「これ(提案)がマニュアルとして受け止められるとまずいので、あえて言葉はこのぐらいに限り、考え方を示した。あとは現場で応用していただきたい」と語った。

 まず、同委員会が現場の医師に実施したアンケートで、医療者が患者とのコミュニケーションで問題があると感じている言葉を調査。その結果、800種類の用語が寄せられた。

 その800語を分析したところ、(1)患者に言葉が知られていない(「重篤」や「日和見感染」など)(2)患者の理解が不確か(「炎症」や「ショック」など)(3)患者に理解を妨げる心理的負担がある(「腫瘍」や「予後」など)―の主に3つに分類された。それぞれの用語を各類型に当てはめる目的で、選定した100語について、非医療者を対象にさらに調査を行った。

 中間報告では、(2)を理解度と認知度の観点から、▽意味が分かっていない▽知識が不十分▽別の意味と混同―の3つに細分化。その上で、(A)日常語に言い換える(B)明確に説明する(C)重要で新しい概念を普及する―の3つの工夫を示し、さらに100語の中から選んだ57語について提案した。

 講演で田中氏は、「30年ぐらい前と比べると、今の医療者の方々は本当に患者に説明していると思う」と評価しながらも、「患者から見ると、説明されていても、本当に分かって同意しているのかという問題がある。おそらく医療者の方々も、『この患者さん、分かってないな』というふうに感じているが、解決しようという機運に医療界がなっていないと思う」と、言葉の専門家の立場から検討を始めた経緯を説明。

 また、他の表現に言い換えてほしいカタカナ語を尋ねた意識調査で、「政治・経済」と「医療・福祉」の分野の割合がそれぞれ56.4%、56.0%で突出して高かった例を挙げ、「カタカナ語が多いか少ないかの問題ではなく、分かりにくい言葉があると困る。その部分について言い換えてほしい」と指摘した。

 (2)の「別の意味と混同」の中で、田中氏は「合併症」を例示し、「『合併症』はかなり深刻な問題が起こっている。訴訟に発展する場合もある」と発言。「別々のものが一つになる」という日常言語としての「合併」のイメージについて触れ、「ある病気が原因となって起こる別の病気」という意味の「病気の合併症」と、「手術や検査などの後、それらが基になって起こる病気」という意味の「手術や検査などの合併症」との違いを説明した。

 特に「手術や検査などの合併症」では、手術や検査の後に発症するため、患者やその家族が「医療ミス」と勘違いするケースがあると指摘。解決策として、分かりやすい説明を心掛け、「手術や検査などの合併症」では、「併発症」「手術併発症」「検査併発症」といった別の言葉を使用することを提案した。

 同委員会では、中間報告の内容をまとめた冊子「病院の言葉を分かりやすくする提案」を全国の臨床研修指定病院に郵送。その後、インターネット上で実施したアンケート(途中経過)では、「参考になった」と考える医療者の割合が9割以上に上り、満足度の高さをうかがわせた。

 田中氏は、「今回こういうことをやって、類型と例を示した。あとは、現場で体験の豊富な医療者の方々が自分たちで工夫をすれば、おそらくうまくいくだろう。調査のデータは100語しかないが、経験を積んでいくと、患者が理解していそうな言葉と分かってなさそうな言葉は分かるのではないか」と述べ、医療者と患者のコミュニケーション向上に期待感を示した。

 最終報告を発表するフォーラムは3月7日に都内で開かれる予定で、同10日ごろには57語を網羅した市販本も発刊される。



 医療用語を分かりやすい言葉に置き換える、というのも、医者に求められる1つの能力なのでしょう。

 近年、医者は患者さんが分かりやすいように努力して説明するようになっていると思います。それでも、「これじゃあわからんだろう」という説明もしばしばあるのが事実です。

 自分が医学部に入って知った言葉は、患者さんは当然知らないわけです。それを出来るだけ一般用語に置き換えて話す、というのは有能な医師ならば既にやっていることだとは思いますが、なかなか出来ない医者というのもいます。そういう人のためにもこういったフォーラムやマニュアル作りは必要です。

関連:精神病院→精神科病院へ名称変更
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2009年03月27日

オニヒトデに魚のストレスを減らす効果がある。

「海の悪者」オニヒトデの意外な効用が愛媛大学の研究で見つかりました。

 愛媛大学で行われている研究で、海の悪者といわれるオニヒトデに意外な効用が見つかりました。

 美しいテーブルサンゴが広がる愛媛・愛南町沖の宇和海では、温暖化の影響なのか、ここ数年オニヒトデが増え、サンゴを食い荒らしている。海のお花畑を無残な姿に変える悪者のオニヒトデだが、そのイメージを覆す意外な働きが発見された。

 愛媛大学南予水産研究センターの三浦 猛教授は「釣ってきた魚を入れていたところにオニヒトデを入れてたら、そこの魚だけ病気にかからなかった」と語った。驚くべき現象は、愛南町にある愛媛大学南予水産研究センターで起きた。マダイに白点病という寄生虫の病気が流行したが、たまたまオニヒトデも一緒に入っていた水槽のマダイだけが、ほとんど死ななかったという

 三浦教授は「結果が非常にクリアに出ましたんで、これはきっと何かあるなと」と語った。マダイの病気を食い止めたオニヒトデの作用を確かめるべく、実験が行われた。マダイだけを入れた水槽、オニヒトデを1kg加えた水槽、オニヒトデを10kg加えた水槽で3週間飼育。すると、初め185.1mmだった体長が、マダイだけの水槽では平均4mm伸びたのに対し、オニヒトデを1kg入れた水槽では平均6.5mm、10kg入れた水槽では平均10mm伸びた。

 一緒に入れるオニヒトデが増えるほど、マダイは餌をたくさん食べるようになり、体が大きくなった。

 三浦教授は「オニヒトデが成長を促進するということがわかったんですけれども、どういうメカニズムで促進するかということはまだわかってない。多分、魚の飼育によるストレスを軽減させている可能性があるんじゃないかと予想しています」と語った。たくさんのトゲから毒を出すオニヒトデがなぜマダイの成長を促すのか。

 三浦教授は、オニヒトデの分泌液を調べ、どういう物質がどのように作用するのか、解明を進めている。

 養殖マダイは、すべてメスで生まれるが、成長するにしたがって半分ぐらいがオスになり、さらに3割ほどが「雌雄同体」と呼ばれるオス化したメスに変わる。オスや雌雄同体は精巣機能の影響で色が黒くなり、身も薄くなって商品価値が下がる。

 オスが増える原因は、養殖のストレスと考えられているため、オニヒトデが強い味方になる可能性もある。安岡さんは「期待するものはあります。歩留まりがよくなれば、確実にコストが下がりますから」と語った。



 凄い発見って、こういう偶然から生まれることありますよね。普通ならばオニヒトデが魚のストレスを減らすなんて考えませんし。たまたま同じ水槽に入れていたらなんか知らないけど良い効果が生まれた、と。

 この発見が養殖業界を劇的に改善させるかもしれません。

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2009年03月13日

病院に勤める医者の5割近くが疲労が原因でミスをしそうに。

疲労でミス寸前、半数が経験

 滋賀県の病院に勤める医師の5割近くが、過去1年間に疲労が原因で医療事故やミスを起こしそうになり、7割超が以前より疲れやすいと感じている−。県がこのほど行った調査で、激務が指摘される勤務医の過酷な実態が裏付けられた。医師の使命感ややりがいについて、4割近くが「失われていく」と回答し、県は「地域医療を守るために、勤務医の負担軽減が必要だ」としている。

 医師不足などの実態把握を目的に昨年12月、県内全60病院の勤務医1469人にアンケートし、927人から回答を得た。都道府県単位で行政が全勤務医を対象に行う調査は珍しい。

 疲労から医療事故を起こしそうになったのは47%(434人)。最近1カ月の自覚症状について、最も当てはまる項目を問うと「以前と比べて疲れやすい」が「時々ある」「よくある」と合わせて73%(676人)に上った。「いらいらする」「朝起きた時ぐったりしている」「へとへとだ」なども60−70%が当てはまると回答した。

 週当たりの平均超過勤務時間では、20時間以上が25%もいた。1カ月の平均当直回数は「2−3回」が54%と最多だったが「5回以上」も16%。当直明けは83%が「通常勤務」で、当直からの連続勤務時間は「24−36時間未満」が60%、「36時間以上」も30%に上った。

 「患者や家族から暴言・暴力を受けたことがある」のは82%もおり、医事紛争経験者は21%だった。医師としての使命感ややりがいが増しているのは20%だったのに対し、「失われていく」と答えた人は37%。改善点としては「診療以外の業務を軽減」「休日の確保」「医師と理解し合える住民意識を醸成」を求める声が多かった。

 県医療政策室は「勤務医を守るためにも、医療機関の機能分化や連携など地域で医療を支える仕組みが求められている。調査結果の分析から県が目指す方向をしっかりと打ち出し、医師が働きたいと思える環境をつくりたい」としている。



 つらいもんですねぇ。現場の環境がここまで悪い職業というのもなかなかないのではないでしょうか。医療はサービス的な側面もありますけれど、患者さんや周辺住民との折り合いなどもありますからね。医者が働きやすい環境づくりをした病院が、この先生き残るような気がしますけども。

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2009年03月12日

国内トップレベルの開業読影医の生活を追う。

病巣、瞬時に「解読」 国内トップレベル「読影医」煎本正博さん

 レントゲンやコンピューター断層撮影(CT)の画像から、がんなどの病巣を見抜く「読影医」という専門医がいる。高度な知識と経験が要求され、独立して開業する読影医は国内でもわずか30人程度と言われる。中でもトップレベルと評価される煎本正博さん(58)を甲州市勝沼町の別宅に訪ねた。

 「3スラッシュ4の椎間板はさらに髄核の脱出が認められ、ヘルニアと診断されます」−−ブドウ畑を一望できる2階の仕事部屋で、モニターのCT画像を見ながら、煎本さんは手にしたマイクに向かって診断結果を読み上げていく。音声変換された文章が診断書に速やかに並ぶ。

 時間にしてわずか5分。診断書は即座にメールで依頼主の開業医に送られた。音声から文字への変換の正確さ、卓上に並ぶモニターの数々は、さながら近未来を連想させるが、まぎれもなく現代の医療現場の一つだ。

 煎本さんの仕事をサポートするのは「遠隔画像診断システム」だ。画像は勝沼の別宅や東京都国立市の自宅でも受信可能で、遠隔地からの依頼も瞬時に受けることができる。

 国内ではここ10年で急速に普及した。米国では、深夜や週末に救急患者が発生した場合、時差を利用してインドや豪州の読影医にメールで判断を仰ぐことも一般的という

 煎本さんは大阪府出身。順天堂大学医学部卒業後、都内の病院で放射線科医として勤務した。大学教員などを経て01年、読影医として独立し「イリモトメディカル」(東京都文京区小石川)を開業した。当時は読影のみで開業できるとは思われておらず、同僚の医師からは変わり者扱いされたという。

 だが、専門技術を広く提供すべきだと考えた煎本さんの考えは多くの開業医や地方病院から支持された。今では毎年10万件以上の依頼を受ける。「国内で撮影されているCTやMRI(磁気共鳴画像化装置)画像のうち、専門医が見ているのは6割程度にすぎません」(煎本さん)。画像診断料は1件2500〜3000円で、依頼した医師の負担になるが、見落としなどのリスク回避のため、積極的な依頼が多いという。

 煎本さんによれば、読影医の診断がより重要になるのは、膵臓がんや乳がん。膵臓がんは、痛みを感じるころには神経などに転移し、手遅れの場合がほとんど。自覚症状のない段階で読影医が見抜くことができれば早期に治療できる。

 乳がん診断の最新技術として導入されているマンモグラフィーは、画像の診断が難しく、正確に読み取れる医師が少ないという問題がある。専門の読影医であれば、がんか良性の腫瘍かを正確に判断でき不要な手術が回避できる。

 課題は最新の知識をどう確保するか。画像診断の技術革新は速く、2〜3年で古い知識は通用しなくなるという。煎本さんは学会への出席や、週に1度の救命救急センターでの勤務を続け、スキルアップに努めている。

 趣味のワイン用ブドウの栽培や息抜きのため、2年前に勝沼の高台に別宅を構えた。週に1〜2日を県内で過ごすのが楽しみだ。

 「すばらしい景色でしょ」と、煎本さんは笑顔を見せる。「自分の腕一つで世界レベルの仕事を供給できるのが魅力です。より多くの若者が放射線科医になれば日本の医療レベルは上がる。若者たちの目標になりたいですね」。ブドウ畑に落ちる夕日を見ながら目を輝かせた。



 日本でも近年急速に「放射線科医」というジャンルが進歩しつつあります。放射線科医というのはX線、CT、MRIの読影だけでなく、放射線治療も行うプロフェッショナルです。

 普通の内科医や外科医でもある程度までは画像診断できるのですが、放射線科医の読影スキルははるか上をいきます。ほんのちょっとした白黒の濃淡で「この疾患の可能性が高い」と診断する技術はまさにプロフェッショナルです。

 大学病院などでは放射線科医の診断を仰ぐこともできますし、定期的に放射線科医との合同カンファレンス等で意見を交わすこともできます。この画像診断レベルを日本全国で普及させようとするならば、やはりこういった、依頼を受けて画像を転送し、診断をしてもらうというシステムが広く普及する必要がありますね。

 もし欧米並みに放射線科医の必要性が謳われれば、放射線科医の開業というのも増えるでしょう。自宅にいながらにして医者の性分を全うするということは、育児を行う女性などにも人気が出そうです。

 見た感じで判断するということは、その人個人の能力に完全に依存するわけですから、日々の鍛錬が必要になってきます。プロ意識の高い人は放射線科医に向いているかもしれませんね。

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2009年02月28日

そうめんは古いほど味が良いという常識は正しくない。

「そうめんは古いほどうまい」はウソ? 料理研究家論文

 そうめんは古くなるほど味がよいとされる常識は、正しくないとする実験結果を伝承料理研究家の奥村彪生さんが博士論文にまとめた。価格が最も高い「3年もの」は、脂肪臭や堆肥と同じにおい成分が、新物に比べ3倍に増えていた

 そうめんは、冬から春にかけて製造され、梅雨時期を1回経た新物、2回経た古物、3回経た古古物(大古物)に分けられ、古い物ほど2割ほど高くなる

 奥村さんは細めのそうめん3種(直径0.6〜0.7ミリ)を食品会社の研究所に依頼して分析、めんの油が分解して生じる嫌なにおいの成分を比べた。枯れ草のにおいの1―オクテン―3―オール、強い脂肪臭の2―ドデセナール、堆肥のにおいのヘキサナールが古いと増え、それぞれ古古物は新物の約3倍に増えていた。

 また、畿央大学(奈良県)健康栄養学科の4年生ら19人に、種類を明かさず、もっともおいしいものを選んでもらうと、新物4人、古物13人、古古物2人だった。太めのそうめん(直径1〜1.2ミリ)の新物では、全員が前者3種のどれよりもうまいと評価した

 奥村さんによれば、古いほどよいとされだしたのは、供給過剰になり始め、極細にする技術が生まれた江戸時代中期以降。細いほど作るのが難しく高級とされる。だが、細いと、ゆでたとき水分を吸って伸びやすく、新物より硬い古物の方が歯ごたえがいい。

 奥村さんは「そうめんが売れ残り、時間がたつと硬くなると偶然気づいたのではないか」と推測している。

 18日に開かれた美作大学大学院(岡山県)の博士論文公聴会で発表した。

 奈良県三輪素麺工業協同組合の寺田裕彦理事長の話「食味は個人の好みがあるので一概には言えないのではないか。何を基準にするかで好みはわかれる。こしのある方がおいしいという人は古物、大古物ほどいいという。においを気にする人もいるが、逆にそのにおいがいいという人もいる。製法や保存法も進歩して、使う油の量も減ったので、気になるようなにおいはそんなにないはずだ。」



 なるほど・・・。まぁ人それぞれってことですかね。

 日本では昔から保存食として食べられてきたものが、「うまい」と言われることもあるわけです。それはまぁその風土に合った食べ物ってことなんでしょうかね。外国人が食べたら臭いから古いそうめんは食べたくない、となるのかもしれませんけれど、日本人にしてみればその臭みこそアジなのだと。それはどの国にもあるものではないでしょうか。
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2009年02月19日

健康食品メーカーが医師2名を育て、再入社させる。

タマノイ酢

 創業100余年で「すしのこ」「はちみつ黒酢ダイエット」を販売する老舗食品メーカー、タマノイ酢(堺市)に2010年3月、医師2人が入社する

 同社が2004年に開始した人材育成制度「フューチャー制度」を活用して難関国家資格の取得に初めて成功した元社員たちだ

 2008年3月に国立大学医学部を卒業して医師免許を取得してからは、副業が禁じられている研修医を務めるために公式にはいったん退職。2010年3月に晴れてタマノイ酢に再入社する。2人を医師に育てるために医学部在学中の学費はすべて会社が負担し、給与や賞与も支給していた

 再入社後は専門知識を生かして健康に良い商品などの開発などに携わる予定だ。同社社長室の桜内晶子課長は「手間とお金がかかっても会社の理念や目的を理解する社員から医師を育てることに意味がある。普通の医師は病人を治すための存在だが、病気にならないような商品、サービスを開発できる医師になってほしい」と狙いを話す。

 2人の医師は新潟大学、山形大学の医学部で学んでいた。2009年2月現在も琉球大学医学部に社員が1人在籍している。同社のフューチャー制度にはほかに税理士コースや弁護士コース、調理師コースなどがある。また、スポーツ選手を育てるアスリートコースもあって、競歩選手の社員は2008年に日本選手権で7位入賞を果たした。



 なんか・・・凄いですね。健康食品の開発のために6年間医学部で頑張り、研修もこなしたんですか。

 途中で医学の面白さに惹かれて臨床医への道も考えたりしたんでしょうか。そういう葛藤こそあれどお世話になっている社長に報いるという気持ちもあるのかもしれません。それでも研究に費やしたいと。頑張ってもらいたいと思います。

お酢関連
医学処:健康食品と医薬品の関連をまとめた健康食品ポケットマニュアル
医学処:胃癌検診に酢を用いることで癌の部位を浮かび上がらせる技術
医学処:糖尿病の人にとって、酢が重要な要因となってくるかも。
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2009年01月27日

中鎖脂肪酸入りのスポーツ栄養補給食品「エネキューブ」を発売

日清オイリオグループ、栄養調整食品「エネキューブ」2品種発売

 日清オイリオグループ(取締役社長:大込一男)は、話題の『中鎖脂肪酸(『中鎖脂肪酸』は、母乳や牛乳にも含まれる天然成分です。)』を配合したスポーツ時の栄養補給を目的とした栄養調整食品「ENE−CUBE(エネキューブ)」を新発売いたします。

▼商品名

▽「エネキューブ はちみつレモン味」
▽「エネキューブ チョコレート味」

▼内容量

 33g(1本)、容器 プラフィルムピロー、入数 16袋×8

▼賞味期間

 1年

▼販売者

 日清オイリオグループ

▼発売日

 2009年3月2日(月)

▼希望小売価格

 158円(税込)

▼販売地域

 全国

▼開発の背景

 成人の約半数が、「健康・体調維持、体力維持、スタイル維持」を目的に積極的な運動を習慣化しており、年々増加傾向にあります。また、栄養調整食品市場は約330億円市場と成長傾向にあり、なかでも運動習慣のある方の購入頻度が高いことが当社調査でわかりました。当社はスポーツ時の栄養補給に着目し、スポーツ愛好家向けにエネルギー補給と栄養バランスに配慮したスポーツ栄養調整食品「ENE−CUBE(エネキューブ)」を新発売いたします。

▼商品特長

1.スポーツ栄養の新常識『中鎖脂肪酸』を配合!

 従来、スポーツ時のエネルギー補給は、炭水化物が主とされてきました。これからは、スポーツし続ける力をサポートするエネルギー源として脂質である『中鎖脂肪酸』の摂取が、スポーツ栄養の新常識として期待されます。

 当社実施のヒト運動負荷試験において、中鎖脂肪酸入りクッキーの短期間の継続摂取により、中強度の持続的運動を行う際の持続時間を延長させる可能性があることを第62回日本栄養・食糧学会大会にて発表しています。

2.理想的なPFCバランスを目指しました!

 PFCバランス(3大栄養素[(タンパク質(P)/脂質(F)/炭水化物(C)]から摂取するカロリーバランス)を、日本人の食事摂取基準およびスポーツ栄養に近い設計にしています。

3.スポーツ時に適した食べやすさ、便利な携帯性!

 しっとり感のあるソフトな食感で食べやすくスポーツ時に最適です。持ち運びに便利なバータイプ(33g)で、一口サイズの折れ線付きです。スポーツ時だけでなく忙しい方の朝食やオフィスでの残業食、小腹がすいたときの代替食にも活躍します。



 こういう食品は時代のニーズに合ってますね。

 脂肪燃焼のためにはスポーツ前に何か摂取しておいたほうが燃焼の効率が良いらしいですし、もともと運動するためにはカロリーは必要ですからね。

関連:脂肪吸収抑制「黒烏龍茶」VS脂肪消費促進「ヘルシア緑茶」
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病院を「医療センター」と改名するところが増えている。

「医療センター」へ改名続々

 最近、「病院」から「医療センター」へと名称を変える医療機関が増えている。旧国立病院や大学病院が改築・増築を機に改称することが多いが、病院と医療センターは違うの?

 一気に増えたのは、2004年の国立病院の独立行政法人化がきっかけだ。かつての結核療養所を中心に、「医療センター」への改称が相次いだ。現在、国立病院機構の146施設のうち、46施設が「医療センター」。00年以降、大学病院では8施設が新設または改称。自治体病院では20施設近くで看板が変わった。

 医療法の上では、19床以下は「診療所」で、それを超えると「病院」となる。「医療センター」という呼称に法律の定めはない

 東京医科歯科大学教授(医療経済学)の川渕孝一さんは「『センター』には、『病院より高機能』というイメージがあり、適当と思われているのでは」と話す。

 医療の現場では、00年ごろから、「患者中心」をうたい、内科、外科など専門科の壁を取り払った「消化器病センター」など疾患ごとの診療体制を作る動きが進んでいる。が、病院の名称変更は、また、別の理由のようだ。

 国立病院機構本部で広報を担当する坂口大さんは「結核療養所から始まった旧国立病院も現在は、診療科を拡充し、多くの一般患者を受け入れている。地域での印象を変えるPRの意味合いがある」と話す。

 一方、自治体病院は、統合や経営計画見直しで出直しをはかる施設が多い。県立と市立の二つの病院を統合して誕生した日本海総合病院酒田医療センター(山形県酒田市)や高知医療センター(高知市)がそれ。

 昨年4月に改称した滋賀県の甲賀市立水口市民病院は逆に規模縮小が理由だ。8人だった常勤医師が2人に減り、一般患者の入院受け入れが出来なくなり、医療法上、病院から診療所に降格。それでも5科あり、一般の診療所とは違うということで、水口医療センターとなった。

 05年10月、東京女子医大東医療センター(東京都荒川区)と改称した旧第二病院。同センター事務部次長の杉本勝則さんは「地域医療の中核にふさわしい名称にしたいという思いが医師らにあった」と説明する。

 ところで、改称で患者増など効果があったかと尋ねると、「影響はない」というところばかり。名前のイメージで病院を選ぶほど患者は甘くなさそうだ



 医療センターのほうが、より専門的な医療を提供してくれそうなイメージがありますね、一般人としてみると。

 病院、という名前は一般的になりすぎた感じでしょうか。やることは病院だろうと医療センターだと変わらないと思いますけれども、多分。

 医療センターと名乗るからには専門性を意識して患者さんもこられると思うので、その期待に応えてあげることができるかどうか、というところも。

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医学処:がんセンターなどの国立高度専門医療センターの借金がヤバイ
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2009年01月26日

がんセンターなどの国立高度専門医療センターの借金がヤバイ

がんセンター 財政は火の車 高度医療6施設 借金1700億円

 来年4月に独立行政法人化を控える国立がんセンターなど6か所の国立高度専門医療センターの累積の借入金が、来年度末までに1700億円以上になる見込みであることが23日わかった。

 新棟建設などの施設整備費、高額医療機器の導入などで、財政投融資制度からの借入金が膨らんだ。このまま独法化すれば、国内最先端の医療機関の安定経営に影響が出る恐れもある

 借入金を、施設ごとに大まかに試算すると、来年4月時点で、がんセンターで583億円、国際医療センター357億円、成育医療センター343億円、循環器病センター279億円などとなる見通し。

 このまま独法化すると、高度な医療機器の購入や先進的な臨床研究などを行う余裕がなくなる可能性もあるという。



 難しいところです。研究や患者さんのために惜しげもなく医療を提供し続けると、当然病院の借金は膨れ上がります。がんセンターだけでなく、大学病院や大きな総合病院も赤字まみれですからね。

 それをプラスにもっていくとなると、どこかを削らなきゃならない。例えば患者さんに提供している最新医療を制限するか、もしくはただでさ過重労働な医療従事者の給料を更に減らすか。カルロスゴーンあたりに頼んでも不可能なんじゃないかと思えるぐらいの状況です。

 もちろん病院としては、無駄なところを省くとか、経営努力を行うことは必要だとは思うんですけれども(大学病院といえど黒字にもっていっているところもあるわけですし)、結局は国がお金出すか、国民から集める医療費を増額するかしかないと思うんですけどね。消費税が増えたとして、その税はどこへいくんでしょうね。誰かの懐?どうせなら医療のために使ってもらえないですかね。国民もそれを望んでいると思うんですけども。

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オバマ大統領、人工妊娠中絶を容認する方向へ。

米、中絶容認に転換

 オバマ米大統領は23日、人工妊娠中絶を支援する国際団体に対する公的資金援助規制を解除する大統領令に署名した

 中絶容認派の同大統領が、中絶反対派のブッシュ前大統領の方針を転換したもので、これに伴い、保守派が「中絶に使われている」と主張し、前政権時代に中止された国連人口基金への予算拠出も再開される見通しとなった。

 オバマ大統領は「規制は途上国での家族計画に悪影響を与えた」と述べ、今回の決定の意義を強調した。しかし、中絶反対派への配慮からか、署名の様子を公開しなかった。

 米連邦最高裁は1973年に中絶を合法化したが、共和党のレーガン大統領は84年、主に米国外で中絶を行ったり、相談業務を行う団体に対し、米国の税金などによる資金援助を制限することを決めた。民主党のクリントン元大統領が93年、この規制を解除したが、キリスト教右派の支持を得たブッシュ前大統領が2001年にこれを復活させた。米国で中絶は、反対派の保守と、賛成派のリベラルとの間で論争となり、大統領選のたびに党派に分かれた主要争点となってきた。オバマ氏は妊娠に関し、女性の選択権を尊重する立場を取る一方、望まない妊娠を防ぐため、性教育の徹底などを訴えている。



 アメリカは巨大な宗教国のようなものですからねぇ。別に宗教で国がまとまるのは構わないんですけど、それと中絶がどうのと言うのはなんかちょっと違う気がしますね。ブッシュのときがおかしすぎたのか。

 まあオバマ大統領も中絶を推奨しているわけではなく、あくまで容認。中絶するような妊娠は極力避けるべきであることに変わりありません。

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2009年01月21日

iPhone用の医学辞書アプリを販売開始。

ロゴヴィスタ、院内でも使えるiPhone版薬/医学辞書アプリ販売開始

 ロゴヴィスタは15日、PC用電子辞典「LogoVista電子辞典シリーズ」の新作として、「医者からもらった薬がわかる本2009年版」および「家庭医学大全科」(いずれも法研刊行)のiPhone/iPod touch版をApp Storeにて販売する。価格は、医者からもらった薬がわかる本2009年版が3,000円、家庭医学大全科が3,700円。

 「医者からもらった薬〜」は、2008年3月末までに承認された医薬品の情報約8,100品目を掲載。入力中に候補を表示する「インクリメンタル検索」対応で、うろ覚えの薬剤名称でも検索が可能。効能、解説、副作用情報などをタブ切り替えで表示できる。

 また、「家庭医学大百科」は2,500を越える病名を掲載。病名や症状からの検索だけでなく、世代別・部位別の索引からも検索可能。こちらもインクリメンタル検索に対応する。550名を越える専門医・専門家が執筆し、図表を利用したわかりやすい解説が特徴だ。

 いずれもマルチタッチアクション対応しており、履歴や連続表示、しおりなどの機能を搭載する。オフラインコンテンツなので、電波を発する機器の利用が制限されている病院・医療施設での使用にも適する。言語は日本語/英語対応となっている。



 入院患者向け??

 最近の入院ではゲームやDVDプレイヤーやらパソコンやら、いろいろありますからね。こういうニーズがあっても何ら不思議ではないです。

 まぁでも、わからないことがあったら医者に直接聞くのが一番ですよ。
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インターロイキン6を発見した日本人2名がクラフォード賞を受賞

クラフォード賞:元大阪大学長ら2人、日本人初受賞

 スウェーデン王立科学アカデミーは15日、09年のクラフォード賞を、岸本忠三・元大阪大学長(69)▽平野俊夫・大阪大大学院医学系研究科長・医学部長(61)▽チャールズ・ディナレロ米コロラド大教授(65)の3氏に贈ると発表した。日本人の受賞は初めて。授賞式は5月11日で、賞金50万ドル(約4500万円)は3人で分ける。

 岸本氏と平野氏は免疫をつかさどる生理活性物質「インターロイキン6」を発見。関節リウマチなど免疫に関係する炎症性疾患に、こうした物質がどのように働くかを解明したことが高く評価された。ディナレロ氏も免疫の研究に携わった。

 クラフォード賞は1980年に創設され、ノーベル賞選考機関として知られる同アカデミーが授与している。



 いまやメジャーとなったIL-6。発見、そして機能の解明が認められてクラフォード賞受賞。

 おめでとうございます!

 IL-6は造血や炎症反応などにおいて重要な役割を果たすサイトカインであり、IL-8やMCP-1などのケモカインの産生亢進及びICAM-1、VCAM-1などの細胞接着分子の発現亢進、B細胞から抗体産生細胞への分化促進などの生理作用を示す。

 また、IL-6は活性化した樹状細胞から分泌され、制御性T細胞の活性を抑えることが知られている。IL-6はハイブリドーマの増殖においても必要な因子である。

・IL-6は、IL-1により刺激された単核食細胞、血管内皮細胞、線維芽細胞、ケラチノサイトなどから産生される。
IL-6は、B細胞や形質細胞を増殖させ、IgG、IgM、IgAを産生させる(抗体産生増強)
・IL-6は、T細胞の分化や活性化にも関与する。
・IL-6は、肝細胞に作用し、CRP、ハプトグロビンなどの急性期蛋白を誘導する。
IL-6は、関節リウマチ患者の関節液中に、著明に増加している

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2009年01月18日

問診5分ルールで、開業医750億円の減収に。

診療報酬:問診5分ルールで開業医750億円減収 5割に影響

 医師が問診などに「おおむね5分超」を費やさないと外来管理加算(520円)を請求できないという08年度診療報酬改定で導入された「5分ルール」について、日本医師会は14日、医療機関への影響に関するアンケート結果を発表した。加算の算定回数は07年度より24・3%減り、約10万医院の開業医全体の収入減は年間748億円と推計している。1医院当たり75万円程度の減収となる計算。厚労省は開業医全体の減収を、年間240億円と見込んでいた。

 外来管理加算は、開業医が問診やアドバイスだけをした患者の再診料に上乗せして請求する。厚労省は08年度から、病院勤務医の負担軽減策の財源を捻出するため、5分超の「丁寧な診察」でないと申請を受け付けない仕組みに変えた。

 調査によると、「5分超」を満たせず加算対象患者が減った開業医は42・1%。要件を満たせず加算請求自体をやめた開業医は4・5%だった。加算は200床未満の中小病院も請求できるが、こちらも全体で57億円の収入減と試算された。日医は「5割近くの医療機関に影響が出ている」として、5分ルールの廃止を求めていく。

 調査は08年11月、日医会員の中から診療所と病院の4342医療機関を抽出して実施。1972医療機関が応じ、回答率は45・4%だった。



 医療費抑制という意味では大きく成功したようではありますが・・・。

 大病院などと違って、例えばもう重症ではないような高齢の患者さんの経過観察だった場合、どうですかその後は、といった形で経過を見ていくだけなので、5分未満ということは十分考えられますし、向こう側もそれは承知していると思うのですが。

 患者の状態に則って医療を進めるのが本来のスタイルなのに、なぜ5分以上という制約を設け、更にはそれで診療報酬をどうのとしなければならないのか。

 医療費削減とはいっても、単に今までと同じように、医者側からお金を搾取しただけですからね、これって。いつまで医者に制約を科すつもりなのでしょうか。

医学処:5分未満の問診の場合、診療報酬を無料にします。
医学処:「外来5分ルール」が医療従事者に不評な理由
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2009年01月16日

レセプト請求のオンライン化は営業侵害として医師らが提訴する

レセプト請求電子化は違憲 「営業侵害」医師ら提訴へ

 診療報酬明細書(レセプト)のオンライン請求を義務化するのは「営業の自由の侵害で違憲だ」として、神奈川県を中心とした医師と歯科医ら約1000人が、国に対しオンライン請求の義務がないことの確認と1人当たり100万円の慰謝料を求め、横浜地裁に提訴することが15日、分かった。原告側の弁護士が明らかにした。

 弁護士によると、提訴は21日で、オンライン請求義務化の適否を争う訴訟は全国で初めてという。

 全国保険医団体連合会によると、厚生労働省は2006年に省令を改正。現在は経過措置で一部の医療機関を除いてレセプトの郵送など4種類の方法が認められているが、11年度からオンライン請求が原則義務化される。

 弁護団の小賀坂徹弁護士は「オンライン請求には高額の設備投資が必要で、対応できない医療機関は廃業するしかない。国会の立法によらない省令で一律に義務化するのは、憲法の保障する営業の自由の侵害だ」と訴えている。

 埼玉県医師会は、医療機関の設備投資に最高で300万円以上かかるとの試算を公表。同連合会のアンケートでは、医師の約12%、歯科医の約7%が「義務化すれば廃業する」などと回答している



 うーむ。確かに無駄な支出のような気はしますが・・・。

医学処:東京医科大学病院で不適正な診療報酬請求が発覚。
医学処:歯科の4割で、患者が減少している現状。
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国民健康保険、1人当たりの医療費最高は広島、最低は沖縄

国民保険1人当たりの医療費 最高は広島、最低は沖縄

 国民健康保険中央会は13日、08年度上半期(4〜9月分)の国民健康保険(国保)の医療費速報値を発表した。医療費総額は5兆2796億円で、市町村国保の1人当たり医療費は13万7515円だった。都道府県別では広島が最も高く16万8940円、最も低かったのは沖縄の11万5612円となり、両県には1.46倍の差が出た

 同時に発表した75歳以上の後期高齢者医療制度(後期医療)の医療費総額は5兆5697億円。1人当たりの医療費は42万4090円で、福岡が最高額で53万6003円、最低額は長野の34万9459円だった。



 沖縄って何でこんなに健康的なんでしょう。太陽?良すぎる環境?ゴーヤ?何にせよ素晴らしいことです。沖縄と静岡のいいところをとった環境を作れれば、日本人は健康的に長生きすることができるんでしょうね。今の社会じゃ難しいかー。

 逆に広島はどうして医療費が1人あたり17万近いのか。大変申し訳ないんですけど広島は怖いイメージがあります。私が幼少の頃、家族で広島に旅行していた時の話なんですけど、宿泊先のホテルにタクシーで行ったとき、タクシーの運転手さんが「夜は怖いからなるべくなら出歩かないほうが良い」と忠告してきました。海外かよと幼心に思った記憶があります。いやぜんぜん医療費とは関係ないんでしょうけれど、なんだかなぁと。

 アウトローワールド広島も、今は安全な場所になったんですかね。

医学処:良質な慢性期医療がなければ日本の医療は成り立たない
医学処:東大の吉川洋教授が医療費抑制には限界があると主張。
医学処:医療崩壊を食い止めるために医学生が話し合う。
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