[NEWS]の記事一覧

2010年09月01日

J・K・ローリング、多発性硬化症研究施設に13億円寄付

J・K・ローリングさんが難病クリニック設置に13億円を寄付=英

 ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズで知られる英作家のJ・K・ローリングさん(写真)が多発性硬化症(MS)の研究・治療クリニック設立のために1000万ポンド(約13億円)を寄付したことが31日、明らかになった。

 このクリニックは今年中に英エジンバラ大学内に設置される予定で、ローリングさんの母親の名前を取って「アン・ローリング神経再生クリニック」と命名される。ローリングさんの母はMSのために45歳で亡くなった。同クリニックはMSの研究だけでなく、治療が難しい他の神経系の病気、例えばアルツハイマー病やパーキンソン病、モーターニューロン病(運動神経細胞病)などの研究への支援も行う。

 ローリングさんは声明を発表し、「私の母の名前を取った同クリニックに寄付できるのは大変な喜びであり、名誉です。同クリニックが神経再生の分野で世界に卓越したセンターになるものと信じています」と語った。



 ホント、欧米のお金持ちは、自分の財産を惜しげもなく寄付していただけますね。日本人もこの点は見習わなければならんですね。
posted by さじ at 23:32 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

2010年08月22日

血液不足で逝った友へ―献血1101回達成。

血液不足で逝った友思い献血1101回、横浜の若林さんが呼び掛け

 終戦直後に血液不足で命を落とした友のために―。半世紀で1千回以上、献血した人がいる。横浜市アーチェリー協会会長の若林武正さん(70)=同市磯子区岡村。年齢制限いっぱいの69歳までの献血回数は1101回。今春“引退”したが大台突破はまれだ。友人らが無念の死を遂げなければならなかった自らの体験を通じて、今の若者に「血液不足で苦しむ人に生きる喜びを分けてあげてほしい」と献血を呼び掛ける。

 きっかけは幼少期に体験した友人らの死だった。若林さんは東京大空襲で東京・蒲田にあった家を失い、座間市内に疎開した。終戦後、東京に戻り小学校に入学したが、栄養失調で病気を患った友人もおり、手術で血液が必要だった。国内の血液供給体制が生活困窮者らの売血で成り立っていた時代。貧しい家族は血液を買えず、その友人は死んだ。同様に命を落とした親族もいる。

 旧陸軍病院施設内で職業訓練に当たっていた若林さんの父親も何人もの傷病兵をみとった。「一番滋養があるのは血液だ」という父の言葉が若林さんの耳から離れなかった。

 「おれの血を分けてあげられれば、少しは助かっただろうか」と悔やみ、献血の対象開始となる16歳の誕生日から「献血の道」に入った。都内の高校に通いながら1カ月に数回は献血所へ。大学を経て横浜学園高校(横浜市磯子区岡村)教諭となってからは3日に1回の時期もあった。

 献血の回数制限が設けられてからは2週間に1回のペースになったが、同校アーチェリー部を指導する傍ら、手帳を県内用、県外用と2冊持ち歩き、全国を回った。

 血液を提供するからには健康管理も怠らなかった。1日3食はすべて妻・和加子さん(67)の手料理。脂っこい食べ物は口にせず、献血数日前からは禁酒。歩くことが日課で1日2万歩を超えることもしばしばだ。

 ことし5月に70歳を迎え、54年の活動を終えた。多くの患者を救ったことなどが評価され感謝状を贈られた若林さんは「さみしい思いもあるが、死んだ友人も少しは満足してくれただろうか」と腕をなでる。献血離れが叫ばれる今、若林さんは「献血は勇気がいること。自分のことは大切だけれど、他の人を思いやる気持ちも持ってもらえれば」と話している。



 戦争、そして戦後を知っているからこその献血の重み。

 今も血液というのは長時間保存できるようなものではなく、すべて今存在している人からいただいている大切な血液です。

 こういう方が献血から引退し、若者の献血が減っていくと、ただでさえ不足気味な血液は一体どうなってしまうのでしょう。

 気軽に献血に行けるような習慣をつくってほしいですね。

 あと個人的に思うのは、献血側のシステムももうちょっと何とかならないかなというところ。針が太いとか、痛いとか、そういうところをもうちょっと工夫できれば若者も行きやすくなるのではないでしょうか。(今でこそそこまで痛いというわけではありませんが、やはり健康な身体に針を刺すというのは嫌な行為であることに変わりありませんし)
posted by さじ at 03:07 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

殺虫剤の効かないゴキブリが増加している。

殺虫剤効かない「スーパーゴキブリ」 世代交代で次第に「耐性」強化

 従来の殺虫剤が効かない「スーパーゴキブリ」が出現した。世代交代を重ねるうちに薬剤に対する耐性を身につけたらしい。毒エサタイプも効かないことがあるという。

 「バルサン プロEX」という商品で、「バルサン史上最強の効き目」が謳い文句。ライオン広報室によると、この30年ほど殺虫剤の効かない「薬剤抵抗性ゴキブリ」が都市部を中心に増加傾向にあるという。このバルサンプロEXは、薬剤抵抗性ゴキブリを想定して開発され、新成分を使用している。売れ行きも好調だ。

 ネット上には、ゴキブリに殺虫剤が効かないという「証言」がたくさん挙がっている。ミクシィの「ゴキブリ撲滅!」コミュニティにも、「ゴキブリ出た。2か月前にくん煙剤焚いたのに…」「殺虫スプレー使ったけど効かない様子」といった書き込みが見られる。

 横浜市衛生研究所によると、日本国内で普段よく見かけるゴキブリには、3センチ程度のクロゴキブリと1.5センチ程度のチャバネゴキブリがおり、薬剤耐性をもちやすいのはチャバネゴキブリ。同じ薬剤を使われているうちに、その薬剤に強い個体が生き残る。そうした個体同士が子孫を残すと、次第に薬に強くなっていく、という仕組みだ。

 チャバネゴキブリは生後2か月ほどで親になり、1年に3〜4世代交代する。2〜3か月程度の寿命の中で、メスは約50個卵の入った卵醤を4〜5回生む。

 駆除業者の中には、こうしたゴキブリを「スーパーゴキブリ」と呼ぶ人もいる。

 都内の駆除業者「アルバトロス」の担当者は、「色んな薬剤で殺そうとするため、この5〜6年、スーパーゴキブリが増えてきた」と明かす。

 殺虫剤だけでなく、近年主流になっている毒エサタイプの「ベイト剤」も効きにくくなっている。ゴキブリは0.5ミリの隙間があれば十分で、電気スイッチや電話の受話器の中にも入り込むことができる。そのため、中途半端に「見える所」だけにベイト剤を使っても、死んだ仲間から出た「フェロモン」で、ゴキブリが危険を「学習」してしまうのだという。

 「ゴキブリも賢いのです。弊社では壁の隙間などにも徹底的にベイト剤を打つことで、ゴキブリが『口コミ』を広げて警戒し始める前に、一気に殺すようにしています。ベイト剤の種類も、1種類ではなく数種類使い分けてなんとか食べさせるようにしています。何十年も前、スリッパで叩き殺していた時代には、そんなゴキブリはいませんでした。人間がゴキブリを進化させてしまった、ということでしょうね」



 1年に4回も交代するのか…

 この繁殖力の強さこそが耐性ゴキブリを作ることになったのか。

 人類が絶滅してもゴキブリは生き残るといわれていますが、まぁ実際そうなるのでしょうね。
posted by さじ at 02:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

2010年08月06日

描写のリアルな医療漫画が今人気を集めている

リアル医療漫画が人気

 医師や看護師らが活躍する医療漫画が、漫画の一ジャンルとして定着してきた。テレビドラマ化される作品も多いうえ、いまや学術研究のテーマになるほど注目されている。

 医療がテーマだったり、医師らを主人公にしたりした漫画173作品を調べあげ、傾向を分析した論文を発表するのは、東大医科学研究所の医師、岸友紀子さん(36)。

 論文によると、医療漫画は1980年代後半から徐々に増え始め、これまで約1割がテレビドラマや映画、アニメへと映像化された。岸さんは「患者意識の変化で、医師が従来の聖職者から身近な存在となり、医療がだれでも関心を持ちやすいテーマになっている」と指摘する。最近の傾向は臨床心理士や理学療法士など医師以外の医療従事者を主人公とする作品が出てきたことだという。

 「医療漫画は、野球漫画やグルメ漫画と同様、いまや定番のジャンル」と話すのは、18万冊の蔵書を誇る現代マンガ図書館(東京都新宿区)の西智子さん(30)。同図書館は昨年、企画展「医療マンガ傑作選」を開いた。

 西さんによると、70〜80年代の作品では、超人的な技量を持つ医師が多く登場した。手塚治虫の「ブラック・ジャック」が代表例だ。しかし、90年代以降は新米医師の成長を描く「研修医なな子」など等身大の主人公とそれを取り巻く人間ドラマが増えた。

 最近では医師不足や医療事故をテーマに採り入れた「医龍」「麻酔科医ハナ」「最上の命医」などが「医師が見てもリアリティーがある」と評判だ。

 それもそのはずで、昨今の医療漫画は医師が監修したものが多く、内容も専門分化してきた。漫画研究家のヤマダトモコさんは「大人が漫画を読む時代になったのに合わせ、内容の方も本格的でリアルさが追求されるようになった。このため、専門家が監修したり、実態を詳細に調べたりして描かれた作品が増えている」と説明する。

 60〜70年代、「巨人の星」を見てプロ野球選手を夢見た子どもたちがいたように、若者の職業選択への影響も見逃せない。東大の岸さんは「私の周りでも漫画の登場人物にあこがれて医師になった人は多い。漫画は関心を持つきっかけになりやすい」と話す。

 昨年テレビドラマ化されて大ヒットした「JIN―仁―」は、幕末にタイムスリップした脳外科医の活躍を描いたものだが、「JINの効果なのか、脳外科の希望者が増えた」と喜ぶ大学病院関係者も。医療漫画のヒットが医師不足解消に一役、なんてこともありそうだ。



 漫画の登場人物に憧れて医師になったという人を未だに一人もみたことありませんが・・・

 でも確かに魅力あるキャラクターが増えてきた、という感じはしますね。特にJINはリアリティある手術描写が好評です。

 どんな形であれ医師に憧れて医学部に入学する学生を、医学処は応援しています。
posted by さじ at 01:29 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

2010年08月01日

朝の一杯、コーヒーか緑茶か。

朝の一杯 コーヒー・緑茶

 アイシェアは2010年7月28日、飲用時間帯を想定して創られたドリンクに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、午前中にもっとも飲まれている飲料は「コーヒー」であること分かった。約4割の人が「午前中はコーヒーをもっとも多く飲む」と回答している。男女別では男性はコーヒー色が特に強く、女性は各種お茶などのさっぱり系を好む傾向も見受けられる。

 毎年特にこの時期になると、寝ている間の発汗量が多くなり、起きがけの喉の渇き具合は尋常ならざるものがある。目が覚めて顔を洗ってから飲む一杯の水に、至福の喜びを覚える人も少なくあるまい。そのような特殊な状況下における飲用を想定した、例えば「朝専用のドリンク」としてのコーヒーやお茶など、「提案型飲料」が増えてきたのはリリースにある通り。

 それではそれらも含め、朝、あるいは午前中にもっともよく飲む飲み物は何だろうか、と尋ねた結果が次のグラフ。全体、そして男女それぞれ別個でも「コーヒー」がトップについた。

 「コーヒー」の次には「緑茶」、そして一つあけて「紅茶」がついており、カフェイン系のドリンクを口にして眠気覚まし効果も期待しているのが良く分かる。一方でシンプルに「ミネラルウォーター」「水道水」をたしなむ人も多く見受けられる。先日の記事【炭酸購入場所スーパー1番】でも取り上げた炭酸飲料は、さすがに朝からがぶ飲みする人は少数派のようだ。

 男女別でみると、男性が圧倒的にコーヒーが多いのに対し、女性は緑茶、ミネラルウォーター、紅茶など主に「さっぱり系」の飲料で男性よりも高い値を示している。単純に女性らしい傾向なのか、それともダイエットなどで気にしているがための選択なのだろうか。

 注視すべきは2つの飲料、「コーヒー」と「ミネラルウォーター」。コーヒーは年齢が上がるほど飲用率も増加する。しかし一方、ミネラルウォーターは経年と共に飲用率が減少していく傾向が見られる。あくまでも「もっとも良く飲む」なので、高齢層ほどミネラルウォーターをまったく飲まない、というわけではないが、健康志向の強い高齢者がミネラルウォーターを敬遠するというのも、不思議な話ではある。あるいは単に「水にお金を払うのはもったいない」という考えに過ぎないのかもしれないが。

 コーヒー好きな人の飲用タイミングは【コーヒー好きは「朝の一杯」と「おやつ時の一杯」がキホン・毎日飲む人が7割強】にもあるように、朝食とおやつ時とする人が多いという。思い返してみれば、ファストフードや朝食サービス付きの外食チェーン店でも、朝メニューにコーヒーは欠かせない。どちらが先かは調べようもないが、「朝はコーヒー」という組み合わせは、無意識のうちに多くの人の食生活に組み込まれてしまっているのかもしれない。



 結構な人がコーヒーを愛飲してるんですねぇ。私も愛飲するタイプですけど、朝から、というのはなかなかないかも。

 冷たい緑茶、というのも結構好きですし。
posted by さじ at 14:27 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

子供を救うため製薬会社を立ち上げた映画「小さな命が呼ぶとき」

上映後に拍手喝采!『ゾンビランド』が満足度トップに

 雑誌「ぴあ」調査による7月23日、24日公開の映画の満足度ランキングは、ゾンビだらけになってしまった世界を生き抜くオタク青年のサバイバルを描いた『ゾンビランド』がトップに輝いた。2位に難病の子どもを救うために製薬会社を立ち上げたビジネスマンの実話を基にした『小さな命が呼ぶとき』が、 3位に『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インセプション』が入った。

 1位の『ゾンビランド』は、ゾンビに埋め尽くされた地球上で、引きこもりの青年と仲間たちがゾンビのいない楽園を目指して旅をするロードムービー。観客からは「爆笑するほど面白い!」「ゾンビ映画には珍しい爽やかな主人公の骨太なカッコよさがいい」「ホラーとして観るのもいいが、コメディとして観ても面白い」「今どきここまで平均的で見やすいゾンビ映画を作れる監督はいなかったと思う」など絶賛の声が続出。また「ラブシーンやパロディも混ざっていてホラーだということを忘れてしまった」というコメントもあり、場内では時おり大爆笑が起きたり、上映後には拍手が上がるなど“新しいゾンビ映画”として高い満足度を集めた。

 2位の『小さな命が呼ぶとき』は、ハリソン・フォードとブレンダン・フレイザーが主演を務め、実在する家族の話を映画化した医療ドラマ。出口調査では「情に訴えかけるのではなく、現実的なストーリー展開がこの作品の良さ」「子どものために全てを投げ出す父親に感動」「莫大なお金が動くアメリカの製薬会社を観て、アメリカンドリームがなぜ実現するのかが少しわかった」など、40代から60代を中心に幅広い世代から支持された。「本来はアクション映画を本職としている主演のふたりが、じっくりと見応えのある演技を披露している」など俳優に関するコメントも多くあがっている。



 1位も面白そうですが(ホラー映画は結構好きです)、やはりここは2位を見てみたい。小さな命が呼ぶとき。どういう映画なんでしょうか。子供のために病院ジャックする「ジョンQ」みたいな話なんでしょうかね。あれも結構面白かったですけどね。
posted by さじ at 10:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

卵が先か鶏が先か議論、卵の殻を作る新蛋白質を特定

ニワトリが先かタマゴか、やはり難問 英の研究で論争

 人類が長年悩み続けた謎「鶏が先か、卵が先か」がついに解決?――英国の大学が最近発表した研究で、卵の殻ができるには雌鶏が作るたんぱく質が不可欠であることがわかって「鶏が先」といったんは「決着」したかにみえた。だが、「まだ完全な回答ではない」として、本格的な「解明」はまだ先の話になりそうだという。

 この研究は、英シェフィールド大とウォリック大が9日に発表した。研究チームは、雌鶏が殻を一晩で作ってしまう秘密を探るため、雌鶏の卵巣にあるOC―17と呼ばれるたんぱく質の働きをコンピューターで調べた。その結果、このたんぱく質に殻を硬くする炭酸カルシウムの結晶を急速に成長させる働きがあることを突きとめた。

 研究チームのシェフィールド大の研究者が「鶏が先という科学的証拠が得られた」と勇み足気味のコメントを出すなどしたため、「難問がついに解決」と騒ぎになった。同じチームのウォリック大の研究者は15日、「謎そのものが無意味。今回の成果は人工骨の開発などに役立つだろうが」とのコメントを追加で発表、沈静化に走っている。

 シェフィールド大の広報担当者は取材に「今回の研究の範囲では『鶏が先』だが、完全な回答にはならない。解明は哲学者や進化生物学者に任せたほうがいい」と答えた。



 以前もブログで取り上げた「卵が先か鶏が先か」議論。その議論の科学的な部分の新たな発見といったところでしょうか。
posted by さじ at 10:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | NEWS

2010年07月23日

育児でストレスを抱える母親は全体の7割

7割超が育児でストレス

 子育てで時間や体調面にストレスを抱える母親が多い実態が、ベビー用品メーカー「コンビ」(東京都台東区)の調査で浮かび上がった。同社が5月、生後6カ月〜2歳の子供を持つ母親993人にアンケート。育児にストレスを感じたことのある母親は約77%に上った。

 ストレスの原因(複数回答)は、「自分の自由な時間が取れない」26%と「自分の体調が悪い。睡眠不足」22%で半数近くを占め、育児による時間的、身体的な拘束が大きな影響を与えていた。このほか、「子供が言うことを聞かない」13%、「社会からの疎外感、孤独感」8%、「母乳育児のつまずき」7%など。 「夫が育児に理解がない」は7%だった。

 夫の育児への満足度は「満足」31%と「多少満足」40%を合わせ、約7割に上った。一方で、夫の育児で不満なこと(複数回答)は、「妻を精神的に支えない」と「家事をしない」がともに24%。「子供の身の回りの世話をしない」15%、「子供の相手をしない」13%、「育児知識がない」11%などだった。



 うまいこと社会で解決していかないといけない問題ですよね、本来は。

 育児で負担がかかるのは当たり前の話で、それでも赤ん坊を優先にした生活をしなければいけない。その負担を少し、社会で解決できればと思うんですが。

 最近では病院に併設した保育所などもあるようです。もっともっと広がってくれれば女医や女性看護師も助かるはず。医療従事者を守るためにも必要です。
posted by さじ at 18:29 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

2010年07月14日

国立病院機構仙台医療センターの後期研修医が殺人か

大牟田の旅館経営者殺害容疑、仙台の26歳医師を逮捕

 福岡県大牟田市の旅館「南風荘」で5月、経営者の江崎京子さん(当時79)が殺害される事件があり、県警は10日、国立病院機構仙台医療センター(仙台市)の研修医で非常勤医師のI容疑者(26)を殺人の疑いで逮捕し、発表した。県警によると「知りません」と容疑を否認し、違う名前や住所を告げているという。刑事責任能力の有無についても慎重に調べる。

 大牟田署捜査本部によると、I容疑者は5月28日午前10時ごろ、宿泊していた南風荘で江崎さんの首を布のようなもので圧迫し、窒息死させた疑いが持たれている。

 当時、旅館の宿泊客は1人だけで、捜査本部は現場の状況などから江崎さん殺害はこの客の犯行と断定。人物が特定できなかったため、6月22日、氏名不詳のまま殺人容疑で逮捕状を取った。翌23日、I容疑者が山口市内で軽乗用車を盗んだとして窃盗容疑で逮捕され、旅館内に残された指紋と一致したという。

 I容疑者とよく似た人物の姿が事件後、熊本、鹿児島、宮崎、大分の各県の駅やインターネットカフェの防犯カメラに映っていた。九州各地を転々とし、山口県に向かったと捜査本部はみている。大牟田市に来る前は、山口県下関市内に2泊していたらしい。それぞれの滞在先でも他人の名前や虚偽の住所をかたっていたという。山口市内で逮捕された時の所持金は数百円だった。

 捜査本部や仙台医療センターによると、I容疑者は徳島県が本籍で、2008年4月から仙台医療センターに勤務。敷地内の寮に住んでいたが、今年5月12日、手術の集合時間の午前8時半になっても出勤せず、部屋に携帯電話や財布、医師免許証などを残したまま行方がわからなくなった。職員が同日、宮城県警仙台東署に行方不明者の届け出を出していた。

 I容疑者は今年4月から心臓血管外科を専門に、後期研修医として、指導医と共に臨床と研究に取り組んでいた。無断欠勤や職場内でのトラブルの報告はなかったといい、医療センターの久保瀧哉事務部長は「今回の長期欠勤で免職処分の手続きを進めているところだった。とにかく驚いている。逮捕容疑が事実であれば、大変申し訳ないことだと思う」と話している。



 後期研修医を平気で研修医と書くようになってきたのか…。

 心臓外科の順風満帆な医師が何故このようなことになってしまったのか。

 情報が入ってきていないので何ともいえませんが。
posted by さじ at 23:54 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

2010年07月06日

離島医療と医師を守るため与那国町が独自の制度を整備する

島で守る 命と医療 代診医招き休暇保障 与那国町立診療所

 離島の医療環境を守ろうと、与那国町は独自の制度を整備し島にたった1人の医師を支援している。町が代診医を招いて休んでもらうことで、24時間365日気が休まらない離島の医師の待遇を改善する取り組みだ。かつては短期で医師が入れ替わることもあったが、町の支援が奏功し、現在の花村泰範医師(48)は10年目を迎えた。

 人口1600人の与那国町で唯一の医療機関、町立与那国診療所に花村医師が赴任したのは2001年6月。当時は医師2人態勢だったが4年半後に1人退職し、募集したがなり手がいない。町の財政難もあり、そのまま1人態勢になった。「仕事量は特別多くはない。ただ、いつ患者が発生するか分からないし、すべて1人で対応しないといけない」と花村医師。

 布団に入っても携帯電話は手放せない。自由に酒を飲むことも、学会などで島を離れることもできない。町立のため県立病院からの代診医派遣もなく、花村医師1人に島の命がのしかかった。

 勤務状況を改善しようと、町は06年6月から地域医療振興協会(東京)を通し代診医の派遣を開始。毎月1度、代診医が月曜朝から土曜朝まで5日間勤務し、花村医師が完全に休めるようにした。花村医師は「趣味の釣りに行けるし、気分転換ができる」。環境を整えたことで、1年や数か月など短期間で交代した医師が多かった中、花村医師は10年目を迎えた。

 診療に訪れた30代女性は「ずっと同じ先生に診てもらえて安心感がある」と信頼を寄せる。

 全国各地から医師を呼ぶため、往復約20万円の交通費と宿泊費、そして日当など負担は大きい。それでも糸数永久町診療所班長(49)は「医療が整備されなければ島に人が住めない。まず第一に医師が働きやすい環境を整備することが島の未来にもつながる」と独自の制度を維持する意義を強調した。



 素晴らしいです。

 こういう僻地医療に対して、医師が勤めやすい環境を町全体で整えているところが非常に好印象です。

 結構こう、僻地医療とか離島医療とか、問題になったりしていますけれど、正直言って、「環境が悪いから医師が来ない」という点も大きい。環境といっても都会ではない、という意味ではないのです。要するにそこにいる人たちが、医師を受け入れるのかどうかという問題。医者はいて当たり前、働いて当たり前、といったスタンスで田舎的な疎外感をいつまでも持ち続けているようでは、せっかくきた医師も半年か1年で嫌になって出てしまいます。

 医師は患者を治すことに全力を注ぎ、その医師も一人の人間であり一人の町民であることを町ぐるみで認識してサポートすることが、僻地医療を成り立たせる上で大事なことだと思います。それが出来ずに医師不足だと嘆くのは、町全体の怠慢に他ならないとすら思います。
posted by さじ at 00:22 | Comment(3) | TrackBack(0) | NEWS

2010年07月05日

24時間訪問看護サービスの提供のあり方について

24時間訪問看護の調査研究開始へ―全訪看

 社団法人全国訪問看護事業協会は近く、「24時間訪問看護サービス提供の在り方に関する調査研究事業」を開始する。訪問看護師の業務実態を把握し、訪問介護士との連携を考える一指標にするのが目的で、来年3月までに報告書をまとめる。

 同事業は今年度の厚生労働省老健局の「老人保健健康増進等事業」の1つ。具体的には、「訪問看護師の業務内容に関するタイムスタディ調査」「訪問看護ステーションを基盤とした介護職等との連携モデル事業」などを行う。

 厚労省は訪問看護と訪問介護サービスの24時間化を「地域包括ケアの要」と位置付け、「24時間地域巡回型訪問サービスのあり方検討会」などで両者の連携について議論を進めている。



 訪問看護という領域が今以上に発展すれば、つまり今以上に人材と医療費をかけられるならば、病院に入院せずとも自宅で療養することができる人というのは大勢いると思います。
posted by さじ at 23:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | NEWS

2010年06月15日

Aiだけで死因が究明できたと医師が判断したのはわずか3%

「死後画像で十分」はわずか3% 厚労省研究班の調査で

 診療に関連して死亡した患者152例の死因を死亡時画像診断(Ai)と解剖の両方で調べた結果、所見がほぼ一致したのは20%で、「Aiだけで死因が究明できた」と医師が判断したのはわずか3%だったことが12日、厚生労働省研究班の調査で分かった。

 診療関連死をめぐり、解剖と比較したAiの効果検証は初めて。調査に当たった深山正久東大教授(病理学)は「診療関連死の死因調査では、解剖の代わりにはならない」と分析。遺体を傷つけないAiを遺族が求めるケースが増えつつあるが「限界を十分に説明し、あくまで補助的に使う必要がある」としている。

 調査は09年度に東大病院や筑波メディカルセンター病院など7機関で実施。152例はほとんどが各機関で診療中に亡くなった患者で、遺族の了解を得てCTで遺体の画像を撮影した上で解剖。その後、放射線科医約10人に画像と解剖所見を比較してもらった。

 その結果、「Aiと解剖所見の一致水準が高い」と判断されたのは37例(24・3%)。詳しい組織検査まで実施した125例に限ると26例(20・8%)にとどまった。



 実際に解剖したほうが得られる情報量は圧倒的に多いのは確かです。そもそも画像上よくわからないから解剖してみよう、という話になるわけでして。死体があってそれを画像に撮るのは有益ですが、病院で診療中に亡くなった患者の死体を死後にCTにかけても、得られる情報は少ないのでは。

 だからといってAiが大したことない、という議論にはなりようがないと思うんですけどね。ケースバイケースで絶対必要な技術です。
posted by さじ at 00:38 | Comment(3) | TrackBack(0) | NEWS

2010年04月14日

アトラスWii新作ソフト『HOSPITAL. 6人の医師』

『HOSPITAL. 6人の医師』救急救命医は男勝りの女性医師

 アトラスは、Wii新作ソフト『HOSPITAL. 6人の医師』を6月17日に発売することを発表しました。

 『HOSPITAL. 6人の医師』は、外科、診断、救急、整形外科、検視、内視鏡、6人の医師となって6つの医術を体験することが出来るゲームです。先週は外科と診断の医師が公開されました。

 今回公開された主人公別トレーラーは「マリア・トレス篇」。男勝りの救急救命医マリア・トレス(CV:生天目仁美)は、事故現場に駆けつけて応急処置を施します。現場では複数の患者を同時に処置することに。心臓マッサージ、気道確保、胸部叩打など、生と死が交錯するERの戦いをWiiで体感することができます。

 『HOSPITAL. 6人の医師』は、6月17日に発売予定で価格は6980円(税込)です。



 医者ゲームって結構ありますけど、面白いのってありましたっけ。カドゥケウスぐらいでしょうか。

 そもそもなんか、医者のゲームというと、だいたいが救急系になる。血圧測ったりエコーあてたりして、ヤバそうだったら開腹、で妙な線を追いながら縫合とか切開したりするような。

 や、作りやすいのは、わかるんですけど、面白くはない。すごいリアルな描写じゃない限り、いつまでたっても難しいと思うんですよね。

 ビジネスチャンスだとは思うんですけど。

 DSで、心電図を学べるソフト、みたいのがありました。あれはなかなか良かったように思います。もうちょっと、心電図に関する細かい知識をいれたり、心電図が何故こうなるのか?といった点を入れたり、臨床に即したりすればもっと売れたと思うんですけれどもね。惜しかった。あれじゃあ参考書のほうがいいもん。

 いまちょっとだけ考えたもの

A案 はじめての研修医

 舞台は病棟。淡々と入院して退院していく患者の訴えに適宜答えていかなければならない。看護師さんに「先生、○○さんなんですけれど、2日前から便秘みたいです。どうします?」といった問いに慌てず処方を出すことが要求される。商品名と投与量、投与間隔などの勉強ができる素晴らしいソフト。毎年全国の研修医が買うと思う。監修は厚生労働省。

B案 ラパロマニア

 もともとテレビゲームみたいな感覚の腹腔鏡手術をゲーム化。Wiiリモコンを2個もって、腹腔鏡の手術をする。距離感がつかめなかったり、モニタでしか見えないといった現実的な問題を逆手にとってゲームにしてしまった作品。全国の消化器・産婦人科・泌尿器科は買うと思う。

 ラパロマニアはゲームセンターに置いてもウケると思う。ネット対戦で縫合タイムトライアルとか。勝つたびに称号が上がっていく。講師以上になると全国ランクに載る。
posted by さじ at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

2010年03月14日

フィリピン人看護師の半数が第一希望勤務地に日本を選ばない

フィリピン人看護師、「日本で勤務希望」は半数以下

 経済連携協定(EPA)に基づく外国人看護師・介護福祉士の受け入れで、今春から日本で就労することをめざしているフィリピン人看護師50人のうち、将来の第1希望の勤務地として日本を挙げた人が半数以下にとどまることが、朝日新聞社のアンケートでわかった。給与面や高い技術水準が魅力になっている半面、日本語での国家試験合格を課す現行制度が現地で敬遠されている実態が浮かんだ。

 アンケートは、受け入れのあっせんを担う国際厚生事業団が2月、マニラ首都圏のフィリピン海外雇用庁で説明会を開いたのに合わせて実施。選考過程に残る106人(日本側の求人数は77人)のうち、会場で要請に応じた50人(女性が8割)に看護師経験や日本での就労に対する意識などを書面で尋ねた。平均年齢は33.9歳で、看護師の経験年数は平均7.1年

 外国での就労目的を4択で尋ねたところ、6割を超える32人が「よりよい給料を得る」、15人が「技術を磨くため」と回答。「国内に就労先がない」は1人で、「国際貢献」はゼロだった。

 外国の就労先第1希望については23人が日本と答えたが、それを上回る24人が日本以外の国を挙げた。内訳は米国が18人と最も多く、カナダ5人、英国1人。来日希望の理由は、「他国に比べて技術水準が高い」が最多の20人で、「給与水準が他国より高い」は16人、「労働環境が他国よりよい」は6人だった。

 フィリピンは人口の1割の約900万人が海外で働く「出稼ぎ大国」。アンケートでも半数近い24人が海外での勤務経験があると答えた。現地の看護教育は米国流で行われており、自分の知識や公用語の英語を生かせるうえに給与水準も高いため、米国の人気が高い。ただ、看護師の4割近くが職につけない中、当面の就労先として日本を選択する人が増えているという。

 フィリピン大公衆衛生学部のマリリン・ロレンゾ教授は「渡航費用などを個人が負担する必要がない日本に対する就労希望が比較的低いのは、英語が通用せず、言葉を一から勉強して短期間で国家資格を取らねばならないから。日本が経験豊富で有能な看護師を獲得したいなら、現行の枠組みを改善する余地がある」と話す。



 確かに公用語が英語であるならば日本よりアメリカに行ってしまうか…。

 しかし日本語が話せないと日本人を相手に看護できませんし

 新しい試みには失敗がつき物。例えば看護の学校の段階から、日本語を学ぶような環境をつくれば、安定してフィリピン人看護師を受け入れられるのではないでしょうか。時間はかかりますが、日本語は難しいですからね。今すぐに受け入れるというのは難しいかもしれません。
posted by さじ at 02:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | NEWS

2010年03月03日

京大病院インスリン事件、虚偽の入力をした看護師を逮捕

京大病院看護師を逮捕=データ虚偽入力容疑−容体急変患者からインスリン・府警

 京都大医学部付属病院で昨年11月、心疾患で入院していた女性患者(94)が一時意識不明となり、治療には必要ない高濃度のインスリンが検出された事件で、京都府警捜査1課と川端署は2日、女性患者の看護記録に虚偽の血糖値を入力したなどとして、公電磁的記録不正作出・同供用容疑で、看護師K容疑者(24)を逮捕した。

 同課などによると、K容疑者は「うその記載をしたことに間違いありません」と話し、容疑を認めているという。患者にインスリンが故意に投与された疑いもあり、同課などは看護師が経緯を知っている可能性もあるとみて調べている。

 逮捕容疑は昨年11月14〜16日の間、数回にわたり、循環器内科に入院していた女性患者の看護記録に虚偽の血糖値を入力して不正な電子データを作り、病院事務で同データを使える状態にした疑い



 何故このようなことをしたのか、どういう意味があるのか・・・

 何らかの意図があってのこと、だとしたら本当に怖いです。
posted by さじ at 06:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

病死と判断された遺体、翌日の解剖で殺人と判明

検視で「病死」 翌日の解剖で「殺人」…茨城県警

 水戸市で2月11日に女性が自宅で殺害されているのが見つかった事件で、茨城県警水戸署が遺体発見当初の検視で「心不全による病死の疑い」と判断していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 発見翌日、県警捜査1課が遺体の写真を見て不審点に気づき、司法解剖したところ窒息死と判明。女性ののどの骨が折れていたことなどから、15日、一転して殺人事件と断定し捜査本部を設置した

 殺人事件の見逃しは防いだ形だが、首都圏や鳥取県で起きた連続不審死事件などで死因究明制度の不備が指摘される中で、解剖など詳細な医学検査をしないまま死因を判断する危うさを改めて示した。

 殺害されたのは、同市渡里町の無職木村はるさん(73)。木村さんは普段着姿のままあおむけに倒れ、遺体に目立った外傷はなく、「自然死に近い状態」(捜査幹部)だった。室内が荒らされるなど事件性を疑わせる痕跡もはっきりと表れていなかった

 捜査関係者によると、同署は11日、検視に立ち会った警察医の診断を聞いたうえで「心不全」と判断した。しかし、翌12日朝、報告書を確認していた県警捜査1課が、木村さんのまぶた裏に確認された、血が斑点状に浮かぶ「いっ血点」の出方に疑問を抱いた。同日行われた司法解剖では、首に圧迫を受けたとみられるわずかな跡も確認された。

 遺族は、司法解剖が必要になったこともあり、14日に予定していた告別式を19日に延ばした。

 捜査幹部は読売新聞の取材に対し、「遺体に事件性をうかがわせる顕著なものがなく、判断が難しかったが、内部のチェック機能が働いた」と話している。

 元東京都監察医務院長の上野正彦氏の話「どの警察でも起こり得る事例で、現行制度が抱える問題が表れている。いっ血点は病死で出る場合もある。いっ血点が確認されれば司法解剖に回すシステムが望ましいが、解剖医の人員確保や予算不足の問題が生じる」

 殺害された女性の死因を「病死」とした水戸署の判断は、法医学の専門知識が乏しい警察官や警察医に検視を頼る現行制度の欠陥を浮き彫りにした。今回の検視結果の「心不全」は、心臓が動かなくなったことを意味し、あいまいな死因とされる。世界保健機関(WHO)や厚生労働省は、安易に「心不全」との死因診断をしないよう呼びかけているが、死因不明の遺体解剖率が低い日本ではいまだに多い。

 警察官や検視に立ち会う警察医が、遺体を外見や触診で調べるだけでは、異状を完全に見抜くのは不可能という現実がある。ただ、死因を正確に判断するために必要な司法解剖にしても、茨城県の場合、筑波大の法医学者1人がほぼ一手に引き受けているのが現状だ。

 警察庁は現場への検視指導を強化し、全国の警察も検視担当を増員する傾向にあるが、警察だけでなく関係機関が足並みをそろえて現在の検視・解剖態勢を強化しない限り、犯罪の見逃しを完全に防ぐことはできない。



 恐ろしい

 もし今何かミステリー小説を書くとしたら、監察医制度のない県を舞台にすると思います。

 殺人であることがもっともバレにくい。

 検視の段階で法医学の知識のない人がみて、自然死だと思わせることが、完全犯罪を達成する上で一番良い方法だと思うからです。

 実際、小説の題材に使われたりしてるんでしょうか

 思うに、何件か、こうやって、殺人ではないと処理される事件というのは既に存在しているのではないか、と

 そんなことも危惧してしまうのです。

 そうならないためにも法医学の分野の確立といいますか、監察医を増やしたり、チームバチスタの栄光でも取り上げられていたような、死後の画像診断をもっと広く普及させることも、必要になってくると思います。
posted by さじ at 05:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

2010年03月02日

分娩中に医師が殴りあいの喧嘩を始め、死産に

分娩中、医師が殴り合い=母親放置で死産−ブラジル

 ブラジル中西部マトグロソドスル州の病院で、女性(32)の分娩中に担当医が他の医師と殴り合いのけんかを始め、死産となった。地元メディアが25日伝えた。2人の医師は懲戒免職となり、警察は職務怠慢による過失致死の疑いで捜査に入った。

 報道によれば、同病院で23日、分娩の準備をしていた医師に対し、当直医が「担当は自分」などと抗議。床に転げるほどの乱闘となった。女性は分娩室の扉が開いたまま下半身裸で放置され、泣き叫んでいたという。1時間半後に別の医師が帝王切開を試みたが、胎児は窒息死していた。

 警察当局者は「この状況下でけんかなど考えられない」とあきれ顔。女性の夫も「出産の瞬間まで、生まれてくる娘は健康そのものだった」とその死を悔やんだ。



 たまに海外から、わけのわからないニュースが飛び込んできますが・・・
posted by さじ at 04:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

2009年12月18日

念力を医学的に実現しよう

“念力”の世界実現へ

 頭で考えただけで機械を動かすBMI(ブレーン・マシン・インターフェース)技術について、理化学研究所脳科学総合研究センターの藤井直敬さんが「東京テクノ・フォーラム21」(代表=老川祥一読売新聞東京本社社長・編集主幹)の研究交流会で講演した。

 “念力”の世界を実現させるBMI技術は、大別すると、脳に電極を差し入れて直接、意思につながる情報を読み取る方法と、頭につけたキャップから脳波や脳血流を読み取り、その情報を解析する方法の2通りがある。情報収集の精度は前者の方が高く、特に米国で研究が進んでいる。

 藤井さんがリーダーを務める理研のチームは、昨夏研究をスタート。脳と頭蓋骨の間に電極を挿入する独自の方法を追究しており、「安全性が高く、精度を落とさずに長期間使える」と、利点を説明する。

 将来は、寝たきりの人や神経疾患患者の生活の質向上など、様々な応用が期待される。藤井さんは「より安全で信頼性の高い技術を確立し、必要とされた時、すぐ提示できるよう開発を進めたい」と抱負を語った。



 身体が動かない人にとってはこの技術は有用。

 いずれ透視とかテレパシーなんかも、医学的にできるようになるかもしれませんけども。

 今ある「霊能力」は脳の血流が関係してたりしたら結構面白い。
posted by さじ at 15:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

2009年12月11日

月刊「蛋白質 核酸 酵素」、休刊のお知らせ。

『蛋白質 核酸 酵素』 休刊のお知らせ

 平素は弊社月刊誌『蛋白質 核酸 酵素』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。

 さて,小誌『蛋白質 核酸 酵素』は,1956年の創刊以来50有余年にわたり,バイオサイエンス総合レビュー誌として,読者の皆様のご愛顧を賜ってまいりましたが,諸般の事情により,2010年1月号(2009年12月22日発売)をもちまして,休刊することになりました。読者の皆様には誠に申し訳なく存じますが,事情をご賢察の上,ご理解賜りますよう,お願い申し上げます。

 これまで永年にわたり,小誌を支えてくださいました読者の皆様,執筆者の皆様,広告主の皆様,印刷・製本・流通など取引先の皆様のあたたかいご支援に,改めまして厚く御礼申し上げます。



 不況の波かー

 こういうマイナー系でも専門性の高い雑誌というのは、その分野の人たちにとっては貴重なんですけれど、専門性が高いということは購買層が限られるわけで、難しいんでしょうね。意外と利益少なくやってきたんじゃないでしょうか。

 ネットの普及で、こういう雑誌類がなくなってくるんでしょうかね。
posted by さじ at 15:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS

2009年11月23日

開業医の免税を認めず、見直す方向性に。

開業医の免税「認めぬ」 50年来の優遇、税調見直し

 政府税制調査会は、10年度税制改正要望の地方税分の「査定結果」を各省に通知した。50年以上続く開業医の非課税措置をはじめ31項目(重複を含む)を「抜本的に見直さないと認めない」と判断。「認めない」は91項目で、判断対象の176項目のうち7割に否定的な態度を示した。

 査定の中心は地方税の負担軽減措置で、民主党が「既得権益」としてきた国税の租税特別措置(租特)にあたる。評価は4段階で「認める」は28項目、「見直せば認める」が26項目。国税でも137項目のうち計93項目を「認めない」「抜本見直し」としていた。20日から国税・地方税の査定結果をもとに議論を始めた。

 「抜本的見直し」を求めた開業医の診療報酬に対する事業税の非課税措置の減収額は約960億円。52年に導入され、旧政府税調は廃止を求めていたが、日本医師会などの要望を受けた自民党税調の判断で手をつけてこなかった。



 まあねえ…。貰いすぎってことはないと思いますけれどね、やるだけの仕事量をこなしているわけで。非課税にする代わりに近所の救急に週2ぐらいで従事、でもいいと思いますけれど。

 開業医と、中規模以上の病院の間には、大きな収益の隔たりがあります。やっている内容をみたら病院のほうがレベルは高いにもかかわらず赤字が続くほど、というのは何かこう、おかしい。医師全体の収益を奪うのではなく、医療費そのものを増やす方向に働かないと、今後の医療は担えなくなると思いますが。
posted by さじ at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS