[NEWS]の記事一覧

2007年08月16日

医療従事者の努力のおかげで、医療費は前年度とほぼ同じ32兆でした。

医療費ほぼ横ばい、昨年度32兆4000億円

 厚生労働省は8日、2006年度の「医療費の動向」をまとめ、中央社会保険医療協議会に報告した。医療保険と公費負担医療の対象となる概算医療費の総額は前年度比0・1%増の32兆4000億円と、横ばいだった。

 06年度に診療報酬が3・16%と大幅に引き下げられたことによるもので、厚労省は「医療費の伸びを抑制できた」としている。



 厚生労働省側はほとんど努力していないにもかかわらず、医療費が抑制できたと喜んでいますね。そりゃあそうでしょう、病院側に無理を強いているんですから。社会人として真っ当なこととは思えませんけど。病院側は厚生労働省の指示に従うしかないんですから、急な診療報酬改正や看護師を増やすような指示などにすぐさま対応しなければならないのです。

 医療費を抑制し続けることは不可能なのですから、別のアプローチが必要だと思います。

関連
医学処:過酷な労働条件を撤廃するため産婦人科医が1億円を要求
医学処:帰ってきた村上智彦医師。夕張市で予防医学に尽力。
医学処:医療費未払いという詐欺行為を働いているのは高齢者、無職、フリーター
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「どなたか養子となって」と書き置き付きの捨て子が松屋銀座でみつかる

松屋銀座に乳児置き去り 「欲しい人に」と手紙

 十四日午後五時十分ごろ、東京都中央区銀座三のデパート「松屋銀座」六階の乳児休息室で「赤ちゃんがずっと寝ている」と女性客が店員に連絡し、店員が警視庁築地署に通報した。

 同署が確認したところ、ベビーカーに一歳ぐらいの男児が寝ており、ベビーカーに掛けられた黒いかばんの中に「この子をお助け下さい。どなたか子どもの欲しい人に養子となって。とても健康な子です」と書かれた便せんが入っていた。男児は健康で、都児童相談センター(新宿区)に保護された。同署が保護責任者遺棄の疑いもあるとみて、親を捜している。

 調べでは、男児は身長七八・五センチ、体重約一〇キロ。赤い半袖シャツと赤い幼児用ショートパンツを身に着けていた。かばんの中には、幼児の衣類のほか、おむつや粉ミルク、哺乳瓶が入っていた。



 まだ人目につくところだからいいものの、確実性がないという意味では同じです。もし悪巧みに利用しようとする輩がそのまま連れて行ったらどうなるのか、とか考えないんですかね。無責任すぎます。

 安全に子供を保護するためにも、赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)のような設備は必要です。捨て子を助長するなんて、とんでもない。元々存在していた捨て子を、保護する設備が今までなかったことがおかしいんです。

関連
医学処:親が養育できないとした新生児を受け入れる「赤ちゃんポスト」
医学処:生後二ヶ月の男児が、こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)に。
医学処:東京で、生まれた直後に置き去りにされる赤ん坊を保護する。
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2007年08月06日

洗剤入りペットボトルとドライアイス爆弾を使った少年犯罪

店の棚に液体洗剤入りペットボトル飲料、中3少年逮捕

 長崎県警稲佐署は5日、液体洗剤などを混ぜたジュースのペットボトルを量販店の陳列棚に置いたとして、長崎市内の中学3年の少年(14)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。

 調べによると、少年は4日午後3時40分ごろ、同市大浜町の量販店の陳列棚に、自分が飲んだジュースのペットボトル(500ミリ・リットル)の中に液体洗剤とトイレの手洗い用の水を入れたものを陳列棚に並べ、量販店の業務を妨害した疑い。少年は容疑を認めている。

 同日午後5時ごろ、このペットボトルを購入して飲んだ同市内の主婦(46)、中学3年の長女(14)、小学6年の二女(12)の計3人が気持ちが悪くなり、病院で診察を受けた。

ペットボトル:ドライアイス遊びで爆発、2児けが 東大阪

 5日午後4時25分ごろ、東大阪市中石切町の公園で、砂場に埋められていたペットボトルが爆発、砂場で遊んでいた小学3年の男児(9)が両腕や胸に破片が刺さるなどの重傷、同1年の男児(6)が右腕打撲の軽傷を負った。直前まで、近くに住む12〜13歳の中学1年の男子生徒3人がペットボトルの中にドライアイスと水を入れ、砂に埋めて爆発させる遊びをしており、大阪府警枚岡署は過失傷害の非行事実で3人を児童相談所に通告する方針。

 調べでは、中学生3人は同日夕から、500ミリリットルの空のペットボトル2本に保冷剤のドライアイスを入れて、爆発させる遊びを同公園でしていた。2本のうち1本は爆発せず、砂場に放置して帰宅。男児2人は中学生が帰宅後に、ペットボトルを掘り返そうとしたところ、爆発したという。



 中学生が、こういったことを「したくなる」気持ちは分かります。実際に行動にうつすとなると別問題ですけど。

 流石に前者のドリンク事件は少し逸脱している気がしますが。しかし日本の警察は優秀ですね。コッソリ棚に陳列していた人物を即日特定してしまうなんて。
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2007年08月05日

刑務所でも医師不足。1人もいない刑務所も8箇所に上る。

塀の中でも医師不足…法務省調べ

 全国に75か所ある刑務所・拘置所のうち、20か所の常勤医が4月1日現在で定員割れとなり、1人もいない刑務所も8か所に上ることが法務省矯正局のまとめでわかった。

 2004年4月に新たな臨床研修制度が導入されてから、医局勤務医が少なくなった大学が医師派遣を取りやめるなど、一般病院と共通する問題も背景にあるとみられている。

 刑務所・拘置所75か所の常勤医の総定員は226人だが、欠員は28人と1割以上も不足している計算になる。法務省組織規程で各刑務所・拘置所に医師である医務課長1人を常駐させるよう定めているほか、各施設は収容人数などを基に定員を決めている。しかし、定員3の千葉(千葉市若葉区)、定員2の長野(長野県須坂市)両刑務所などでは、常勤医が1人もいない。

 常勤医が定員に満たない刑務所では、119番通報して受刑者を周辺の病院に救急搬送する事態が増加。緊急を要さない場合も、刑務官ら職員を緊急招集して外部の病院に付き添わせたりするケースも多い。

 千葉刑務所では、常勤医がいなくなった4月に病院へ付き添った職員が延べ177人に上った。大当紀彦・総務部長は「常勤医がいれば、夜間でも対処の仕方を指示してもらえるのだが……。職員の負担も大きい」と話す。千葉刑務所では今年5月になって、常勤医1人を確保した。

 名古屋矯正管区によると、今年4月から常勤医ゼロとなった富山刑務所でも、6月末までの3か月間に受刑者が病院に治療に行った事例が63件と、昨年同期からほぼ倍増した。30年以上前から富山大などの医師派遣を受けていたが、大学側に「勤務医が不足する中で一般病院への派遣も大変で、余裕がない」として打ち切られたという。

 受刑者約500人を収容しながら、3年以上も常勤医ゼロが続く帯広刑務所でも、札幌医大が医師派遣を打ち切ったことがきっかけ。武田薫・総務部長は「知り合いの医師らを通じて、手探りで募集をしているが全く応募がない」と頭を抱えている。

 名古屋矯正管区によると、常勤医は兼業が禁止される国家公務員であることに加え、暴力団関係者らから暴言を吐かれるケースもあり、敬遠される傾向が強いという。

 法務省矯正局では04年度、全刑務所に近隣の医療機関や自治体などと「行刑施設の医療に関する協議会」を設置。医師を募集するほか、非常勤医師の派遣や急患の受け入れを要請しているという。しかし、矯正局では「特に地方の医師不足は厳しい状況で、事態はなかなか改善されない」と話している。



 難解ですね。給料がいいというわけでもないし、いる患者は犯罪者なわけですし。正直やりたくないというのが本音でしょう。しかし誰かがやらなければいけない、でも今は空前の医師不足…。

関連
医学処:刑務所の常勤医師が不足しており急患に対応できなくなる
医学処:和歌山刑務所の受刑者が、肺血栓塞栓症で死亡していた。
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2007年08月01日

佐藤一樹医師に対する、真実でない記事を書いた週刊女性に賠償命令

「週刊女性」に55万円賠償命令、医療過誤報道巡り

 東京女子医大病院で2001年、心臓手術を受けた平柳明香さん(当時12歳)が死亡した事件で、業務上過失致死罪に問われ、1審で無罪となった同病院元助手・佐藤一樹被告(43)(検察側が控訴)が、「週刊女性」の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の主婦と生活社に1100万円の賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であった。

 石井忠雄裁判長は「記事は真実とは認められない」と述べ、同社に55万円の支払いを命じた。判決は「記事は独自取材をしておらず、軽率だった」と述べた。



 医師が訴えるという珍しいケース。しかし55万円は安いですね。週刊誌側としては屁とも思わないのでしょう。

 基本的に医師は、奉仕している側です。その中でイレギュラー的存在となる悪徳医師を叩くのはマスコミの仕事だと思いますが、どうも厚生労働省の力添えもあるのか、過剰なまでの医者バッシングキャンペーンが繰り広げられているような気がします。そうすると日本の医療は間違いなく悪い方向へ向かうので、マスコミもいくら利益のためとはいえそういう行いは控えてもらいたいものです。読者が食いつくネタだというのは分かりますが、嘘はいけない。

関連:医学処 奉仕している医療従事者が叩かれている日本に医療の明日はない
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研修医の採血が未熟で、2歳児が号泣→呼吸困難で死亡。

研修医の採血未熟、2歳死亡 宮崎大に賠償命令 2400万円

 宮崎医大病院(現宮崎大病院)で2003年、研修医の未熟な採血の結果、心臓病の長女=当時(2つ)=が呼吸困難で死亡したとして、宮崎県清武町に住む父親(42)が、大学に損害賠償を求めた訴訟の判決で、宮崎地裁は30日、約2400万円の支払いを命じた

 判決理由で高橋善久裁判長は「研修医に経験を積ませることよりも、呼吸困難を起こす危険性を低下させることを優先すべきだった」と指摘した上で「注射針を刺す回数を最小限に抑える義務を怠った」と病院側の過失を全面的に認めた。

 判決によると、長女は03年9月12日、心臓病手術の輸血準備のため採血をされた際、研修医が2回失敗し計4回の注射を受けた。長女は痛みや恐怖で号泣、その後も2回激しく泣いて呼吸困難に陥り、同日死亡した。高崎真弓病院長は「判決文の内容を検討したい」とコメントした。



 これはかなり厳しいのでは…?心臓病だからダメだったということでしょうか。2400万円…。
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2007年07月28日

医薬品の個人輸入に、一定の制限を設けるべきという見解を示す

医薬品個人輸入「一定の制限を」厚労省検討会

 厚生労働省の「有効で安全な医薬品を迅速に提供するための検討会」(座長・高久史麿自治医大学長)は27日、患者による医薬品の個人輸入について、一定の制限を加えるべきだとの見解をまとめた。

 国内で未承認の医薬品であっても、他人に売ったり譲ったりしなければ、自己責任で個人輸入し治療に使うことは薬事法で禁止されていない。しかし、個人輸入で入手した医薬品で死亡例も報告されている。健康被害の増加が懸念されており、検討会は、医師以外の個人輸入は、保健衛生上の観点から、一定の制限を加えるのが妥当と判断した。



 個人輸入で有名なのは、多発性骨髄腫の治療に用いるサリドマイドなどでしょうか。日本では新薬承認が遅いので、すぐにでも使いたい人が使えない現状からすると、たとえ保険適用されていなくても唯一の「救いの手」です。

 とはいえ、副作用の問題などから制限を加えるのなら、まぁ分からんでもないですね。中国からのわけのわからない健康食品などによる被害も甚大みたいですし。

関連
医学処:日本でも多発性骨髄腫治療としてサリドマイドを承認申請
医学処:ムコ多糖症の男児を救うため、国内未承認薬を無償提供する
医学処:アトピー性皮膚炎に効くという中国製健康食品からベタメタゾン検出
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MEDO医歯薬英語辞書を、翻訳ソフトBabylon6のフリーコンテンツに

MEDO医歯薬英語辞書をBabylon 6のフリー・コンテンツとして配布を開始

 ジャパン・トゥエンティワン株式会社 (本社 東京都渋谷区、代表取締役社長 加藤充) は、医学英語研究所 (MEDO.JP) が編纂した医歯薬英語辞書を多言語辞書・翻訳ソフトBabylon 6向けのフリー・コンテンツとして配布いたします。

 MEDO医歯薬英語辞書は医学英語研究所が医学用語の訳語と定義を推敲することを目的として開発した辞書で、歯学用語や解剖名、疾患名、病原体名、薬品名、化合物名、元素名などの医学用語だけでなく、一般用語・略語も収載、成語付きの英和辞書および和英辞書も収載し、将来は図解、画像等の組み込みも計画されています。医学英語研究所では医学、歯学、薬学を学ぶ学生や研究者、医師に利用してもらい、学習、研究、医療現場に広く活用されることを願い、Babylon 6ユーザに無料で公開することを選択されました

 Babylon 6は標準で13ヶ国語の辞書を搭載し、1,300種類以上のコンテンツ、多数の有料のプレミアム・コンテンツが利用できる辞書・翻訳ソフトです。今回のMEDO医歯薬英語辞書の搭載により、極めて専門性の高い医学、歯学、薬学の日本語専門辞書を無料で提供できることになりました。Babylon 6はこれまでも外国語を日常使用する専門家や企業、学生に必須のツールとして高い評価を得てきましたが、医学分野の専門辞書が加わることになり、用途や範囲、対象者が格段に拡大して行くと思われます。



 Babylon6ユーザーには超便利極まりないコンテンツとなりそうです。ちなみにBabylon6についてはこちら。こういう翻訳ソフトが入っているだけで快適なネットサーフもできるんでしょうねぇ。

関連
医学処:白血病治療薬解析プロジェクト「UD」、突然の活動終了を発表。
医学処:光ナビゲーションキーボードが脳の活性化に効果あり
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薬物を使って手術中に眠りに陥った麻酔科医の医師資格を一時剥奪する

手術中に睡眠、医師免許を一時はく奪 病院の麻酔医

 マサチューセッツ州の医療行政当局は26日、ボストン市内の小児病院で2005年12月、手術に立ち会っていた30歳男性の麻酔医が眠りに陥る不祥事を起こし、医師資格を一時はく奪したと述べた。地元テレビが報じた。

 麻酔医は調べに対し、この手術前に抗ストレス剤を使用していたことを認め、06年1月の昼食中、パニックに襲われるような不安を覚え、麻酔を使用した過去も明らかにしている

 州の医療行政当局は、麻酔医が過去15カ月連続で薬剤もしくはアルコールを過度に服用、摂取していなかった事実を立証しない限り、医師免許の取得を認めない方針。



 なんだこりゃ。タイトルだけみると過労によるものかなーなんて思いますが、さすがに同情できませんね。適切な治療を行えばいいものを、麻酔科医であることをいいことに自ら麻酔を投与していたとはねぇ。

 麻酔科医の手術におけるポジションって、かなり重要で。循環動態や呼吸を管理している麻酔科医が異常を来たしてしまったら、手術にも影響でますし、場合によっては命も。

関連
医学処:外科医の7割は、当直明けに手術をしており、約1割が訴訟を経験
医学処:胆のう除去手術を行っていた医師が患者の腎臓を盗み取る
医学処:執刀医が手術中に殴り合いの喧嘩。ケリをつけるために退室。
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2007年07月19日

日本の医師数は、人口1000人あたりわずか2人で主要7ヶ国で最低。

日本の医師数、1000人あたり2人で主要国最低・OECD調べ

 経済協力開発機構(OECD)は18日、医療に関する統計「ヘルスデータ」2007年版を公表した。人口1000人あたりの医師数は日本は2人と米英独など主要7カ国では最も低かった。医療費の負担内訳で日本は国など公的部門の割合が82%と英国に次いで高く、患者の自己負担や民間保険の割合が低かった。

 調査は05年(日本は04年)の統計を基に加盟30カ国を比較。日本の1000人あたり医師数は全加盟国でもトルコ、韓国、メキシコに次いで低かった。



 恐ろしいですよね。世界最先端の医療、そして国民全てに平等に質の高い医療を提供している背景には、医療従事者が過労の中、文句も言わずに働いているおかげ、というのが。日本人ならではの「我慢強さ」ゆえでしょうか。

 医療従事者は奉仕しなければいけない、という精神は医師なら誰もが持っているものですが、だから現在の過労の環境でも我慢せよというのはおかしいですよね。そりゃあ医師は明日も変わらず笑顔で医療を行いますけど、でもこの現状をみて、国民が変えずに誰が変えるというのでしょうか。挙句の果てに医者は儲け過ぎなどとマスコミの情報操作を信じて叩く始末。

関連
医学処:医師が不足しすぎていて、緊急医師派遣制度をわずか半年で中止する
医学処:地方の医師不足を解消するためにも、医学部の定員を早急に増やすべき。
医学処:医師の確保が困難で、救急病院が142件減る。
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医療のヒヤリハット、1年間で19万6000件も発生。

医療のヒヤリ・ハット、昨年19万5600件

 国立病院や大学病院など主な247の医療機関で、医療事故につながりかねない「ヒヤリ・ハット」の報告事例が、2006年の1年間に計19万5609件あったことが18日、財団法人「日本医療機能評価機構」の調査でわかった。

 このうち、患者の命にかかわりうるケースが3155件あった。原因は「確認が不十分」との回答が4分の1を占め、初歩的なミスが重大事故の危険性をはらむことをうかがわせている。

 調査結果によると、原因(複数回答)で最多の「確認が不十分」は、12万4171件で、25・3%を占めた。次いで、「観察が不十分」と、慌てていたり思いこみがあったりといった「心理的状況」が、各13・2%。多忙や当直・夜勤明けなど「勤務状況」を原因に挙げた報告も、9・1%あった。ヒヤリ・ハットの当事者を職種別に見ると、7割以上が看護師だった。



 当直や夜勤明けなどが10%って、逆に言えば医療従事者の過労をなくせば1割もヒヤリハット無くせるってことですよね。これ凄い数値だと思います。人的な問題というより、社会的な問題では。

関連 医学処:3人の看護師が確認を怠り、献血中にミスが発生
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行政処分を受けた看護職の再教育は、120時間を要する。

看護職再教育、最大120時間

 行政処分を受けた看護職員の再教育制度について議論してきた厚生労働省の検討会は18日、最大120時間の個別研修を課す内容の最終報告書をまとめた。

 看護師助産師保健師が対象で、来年度から施行される。

 報告書によると、行政処分を受けた看護職員は、厚生労働相の再教育命令を受け、1か月以内に医療安全に関する集合研修を受ける。その後、厚労相の指定する医療機関などで、看護職員の資格を持つ「助言指導者」からマンツーマンの指導を受け、実習を中心とした個別研修を受講する。

 受講時間は、業務停止2年以上だと120時間程度、同1年以上2年未満では80時間程度などと、処分の重さによって決まる。再教育を受けなかった場合は刑事罰(罰金30万円以下)の対象となり、再び行政処分が下される可能性もある。



 妥当なところですかね。看護師不足ですから…。
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2007年07月16日

過去に大病を患ったり持病がある人でも入れる新型医療保険について

「持病があっても入れます」…新型医療保険 参入相次ぐ

 過去に大病を患ったり持病があったりして、健康に不安がある人も加入できる医療保険分野に新規参入が相次いでいる。

 従来の医療保険の普及率が8割近くまで高まり飽和感が強まるなかで、未開拓市場として保険各社が注目し始めているためだ。保険料は従来の1・5〜2倍程度と割高だが、新型保険で「販売対象が一挙に倍増する」(住友生命保険)との試算もあり、追随する動きが広がりそうだ。

 これまでは、持病や入院歴がある人は健康な人より病気になる確率が高いという理由で保険に加入できなかったり、持病の悪化や再発には保険金が支払われなかったりしていた。

 新型保険は、最近2年以内に入院した人や、がん、エイズなど再発率や死亡率の高い一部の病気で通院している場合などを除き、誰でも加入できるのが特徴だ。保険会社は、健康上の理由から加入を断っていた客層について、保険料を割り増しすることで採算ベースに乗ると判断した。

 新型医療保険は、住友生命が05年4月に「千客万頼」で先陣を切った。アリコジャパンの「まもりたい」、太陽生命保険の「既成緩和」が追随したほか、今年7月には損保ジャパンひまわり生命保険や保険ベンチャー企業のエクセルエイド少額短期保険が参入。

 アメリカンファミリー生命保険が8月から販売する「やさしいEVER」は、従来なら同社の医療保険に加入できなかった糖尿病患者も、食事療法やインスリン注射で健康な人と同様の生活を送れる病状なら加入できる。病状が悪化して入院や手術が必要になった場合も保険金を受け取れる。



 医療保険がより広がるのでしょうねぇ。すると国民皆保険制度もガタつくか?もし国民全体の医療保険加入率が上がれば、医療費5割負担にします、とかになりそうです。そうではないと良いんですけれど…。

 ああーでもどうなんだろうなぁ。アメリカ型医療への布石なのかなー。

関連
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医学処:医療保険の広告は、消費者の不安を煽るものであってはならない。
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イギリスの登録医師の46%が、外国で教育・訓練を受けた医師。

★登録医師の46%が外国出身=英

 英ロンドンとグラスゴーの連続テロ事件で、拘束者の多くが外国人医師だったことが明らかになったが、3日のBBC放送によると、英国の登録医師46%が外国で教育・訓練を受けた者という。

 登録医師27万7000人のうち、12万8000人が外国から来た医者。そのうち、拘束されたビラル・アブドラ容疑者と同じイラク出身の医師は1985人に上る。今回の事件を受け、外国人医師受け入れ制度の妥当性を問う声が出始めている。



 凄い割合…。日本は良い意味でも悪い意味でも慎重な閉鎖性を持ってるので、まぁ大丈夫かなぁとは思いますが。国によって医療水準が違いますからねぇ。イギリスはガチガチの医療なんで、別に外国人医師でも構わないんでしょうね、色んな意味で。
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2007年07月08日

変死者に対する解剖予算、山口県ではなんとゼロ円というお粗末さ。

解剖予算 100万未満25府県…読売全国調査

 変死者に対する死因究明制度の不備が指摘されている問題で、公衆衛生の観点から行われる行政・承諾解剖について、各都道府県の2007年度予算は、山口のゼロから、東京の6億6000万円まで格差の大きいことが、読売新聞の調査で分かった。国が統一基準を設けず、運用を都道府県任せにしているためで、予算の少ない自治体は解剖数も少ない。変死者の死因を特定できずに、新型肺炎などの感染症が見逃されて流行を早期に防げない危険性がある。

 行政・承諾解剖は、死体解剖保存法に基づき行われ、感染症や中毒が死因でないかなどを調べる。国が負担する犯罪捜査のための司法解剖とは異なり、費用は都道府県が負担する。財政難などを理由に支出に消極的な自治体が多く、解剖数が少ない原因とされるが、全国の予算の実態をまとめた調査はなかった。

 本紙の調査によると、07年度の解剖予算は、半分以上の25府県が100万円未満。予算ゼロの山口が「必要に応じて県警の捜査費などから出す」とするなど、不足分は「補正予算などで対応する」という自治体が多いが、4分の3の19県は06年の変死者が812〜5527人だったのに解剖数は5体以下にとどまる

 知事の権限で解剖できる監察医制度がある東京、大阪など4都府県は解剖数が1000体を超え、300万円超のほかの5県も同規模の自治体に比べて多い。

 1体当たりの解剖費も格差が大きい。富山が30万円、茨城、群馬、和歌山、香川は25万円と司法解剖並みだが、神奈川は5万円、佐賀が6万円、北海道、京都など24道府県は7万円。

 他の先進国は変死者の解剖率が高く、司法解剖も含めて日本が9%なのに対し、20〜100%に上る。日本法医学会理事の久保真一・徳島大教授は「このままでは死んでも正確な死因がわからない地域があり、新型感染症の流行などを防げない」と話す。



 まあ要するに解剖費を払うのがおしいってことでしょう、山口県知事は。そんなんでいいんですかね。もし感染症が流行したら知事の責任になると思うんですが。そのときはそのときってことですかね。住民はたまったもんじゃありませんなぁ。

 変死であっても解剖しないなんて、近代の先進国にあるまじき行為だと思います。「身体を開けて始めて分かることがある」、ということを踏まえた上で、解剖をよりメジャーにしていければいいんじゃないでしょうか。何で亡くなったか分からず埋葬するほうが、故人に失礼だと思いますからね。もしかしたら中毒で殺された可能性だってあるかもしれないわけですし。

関連
医学処:検視しかしておらず、変死体の殺人見過ごしが過去13件発覚
医学処:解剖せずに外見と触診だけで死因を判断していることに不安を感じる
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ピラニアが群れをなすのは、攻撃ではなく自己防衛のため。

群れを成すピラニア、攻撃ではなく自己防衛=調査

 恐ろしいイメージを持つピラニアが、実際は捕食者の攻撃から身を守るために群れを成す「怖がり」であることが分かった。研究者が2日に発表した。

 スコットランドにあるセントアンドルーズ大学のアン・マグラン氏は、ピラニアは攻撃的な殺人者というよりも、むしろ魚や植物、虫を食べる雑食の清掃人であると説明。ブラジルのマミラウア研究所と共同で行った調査では、特にアマゾン川の水位が低くピラニアの行動範囲が狭まる際に、捕食リスクに関連して群れがどのように大きくなるかを明らかにしたという。

 マグラン氏は「以前は、ピラニアが群れを作るのは共同の捕獲グループを形成するためとみられていたが、そもそもは自己防衛的な行動であることが分かった」とコメント。ピラニアには、常にカワイルカやワニの一種であるカイマン、大型の魚に捕食されるリスクがあり、「彼らの注意深い行動は、捕食されるのを防ぐために非常に重要」と続けた。

 この研究結果は、ロンドンで行われる英国王立協会の夏の科学展で取り上げられる。



 へぇー。しかしあの肉食性をみると、単体でも凶暴であることにかわりないと思うのですが。群れを作るという意味では「怖がり」であって、それと肉食性とはさほど関連性がないということに落ち着いてよろしいでしょうかね。

関連:医学処 トラウマの記憶は、幸せな記憶よりも残りやすい。
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2007年07月05日

昭和大学藤が丘病院が、診療報酬を過大に請求していた疑い。

昭和大藤が丘病院、診療報酬を過大請求 5億1000万円返還へ

 横浜市青葉区の昭和大学藤が丘病院(与芝真彰院長、667床)が、診療報酬を過大に請求し、神奈川社会保険事務局から差額分を返還するよう行政指導を受けていたことが分かった。

 一般病棟の1日平均入院患者数を少なく算定、患者7人に対して看護師1人という診療報酬が最も高い基準をもとに請求していた。返還額は約5億1000万円に達する見込み。同病院は「請求内容を精査した上ですみやかに指導に応じたい」としている。

 病院によると、昨年8月1日、看護配置基準を従来の10対1から7対1に変更する届け出を社会保険事務局に提出した。国は1日平均入院患者数を、直近1年間の総入院患者数をもとに算出するよう求めているが、同病院は直近1か月の平均を使用。診療報酬も、1日1患者あたりの入院基本料を10対1より2860円高い1万5550円で算定した。

 保険事務局が6月20日に行った調査で判明。7対1で算定された昨年8月から今年6月まで11か月間の差額分の返還を指導した。



 どこの病院も看護師不足ですからねえ。急に「看護師を増やせ」と言われても、全ての病院で看護師を勧誘するわけですから、このように足りない病院も出てくるでしょう。そうするとただでさえ赤字の病院の財政が更に圧迫されるわけで、正直これは国の政策が悪いと思います。病院ってのは医療に関する雑務も扱うわけですが、患者のために奉仕しているにもかかわらず、ここまで赤字財政を加速させるほど圧迫していいのでしょうか。そんなこと、病院が考えるべきことじゃないような気もします。国民皆保険制度が破綻しつつありますが、その帳尻を病院に埋めさせようとする魂胆がよく分かりません。
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保険適用されていないロボット手術で、保険の診療報酬を請求していた

未承認ロボ手術、不正請求

 薬事法の販売承認を受けていない手術支援ロボットを使っていた医誠会病院(大阪市東淀川区)、名古屋共立病院(名古屋市中川区)など、少なくとも全国数か所の病院が、通常の手術をした形で保険の診療報酬を請求していたことが、読売新聞の調査でわかった。

 ロボット手術は先端技術として注目されているが、厚生労働省は「未承認の医療機器の使用は保険診療では認められず、不正請求にあたる」と判断。各病院に診療報酬の返還を求め、悪質な場合は保険指定取り消しなどの処分を行うことを決めた。不正の件数は1000件を超え、返還額は合計で数億円以上になる可能性がある

 使われていたのは、内視鏡や鉗子などをロボットアームで遠隔操作して腹部や胸部の手術を行う「ゼウス」と、コンピューター制御のカッターで人工関節用の穴を骨盤などに開ける「ロボドック」(ともに商品名)。



 先端医療はお金がかかりますからねぇ…承認まで待てなかったというのが本音なのでしょう。ですが保険適用されていないということは安全性が確立されていないということに近いので、まぁ不正利用はやりすぎだったかな、という感じですね。しかしロボットアームで手術される日もそう遠くなさそうですね。素早い動作さえできれば、安定している分、細かい手術でもやりやすそうですが。

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2007年06月30日

マイケルムーア監督が映画「シッコ」で米国医療制度を切り捨てる

ムーア監督の新作「シッコ」、公開前から波紋・医療制度批判

 米ブッシュ政権のイラク政策を批判した「華氏911」などで知られるマイケル・ムーア監督が米国の医療保険制度をやり玉に挙げる新作映画「シッコ」が、29日の全米公開を前に論争を巻き起こしている。医療保険改革は大統領選の争点でもあり、早くも映画の内容を検証する動きが出ている。

 米国には日本のような国民皆保険制度がなく、人口の約16%、約4500万人(2005年)が保険に未加入。映画では、手の指2本を切断したが中指の手術代6万ドル(約720万円)を払えずに薬指だけを治療した男性や、保険に加入しながら治療費の自己負担分の支払いがかさんで破産した夫婦などの実例を紹介している。



 公式サイトはこちら

 アメリカで怪我、病気にかかると、恐ろしい額の医療費をとられます。日本も同じだけの医療行為を行っているのですが、国民皆保険制度によって自己負担額は驚くべきほど低いものになっています。勿論、薄給・過労にもかかわらず頑張って働く医療従事者がいてこそ成り立つわけです。

 しかし日本は医療費削減と称し、医療従事者に矛先を向ける日々が続きました。政府としては、医療費に税金を使いたくないわけです。公共事業費を増やしたほうが旨みがあるわけですからね。

 でもこのまま進むと、アメリカのように医療地獄に陥ることは必然だと思います。外資系の保険企業も参入し、数多くの高額保険を選べない人たちは満足に病院にかかることもできなるなるでしょうし、傷口が治る前に退院しなければいけない状況に陥るかもしれません。どう転ぶかは国民の動き方次第ですが、マスコミと国の作戦に騙されないことが肝腎です。

 あ、日本では2007年8月25日公開だそうです。

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2007年06月24日

ギネスに載せたくて、15歳の息子に帝王切開をさせた医師夫婦

ギネス入りさせたくて、息子に手術をさせた医師夫婦

 インド・タミルナド州で、医師の夫婦が15歳の息子をギネスブックに載せるために帝王切開の手術をさせ、告発された。地元紙が21日報じた。

 2人は、息子を世界で最も若い外科医として登録するために、手術の模様をビデオに録画し、他の外科医たちに見せたという。

 2人の家族は、少年は父親に医療機器を渡すなど手術の補助をしただけだと主張している。インド医療当局は、事件を調査中で、2人の医師資格の剥奪もあるとしている。



 医師免許剥奪でいいでしょう。しかし異常な親だ。こんなバカな親に育てられた人間が医者の適正あるわけないです。帝王切開は、昔から行われている簡便な手術というイメージが定着していますが、実際は手術の際の合併症もありますし、命に関わらない手術というわけではありません。それをド素人にやらせているあたり、この親の罪は重い。懲役刑が下っても何の文句もいえませんね。

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