民主党の鳩山幹事長、後期高齢者医療制度の対案検討急ぐ 民主党の鳩山幹事長は24日、沖縄県うるま市内で街頭演説し、後期高齢者医療制度について、「まず廃止すべきだが、廃止すればそれでいいと思っているわけではない。
お年寄りに負担を求めない、国民全員で支えるような新しい仕組みを作っていきたい」と述べ、対案の検討を急ぐ考えを示した。
野党4党、後期高齢医療の廃止案提出…老人保健復活を要求 民主、共産、社民、国民新の野党4党は23日、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度(長寿医療制度)を来年4月1日で廃止し、従来の老人保健制度に戻す法案を参院に提出した。4党の幹事長らは6月4日の参院通過を確認したが、与党の反対で成立は困難な見通しだ。野党は同法案に対する政府・与党の対応を見て、福田首相の問責決議案提出の是非を判断する方針だ。
同法案は、後期高齢者医療制度の廃止に先立ち、〈1〉年金からの保険料天引きは遅くとも今年10月から行わない〈2〉遅くとも10月から保険料負担の軽減を図る〈3〉被扶養者からの保険料徴収凍結を10月以降も継続する――ことを盛り込んだ。
ただ、
後期高齢者医療制度に代わる制度は示さなかった。
民主党の直嶋政調会長は国会内で記者会見し、「後期高齢者医療制度は、75歳以上だけ切り離して別の制度にするという差別的な内容だ。まず廃止し、従来の制度に戻してから先のことを考えるべきだ」と述べた。制度の廃止に伴い新たに必要となる公費負担を「数千億円規模」とし、「特別会計の積立金などで対応できる」と説明した。
民主党の鳩山幹事長は記者会見で福田首相に対する問責決議案の提出について「(法案が)衆院に回ってどのような審議になるかを見極めたうえで(提出する)ということもあり得る」と述べた。
これに対し、自民党の伊吹幹事長は23日の記者会見で「元の制度に戻すことは、現役世代に青天井に負担を求め、世代間のぎくしゃくした関係を作り出す」と野党を批判。福田首相は23日夜、首相官邸で記者団に「状況によっては、(野党側と)協議する余地はある。まずは論拠をしっかりと双方で述べることが大事だ」と語った。
舛添厚労相が週末テレビ行脚…「後期高齢者」いい制度です 舛添厚生労働相は、4月から始まった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)への国民の理解を得るため、週末の24、25の両日に計五つのテレビ番組の出演をハシゴする。
厚労相はテレビで持論を展開する論客で知られるが、最近は2か月近く、出演を見送っていた。
初日の24日は、朝のTBS番組で、保険料の負担増などが指摘されていることについて、「制度のひずみは直すが、理念はしっかりしている。私が申し上げることが、首相の考えと思われても結構だ」と述べ、制度の骨格は維持する考えを強調。その上で、「私が介護していた時、歯医者は自宅まで来なかったが、今は来られるようになった。
夜も看護師が来てくれる。医学的にはお年寄りにいい制度だ」と述べた。
次の読売テレビの番組では、野党4党が提出した同制度を廃止する法案について、「元の老人保健制度に戻せば、高齢者を支える若者の負担が際限なく増える」と批判した。
民主党って、ホント都合のいいことばかり言いますけど、現実的な代案を出しませんよね。そこらへんが底が浅いというか、未だに政権を取れない理由というか…。
後期高齢者医療制度にした背景というのは、結局のところ医療費がかさむことによるものでしょう?じゃあその制度を廃止したら、一体誰が増え続ける医療費を払うのか。
馬鹿な政治家は「税金を増やす」とか本気で思ってそうですけれど、無駄に使っているところを減らして医療費に当てようとは思ってないんですかね?
野党が一丸となって、「公共事業費を大幅に削減し、その分を医療費に充てる」とすれば、国民の大部分は賛成すると思うんですけどね。そうすると道路族議員とか、土建屋からお金もらってる政治家が損するので、あえてそこを強くは押さないんでしょうけれども。
ホント汚いですわ。
舛添だって実際は、医者や看護師をやっすい労働力としかみてないんでしょうね。夜も看護師が来てくれるって、一体今の日本のどこに看護師が余ってるのかと。看護師が不足しすぎててんてこまいな今の状況を作ったのは厚生労働省でしょうに…。
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