病気や治療方法ごとに1日当たりの入院医療費を定額にしている一般病床が2007年12月時点で準備段階を含め08年度は45万7000床に増え、定額制でない病床も合わせた全一般病床の半分を超えることが30日、厚生労働省の調査で分かった。
医療費の定額化は医療費抑制などが目的だが、09年度までは病院の収入を保証する措置が続けられる見通しで、定額病床数は制度が本格導入された03年度の約6万7000床から約7倍に急増する。
病院数で見ると、入院費を定額としているのは準備中を含め1428病院。全国に約9000ある一般病院のうち16%を占めるにすぎないが、400床超の大病院が3割を占めており、結果的に入院費定額の病床数を増やす形となった。
検査や診療を重ねるたびに報酬が増える現行の出来高払い制度は、医療費の無駄遣いを招きやすいとされており、医療費の定額化で増え続ける医療費を抑制し、併せて患者負担の軽減を図ることが期待されている。
うーん、確かに「無駄遣い」をするところはあるでしょうけれど、、、大きな病院であればあるほど、患者さんのために赤字覚悟で検査や治療、アフターケアを行っているような気も。
しかし無駄遣いを抑制する意味では全体的に科した上で、大手病院は何らかの形で補助金を出すのがいいのかなぁ。難しいところですね。