県内の病院で3月に2年間の卒後(初期)臨床研修を終えた研修医70人のうち、47人が県内の医療機関を進路先に選んでいたことが県の調査で分かった。定着率は67%で前年とほぼ同じだったが、人数は6人増えた
進路の選択は、進路先での研修の内容や指導医の資質のほか、研修医の出身地や出身大学の所在地などに左右されることが多いとされる。卒後臨床研修を県内病院で終えた3期生70人の出身大学別内訳は秋田大が42人。研修後の進路に県内医療機関を選択した47人のうち、秋田大出身者は32人だった。
一方、医大生と卒後臨床研修の受け入れ病院双方の希望を基に研修先を決める「マッチング」の状況をみると、充足率は1期生51・5%、2期生46・6%、3期生51・9%で推移。病院の希望が満たされている状況からはまだまだ程遠い。
県医務薬事課医師確保対策推進チームは「研修を終えた医師の県内定着率向上とともに、まだまだ改善の余地はある」としている。
ん?これはちょっとよくわからない。
もし地元で医療を行いたいと思っているならば、普通は研修先から地元の病院にすると思います。研修を地元で行うメリットは、地元で開業とかするときにコネクションが作りやすいというのはありますからね。
逆に研修を自分の大学付近でやって、研修を終えてから別の病院に行くというのはどういうわけなんでしょう。例えば入局して、関連病院へ修行として行った病院が「たまたま県外だった」のなら分かりますけれど。
一番怖い、「研修先として選んだけれど『残念な病院』だったので別のところに行った」のでなければいいですが…真相は果たして。
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