島根大学医学部付属病院において、医師が患者の個人情報を保存したUSBメモリを紛失したことがわかった。同院の研修医が、5月9日に院内で紛失したもので、所在不明となっているUSBメモリには、氏名や年齢,性別のほか、診断や検査結果、病歴,生活歴,家族歴など11人分の患者情報が保存されていた。
同医師は、資料を作成するため、院内のナースステーションのパソコンでUSBメモリを利用していたが、別病棟での処置や研修の打ち合せのために離席。作業を行うため席に戻った際、USBメモリがなくなっていることに気が付いたという。
同院では詳細について調査を進めているが、紛失した個人情報の悪用などは確認されていない。同院では関連する患者へ謝罪を行っている。
うっかりミス。しかし医者の扱う情報は、罪になるくらい重いということを認識しなければいけません。
便利になった世の中、電子カルテの時代であっても、それを扱うのは人間であります。自身のデータが満載の情報がネットに流れでもしたら、とんでもないことですよ。身体的特徴というものは、思っている以上に人に知られたくないものですからね。
関連
医学処:東大病院の患者85人分の個人情報を入れたPCを研修医が紛失する。
医学処:国立精神神経センターで患者情報の入ったPCを紛失
医学処:日本医科大学付属病院で患者情報約2万件が紛失する