2008年05月15日

「家庭医」になる研修医が増え始めている。

「家庭医」徐々に浸透 福島県立医大

 地域に密着し、患者の既往症や家庭環境なども把握した上で幅広い診療を担う「家庭医」の養成が福島県立医大(福島市)で3年目を迎えた。開始した2006年度、わずか1人だった家庭医を目指す研修医は14人に増え、県内各地の病院で研修を続ける。海外では初期診療を担う役割が確立している家庭医だが、臓器別の専門医が主流の日本では認知度も低い。関係者は「1人でも多くの医師が家庭医として地域に根付いてほしい」と期待する。

 現在の医師養成制度では医師免許取得後に2年間の初期研修、3―4年間の後期研修を受ける。後期では外科や内科など自分が志望する専門領域が対象となり、家庭医の研修プログラムがあるのは全国の大学では県立医大だけだ。

 初年度に1人だった研修医は、2年目が7人、本年度は6人。出身大学も全国に広がる。山形大医学部を卒業し仙台市内の病院での初期研修を経て研修医となった斎藤典子さん(26)は「地域で働く医師を目指してきた自分にとって家庭医はぴったりのイメージ」と話す。

 研修医は県内各地の病院で臨床に携わりながら研修する。県立医大の指導医が毎週、研修先の病院を訪問する仕組みだ。昨年度は十病院が研修医を受け入れた。初期研修を終えた研修医は当直や救急診療も行えるため、医師不足に悩む病院にとって貴重な戦力になる利点もある。

 課題は、育てた家庭医が福島に根付いてくれるかどうか。研修医14人のうち県立医大出身は4人だけで、他大出身者が将来県内に残ってくれるかは不透明。

 県立医大地域家庭医療部長の葛西龍樹教授は「家庭医には幅広い科目の知識だけでなく、地域に溶け込み患者や家族と付き合うことが求められる。認知度はまだまだだが、福島から全国に広まっていけばいい」と将来を見据え、今後10年で県内の家庭医を100人に増やす計画だ。



 家庭医の重要性・必要性が非常に高くなってきました。今まで地域にいた開業医の内科のようなものですかね。アレをもっと総合的に診るようになったのが、家庭医って感じでしょうか。地域を支える基盤です。

 必要な知識は医学全般。要するに健康か否かを見極める力が一番大事です。そして治療できそうなものは治療し、重度のものは総合病院や大学病院に紹介する。医療の分担ですね。だからこそ膨大な医学知識が必要です。逆に、総合病院や大学病院でひとつの科を専門とするような医師は、その科についての深淵のように深い知識を要求されます。広く浅くか、狭く深くか、といった違い。極論ですけどね。

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医学処:高齢者を総合的に診るジェネラリストが今後必要である。
医学処:会社帰りに立ち寄れるコンビニ病院、コラボクリニック新宿 ←なんか潰れたっぽい。
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posted by さじ at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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