国の臨床研修制度の初期研修を終えた若手医師と、後期研修を実施する医療機関の間を取り持つNPO法人「千葉医師研修支援ネットワーク」が活動を始め、23日、設立発足会が開かれた。県内の研修病院が支援ネット構想を提案、千葉県医師会(藤森宗徳会長)や県が協力した。
支援ネットは、魅力的な研修プログラムや幅広い受け入れ先を用意して県内外から研修医を集め、地域に定着させることで医師不足解消を図るのが狙い。国の統計では人口10万人あたりの医師数(平成18年)は埼玉県がワースト1で千葉県もワースト3。神奈川県や静岡県も全国平均を下回り、首都圏でも医師不足が顕在化している。
支援ネットには千葉県内の初期研修病院約10カ所が参加、今後も40近くの病院が参加する見通し。複数の病院同士が連携して研修医の関心が高い専門医資格プログラムを充実させ、登録した研修医は自らの将来設計に沿ったプログラムを選んで研修を受ける。
支援ネット理事長で千葉大の斎藤康学長は、発足会で「研修医を育てて、質の高い医療を確保したい」と話した。
実際行ってみないと、分かりませんからねぇ。有名な大学病院や市中病院であっても、勤めている医者がやる気なかったり、やる気はあっても自分のことで手一杯で研修医の面倒をまったく見なかったり、色々ありますから。
それぞれの病院のウリをまとめたサイトとか、勤めている医者の本音なんかを載せたサイト作りでもしたらいいんじゃないですかね。学生のうちからみんな見ると思います。
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