2008年04月11日

新薬承認の期間を短縮するために体制を大幅に強化する。

新薬承認期間短縮へ体制強化・厚労省

 厚生労働省は新薬を患者に使えるようになるまでの期間を欧米並みに短くするため、2008年度に審査体制を大幅に強化する。

 審査員を07年度に比べて3割増やす。申請前に薬の成分の毒性などをあらかじめ評価し、審査期間を短くする「事前評価制度」の09年度導入に向けた準備も進める。

 新薬を安全で早く使えるようにして患者の選択肢を広げるほか、製薬会社の国際的な競争力を高める狙いがある。

 海外で承認された新薬が自国で使えるようになるまでの期間は日本
が約4年なのに対し、米国や英国は約1年半。比較的長いフランスでも約2年半だ。日本は承認に時間がかかり、欧米で広く使える薬が国内では使えない「ドラッグ・ラグ(薬の時間差)」の短縮が課題になっている。



 欧米では10年前から使われている非常にいい薬が、日本では承認されていないので使えない(その薬より副作用のある薬を使う)ことなど、ホント、ザラにあるんで。

 厚生労働省が本気で新薬承認期間を短縮できれば、混合診療も導入賛成ですよ。でも役人働かないんだもん。今の段階で混合診療導入したら、承認遅くなる気もしますし。

 まぁ頑張って短縮して下さいということです。現場で使えないんで。

関連
医学処:新薬の承認期間を短縮するために6大学が連携
医学処:日本人は新薬の国際共同臨床試験の対象とされていない
医学処:新薬承認期間を短縮するため、審査人員を大幅に増やす。


広告
posted by さじ at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック