07年度の「県医学研究奨励賞」の受賞者に、田辺市医師会恙虫(つつがむし)病調査班(9人、代表者・玉置幸子医師)が選ばれ、県庁で表彰式があった。
同調査班は、89年に紀南地方におけるツツガムシ病の第1例を確定。06年までに県全体の9割に当たる94例を診断した。ツツガムシ病に関する学会報告や講演活動などを精力的に行い、広く一般市民に啓発したことなどが評価された。
賞は、医学に関する調査や研究を通じ、県民の保健医療の向上に努めた個人や団体に贈られる。70年に創設され、06年度までに39人と14団体が表彰された。
ツツガムシというダニによって、ツツガムシリケッチア(orientia tsutsugamusi)に感染することで、ツツガムシ病になります。
症状としては高熱、全身性の紅斑・丘疹状の発疹、筋肉痛、リンパ節腫脹などで、酷い場合にはDICで死に至ることも。中でも「発熱、刺し口、発疹」は、主要3徴候とよばれます。
年間何百人かが感染する病気ですので、ダニに刺されたぐらいだと安易に考えず、症状が出たら病院へ。
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