スペイン北部で昨年12月と今年2月、牛海綿状脳症(BSE)の牛の脳などを食べて感染するといわれる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病で2人が死亡した。地元自治体が7日、明らかにした。
死亡したのは40歳と51歳の患者で、いずれも北部のカスティーリャ・イ・レオン州に住んでいた。同国でこれまでに報告された変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の死者は、2005年に首都マドリードで死亡した26歳の女性のみ。
記者会見した同州の農業局長によると、今回の2人が感染したのは2001年より前と見られる。現在は当時に比べて畜産品に対する規制がはるかに厳しくなっているため、牛肉を食べても安全だと強調し、平静を呼びかけた。
スペインではBSEが初めて見つかった2000年以来、これまでに700件以上の症例が報告されている。
さすがにもうないでしょうね。次に、騒動後の牛肉による感染が明らかになったら、それこそ壊滅的な打撃を受けるのは畜産業界ですから。
とはいうものの、異常プリオンについては未だに未知数なところもありますしね。たんぱく質が何故ここまで…。硬膜移植などの、医原性のものでなければ大丈夫だとは思いますが、、、
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