神戸大は4日、医学部の教授や研究員が、遺伝子を組み換えた大腸菌を廊下で培養していたと発表した。
遺伝子組み換え生物等規制法や学内規則では、こうした微生物は周囲への拡散防止対策をとった区域でしか扱えない。同大は実験を中止させ、学内の安全委員会で調査しており、結果が出てから処分などを検討するという。
問題があったのは久野高義教授(分子薬理・薬理ゲノム学)の研究室。がん発症の仕組みなどを調べるため、関連する遺伝子を大腸菌に組み込み、その菌の培養器を、研究室のある基礎学舎北棟の廊下に置いて使っていた。久野教授らは「研究室が手狭になり、外に出した」などと話しているという。
文部科学省に3月17日、「廊下での実験や不適正な処理が行われている」と匿名の通報があった。同大は実験に使った大腸菌は適正に処理され、汚染はないとと説明している。
問題ないと思ってやったんでしょうけれど、未だに遺伝子組み換えモノには世間が敏感ですからね。
いや、むしろ研究者たるもの、その点に鈍感になってはいけません。
未曾有のアウトブレイクになる可能性だってあるわけですからね…取り返しのつかないことになったら、映画のようにハッピーエンドを迎えることは出来ない可能性も。(たとえ1人でも亡くなったらバッドですが)