製薬世界最大手、米ファイザーの日本法人は28日、医療機関で禁煙治療を受けた従業員に、一律5000円を支給すると発表した。標準的な禁煙治療の自己負担額の4割程度にあたるという。同社は近く経口禁煙補助薬「チャンピックス」を発売する予定で、まずは社員に禁煙を促す。
4月1日〜10月31日の間に禁煙治療を終えれば支給し、実際に成功したかどうかは問わないという。さらに、5月31日の「世界禁煙デー」を機に、昼食時などを除いて勤務時間中の喫煙を全面的に禁止する。
ここ数年は、喫煙するMR(医薬情報担当者)の「出入り禁止」を宣言する病院が増えており、製薬会社として禁煙の姿勢を強くアピールする考えだ。
これは素晴らしい。最近では病院も全面禁煙ですので、吸わない医療従事者も増えています。
まぁどう弁護しても、煙草は身体に悪いものですからね。それを医師が吸いながら「煙草やめろ」と患者には言えないでしょう。
当然のことながら、イメージを大切にする製薬会社もご多分に漏れず。自社製品のイメージアップのためにも、是非ともクリーンな社員を送り出してもらいたいものです。
製薬会社だけでなくとも、企業であればこのぐらいのことを考えてくれても良いような気もしますけどね。
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