2008年04月01日

コレステロールが低いと免疫細胞の働きが悪く死亡率も上昇する

「コレステロール低いと危険」免疫細胞の働き悪く

 総コレステロール値が低めの人は高めの人に比べて、死亡率が高くなることが、富山大学の浜崎智仁教授(脂質栄養学)らの研究でわかった。

 一般市民の健康状態を追跡した5件の研究結果(計17万人)を詳しく分析し、28日発表した。「コレステロールが高いと危険」という“健康常識”を覆す結果で、これだけ大規模な調査で示されたのは初めて。

 調査によると、血液100ミリ・リットル中の総コレステロール値が160以上〜200ミリ・グラム未満を基準とすると、それより総コレステロール値が低い人の死亡率が男性で1・6倍、女性で1・4倍になることが判明。200ミリ・グラム以上の人では死亡率は変わらなかった。

 研究チームによれば、別の研究でコレステロールのうち、動脈硬化を促して「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロール値についても、低い人で死亡率が高い傾向だったという。

 日本人は魚に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)の摂取が多いためコレステロールが高くても動脈硬化になりにくく、心筋梗塞の発生が抑えられるとみられ、逆に細胞膜の材料となるコレステロールが少ないと、免疫細胞が活発に働かないらしく、がんや肺炎などが増す傾向があるという。



 LDLコレステロールなら低くてもいいんじゃないかと思っていましたが、そういうわけではないようです。HDLだけ多ければいいというもんでもないんですねぇ。

 卵=コレステロール=害という通説が広く伝わっていますね。実際は違うようです。まぁコレステロールだって良いことも当然やってくれますからね。むしろ「多すぎなければ良い」のではないでしょうか。

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posted by さじ at 23:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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