29日、鹿児島市桜ケ丘8丁目の鹿児島大学医学部鶴陵会館 病院に笑いを届けるホスピタル・クラウン(道化師)のサーカス公演が29日、鹿児島市桜ケ丘8丁目の鹿児島大学医学部鶴陵会館であった。同大の学生有志が企画し、午前と午後の2回公演に闘病中の患者と家族約300人を無料で招待。クラウンのコミカルな動きに、会場には笑顔が広がった。
医・歯両学部の約130人でつくる実行委員会が、患者を励まし、併せてホスピタル・クラウンへの理解を深めようと初めて開いた。名古屋市の特定非営利活動法人(NPO法人)日本ホスピタル・クラウン協会の大棟耕介理事長(38)ら5人が出演。費用は、大棟さんを講師に医療関係者などを集めたコミュニケーション研修会の参加費で賄った。
クラウンは曲芸やパントマイムを織り交ぜた出し物で会場を和ませた後、観客と一緒に皿回しも。鹿大病院に入院中の出水市立下水流小学校2年、五十嵐優希さん(8つ)は「いっぱい笑った」。母親の広美さん(32)は「病室を離れ、娘の明るい顔が見られてうれしい。いい気分転換になった」と話した。
県内の病院でも活動する大棟さんは「実行委員の熱意に打たれた。患者と学生、われわれの3者それぞれに得るものがあった」と評価。委員長の萩原信太郎さん(医学部医学科4年)は「子どもたちのキラキラした目に感激した。医療に笑いやユーモアを取り入れる必要性をあらためて感じた」と話した。
凄い。鹿児島大学の学生の何が凄いって、医学部、歯学部の学生が130名も集まって、ホスピタルクラウンを広く普及しようと活動しているところです。いい精神をもってますね。
クリニクラウン、クリニカルクラウン、ホスピタルクラウンと呼ばれています、病棟内で子供たちに笑顔を与える職業、臨床道化師です。ただ医学的に治療するだけでなく、笑いを与えることも、病気と闘い、回復するためには必要なことなのです。
臨床道化師の研修などもあるようで、興味のある方は是非下記のリンクもご覧下さい。
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