九州大と、福岡市の外郭団体「九州システム情報技術研究所」のプロジェクトチームは26日、患者を乗せて病院内を自走し診察室などへ案内する「車いすロボット」の実証実験を福岡市の九大病院で公開した。
開発担当者によると、「実用化した病院はなく珍しい取り組み」で「患者の案内に付き添う医師や看護師を減らせ、患者と病院側の双方が治療に専念できる」と将来の運用開始に期待している。
実験では患者役のスタッフが車いすに座り、電子タグ付きの診察券を専用携帯端末にかざすと、音声で「診察室に向かいます」と告げ移動。床面のセンサーを読み取り、ゆっくりと歩く程度の速さで進んだ。
この日の実験は、来院者らが立ち入らないスペースで行われたが、ロボットは関係者を障害物と感知してよけたり、携帯端末に現在の位置や診察の待ち人数を表示し、実験は成功した。
こりゃ凄いですね。しかし大学病院などは結構混雑すると思うので、そこらへんでも大丈夫なのかどうかがポイントかと。医師も看護師も実際にちゃんと患者が移動できるかどうか、最初のうちは不安でたまらないのではないでしょうかね。一緒についていったりするかもしれません。笑
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