2008年03月10日

難病の解明のために、iPS細胞を用いる。

京大が難病解明に万能細胞、患者細胞から作成・研究を計画

 様々な細胞に変化できる新型万能細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥・京都大学教授らが、筋ジストロフィーなど治療の難しい約10種類の病気に苦しむ日本人患者の細胞からiPS細胞を作製する計画を進めていることが8日明らかになった。

 近く学内の倫理委員会に申請し、早ければ4月から、新薬開発などにつなげる研究に取り組む。

 これまで、病気の原因を研究するには、すでに病気の状態になった細胞を調べる方法が主流だった。だが、患者の細胞からiPS細胞を作製し、それをさらに病気の細胞に変化させれば細胞が健康な状態から病気に変化する過程も観察でき、詳しい仕組みも明らかになると期待される。

 研究代表者の中畑龍俊・京大教授や、講演先の川崎市で記者会見した山中教授によると、対象の病気は若年性糖尿病や筋ジストロフィー、神経変性疾患、先天性の貧血などで、京大病院で治療を受けている患者に協力を求める。

 採取する細胞は、皮膚や血液のリンパ球、胃の粘膜など。健康な人の細胞からもiPS細胞を作製し、病気の細胞と比較する。

 山中教授はこれまで、米国人の細胞からiPS細胞を作製。薬によっては、効果や副作用に人種差があり、日本人患者の細胞を使って研究を進める



 細かい内容になると、人種差というのは強く影響してきます。酒に強い弱いも、人種差によって変わってきますしね。

 今回のこのニュースは、iPS細胞を何かに分化させるということを利用して、誕生時は正常な細胞を作り出し、それが何故病的に変質してしまうのかを観察しようというもの。今まで「難病」とされている、原因が不明の疾患の数々も、これによって解明されるかもしれません。筋ジストロフィーだけでなく、クローン病などにも効果はあるかも。

 山中教授の活躍で、医学全体が一歩進むかもしれません。

関連
医学処:iPS細胞を用いて、脊髄損傷の症状が改善する。
医学処:iPS細胞の京大と細胞シートの阪大が共同研究を行う!


広告
posted by さじ at 19:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。