昨年8月に京都府で開かれた3人制大会(日本ゲートボール連合機関誌「ナイスパル」提供) 日本ゲートボール連合が、2人制・3人制の競技から「ゲートボール」の名を外す方針を決めた。高齢者スポーツ、というイメージが敬遠され、競技人口が大幅に減っているため。5人制は従来通りだが「将来的には名称変更も視野に入れている」と、看板の掛け替えも辞さない覚悟だ。
2人制・3人制の新名称はチームプレーの良さを強調する「リレーション(関係)」。2人制はリレーション−ダブルス、3人制は同トリプルズとする。同連合は5日に開く各県の加盟団体代表者らを集めた会合で、全国統一の競技要領を発表し、今後の大会で新名称を使うよう理解を求める。
高齢者スポーツの代名詞として親しまれてきたゲートボールだが、グラウンドゴルフやパークゴルフなど、手軽にできるニュースポーツの台頭などが影響し、国内の愛好者数はピーク(平成2年ごろ)の約600万人から約200万人にまで減っている。高度なチーム戦術や駆け引きを要求されるため、「命令されるようで嫌」「自分のプレーがほかのメンバーに迷惑をかける」と敬遠する人も少なくない。
確かにゲートボールって、老人スポーツのイメージがありますが、実際はかなり高度な技術を、そして特色でいえば「戦略」が非常に大きなモノをいうスポーツです。若者でも実際やったら異常に面白いと思いますが、いかんせん身体をあまり動かさないし、イメージ的にも高齢者がやるものというのがあるのでやりづらいんでしょうね。
イメージで負けているスポーツといえばやはり卓球を挙げたいところです。卓球は運動量もある上に、戦略、技術的に他のスポーツを寄せ付けないところがあり、更に用具によって大きく変化するという特色もあります。スポーツはやはり自分でやってナンボです。野球やサッカーは見ていて面白いでしょうけれど、卓球は「やって面白いスポーツ」の中で1番だと思います。
そして生涯スポーツとしても。60歳のおじいちゃんが卓球歴5年以上の若者に余裕で勝つというのはザラにある話です。運動量以外の要素が大きくモノをいう、まさに理想的な「スポーツ」ではありませんか。
特に近年、卓球をより高齢者向けにした「ラージボール」が人気を集めています。卓球との違いは、用具の制限、球の大きさ、ネットの高さぐらいです。健康のためにもやってみてはいかが?
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