2008年03月07日

ネコの飼い主は心臓発作のリスクが減少する。

ネコの飼い主は心臓発作リスクが低い

 家でネコを飼っている人は、心臓発作リスクが約30%低下することが示され、ニューオーリンズで開催された米国脳卒中協会(ASA)国際脳卒中会議2008で報告された。

 報告を行った米ミネソタ大学脳卒中研究所(ミネアポリス)のAdnan Qureshi博士によると、心理的なストレスや不安と心血管イベント、特に心臓発作との間に関連があることは何年も前から知られているという。また、ペットから得られる愛情と喜びがストレスの解消になることも知られており、2005年に米国心臓協会(AHA)年次集会で発表された研究では、心不全の患者が1回、12分間イヌとともに過ごすだけで心臓および肺の機能に改善がみられることも示されている

 今回の研究は、1976〜1980年に実施された第2回米国民健康栄養調査(NHNES)に参加した30〜75歳の米国人4,435人を対象とした調査データを分析したもの。調査参加者のうち2,435人がネコを飼っているか過去に飼ったことがあり、残りの2,000人はネコを飼った経験がなかった。心疾患および脳卒中をはじめとするあらゆる原因による死亡率を10年間追跡した結果、ネコを飼ったことのある人は心臓発作による死亡率が低いことが判明した。

 Qureshi氏は、効果があるとは予測していたが、ここまで大きな効果(心臓発作リスクが30%軽減)は予想できなかったと述べている。自身もニンジャという名のネコを飼っているというQureshi氏によれば、イヌも同じ効果を人にもたらすはずだが、今回の研究では、イヌを飼う人が少なかったため、統計学的に確かな結論は得られなかったという。

 2005年のイヌと心疾患に関する研究を行った米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)メディカルセンターのKathie Cole氏によれば、今回の知見は意外ではなく、どのような動物でも、飼い主がその動物を大切に思っていれば、健康によい効果をもたらすはずだという。

 特に高齢者にとっては、ペットを飼うことが低コストかつ低リスクの医療的介入になると考えられるが、動物の飼育を禁じているアパートや養護施設が多い点が問題だとCole氏は述べている。Qureshi氏も、ペットが飼い主に医学的利益をもたらすことに同意しており、薬剤や外科手術とは異なり、ペットを飼うことには何のリスクもないと付け加えている。



 ペットセラピーだか何だか、名称は忘れましたが、慢性期の患者さんにおいては生きがい、やる気などを与える良い療法だと耳にしたことがあります。

 まぁ病院でコレをやろうとしても、急性期の疾患や免疫の低下した患者さん、感染症のリスクのある人にとっては動物は不衛生なのでよろしくありませんからね、実施するのは困難でしょう。

 動物を飼うことでストレスがなくなる、これだけのことでリスクが減るんですねぇ。ペットを飼う以外にも、ストレスを減らす生活を心がけられるといいんですけれど、窮屈な現代社会では、なかなか「ストレスを減らす方法」なんてないですからね。

  /l、
 (゚、 。 7   
  l、~ ヽ      
  じし' )ノ 

関連
医学処:猫を飼うとアトピーのリスクは高まるが犬ならば大丈夫
医学処:火事の中、ペット用酸素マスクで40匹の猫を助ける。
医学処:ペット誤嚥No1は竹串。医薬品もNo3にランクイン


広告
posted by さじ at 07:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。