札医大と旭川医大は二十五日、二○○九年度入試から医学部の定員を新たに両大で計五人増やすことを明らかにした。これにより、政府が緊急医師確保対策として暫定的に認めた道内十五人の増員枠は、札医大が八人、旭医大が七人となる。
札医大は○八年度入試で定員を五人増やしており、○九年度は今回の三人増で計百八人となる。旭医大は今回の二人を含め同年度から七人増えて計百七人となる。
増員枠は、地方の医師不足対策として都府県各五人、道内十五人の増員を国が十年間に限って認めた。この枠で入学した学生には、道などが学費や生活費の一部を奨学金として支給し、卒業後は地方病院などでの勤務を九年間義務付ける。北大は「先端医療を重視している」などとして増員には応じなかった。
当人でも国でもなく、都道府県が学費の1部を負担するかわりに、卒業後に地方病院での勤務を義務づける。いわゆる自治医科大学システムを取り入れているようですね。
自治医科大学では、卒業時に学費全額支払えば地方勤務が免除になるようになっているため、その存在の意思に反して、ポーンと支払って地方勤務をバックレる人が結構いるようです。そういった事態にならないような工夫を、取り入れているんでしょうか。
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