2008年02月29日

協和発酵、がん治療用抗体の開発権を取得する。

協和発酵、VBからがん治療用抗体の開発・販売権を取得

 協和発酵は26日、バイオベンチャーのリブテック(川崎市、中村康司社長)からがん治療用抗体の開発・販売権を取得したと発表した。全世界が対象。リブテックに契約一時金2億円のほか、開発の進ちょくに応じた成功報酬などを支払う。協和発酵は人が持つ免疫機能を利用した抗体医薬の開発に力を入れており、肝臓がんなど固形がん薬へ応用を目指す。

 取得したのは「LIV―1205」と呼ぶヒト化モノクローナル抗体。肝臓がんなど固形がん細胞の表面にある抗原とくっついて、がん細胞の増殖を抑える効果がある。協和発酵が持つ抗体の効き目を100倍に高める「ポテリジェント技術」と組み合わせて医薬品への応用を目指す。動物実験や臨床試験(治験)は協和発酵が担い、他のがんへの応用はリブテックと共同で研究する。



 今の技術では、肝臓がん治療といえば、切る、化学療法、放射線療法、動脈塞栓術ぐらいでしょうか。

 しかし自己の免疫能力をうまく引き出すことで、癌細胞を特異的に攻撃してやるという技術が近年、進歩しています。

 あと数年もすれば臨床的にかなり成果を上げるのでは。
広告
posted by さじ at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック