2008年02月22日
病気の子どもに輸血が必要だという作り話の「チェーンメール」が21日から携帯電話などで流され、入院先と名指しされた昭和大学病院(東京都品川区)に100件以上の問い合わせが相次いでいる。
メールは「知人の3歳の子が白血病で、昭和大に入院している。手術が受けられない状態で、誰かRHマイナスB型の方いませんか」という内容。連絡先の携帯番号まで記され、知人に回すように呼びかけている。ただ、携帯番号は現在、使われていない。
同院の担当者によると「病院に行けば血液を提供できるのか」「本当に入院しているのか」などの問い合わせが21日から相次いでいる。多い時で1時間に10件以上の電話が鳴り、業務に支障がでているという。同院はホームページで、メールの内容を否定し、「当院と一切関係がございません」と説明している。
チェーンメールは姿かたちを変えて生き残るんですねぇ。
鉄腕DASHの時もありましたし、ペットショップがつぶれたので子犬の貰い手を捜しているというのもありました。
しかし今回のコレは極めて悪質。悪質極まりないです。流した本人の神経を疑いますね。
チェーンメールは人災みたいなものですけれど、オレオレ詐欺と同じところがあります。すなわち、騙されるほうも悪い、というところです。騙されさえしなければ何事も起こらない、まずこの大前提を認識してもらいたいです。物凄く多忙な大学病院に電話をする前に、そのメールを送ってきた暇な人に問い詰めるぐらいのアレでお願いしたいです。名づけて「不幸の手紙同好会」。ネタが分からない人は漫画ドラえもんの15巻をご購入下さい。
人の善意につけこんだ悪質なチェーンメールですが、冷静な対応をお願いしたいところです。100件以上もの人が電話で確認して、実際に提供する意思があるのでしたら、献血を定期的にしていただきたいです。
血液が不足しているという状況は、チェーンメールでなくとも存在します。日本全国、献血者の減少により不足しているのが現状です。誰にでも出来て確実に提供できる善意の塊、「献血」に、皆さんどうぞご協力をお願いします。
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