米疾病対策センター(CDC)は21日、昨年夏にスポーツの国際大会で訪米した日本人の少年が感染源となり、米国内で日本人1人を含む計6人がはしかを発症したと週報(電子版)に発表した。
国際大会では感染の危険が高まるとして、主催者が海外参加者に対し、はしかの予防注射の証明書を提示させることを検討すべきだとしている。はしかの予防注射が徹底している米国では、近年ほとんど発生が確認されておらず、米国の保健関係者は「日本ははしかを輸出している」とたびたび非難している。
CDCによると、昨年8月に米東部で開かれた大会に、日本から12歳の少年が参加。少年の兄弟は日本ではしかに似た症状を発症していたが、少年は米国滞在中にはしかを発症し、州政府への通報後、隔離された。
さすがに怒りましたね、アメリカも。
まぁ例えばアメリカから、超多剤耐性結核菌に感染している人が、日本に旅行にきたら、日本人もブチ切れますよね。
アメリカにはほとんど麻疹の感染がないわけですから、日本から来た麻疹兄弟は、超多剤耐性結核に匹敵するブレイクアウトだったことでしょう。
先進国の中で日本だけが、麻疹には異常に無頓着であるといわれています。他の国からすれば何故予防接種をすれば防げるものをほっとくのか、不思議を通り越して怒りを感じるでしょうね。国も本腰入れるべきですが、麻疹の予防接種なんて誰でも受けられるものですから、親が、ちゃんと子供に摂取すべきものです。
たまに、自然派だか何だか知りませんが、予防接種や薬その他の医学的治療法を受けさせないで子供を育てる思想の人がいます。そりゃ本人はいいでしょうけど、子供にそれを強要すべきではないとも思いますし、何よりその子供が感染源となって他の人に感染するかもしれないというリスクのことも、念頭においてもらいたいですね。
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子供の事を考えるがゆえに予防接種に不信感や危険を感じる親がいるのもたしかです。
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