ドイツのロベルト・コッホ財団は23日までに、同国最高の国際的医学賞である今年のロベルト・コッホ賞を、さまざまな組織に成長できる万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を開発した山中伸弥京都大教授ら、計3人に授与すると発表した。
共同受賞者は、いずれも幹細胞研究で成果を挙げた米スタンフォード大のアービング・ワイスマン教授と、ドイツのマックスプランク研究所のハンス・シェラー教授。授賞式は11月14日にベルリンで行われ、3人に賞金計10万ユーロ(約1600万円)が贈られる。
山中教授は、受精卵を材料にする胚性幹細胞(ES細胞)と同様の万能性を持つiPS細胞を、人の皮膚から作製することに成功。再生医療を大きく進展させる成果として世界的に注目された。
コッホ賞は2006年に河岡義裕東京大教授、04年に審良静男大阪大教授が選ばれるなど、日本人の受賞が近年増えている。
2年前のコッホ賞のときも取り上げましたが、2008年のコッホ賞も日本人がいただきました。
山中教授、これはもうノーベル賞も間違いなしなのでは?と期待してしまうほど、iPS細胞の登場は世界中に激震を与えましたからね。
しかもそのiPS細胞も、次々に進化しているという・・・今年はもう山中教授から目が離せません。
関連
医学処:東大医科学研究所の河岡教授がドイツ最高の医学賞を受賞