青と白ではどちらが有利か――柔道の国際大会で選手が着る柔道着について、青色の方が勝率が高いとの説を覆し、色の違いによる差はないとする分析結果を、英グラスゴー大の研究チームが英王立協会の紀要に発表した。
格闘技の着衣や防具の色をめぐっては、複数の別の研究チームが、アテネ五輪(04年)などの結果から、色による勝率の差を指摘していた。
例えば、柔道では白色より青色の方が勝率が高いとされ、青色と赤色に分かれて対戦するアマチュアレスリングやボクシングでは赤色が有利とする説があった。
詳しい理由は不明だが、青や赤は相手に威嚇的な印象を与えるという見方や、白はよく目立つために動きが読まれやすいといった理由などが考えられていた、という。
グラスゴー大のチームは、96〜05年に行われた柔道の世界選手権やオリンピックの試合のうち、シード選手が青色の柔道着を着るような慣例があり、勝率に偏りが生じかねない試合を除外。決勝戦のみ501試合を選んで分析した結果、青の勝率は50.7%で白とほぼ同じになることを示した。
陸上でも、トラックの色によって速さが違うと言われていますね。青が速いんでしたっけ。
陸上のような短時間の勝負や距離感などの左右する競技では、おそらく色という微細な情報でも影響してくるのではないでしょうか。
柔道は…シード選手が青を着るのならば青が勝ちやすいイメージが脳にすりこまれてもおかしくないような気もします。
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